JP3517706B2 - 水素添加されたニトリルゴムの改善された製造方法 - Google Patents

水素添加されたニトリルゴムの改善された製造方法

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JP3517706B2
JP3517706B2 JP23226493A JP23226493A JP3517706B2 JP 3517706 B2 JP3517706 B2 JP 3517706B2 JP 23226493 A JP23226493 A JP 23226493A JP 23226493 A JP23226493 A JP 23226493A JP 3517706 B2 JP3517706 B2 JP 3517706B2
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08CTREATMENT OR CHEMICAL MODIFICATION OF RUBBERS
    • C08C19/00Chemical modification of rubber
    • C08C19/02Hydrogenation

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の分野】本発明は水添されたニトリルゴムの改善
された製造方法に関する。 【0002】 【発明の背景】ニトリルゴムがC4〜C6共役ジオレフィ
ン及びC3〜C5不飽和ニトリルからなる重合体であるニ
トリルゴム中の炭素−炭素二重結合がかなりのC≡N結
合の水添なしに、選ばれた触媒の存在下での水素を用い
た重合体の処理により選択的に水添できることは十分公
知である─例えば、英国特許第1,558,491号;米
国特許第3,700,637号;同第4,384,081
号;同第4,464,515号;及び同第4,503,19
6号参照。ルテニウム触媒されたニトリルゴムの水添に
有用であるある添加剤の使用が米国特許第5,075,3
88号に記載されている。 【0003】ニトリルゴムの水添において、触媒の特
性、水添工程に用いる溶媒及び水添に用いる反応条件に
依存して、水添されたニトリルゴムの分子量が水添工程
中に増加することが見い出された。分子量増加は2つま
たはそれ以上の重合体分子間の相互作用によるものと考
えられる。分子量増加はルテニウム触媒のあるものを用
い、そして重合体分子間の相互作用が水添された重合体
がゲル化される(交叉結合される)か、または不溶性重
合体を含有するようにし得る場合に殊に顕著である。水
添された重合体の分子量が高すぎる場合に、分子量の少
々の増加は許され得るが、このことはこのものを製造製
品例えばホース、ガスケット、ベルト等に用いる購入者
には容認され難い。 【0004】従つて、本発明は水添工程における分子量
増加が最小であり、且つ制御されたニトリルタイプ重合
体の改善された水添方法に関する。 【0005】 【発明の要約】本発明は共役C4〜C6ジオレフィン及び
3〜C5不飽和ニトリルからなる重合体であるニトリル
ゴムを一般式 【0006】 【化2】 RuXY(CO)ZL2、またはRuDE(CO)Mn、 またはRuGJM3、またはRuK22 式中、Xはハロゲン原子またはカルボキシレート基から
選ばれ、Yはハロゲン原子、水素原子、フェニル基、カ
ルボキシレート基またはスチリル基から選ばれ、ZはC
O、ピリジン、ベンゾニトリルまたは配位子なしから選
ばれ、Lは一般式PR3のホスフィン配位子から選ば
れ、ここにRは脂環式またはアルキル基から選ばれ、n
は2または3であり、nが3である場合、Dはハロゲン
原子であり、且つEは水素原子であり、nが2である場
合、Dはハロゲン原子またはカルボキシレート基から選
ばれ、且つEはハロゲン原子、水素原子、フェニル基ま
たはカルボキシレート基から選ばれ、Mは式PA3のホ
スフィン配位子から選ばれ、ここにAはフェニル基、C
1〜C4アルキル基またはその混合物であり、Gはハロゲ
ン原子または水素原子から選ばれ、Jはハロゲン原子ま
たはカルボキシレート基から選ばれ、Kはカルボキシレ
ート基であり、そしてNはトリフェニルホスフィンであ
る、の化合物から選ばれる2価のルテニウム触媒の存在
下で水添することからなる水添されたニトリルゴムの改
善された製造方法において、該改善法が該ニトリルゴム
を水性乳化液中に与え、水相に混和性であり、且つまた
重合体及び触媒に対して溶媒である有機化合物を該水性
乳化液に加え、そして有機添加剤を水添が開始する前に
混合物に加え、その際に該添加剤を式R1−COOHの
モノカルボン酸、式HOOC−R1−COOHのジカル
ボン酸並びに酒石酸、クエン酸及びアスコルビン酸から
選び、ここにR1はQ−(CH2)m−から選ばれ、ここに
mは1〜6の整数であり、そしてQはヒドロキシ及びフ
ェノキシから選ばれるか、R1はT−C(CH3)2−、T
−CH2−(CH2)p−、T2CH−(CH2)p−、T3
−(CH2)p−、CH3−CHT−(CH2)p-1−、CH3
−(CH2)y−CHT−(CH2)p-1-y−、またはCH3
−(CH2)p-1−CHT−から選ばれ、ここにTはフツ
素または塩素であり、pは0または1〜5の整数であ
り、そしてyは1〜3の整数であるか、或いはR1は芳
香族基C64Yから選ばれ、ここにYは塩素及びヒドロ
キシから選ばれ、そしてR1はqが0または1〜5の整
数である−(CH2)q−、−CH=CH−及び(p)C6
4から選ばれ、触媒中のルテニウム0.01重量部当りの
該添加剤の量が約0.3〜約1.5である、水添されたニ
トリルゴムの改善された製造方法に関する。 【0007】本発明において水添されるニトリルゴムは
共役C4〜C6ジオレフィン及びC3〜C5不飽和ニトリル
からなる重合体である。共役C4〜C6ジオレフィンはブ
タジエン、イソプレン、ピペリレン及び2,3−ジメチ
ルブタジエンから選ばれ、ブタジエン及びイソプレンが
好ましく、そしてブタジエンが最も好ましい。共役ジオ
レフィンは重合体の約50〜約85重量%を形成する。
3〜C5不飽和ニトリルはアクリロニトリル、メタクリ
ロニトリル及びエタクリロニトリルから選ばれ、アクリ
ロニトリルが最も好ましく、そして重合体の約15〜約
50重量%を形成する。また重合体は少量、即ち約1〜
約10重量%の、共役ジオレフィンの部分を置換するフ
マール酸、マレイン酸、アクリル酸及びメタクリル酸か
ら選ばれる不飽和カルボン酸の重合体を含むことがで
き、そして共役ジオレフィンは重合体の約40〜約84
重量%を形成する。ニトリルゴムはムーニー(Moon
ey)粘度(100℃でML 1+4)により表わす際
に約25〜約70の分子量を有する。好適なニトリルゴ
ムは約25〜約45重量%のアクリロニトリル含有量を
有し、そして約25〜約60のムーニー粘度(100℃
でML 1+4)を有するブタジエン−アクリロニトリ
ル重合体である。 【0008】ニトリルゴムは通常単量体の水性エマルジ
ョン遊離基重合により製造され、重合の直接生成物はニ
トリルゴムの水性乳化液である。この乳化液は一般に約
15〜約45重量%のニトリルゴムを含む。かくて本発
明に用いるニトリルゴム水性乳化液は約15〜約45、
好ましくは約28〜約38重量%のニトリルゴムを含
み、残りは水、乳化剤及び重合に用いる少量の他の物質
である。 【0009】本発明に用いる有機化合物は水相に混和性
であり、そしてまた重合体及び触媒に対する溶媒である
ものである。適当なかかる化合物にはアセトン、メチル
エチルケトン、テトラヒドロフラン、メチルテトラヒド
ロフラン、シクロヘキサノンなどが含まれ;メチルエチ
ルケトン、アセトン及びテトラヒドロフランが好まし
い。ニトリルゴム乳化液に加えられるかかる化合物の量
は乳化液中のニトリルゴム1重量部当り約30〜約5、
好ましくは約15〜約7重量部である。 【0010】水素は本質的に純粋な乾燥ガスとして約2
5kg/cm2(約355psi)〜約100kg/c
2(1420psi)の圧力で与えられる。 【0011】水添反応は温度調節装置及び撹拌機を備え
た適当な反応容器中で行う。ニトリルゴム乳化液及び有
機化合物を反応容器に加え、有機添加剤を加え、いずれ
かの必要とされる脱気を行い、触媒を加え、続いて水素
で加圧するか、または容器を水素で加圧し、そして触媒
を加える。触媒は固体物質または適当な溶媒中の溶液と
して加え得る。添加の正確な順序は重要ではない。反応
器を所望の温度に加熱する。水添に対する温度は約80
〜約200℃、好ましくは約120〜約180℃であ
る。水素を水添中に反応器に加えることができ、そして
反応を約1〜約24時間以内に完了させるが、好適な触
媒を用いる場合、反応時間は一般に約2〜約8時間であ
る。水添の程度は反応時間、温度または水素圧力の1つ
またはそれ以上、好ましくは反応時間の制御により調節
し得る。反応の完了の際に、反応容器を排気し、そして
重合体を熱水/水蒸気またはアルコールと接触させ、続
いて乾燥することにより回収する。 【0012】本法に用いる2価のルテニウム触媒は一般
式 【0013】 【化3】 RuXY(CO)ZL2、またはRuDE(CO)Mn、 またはRuGJM3またはRuK22 の化合物から選ばれ、ここにXはハロゲン原子またはカ
ルボキシレートから選ばれ、好ましくはハロゲン原子で
あり、最も好ましくは塩素であり;Yはハロゲン原子、
水素原子、フェニル基、カルボキシレート基またはスチ
リル基から選ばれ、好ましくは塩素原子または水素原子
であり、最も好ましくは水素原子であり;ZはCO、ピ
リジン、ベンゾニトリルまたは配位子なしから選ばれ;
LはRが脂環式またはアルキル基から選ばれる一般式P
3のホスフィン配位子から選ばれる。R1に対しては、
好適な脂環式基はシクロヘキシル基であり、そしてアル
キル基は好ましくはイソプロピル及び第2級ブチル並び
に小さなアルキル基と一緒になる場合に第3級ブチルか
ら選ばれる。最も好ましくはRはシクロヘキシルであ
る。nは2または3であり、nが3である場合、Dはハ
ロゲン原子であり、且つEは水素原子であり、nが2で
ある場合、Dはハロゲン原子またはカルボキシレート基
から選ばれ、Eはハロゲン原子、水素原子、フェニル基
またはカルボキシレート基、好ましくはハロゲン原子ま
たは水素原子から選ばれ;MはAがフェニル基もしくは
1〜C4アルキル基またはその混合物である式PA3
ホスフィン配位子から選ばれ;Gはハロゲン原子または
水素原子から選ばれ;Jはハロゲン原子またはカルボキ
シレート基から選ばれ;Kはカルボキシレート基であ
り、そしてNはトリフェニルホスフィンである。 【0014】適当な2価のルテニウム触媒の特殊な例に
はカルボニルクロロヒドリドビス(トリシクロヘキシル
ホスフィン)ルテニウム(II)、カルボニルクロロス
チリルビス(トリシクロヘキシルホスフィン)ルテニウ
ム(II)、カルボニルクロロスチリルビス(トリ−イ
ソプロピルホスフィン)ルテニウム(II)、カルボニ
ルクロロヒドリドビス(トリ−イソプロピルホスフィ
ン)ルテニウム(II)、カルボニルクロロ安息香酸ビ
ス(トリフェニルホスフィン)ルテニウム(II)、カ
ルボニルクロロヒドリドトリス(トリフェニルホスフィ
ン)ルテニウム(II)及びジクロロトリス(トリフェ
ニルホスフィン)ルテニウム(II)が含まれる。これ
らの中で好適なものはカルボニルクロロヒドリドビス
(トリシクロヘキシルホスフィン)ルテニウム(II)
及びカルボニルクロロスチリルビス(トリシクロヘキシ
ルホスフィン)ルテニウム(II)である。 【0015】ルテニウム触媒の濃度は臨界的ではなく、
そして通常ニトリルゴムの約0.1〜約2重量%の範囲
内である。経済的理由により、ルテニウム触媒の濃度を
最小にすることが望ましく、従ってこのものは好ましく
はニトリルゴムの約0.1〜約0.25重量%の範囲内で
用いる。 【0016】本発明の改善された方法は水添中に式R1
−COOHのモノカルボン酸、式HOOC−R1−CO
OHのジカルボン酸並びに酒石酸、クエン酸及びアスコ
ルビン酸から選ばれる有機添加剤の存在を必要とし、こ
こにR1はQ−(CH2)m−から選ばれ、ここにmは1
〜6の整数であり、そしてQはヒドロキシ及びフェノキ
シから選ばれるか、R1はT−C(CH3)2−、T−CH2
−(CH2)p−、T2CH−(CH2)p−、T3C−(C
2)p−、CH3−CHT−(CH2)p-1−、CH3−(C
2)y−CHT−(CH2)p-1-y−、またはCH3−(C
2)p-1−CHT−から選ばれ、ここにTはフッ素また
は塩素であり、pは0または1〜5の整数であり、そし
てyは1〜3の整数であるか、或いはR1は芳香族基C6
4Yから選ばれ、ここにYは塩素及びヒドロキシから
選ばれ、そしてR1はqが0または1〜5の整数である
−(CH2)q−、−CH=CH−及び(p)C64から選
ばれる。かかる添加剤の量は触媒中のルテニウム0.0
1重量部当り約0.3〜約1.5重量部である。適当なか
かる添加剤には式R1−COOHの化合物に対してはク
ロロ酢酸、ヒドロキシ酢酸、フェノキシ酢酸、3−クロ
ロプロピオン酸、4−クロロ−酪酸、5−クロロ−吉草
酸及びクロロ安息香酸並びに式HOOC−R1−COO
Hの化合物に対してはシュウ酸、マロン酸、コハク酸、
アジピン酸、スベリン酸、フマール酸及び1,4−フタ
ル酸が含まれる。好適な有機添加剤にはハロゲン化され
た脂肪酸例えばクロロ酢酸、クロロプロピオン酸及びト
リクロロ酢酸、並びにアスコルビン酸が含まれる。添加
剤が水添反応に必要とされる濃度で存在する場合、達成
される水添の程度、反応の時間及び水添されたニトリル
ゴムの分子量(ムーニー粘度または固有粘度により測
定)は全て所望の範囲内にあるが、一方添加剤が存在し
ない場合、水添が生じないか、所望の程度に達しない
か、または長時間かかるか、或いは水添されたニトリル
ゴムがかなり増大された分子量を有するか、または交叉
結合されるかのいずれかであり得る。 【0017】分子量は100℃(100℃でのML 1
+4)または125℃(125℃でのML 1+4)で
測定されるムーニー粘度或いは35℃でモノクロロベン
ゼン中で測定される固有粘度として求め得る。 【0018】次の実施例は本発明の範囲を説明するもの
であり、そして本発明を限定するためのものではない。 【0019】 【実施例】実施例1 温調装置、撹拌機、触媒添加装置及びサンプリング装置
を備えた300ml入りガラスライニングステンレス鋼
製オートクレーブを用いた。ニトリルゴム乳化液(約3
8重量%のアクリロニトリル含有量を有するニトリルゴ
ム約33重量%を含む)7ml、メチルエチルケトン9
3ml(表1中の実験#1、#6及び#7に示すものを
除く)及び所定量の添加剤をオートクレーブに加えた。
秤量した量のカルボニルクロロスチリルビス(トリシク
ロヘキシル−ホスフィン)ルテニウム(II)を触媒添
加装置中に入れ、オートクレーブを封鎖し、次に組み立
てたオートクレーブを水素を通すことにより脱気した。
オートクレーブを反応温度に加熱し、水素で所望の圧力
に加圧し、そして触媒を反応混合物に移し、必要に応じ
て圧力を一定に保持するために反応を通して水素を加え
た。反応が完了した後、オートクレーブの圧力を解除
し、排気し、反応生成物を回収し、乾燥し、そして評価
し、その際のデータを表1に示す。表1において、触媒
濃度はニトリルゴムの重量をベースとするルテニウムの
量としてppmで示す。添加剤Aはクロロ酢酸であり、
添加剤Bはヒドロキシ酢酸であり、添加剤Cはフェノキ
シ酢酸であり、添加剤Dは4−クロロ−安息香酸であ
り、そして添加剤Gはトリクロロ酢酸である。実験#2
及び4の生成物の固有粘度は測定しなかった。実験#5
及び6は添加剤Eが酢酸であり、そして添加剤Fが4−
ニトロ安息香酸である比較例である。水添の程度は赤外
分光法により測定し、そして固有粘度はウベローデ(U
bbelohde)粘度計を用いてクロロベンゼン中に
て35℃で測定した。Add/0.01g Ruとして示
す添加剤比は触媒中のルテニウム0.01g当りの添加
剤の重量比である。添加剤の効果は明らかであり、そし
て比較実験#5及び6に対し、反応生成物は交叉結合さ
れ、一方他の生成物は可溶性であった。 【0020】 【表1】【0021】実施例2 2つの他のルテニウム触媒を用い、添加剤としてアスコ
ルビン酸を用いたデータを表2に示す。触媒Iはジクロ
ロビス(トリフェニルホスフィン)ルテニウム(II)
であり、そして触媒IIはカルボニルクロロヒドリドビ
ス(トリシクロヘキシルホスフィン)ルテニウム(I
I)であった。実験#1及び3は対照であり、添加剤は
存在させず、そして実験#1に対しては反応生成物は交
叉結合されず、一方実験#3に対しては水添は生じなか
った。 【0022】実施例3 表3は触媒としてカルボニルクロロスチリルビス(トリ
シクロヘキシルホスフィン)ルテニウム(II)を用い
た種々のクロロ−カルボン酸の評価に対するデータを示
す。添加剤Aはクロロ酢酸であり、添加剤Nは3−クロ
ロ−プロピオン酸であり、添加剤Pは4−クロロ−酪酸
であり、そして添加剤Qは5−クロロ−吉草酸である。
これらの添加剤の効果は明らかに示されている。 【0023】 【表2】 【0024】 【表3】【0025】実施例4 表4において、水添触媒としてカルボニルクロロスチリ
ルビス(トリシクロヘキシルホスフィン)ルテニウム
(II)を用いた場合のアスコルビン酸である添加剤M
及びクエン酸である添加剤Rの使用に対するデータを示
す。 【0026】 【表4】 【0027】実施例5 実施例1の方法及び触媒としてカルボニルクロロスチリ
ルビス(トリシクロヘキシルホスフィン)ルテニウム
(II)を用い、表5に示すとおり種々のジカルボン酸
を評価した。添加剤Sはシュウ酸であり、添加剤Tはコ
ハク酸であり、添加剤Uはアジピン酸であり、添加剤V
はスベリン酸であり、添加剤Wはセバシン酸であり、且
つ比較添加剤として含め、添加剤Xはフマール酸であ
り、そして添加剤Yは1,4−フタル酸である。添加剤
が存在しない場合、1時間の反応中に水添は生じなかっ
た。実験#2及び7に対し、水添反応の最後の0.5時
間に温度は180℃に上昇した。 【0028】 【表5】【0029】本発明の主なる特徴及び態様は以下のとお
りである。 【0030】1.共役C4〜C6ジオレフィン及びC3
5不飽和ニトリルからなる重合体であるニトリルゴム
を一般式 【0031】 【化4】 RuXY(CO)ZL2、またはRuDE(CO)Mn、 またはRuGJM3、またはRuK22 式中、Xはハロゲン原子またはカルボキシレート基から
選ばれ、Yはハロゲン原子、水素原子、フェニル基、カ
ルボキシレート基またはスチリル基から選ばれ、ZはC
O、ピリジン、ベンゾニトリルまたは配位子なしから選
ばれ、Lは一般式PR3のホスフィン配位子から選ば
れ、ここにRは脂環式またはアルキル基から選ばれ、n
は2または3であり、nが3である場合、Dはハロゲン
原子であり、且つEは水素原子であり、nが2である場
合、Dはハロゲン原子またはカルボキシレート基から選
ばれ、且つEはハロゲン原子、水素原子、フェニル基ま
たはカルボキシレート基から選ばれ、Mは式PA3のホ
スフィン配位子から選ばれ、ここにAはフェニル基、C
1〜C4アルキル基またはその混合物であり、Gはハロゲ
ン原子または水素原子から選ばれ、Jはハロゲン原子ま
たはカルボキシレート基から選ばれ、Kはカルボキシレ
ート基であり、そしてNはトリフェニルホスフィンであ
る、の化合物から選ばれる2価のルテニウム触媒の存在
下で水添することからなる水添されたニトリルゴムの改
善された製造方法において、該改善法が該ニトリルゴム
を水性乳化液中に与え、水相に混和性であり、且つまた
重合体及び触媒に対して溶媒である有機化合物を該水性
乳化液に加え、そして有機添加剤を水添が開始する前に
混合物に加え、その際に該添加剤を式R1−COOHの
モノカルボン酸、式HOOC−R1−COOHのジカル
ボン酸並びに酒石酸、クエン酸及びアスコルビン酸から
選び、ここにR1はQ−(CH2)m−から選ばれ、ここに
mは1〜6の整数であり、そしてQはヒドロキシ及びフ
ェノキシから選ばれるか、R1はT−C(CH3)2−、T
−CH2−(CH2)p−、T2CH−(CH2)p−、T3
−(CH2)p−、CH3−CHT−(CH2)p-1−、CH3
−(CH2)y−CHT−(CH2)p-1-y−、またはCH3
−(CH2)p-1−CHT−から選ばれ、ここにTはフッ
素または塩素であり、pは0または1〜5の整数であ
り、そしてyは1〜3の整数であるか、或いはR1は芳
香族基C64Yから選ばれ、ここにYは塩素及びヒドロ
キシから選ばれ、そしてR1はqが0または1〜5の整
数である−(CH2)q−、−CH=CH−及び(p)C6
4から選ばれ、触媒中のルテニウム0.01重量部当りの
該添加剤の量が約0.3〜約1.5である、水添されたニ
トリルゴムの改善された製造方法。 【0032】2.有機添加剤がクロロ酢酸、ヒドロキシ
酢酸、フェノキシ酢酸、3−クロロ−プロピオン酸、4
−クロロ−酪酸、5−クロロ−吉草酸及びクロロ安息香
酸から選ばれるモノカルボン酸である、上記1に記載の
方法。 【0033】3.有機添加剤がシュウ酸、マロン酸、コ
ハク酸、アジピン酸、フマール酸及び1,4−フタル酸
から選ばれるジカルボン酸である、上記1に記載の方
法。 【0034】4.有機添加剤がクロロ酢酸である、上記
1に記載の方法。 【0035】5.有機添加剤がアスコルビン酸及びクエ
ン酸から選ばれる、上記1に記載の方法。 【0036】6.有機化合物がアセトン、メチルエチル
ケトン及びテトラヒドロフランから選ばれる、上記1に
記載の方法。 【0037】7.水性ニトリルゴム乳化液がC4〜C6
役ジオレフィン約50〜約85重量%及びC3〜C5不飽
和ニトリル約15〜約50重量%からなるニトリルゴム
約15〜約45重量%を含み、そして有機化合物の量が
乳化液中のニトリルゴム1重量部当り約30〜約5重量
部である、上記1に記載の方法。 【0038】8.水添反応が約80〜約200℃の温度
で約1〜約24時間の期間であり、そしてルテニウム触
媒の濃度がニトリルゴムの重量の約0.1〜約2重量%
である、上記1に記載の方法。 【0039】9.水性ニトリルゴム乳化液がブタジエン
約75〜約55重量%及びアクリロニトリル約25〜約
45重量%からなるニトリルゴム約28〜約38重量%
を含み、有機化合物がニトリルゴム1重量部当り約15
〜約7重量部で存在するメチルエチルケトン及びテトラ
ヒドロフランから選ばれ、そして有機添加剤がクロロ酢
酸、3−クロロプロピオン酸及びアスコルビン酸から選
ばれる、上記1に記載の方法。 【0040】10.ルテニウム触媒がカルボニルクロロ
ヒドリドビス(トリシクロヘキシルホスフィン)ルテニ
ウム(II)、カルボニルクロロスチリルビス(トリシ
クロヘキシルホスフィン)ルテニウム(II)、カルボ
ニルクロロスチリルビス(トリ−イソプロピルホスフィ
ン)ルテニウム(II)、カルボニルクロロヒドリドビ
ス(トリ−イソプロピルホスフィン)ルテニウム(I
I)、カルボニルクロロ安息香酸ビス(トリフェニルホ
スフィン)ルテニウム(II)、カルボニルクロロヒド
リドトリス(トリフェニルホスフィン)ルテニウム(I
I)及びジクロロトリス(トリフェニルホスフィン)ル
テニウム(II)よりなる群から選ばれる、上記9に記
載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−39307(JP,A) 特開 平1−113407(JP,A) 特開 昭64−45404(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 8/00 - 8/50

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 共役C4〜C6ジオレフィン及びC3〜C5
    不飽和ニトリルからなる重合体であるニトリルゴムを一
    般式 【化1】 RuXY(CO)ZL2、またはRuDE(CO)Mn、 またはRuGJM3、またはRuK22 式中、Xはハロゲン原子またはカルボキシレート基から
    選ばれ、Yはハロゲン原子、水素原子、フェニル基、カ
    ルボキシレート基またはスチリル基から選ばれ、ZはC
    O、ピリジン、ベンゾニトリルまたは配位子なしから選
    ばれ、Lは一般式PR3のホスフィン配位子から選ば
    れ、ここにRは脂環式またはアルキル基から選ばれ、n
    は2または3であり、nが3である場合、Dはハロゲン
    原子であり、且つEは水素原子であり、nが2である場
    合、Dはハロゲン原子またはカルボキシレート基から選
    ばれ、且つEはハロゲン原子、水素原子、フェニル基ま
    たはカルボキシレート基から選ばれ、Mは式PA3のホ
    スフィン配位子から選ばれ、ここにAはフェニル基、C
    1〜C4アルキル基またはその混合物であり、Gはハロゲ
    ン原子または水素原子から選ばれ、Jはハロゲン原子ま
    たはカルボキシレート基から選ばれ、Kはカルボキシレ
    ート基であり、そしてNはトリフェニルホスフィンであ
    る、の化合物から選ばれる2価のルテニウム触媒の存在
    下で水添することからなる水添されたニトリルゴムの改
    善された製造方法において、該改善法が該ニトリルゴム
    を水性乳化液中に与え、水相に混和性であり、且つまた
    重合体及び触媒に対して溶媒である有機化合物を該水性
    乳化液に加え、そして有機添加剤を水添が開始する前に
    混合物に加え、その際に該添加剤を式R1−COOHの
    モノカルボン酸、式HOOC−R1−COOHのジカル
    ボン酸並びに酒石酸、クエン酸及びアスコルビン酸から
    選び、ここにR1はQ−(CH2)m−から選ばれ、ここに
    mは1〜6の整数であり、そしてQはヒドロキシ及びフ
    エノキシから選ばれるか、R1はT−C(CH3)2−、T
    −CH2−(CH2)p−、T2CH−(CH2)p−、T3
    −(CH2)p−、CH3−CHT−(CH2)p-1−、CH3
    −(CH2)y−CHT−(CH2)p-1-y−、またはCH3
    −(CH2)p-1−CHT−から選ばれ、ここにTはフツ
    素または塩素であり、pは0または1〜5の整数であ
    り、そしてyは1〜3の整数であるか、或いはR1は芳
    香族基C64Yから選ばれ、ここにYは塩素及びヒドロ
    キシから選ばれ、そしてR1はqが0または1〜5の整
    数である−(CH2)q−、−CH=CH−及び(p)C6
    4から選ばれ、触媒中のルテニウム0.01重量部当りの
    該添加剤の量が約0.3〜約1.5である、水添されたニ
    トリルゴムの改善された製造方法。
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