JP3368544B2 - 水素添加されたニトリルゴムの改善された製造方法 - Google Patents

水素添加されたニトリルゴムの改善された製造方法

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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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    • C08F8/00Chemical modification by after-treatment
    • C08F8/04Reduction, e.g. hydrogenation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08CTREATMENT OR CHEMICAL MODIFICATION OF RUBBERS
    • C08C19/00Chemical modification of rubber
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の分野】本発明は水添されたニトリルゴムの改善
された製造方法に関する。 【0002】 【発明の背景】ニトリルゴムがC4〜C6共役ジオレフィ
ン及びC3〜C5不飽和ニトリルからなる重合体であるニ
トリルゴム中の炭素−炭素二重結合がかなりのC≡N結
合の水添なしに、選ばれた触媒の存在下での水素を用い
た重合体の処理により選択的に水添できることは十分公
知である─例えば、英国特許第1,558,491号;米
国特許第3,700,637号;同第4,384,081
号;同第4,464,515号;及び同第4,503,19
6号参照。ルテニウム触媒されたニトリルゴムの水添に
有用であるある添加剤の使用が米国特許第5,075,3
88号に記載されている。 【0003】ニトリルゴムの水添において、触媒の特
性、水添工程に用いる溶媒及び水添に用いる反応条件に
依存して、水添されたニトリルゴムの分子量が水添工程
中に増加することが見い出された。分子量増加は2つま
たはそれ以上の重合体分子間の相互作用によるものと考
えられる。分子量増加はルテニウム触媒のあるものを用
い、そして重合体分子間の相互作用が水添された重合体
がゲル化される(交叉結合される)か、または不溶性重
合体を含有するようにし得る場合に殊に顕著である。水
添された重合体の分子量が高すぎる場合に、分子量の少
々の増加は許され得るが、このことはこのものを製造製
品例えばホース、ガスケット、ベルト等に用いる購入者
には容認され難い。 【0004】従つて、本発明は水添工程における分子量
増加が最小であり、且つ制御されたニトリルタイプ重合
体の改善された水添方法に関する。 【0005】 【発明の要約】本発明は共役C4〜C6ジオレフィン及び
3〜C5不飽和ニトリルからなる重合体であるニトリル
ゴムを有機溶媒中の溶液中にて一般式 【0006】 【化2】RuXY(CO)ZL2 式中、Xはハロゲン原子またはカルボキシレート基から
選ばれ、Yはハロゲン原子、水素原子、フェニル基、カ
ルボキシレート基またはスチリル基から選ばれ、ZはC
O、ピリジン、ベンゾニトリルまたは配位子なしから選
ばれ、そしてLは一般式PR3のホスフィン配位子から
選ばれ、ここにRは脂環式またはアルキル基から選ばれ
る、の化合物から選ばれる2価のルテニウム触媒の存在
下で水添することからなる水添されたニトリルゴムの改
善された製造方法において、該改善法が水添を水及び無
機添加剤の存在下で行い、その際に水の量が該溶媒をベ
ースとして約0.3〜約1.5重量%であり、そして該無
機添加剤が触媒中のルテニウム0.01重量部当り約0.
4〜約1.5重量部の濃度の硫酸鉄(II)、硫酸アン
モニウム、硫酸鉄(II)アンモニウム及び硫酸コバル
トよりなる群、触媒中のルテニウム0.01重量部当り
約0.04〜約0.2重量部の濃度の硫酸及びリン酸より
なる群並びに触媒中のルテニウム0.01重量部当り約
0.005〜約0.1重量部の濃度の塩酸から選ばれるこ
とからなる、水添されたニトリルゴムの改善された製造
方法に関する。 【0007】本発明において水添されるニトリルゴムは
共役C4〜C6ジオレフィン及びC3〜C5不飽和ニトリル
からなる重合体である。共役C4〜C6ジオレフィンはブ
タジエン、イソプレン、ピペリレン及び2,3−ジメチ
ルブタジエンから選ばれ、ブタジエン及びイソプレンが
好ましく、そしてブタジエンが最も好ましい。共役ジオ
レフィンは重合体の約50〜約85重量%を形成する。
3〜C5不飽和ニトリルはアクリロニトリル、メタクリ
ロニトリル及びエタクリロニトリルから選ばれ、アクリ
ロニトリルが最も好ましく、そして重合体の約15〜約
50重量%を形成する。また重合体は少量、即ち約1〜
約10重量%の、共役ジオレフィンの部分を置換するフ
マール酸、マレイン酸、アクリル酸及びメタクリル酸か
ら選ばれる不飽和カルボン酸の重合体を含むことがで
き、そして共役ジオレフィンは重合体の約40〜約84
重量%を形成する。ニトリルゴムはムーニー(Moon
ey)粘度(100℃でML 1+4)により表わす際
に約25〜約70の分子量を有する。好適なニトリルゴ
ムは約25〜約45重量%のアクリロニトリル含有量を
有し、そして約25〜約60のムーニー粘度(100℃
でML 1+4)を有するブタジエン−アクリロニトリ
ル重合体である。ニトリルゴムは通常単量体の水性エマ
ルジヨン遊離基重合により製造され、そして十分公知の
方法により乾燥生成物として回収される。 【0008】重合体を溶解するために用いる有機溶媒は
水相と混和する必要がないが、重合体及び触媒に対する
溶媒であるものである。適当なかかる溶媒はクロロベン
ゼン、トルエン、キシレン及びテトラヒドロフランを含
み、クロロベンゼン及びテトラヒドロフランが好まし
い。該溶媒に溶解される重合体の量は溶液中に約3〜約
18、好ましくは約8〜約15重量%の重合体を含む溶
液を与えるものである。水素は本質的に純粋な乾燥ガス
として約18kg/cm2(約250psi)〜約10
0kg/cm2(1420psi)、好ましくは約40
kg/cm2〜約85kg/cm2の圧力で与えられる。 【0009】水添反応は温度調節装置及び撹拌機を備え
た適当な反応容器中で行う。ニトリルゴム乳化液及び有
機化合物を反応容器に加え、有機添加剤を加え、いずれ
かの必要とされる脱気を行い、触媒を加え、続いて水素
で加圧するか、または容器を水素で加圧し、そして触媒
を加える。触媒は固体物質または適当な溶媒中の溶液と
して加え得る。添加の正確な順序は重要ではない。反応
器を所望の温度に加熱する。水添に対する温度は約80
〜約200℃、好ましくは約120〜約180℃であ
る。水素を水添中に反応器に加えることができ、そして
反応を約1〜約24時間以内に完了させるが、好適な触
媒を用いる場合、反応時間は一般に約2〜約8時間であ
る。水添の程度は反応時間、温度または水素圧力の1つ
またはそれ以上、好ましくは反応時間の制御により調節
し得る。反応の完了の際に、反応容器を排気し、そして
重合体を熱水/水蒸気またはアルコールと接触させ、続
いて乾燥することにより回収する。 【0010】本法に用いる2価のルテニウム触媒は一般
式RuXY(CO)ZL2の化合物から選ばれ、ここにX
はハロゲン原子またはカルボキシレート基から選ばれ、
好ましくはハロゲン原子であり、そして最も好ましくは
塩素であり;Yはハロゲン原子、水素原子、フェニル
基、カルボキシレート基またはスチリル基から選ばれ、
好ましくは塩素原子、水素原子またはスチリル基であ
り、そして最も好ましくは水素原子またはスチリル基で
あり;ZはCO、ピリジン、ベンゾニトリルまたは配位
子なしから選ばれ、好ましくは配位子なしであり;Lは
Rが脂環式またはアルキル基から選ばれる一般式PR3
のホスフィン配位子から選ばれる。好適な脂環式基はシ
クロヘキシルである。アルキル基は好ましくはイソプロ
ピル及び第2級ブチル並びに小さいアルキル基と一緒に
なる場合は第3級ブチルから選ばれる。好ましくはRは
シクロヘキシルである。 【0011】適当な2価のルテニウム触媒の特殊な例に
はカルボニルクロロヒドリドビス(トリシクロヘキシル
ホスフィン)ルテニウム(II)、カルボニルクロロス
チリルビス(トリシクロヘキシルホスフィン)ルテニウ
ム(II)、カルボニルクロロスチリルビス(トリ−イ
ソプロピルホスフィン)ルテニウム(II)及びカルボ
ニルクロロヒドリドビス(トリ−イソプロピルホスフィ
ン)ルテニウム(II)が含まれる。 【0012】ルテニウム触媒の濃度は臨界的ではなく、
そして通常ニトリルゴムの約0.015〜約2重量%の
範囲内である。経済的理由のため、ルテニウム触媒の濃
度を最小にすることが望ましく、従ってこのものは好ま
しくはニトリルゴムの約0.015〜約0.15重量%の
範囲内で用いる。 【0013】本発明の改善された方法は水添中に水及び
無機添加剤の両方の存在が必要である。水単独でも反応
に影響するであろうが、水及び無機添加剤の両方が存在
する場合により望ましい効果が達成される。加える水の
量は溶媒をベースとして約0.3〜約1.5、好ましくは
約0.5〜約1.3重量%である。無機添加剤は硫酸鉄
(II)、硫酸アンモニウム、硫酸鉄(II)アンモニ
ウム、硫酸コバルト、硫酸、リン酸及び塩酸から選ばれ
る。かかる添加剤の量は添加剤の特性で変わる。硫酸鉄
(II)、硫酸アンモニウム、硫酸鉄(II)アンモニ
ウム及び硫酸コバルトに対し、添加剤の量は触媒中のル
テニウム0.01重量部当り約0.4〜約1.5重量部で
ある。硫酸及びリン酸に対し、添加剤の量は触媒中のル
テニウム0.01重量部当り約0.04〜約0.2、好ま
しくは約0.05〜約0.1重量部であり、そして塩酸に
対し、量は触媒中のルテニウム0.01重量部当り約0.
005〜約0.1、好ましくは約0.005〜約0.05
重量部である。添加剤が水添反応に必要とされる濃度で
存在する場合、水添されたニトリルゴムの分子量(ムー
ニー粘度または固有粘度により測定)は所望の範囲内で
あるが、添加剤が存在しない場合、水添されたニトリル
ゴムはかなり増大された分子量を有するか、または交叉
結合される。好適な添加剤は硫酸鉄(II)、硫酸コバ
ルト及び硫酸鉄(II)アンモニウムを含む。分子量は
100℃で測定されるムーニー粘度(100℃でML
1+4)としてか、または35℃でモノクロロベンゼン
中で測定される固有粘度として求め得る。 【0014】次の実施例は本発明の範囲を説明するもの
であり、そして本発明を限定するためのものではない。 【0015】 【実施例】実施例1 ガラスライナーを備え、そして撹拌機、温調装置、触媒
添加装置及びサンプリング装置を有する300ml入り
ステンレス鋼製オートクレーブ中で水添を行った。アク
リロニトリル約38重量%を含み、そして約50のムー
ニー粘度(100℃でML 1+4)を有するブタジエ
ン−アクリロニトリル重合体であるニトリルゴムをクロ
ロベンゼン90mlに溶解し、12%溶液を生成させ
た。無機添加剤を水1mlに溶解し、そしてかくて生じ
た溶液をオートクレーブ中のニトリルゴム溶液に加え
た。触媒はカルボニルクロロヒドリドビス(トリシクロ
ヘキシルホスフィン)ルテニウム(II)であり、触媒
添加装置中に置き、そしてニトリルゴムをベースとして
0.05重量%の触媒の濃度で用いた。水素圧力は12
00psiであり、そして水添温度は145℃であっ
た。全ての成分をオートクレーブに加えた後、このもの
を封鎖し、そして混合物を水素を短時間通すことにより
脱気した。水素をオートクレーブ中に残し、次に水素圧
力が1200psiに上昇した場合に反応温度に加熱
し、そして触媒を反応混合物に移した。圧力を一定に保
持するために必要に応じて水素を反応中に加えた。詳細
は表1に与えられ、ここに添加剤Aは硫酸アンモニウム
であり、添加剤Bは硫酸鉄(II)であり、そして添加
剤Cは硫酸コバルトである。反応生成物のために、水添
(表中水素%)をIR分光法により測定し、そして固有
粘度(表中固有粘度)をクロロベンゼンを用いて35℃
でウベローデ(Ubbelohde)粘度計中で測定し
た。また表1において、添加剤比は触媒中のルテニウム
0.01g当りの添加剤の重量を意味する。 【0016】実施例2 ニトリルゴムを9.3%溶液として用い、そして水素圧
力が800psiである以外は実施例1の方法及び条件
を用い、更に添加剤を表2に示すように評価した。表2
において、添加剤Dは硫酸鉄(II)アンモニウムであ
る。 【0017】実施例3 実施例1に記載の方法を用い、塩酸、硫酸及びリン酸を
添加剤として評価した。添加剤Eは塩酸であり、添加剤
Fは硫酸であり、そして添加剤Gはリン酸である。表3
はこれらの添加剤に対する濃度範囲が臨界的であること
が明らかであるデータを与え、硫酸に対しては、0.5
1の添加剤比はゲル化された生成物を生じさせ、そして
0.026は固有粘度の低下を示さない生成物を生じさ
せた。 【0018】実施例4 実施例1の方法に従い、添加剤として硫酸を用いて2つ
の他のルテニウム触媒を用いた。表4において、触媒A
はカルボニルクロロスチリルビス(トリシクロヘキシル
ホスフィン)ルテニウム(II)であり、そして触媒B
はカルボニルクロロスチリルビス(トリ−イソプロピル
−ホスフィン)ルテニウム(II)である。 【0019】 【表1】 【0020】 【表2】 【0021】 【表3】【0022】 【表4】 【0023】本発明の主なる特徴及び態様は以下のとお
りである。 【0024】1.共役C4〜C6ジオレフィン及びC3
5不飽和ニトリルからなる重合体であるニトリルゴム
を有機溶媒中の溶液中にて一般式 【0025】 【化3】RuXY(CO)ZL2 式中、Xはハロゲン原子またはカルボキシレート基から
選ばれ、Yはハロゲン原子、水素原子、フェニル基、カ
ルボキシレート基またはスチリル基から選ばれ、ZはC
O、ピリジン、ベンゾニトリルまたは配位子なしから選
ばれ、そしてLは一般式PR3のホスフィン配位子から
選ばれ、ここにRは脂環式またはアルキル基から選ばれ
る、の化合物から選ばれる2価のルテニウム触媒の存在
下で水添することからなる水添されたニトリルゴムの改
善された製造方法において、該改善法が水添を水及び無
機添加剤の存在下で行い、その際に水の量が該溶媒をベ
ースとして約0.3〜約1.5重量%であり、そして該無
機添加剤が触媒中のルテニウム0.01重量部当り約0.
4〜約1.5重量部の濃度の硫酸鉄(II)、硫酸アン
モニウム、硫酸鉄(II)アンモニウム及び硫酸コバル
トよりなる群、触媒中のルテニウム0.01重量部当り
約0.04〜約0.2重量部の濃度の硫酸及びリン酸より
なる群並びに触媒中のルテニウム0.01重量部当り約
0.005〜約0.1重量部の濃度の塩酸から選ばれるこ
とからなる、水添されたニトリルゴムの改善された製造
方法。 【0026】2.ニトリルゴムがアクリロニトリル約1
5〜約50重量%を含むブタジエン及びアクリロニトリ
ルの重合体であり、ルテニウム触媒の濃度がニトリルゴ
ムの約0.015〜約2重量%であり、そして水添温度
が約80〜約200℃である、上記1に記載の方法。 【0027】3.有機溶媒をクロロベンゼン、トルエ
ン、キシレン、ジクロロベンゼン及びテトラヒドロフラ
ンから選び、そして溶媒中の重合体の濃度が約3〜約1
8重量%である、上記2に記載の方法。 【0028】4.触媒をニトリルゴムの約0.015〜
約0.15重量%の濃度で存在するカルボニルクロロヒ
ドリドビス(トリシクロヘキシルホスフィン)ルテニウ
ム(II)、カルボニルクロロスチリルビス(トリシク
ロヘキシルホスフィン)ルテニウム(II)、カルボニ
ルクロロスチリルビス(トリ−イソプロピルホスフィ
ン)ルテニウム(II)及びカルボニルクロロヒドリド
ビス(トリ−イソプロピルホスフィン)ルテニウム(I
I)から選ぶ、上記1に記載の方法。 【0029】5.無機添加剤を硫酸鉄(II)、硫酸コ
バルト及び硫酸鉄(II)アンモニウムから選ぶ、上記
1に記載の方法。 【0030】6.無機添加剤を硫酸鉄(II)、硫酸コ
バルト及び硫酸鉄(II)アンモニウムから選ぶ、上記
4に記載の方法。 【0031】7.水素圧力が約18〜約100kg/c
2である、上記1に記載の方法。 【0032】8.ニトリルゴムがアクリロニトリル約2
5〜約45重量%を含み、有機溶媒がクロロベンゼンで
あり、触媒をニトリルゴムの約0.015〜約0.15重
量%の濃度のカルボニルクロロヒドリドビス(トリクロ
ロヘキシルホスフィン)ルテニウム(II)及びカルボ
ニルクロロスチリルビス(トリシクロヘキシルホスフィ
ン)ルテニウム(II)から選び、水素圧力が約40〜
約85kg/cm2であり、水添温度が約120〜約1
80℃であり、そして無機添加剤を硫酸鉄(II)、硫
酸コバルト及び硫酸鉄(II)アンモニウムから選ぶ、
上記1に記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 キシアング−ヤオ・グオ カナダ・エヌ2エル 3イー5・オンタ リオ・ウオータールー・ユニバーシテイ アベニユーウエスト163 (56)参考文献 特開 平5−39307(JP,A) 特開 平1−113407(JP,A) 特開 昭64−45404(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08C 19/02 C08F 8/04

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 共役C4〜C6ジオレフィン及びC3〜C5
    不飽和ニトリルからなる重合体であるニトリルゴムを有
    機溶媒中の溶液中にて一般式 【化1】RuXY(CO)ZL2 式中、Xはハロゲン原子またはカルボキシレート基から
    選ばれ、Yはハロゲン原子、水素原子、フェニル基、カ
    ルボキシレート基またはスチリル基から選ばれ、ZはC
    O、ピリジン、ベンゾニトリルまたは配位子なしから選
    ばれ、そしてLは一般式PR3のホスフィン配位子から
    選ばれ、ここにRは脂環式またはアルキル基から選ばれ
    る、の化合物から選ばれる2価のルテニウム触媒の存在
    下で水添することからなる水添されたニトリルゴムの改
    善された製造方法において、該改善法が水添を水及び無
    機添加剤の存在下で行い、その際に水の量が該溶媒をベ
    ースとして約0.3〜約1.5重量%であり、そして該無
    機添加剤が触媒中のルテニウム0.01重量部当り約0.
    4〜約1.5重量部の濃度の硫酸鉄(II)、硫酸アン
    モニウム、硫酸鉄(II)アンモニウム及び硫酸コバル
    トよりなる群、触媒中のルテニウム0.01重量部当り
    約0.04〜約0.2重量部の濃度の硫酸及びリン酸より
    なる群並びに触媒中のルテニウム0.01重量部当り約
    0.005〜約0.1重量部の濃度の塩酸から選ばれるこ
    とからなる、水添されたニトリルゴムの改善された製造
    方法。
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