JP3517003B2 - 白ピーク制御回路 - Google Patents
白ピーク制御回路Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン受像機な
どの輝度信号処理系において受像管に映し出される映像
の白つぶれやブルーミングを抑えるべく白ピークの制限
を図ることを目的とした白ピーク制御回路に関する。
どの輝度信号処理系において受像管に映し出される映像
の白つぶれやブルーミングを抑えるべく白ピークの制限
を図ることを目的とした白ピーク制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビジョン受像機では、輝度信
号処理系においてコントラスト調整及び明るさ調整の後
に、受像管に映し出される映像の白つぶれやブルーミン
グ(輝度を上げると画像のぼける現象)を防ぐため、白
側の信号ピークを抑えるリミッタ回路が設けられてい
る。
号処理系においてコントラスト調整及び明るさ調整の後
に、受像管に映し出される映像の白つぶれやブルーミン
グ(輝度を上げると画像のぼける現象)を防ぐため、白
側の信号ピークを抑えるリミッタ回路が設けられてい
る。
【0003】図3は、従来の白ピーク制御回路を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【0004】図3において、入力端子1には輝度信号が
入力されており、該輝度信号はその信号の振幅がコント
ラスト調整回路2にて調整され、さらに明るさ調整回路
3にて信号のレベルが調整された後、この明るさ調整さ
れた信号は、白ピーク・リミッタ回路5に供給され、輝
度信号の白ピークが予め設定した値を越えないように制
限されて出力端子7から後段の回路へ出力される構成と
なっている。
入力されており、該輝度信号はその信号の振幅がコント
ラスト調整回路2にて調整され、さらに明るさ調整回路
3にて信号のレベルが調整された後、この明るさ調整さ
れた信号は、白ピーク・リミッタ回路5に供給され、輝
度信号の白ピークが予め設定した値を越えないように制
限されて出力端子7から後段の回路へ出力される構成と
なっている。
【0005】明るさ調整回路3の明るさ調整は、明るさ
制御手段4から出力される調整可能なブライト制御電圧
にて行われる。また、白ピーク・リミッタ回路5による
白ピーク制限は、電圧入力端子6に白ピーク制限レベル
を決める固定の制限電圧を与えることによって行われ
る。
制御手段4から出力される調整可能なブライト制御電圧
にて行われる。また、白ピーク・リミッタ回路5による
白ピーク制限は、電圧入力端子6に白ピーク制限レベル
を決める固定の制限電圧を与えることによって行われ
る。
【0006】ところが、上記の回路では、白ピーク制限
レベル(直流電圧)が固定のため、テレビジョン受像機
出荷時に行われる明るさ調整や、出荷後のユーザーなど
による明るさ調整によって、信号レベルが変化し、これ
により実際に受像管に映し出される白ピークの制限レベ
ルが変わってしまうという問題があった。
レベル(直流電圧)が固定のため、テレビジョン受像機
出荷時に行われる明るさ調整や、出荷後のユーザーなど
による明るさ調整によって、信号レベルが変化し、これ
により実際に受像管に映し出される白ピークの制限レベ
ルが変わってしまうという問題があった。
【0007】このような明るさ調整を行った場合の問題
点を、図4(A) 〜(C) を参照して説明する。
点を、図4(A) 〜(C) を参照して説明する。
【0008】図4(A) は、ブライトがセンターにある時
の状態を示しており、この状態では黒レベルから白ピー
ク制限レベルまでの振幅aが理想的であり、白つぶれも
ブルーミングも起こさない。
の状態を示しており、この状態では黒レベルから白ピー
ク制限レベルまでの振幅aが理想的であり、白つぶれも
ブルーミングも起こさない。
【0009】図4(B) は、図4(A) の状態からブライト
を下げた状態を示しており、この状態では黒レベルから
白ピーク制限レベルまでの振幅bが広く、大振幅の信号
でブルーミングを起こす。
を下げた状態を示しており、この状態では黒レベルから
白ピーク制限レベルまでの振幅bが広く、大振幅の信号
でブルーミングを起こす。
【0010】図4(C) は、図4(A) の状態からブライト
を上げた状態を示しており、この状態では黒レベルから
白ピーク制限レベルまでの振幅cが狭く、白つぶれを起
こす。
を上げた状態を示しており、この状態では黒レベルから
白ピーク制限レベルまでの振幅cが狭く、白つぶれを起
こす。
【0011】このように従来の回路では、明るさ調整を
行うと、白つぶれやブルーミングを起こし、受像管に映
し出される画像が劣化するという問題があった。
行うと、白つぶれやブルーミングを起こし、受像管に映
し出される画像が劣化するという問題があった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来の白
ピーク制限手段では、明るさ調整によって、実際に受像
管に映し出される白ピークの制限レベルが変化し、白つ
ぶれやブルーミングを起こし、受像管の映像が劣化する
という問題があった。
ピーク制限手段では、明るさ調整によって、実際に受像
管に映し出される白ピークの制限レベルが変化し、白つ
ぶれやブルーミングを起こし、受像管の映像が劣化する
という問題があった。
【0013】そこで、本発明は上記の問題に鑑み、明る
さ調整を行っても、受像管に映し出される白ピークの制
限レベルが変わらず、受像管の映像を良好な状態に維持
できる白ピーク制御回路を提供することを目的とするも
のである。
さ調整を行っても、受像管に映し出される白ピークの制
限レベルが変わらず、受像管の映像を良好な状態に維持
できる白ピーク制御回路を提供することを目的とするも
のである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
輝度信号が入力され、該輝度信号の振幅を調整するコン
トラスト調整回路と、前記コントラスト調整回路からの
振幅調整された輝度信号が入力され、該輝度信号のレベ
ルを明るさ調整用の制御電圧に応じて調整する明るさ調
整回路と、前記制御電圧を発生するための制御電圧発生
手段と、前記明るさ調整回路からの輝度信号の白ピーク
レベルが、所定レベルに設定された制限電圧を越えない
ように制限して出力するリミッタ回路と、このリミッタ
回路の前記制限電圧を、前記制御電圧発生手段からの前
記制御電圧に応じて変化させる制御手段とを具備したこ
とを特徴とする白ピーク制御回路である。
輝度信号が入力され、該輝度信号の振幅を調整するコン
トラスト調整回路と、前記コントラスト調整回路からの
振幅調整された輝度信号が入力され、該輝度信号のレベ
ルを明るさ調整用の制御電圧に応じて調整する明るさ調
整回路と、前記制御電圧を発生するための制御電圧発生
手段と、前記明るさ調整回路からの輝度信号の白ピーク
レベルが、所定レベルに設定された制限電圧を越えない
ように制限して出力するリミッタ回路と、このリミッタ
回路の前記制限電圧を、前記制御電圧発生手段からの前
記制御電圧に応じて変化させる制御手段とを具備したこ
とを特徴とする白ピーク制御回路である。
【0015】また前記リミッタ回路は、エミッタを共通
に接続し、コレクタがそれぞれ基準電位点に接続された
第1,第2のトランジスタを含み、前記第1のトランジ
スタのベースに前記明るさ調整回路からの輝度信号が供
給され、第2のトランジスタのベースに前記制限電圧が
供給される差動回路と、 前記第1,第2のトランジスタ
の共通エミッタと第1の電位点との間に接続された第1
の電流源と、 前記第1,第2のトランジスタの共通エミ
ッタにベースが接続され、コレクタが前記第1の電位点
に接続され、エミッタが第2の電流源を介して前記基準
電位点に接続され、該エミッタから白ピークレベルが制
限された輝度信号を出力する第3のトランジスタとから
成り、前記制御手段は、前記制御電圧発生手段の制御電
圧出力端と前記第2のトランジスタのベース間に接続さ
れた抵抗と、前記第1の電位点と前記第2のトランジス
タのベース間に接続された第3の電流源とから成ること
を特徴とする。
に接続し、コレクタがそれぞれ基準電位点に接続された
第1,第2のトランジスタを含み、前記第1のトランジ
スタのベースに前記明るさ調整回路からの輝度信号が供
給され、第2のトランジスタのベースに前記制限電圧が
供給される差動回路と、 前記第1,第2のトランジスタ
の共通エミッタと第1の電位点との間に接続された第1
の電流源と、 前記第1,第2のトランジスタの共通エミ
ッタにベースが接続され、コレクタが前記第1の電位点
に接続され、エミッタが第2の電流源を介して前記基準
電位点に接続され、該エミッタから白ピークレベルが制
限された輝度信号を出力する第3のトランジスタとから
成り、前記制御手段は、前記制御電圧発生手段の制御電
圧出力端と前記第2のトランジスタのベース間に接続さ
れた抵抗と、前記第1の電位点と前記第2のトランジス
タのベース間に接続された第3の電流源とから成ること
を特徴とする。
【0016】
【作用】請求項1記載の発明によれば、リミッタ回路の
白ピーク制限レベルを決めている電圧を、明るさ調整用
の制御電圧に連動して変化させるようにした。これによ
り、明るさ調整を行うことによって輝度信号のレベルが
変わっても、この輝度信号レベルの変動に従ってリミッ
タ回路の白ピーク制限レベルも変動することになり、常
に、輝度信号の黒レベルから白ピーク制限レベルまでの
振幅を、理想的な状態に維持できるので、白つぶれもブ
ルーミングも起こすことがない。
白ピーク制限レベルを決めている電圧を、明るさ調整用
の制御電圧に連動して変化させるようにした。これによ
り、明るさ調整を行うことによって輝度信号のレベルが
変わっても、この輝度信号レベルの変動に従ってリミッ
タ回路の白ピーク制限レベルも変動することになり、常
に、輝度信号の黒レベルから白ピーク制限レベルまでの
振幅を、理想的な状態に維持できるので、白つぶれもブ
ルーミングも起こすことがない。
【0017】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1は本発明の一実施例の白ピーク制御回路を示すブロッ
ク図である。図3と同一要素には同一符号を付して説明
する。
1は本発明の一実施例の白ピーク制御回路を示すブロッ
ク図である。図3と同一要素には同一符号を付して説明
する。
【0018】図1において、入力端子1には輝度信号が
入力されており、該輝度信号はその信号の振幅がコント
ラスト調整回路2にて調整され、さらにコントラスト調
整された輝度信号は、明るさ調整回路3に供給され、こ
こで輝度信号のレベルが第1の制御手段としての明るさ
制御手段4からのブライト制御電圧にて調整される。明
るさ調整された輝度信号は、さらに白ピーク・リミッタ
回路5に供給される。白ピーク・リミッタ回路5では、
輝度信号の白ピークが第2の制御手段としての白ピーク
制御手段8から与えられる白ピーク制限レベルを越えな
いように制限され、端子7から後段の回路へ出力され
る。
入力されており、該輝度信号はその信号の振幅がコント
ラスト調整回路2にて調整され、さらにコントラスト調
整された輝度信号は、明るさ調整回路3に供給され、こ
こで輝度信号のレベルが第1の制御手段としての明るさ
制御手段4からのブライト制御電圧にて調整される。明
るさ調整された輝度信号は、さらに白ピーク・リミッタ
回路5に供給される。白ピーク・リミッタ回路5では、
輝度信号の白ピークが第2の制御手段としての白ピーク
制御手段8から与えられる白ピーク制限レベルを越えな
いように制限され、端子7から後段の回路へ出力され
る。
【0019】明るさ調整回路3の明るさ調整は、明るさ
制御手段4としての可変直流源から出力される調整可能
なブライト制御電圧にて行われる。
制御手段4としての可変直流源から出力される調整可能
なブライト制御電圧にて行われる。
【0020】また、白ピーク・リミッタ回路5による白
ピーク制限動作は、白ピーク制御手段8から出力される
白ピーク制限電圧によって行われるが、この白ピーク制
限電圧は前記ブライト制御電圧の大小に連動して変化す
るようになっている。
ピーク制限動作は、白ピーク制御手段8から出力される
白ピーク制限電圧によって行われるが、この白ピーク制
限電圧は前記ブライト制御電圧の大小に連動して変化す
るようになっている。
【0021】ブライト制御電圧の可変は、明るさ制御手
段4に設けられた調整つまみで調整を行ってもよく、或
いは図示しないリモコン送信機による明るさ調整キーに
よって行ってもよい。
段4に設けられた調整つまみで調整を行ってもよく、或
いは図示しないリモコン送信機による明るさ調整キーに
よって行ってもよい。
【0022】以上の構成によれば、白ピーク・リミッタ
回路5における白ピーク制限電圧を、明るさ調整回路3
におけるブライト制御電圧に連動して変化させるので、
明るさ調整を行い、ブライト制御電圧を上げることによ
って、ブライトを上げた場合、白ピーク・リミッタ回路
5に入力される輝度信号のレベルが上がるが、白ピーク
・リミッタ回路5に供給される白ピーク制限電圧も上が
るので、映像の白ピークの制限レベルは変わらず、従っ
て白ピーク・リミッタ回路5から後段回路へ出力される
輝度信号は、黒レベルから白ピーク制限レベルまでの振
幅が、理想的な状態に維持され、白つぶれもブルーミン
グも起こらない。
回路5における白ピーク制限電圧を、明るさ調整回路3
におけるブライト制御電圧に連動して変化させるので、
明るさ調整を行い、ブライト制御電圧を上げることによ
って、ブライトを上げた場合、白ピーク・リミッタ回路
5に入力される輝度信号のレベルが上がるが、白ピーク
・リミッタ回路5に供給される白ピーク制限電圧も上が
るので、映像の白ピークの制限レベルは変わらず、従っ
て白ピーク・リミッタ回路5から後段回路へ出力される
輝度信号は、黒レベルから白ピーク制限レベルまでの振
幅が、理想的な状態に維持され、白つぶれもブルーミン
グも起こらない。
【0023】図2は、図1の要部である、明るさ制御手
段3,白ピーク・リミッタ回路5及び白ピーク制御手段
8の具体的構成例を示すものである。
段3,白ピーク・リミッタ回路5及び白ピーク制御手段
8の具体的構成例を示すものである。
【0024】図2において、明るさ調整回路3の明るさ
調整端子には、明るさ制御手段4としての可変直流源D
Cからのブライト制御電圧V1 が供給され、この制御電
圧V1 によって明るさが調整されるようになっている。
明るさ調整回路3から出力された輝度信号は、白ピーク
・リミッタ回路5を構成するトランジスタQ1 のベース
に供給されるようになっている。
調整端子には、明るさ制御手段4としての可変直流源D
Cからのブライト制御電圧V1 が供給され、この制御電
圧V1 によって明るさが調整されるようになっている。
明るさ調整回路3から出力された輝度信号は、白ピーク
・リミッタ回路5を構成するトランジスタQ1 のベース
に供給されるようになっている。
【0025】この白ピーク・リミッタ回路5は、差動対
をなす2つのPNP形トランジスタQ1 ,Q2 のエミッ
タが共通に接続し、トランジスタQ1 のベースに前記明
るさ調整回路3からの出力信号を入力し、トランジスタ
Q2 のベースに白ピーク制御手段8からの白ピーク制限
電圧を供給するようにする。トランジスタQ1 ,Q2の
コレクタは共に基準電位点GNDに接続し、直流電源ラ
インVccとトランジスタQ1 ,Q2 の共通エミッタとの
間に、定電流源I2 を接続し、トランジスタQ1 ,Q2
の共通エミッタに得られる出力を、NPN形トランジス
タQ3 のベースに供給する。トランジスタQ3 のコレク
タは前記直流電源ラインVccに接続し、トランジスタQ
3 のエミッタと基準電位点GNDとの間に、定電流源I
3 を接続し、トランジスタQ3 のエミッタから出力され
る輝度信号を端子7から取り出す構成となっている。
をなす2つのPNP形トランジスタQ1 ,Q2 のエミッ
タが共通に接続し、トランジスタQ1 のベースに前記明
るさ調整回路3からの出力信号を入力し、トランジスタ
Q2 のベースに白ピーク制御手段8からの白ピーク制限
電圧を供給するようにする。トランジスタQ1 ,Q2の
コレクタは共に基準電位点GNDに接続し、直流電源ラ
インVccとトランジスタQ1 ,Q2 の共通エミッタとの
間に、定電流源I2 を接続し、トランジスタQ1 ,Q2
の共通エミッタに得られる出力を、NPN形トランジス
タQ3 のベースに供給する。トランジスタQ3 のコレク
タは前記直流電源ラインVccに接続し、トランジスタQ
3 のエミッタと基準電位点GNDとの間に、定電流源I
3 を接続し、トランジスタQ3 のエミッタから出力され
る輝度信号を端子7から取り出す構成となっている。
【0026】また、白ピーク制御手段8は、前記白ピー
ク・リミッタ回路5の直流電源ラインVccと、明るさ制
御手段4としての可変直流源DCの出力端との間に、定
電流源I1 と抵抗R1 を直列に接続し、定電流源I1 と
抵抗R1 の接続点に得られる電圧を白ピーク制限電圧と
して、前記トランジスタQ2 のベースに供給する構成と
なっている。
ク・リミッタ回路5の直流電源ラインVccと、明るさ制
御手段4としての可変直流源DCの出力端との間に、定
電流源I1 と抵抗R1 を直列に接続し、定電流源I1 と
抵抗R1 の接続点に得られる電圧を白ピーク制限電圧と
して、前記トランジスタQ2 のベースに供給する構成と
なっている。
【0027】次に、図2の回路の動作を説明する。入力
端子1に入力された輝度信号は、コントラスト調整回路
2にて振幅調整され、さらに明るさ調整回路3にて信号
レベルの調整(明るさ調整)され、白ピーク・リミッタ
回路5に入力される。
端子1に入力された輝度信号は、コントラスト調整回路
2にて振幅調整され、さらに明るさ調整回路3にて信号
レベルの調整(明るさ調整)され、白ピーク・リミッタ
回路5に入力される。
【0028】白ピーク・リミッタ回路5では、PNP形
トランジスタQ1 のベースより輝度信号が入力され、N
PN形トランジスタQ3 のエミッタから次段の回路に出
力される。また、PNP形トランジスタQ2 のベースに
は、明るさ制御手段4である可変直流源DCからのブラ
イト制御電圧V1 に応じて変化する白ピーク制限電圧が
入力される。
トランジスタQ1 のベースより輝度信号が入力され、N
PN形トランジスタQ3 のエミッタから次段の回路に出
力される。また、PNP形トランジスタQ2 のベースに
は、明るさ制御手段4である可変直流源DCからのブラ
イト制御電圧V1 に応じて変化する白ピーク制限電圧が
入力される。
【0029】ここで、トランジスタQ1 のベース電圧が
トランジスタQ2 のベース電圧(白ピーク制限電圧)よ
り低いときはトランジスタQ1 ,Q2 に接続された定電
流源I2 からの電流I2 は全てトランジスタQ1 側に流
れ、トランジスタQ2 はカットオフし、つまり非動作状
態となり、NPN形トランジスタQ3 のベースにはトラ
ンジスタQ1 のベースの入力信号が出力される。
トランジスタQ2 のベース電圧(白ピーク制限電圧)よ
り低いときはトランジスタQ1 ,Q2 に接続された定電
流源I2 からの電流I2 は全てトランジスタQ1 側に流
れ、トランジスタQ2 はカットオフし、つまり非動作状
態となり、NPN形トランジスタQ3 のベースにはトラ
ンジスタQ1 のベースの入力信号が出力される。
【0030】逆に、トランジスタQ1 のベース電圧がト
ランジスタQ2 のベース電圧(白ピーク制限電圧)より
高いときはトランジスタQ1 ,Q2 に接続された定電流
源I2 からの電流I2 は全てトランジスタQ2 側に流
れ、トランジスタQ1 はカットオフし、つまり非動作状
態となり、NPN形トランジスタQ3 のベースにはトラ
ンジスタQ2 のベースの信号(白ピーク制限電圧)が出
力される。
ランジスタQ2 のベース電圧(白ピーク制限電圧)より
高いときはトランジスタQ1 ,Q2 に接続された定電流
源I2 からの電流I2 は全てトランジスタQ2 側に流
れ、トランジスタQ1 はカットオフし、つまり非動作状
態となり、NPN形トランジスタQ3 のベースにはトラ
ンジスタQ2 のベースの信号(白ピーク制限電圧)が出
力される。
【0031】以上により、輝度信号の電圧(トランジス
タQ1 のベース電圧)が上がっていっても、トランジス
タQ2 のベース電圧より高い電圧が出力されることはな
く、従ってリミッタ動作が行われる。
タQ1 のベース電圧)が上がっていっても、トランジス
タQ2 のベース電圧より高い電圧が出力されることはな
く、従ってリミッタ動作が行われる。
【0032】従来(図3)では、トランジスタQ2 のベ
ース電圧(白ピーク制限電圧)が固定のバイアス電圧で
あったが、本発明ではブライト制御電圧V1 を定電流源
I1と抵抗R1 を用いてレベルシフトし、該電圧を、ト
ランジスタQ2 のベース電圧として使用しているため、
ブライト制御電圧V1 に応じてトランジスタQ2 のベー
ス電圧(白ピーク制限電圧)が変わる。白ピーク制限電
圧は、次式で与えられる。
ース電圧(白ピーク制限電圧)が固定のバイアス電圧で
あったが、本発明ではブライト制御電圧V1 を定電流源
I1と抵抗R1 を用いてレベルシフトし、該電圧を、ト
ランジスタQ2 のベース電圧として使用しているため、
ブライト制御電圧V1 に応じてトランジスタQ2 のベー
ス電圧(白ピーク制限電圧)が変わる。白ピーク制限電
圧は、次式で与えられる。
【0033】
白ピーク制限電圧 = V1 + (I1 ×R1 )
ここで、V1 は可変直流源DCからのブライト制御電
圧、I1 は定電流源I1 の電流、R1 は抵抗R1 の抵抗
値である。
圧、I1 は定電流源I1 の電流、R1 は抵抗R1 の抵抗
値である。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、明る
さ調整に応じて、白ピークを制限するリミッタ回路の白
ピーク制限レベルを変えるように構成したので、明るさ
調整及び白ピーク制限を行っても、白つぶれやブルーミ
ングのない映像を得ることができる。
さ調整に応じて、白ピークを制限するリミッタ回路の白
ピーク制限レベルを変えるように構成したので、明るさ
調整及び白ピーク制限を行っても、白つぶれやブルーミ
ングのない映像を得ることができる。
【図1】本発明の一実施例の白ピーク制御回路を示すブ
ロック図。
ロック図。
【図2】図1の要部の具体的構成例を示す回路図。
【図3】従来の白ピーク制御回路を示すブロック図。
【図4】図3の従来回路の問題点を説明する図。
1…輝度信号入力端子
3…明るさ調整回路
4…明るさ制御手段(第1の制御手段)
5…白ピーク・リミッタ回路
7…輝度信号出力端子
8…白ピーク制御手段(第2の制御手段)
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平5−191742(JP,A)
実開 平5−43676(JP,U)
実開 平6−26315(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H04N 5/57
H04N 5/20
Claims (2)
- 【請求項1】輝度信号が入力され、該輝度信号の振幅を
調整するコントラスト調整回路と、 前記コントラスト調整回路からの振幅調整された 輝度信
号が入力され、該輝度信号のレベルを明るさ調整用の制
御電圧に応じて調整する明るさ調整回路と、 前記制御電圧を発生するための制御電圧発生手段と、 前記明るさ調整回路からの輝度信号の白ピークレベル
が、所定レベルに設定された制限電圧を越えないように
制限して出力するリミッタ回路と、 このリミッタ回路の前記制限電圧を、前記制御電圧発生
手段からの前記制御電圧に応じて変化させる制御手段と
を具備したことを特徴とする白ピーク制御回路。 - 【請求項2】前記リミッタ回路は、エミッタを共通に接続し、コレクタがそれぞれ基準電位
点に接続された第1,第2のトランジスタを含み、前記
第1のトランジスタのベースに前記明るさ調整回路から
の輝度信号が供給され、第2のトランジスタのベースに
前記制限電圧が供給される差動回路と、 前記第1,第2のトランジスタの共通エミッタと第1の
電位点との間に接続された第1の電流源と、 前記第1,第2のトランジスタの共通エミッタにベース
が接続され、コレクタが前記第1の電位点に接続され、
エミッタが第2の電流源を介して前記基準電位点に接続
され、該エミッタから白ピークレベルが制限された輝度
信号を出力する第3のトランジスタとから成り、 前記制御手段は、前記制御電圧発生手段の制御電圧出力端と前記第2のト
ランジスタのベース間に接続された抵抗と、前記第1の
電位点と前記第2のトランジスタのベース間に接続され
た第3の電流源とから成る ことを特徴とする請求項1記
載の白ピーク制御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31075594A JP3517003B2 (ja) | 1994-12-14 | 1994-12-14 | 白ピーク制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31075594A JP3517003B2 (ja) | 1994-12-14 | 1994-12-14 | 白ピーク制御回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08168036A JPH08168036A (ja) | 1996-06-25 |
JP3517003B2 true JP3517003B2 (ja) | 2004-04-05 |
Family
ID=18009095
Family Applications (1)
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JP (1) | JP3517003B2 (ja) |
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US7652466B2 (en) * | 2007-07-29 | 2010-01-26 | Advantest Corporation | Buffer circuit, amplifier circuit, and test apparatus |
-
1994
- 1994-12-14 JP JP31075594A patent/JP3517003B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH08168036A (ja) | 1996-06-25 |
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