JP3516912B2 - 木造構造物の監視及び設置環境の改善システム - Google Patents

木造構造物の監視及び設置環境の改善システム

Info

Publication number
JP3516912B2
JP3516912B2 JP2000293326A JP2000293326A JP3516912B2 JP 3516912 B2 JP3516912 B2 JP 3516912B2 JP 2000293326 A JP2000293326 A JP 2000293326A JP 2000293326 A JP2000293326 A JP 2000293326A JP 3516912 B2 JP3516912 B2 JP 3516912B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
data
house
monitoring
wooden
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000293326A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002097713A (ja
Inventor
一成 大西
Original Assignee
有限会社ハウガージャパン
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社ハウガージャパン filed Critical 有限会社ハウガージャパン
Priority to JP2000293326A priority Critical patent/JP3516912B2/ja
Publication of JP2002097713A publication Critical patent/JP2002097713A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3516912B2 publication Critical patent/JP3516912B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)
  • Testing Resistance To Weather, Investigating Materials By Mechanical Methods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は木造建造物の湿度及
び漏水等を監視し、上下水の漏水や過湿或いは外壁から
の雨水の進入等に起因する虫害、構造材の腐食等の発生
を防止すると共に漏水等の緊急事態に対処し、かつ木造
構造物の長期的な監視及びその評価に基づき当該木造構
造物の設置環境を改善することが可能なシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】木造家屋をはじめとする木造建造物はコ
ンクリート等の人工的素材により構成された構造物に比
較して、住空間が自然であり、特に戸建の住宅は木造住
宅が多い。
【0003】木造建造物(以下木造家屋を例に説明す
る。また当該木造家屋は以下単に「家屋」とする。)は
湿度に対する反応が他の構造素材に比較して敏感であ
り、高温多湿であると白蟻等の虫害や、木材の腐食等が
発生し易い。このため構造物全体の通気性を高め、過湿
を防止するような設計、施工が行われ上記の被害の発生
を予防し、或いは発生してもその被害を最小限に止める
ような構造が採用されている。特に、木造住宅は基礎に
よって床部を地面から離間して配置し、この離間した空
間、即ち床下空間の通気を図るよう構成されている。
【0004】また風呂場、台所、トイレ等では上水配
管、下水配管等からの水漏れの可能性もあり、床下等、
住人に発見されずらい部分での漏水による腐食、虫害等
が進行してしまう可能性も高く、これら水漏れの早期発
見が望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような問題点に対
して、床下空間の湿度を測定し、この測定湿度が設定値
を越えている場合に警報を発するように構成したもの、
或いは根太等の構造材の含水率を直接測定してこの構造
材の状態を監視するもの等が提案されている。
【0006】これらの提案は何れも一定の成果を挙げる
ことは可能であるが、家屋の状態を長期的かつ適正に監
視するには何れも不十分である。仮に監視が十分適正に
行われたとしても、このことは家屋の状態の悪化を早め
に発見してこれに対して対症療法的な処置を施すことを
意味するに止まり、家屋の状態を経時的に改善すること
は事実上不可能である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の問題点に
鑑み構成されたものであり、木造構造物における湿度、
漏水の有無、構造材の含水率等を検知することにより木
造構造物の監視と当該木造構造物の設置環境を改善する
システムであって、監視対象の木造構造物に設けられた
検知手段と、当該木造構造物側の検知手段と通信手段に
より接続する監視センターとを有し、対象の木造構造物
に対しては、検知手段として床下空間部の湿度を検知す
る湿度センサと、漏水の有無を検知する漏水センサと、
構造材の含水率を検知する含水率センサとのうち少なく
とも漏水センサと床下空間部の湿度センサとが設置さ
れ、各センサの検知データには予めしきい値が設定さ
れ、かつ床下空間部には床下空間部の湿度を改善する手
段として換気ファンが設けられ検知データがしきい値
を越えないときは、当該検知データは定時的に監視セン
ターに出力され、かつ当該検知データがしきい値を越え
た時は当該検知データが直ちに監視センターに出力され
るよう構成され、監視センターは当該定時的に出力され
た検知データを評価する手段と、換気ファンの運転を制
御するための検知データのしきい値をこの評価手段によ
る評価に対応して変更することにより木造構造物の設置
環境を改善する手段とを有することにより、監視センタ
ーは木造家屋の継続的な監視と、この監視に基づく評価
と、評価に基づく当該木造家屋の設置環境の改善と、漏
水等の緊急事態に対する対処を行うよう構成したことを
特徴とする木造構造物の監視及び設置環境の改善システ
である。
【0008】
【発明の実施の形態】監視対象となる住宅に対しては、
例えば台所、風呂場、トイレ等漏水の可能性の高い場所
には漏水センサが配置され、これらの部分を支える構造
材である根太等に対して当該構造材の含水状態を計測す
る含水率センサが配置される。また床下空間の所定の位
置には床下空間の湿度を検知する湿度センサがそれぞれ
配置される。
【0009】これら各センサからのデータは信号入力手
段に入力される。入力されたデータのうち予め設定され
たしきい値(閾値)よりも高い値(異常値)がある場合
には、計測された各データは送信手段により直ちに監視
センターに送信される。監視センターは受信したデータ
を、特に異常値を中心として評価し、直ちに処置をすべ
きか或いは一定期間内に処置すれば十分かを判断し、こ
の判断に基づいて処置を行う。
【0010】一方、各センサのデータに異常値が見られ
ない場合には予め定められた時間間隔で各センサのデー
タを定期的に監視センターに送信する。監視センターは
このデータに基づいて対象家屋の状態を判断し、例えば
床下空間の湿度が改善(低下)されていば、センサの湿
度データのしきい値をより厳しくし、この厳しいしきい
値をクリアするよう床下のファンの作動を制御する等し
て家屋全体の状態を改善するように監視する。
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参考に具体的に
説明する。図1は本発明の第1の実施例を示す。図中符
号1は漏水の有無、湿度を監視する対象である家屋を、
また符号2は家屋1で検出された各種データを受信し評
価する監視センターを示し、両者は電話回線或いはイン
ターネット等の情報伝達手段5により接続されている。
【0012】図中符号S1乃至SNは家屋1の所定の部
分に配置されたセンサを示す。なおセンサの種類、配置
例等は後述する。符号3はデータ処理部である。このデ
ータ処理部3のうち符号3Aは各センサから出力された
検知データの信号を入力する信号入力部であり、通常は
各センサのアナログ信号をデジタル信号に変換するA/
D変換機能を有している。
【0013】3Bはしきい値チェック手段、3Cはしき
い値チェック手段から出力された各センサの検知データ
を、予め定められた通信プロトコルに対応するようコー
ド化するコード化手段、3Dは検知データを定時出力す
るためのクロックである。4は送受信手段であり、通信
手段5が電話回線である場合には電話機(据え置き型/
携帯電話)が、また通信手段5がインターネットである
場合にはパソコン(PC)或いはインターネット機能を
有する携帯電話等が使用可能である。また符号6は家屋
1の床下空間部に配置され換気ファンF1乃至FNの作
動を制御するスイッチ部である。なおデータ処理部3は
実際には集積回路として構成が可能であるため、手のひ
らに乗る程度の小型な装置として構成することができ
る。
【0014】一方監視センター2の構成は以下のとおり
である。符号7は通信手段5を介して監視対象となって
いる各家屋と通信を行う送受信手段、8は受信したデー
タから家屋を特定する家屋特定手段、9は特定された家
屋の個々のセンサを更に特定するセンサ特定手段、10
は各センサのデータを入力しかつこのデータを評価する
手段、11は各センサのデータを記憶しておくデータベ
ースであって、各家屋のカルテとして機能する記憶手
段、12は各センサから出力されたデータの評価により
それぞれのデータの値のしきい値を変更する場合、その
しきい値の設定変更指令を行うしきい値変更手段であ
る。また符号13は各センサのデータから床下空間に設
置された換気ファンの作動を制御する信号を家屋1側の
スイッチ部6に出力するファン制御部であって、当該ス
イッチ部6を介して各ファンF1乃至FNの作動を制御
する。
【0015】次に図2及び図3を用いてセンサの種類お
よび各センサの配置例を具体的に説明する。先ず図2は
家屋のうち洗面所を示す。図中符号Sbは洗面台14の
下部に配置された漏水センサを示し、この漏水センサS
bのうち、Sb1として示すものは排水管P1の近傍に
配置され、かつSb2として示すものは水道管P2の近
傍に配置され、それぞれ排水、水道水の漏水を監視す
る。また符号Saは床下空間部に配置された湿度センサ
であり、符号Scは根太15を構成する木材に対して配
置された含水率センサである。
【0016】図3は家屋1に対する各センサの配置例を
示す。漏水センサSbは水回りのあるトイレTL、バス
ルームBT、台所KT、洗面14等に集中的に配置さ
れている。また含水率センサScも、これら漏水の可能
性の高い部分の構造材に対して集中的に配置されてい
る。一方湿度センサSaはリビングLVを始めとする各
部屋の床部下部空間にそれぞれ配置され、各センサの検
知データはデータ処理部3に出力されるように構成され
ている。なお、図3には示されていないが、家屋1に対
しては床部下部空間に対して図2に示すような換気ファ
ンFが複数設置されている。
【0017】次に以上の構成を有するシステムの作動例
を示す。先ず主として図1において、上述の湿度センサ
Sa、漏水センサSb或いは含水率センサScの何れか
であるセンサS1乃至SNからの検知データはデータ処
理部3の信号入力手段3Aに入力され、かつしきい値チ
ェック手段3Bにより、このセンサのデータが予め定め
られた個々のセンサのしきい値を越えているか否かがチ
ェックされる。
【0018】各センサの検知データがしきい値を越えて
いない場合には、これら各データはクロック3Dから出
力される時間データにより、定時的(例えば24時間
毎)に監視センター2に送信される。即ち、各センサの
データはコード化手段3Cにおいて予め割り振られてい
る各センサのコードが付され、かつ全てのセンサのデー
タは当該家屋1に対して予め割り振られている家屋コー
ドが付されて送受信手段4により監視センター2に送信
される。
【0019】また、信号入力手段3Aから出力されたセ
ンサの検知データがしきい値を越えた異常値を示した場
合には、しきい値チェック手段3Bはクロック3Dの時
刻信号に関わりなくこのセンサの異常値を送受信手段4
を介して監視センターに直ちに送信する。
【0020】次に監視センター2の処理を図4及び図5
も含めて説明する。先ず送受信手段7により受信(S1
/図4参照)されたデータは家屋特定手段8において、
当該受信したデータに付加されている家屋コードからデ
ータ発信家屋を特定し、続いてセンサ特定手段9により
データに付加されたセンサコードによってデータを出力
したセンサを特定する。
【0021】 受信されたデータは定時送信によるもの
か否かを判断(S2)し、定時送信であれば、評価手段
10において受信された各データの評価を行う(S
9)。反対に、定常送信でない場合には、異常値を出力
したセンサの特定(S3)を行い、緊急処置の要否を判
断する(S4)。この場合、例えば特定したセンサが漏
水センサSbである場合には、漏水の処置は緊急を要す
るため、例えば浴室、トイレ等当該センサの配置部を確
認し(S6)、当該家屋に要員を出向させ、迅速に異常
部分の処置を行う(S7)。
【0022】異常値の発生が漏水センサSb以外であっ
ても、例えば床下空間に配置されている湿度センサSa
の検知データがしきい値を大幅に上回っている場合に
は、何らかの理由による床下浸水の発生等,緊急処置が
必要な事態が考えられるので、センサの種類及び検知デ
ータのしきい値に対する逸脱度等を総合的に考慮して緊
急処置の要否は決定される。
【0023】一方緊急処置を必要としないと判断したと
きは、当該家屋の居住者と相談して当該家屋に出向する
日時を決める(S5)。当該家屋に出向したならば異常
値を検出したセンサの配置されている部分を前述の如く
確認して(S6)、漏水部分等、異常が発生した部分の
処置(S7)をすることにより、異常値発生の原因を除
去する。また異常値を検出したセンサの検知データが正
常値に復旧したか否かを確認(S8)することにより処
置が適正に行われたかを確認する。
【0024】次に、評価手段10において各センサのデ
ータの評価を行う。即ち本システムは単に異常発生に対
処するだけでなく、監視対象家屋1の状態を改善するこ
とも大きな目的の一つであり、正常時の各種センサのデ
ータの評価はこの改善に非常に有効な処置である。即ち
各センサから出力されたデータを評価し、しきい値の変
更要否を判断(S10)する。
【0025】例えば、図3のリンビングルームLVの床
下空間に配置されている湿度センサSa(以下このセン
サを特定するため湿度センサSaaとして説明する)の
しきい値が予め60パーセントに設定され、かつこの状
態で定時送信における当該湿度センサSaaの検知デー
タが常時45パーセント以下であったとする。この場
合、前述のステップS10のようにしきい値の変更の要
否を判断し、必要と判断した時はしきい値変更手段12
により新たなしきい値を設定する(S11)。具体的に
は、当該湿度センサSaaのしきい値を例えば50パー
セントに再設定し、検知データがこのしきい値以下とな
るよう換気ファンFの制御を行う等して、家屋1全体の
環境を改善する。
【0026】設定された新たなしきい値は送受信手段7
を介して家屋1側のデータ処理部3のしきい値チェック
手段3Bに対して出力されることよりしきい値が変更さ
れ(S12)、当該しきい値チェック手段3Bは、以後
この新たなしきい値により湿度センサSaaから出力さ
れたデータを監視する(S13)。このような手順を繰
り返すことにより、本システムでは漏水や根太等の構造
材の腐食等に対して早急に対処できるだけではなく、各
センサのデータを定時送信することにより異常が発生し
ていないときの家屋の状態も正確に把握することがで
き、家屋の設置環境を徐々に改善することが可能であ
る。
【0027】図6は本発明の他の実施例を示す。この実
施例は上記実施例の簡易型としての意味を有するもので
ある。この実施例では、湿度センサSa、漏水センサS
b或いは含水率センサScの何れかであるセンサS1乃
至SNからの検知データはデータ処理部3の信号入力手
段3Aに入力され、かつしきい値チェック手段3Bによ
り、このセンサのデータが予め定められた個々のセンサ
のしきい値を越えているか否かがチェックされる。本実
施例の場合には基本的には各センサの検知データは監視
センター2に送信されない。
【0028】一方、信号入力手段3Aから出力されたセ
ンサの検知データがしきい値を越えた異常値を示した場
合には、しきい値チェック手段3Bは通信手段4´を介
して監視センター2に異常発生を送信する。この場合、
前述の実施例と同様各センサにコードを割り振っておけ
ば、監視センター側で異常値検出のセンサの特定と、こ
のセンサの配置部位が特定できるので、要員を派遣する
のと前後して、当該家屋の住人に電話等で連絡し、例え
ば「洗面台の漏水センサのデータが異常値を示しまし
た。洗面台の排水管、水道管から漏水が無いかどうか確
認して下さい。」等と異常の発生を知らせるようにして
もよい。この処置は前述の実施例でも当てはまる。
【0029】異常値を受信した監視センター2はこの異
常発生の連絡により、当該送信を行った家屋1に要員を
派遣する。この場合、家屋1のデータ処理部3に対して
表示手段16を接続しておき、異常の発生したセンサの
配置部分を表示するよう構成しておけば、前記センサコ
ードの設定の有無に係わらず、異常発生の部分が容易に
特定でき、居住者は要員が到着する前に異常発生部分を
確認することもできる。なお、この表示手段16として
は、例えば図3に示すような家屋の図面を表示したパネ
ルに対してセンサ配置部に発光ダイオード等の発光手段
を配置し、異常値を検知したセンサに対応する発光手段
を発光させる等してその配置部を示す等の方法が考えら
れる。
【0030】この実施例は、異常が発生していない状態
の家屋の定期的監視には不向きであるが、前記実施例に
比較してシステムが簡単であり、システム実施のための
費用も安価にすることが可能である。
【0031】
【発明の効果】以上実施例をもって説明したように、本
発明によれば木造住宅をはじめとする木造構造物の設置
環境における湿度、漏水、及びこれらに起因する虫害、
構造材の腐食等、木造構造物劣化に対する監視を自動的
に行うことが可能となり、特に漏水等、緊急に処置を要
する事態に対して直ちに対処することが可能となる。
【0032】また、異常が発生していない場合でも、
センサのデータを監視センターに定時送信することによ
り緊急事態の有無に係わりなく家屋の状態を時系列的に
正確に把握、評価することができ、この評価に対応して
換気ファンを制御するなどして家屋の設置環境を徐々に
改善することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すシステムの構成図
である。
【図2】センサの配置状態を示す木造家屋の断面部分図
である。
【図3】センサの配置状態を示す木造家屋の平面図であ
る。
【図4】本システムの流れの一例を示すフロー図であ
る。
【図5】図4のフロー図に連続するフロー図である。
【図6】本発明の第2の実施例を示すシステムの構成図
である。
【符号の説明】
1 監視対象家屋 2 監視センター 3 データ処理部 3A 信号り入力手段 3B しきい値チェック手段 3C コード化手段 4 送受信手段 5 通信手段 8 家屋特定手段 9 センサ特定手段 10 データ入力/評価手段 11 データベース 12 しきい値変更手段 13 ファン制御部 15 根太 F(F1、F2、F3、FN) 換気ファン Sa 湿度センサ Sb 漏水センサ Sc 含水率センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/00 E04B 1/26 E04B 1/70 E04B 1/92 G01N 17/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木造構造物における湿度、漏水の有無、
    構造材の含水率等を検知することにより木造構造物の
    視と当該木造構造物の設置環境を改善するシステムであ
    って、監視対象の木造構造物に設けられた検知手段と、
    当該木造構造物側の検知手段と通信手段により接続する
    監視センターとを有し、対象の木造構造物に対しては、
    検知手段として床下空間部の湿度を検知する湿度センサ
    と、漏水の有無を検知する漏水センサと、構造材の含水
    率を検知する含水率センサとのうち少なくとも漏水セン
    サと床下空間部の湿度センサとが設置され、各センサの
    検知データには予めしきい値が設定され、かつ床下空間
    部には床下空間部の湿度を改善する手段として換気ファ
    ンが設けられ検知データがしきい値を越えないとき
    は、当該検知データは定時的に監視センターに出力さ
    れ、かつ当該検知データがしきい値を越えた時は当該検
    知データが直ちに監視センターに出力されるよう構成さ
    れ、監視センターは当該定時的に出力された検知デー
    タを評価する手段と、換気ファンの運転を制御するため
    の検知データのしきい値をこの評価手段による評価に対
    応して変更することにより木造構造物の設置環境を改善
    する手段とを有することにより、監視センターは木造家
    屋の継続的な監視と、この監視に基づく評価と、評価に
    基づく当該木造家屋の設置環境の改善と、漏水等の緊急
    事態に対する対処を行うよう構成したことを特徴とする
    木造構造物の監視及び設置環境の改善システム。
  2. 【請求項2】 監視対象家屋にはデータ処理部が設けら
    れ、当該データ処理部には各センサからの検知データを
    入力する手段と、各センサ検知データがしきい値内で
    あるか否かをチェックする手段と、各データにセンサ毎
    のコード付加し、かつ家屋のコードを付加して監視セ
    ンターにデータ送信を行う手段が設けられていることを
    特徴とする請求項1記載の木造構造物の監視及び設置環
    境の改善システム。
JP2000293326A 2000-09-27 2000-09-27 木造構造物の監視及び設置環境の改善システム Expired - Fee Related JP3516912B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000293326A JP3516912B2 (ja) 2000-09-27 2000-09-27 木造構造物の監視及び設置環境の改善システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000293326A JP3516912B2 (ja) 2000-09-27 2000-09-27 木造構造物の監視及び設置環境の改善システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002097713A JP2002097713A (ja) 2002-04-05
JP3516912B2 true JP3516912B2 (ja) 2004-04-05

Family

ID=18776137

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000293326A Expired - Fee Related JP3516912B2 (ja) 2000-09-27 2000-09-27 木造構造物の監視及び設置環境の改善システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3516912B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007122175A (ja) * 2005-10-25 2007-05-17 Shiro Komuten:Kk 木造構造物監視システム

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5613485B2 (ja) * 2010-07-08 2014-10-22 トヨタホーム株式会社 建物
JP7530616B2 (ja) * 2020-01-17 2024-08-08 ハラサワホーム株式会社 診断システム
CN112188170B (zh) * 2020-09-30 2022-08-12 重庆市海普软件产业有限公司 一种室外用智能数字云台控制系统及方法
FI20205957A1 (en) * 2020-10-01 2022-04-02 Humian Tech Oy Method for monitoring and ventilating sensitive areas
US11906506B1 (en) * 2021-12-21 2024-02-20 Omidreza Ghanadiof System and method for inspecting and maintaining the exterior elevated elements of building structures
US12033314B2 (en) 2021-12-21 2024-07-09 Omidreza Ghanadiof System and method for inspecting and maintaining the exterior elevated elements of building structures

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007122175A (ja) * 2005-10-25 2007-05-17 Shiro Komuten:Kk 木造構造物監視システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002097713A (ja) 2002-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20220044140A1 (en) Event condition detection
CA2583099C (en) Method for testing the interconnection of remote hazardous condition detectors
CA2583448A1 (en) Method for initiating a remote hazardous condition detector self test and for testing the interconnection of remote hazardous condition detectors
CN102037501B (zh) 海啸警报系统和用于提供海啸警报的方法
KR102044883B1 (ko) 인공지능 기반의 직접 디지털 제어기를 이용한 건물 자동 제어장치
WO2013000028A1 (en) Active probe, system and method for pest detection
JP3516912B2 (ja) 木造構造物の監視及び設置環境の改善システム
KR102122577B1 (ko) 공동주택 누수경보 시스템
JP2007122175A (ja) 木造構造物監視システム
US11080979B2 (en) Alarming system for multi-unit buildings
JPH07175995A (ja) 遠隔監視システム
JP2001152502A (ja) 排水設備の監視システム
CN111913399B (zh) 一种业主物业联动安防系统及其方法
KR20210076694A (ko) 홈 edge 허브를 활용한 공동주택 환경에서 긴급 상황 대응 시스템
JP2006029859A (ja) 騒音検知システム
KR100312077B1 (ko) 화재 감시 및 관리장치의 중계장치
WO2016170231A1 (en) System and method for monitoring a person in one or more buildings
KR980013495A (ko) 통신구 집중 관리 시스템의 보조 장치에 있어서 감시 및 제어 방법
GB2466335A (en) Wireless alarm system having remote sensors communicating with a central control unit at variable intervals based on the operating state of the sensor
JP5219220B2 (ja) 負荷制御システム
KR20210157377A (ko) 소음진동 측정 천장 패널 및 관리 시스템
KR102484403B1 (ko) 화재 경보 전달 및 방송시스템
KR20230123540A (ko) 오작동 여부가 확인 가능한 화재 감지 시스템
JPH0962959A (ja) 集合住宅火災発報方法
JPH11306473A (ja) 異常検知システム

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040121

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees