JP2001152502A - 排水設備の監視システム - Google Patents

排水設備の監視システム

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JP2001152502A
JP2001152502A JP33644999A JP33644999A JP2001152502A JP 2001152502 A JP2001152502 A JP 2001152502A JP 33644999 A JP33644999 A JP 33644999A JP 33644999 A JP33644999 A JP 33644999A JP 2001152502 A JP2001152502 A JP 2001152502A
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pipe
drainage
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pressure
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JP33644999A
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Izo Sato
伊三 佐藤
Saizo Matsunaka
才蔵 松中
Toshiya Amakasu
壽也 天粕
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マンション、ビル等2の排水設備3におい
て、管内圧力の異常を早期に発見してトラブル防止対策
を行うことができる監視システムを提供する。 【解決手段】 建造物2に配設された排水管5の管内圧
力を検出する圧力センサー22H,22Rを備え、この
圧力センサー22H,22Rのデータを監視室23の監
視装置21によって監視して、異常が発生したとき早期
に対策を施せるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マンション等の集
合住宅やオフィスビル等の建造物における排水設備の監
視システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】マンション等の建造物に設けられる排水
設備としては、各階層の便器等の排水機器に接続される
排水横枝管と、各枝管が接続される集合管と、各階層の
集合管を上下方向に連結して配管される排水立管と、該
立管の下端部に曲がり管等を介して接続される排水横主
管とによって構成された一管式排水配管がある。このよ
うな一管式排水配管では、排水を立管内で旋回しながら
落下させることによって排水立管内の中心部に通気路と
しての空気コアを確保し、また排水立管の上部に大気と
の通気を行う伸頂通気管を接続することによって管内圧
力の変動を小さく保つように配慮されているが、排水流
量の急増や、排水やこれに含まれる洗剤の泡で管内の密
封等が生じると管内のマイナス圧又はプラス圧が大きく
なり、更にこの管内圧力が許容値を超えると、排水機器
のトラップ封水が噴出したり誘引されることによって破
封され、悪臭発生等のトラブルを招く恐れがあった。
【0003】そこで、かかる問題を解消する技術とし
て、圧力センサーによって管内圧力を検出するととも
に、所定圧力を越えた場合にファンによって立管内に強
制的に空気を流入出させるようにしたもの(例えば、特
開平10−195947号公報参照)や、横主管内が洗
剤の泡によって封鎖された場合に、空気や水を噴出する
ことによって泡を吹き飛ばし、通気空間を確保するもの
(例えば、特開平9−273195号公報参照)が従来
より開発されており、これによって管内圧力の変動を小
さく保ち、トラップの破封トラブルを防止できるものと
なっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来技
術は、いずれも管内に生じた圧力の異常をその都度解消
するものであって、一時的なトラブル防止対策とはなる
ものの根本的な原因を排除できるものではなく、そのた
め、例えば、管内の汚物等の堆積や排水管自体の能力の
低さ等が原因で異常が生じていた場合には、このトラブ
ル因子を保有したままの運用となることから、上記従来
技術の能力では対応できないような排水トラブルに繋が
る恐れがある。
【0005】本発明は、排水管の管内圧力等の状態を検
出手段によって検出するとともに、そのデータを監視で
きるようにすることによって、異常を早期に発見して一
時的な対策だけでなく、根本的な原因究明や原因排除等
にも役立てることのできる排水設備の監視システムを提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために以下の技術的手段を講じている。すなわ
ち、本発明にかかる排水設備の監視システムは、建造物
に配設された排水管の管内状態を検出する検出手段と、
この検出手段のデータを所定の監視領域において監視可
能とする監視手段とを有していることを特徴とするもの
である。これによれば、排水管の管内状態を検出手段に
よって検出するとともに、この検出手段によるデータを
監視手段を介して定期的に又はリアルタイムに監視する
ことによって、管内状態の変動等を情報として得ること
ができ、異常が発生した場合には、この情報に基づいた
根本的な原因究明や原因排除等の対策に役立てることが
できるようになる。
【0007】例えば、検出手段として排水管の管内圧力
を検出する圧力センサーを用い、この圧力センサーのデ
ータを監視すれば、管内圧力の変動を情報として採取す
ることができ、規定値以上のプラス圧又はマイナス圧が
発生するような場合には、排水管の清掃、交換等の根本
的な原因除去を施すことによって封水トラップの破封ト
ラブル等を未然に防止できるようになる。なお、上記監
視領域とは、建造物内に設置された管理人室や、検出デ
ータを監視するための専用の監視室など、検出手段によ
って得られた1又は複数のデータを一元的(集中的)に
監視できる領域をいうものである。
【0008】したがって、上記のような圧力センサーを
排水管の複数箇所に設けるとともに、各圧力センサーの
データを監視手段によって集中監視することによって、
各圧力センサーから得られるデータを総合的に評価して
トラブル原因等の診断が行えるのである。また、監視室
等には、前記検出器が異常を検出したときに監視者等に
警報を発する通報手段を備えることが推奨される。これ
によって、異常を早期に察知して対策を施せるようにな
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1に示すように、本発明にかか
る監視システム1は、マンション、ホテル、事務所ビル
等の複数階層を有する建造物2に設けられた排水設備3
に対して付設されるものであり、本実施形態では、排水
設備3として一管式排水配管を例示している。この一管
式排水配管3は、建造物2の各階床(1F〜nF)の便
器、洗面台、風呂等の排水機器4に接続された排水横枝
管5と、各階床(1F〜nF)に上下方向に一直線上に
取り付けられていて、前記排水横枝管5が接続される集
合管6と、各階の集合管6を互いに連結することによっ
て各階を貫くように上下方向に配管される排水立管7
と、該排水立管7の最下層にベンド管8を介して接続さ
れた排水横主管9と、排水立管7の最上層に接続され
て、該排水立管7と大気との通気を行う伸頂通気管10
と、を有して構成されている。
【0010】かかる排水設備3に設けられた本発明の監
視システム1は、排水管内の状態を検出する検出手段2
0と、該検出手段20の検出データを監視する監視装置
(監視手段)21とを有しており、前記検出手段20
は、最上階(nF)の排水横枝管5内の空気圧を検出す
る上層圧力センサー22Hと、最下階(1F)の排水横
枝管5内の空気圧を検出する下層圧力センサー22Rと
によって構成されている。ここで、排水管5〜9内の圧
力分布は、排水の流下速度の増加等によって上層ほどマ
イナス圧が大きくなり、下層ほどプラス圧が大きくなる
ことから、上層圧力センサー22Hでは主にマイナス圧
が検出され、下層圧力センサー22Rでは主にプラス圧
が検出されるようになっている。
【0011】監視装置21は、例えば、建造物2内に設
置された管理人室や、他の設備(空調設備、防災設備
等)を一括管理する中央管理センタ等よりなる監視室
(監視領域)23に設置され、圧力センサー22H,2
2Rからのデータが常時入力されるようになっている。
そして、監視装置21は、入力された検出データを表示
出力する計器盤、CRTモニタ又はプロッタ等の表示手
段24を具備しており、これによって監視者が常時視覚
的にデータを監視可能であり、また、検出データを経時
的に記憶するとともに、トラップ破封等を生じない範囲
内で設定された異常圧力を示す既定値(例えば±0・3
9kPa)と検出データとの比較制御等を行う制御手段
25、異常圧力が発生した場合にその旨を管理者等に通
報する通報手段26等を具備している。
【0012】したがって、上層及び下層圧力センサー2
2H,22Rによる検出データは、常時監視室23にお
いて監視装置21により集中的(一元的)に監視できる
ものとなっており、監視者は、表示手段24や通報手段
26を介して早期に異常を察知することができるととも
に、排水機器3におけるトラップ破封等のトラブルが生
じる前に対策を講じることができるようになっている。
なお、通報手段26としては、警報ブザーや警報ランプ
等によって聴覚的、視覚的に警報を発して監視者等に通
報する構成を採用することができ、また、監視者が監視
室23から離れていたときにも異常を察知できるよう
に、携帯電話等の無線機器を介して通報する構成として
もよい。
【0013】また、異常発生に対する対策としては、排
水管の清掃や交換、通気管の増設等が挙げられるが、異
常発生時の圧力値や異常発生の頻度等に応じた対策を予
めマニュアル化して用意しておくことによって、適宜最
適な対策を早急に施すことができるようになる。また、
検出データを長期的に採取してそのデータ分布等を分析
することによって、異常が発生する頻度や時間帯、発生
し易い部位等の情報をフィードバックしたメンテナンス
計画を立てることができ、効率良い保守運営が行えるよ
うになる。
【0014】本実施形態では、前記監視装置21を、建
造物2内の監視室23だけでなく保守会社、警備会社等
の遠隔地の監視室23’にも設置した構成としており、
建造物2内の監視装置21から、送受信機器27及び電
話回線等の通信回線28を介して検出データを転送し、
離れた場所からも各圧力センサー22H,22Rのデー
タを集中監視可能に構成している。これによって、建造
物2内での夜間監視等が行えない場合でも、遠隔からの
24時間体制の監視が行え、異常事態を早期に発見して
対策を施せるようになっている。
【0015】上記実施形態において、圧力センサーの取
付箇所並びに取付数は上記に限ることなく変更可能であ
り、当該圧力センサーを各階(1F〜nF)の横枝管又
は横主管に設けるようにすれば、より詳細に管内状態を
把握することができる。また、検出手段20として各階
の横枝管等に流量計を併設するとともに、この流量計の
データを監視装置21によって圧力データと共に集中的
に監視可能に構成しても良く、これによって、各階から
の排水流量と排水が行われたときの管内圧力との相関関
係から、トラブル原因の診断等が行えるようになる。
【0016】また、排水設備3として一管式排水配管を
例示しているが、二管式排水配管であってもよく、建造
物の階層数、排水機器の数、監視装置の詳細構成等は適
宜設計変更できるものである。更に、従来技術で示した
ような、管内圧力が規定値を越えた場合にファンによっ
て強制的に空気を流出入させる装置や、横主管内の泡等
を吹き飛ばして通気空間を確保する装置等を、本発明の
監視システムに併設してもよく、この場合、各装置によ
って異常が解消したか否か等の作動状態の確認を検出手
段及び監視手段にて行えるようになる。
【0017】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、排
水管の管内状態を検出手段によって検出するとともに、
そのデータを監視できるようにすることによって、異常
を早期に発見して根本的な原因究明や原因排除等のトラ
ブル対策に役立てることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる排水設備の監視シス
テムを示す概略図である。
【符号の説明】
1 監視システム 2 建造物 3 排水設備 20 検出手段 21 監視手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 天粕 壽也 大阪府大阪市大正区南恩加島7丁目1番22 号 株式会社クボタ恩加島工場内 Fターム(参考) 2D061 AA04 AB03 5C087 AA02 AA03 AA08 AA19 BB74 DD03 DD08 DD33 EE05 EE07 FF04 GG08 GG19

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建造物に配設された排水管の管内状態を
    検出する検出手段と、この検出手段のデータを所定の監
    視領域において監視可能とする監視手段とを有している
    ことを特徴とする排水設備の監視システム。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、排水管の複数箇所にお
    いて管内圧力を検出する圧力センサーであり、前記監視
    領域において、監視手段によって各圧力センサーのデー
    タを集中監視可能としていることを特徴とする請求項1
    に記載の排水設備の監視システム。
  3. 【請求項3】 前記検出手段が管内の異常を検出したと
    きに警報を発する通報手段が備えられていることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれかに記載の排水設備の監視
    システム。
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