JP3516052B2 - 遊技機の施錠装置 - Google Patents

遊技機の施錠装置

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JP3516052B2
JP3516052B2 JP31400498A JP31400498A JP3516052B2 JP 3516052 B2 JP3516052 B2 JP 3516052B2 JP 31400498 A JP31400498 A JP 31400498A JP 31400498 A JP31400498 A JP 31400498A JP 3516052 B2 JP3516052 B2 JP 3516052B2
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敏夫 前田
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、遊技機の施錠装
置に関するものである。さらに詳しくは、この発明は、
パチンコ、パチスロ、スロットマシン、スマートボー
ル、アレンジボール等に例示される遊技機の前面枠等を
施錠したり解錠するのに使用されるのに好適な施錠装置
に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、例えば、パチスロ機の施錠装置
(70)として、図10に示すように取付板(71)と
支持板(72)により断面L字形に一体成形した基枠体
(73)の内側に、該支持板(72)に沿って連結杆
(74)を配設し、該連結杆(74)の中間部の複数箇
所に穿設された長孔(75)、(75)に頭部を有する
ピン(76)、(76)を通し、これらピン(76)、
(76)を前記支持板(72)に立設し、ピン(7
6)、(76)に沿って該連結杆(74)を摺動可能と
し、前記支持板(72)の両端に軸(77)、(77)
によって枢支された鉤部材(78)、(78)を該連結
杆(74)の両端にそれぞれピン連結し、該取付板(7
1)の中間部に取り付けられたシリンダ錠(79)の回
転軸(80)の軸端に固定されたカム板(81)の突部
(81a)に前記連結杆(74)から突設された係合片
(81b)が係合するようになっており、前記シリンダ
錠(79)の作動によりカム板(81)を回動させ、前
記突部(81a)を前記係合片(81b)に係合させ、
前記連結杆(74)を摺動させることで、前記鉤部材
(78)、(78)を軸(77)を中心に揺動させ、パ
チスロ機の本体枠に設けられた係止具との係合を開放し
解錠する構造のものが知られている(登録実用新案第2
508452号公報参照)。 【0003】このような施錠装置においては、前記支持
板に複数のピンが正確に立設されることが必要である
が、リベットマシン等を用いてリベット打ちを行って
も、各ピンを支持板に高精度で垂直に立設することは困
難であり、各ピンが支持板に垂直から僅かにずれた状態
に立設されると連結杆の長孔とピンとに無理なあたりが
生じ易い。その結果、連結杆の円滑な摺動を阻害した
り、無理にシリンダ錠を作動させるとシリンダ錠に過大
な力が働き損傷させることになる。前記長孔の径を大き
くしピンとの間にゆとりを持たせるようにすることも可
能であるが、ガタが大きくなると使用感が悪く、商品価
値を低下させることになる。複数のピン、鉤部材、軸等
を用いることから部品点数が多く、構造が複雑であり、
また、組立において、支持板へのピンのリベット打ち作
業、支持板の両端に鉤部材を枢支する作業、連結杆の両
端に鉤部材をピン連結する作業等が必要となること等か
ら、コスト高にならざるを得ない。また、使用中にピン
が抜けたりし易く、故障の原因ともなる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記のよ
うな実情に鑑み鋭意研究の結果創案されたものであり、
部品点数を少なくするとともにリベット打ち等の組立作
業をなくして、組立の容易化と組立精度の向上を図り、
以て製造コストが低く、堅固であって故障しにくい遊技
機の施錠装置を提供することを目的としている。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、縦長の取付板の縁から支持板が起立し
て形成されてなる基枠体の内側に、施錠杆を前記支持板
の長手方向に沿って移動可能に配設し、該施錠杆を引張
バネにより施錠方向に付勢させ、取付板に取り付けたシ
リンダ錠の作動により前記引張バネの付勢力に抗し前記
施錠杆を施錠位置から解錠位置にまで所定距離移動させ
て解錠を行う遊技機の施錠装置において、前記支持板に
は、少なくとも上下部に抜け止め頭部に連接した首部を
有する起立片が前記基枠体の内側に向かって折り曲げ突
設されるとともに、前記施錠杆を施錠位置と解錠位置に
停止させるストッパー片が長手方向縁から前記基枠体の
内側に向かって折り曲げ形成されており、前記施錠杆に
は、前記起立片が挿通される所定幅の挿通部と起立片の
首部で案内される所定長さの案内部からなる案内孔が穿
設されるとともに、長手方向縁に前記ストッパー片を受
け入れ、施錠位置と解錠位置に施錠杆を停止させる所定
長さの切欠が設けられ、前記施錠杆の案内孔の案内部が
前記起立片の首部で案内され、前記支持板のストッパー
片の上端に前記施錠杆の切欠の上辺が当接する施錠位置
と、前記支持板のストッパー片の下端に前記施錠杆の切
欠の下辺が当接する解錠位置とで施錠杆の移動が停止さ
れるように構成されてなることを特徴とする。 【0006】これによれば、シリンダ錠を作動させるこ
とにより、支持板に突設された起立片の抜け止め頭部に
より施錠杆が浮き上がりを防止された状態で付勢手段の
付勢力に抗し施錠位置から前記支持板のストッパー片の
下端に該施錠杆の切欠の下辺が当接する解錠位置にまで
移動し、鉤部と遊技機の本体枠に設けられた係止具との
係合が開放されて解錠される。一方、シリンダ錠の作動
を解除することで、前記施錠杆は付勢手段の付勢力によ
り施錠位置にまで戻され、鉤部が、遊技機の本体枠に設
けられた係止具と係合し施錠される。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、図面に基づきこの発明の態
様を更に詳細に説明する。もちろんこの発明は以下の態
様によって限定されるものではない。図1は、この発明
の遊技機の施錠装置の一態様を示す正面図、図2は同左
側面図、図3は同右側面図、図4は同背面図、図5は同
施錠装置の部分拡大分解斜視図を示す。ここにおいて施
錠装置は、パチスロ機に使用されるものとして図示され
ている。 【0008】図に示されているように、施錠装置(1)
には、施錠杆(2)が基枠体(3)の内側において、基
枠体(3)の支持板(4)に沿って施錠位置と解錠位置
との間で移動可能に配設されている。基枠体(3)は、
所定形状の金属製の板材を折り曲げて形成したものであ
って、縦長の取付板(5)の長手方向の一側縁(図4に
おける右側縁)に上方の支持板(6)、中間の支持板
(7)、下方の支持板(8)に分割された支持板(4)
が取付板(5)に対し垂直に起立して形成されており、
取付板(5)の長手方向の他側縁(図4における左側
縁)から、上端から下端にわたり直線状で細幅の補強片
(9)が取付板(5)に対し支持板(4)と同一側に垂
直に起立して形成されている。取付板(5)は上方部と
下方部が同一幅で、中間部が幅方向に拡張された幅広部
(5a)となっている。従って、上方の支持板(6)、
中間の支持板(7)、下方の支持板(8)は互いに平行
であり、また、これら支持板(6)、(7)、(8)と
補強片(9)とは平行となっている。取付板(5)に
は、施錠装置(1)をパチスロ機の本体枠の裏面に取り
付けることができるように止めネジ挿通孔(11)が穿
設されている。中間の支持板(7)に対応する取付板
(5)の幅広部(5a)には錠取付け孔(12)が穿設
され、この錠取付け孔(12)にシリンダ錠(13)を
挿通し、フランジ部(14)のネジ孔(15)、(1
5)と、取り付け板(5)のネジ孔(16)、(16)
との位置を合わせた状態においてネジ(17)、(1
7)で螺着されている。シリンダ錠(13)の錠軸(1
8)には、施錠杆(2)を施錠位置から解錠位置に移動
させたり、作動杆(19)を非作動位置から作動位置に
移動させるためのカム板(20)が取り付けられてい
る。 【0009】また、取付板(5)は中間の支持板(7)
と下方の支持板(8)の間において取付板(5)の幅方
向(外側)に張り出された張り出し部(21)が形成さ
れている。該張り出し部(21)にはパチスロ機のリセ
ットに使用される光電スイッチ等の非接触スイッチ(2
2)がネジ止めされている。 【0010】上方の支持板(6)には、抜け止め頭部
(23a)に連接した首部(23b)を有する略T字状
の打ち抜き起立片(23)が所定間隔をおいて2箇所
に、下方の支持板(8)には、同様のT字状の起立片
(23)が一箇所に形成され、各起立片(23)は首部
(23b)の基端部において折り曲げ加工されて支持板
(4)から基枠体(3)の内側(図4においては支持板
の左側面側)に向けて突設されている。 【0011】施錠杆(2)は、支持板(4)の縦方向の
長さとほぼ等しい長さの金属製の板材からなり、上方の
支持板(6)、中間の支持板(7)、下方の支持板
(8)に沿って移動ができるように中間部が中間の支持
板(7)側に折り曲げられて所定長さの段部(24)が
形成されている。そして、施錠杆(2)には上下両端部
から後方に向かう鉤部(25)、(25)が一体に形成
されている。なお、鉤部としては、別体の鉤部用の部材
を施錠杆に溶接したもの等であってもよい。施錠杆
(2)には、前記起立片(23)に応じその頭部(23
a)の挿通を可能とする挿通部(26a)と首部(23
b)で案内される案内部(26b)からなる略T字状の
案内孔(26)が上方部に2箇所、下方部に1箇所穿設
されている。案内孔の挿通部(26a)に起立片の頭部
(23a)を挿通できるように支持板(4)に施錠杆
(2)を合わせ、挿通部(26a)に頭部(23a)を
挿通させた後、後述するように案内部(26b)が起立
片(23)の首部(23b)で案内されて施錠杆(2)
が移動するように設定することで、施錠杆(2)は頭部
(23a)により抜け、浮き上がりが防止されて、首部
(23b)に案内部(26b)が案内されて上下方向に
移動することができることとなる。案内部(26b)の
長さ(X)(図6参照)は少なくとも施錠杆(2)を施
錠位置と解錠位置とで移動可能とする長さに起立片(2
3)の厚さを加えた長さとなるように設定されている。
施錠杆(2)の支持板(4)に沿った移動を円滑に行わ
せるには、少なくとも施錠杆(2)の上下部2箇所に案
内孔(26)を穿設し、支持板(4)の起立片の首部
(23b)に施錠杆(2)の案内孔の案内部(26b)
が案内されるようにすることが好ましい。 【0012】施錠杆(2)の段部(24)を形成するた
めの折り曲げ深さは、施錠杆(2)と中間の支持板
(7)、および施錠杆(2)と下方の支持板(8)の間
に、作動杆(19)が挿入される挿入スペースが形成さ
れるように設定されている。後述するように該挿入スペ
ースに作動杆が挿入され、非作動位置と作動位置とに移
動可能とされる。 【0013】中間の支持板(7)の長手方向の後縁(7
a)にはストッパー片(27)が形成されており、施錠
杆(2)の段部(24)の長手方向の後縁(24a)に
は、ストッパー片(27)を受け入れる第1切欠(2
8)が形成されている。該ストッパー片(27)は基枠
体(3)の内側に向けて支持板(4)に直角に折り曲げ
られて、第1切欠(28)に受け入れられ、ストッパー
片(27)の上端が第1切欠(28)の上辺と当接した
施錠位置とストッパー片(27)の下端が第1切欠(2
8)の下辺と当接した解錠位置で、施錠杆(2)は停止
するようになっており、その間で施錠杆(2)の移動が
可能とされている。従って、図6に示すように、第1切
欠(28)の底辺の長さ(K)とストッパー片(27)
の幅(d)の差の分(L)が施錠杆(2)の移動距離に
相当することになる。 【0014】ここにおいて、ストッパー片(27)が折
り曲げられて、施錠杆(2)の第1切欠(28)に受け
入れられた後は、ストッパー片(27)の上端が第1切
欠(28)の上辺と当接した施錠位置においては、案内
部(26b)の上辺が起立片(23)の近傍に位置して
おり、ストッパー片(27)の下端が第1切欠(28)
の下辺と当接した解錠位置においては、起立片(23)
が案内孔(26)の挿通部(26a)にまでは達せず、
案内部(26b)に位置するようにストッパー片(2
7)と第1切欠(28)、起立片(23)と案内部(2
6b)とが設定されており、施錠杆(2)が施錠位置か
ら解錠位置まで距離L移動しても、施錠杆(2)の案内
孔の挿通部(26a)に起立片(23)が位置すること
がなく、施錠杆(2)が起立片(23)から外れるよう
なことがない。 【0015】施錠杆(2)の上方部にはバネ掛止爪(3
0)が設けられており、該バネ掛止爪(30)に引張バ
ネ(31)の一端が掛止され、他端が取付板(5)に設
けられたバネ掛止爪(32)に掛止され、施錠杆(2)
が下方に付勢されるようになっている。従って、引張バ
ネ(31)の付勢力により施錠杆(2)は、図6の実線
で示すように、施錠杆(2)の第1切欠(28)の上辺
がストッパー片(27)の上端に当接した施錠位置にお
いて常時は停止している。 【0016】施錠杆(2)の下方部の前縁(2b)に
は、後述する作動杆(19)に設けられたバネ掛止片の
移動を可能とする第2切欠(33)が形成されている。
施錠杆(2)の段部(24)には、カム板(20)の第
1突部(20a)に係合する係合孔(34)が穿設され
ており、シリンダ錠(13)の作動によりカム板(2
0)を図4における反時計方向(以後カム板の回動方向
については、図4に基づくものとして説明する。)に回
動させると、カム板(20)の第1突部(20a)が係
合孔(34)の上辺に係合し、施錠杆(2)が引張バネ
(31)の付勢力に抗し、施錠位置から解錠位置にまで
上方に向けて移動できるようになっている。 【0017】作動杆(19)は、金属製の板材を段状に
折り曲げてなり、長手方向の後縁(19a)の上部に
は、中間の支持板(7)に設けられたストッパー片(2
7)を受け入れる切欠(35)が形成されている。該ス
トッパー片(27)の下端が切欠(35)の下辺と当接
した非作動位置とストッパー片(27)の上端が切欠
(35)の上辺と当接した作動位置とで、作動杆(1
9)が停止し、その間で作動杆(19)の移動が可能と
されている。従って、図7に示されるように、切欠(3
5)の底辺の長さ(M)とストッパー片(27)の幅
(d)の差の分(N)が作動杆(19)の移動距離に相
当することになる。施錠杆(2)の第1切欠(28)の
底辺の長さ(K)と作動杆(19)の切欠(35)の底
辺の長さ(M)は同一とすることが設計、製作、操作上
の観点から好ましい。 【0018】作動杆(19)の後縁(19a)の中間部
には、外側に非接触スイッチ(22)を作動させるため
の遮光片(36)が折り曲げ形成されており、下部に
は、バネ掛止片(37)が内側に折り曲げ形成されてい
る。該バネ掛止片(37)は、施錠杆(2)の第2切欠
(33)を通って基枠体(3)の内側に突出しており、
バネ掛止片(37)の先端に引張バネ(40)の一端が
掛止され、他端が取付板(5)に設けられたバネ掛止爪
(41)に掛止され、作動杆(19)が上方に付勢され
るようになっている。従って、引張バネ(40)の付勢
力により作動杆(19)は、図7の実線で示すように、
作動杆(19)の切欠(35)の下辺がストッパー片
(27)の下端に当接した非作動位置において常時は停
止している。 【0019】作動杆(19)の上方部には、シリンダ錠
(13)を作動させカム板(20)を反時計方向へ回動
させた時に、第1突部(20a)を通過させるための逃
がし孔(42)が穿設されている。施錠杆(2)の段部
(24)にはカム板(20)の第2突部(20b)を通
過させるための逃がし孔(43)が穿設されており、シ
リンダ錠(13)を作動させカム板(20)を時計方向
へ回動させる時に第1突部(20a)が通過し、第2突
部(20b)が作動杆(19)の上辺(19b)に当接
し、作動杆(19)を引張バネ(40)の付勢力に抗し
下方に移動させる。そして、中間の支持板(7)には、
カム板(20)の反時計方向への回動時に第1突部(2
0a)を通過させ、また、カム板(20)の時計方向へ
の回動時に第2突部(20b)を通過させるための逃が
し孔(44)が穿設されている。 【0020】また、上方の支持板(6)の後縁と下方の
支持板(8)の後縁には内側に向かって折り曲げ片(4
5)、(45)がそれぞれ形成されている。該折り曲げ
片(45)、(45)は、施錠杆(2)を案内する機能
と、後述するように施錠装置(1)がパチスロ機の前面
枠に取り付けられ、本体枠の係止具に施錠杆(2)の鉤
部(25)、(25)が係合して使用されている時に、
前面枠を無理に前方にこじ開けようとする力が働いた場
合等において、施錠杆(2)の長手方向の後縁(2a)
が折り曲げ片(45)、(45)に当接することで、支
持板(4)に突設された起立片(23)の首部(23
b)には直接力が掛からないようにして起立片(23)
の損傷等を防止するストッパーとしての機能を果たすも
のであり、防犯上等においては有効であるが、該折り曲
げ片(45)、(45)は必ずしも必要とされるもので
はない。 【0021】この施錠装置(1)は、以下のようにして
組み立てることができる。先ず、折り曲げ片(45)、
(45)を折り曲げ形成し、ストッパー片(27)は折
り曲げ形成していない状態において、非接触スイッチ
(22)を張り出し部(21)にネジ止めする。作動杆
(19)を支持板(4)に沿って所定の位置に配置さ
せ、次いで、施錠杆(2)の第2切欠(33)に作動杆
(19)のバネ掛止片(37)を挿入するとともに、施
錠杆(2)の案内孔の挿通部(26a)に支持板の起立
片の頭部(23a)が挿通できるように支持板(4)に
施錠杆(2)を位置合わせし、挿通部(26a)に起立
片の頭部(23a)を挿通させる。次いで、案内孔の案
内部(26b)に起立片(23)が位置するように施錠
杆(2)を下方に若干移動させ、施錠杆(2)の第1切
欠(28)と作動杆(19)の切欠(35)とを重ね合
わせた状態で、ストッパー片(27)を中間の支持板
(7)に直角に内側に折り曲げて、これら第1切欠(2
8)、切欠(35)にストッパー片(27)が受け入れ
られるようにする。次いで、引張バネ(31)を施錠杆
(2)のバネ掛止爪(30)と取付板(5)のバネ掛止
爪(32)に掛止させると、施錠杆(2)は引張バネ
(31)の付勢力により下方に付勢されて、施錠杆
(2)の第1切欠(28)の上辺がストッパー片(2
7)の上端と当接し、施錠位置に設定される。また、引
張バネ(40)を取付板(5)のバネ掛止爪(41)と
作動杆(19)のバネ掛止片(37)に掛止させると、
作動杆(19)は引張バネ(40)の付勢力により上方
に付勢されて、作動杆(19)の切欠(35)の下辺が
ストッパー片(27)の下端と当接し、非作動位置に設
定される。次いで、シリンダ錠(13)を取付板(5)
の錠取付け孔(12)に挿通し、フランジ部(14)の
ネジ孔(15)、(15)と取り付け板(5)のネジ孔
(16)、(16)と位置を合わせ、カム板(20)の
第1突部(20a)が施錠杆(2)の係合孔(34)に
向かい合い、第2突部(20b)が施錠杆(2)の逃が
し孔(43)および作動杆(19)の上辺(19b)に
向かい合うようにして、ネジ(17)、(17)でシリ
ンダ錠(13)を取付板(5)に螺着する。 【0022】このようにして組み立てられた施錠装置
(1)の取付板(5)の表面をパチスロ機の前面枠(4
6)の裏面に当て、取付板(5)の止めネジ挿通孔(1
1)を利用して、施錠装置(1)をパチスロ機の前面枠
(46)の裏面にネジで固定させ、パチスロ機の本体枠
に設けた係止具(47)、(47)に施錠杆(2)の鉤
部(25)、(25)を係合させて前面枠(46)を本
体枠に施錠することができる(図8参照)。 【0023】このような施錠装置(1)は、シリンダ錠
(13)を作動させカム板(20)を反時計方向に回動
させることで、カム板(20)の第1突部(20a)が
係合孔(34)に係合し、引張バネ(31)の付勢力に
抗し、施錠杆(2)が支持板(4)に突設された起立片
(23)の抜け止め頭部(23a)により浮き上がりを
防止された状態で、ストッパー片(27)の上端が第1
切欠(28)の上辺と当接した施錠位置からストッパー
片(27)の下端が第1切欠(28)の下辺と当接した
解錠位置に移動して停止し、鉤部(25)、(25)が
係止具(47)、(47)から外れ解錠される。シリン
ダ錠(13)の作動を解除することで、施錠杆(2)は
引張バネ(31)の付勢力により施錠位置にまで戻され
る。そして、前面枠(46)を閉める動作に伴い、鉤部
(25)、(25)の傾斜辺(25a)、(25a)が
係止具(47)、(47)に当接し、施錠杆(2)が上
方に移動し、次いで、引張バネ(31)の付勢力で施錠
位置に戻り、鉤部(25)、(25)と係止具(4
7)、(47)とが係合し、施錠される。 【0024】シリンダ錠(13)を作動させカム板(2
0)を時計方向に回動させることで、カム板(20)の
第2突部(20b)が逃がし孔(43)を通過して作動
杆(19)の上辺(19b)に当接し、作動杆(19)
が引張バネ(40)の付勢力に抗し下方に移動される。
これにより作動杆(19)は、ストッパー片(27)の
下端に作動杆(19)の切欠(35)の下辺が当接した
非作動位置からストッパー片(27)の上端が切欠(3
5)の上辺と当接した作動位置にまで移動し、作動杆
(19)の遮光片(36)によって非接触スイッチ(2
2)が作動し、リセットが行われる。シリンダ錠(1
3)の作動を解除することで、作動杆(19)は引張バ
ネ(40)の付勢力により非作動位置にまで戻される。 【0025】支持板に突設された起立片の形状は、前述
した形状に限られず、例えば、T字状の起立片の頭部の
一方を削除した図9(a)に示すようなL字状の起立片
(50)であってもよい。この場合、施錠杆(2)に穿
設する案内孔の形状は、前記起立片(50)の形状に対
応した略L字状の案内孔(51)とすればよい。そし
て、図9(b)に示すように、起立片(50)はL字状
の起立片と逆L字状の起立片を交互に施錠杆に設けるこ
とが、施錠杆の支持板からの抜け等を防止するためには
好ましい。 【0026】また、シリンダ錠の取付板への取付位置
は、取付板の中間部に限られるものではなく、取付板の
下方部、上方部であってもよい。シリンダ錠としては、
ピンタンブラー錠、ディスクタンブラー錠が含まれる。 【0027】図1〜図7においては、支持板が上方、中
間、下方の支持板に分割され、中間と下方の支持板の間
から取付板の広幅部を外側に延長させ基枠体に補強片が
設けられたものであるが、これに限られるものではな
い。支持板が一体となったものであってもよく、例え
ば、補強片を省き、取付板の広幅部を内側(左側)に設
け、該広幅部に非接触スイッチを取り付け、作動杆の遮
光片を内側(左側)になるように折り曲げ形成するよう
にすればよい。この場合は、基枠体は断面L字状とな
る。 【0028】また、施錠杆と作動杆の移動を、カム板の
回動を利用した動力伝達機構を用いたものとして説明し
たが、これに限られるものではなく、ラックとピニオン
のような歯車伝動機構等適宜の構造が採用可能である。
ラックとピニオンを用いた歯車伝動機構の場合は、錠の
錠軸に施錠杆移動用のピニオンと作動杆移動用のピニオ
ンを設け、施錠杆と作動杆にそれぞれのピニオンに噛み
合うラックを設けたものが採用できる。 【0029】施錠装置としては、パチスロ機に適したも
のとして示したが、これに限られず、作動杆に代えパチ
ンコ機用のガラス枠解錠操作杆を採用することでパチン
コ機の施錠装置とすることもできることはいうまでもな
い。 【0030】 【発明の効果】この発明は、以上詳しく説明したように
構成されているので、以下に記載されるような効果を奏
する。この発明によれば、支持板の起立片やストッパー
片は、打ち抜き等によりそれぞれ所定形状に形成してお
き、これを折り曲げ加工することで容易にかつ正確に形
成することができる。施錠杆の案内孔と切欠も打ち抜き
等によりそれぞれ所定形状に形成すればよく、容易であ
りしかも正確である。また、組立においても、従来のも
ののようにリベットマシン等によってガイドピン等をリ
ベット打ちする必要がなく、単に、施錠杆の案内孔の挿
通部に支持板の起立片の頭部を挿通させ、ストッパー片
を施錠杆の切欠位置において折り曲げればよいことか
ら、組立工数が少なく作業が容易でしかも高精度に組み
立てることができる。そして、支持板の起立片やストッ
パー片、施錠杆の案内孔や切欠はそれぞれ支持板や施錠
杆から形成されていること、いわば部品が一体となって
いることから、従来のものと比べ部品点数も少なく構造
が簡単で、堅固である。その結果、製品コストを低く抑
えることができるとともに、故障が少ない。そして、シ
リンダ錠を作動させることにより、支持板に突設された
起立片の抜け止め頭部により施錠杆が浮き上がりが防止
された状態で、付勢手段の付勢力に抗し施錠位置から前
記支持板のストッパー片の下端に該施錠杆の切欠の下辺
が当接する解錠位置にまで移動し、鉤部と遊技機の本体
枠に設けられた係止具との係合が開放されて解錠され、
また、シリンダ錠の作動を解除することで、前記施錠杆
は付勢手段の付勢力により施錠位置にまで戻され、鉤部
が、遊技機の本体枠に設けられた係止具と係合し施錠さ
れようになっていることから、施錠杆の支持板に沿って
の移動にあたり等がなく円滑であって操作性の良好な遊
技機の施錠装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の施錠装置の一実施の形態を示す正面
図である。 【図2】図1に示す施錠装置の左側面図である。 【図3】図1に示す施錠装置の右側面図である。 【図4】図1に示す施錠装置の背面図である。 【図5】図1に示す施錠装置の部分拡大分解斜視図であ
る。 【図6】図1に示す施錠装置における支持板と施錠杆の
施錠位置と解錠位置との関係を示す説明図である。 【図7】図1に示す施錠装置における支持板と作動杆の
非作動位置と作動位置との関係を示す説明図である。 【図8】図1に示す施錠装置をパチスロ機に取り付けた
状態を例示する説明図である。 【図9】この発明の施錠装置の他の実施の形態を示し、
(a)は部分拡大斜視図、(b)は起立片と案内孔との
関係を示す説明図である。 【図10】従来の施錠装置の左側面図である。 【符号の説明】 1 施錠装置 2 施錠杆 3 基枠体 4 支持板 5 取付板 13 シリンダ錠 19 作動杆 20 カム板 23 起立片 26 案内孔 27 ストッパー片 28 第1切欠 35 切欠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 7/02 327 A63F 5/04 512 E05B 61/00 E05B 9/04 E05B 9/08 E05B 65/02 E05B 65/06 G11B 15/675 101

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 縦長の取付板の縁から支持板が起立して
    形成されてなる基枠体の内側に、施錠杆を前記支持板の
    長手方向に沿って移動可能に配設し、該施錠杆を引張バ
    ネにより施錠方向に付勢させ、取付板に取り付けたシリ
    ンダ錠の作動により前記引張バネの付勢力に抗し前記施
    錠杆を施錠位置から解錠位置にまで所定距離移動させて
    解錠を行う遊技機の施錠装置において、 前記支持板には、少なくとも上下部に抜け止め頭部に連
    接した首部を有する起立片が前記基枠体の内側に向かっ
    て折り曲げ突設されるとともに、前記施錠杆を施錠位置
    と解錠位置に停止させるストッパー片が長手方向縁から
    前記基枠体の内側に向かって折り曲げ形成されており、 前記施錠杆には、前記起立片が挿通される所定幅の挿通
    部と起立片の首部で案内される所定長さの案内部からな
    る案内孔が穿設されるとともに、長手方向縁に前記スト
    ッパー片を受け入れ、施錠位置と解錠位置に施錠杆を停
    止させる所定長さの切欠が設けられ、 前記施錠杆の案内孔の案内部が前記起立片の首部で案内
    され、前記支持板のストッパー片の上端に前記施錠杆の
    切欠の上辺が当接する施錠位置と、前記支持板のストッ
    パー片の下端に前記施錠杆の切欠の下辺が当接する解錠
    位置とで施錠杆の移動が停止されるように構成されてな
    ることを特徴とする遊技機の施錠装置。
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