JP3515623B2 - 延縄用ロープ - Google Patents
延縄用ロープInfo
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- JP3515623B2 JP3515623B2 JP33539894A JP33539894A JP3515623B2 JP 3515623 B2 JP3515623 B2 JP 3515623B2 JP 33539894 A JP33539894 A JP 33539894A JP 33539894 A JP33539894 A JP 33539894A JP 3515623 B2 JP3515623 B2 JP 3515623B2
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- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B1/00—Constructional features of ropes or cables
- D07B1/16—Ropes or cables with an enveloping sheathing or inlays of rubber or plastics
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- Ropes Or Cables (AREA)
- Mechanical Means For Catching Fish (AREA)
- Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Description
は沿岸漁業において行われている延縄漁に用いる延縄用
ロープに関する。
ロ延縄の幹縄が100〜150Kmにもおよび、沿岸で使
用されるものでも100Kmのものも珍しくない。この延
縄用ロープとして、従来からビニロン、テトロン、ナイ
ロン等の繊維または同ロープに毛羽を有するフィラメン
ト糸を配置したロープ等や、ロープにピッチを含浸させ
た延縄用ロープが使用されていた。
からなる芯材の回りをポリエステル等の保護材で被覆
し、この保護材に液状のポリウレタン樹脂を含浸させた
高強度ロープおよび該ロープにさらに溶融ポリウレタン
ポリマーを被覆させた高強度ロープの製造法が提案され
ている(特開昭63−112785号公報)。
ビニロン等の繊維またはフィラメント糸を配置したロー
プでは、幹縄を揚縄機(ラインホラー)で揚縄する際に
船体またはラインホラー等に幹縄が擦れて操作中に損傷
を受けたり、マグロ等の大きな魚が多数かかってライン
ホラーに高接圧がかかった場合等に、摩耗が甚だしく幹
縄が切断されると云う問題があった。この問題の対応策
として、前記従来例のピッチを含浸させた延縄用ロープ
が用いられていたが、使用したピッチが滲み出てベタつ
くなどの点で作業性に問題が多いのみならず、延縄用ロ
ープとしては耐摩耗性もいまだ十分なものではなかっ
た。
昭63−112785号公報)で得られるロープでは、
ロープ内部への水分の浸透を妨げ水分によるロープの劣
化を防止する効果はあるものの、ロープ自体の復元力が
強く柔軟性に乏しいと云う欠点がある。延縄用ロープ自
体の性状として、揚縄機(ラインホラー)で揚縄し狭い
甲板上に巻き上げる際に支障なく作業を行うためには、
柔軟で復元力が弱いことが要求される。従って、前記の
製造法で得られる高強度ロープでは、揚縄して甲板上に
巻き上げた際にロープが輪になりにくくロープがもつれ
る等の作業上の問題が生じるため、狭い甲板で作業する
必要のある延縄用ロープに利用するのは困難である。
た問題点を解決し、作業性および耐摩耗性に優れた延縄
用ロープを提供することを目的とする。
達成すべく鋭意研究を重ねた結果、意外にもロープに特
定の硬度を有する合成樹脂を含浸させることにより、従
来の問題点が解決できることを認め、この知見に基づき
本発明を完成した。
に記載した延縄用ロープを提供するものである。 (1)ロープに硬化時の硬度がショアーA70〜ショア
ーD80である合成樹脂を含浸させたことを特徴とする
延縄用ロープ。 (2)合成樹脂がポリウレア(ウレタン)樹脂、ポリウ
レタン樹脂、アクリル樹脂、フェノール樹脂およびエポ
キシ樹脂から選ばれるものである(1)項記載の延縄用
ロープ。 (3)合成樹脂がポリウレア(ウレタン)樹脂およびポ
リウレタン樹脂から選ばれるものである(1)項記載の
延縄用ロープ。 (4)合成樹脂がポリウレア(ウレタン)樹脂である
(1)項記載の延縄用ロープ。 (5)ポリウレア(ウレタン)樹脂が、一般式
量200以上の不飽和結合を含んでも良いポリアルキレ
ン、ポリアルキレンエーテルまたはポリアルキレンポリ
エステルを示す。mは1〜3の整数を示し、nは2〜4
の整数を示し、xは平均値であって、0〜0.4の数を
示す。)で表されるアミン化合物または/該アミン化合
物および芳香族ポリアミンからなるアミン成分と、ポリ
イソシアネートとポリオールを反応させて得られる末端
にイソシアネート基を有するプレポリマーおよびポリイ
ソシアネートからなるイソシアネート成分とを反応させ
てなるポリウレア(ウレタン)エラストマーである
(4)項記載の延縄用ロープ。 (6)芳香族ポリアミンが、ジアミノジフェニルメタン
系の芳香族ジアミン、酸素原子または硫黄原子含有芳香
族ジアミン、アミノ安息香酸エステル系芳香族ジアミ
ン、トルエンジアミン系の芳香族ジアミン、ジアミノジ
フェニルプロパン系の芳香族ジアミン、および芳香族テ
トラミンより選ばれる1種またはそれ以上を用いるもの
である(5)項記載の延縄用ロープ。 (7)含浸が、不活性有機溶媒で1〜50%の溶液また
は分散液とした合成樹脂を用いて行われるものである
(1)項ないし(6)項のいずれか一項に記載の延縄用
ロープ。 (8)合成樹脂がポリウレア(ウレタン)エラストマー
を用いて行われるものである(7)項記載の延縄用ロー
プ。 (9)不活性有機溶媒が脂肪族ケトン、芳香族炭化水
素、非プロトン性極性溶媒、および脂肪酸エステルより
選ばれる1種またはそれ以上を用いるものである(7)
ないし(8)項のいずれか一項に記載の延縄用ロープ。 (10)含浸が常温で行われるものである(1)項ない
し(9)項のいずれか一項に記載の延縄用ロープ。
に説明する。まず、本発明の延縄用ロープの製造に用い
るロープおよび合成樹脂について説明する。本発明の延
縄用ロープは、ロープに合成樹脂を含浸させてなるもの
であり、本発明で使用可能なロープとしては、通常の延
縄用ロープに用いられているものも含めて天然繊維また
は合成繊維のロープがある。具体的には、天然繊維のロ
ープとして、マニラ麻やサイザル麻のロープ等を例示で
きる。また、合成繊維のロープとして、ポリビニール、
ポリアミド、ポリエステル等のロープや、この合成繊維
とアラミド繊維等の高強度繊維との複合繊維のロープ等
をそれぞれ例示できる。
化時の硬度がショアーA70〜ショアーD80、好まし
くはショアーA80〜ショアーD60の範囲に入るもの
であればよい。ショアーA70よりも硬度が低い合成樹
脂では、耐摩耗性が不十分であり、ショアーD80より
も硬度が高い合成樹脂では、ロープ表面が脆くなりはげ
落ちたり、ロープ全体として柔軟性がなくなり作業性が
低下するなどの事態を招くため好ましくない。
のであれば、どの種類の樹脂であっても使用できるが、
この中でも原料入手の容易さや、可塑剤等の使用により
簡便に目的とする硬度を達し得る等の観点から、ポリウ
レア(ウレタン)樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリル樹
脂、フェノール樹脂およびエポキシ樹脂が好ましい。さ
らに、取扱い易さや硬度の調整の容易さ、エラスチック
な性質を有するものを造ることができる等の観点から、
ポリウレア(ウレタン)樹脂およびポリウレタン樹脂が
より好ましい。中でもポリウレア(ウレタン)樹脂は常
温硬化性であり、イソシアネート成分中のイソシアネー
ト基が水分や水酸基よりも先にアミノ基と反応してウレ
ア結合の形成に消費されるため炭酸ガスの発生が起きに
くく、特に好ましい樹脂として例示できる。
樹脂の代表的な例として、ポリウレア(ウレタン)樹脂
について説明するが、これ以外の樹脂も、例えば可塑剤
や各種フィラーを併用して硬度の調整を行う等、適宜そ
の合成樹脂あるいはその合成樹脂の原料成分等の性状に
合わせた方法によって本発明の延縄用ロープの製造に用
いればよい。
成分とイソシアネート成分とを反応させたものである。
該アミン成分は、一般式(化2)で表されるアミン化合
物/または一般式(化2)で表されるアミン化合物およ
び芳香族ポリアミンよりなるものである。ここで、一般
式(化2)で表されるアミン化合物としては、例えばポ
リエチレングリコールビス(4−アミノベンゾエー
ト)、ポリエチレングリコールビス(2−アミノベンゾ
エート)、ポリエチレングリコールビス(3−アミノベ
ンゾエート)、ポリテトラメチレングリコールビス(4
−アミノベンゾエート)、ポリテトラメチレングリコー
ルビス(2−アミノベンゾエート)、ポリプロピレング
リコールビス(4−アミノベンゾエート)、ポリプロピ
レングリコールビス(2−アミノベンゾエート)、ポリ
(オキシエチレン−オキシプロピレン)グリコールビス
(4−アミノベンゾエート)、ポリオキシブチレングリ
コールビス(4−アミノベンゾエート)、ポリテトラメ
チレングリコールビス(3,5−ジアミノベンゾエー
ト)、ポリプロピレンエーテルグリセロールトリス(4
−アミノベンゾエート)、ポリプロピレンエーテルペン
タエリスリトールテトラキス(4−アミノベンゾエー
ト)、ポリオキシエチレンビス(4−アミノベンズアミ
ド)、ポリオキシプロピレンビス(4−アミノベンズア
ミド)、ポリオキシプロピレンビス(3,5−ジアミノ
ベンズアミド)等を挙げることができる。これらの化合
物は、常に中心部のポリアルキレン含有部〔一般式(化
2)中のA〕の平均分子量が200以上の範囲に入るも
のである。
ハロゲン原子、アルキル基、トリフルオロメチル基、ア
ルコキシカルボニル基等の任意の置換基が導入されてい
ても良い。このような芳香族ポリアミンの例としては、
4,4’−メチレンビスアニリン、4,4’−メチレン
ビス(2−クロロアニリン)、4,4’−メチレンビス
(2,3−ジクロロアニリン)(TCDAM)、4,
4’−メチレンビス(2,5−ジクロロアニリン)、
4,4’−メチレンビス(2−メチルアニリン)、4,
4’−メチレンビス(2−エチルアニリン)、4,4’
−メチレンビス(2−イソプロピルアニリン)、4,
4’−メチレンビス(2,6−ジメチルアニリン)、
4,4’−メチレンビス(2,6−ジエチルアニリ
ン)、4,4’−メチレンビス(2−エチル−6−メチ
ルアニリン)、4,4’−メチレンビス(2−クロロ−
6−メチルアニリン)、4,4’−メチレンビス(2−
クロロ−6−エチルアニリン)、4,4−メチレンビス
(3−クロロ−2,6−ジエチルアニリン)、4,4’
−メチレンビス(2−トリフルオロメチルアニリン)、
4,4’−メチレンビス(2−メトキシカルボニルアニ
リン)等のジアミノジフェニルメタン系の芳香族ジアミ
ン;4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、4,4’
−ジアミノ−3,3’−ジクロロジフェニルエーテル、
4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、4,4’−ジ
アミノ−3,3’−ジクロロジフェニルスルホン、ビス
(4−アミノフェノキシフェニル)スルホン、1,2−
ビス(2−アミノフェニルチオ)エタン、ビス〔2−
(2−アミノフェニルチオ)エチル〕テレフタレート等
の酸素原子または硫黄原子含有芳香族ジアミン;1,3
−プロパンジオールビス(4−アミノベンゾエート)、
1,4−ブタンジオールビス(4−アミノベンゾエー
ト)、ジエチレングリコールビス(4−アミノベンゾエ
ート)、トリエチレングリコールビス(4−アミノベン
ゾエート)、4−クロロ−3,5−ジアミノ安息香酸イ
ソプロピル、4−クロロ−3,5−ジアミノ安息香酸イ
ソブチル等のアミノ安息香酸エステル系芳香族ジアミ
ン;2,4−トルエンジアミン、2,6−トルエンジア
ミン、3,5−ジエチル−2,4−トルエンジアミン、
3,5−ジエチル−2,6−トルエンジアミン、3,5
−ジメチルチオ−2,4−トルエンジアミン、3,5−
ジメチルチオ−2,6−トルエンジアミン等のトルエン
ジアミン系の芳香族ジアミン;2,2−ビス(4−アミ
ノフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−アミノ−3
−メチルフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−アミ
ノ−3−エチルフェニル)プロパン、2,2−ビス(4
−アミノ−3−イソプロピルフェニル)プロパン、2,
2−ビス(4−アミノ−3,5−ジメチルフェニル)プ
ロパン、2,2−ビス(4−アミノ−3,5−ジエチル
フェニル)プロパン、2,2−ビス(4−アミノ−3,
5−ジイソプロピルフェニル)プロパン、2,2−ビス
(4−アミノ−3−エチル−5−メチルフェニル)プロ
パン等のジアミノジフェニルプロパン系の芳香族ジアミ
ン;3,3’−ジアミノベンゾフェノン、m−もしくは
p−キシリレンジアミン等の芳香族ジアミン;3,
3’,4,4’−テトラアミノジフェニルエーテル、
3,3’,4,4’−テトラアミノビフェニル等の芳香
族テトラミン等が挙げられる。これらの芳香族ポリアミ
ンは単独で、あるいは2種以上の混合物として使用する
ことができる。この芳香族ポリアミンの割合は、所望の
物性、作業性等によって異なるが、用いるアミン成分
〔一般式(化2)で表されるアミン化合物または/一般
式(化2)で表されるアミンおよび合芳香族ポリアミン
の混合物〕中、通常0〜50重量%であり、好ましくは
0〜30重量%、更に好ましくは0〜15重量%であ
る。
ートとポリオールを反応させて得られる末端にイソシア
ネート基を有するプレポリマーおよびポリイソシアネー
トからなるものである。ここでポリイソシアネートとし
ては、例えばヘキサメチレンジイソシアネート(HMD
I)、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシ
アネート、1,3,6−ヘキサメチレントリイソシアネ
ート、シクロヘキサンジイソシアネート、2,4−トリ
レンジイソシアネート(2,4−TDI)、2,6−ト
リレンジイソシアネート(2,6−TDI)、2,4−
TDIと2,6−TDIの混合物、2,4−トリレンジ
イソシアネートの2量体、キシリレンジイソシアネート
(XDI)、メタキシリレンジイソシアネート(MXD
I)、テトラメチルキシリレンジイソシアネート、m−
フェニレンジイソシアネート、4,4’−ビフェニルジ
イソシアネート、ジフェニルエーテル−4,4’−ジイ
ソシアネート、3,3’−ジトルエン−4,4’−ジイ
ソシアネート(TODI)、ジアニシジンジイソシアネ
ート(DADI)、4,4’−ジフェニルメタンジイソ
シアネート(MDI)、液状MDI、3,3’−ジメチ
ル−4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、
1,5−ナフタレンジイソシアネート(NDI)、トリ
フェニルメタントリイソシアネート(TTI)等、ポリ
ウレタンエラストマーの製造に通常使用されている任意
のポリイソシアネートを挙げることができる。
シアネートに一般式(化3)
れるポリオールを所定量反応させて得られる、両末端に
イソシアネート基を有する反応生成物を使用することが
できる。
けるアミン成分とイソシアネート成分との割合は、イソ
シアネート基(−NCO)とアミノ基(−NH2 )のモ
ル比(−NCO/−NH2 )が通常0.9〜1.5の範
囲、好ましくは1.0〜1.3の範囲であればよい。
タン)樹脂は、ショアーA70以上ショアーD80以下
の硬度に調整するのも容易である。また、得られるポリ
ウレア(ウレタン)樹脂は、多くの場合エラスチックな
性質をも有しており、ロープに含浸させた場合によくそ
の性能を発揮でき、本発明の延縄用ロープに用いるには
好適である。
製においては、通常は必要ないが場合により触媒を用い
ることもできる。該触媒としてはアミン成分〔前記一般
式(化2)で表されるアミン化合物または/一般式(化
2)で表されるアミン化合物および芳香族ポリアミンの
混合物〕に溶解するものが好ましい。このような触媒と
して、例えばトリエチレンジアミン、トリエチルアミ
ン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、ヘキサメ
チレンテトラミン、N−アルキルモルホリン、N−ペン
タメチルジエチレントリアミン、N−ヘキサメチルトリ
エチレンテトラミン、N,N−ジエチルアニリン、N,
N−ジメチルベンジルアミン、N,N−ジメチルラウリ
ルアミン、N,N−ジメチルピペリジン、N,N−ジメ
チルピペラジン、N,N,N’,N’−テトラメチレン
エチルジアミン、N,N,N’,N’−テトラメチルプ
ロパンジアミン、N,N,N’,N’−テトラメチル−
1,3−ブタンジアミン、N,N,N’,N’−テトラ
メチルヘキサメチレンジアミン、N,N,N’,N”,
N’−ペンタメチルジエチレントリアミン、トリス(ジ
メチルアミノメチル)フェノール、N,N’,N”−ト
リス(ジアルキルアミノアルキル)ヘキサヒドロ−s−
トリアジン、1,8−ジアザビシクロ−〔5.4.0〕
−ウンデセン(DBU)、1,8−ジアザ−ビシクロ−
〔5.4.0〕−ウンデセンメチルアンモニウムメトサ
ルファイト等の第三級アミン類やアジリジニル化合物等
が挙げられる。また、他の触媒として有機金属触媒が使
用でき、このようなものとしてルイス酸触媒、例えばテ
トラ−n−ブチルスズ、トリ−n−ブチルスズアセテー
ト、n−ブチルスズトリクロライド、トリメチルスズハ
イドロオキサイド、ジメチルスズジクロライド、ジブチ
ルスズジラウレート、ジブチルスズジ−2−エチルヘキ
ソエート、スタナスオクトエート等の有機スズ化合物、
アセチルアセトン亜鉛錯体、アセチルアセトンアルミニ
ウム錯体、アセチルアセトンコバルト錯体等のようなア
セチルアセトン金属錯体、ナフテン酸亜鉛、ナフテン酸
鉛、カプリル酸鉛、ナフテン酸コバルト等のようなナフ
テン酸金属塩、フェニル水銀アセテート、フェニル水銀
オレート、フェニル水銀オクトエート、フェニル水銀ナ
フトエート等のような有機水銀化合物、鉛オクトエー
ト、鉛ナフタネート等のような有機鉛化合物、有機ボレ
ートエステルの塩基性金属塩および有機硼素化合物、炭
素数2〜12のカルボン酸のアルカリ金属塩(酢酸カリ
ウム、プロピオン酸カリウム、2−エチルヘキサン酸カ
リウム、安息香酸ナトリウム等)、炭素数13以上のカ
ルボン酸のアルカリ金属塩(オレイン酸ナトリウム、リ
ノレン酸カリウム等)、ナトリウムフェノラートのよう
なカルボン酸以外の弱酸のアルカリ金属塩などの塩基性
物質、ナトリウムメトキシド、ベンジルトリメチルアン
モニウムハイドロオキサイド、水酸化ナトリウムや水酸
化カリウム等のアルカリ金属水酸化物などの強塩基性物
質、サリチルアルデヒドとカリウムのキレート化合物で
代表されるキレート化合物または助触媒(フェノール
類、エポキシド化合物、アルキルカーボネート類等)等
が挙げられる。触媒は、単独で、または2種以上の混合
物として使用できる。触媒を使用する場合の使用量は、
前記アミン成分〔一般式(化2)で表されるアミン化合
物または/一般式(化2)で表されるアミン化合物およ
び芳香族ポリアミンの混合物〕100重量部に対し、
0.01〜5重量部、好ましくは0.05〜3重量部で
ある。
ン化合物は特公昭60−32641号公報、特開昭56
−135514号または特開昭61−126124号公
報記載の方法により製造する事ができる。即ち、一般式
(化3)で表されるポリオール化合物もしくは末端アミ
ノ基含有ポリオール化合物とn等量のo−、m−もしく
はp−ニトロベンゾイルクロリドまたはジ−もしくはト
リニトロベンゾイルクロリドとを脱塩酸剤の存在下反応
させて得られたニトロ化合物を通常の方法で還元する
か、または一般式(化3)で表されるポリオール化合物
もしくは末端アミノ基含有ポリオール化合物と、n等量
のイサト酸無水物とを反応させることにより得られる。
ける合成樹脂の含浸について説明する。本発明の延縄用
ロープの製造に用いる合成樹脂は、不活性有機溶媒で溶
解または分散させて1%〜50%、好ましくは10%〜
40%の溶液あるいは分散液としたものを用いてロープ
に含浸させるのが好ましい。ここで不活性有機溶媒とし
ては、脂肪族ケトンが使用可能であり、例えばアセト
ン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、メチルプロ
ピルケトン等が挙げられる。また、芳香族炭化水素も使
用可能であり、例えばトルエン、キシレン、エチルベン
ゼン等の挙げることができる。更に、非プロトン性極性
溶媒も使用可能であり、例えばジメチルホルムアミド、
ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド等を使用
することができる。また更に、脂肪酸エステルも使用可
能であり、例えば酢酸エチルエステル、酢酸メチルエス
テル、酪酸メチルエステル等を挙げることができる。な
お、上記溶媒は一種またはそれ以上の溶媒を混合して用
いても良い。
合成樹脂の溶液または分散液の調製について、ポリウレ
ア(ウレタン)樹脂を例に説明すると、例えば<1>ま
ず不活性有機溶媒を用意しておき、上記アミン成分とイ
ソシアネート成分を攪拌しながら別々に加える方法や、
あるいは<2>上記アミン成分とイソシアネート成分を
別々に不活性有機溶媒に溶解しておき、使用の際にそれ
ぞれの溶液を混合する方法により調製することができ、
本発明においてはいずれの方法をによってもさしつかえ
ない。
せて本発明の延縄用ロープを製造する方法をポリウレア
(ウレタン)樹脂を用いる場合を例に説明すると、例え
ば[1]前記ポリウレア(ウレタン)樹脂の溶液又は分
散液を満たした貯槽内にロープを浸し、所定時間(条件
にもよるが例えば1〜5分程度)を経過したらロープを
引き上げて余分のポリウレア(ウレタン)樹脂を取り除
き延縄用ロープを得る方法(一括製造法)や[2]ポリ
ウレア(ウレタン)樹脂の溶液又は分散液を満たした貯
槽内をロープの始端から所定時間(条件にもよるが例え
ば1〜5分程度)かけて通過させたのち、ロープを巻き
取っていくような連続的な方法(連続製造法)が挙げら
れる。
ープに合成樹脂を含浸させる際の合成樹脂の含浸量は、
得られる延縄用ロープの耐摩耗性や全体の性状に大きく
影響する。ここで、含浸量はロープと含浸したポリウレ
ア(ウレタン)樹脂の重量比で表す含浸率でみることが
でき、該含浸率は下記(数1)の計算式により求めるこ
とができる。本発明の目的を達するための好ましい含浸
率は、用いる合成樹脂やロープの種類、ロープの太さ、
および目的とする作業性等の条件にもより一概には云え
ないが、合成樹脂として例えばポリウレア(ウレタン)
樹脂を用い、ロープとしてビニロンロープ(4mmφ)を
用いた場合は0.01〜0.5、好ましくは0.05〜
0.3を適当な含浸率の範囲として例示できる。
ては、可塑剤、各種フィラー、酸化防止剤、紫外線吸収
剤、着色防止剤、加水分解防止剤、防黴剤、難燃化剤、
着色剤、増量剤、充填剤等を適宜添加することができ
る。
常に優れているため長期間の使用が可能である。しかも
ロープ全体の性状としては従来から使われているロープ
と同等かそれ以上に柔軟性も維持しており、容易に曲げ
た状態を保つことや輪にすることができる。しかし、従
来の延縄用ロープのようにピッチが滲み出たりベタつい
たりすることはなく、延縄用ロープとして作業性にも優
れている。
に具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例により
限定されるものではない。
ロープ〔(株)クラレ製、4mmφ〕を使用し、ポリウレ
アエラストマー{エラスマー1000〔イハラケミカル
工業(株)製のポリテトラメチレングリコールビス(4
−アミノベンゾエート)〕と液状MDIを用いたもの}
を一括製造法(溶媒;メチルエチルケトン、ポリウレア
エラストマーの濃度;30%、処理時間;3分)により
含浸させた後、乾燥させてロープAとした(含浸率0.
21)。得られたロープAは下記の方法によって耐摩耗
性、作業性およびロープ性状を評価した。その結果を
(表1)に示した。 〔耐摩耗性の評価〕 ・耐摩耗性評価試験 以下に示す試験機および条件を用いて、試験に用いたロ
ープが切れるまでのストローク数を計測した。その結果
を(表1)に示した。 試験機種類:ロープ摩耗試験機 磨耗子:菱目型硬質仕上 150mm径 #24(100
r.p.m ) ストローク数:50ストローク/min.(働き巾25cm) 回転数:25回/min. 荷重:7Kg 〔作業性の評価〕 ・滲みおよびベトつきの評価 ロープを手で触り、実際の作業する際の滲みやベトつき
があるか否かについて調べた。その結果を(表1)に示
した。 〔ロープ性状の評価〕 ・ロープの柔軟性と復元力の評価 長さ1〜2mのロープを両手に持ち、撓めたり、延ばし
たり、縮めたり、輪にしたりして、実際に延縄漁に従事
している漁船乗組員(漁師)5名(X1 〜X5)に柔軟
性、復元力について従来使用されていた延縄用ロープ
(ロープE)を基準として下記の基準で評価してもらっ
た。その結果を(表1)に示した。 (柔軟性) ○:ロープEより柔軟性が高い △:ロープEと同程度の柔軟性である ×:ロープEより柔軟性が低い (復元力) ○:ロープEより復元力が弱い △:ロープEと同程度の復元力である ×:ロープEより復元力が強い さらに、耐摩耗性、作業性、柔軟性、復元力等を総合的
に判断し、これも従来使用されていた延縄用ロープ(ロ
ープE)を基準として各ロープの延縄用ロープとしての
適性を下記の基準で判断してもらった。その結果も(表
1)に併せて示した。 (延縄用ロープとしての適性) ○:ロープEより適している △:ロープEと同程度の適性である ×:ロープEより適性が低い また、含浸に用いた樹脂を別途硬化させた際に得られる
硬度を単に「硬度」として(表1)に併せて記載した。
わりに、ポリウレアウレタンエラストマー〔別途製造し
た水酸基価が20KOHmg /g、アミン価が75KOHmg /
gのポリテトラメチレングリコールビス(4−アミノベ
ンゾエート)と液状MDIを用いて製造したもの〕を用
いた以外は、(実施例1)と同様に行いロープBを得た
(含浸率0.20)。得られたロープBは(実施例1)
と同様に評価した。結果を(表1)に示した。
ラスマー1000とキュアミン(イハラケミカル工業
(株)製芳香族ポリアミン)の重量比が90:10にな
るように調製したアミン成分と液状MDIを用いて製造
したもの〕を使用した以外は、(実施例1)と同様に行
いロープCを得た(含浸率0.23)。得られたロープ
Cは(実施例1)と同様に評価した。その結果を(表
1)に示した。
を芯材とした市販のロープ(4mmφ)を使用し、(実施
例1)と同様のポリウレアエラストマーを一括製造法で
含浸させた後、乾燥させて延縄用ロープDとした(含浸
率0.19)。得られたロープDは(実施例1)と同様
に評価した。結果を(表1)に示した。
ラストマーのかわりに、ピッチ〔商品名:コピコート、
東洋有機(株)製〕を使用した以外は、(実施例1)と
同様に実施し延縄用ロープEを得た(含浸率0.2
0)。得られたロープEは(実施例1)と同様に評価し
た。結果を(表1)に示した。
ラストマーのかわりに、エラスマー1000と4,4’
−メチレンビス(2−クロロアニリン)の重量比が2
0:80になるように調製したアミン成分と、α,α,
α’,α’−テトラメチルキシリレンジイソシアネート
とヘキサメチレンジイソシアネート環状トリマーと3−
イソシアナトメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘ
キシルイソシアネート環状トリマーの重量比が26:2
6:78になるように調製したイソシアネート成分を用
いて製造したポリウレアエラストマーを使用した以外
は、(実施例1)と同様に実施し延縄用ロープFを得た
(含浸率0.20)。得られたロープFは(実施例1)
と同様に評価した。結果を(表1)に示した。
Claims (10)
- 【請求項1】硬化時の硬度がショアーA70〜ショアー
D80である合成樹脂をロープに含浸させたことを特徴
とする延縄用ロープ。 - 【請求項2】合成樹脂がポリウレア(ウレタン)樹脂、
ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、フェノール樹脂およ
びエポキシ樹脂から選ばれるものである請求項1記載の
延縄用ロープ。 - 【請求項3】合成樹脂がポリウレア(ウレタン)樹脂お
よびポリウレタン樹脂から選ばれるものである請求項1
記載の延縄用ロープ。 - 【請求項4】合成樹脂がポリウレア(ウレタン)樹脂で
ある請求項1記載の延縄用ロープ。 - 【請求項5】ポリウレア(ウレタン)樹脂が、一般式 【化1】 (式中、Aは酸素原子またはイミノ基を含有し平均分子
量200以上の不飽和結合を含んでも良いポリアルキレ
ン、ポリアルキレンエーテルまたはポリアルキレンポリ
エステルを示す。mは1〜3の整数を示し、nは2〜4
の整数を示し、xは平均値であって、0〜0.4の数を
示す。)で表されるアミン化合物または/該アミン化合
物および芳香族ポリアミンからなるアミン成分と、ポリ
イソシアネートとポリオールを反応させて得られる末端
にイソシアネート基を有するプレポリマーおよびポリイ
ソシアネートからなるイソシアネート成分とを反応させ
てなるポリウレア(ウレタン)エラストマーである請求
項4記載の延縄用ロープ。 - 【請求項6】芳香族ポリアミンが、ジアミノジフェニル
メタン系の芳香族ジアミン、酸素原子または硫黄原子含
有芳香族ジアミン、アミノ安息香酸エステル系芳香族ジ
アミン、トルエンジアミン系の芳香族ジアミン、ジアミ
ノジフェニルプロパン系の芳香族ジアミン、および芳香
族テトラミンより選ばれる1種またはそれ以上を用いる
ものである請求項5記載の延縄用ロープ。 - 【請求項7】含浸が、不活性有機溶媒で1〜50%の溶
液または分散液とした合成樹脂を用いて行われるもので
ある請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の延
縄用ロープ。 - 【請求項8】合成樹脂がポリウレア(ウレタン)エラス
トマーを用いて行われるものである請求項7記載の延縄
用ロープ。 - 【請求項9】不活性有機溶媒が脂肪族ケトン、芳香族炭
化水素、非プロトン性極性溶媒、および脂肪酸エステル
より選ばれる1種またはそれ以上を用いるものである請
求項7ないし請求項8のいずれか一項に記載の延縄用ロ
ープ。 - 【請求項10】含浸が常温で行われるものである請求項
1ないし請求項9のいずれか一項に記載の延縄用ロー
プ。
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