JP3515323B2 - 車載用音響装置 - Google Patents

車載用音響装置

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  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車載用の音響装置に
関し、特に右ハンドル車へ搭載されても、左ハンドル車
へ搭載されても、常に快適な操作性を実現できる車載用
音響装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
車載用音響装置は、車載時の上下方向が決まっている。
これに対して、自動車は国内では右ハンドル車が多いも
のの、輸入車では左ハンドル車も数多く存在し、また外
国向け車両では逆に左ハンドル車が大半を占める。そし
て、車載用音響装置は通常、車室内前方、インストルメ
ントパネルの下部で、運転席と助手席の中間部分に設置
される。このため、音響装置の操作性を考慮すると、頻
繁に操作する摘みや押しボタンは運転席側から操作し易
いように、装置前面パネルの運転席側に近い側に配置す
ることが望ましい。従って、メーカでは右ハンドル車用
と、左ハンドル車用の音響装置を通常別々に設計し製造
しており、このため部品の共通化等に限界があり、コス
ト高となる課題があった。
【0003】本発明は上記課題を解決するもので、右ハ
ンドル車でも、左ハンドル車でも、共通して快適に使用
できる車載用音響装置を実現し、また部品の共通化によ
りコスト削減が図られた車載用音響装置を提供すること
を目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記目的を
達成するため、本発明に係る車載用音響装置(1)は、
前面パネルに操作スイッチが配置され、ハンドル位置に
応じて設置方向が変更される車載用音響装置であって、
装置本体の設置方向を検出する設置方向検出手段と、該
設置方向検出手段により検出された設置方向に応じて、
装置機能を切り換える機能切換手段と、ラジオ受信機と
を備えると共に、前記機能切換手段が、前記設置方向に
応じて、操作スイッチの操作による作動方向を変更する
機能と、前記設置方向に応じて、前記ラジオ受信機の局
間周波数を変更する機能とを含むものであることを特徴
としている。
【0005】また、本発明に係る車載用音響装置(2)
は、上記車載用音響装置(1)において、前記機能切換
手段が、前記設置方向に応じて、操作スイッチであるシ
ーソーボタンの上側/下側操作に対する検出処理を切り
換えることによって、前記シーソーボタンの操作による
作動方向を変更する機能を含むものであることを特徴と
している。
【0006】また、本発明に係る車載用音響装置(3)
は、上記車載用音響装置(1)又は(2)において、前
記機能切換手段が、前記設置方向から判断し得る装置の
使用地に応じて、操作スイッチの操作を受けての開始動
作を変更する機能を含むものであることを特徴としてい
る。
【0007】「従来の技術及び発明が解決しようとする
課題」の項目でも説明しているが、車室内での音響装置
の操作性を考慮すると、頻繁に操作する摘みや押しボタ
ンは運転席側から操作し易いように、装置前面パネルの
運転席側に近い側に配置することが望ましい。
【0008】上記車載用音響装置(1)〜(3)によれ
ば、ハンドル位置に応じて設置方向が変更される(すな
わち、右ハンドル車に設置する場合は、左ハンドル車に
設置する場合とは上下を反転して設置される)ので、常
に運転席側に近い位置に使用頻度の高い操作スイッチが
配置されるようにすることができる。
【0009】例えば、後述する図1(A)は左ハンドル
車へ車載用音響装置1を設置した状態を示した図であ
り、図1(B)は右ハンドル車へ車載用音響装置1を設
置した状態を示した図であるが、図1(A)、図1
(B)から明らかなように、使用頻度の高い音量調整用
の音量摘み2が常に運転席側に近い位置に配置されるよ
うになっている。従って、上下を反転して設置しても、
常に運転席側に近い位置に使用頻度の高い摘み、押しボ
タン等を設置でき、右ハンドル車への設置でも左ハンド
ル車への設置でも操作性の良い音響装置を提供すること
ができる。
【0010】また、上記車載用音響装置(1)〜(3)
によれば、設置方向に応じて、操作スイッチの操作によ
る作動方向が変更されるので、例えば、設置された状態
において押しボタンの上位置を操作すれば受信周波数ア
ップ、高音のレベルアップとなる等、音響装置の設置方
向に係わらず操作方向と音響機器の作動の方向とを感覚
的に一致させることができ、操作性に優れたものとな
る。また、上記車載用音響装置(1)〜(3)によれ
ば、放送波の局間周波数の異なる国内向けと外国向けの
ラジオ受信機を共通化でき、コストダウンを図ることが
できる。
【0011】また、上記車載用音響装置(2)によれ
ば、設置方向に応じて、シーソーボタン(例えば、受信
周波数操作ボタン4、プリセットボタン6)の上側/下
側操作に対する検出処理が切り換えられるので、シーソ
ーボタンのスイッチの上下方向の関係が反転したとして
も、例えば、上側が押されればプリセット番号を上昇さ
せ、他方、下側が押されればプリセット番号を下降させ
るようにすることができる。
【0012】さらに、上記車載用音響装置(3)によれ
ば、設置方向から判断し得る装置の使用地に応じて、操
作スイッチ(例えば、オプションボタン7)の操作を受
けての開始動作が変更されるので、例えば、左ハンドル
車用(外国用)として設置された場合、前記操作スイッ
チが押されれば、外国で比較的多用されるプリセットス
キャン動作を開始させ、右ハンドル車用(国内用)とし
て設置された場合、前記操作スイッチが押されれば、国
内で比較的多用されるオートプリセット動作を開始させ
るようにすることができる。
【0013】また、本発明に係る車載用音響装置(4)
は、上記車載用音響装置(1)〜(3)のいずれかにお
いて、前記設置方向検出手段が、手動操作により設定さ
れる手動スイッチからなることを特徴としている。
【0014】上記車載用音響装置(4)によれば、自動
車への設置状態に応じ、また運転者の好みにより、音響
装置の動作を切り換えることができる。
【0015】また、本発明に係る車載用音響装置(5)
は、上記車載用音響装置(1)〜(3)のいずれかにお
いて、前記設置方向検出手段が、重力により移動する質
量体の位置により接続状態が自動的に決定されるスイッ
チからなることを特徴としている。
【0016】上記車載用音響装置(5)によれば、自動
的に自動車への設置状態に応じ音響装置の動作を切り換
えることができる。
【0017】また、本発明に係る車載用音響装置(6)
は、上記車載用音響装置(5)において、前記質量体が
強磁性体からなり、前記装置本体の設置方向検出時に、
前記質量体を引きつけて前記スイッチの接続状態を安定
させる電磁石を前記設置方向検出手段が備えていること
を特徴としている。
【0018】上記車載用音響装置(6)によれば、装置
本体の設置方向の検出時において、前記質量体を確実に
所定(検出)位置に固定でき、装置本体の設置方向を確
実に検出することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態を
図面に基づいて説明する。図1は実施の形態に係る車載
用音響装置の前面パネルの構成を示す構成図であり、
(A)は左ハンドル車への設置に適した向き(以降L方
向と称する)、(B)は右ハンドル車への設置に適した
向き(以降R方向と称する)での状態を示している。こ
こでは車載用のFM/AMラジオ受信機を例に挙げてい
るが、テーププレーヤ、CDプレーヤや、これらの複合
装置等でも同様に実現することができる。
【0020】車載用音響装置1の前面パネル1aには、
音量調整用の音量摘み2、ラジオの動作状態(受信周波
数、受信バンド)を表示する液晶表示素子等からなる表
示部3、受信周波数を操作するための受信周波数操作ボ
タン4、受信バンドの切り換え操作を行うためのバンド
切換ボタン5、予めメモリに記憶した周波数を読み出し
受信周波数に設定するプリセット操作のためのプリセッ
トボタン6、受信可能な放送局を自動的にメモリに記憶
するためのオートプリセット動作を行わせる操作、ある
いはメモリに記憶された周波数に受信周波数を順次切り
換えるプリセットスキャン動作を行わせる操作のための
オプションボタン7と、が備えられている。
【0021】そして、L方向設置の場合には、使用頻度
の高い順に、運転席から近い側(左側)から順次各操作
ボタンが配置され(図1(A))、またR方向設置の場
合には、上下逆に(前面パネル1aの中心を軸として1
80°回転)することにより同様に使用頻度の高い順
に、運転席から近い側(右側)から順次各操作ボタンが
配置され(図1(B))た構成になっている。
【0022】受信周波数操作ボタン4は、上側を押せば
受信周波数が上昇、下側を押せば受信周波数が下降す
る、所謂シーソーボタンと称されるもので、受信周波数
操作ボタン4の後方の上部と下部に2個のスイッチが配
置され、受信周波数操作ボタン4の押圧位置に応じて一
方のスイッチが操作されるようになっている。そして、
後述のマイクロコンピュータ(マイコン)20(図3)
が、そのスイッチの状態を検出して、受信周波数の上昇
および下降処理を行う。音響装置のL方向設置とR方向
設置とではその2個のスイッチの上下方向の関係が反転
するが、L方向設置とR方向設置とではマイコン20に
よる検出処理が切り換えられ、音響装置のLR設置方向
に係わらず、設置された状態で受信周波数操作ボタン4
の上側を押せば受信周波数が常に上昇し、下側を押せば
受信周波数が常に下降するようになっている。
【0023】バンド切換ボタン5は、操作毎に受信バン
ドがAMとFM間で切り換わるもので、バンド切換ボタ
ン5の後方に1個のスイッチが配置され、バンド切換ボ
タン5の押圧操作に応じてスイッチが操作されるように
なっている。そして、マイコン20が、そのスイッチの
状態を検出して、受信バンドを切り換える処理を行う。
【0024】プリセットボタン6は、上側を押せばプリ
セット番号が上昇、下側を押せばプリセット番号が下降
する、所謂シーソーボタンと称されるもので、プリセッ
トボタン6の後方の上部と下部に2個のスイッチが配置
され、プリセットボタン6の押圧位置に応じて一方のス
イッチが操作されるようになっている。そして、マイコ
ン20が、そのスイッチの状態を検出して、プリセット
番号の上昇および下降処理を行う。このプリセット番号
に対応して周波数がメモリに記憶されており、選択され
たプリセット番号に対応する周波数がメモリから読み出
されてラジオ受信機の受信周波数に設定されるようにマ
イコン20が処理をする。音響装置のL方向設置とR方
向設置とではその2個のスイッチの上下方向の関係が反
転するが、L方向設置とR方向設置とではマイコン20
による検出処理が切り換えられ、音響装置のLR設置方
向に係わらず、設置された状態でプリセットボタン6の
上側を押せばプリセット番号が常に上昇し、下側を押せ
ばプリセット番号が常に下降するようになっている。
【0025】オプションボタン7は、操作すれば、オー
トプリセット動作あるいはプリセットスキャン動作が開
始されるもので、オプションボタン7の後方に1個のス
イッチが配置され、オプションボタン7の押圧操作に応
じてスイッチが操作されるようになっている。そして、
マイコン20が、そのスイッチの状態を検出して、オー
トプリセット動作あるいはプリセットスキャン動作を行
う処理を行う。本実施の形態ではオプションボタン7の
押圧操作に応じて、音響装置のL方向設置ではプリセッ
トスキャン動作が開始され、また音響装置のR方向設置
ではオートプリセット動作が開始されるようにマイコン
20が処理を行うようになっている。これは、外国(左
ハンドル車)では比較的プリセットスキャン動作が多用
され、国内(右ハンドル車)では比較的オートプリセッ
ト動作が多用される事情を考慮したものである。
【0026】尚、各操作ボタンに文字を記載しておく
等、操作ボタンに方向性がある場合には、ボタン自体の
形状を上下対象形に形成し、上下逆に取付(付け替え)
できるようにしておく必要がある。
【0027】次に表示部3に付いて説明する。図2は表
示部3の構成を示す拡大図で、液晶表示装置のセグメン
トパターンを示している。そして、これらセグメントパ
ターンは、マイコン20からの信号により選択的に視覚
可能(以降視覚可能状態を点灯、視覚不能状態を消灯と
表現する)にされる。表示部3は、主に受信周波数と受
信バンドを表示するもので、数字表示用の日の字形のセ
グメントパターン8,9,10,11、小数点表示用の
点パターン12L,12R、受信バンド(AM・FM)
表示用のバンドパターン13L,13R、周波数の単位
表示用の単位パターン14L,14Rが配置されてい
る。
【0028】そして、音響装置がLRどの方向に設置さ
れても正しい方向で表示できるように、上下方向に非対
象性の表示パターンである点パターン12L,12R、
バンドパターン13L,13R、単位パターン14L,
14Rについては、LR各設置方向用に2個1組の表示
パターンが設けられ、正しい方向の表示パターンが点灯
されるようになっている。つまりL方向設置の場合には
点パターン12L、バンドパターン13L、単位パター
ン14Lが選択点灯され、R方向設置の場合には点パタ
ーン12R、バンドパターン13R、単位パターン14
Rが選択点灯されるように制御される。また、上下方向
に対象性のあるセグメントパターン8,9,10,11
では、使用するセグメントパターン8,9,10,11
は同じで、音響装置の設置方向に応じて点灯するセグメ
ントを、4つのセグメントパターン8,9,10,11
の中心位置Xを中心とする点対象位置にあるセグメント
に変換して、正しい方向の表示パターンが点灯されるよ
うになっている。
【0029】次に音響装置の構成について説明する。図
3は、本実施の形態における音響装置の構成の要部を示
すブロック図である。マイコン20は、音響装置の総括
的動作制御を行うもので、その動作を制御するプログラ
ムが記憶された、また処理のためのデータ等を記憶する
ROM,RAMからなるメモリ26が接続されている。
また、マイコン20には、音量調整用のボリウム、受信
周波数操作用スイッチ、受信バンドの切り換え操作のた
めのバンド切換スイッチ、プリセット操作のためのプリ
セットスイッチ、オートプリセット操作あるいはプリセ
ットスキャン操作のためのオプションスイッチ等から構
成される操作部22が接続され、その操作状況を示す信
号が入力されるようになっている。
【0030】表示部23はマイコン20に接続され、マ
イコン20からの表示信号に応じてセグメントを点灯し
て、音響装置の動作状態を表示する。音響回路24は、
音量・音質等を制御する回路で、マイコン20からの音
量・音質制御信号に応じて音楽信号の音量・音質を制御
して発信、増幅回路27を介してスピーカ28から音声
として出力する。受信回路25は、AM/FMのラジオ
放送を受信する受信回路で、マイコン20からの受信バ
ンド信号、受信周波数信号に応じた受信バンドの受信周
波数の放送波を受信し、後段に接続された音響回路24
に出力する。
【0031】センサ21は、マイコン20に接続され、
音響装置のLR設置方向を検出してマイコン20に設置
方向を示す信号を出力する。そして、センサ21は、共
通端子Cがマイコン20に接続され、個別端子Aがバッ
テリBaに接続され、また個別端子Bが接地されたスイ
ッチSWから構成されている。このスイッチSWは運転
者等の操作者が操作するマニュアルスイッチでも構成で
きるが、音響装置の動作切り換えを自動的に行うには音
響装置の接地方向によりスイッチの接続状態が変化する
スイッチを用いる必要がある。尚、本実施の形態では、
L方向設置の場合には個別端子Aが共通端子Cと接続さ
れ、R方向設置の場合には個別端子Bが共通端子Cと接
続されるようになっている(マニュアルスイッチの場合
には、操作者がスイッチSWの接続状態をそのように操
作する必要がある)。そして、マイコン20は、このセ
ンサ21の出力状態(L方向設置の場合には入力が高電
圧レベルとなり、R方向設置の場合には入力が接地レベ
ルとなる)により、表示部3の表示形態を切り換え、ま
た操作部22の操作に対する処理を切り換える。
【0032】図4はスイッチSWの一例を示す拡大斜視
図である。スイッチSWは絶縁性の樹脂等で形成された
円筒形の筒部31と、筒部31の上下両端に固定された
銅等の導電体で形成された個別端子A,Bと、筒部31
の中空部分を移動可能な鉄等の導電体で強磁性体の物質
で構成された質量体32を含んで構成されている。そし
て、質量体32にはアーム部34が接続されており、筒
部31にその上端から下端まで上下方向に開けられたス
リット36からアーム部34が突出している。また、ア
ーム部34の他端には開孔を有する摺動部35が設けら
れ、筒部31と平行に延びるガイド軸33に摺動部35
が摺動可能に挿入されている。このガイド軸33による
ガイド機能により質量体32が筒部31の中空部分でス
ムーズに移動できるようになっている。そして、アーム
部34と摺動部35は質量体32と一体的に上下方向に
移動し、摺動部35は共通端子Cとなっている。個別端
子A,Bの外側には、電磁石37,38が取付けられて
おり、音響装置の設置方向検出時には、電磁石37,3
8に電流が流されて、質量体32が近い方の個別端子
A,Bに電磁石37,38の磁力により確実に強力に引
き寄せられて接触するようになっている。
【0033】次にマイコンの行う処理について説明す
る。図5は、マイコン20の行う処理を示すフローチャ
ートであり、この処理は音響装置の電源が投入されると
実行される。ステップS1では、センサ21の動作遅れ
を考慮して、つまり質量体32が重力により移動するの
に必要な時間待機する時間待ち処理を行い、ステップS
2に移る。ステップS2では、質量体32の個別端子
A,Bへの接触を確実にするため、電磁石37,38に
電流を流して質量体32を個別端子A,Bに引きつける
処理を行い、ステップS3に移る。ステップS3では、
ステップS1と同様にセンサ21の動作遅れを考慮し
て、時間待ち処理を行い、ステップS4に移る。
【0034】ステップS4では、スイッチSWの共通端
子Cが、個別端子A,Bのどちらに接続されているか、
つまり音響装置がL方向設置かR方向設置かを入力電圧
により検出して、個別端子Aに接続されていれば(L方
向設置)ステップS5に移り、個別端子Bに接続されて
いれば(R方向設置)ステップS6に移る。ステップS
5では、タイプA動作を設定し、つまり以後の処理につ
いてL方向設置に適した表示処理、スイッチ入力処理を
行うように設定してステップS7に移る。ステップS6
では、タイプB動作を設定し、つまり以後の処理につい
てR方向設置に適した表示処理、スイッチ入力処理を行
うように設定してステップS7に移る。ステップS7で
は、電磁石37,38への電流供給を停止して処理を終
える。
【0035】以上、本実施の形態によれば、音響装置の
LR設置方向に応じて、表示処理、スイッチ入力処理等
が切り換えられ、音響装置の操作性を損なうことなくL
R設置方向を変えることができる。従って、左右ハンド
ル車の両方に対して操作性の良好な音響装置を共通の設
計で実現でき、コストダウンの効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)(B)は本発明の実施の形態に係る車載
用音響装置の前面パネルの構成を示す正面図である。
【図2】表示部のセグメントパターンを示す拡大図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態に係る車載用音響装置の構
成を示すブロック図である。
【図4】センサの構成を示す拡大斜視図である。
【図5】マイコンの行う処理を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
20 マイコン 21 センサ 22 操作部 23 表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−275286(JP,A) 特開 平7−15369(JP,A) 特開 平6−204909(JP,A) 特開 平5−157862(JP,A) 特開 平7−78120(JP,A) 特開 平9−46260(JP,A) 特開 昭58−121835(JP,A) 実開 平4−4435(JP,U) 実開 昭51−80176(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/06 - 1/30 B60R 11/02 G09G 3/20 H04R 3/00 H03J 1/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面パネルに操作スイッチが配置され、
    ハンドル位置に応じて設置方向が変更される車載用音響
    装置であって、 装置本体の設置方向を検出する設置方向検出手段と、 該設置方向検出手段により検出された設置方向に応じ
    て、装置機能を切り換える機能切換手段と ラジオ受信機と を備えると共に、前記 機能切換手段が、前記設置方向に応じて、操作スイ
    ッチの操作による作動方向を変更する機能と、前記設置
    方向に応じて、前記ラジオ受信機の局間周波数を変更す
    る機能とを含むものであることを特徴とする車載用音響
    装置。
  2. 【請求項2】 前記機能切換手段が、前記設置方向に応
    じて、操作スイッチであるシーソーボタンの上側/下側
    操作に対する検出処理を切り換えることによって、前記
    シーソーボタンの操作による作動方向を変更する機能を
    含むものであることを特徴とする請求項1記載の車載用
    音響装置。
  3. 【請求項3】 前記機能切換手段が、前記設置方向から
    判断し得る装置の使用地に応じて、操作スイッチの操作
    を受けての開始動作を変更する機能を含むものであるこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車載用音響
    装置。
  4. 【請求項4】 前記設置方向検出手段が、手動操作によ
    り設定される手動スイッチからなることを特徴とする請
    求項1〜3のいずれかの項に記載の車載用音響装置。
  5. 【請求項5】 前記設置方向検出手段が、重力により移
    動する質量体の位置により接続状態が自動的に決定され
    るスイッチからなることを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかの項に記載の車載用音響装置。
  6. 【請求項6】 前記質量体が強磁性体からなり、前記装
    置本体の設置方向検出時に、前記質量体を引きつけて前
    記スイッチの接続状態を安定させる電磁石を前記設置方
    向検出手段が備えていることを特徴とする請求項5記載
    の車載用音響装置。
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