JP2587831B2 - 車載電装品制御装置 - Google Patents

車載電装品制御装置

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JP2587831B2
JP2587831B2 JP62176388A JP17638887A JP2587831B2 JP 2587831 B2 JP2587831 B2 JP 2587831B2 JP 62176388 A JP62176388 A JP 62176388A JP 17638887 A JP17638887 A JP 17638887A JP 2587831 B2 JP2587831 B2 JP 2587831B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両に搭載された各種の電装品を作動制御
するための車載電装品制御装置の改良に関するものであ
る。
(従来の技術) 従来より、例えば車両の現在位置、その周辺の地図、
進行方向、目的地等の各種の走行情報を運転者等に提供
するナビゲーションシステムはよく知られている。その
一例として、例えば特開昭61−208075号公報に示される
ものでは、インストルメントパネルやコンソールボック
ス等にCRT(カソードレイチューブつまりブラウン管)
からなる表示装置を配設し、その表示装置の表示画面上
に上記各種走行情報を表示するようになされている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、車両には、上記したナビゲーション装置の
他に、例えばFM/AMチューナ、コンパクトディスクプレ
ーヤ、カセットデッキ、音楽の周波数特性を調整するイ
コライザ装置等からなるオーディオ装置、或いはテレビ
(ビデオ装置)、車室内の空気を調和する空調装置等の
各種電装品が搭載されている。そして、通常、これらの
電装品は他の電装品とは分離されて独立的に装着されて
おり、例えば、その電装品の作動状態を切り換える操作
部及び作動状態を表示する表示部はユニット毎に分散配
置されている。
しかし、各電装品の操作部を操作し、かつその表示部
で表示された作動状態を見るのはいずれも運転者等であ
り、その操作部及び表示部の配置を集約した方が使い勝
手を向上させることができて好ましく、スペース的にも
有利である。
そこで、上記した従来技術におけるCRT等の表示装置
に着目して、上記各種電装品の操作部及びその作動状態
をCRT等からなる1つの表示装置の同一の表示画面上に
併せて表示することにより、操作性の向上、表示の容易
化及び設置スペースの縮小化を図ることが考えられる。
ところが、その場合、以下に説明するような問題が生
じる。
すなわち、1つの電装品の作動制御状態及びそれに対
応する操作部が1種類であるのはまれで、複数種類ある
のが一般的であり、空調装置については温度調節や風向
きの調節等がある。そして、この複数の作動状態が各電
装品毎にあるため、それらの組合せにより表示装置の表
示画面上で表示すべき作動状態及びそれに対応する操作
部は多種類に亘る。しかし、該表示装置の表示画面の大
きさには限度があり、それら多数のデータを分割して、
その分割データ毎に表示する必要がある。
ところが、これら電装品の操作部の中には、他の電装
品の使用中にも拘らず素早く操作する必要のあるものが
ある。しかし、上記の如く、表示装置で表示すべきデー
タが多いため、表示中の電装品が異なっているときに
は、必要とする操作部に辿り着くまでに、先ず、電装品
に対応するファンクションキーを操作して、目的の電装
品を選択表示させ、その後、さらにその電装品における
複数の作動状態及びその操作部を順に検索して目的のデ
ータを表示させねばならず、その手間が大きくなる。つ
まり、空調装置においては、目標の室内温度を素早く調
節する運転者の要求があるが、上記表示装置の表示画面
上に空調装置以外の他の電装品の操作部が表示されてい
ると、その表示画面の表示を上記他の電装品から一旦空
調装置の操作表示に切り換えた後に、その温度調節のた
めの操作部を表示して、その表示部を操作する必要があ
り、実際に温度調節を操作するまでの時間がかかる。ま
た、車両の使用開始時に車室内の温度が快適温度から大
きく外れているとき、運転車が乗車直後から空調装置を
作動してその温度調節を行おうとしても、その表示部を
表示画面で実際に表示するまでに時間がかかり、運転車
の要求を満たすことができない。
本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたもので、その目
的は、各電装品における操作部の態様を適正に変えるこ
とにより、表示装置の表示画面上への操作部の配置によ
る操作性の向上や省スペース化を満足させつつ、操作要
求度の高い空調装置の温度調節用操作部を他の電装品の
状態に関係なく優先的に操作できるようにすることにあ
る。
(課題を解決するための手段) 上記の目的の達成のため、本発明の解決手段は、複数
の電装品のうち、操作要求度の高い空調装置の温度調節
のための操作部については、他の操作部が表示装置の表
示画面上に表示されるのに対し、表示装置の外に専用キ
ーとして別設したものである。
すなわち、具体的には、本発明の構成は、車載表示装
置の表示画面に、空調装置を含む複数の車載電装品に作
動指令信号を出力する複数の操作部としての操作キー部
が表示され、その操作キー部の操作に基づいて車載電装
品を作動制御するようにした車載電装品制御装置とし
て、上記空調装置の温度調節のための操作部は表示装置
の表示画面外に専用キーとして配設する。そして、この
温度調節のための専用キーが操作されたときに、上記表
示画面上に空調装置以外の他の電装品の操作キー部が表
示されていても、空調装置の温度調節を行うように構成
する。
また、好ましくは、空調装置以外の電装品は、少なく
ともオーディオ装置、ナビゲーション装置及びテレビを
含んでいるものとする。
さらに、空調装置の温度調節のための操作部を、車載
表示装置の表示画面上に操作キー部として表示可能とす
る。
(作用) この構成により、本発明では、操作要求度の高い、空
調装置の温度調節のための操作部を選択する場合、その
操作部が表示装置とは別個に車両インストルメントパネ
ル等の専用キーとして設けられているため、表示装置の
表示画面上に空調装置以外の他の電装品の操作キー部が
表示されていたとしても、その空調装置の温度調節用操
作キー部を表示画面上で順に検索する必要なしに、その
専用キーを操作するだけで、空調装置の温度を専用キー
の指令信号に基づいて作動制御することができ、よって
空調装置の操作性の向上を図ることができる。
また、上記空調装置以外の他の電装品の操作部は表示
装置の表示画面上に操作キー部として表示されるので、
その操作部の数が多くても、それらをインストルメント
パネル等上に配置する場合のように広い設置スペースが
不要となり、よって操作部の配置スペースを縮小できる
こととなる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第3図は本発明の実施例の全体構成を示し、1は車両
に搭載されたオーディオ装置であって、このオーディオ
装置1は音楽ソースを入力させるためのFM/AMチューナ
2、カセットデッキ3及びコンパクトディスクプレーヤ
4(CDプレーヤ)を備えてなる。また、5はテレビ、6
は空調装置(エアコンディショナ)である。さらに、7
はナビゲーション装置であって、このナビゲーション装
置7は、図示しないが、例えばコンパクトディスク(C
D)に記憶された地図データを読み込んで格納するメモ
リ装置と、車両の走行方向等を検出する地磁気センサと
を有してなり、上記メモリに格納された地図データと、
地磁気センサにより検出された車両の走行方向等とに基
づいて車両の現在位置等のデータを演算により算出して
後述の表示装置10に表示するものである。以上の各装置
1〜7により車載電装品が構成される。
そして、上記各電装品1〜7は外部からの操作によっ
て制御される複数の公知の機能を内蔵している。例え
ば、オーディオ装置1についてみると、スピーカ音量の
調節機能、同音量を一時的に瞬時に下げるミューティン
グ機能、音質つまり音の周波数特性を変化させるトーン
コントロール機能等が付設されている。また、カセット
デッキ3においては、テープの定速走行送り、早戻し、
早送り機能等がある。さらに、空調装置6にあっては、
温度調節機能、風向き調節機能等が設けられている。
8は上記電装品1〜7を作動制御する制御装置であっ
て、この制御装置8は中央処理装置9(CPU)と、CRT
(カソードレイチューブ)からなる表示装置10とを有
し、上記表示装置10は、第2図に示すように車室前端の
インストルメントパネル12の中央下部に連設されたコン
ソールボックス13の上端部に設置されている。尚、第2
図中、14はステアリングホイール、15は運転席シート、
16は助手席シート、17,18はそれぞれ左右のドアであ
る。
上記中央処理装置9には上記電装品1〜7が信号授受
可能に接続されているとともに、各電装品1〜7を選択
切換えするためのファンクションキー19,19,…の出力信
号が入力されており、これらファンクションキー19,19,
…は第1図に示すように上記表示装置10の表示画面11外
の左右両側に配置されている。また、上記表示装置10は
中央処理装置9に対しCRTコントローラ20及びビデオRAM
21を介して信号授受可能に接続されており、中央処理装
置9で作成した画像処理データをビデオRAM21により記
憶するとともに、その記憶データに基づいてCRTコント
ローラ20により表示装置10の表示画面11上に画像を表示
させるように構成されている。
さらに、本発明の特徴として、上記各電装品1〜7の
機能を切り換えて該電装品1〜7を作動状態を制御する
ための操作部は操作要求度に応じてグループ化されてい
る。すなわち、救急車やパトロールカー等の緊急車両の
警報音を明確に聴くために、オーディオ装置1のスピー
カ音量を瞬時に低レベルまで下げる場合、或いは空調装
置6により設定される目標の室内温度を調節する場合に
は、他の電装品の使用中にも拘らず素早く操作する必要
があり、この目的のため、上記操作要求度の高い操作部
として、上記オーディオ装置1のミューティング機能を
作動させるミューティング操作部及び空調装置6の温度
調節機能を作動させる温度調節操作部が設定されてい
る。
そして、第1図に示すように、上記操作要求度の低い
操作部は上記表示装置10の表示画面11上の周縁部に操作
キー部24,24,…として表示される一方、操作要求度の高
いミューティング操作部及び温度調節操作部は上記表示
装置10外の上記コンソールボックス13にそれぞれミュー
トキー25及び温度調節キー26の専用キーとして配設され
ている。尚、このミュートキー25及び温度調節キー26は
ON/OFF式スイッチで構成されていて、第1図に示すよう
に中央処理装置に接続されており、これらのキー25,26
を押し操作したときには、スイッチのON信号が中央処理
装置9に入力されて、オーディオ装置1のスピード音量
を低下させ、又は空調装置6の設定温度を調節するよう
になされている。
また、第3図に示すように、上記表示装置10の表示画
面11には透明なタッチセンサ22が密着状態で取り付けら
れている。このタッチセンサ22は、表示画面11に沿って
横方向及び縦方向にそれぞれ平行に互いに交差するよう
に配置された複数の線状の透明電極(図示せず)を有
し、その一部を指で触れると、その接触部分の位置をマ
トリクス信号により検出する。そして、上記タッチセン
サ22の出力信号はデコーダ23で処理されて上記中央処理
装置9に入力されるようになされており、表示装置10の
表示画面11に表示された画像の各操作キー部24をタッチ
センサ22の上から押し操作(接触操作)すると、その操
作キー部24に対応する信号をタッチセンサ22により検出
して中央処理装置9に入力させるようになされている。
ここで、上記中央処理装置9において、空調装置6及
びオーディオ装置1に対する概略的な制御手順について
説明する。
先ず、スタート後の最初のステップS1において、上記
ミュートキー25又は温度調節キー26つまり専用キーから
の信号入力が有るかどうかを判定する。ここで「入力信
号なし」のNOと判定されると、ステップS2に進み、空調
装置6を選択するためのファンクションキー19が操作さ
れていて、該空調装置6の機能切換えが要求されている
か否かを判定し、判定がNOのときにはそのまま最初のス
テップS1に戻る。また、判定がYESのときには、ステッ
プS3において空調装置6の作動状態及び操作キー部24の
画像を表示装置10の表示画面11上に表示させ、次いで、
ステップS4に進んで、上記表示画面11上に表示された操
作キー部24が接触によりON操作されたかどうかを判定す
る。そして、この判定がNOのときにはそのまま、YESの
ときには、ステップS5で空調装置6を上記表示画面11上
の操作キー部24の操作に応じた作動状態に制御した後に
それぞれ最初のステップS1に戻る。
一方、ステップS1での判定が「入力信号有り」のYES
と判定されると、ステップS6に進み、ミュートキー25が
操作されたか否かを判定する。この判定がYESのときに
は、ステップS7においてオーディオ装置1の音量を所定
レベルまで低下させてミューティングシステム作動状態
とする。また、判定がNOのときには、ステップS8に進ん
で上記温度調節キー26が調節温度の上昇側に操作された
か否かを判定し、ここでYESと判定されたときには、ス
テップS9において空調装置6に対する調節温度を上昇側
に、NOと判定されたときには、ステップS10において同
調節温度を降下側にそれぞれ調節した後、ステップS1
戻る。
したがって、上記実施例においては、基本的に、各電
装品1〜7を作動制御しようとするときには、その目的
の電装品1〜7に対応するファンクションキー19を選択
操作する。このファンクションキー19の操作に伴い、そ
のキー19により選択された信号が制御装置8の中央処理
装置6に入力され、この中央処理装置9での信号処理に
より表示装置10の表示画面11上に目的の電装品1〜7の
作動状態及び操作キー部24,24,…が同時に表示される。
そして、この表示画面11上に表示された操作キー部24,2
4,…の1つを指で押し操作(接触操作)することによ
り、その操作された操作キー部24に対応する信号がタッ
チセンサ22により検出されて中央処理装置9に入力さ
れ、この中央処理装置9での信号処理により上記電装品
1〜7に作動指令信号が出力されて、該電装品1〜7が
操作キー部24の操作どおりに作動制御される。
また、オーディオ装置1のミューティング機能を作動
させるとき、或いは空調装置6の温度調節機能を作動さ
せるときには、上記表示装置10外の、コンソールボック
ス13上に配設されたミュートキー25又は温度調節キー26
を押し操作する。この操作により、そのキー25,26から
の信号が中央処理装置9に入力され、この中央処理装置
9での信号処理により上記オーディオ装置1又は空調装
置6に作動指令信号が出力されて、該オーディオ装置1
の音量低下や空調装置6の設定温度の調節が行われる。
特に、空調装置6の温度調節を行う場合、表示装置10
の表示画面11上に空調装置6の温度調節以外の他の電装
品の操作キー部24,24,…が表示されていたとしても、そ
の専用の温度調節キー26を操作するだけで、温度調節の
ための操作キー部を表示画面11上で順に検索する必要な
く、空調装置6の温度を温度調節キー26の指令信号に基
づいて作動制御することができ、空調装置6の温度調節
を素早く行うことができる。しかも、車両の使用開始時
に車室内の温度が快適温度から大きく外れているときで
あっても、表示画面11の表示を待つまでもなく、温度調
節キー26を操作するだけで、運転者が乗車直後から空調
装置6の作動開始と同時に温度調節を行うことができ
る。よって空調装置6の操作性の向上を図ることができ
る。
その際、各電装品1〜7の作動中、表示装置10の表示
画面11に各電装品1〜7の作動状態とその操作キー部2
4,24,…とが同時に併せて表示されるので、その集中表
示によって操作性の向上及び作動状態の表示の視認容易
化を図ることができる。
しかも、オーディオ装置1のミューティング機能を作
動させるミューティング操作及び空調装置6の温度調節
機能を作動させる温度調節操作は操作要求度が高く、こ
れら操作要求度の高い操作部は、表示装置10とは別個に
その外部のコンソールボックス13上にミュートキー25及
び温度調節キー26として専用に設けられているため、表
示装置10の表示画面11上に目的とするオーディオ装置1
又は空調装置6以外の電装品2〜5,7の各操作キー部24
及びその作動状態が表示されていたとしても、目的のオ
ーディオ装置1又は空調装置6に対応する画像を表示画
面11上で順に検索する必要がなく、その専用のミュート
キー25又は温度調節キー26を操作するだけで、表示画面
11上の表示状態に関係なく、オーディオ装置1のミュー
ティング機能又は空調装置6の温度調節機能を専用キー
の指令信号に基づいて作動制御することができ、よって
操作性をさらに向上させることができる。
また、上記ミュートキー25又は温度調節キー26以外の
操作要求度の低い操作部は表示装置10の表示画面11上に
操作キー部24として表示されるので、たとえ、その操作
部の数が多くても、それらをインストルメントパネル12
等に配置する場合のように広い設置スペースが不要とな
り、よって操作部の配置スペースを縮小することができ
る。
尚、上記実施例では、操作要求度の高い専用キーとし
てのミュートキー25及び温度調節キー26を表示装置10の
表示画面11周辺でその下側に相当するコンソールボック
ス13に配設したが、他の部位に変更してもよい。例え
ば、表示装置10から離れたインストルメントパネル12上
に配設することも可能である。要は、表示装置10の表示
画面11外に専用キーとして配設すればよいのである。
また、上記操作要求度の高い操作部としての専用キー
25,26に加えて、オーディオ装置1又は空調装置6の機
能選択時、表示装置10の表示画面11上にオーディオ装置
1のミューティング機能及び空調装置6の温度調節機能
を作動させるための操作キー部24を表示可能として、そ
の操作キー部24を操作により、上記専用キー25,26の操
作と同様にオーディオ装置1のミューティング又は空調
装置6の温度調節を行い得るようにしてもよく、操作性
をより一層向上させることができる。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、以下
に示すように種々の他の実施例を包含するものである。
尚、上記実施例の構成と同じ部分については同じ符号を
付してその詳細な説明は省略する。
(1) 各電装品1〜7において、表示装置10の表示画
面11に表示される電装品制御用の操作キー部24(該操作
キー部24を作動状態と組み合わせた画像)が複数ある場
合には、その複数の操作キー部24,24,…をそれぞれ表示
した複数の画面をグループ化して、使用頻度の高い操作
キー部24の画面は第1の画面として優先的に表示するこ
ととし、使用頻度の低い操作キー部24やマニアックな操
作のための操作キー部24の画面は第2の画面以降に表示
するように構成する。
この構成により、例えば複数の表示画面を使用頻度の
高低に関係なく順番付けて、目的の操作キー部24の画面
が表示されるまで画面を順次切り換える場合のように、
操作キー部24の検索に時間を要することがなく、また、
全画面の目録を一括して表示するメニュー画面を作り、
その中から目的の画面を選択して表示させる場合のよう
に、操作キー部24の選択の都度、メニュー画面に切り換
える手間がなく、よって、操作キー部24の操作を容易化
でき、必要とする操作キー部24を迅速に選択することが
できる。
(2) また、表示装置10の表示画面11上に表示されて
いる操作キー部24を操作しても、その操作キー部24によ
る操作ができない場合がある。例えば、ナビゲーション
装置7において、その全体の地図情報をコンパクトディ
スクに格納しておき、車両の現在位置に対応する地図情
報を部分的にコンパクトディスクからアクセスしてメモ
リに記憶させるようにした場合、現在格納されている地
図情報以外の地域に車両が移動したときには、コンパク
トディスクから新たな地図情報をアクセスする必要があ
る。そのときには、表示画面11に表示されている操作キ
ー部24を操作してもその信号を受け入れることができ
ず、運転者等に故障状態と判断される虞れがある。
このときには、例えば、表示画面11中に「CD」のマー
クを表示したり、表示画面11のバックの色を通常時と変
えたり、操作キー部24の表示を行わないようにする等、
表示画面11上で操作キー部24の操作受付不可能を意味す
る表示を行うように構成する。こうすることにより、運
転者等が故障状態と誤判断するのを解消することができ
る。
(3) 表示装置10の表示画面11上に各種取扱説明の内
容を紙芝居のように順番に取扱状態の画像と操作キー部
24とでもって表示するとともに、その内容を音声によっ
て報知するようにしてもよい。この取扱説明としては、
例えば車両の始業点検、タイヤチェーンの着脱、タイヤ
交換等が挙げられる。
例えば、車両タイヤへのタイヤチェーンの取付方法を
説明する場合、第5図に示すように、タイヤチェーンの
取付手順の各段階を表示した複数の画面を作って、それ
ら複数の画面を取付手順に沿って順番に表示画面11上で
表示するとともに、その各画面の表示状態に対応する取
付操作方法を音声によるメッセージにより報知する。す
なわち、第5図(a)に示すように、表示画面11におい
て、タイヤに対しチェーンをセットする操作段階を表示
したときには、「タイヤに合せてチェーンをセットして
下さい」のメッセージを、また、同時(b)に示すよう
に、タイヤにチェーンを被せる操作段階を表示したとき
には、「タイヤにチェーンを被せて下さい」のメッセー
ジを、さらに、同図(c)に示すように、タイヤにチェ
ーンを書き付ける操作段階を表示したときには、「タイ
ヤにチェーンを巻き付けて下さい」のメッセージをそれ
ぞれ出力する。
さらに、各画面において前頁キー部24′a、停止キー
部24′b、次頁キー部24′c及びメニューキー部24′d
の操作キー部を併せて表示し、例えば同図(b)に示す
画面において、前頁キー部24′aを操作したときには、
同図(a)の如く取付手順の前段階を示す画面に戻り、
次頁キー部24′cを操作したときには、同図(c)の如
く取付手順の次の段階を示す画面に進む。また、停止キ
ー部24′bを操作したときには、同図(d)の如くその
画面の表示を続行するとともに、上記停止キー部24bの
代りにリピートキー部24′eを表示する。そして、その
リピートキー部24′eが操作されたときには、他のキー
部24′a,24′c,24′dが操作されるまで、その画面に対
応した音声による報知を繰り返す。さらに、メニューキ
ー部24′dを操作したときには、表示の順番に関係な
く、一気に同図(e)の如く、タイヤチェーンの取付方
法を含めた複数の取扱説明の内容全体を一覧表示したメ
ニュー画面に戻るように構成されている。
したがって、この場合、表示装置10の表示画面11上に
取扱説明の内容に併せて、操作キー部24′a〜24′eが
表示されているので、その表示画面上の必要な操作キー
部24′a〜24′eを操作するだけで、取扱説明の手順が
容易に判明し、よって取扱説明の内容を容易に把握する
ことができる。
また、取扱手順が紙芝居的に音声と共に表示画面11上
に表示されるので、取扱手順のうち、必要とする手順を
選択してその内容を正確に知ることができ、使い勝手を
高めることができる。
(4) また、第6図に示す実施例では、オーディオ装
置1のFM/AMチューナ2に対し、車両の電波受信地点に
おいて受信可能な全ての放送局を自動的に探知して記憶
するいわゆるオートプリセット機能を設けた場合、その
オートプリセットの完了後、現在受信可能な全ての放送
局のリストをその周波数と共に表示画面11に表示させる
ようにしたものである。
すなわち、表示装置10の表示画面11上に、受信可能な
複数の放送局名をその周波数と共に一括表示するととも
に、それらの中で現在受信している放送局を所定の識別
表示(図では枠表示)で他の放送局と区別して運転者等
に識別させる。また、上記表示画面11上には選局キー部
24′を併せて表示し、その選局キー部24′を操作して上
記受信中の識別表示(枠表示)を他の局に移動させるこ
とにより、上記受信中の放送局を変えて選局するように
構成されている。
この構成により、運転者等は受信可能な全ての放送局
の情報を表示画面上で一覧することができ、それらの放
送局の放送を順に聴いて選局する手間を要することな
く、表示画面11上の情報から受信しようとする放送局を
直ちに選局するいわゆる一発選局が可能となり、よって
車載用のFM/AMチューナ2ひいてはオーディオ装置1の
使い勝手を高めることができる。
(5) 第7図に示す実施例では、オーディオ装置1の
出力周波数特性を視覚的に調整するいわゆるグラフィッ
クイコライザに対し、その出力周波数特性が予め音楽の
種類毎に設定されてパターン化されている場合に、その
各パターンの周波数特性を音楽の種類と共に表示画面11
上に表示するようにしたものである。
すなわち、表示画面11上に、各音楽の種類の名称を示
した複数の選択キー部24′,24′,…を表示しておき、
その1つを操作選択すると、その選択された選択キー部
24′を識別して、オーディオ装置1の周波数特性を該選
択キー部24′に対応する音楽の周波数特性に設定すると
ともに、その特定の周波数特性自体をも併せて表示画面
11に表示するようになされている。
したがって、この場合、表示画面11上に選択された音
楽の種類とその周波数特性とが同時に表示されるので、
選択した音楽の周波数特性の把握を容易化することがで
きる。
(6) また、第8図に示すものでは、オーディオ装置
1において、その高音及び低音の各特性を変えるトーン
コントロールの操作と作動状態とを併せて表示するよう
にしたものである。
すなわち、表示装置10の表示画面11中には、トーンコ
ントロールの低音特性レベルを増減させるバスコントロ
ールキー部24′fと、その実際の低音特性レベルを表す
低音特性レベル表示部27と、高音特性レベルを増減させ
るトレブルコントロールキー部24′gと、その実際の高
音特性レベルを表す高音特性レベル表示部28とを表示
し、バスコントロールキー部24′fの操作により、トー
ンコントロールの低音特性レベルを増減補正するととも
に、その補正された実際の低音特性レベルを低音特性レ
ベル表示部27で表示する。一方、トレブルコントロール
キー部24′gの操作により、トーンコントロールの高音
特性レベルを増減補正するとともに、その補正された実
際の高音特性レベルを高音特性レベル表示部28で表示す
るように構成されている。
したがって、この実施例では、表示画面11上に高/低
音のコントロールキー部24′f,24′gと、そのコントロ
ールキー部24′f,24′gによってそれぞれ補正された高
/低音の特性レベルとが同時に表示されるので、オーデ
ィオ装置1におけるトーンコントロール特性を容易に把
握することができる。
(7) さらに、第9図に示す実施例では、表示装置10
の表示画面11上に、オーディオ装置1を構成するコンパ
クトディスクプレーヤ4の作動状態及びその作動制御の
ための操作キー部24′h〜24′jを併せて表示するよう
にしたものである。
すなわち、この実施例では、第9図(a)に示すよう
に、表示装置10の表示画面11に、コンパクトディスクプ
レーヤ4を作動制御するための早送り/早戻し用キー部
24′h、一時停止用のポーズキー部24′i及びスキップ
キー部24′jの複数の操作キー部と、コンパクトディス
クプレーヤ4の現在の作動状態、例えばプレイモード、
早送りモード、早戻しモード、ランダムモード等の選択
モード(図では再生中を表すプレイモード「PLAY」が表
示されている)、コンパクトディスクに格納されている
全体の曲目数や再生される曲の順位等を示すトラック
数、再生中の曲の再生完了時間、その残りの時間、全体
の残り時間等の各時間を示す作動状態表示部29とを表示
する。そして、この第9図(a)に示す状態において、
例えば早送り/早戻し用キー部24′hの早送り部を操作
すると、それに伴い、コンパクトディスクプレーヤ4を
早送りモードに切り換えるともに、第9図(b)に示す
ように、上記作動状態表示部29を早送りモード「FF」に
変更表示し、同時に、そのトラック数及び時間等を変化
させるように構成されている。
したがって、この場合、コンパクトディスクプレーヤ
4の作動状態が表示されるので、その作動状態を容易に
把握することができる。また、操作キー部24′h〜24′
jと作動状態とが同一の画面に表示され、操作キー部2
4′h〜24′jの操作後にそれに伴う作動状態の変化が
瞬時に表示されるので、コンパクトディスクプレーヤ4
の操作後のリアクションの把握が容易になる。さらに、
表示画面11上に操作キー部24′h〜24′jが表示される
ので、その操作キー部24′h〜24′jの設定数に制限が
なく、しかもコンパクトディスクプレーヤ4の機能が制
約されることもない。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によると、複数の車載電
装品に作動指令信号を出力する複数の操作部のうち、操
作要求度の高い空調装置の温度調節用操作部を車両イン
ストルメントパネル上に専用キーとして配設する一方、
その他の操作部は車載表示装置の表示画面上に操作キー
部として表示し、上記温度調節用の専用キーの操作部に
は、表示画面上に空調装置以外の他の電装品の操作キー
部が表示されているにも拘らず、空調装置の温度調節す
るように構成したことにより、空調装置の温度調節のた
めの専用キーを操作するだけで、表示画面上の表示態様
に関係なく、空調装置の温度調節を素早く制御すること
ができるとともに、操作要求度の低い他の一般的な操作
部の表示画面上への表示により、それらの広い設置スペ
ースが不要となり、よって車載空調装置の操作性の向上
及び操作部の設置スペースの縮小化を有効に図ることが
できるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すものであり、第1図は表示
装置の表示画面及びその周辺の操作キーの配置状態を示
す正面図、第2図は車室前部を車室後方から見た概略斜
視図、第3図は制御系の構成を示すブロック図、第4図
は中央処理装置で処理される制御手順を示すフローチャ
ート図である。第5図〜第9図はそれぞれ他の実施例を
示し、第5図はタイヤチェーンの取扱説明についての表
示装置の表示画面上での表示状態を示す説明図、第6図
はFM/AMチューナによるオートプリセット時における表
示画面上での表示状態を示す説明図、第7図はグラフィ
ックイコライザによる音質特性切換時における表示画面
上での表示状態を示す説明図、第8図はトーンコントロ
ール時における表示画面上での表示状態を示す説明図、
第9図はコンパクトディスク装置の作動時における表示
画面上での表示状態を示す説明図である。 1……オーディオ装置、2……FM/AMチューナ、3……
カセットデッキ、4……コンパクトディスクプレーヤ、
5……テレビ、6……空調装置、7……ナビゲーション
装置、9……中央処理装置、10……表示装置、11……表
示画面、24,24′,24′a〜24′j……操作キー部、25…
…ミュートキー、26……温度調節キー。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車載表示装置の表示画面に、空調装置を含
    む複数の車載電装品に作動指令信号を出力する複数の操
    作部としての操作キー部が表示され、その操作キー部の
    操作に基づいて車載電装品を作動制御するようにした車
    載電装品制御装置であって、 上記空調装置の温度調節のための操作部は表示装置の表
    示画面外に専用キーとして配設されており、 上記温度調節のための専用キーが操作されたときに、上
    記表示画面上に空調装置以外の他の電装品の操作キー部
    が表示されていても、空調装置の温度調節を行うように
    構成されていることを特徴とする車載電装品制御装置。
  2. 【請求項2】空調装置以外の電装品は、少なくともオー
    ディオ装置、ナビゲーション装置及びテレビを含んでい
    る特許請求の範囲第(1)項記載の車載電装品制御装
    置。
  3. 【請求項3】空調装置の温度調節のための操作部が、車
    載表示装置の表示画面上に操作キー部として表示可能と
    されている特許請求の範囲第(1)又は(2)項記載の
    車載電装品制御装置。
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