JP3515149B2 - 折曲げ加工装置 - Google Patents

折曲げ加工装置

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JP3515149B2
JP3515149B2 JP30378293A JP30378293A JP3515149B2 JP 3515149 B2 JP3515149 B2 JP 3515149B2 JP 30378293 A JP30378293 A JP 30378293A JP 30378293 A JP30378293 A JP 30378293A JP 3515149 B2 JP3515149 B2 JP 3515149B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、ワークにV曲げ、段
曲げあるいはしごき曲げ加工を行い得るようにした折曲
げ加工装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、ワークに例えばV曲げ加工、段曲
げ加工を行う折曲げ加工機としてはプレスブレーキが知
られており、V曲げ加工を行う場合にはV曲げ加工用金
型を使い、段曲げ加工を行う場合には段曲げ用金型に交
換して行っている。しかも、V曲げ加工を行う際にはワ
ークのはね上がりがあるため、このはね上がりを防止す
べくワークの曲げに追従する追従装置が必要である。 【0003】一方、ワークのはね上がりがなくてワーク
に折曲げ加工を行う折曲げ加工装置として、しごき折曲
げ加工装置が知られているが、このしごき折曲げ加工装
置ではしごき曲げユニットののど部寸法によって折曲げ
るフランジ寸法に限界がある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】したがって、ワークに
V曲げ、段曲げあるいはしごき曲げ加工を行う場合に
は、それぞれ専用金型に交換したり、専用の折曲げ加工
装置を用いて行わなければならず、一長一短があった。
すなわち、金型の交換作業を行ったり、段取り時間が長
くなるという問題があった。 【0005】この発明の目的は、上記問題点を改善する
ために、ワークのワーク寸法(フランジ寸法)に応じて
V曲げ、段曲げあるいはしごき曲げ加工を選択し、金型
交換、段取り替えを行なわずに一台の機械で行い得るよ
うにした折曲げ加工装置を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、前述のごとき
従来の問題に鑑みてなされたもので、V曲げパンチ及び
段曲げパンチを一体的に備えた上部テーブルの下方位置
に備えた下部テーブル上に、スライドベースを前後動自
在に設け、ワークのしごき曲げを行うしごき曲げユニッ
トを前記スライドベース上に備えると共に、前記V曲げ
パンチと協働してワークのV曲げ加工を行うV曲げダイ
及び前記段曲げパンチと協働してワークの段曲げ加工を
行う段曲げダイを前記スライドベース上に備え、前記段
曲げパンチと前記段曲げダイとの協働によってワークに
段曲げ加工を行うときに、前記V曲げパンチと係合して
当該V曲げパンチの前後方向の移動を規制するためのス
ラスト受け金型を前記スライドベース上に備えているこ
とを特徴とするものである。 【0007】 【0008】 【0009】 【0010】 【0011】 【0012】 【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基いて詳細
に説明する。 【0013】図4および図5を参照するに、折曲げ加工
装置1は立設されたサイドフレーム3R,3Lを備えて
おり、このサイドフレーム3R,3Lにおける前側の下
部には下部テーブル5が固定して設けられている。前記
サイドフレーム3R,3Lにおける前側の上部には上下
動作動装置である例えば油圧シリンダ7R,7Lが取付
けられており、この油圧シリンダ7R,7Lに装着され
たピストンロッド9R,9Lには上下動自在な上部テー
ブル11が設けられている。 【0014】前記下部テーブル5の前側にはワークテー
ブル13が設けられており、このワークテーブル13上
にはすでに公知である図示省略のフロントゲージが備え
られている。このフロントゲージの作動によって加工す
べきワークの位置決めが行われるものである。 【0015】前記下部テーブル5上には、図1に示され
ているように、前後方向(図1において左右方向)へ移
動自在なスライドベース15が設けられている。前記下
部テーブル5上の図1において右側にはスライドベース
移動シリンダ17が取付けられており、このスライドベ
ース移動シリンダ17に装着されたピストンロッド19
の先端には前記スライドベース15が取付けられてい
る。 【0016】上記構成により、スライドベース移動シリ
ンダ17を作動させてピストンロッド19を前後方向
(図1において左右方向)へ移動せしめることによって
スライドベース15が前後方向へ移動されることにな
る。 【0017】前記スライドベース15上の前部(図1に
おいて左部)にはV曲げダイ21と段曲げダイ23を備
えたダイユニット25が設けられており、このダイユニ
ット25の側面に切欠かれた切欠き部27に支持ブロッ
ク29の突出部29Tを嵌め込んだ状態で支持ブロック
29がボルトで前記スライドベース15に取付けること
によって、ダイユニット25がスライドベース15に固
定される。 【0018】前記スライドベース15上のダイユニット
25における後部(図1において右部)にはスラスト受
け金型31がボルトでスライドベース15上に取付けら
れている。このスラスト受け金型31には後述するV曲
げパンチが係合する係合溝33が形成されている。 【0019】前記スライドベース15上の後部(図1に
おいて右部)にはしごき曲げユニット35が設けられて
いる。このしごき曲げユニット35としては、前記スラ
イドベース15上にはL字状の支持ブラケット37が一
体的に設けられていると共にこの支持ブラケット37の
下方には正曲げ用金型39A、逆曲げ用金型39Bを前
部に取付けられた曲げ金型本体41が設けられている。
また、前記支持ブラケット37の上部にはサーボバルブ
により制御される油圧シリンダ43が設けられており、
この油圧シリンダ43に装着されたピストンロッド45
の下端に前記曲げ金型本体41が取付けられている。 【0020】前記曲げ金型本体41の後面における上下
には半球状の転動部材47A,47Bが設けられてお
り、この転動部材47A,47Bはガイド部材49の上
下動により回転される。このガイド部材49の後方には
クリアランス調整用テーパ部材51を有しており、この
クリアランス調整用テーパ部材51には長孔53が形成
されている。この各長孔53にはボルト55が挿入され
ており、このボルト55によって前記ガイド部材49が
前記支持ブラケット37に取付けられ、ガイド部材49
はスプリング57の付勢力によってクリアランス調整用
テーパ部材51側に付勢されている。 【0021】前記クリアランス調整用テーパ部材51の
下部にはピン59で上下方向へ延伸したロッド61の先
端が取付けられている。しかもこのロッド61は図示省
略のモータにて回転されてロッド61を介してクリアラ
ンス調整用テーパ部材51が上下動されるものである。 【0022】前記支持ブラケット37の前部には上下方
向へ延伸したロッド63が装着されており、スプリング
65の付勢力でロッド63は上方へ付勢されている。こ
のロッド63の下端には上板押え67がボルトなどで取
付けられている。一方、この上板押え67と対応した位
置のスライドベース15上には下板押え69が設けられ
ている。 【0023】前記上部テーブル11の下部にはV曲げパ
ンチ71と段曲げパンチ73が備えられている。 【0024】上記構成によりワークWにしごき曲げ加工
を行う場合には、油圧シリンダ17の作動によりピスト
ンロッド19を介してスライドベース15を前後方向へ
移動させ、上部テーブル11の下方に上板押え67を位
置決めさせる。フロントゲージにてワークWを位置決
め、供給した後、上部テーブル11の下部に設けたV曲
げパンチ71を下降させることにより、上板押え67を
スプリング65の付勢力に抗して下降させて上板押え6
7と下板押え69との間にワークWをクランプし固定さ
せる。 【0025】その後、油圧シリンダ43を作動させてピ
ストンロッド45を介して曲げ金型本体41を上昇させ
て正曲げ金型39Aにより正曲げ加工が行われることに
なる。ワークWに逆曲げ加工を行う場合には曲げ金型本
体41を下降させることにより逆曲げ金型39Bでワー
クWに逆曲げ加工が行われることになる。なお、ワーク
Wに正曲げ、逆曲げ加工を行う際にガイド部材49の上
下に設けた転動部材47A,47Bを転動せしめること
により、ワークWがオーバベンドされることになる。 【0026】また、ワークWの板厚変化に応じてクリア
ランス調整を行なう場合にはクリアランス調整部材51
を上下動せしめることによりクリアランス調整が行われ
ることになる。 【0027】ワークWにV曲げ加工を行う場合には、ス
ライドベース15を後方へ移動させて、上部テーブル1
1の下部に設けたV曲げパンチ71の下方にV曲げダイ
21が、図2に示されているように、位置決めさせる。
その後、しごき曲げ加工と同様にワークWをフロントゲ
ージにて位置決めさせ、上部テーブル11を上下動させ
ることにより、V曲げパンチ71とV曲げダイ21との
協働でワークWにV曲げ加工が行われることになる。 【0028】ワークWに段曲げ加工を行う場合には、ス
ライドベース15を後方へ移動させて、上部テーブル1
1の下部に設けた段曲げパンチ73の下方に段曲げダイ
23が、図3に示されているように、位置決めさせる。
その後、ワークWをフロントゲージにて位置決めさせ
て、上部テーブル11を上下動させることにより、段曲
げパンチ73と段曲げダイ23との協働によりワークに
段曲げ加工が行われることになる。ワークに段曲げ加工
が行われる際に、V曲げパンチ71はスラスト受け金型
31の係合溝33に係合されて、前後方向の移動が規制
される。すなわち、段曲げ時の前後方向の分力(スラス
ト力)を、前記V曲げパンチ71を介してスラスト受け
金型31が受けるのである。 【0029】このように、V曲げダイ21、段曲げダイ
23並びにしごき曲げユニット35を前後方向へ移動自
在なスライドベース15上に設け、適宜V曲げダイ2
1、段曲げダイ23並びにしごき曲げユニット35の1
つを選択せしめることによって、ワークWに金型交換や
段取り替えを行うことなく、ワークの寸法に応じて種々
の曲げ加工を行うことができる。 【0030】V曲げダイ21と段曲げダイ23を備えた
ダイユニット25にスラスト受け金型31を設けること
によってV曲げパンチ1で段曲げ時の前後方向の分力
であるスラスト力を受けることができ、構成の簡素化を
図ることができる。 【0031】なお、この発明は、前述した実施例に限定
されることなく、適宜な変更を行うことにより、その他
の態様で実施し得るものである。本実施例では曲げ金型
本体41の上下動をサーボバルブによる油圧シリンダ4
3で行う例で説明したが、サーボモータで曲げ金型41
を上下動せしめるようにしてもよいのである。 【0032】 【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、この発明によれば、特許請求の範囲に記載さ
れているとおりの構成であるから、ワークのワーク寸法
(フランジ寸法)に応じてV曲げ、段曲げあるいはしご
き曲げ加工を選択し、金型交換、段取り替えを行なわず
に1台の機械でワークに種々の曲げ加工を行うことがで
きる。 【0033】ワークに段曲げ加工を行う際には、ダイユ
ニットに設けたスラスト受け金型及びV曲げパンチで前
後方向の分力を受けることにより構成の簡素化を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の主要部を示し、前後方向へ移動自在
なスライドベース上にV曲げダイ、段曲げダイ並びにし
ごき曲げユニットを設けた金型の拡大図である。 【図2】V曲げパンチとV曲げダイとでワークに折曲げ
加工を行う説明図である。 【図3】段曲げパンチと段曲げダイとでワークに折曲げ
加工を行う説明図である。 【図4】この発明を実施する折曲げ加工装置の側面図で
ある。 【図5】図4における正面図である。 【符号の説明】 1 折曲げ加工装置 5 下部テーブル 11 上部テーブル 15 スライドベース 21 V曲げダイ 23 段曲げダイ 25 ダイユニット 31 スラスト受け金型 35 係合溝 37 しごきユニット 39A,39B 正、逆曲げ金型 41 曲げ金型本体

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 V曲げパンチ(71)及び段曲げパンチ
    (73)を一体的に備えた上部テーブル(11)の下方
    位置に備えた下部テーブル(5)上に、スライドベース
    (15)を前後動自在に設け、ワーク(W)のしごき曲
    げを行うしごき曲げユニット(35)を前記スライドベ
    ース(15)上に備えると共に、前記V曲げパンチ(7
    1)と協働してワーク(W)のV曲げ加工を行うV曲げ
    ダイ(21)及び前記段曲げパンチ(73)と協働して
    ワーク(W)の段曲げ加工を行う段曲げダイ(23)を
    前記スライドベース(15)上に備え、前記段曲げパン
    チ(73)と前記段曲げダイ(23)との協働によって
    ワーク(W)に段曲げ加工を行うときに、前記V曲げパ
    ンチ(71)と係合して当該V曲げパンチ(71)の前
    後方向の移動を規制するためのスラスト受け金型(3
    1)を前記スライドベース(15)上に備えていること
    を特徴とする折曲げ加工装置。
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