JP3514839B2 - ズームレンズ機構 - Google Patents

ズームレンズ機構

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JP3514839B2
JP3514839B2 JP25545694A JP25545694A JP3514839B2 JP 3514839 B2 JP3514839 B2 JP 3514839B2 JP 25545694 A JP25545694 A JP 25545694A JP 25545694 A JP25545694 A JP 25545694A JP 3514839 B2 JP3514839 B2 JP 3514839B2
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栄一 加辺
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、引き延ばし機に使用さ
れるズームレンズ機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来のズームレンズ機構の内部
構造を示す側断面図である。倍率は0.8倍である。本
体10内には前レンズ群12及び後レンズ群14がそれ
ぞれの光軸を一致させた状態で配置されている。前レン
ズ群12及び後レンズ群14は、それぞれ複数のレンズ
を組み立てて構成されている。そして、前レンズ群12
及び後レンズ群14が一定の関係を保ったまま移動する
ことによってズーミングが行われ、前レンズ群12が単
独で移動することによってフォーカシングが行われる。
【0003】ここで、前レンズ群12及び後レンズ群1
4には、レンズの形状誤差や組み立て誤差が存在するた
め、本来は生じるはずのないズーミングの際のピントず
れが生じてしまう。このようなピントずれを補正するた
めに、前レンズ群12及び後レンズ群14の間隔の調
整、すなわちトラッキング調整を行う必要がある。
【0004】このトラッキング調整のために、従来は図
7に示すように前レンズ群12のレンズ枠を2重構造と
していた。すなわち、内側のレンズ枠16aが外側のレ
ンズ枠16bに対して前レンズ群12の光軸方向に移動
できるように構成し、前レンズ群12はレンズ枠16a
に固定されていた。このような構成によれば、前レンズ
群12が取り付けられたレンズ枠16aをレンズ枠16
bに対して移動させることができ、トラッキング調整が
可能になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のズームレンズ機
構は、このように構成されているため、前レンズ群12
のまわりにレンズ枠16a及び16bを配置する必要が
あり、レンズ枠が2重構造となって複雑化するという問
題点があった。さらに、構造が複雑であるため、ズーム
レンズ機構が大型化してしまい、コストが高くなるとい
う問題点もあった。
【0006】そこで、本発明の目的は、構造の簡単化す
ることにより、小型軽量化を図ることができ、製造コス
トを低く抑えることができるズームレンズ機構を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この出願に係る発明は、一体に組み立てられた第1
のレンズ群と、一体に組み立てられ、第1のレンズ群と
光軸を一致させて配置された第2のレンズ群と、第1の
レンズ群の外側に配置され、ほぼ円筒形状をなし、第1
のレンズ群から突出した部分が入り込むらせん状の溝が
形成され、回されることによって第1のレンズ群をその
光軸方向に動かしてフォーカシングを行うフォーカスカ
ム環と、フォーカスカム環の外側に配置され、第1のレ
ンズ群の光軸を中心とするフォーカスカム環の回転を拘
束せずに、第1のレンズ群の光軸の方向にフォーカスカ
ム環とともに移動する移動枠と、移動枠及び第2のレン
ズ群の外側に配置され、ほぼ円筒形状をなし、移動枠か
ら突出した部分が入り込むらせん状の第1の溝、及び第
2のレンズ群から突出した部分が入り込むらせん状の第
2の溝が形成され、回されることによって移動枠及び第
2のレンズ群を第1のレンズ群の光軸方向に移動させて
ズーミングを行うズームカム筒とを備えており、フォー
カスカム環に形成されたらせん状の溝の長さが、フォー
カシングのために必要な長さよりも、第1のレンズ群を
その光軸方向に移動させてトラッキング調整を行うため
に十分な長さだけ長くされており、第1のレンズ群から
突出した部分をらせん状の溝の当該長くされた部分にも
移動可能とすることによって、トラッキング調整後のフ
ォーカシングを可能としたことを特徴とする。また、こ
の出願に係る発明は、移動枠が、第1のレンズ群の当該
第1のレンズ群の光軸方向への移動のみを許容するとと
もに、フォーカスカム環の第1のレンズ群の光軸を中心
とした回転のみを許容し、許容された第1のレンズ群の
移動の範囲内、及び許容されたフォーカスカム環の回転
の範囲内においてトラッキング調整が可能であり、トラ
ッキング調整後も許容された第1のレンズ群の移動の範
囲内、及び許容されたフォーカスカムの回転の範囲内に
おいてフォーカシングを可能としたことを特徴としても
よい。
【0008】
【作用】本発明においては、第1のレンズ群から突出し
た部分がフォーカスカム環に形成されたらせん状の溝に
入り込んでいるため、フォーカスカム環を回すことによ
って第1のレンズ群が前後してフォーカシングが行われ
る。フォーカスカム環は移動枠とともに前後に移動す
る。また、移動枠から突出した部分がズームカム筒に形
成されたらせん状の第1の溝に入り込んでおり、第2の
レンズ群から突出した部分が同じく第2の溝に入り込ん
でいるため、ズームカム筒を回すことによって、第1の
溝及び第2の溝の形状に従って第1のレンズ群及び第2
のレンズ群が前後に移動し、ズーミングが行われる。そ
して、フォーカスカム環に形成されたらせん状の溝の長
さが、フォーカシングの際に第1のレンズ群を動かすた
めに必要とされる長さよりも長くされている。従って、
この長くされた部分を第1のレンズ群から突出した部分
が移動して第1のレンズ群が前後に移動することによっ
て、レンズの形状誤差や組み立て誤差の補正のために必
要とされるトラッキング調整を行うことができる。
【0009】
【実施例】以下、添付図面に沿って本発明の実施例につ
いて説明する。なお、図面において同一又は相当部分に
は同一符号を用いるものとする。
【0010】図1、図2は本発明に従って構成されたズ
ームレンズ機構の構成を示す分解斜視図であり、図1の
Aの部分に図2のBの部分が接続される。また、図3は
倍率が0.8倍のときのこのズームレンズ機構の側断面
図、図4は0.396倍のときの側断面図である。図
3、図4において、左側には被写体例えばフィルムが配
置され、右側には例えば印画紙が配置される。
【0011】これらの図において、前レンズ群12は、
複数のレンズ(図示せず)をそれらの光軸を一致させた
状態で一体に組み立てて形成されており、第1のレンズ
群を構成する。この前レンズ群12は円筒形状をなした
連結環18内に収納され、前レンズ群12及び連結環1
8は例えばねじによって固定されている。連結環18に
は、その外側に向かって突出部20a〜20cが設けら
れている。突出部20a〜20cは、固定されたシャフ
トにベアリング及び間座を重ねて構成されている。連結
環18はフォーカスカム環22内に収容され、フォーカ
スカム環22は移動枠24内に収容されている。
【0012】そして、突出部20a〜20cは、フォー
カスカム環22に形成された溝26、及び移動枠24に
形成された溝28に入り込んでいる。溝26はフォーカ
スカム環22にらせん状に形成されており、溝28は円
筒形状をなした移動枠24の中心軸の方向に平行に形成
されている。また、突出部20a〜20cに含まれるベ
アリングが溝26、28に当接するようにされており、
そのベアリングの直径と対応する溝26、28の幅とは
一致している。フォーカスカム環22が回された場合、
溝28が前レンズ群12の光軸方向に平行であり、溝2
6がらせん状であるため、突出部20a〜20cは前レ
ンズ群12の光軸方向に移動し、前レンズ群12もその
方向に移動して、フォーカシングが行われる。
【0013】移動枠24には、その外側に向かって突出
部30a〜30cが設けられている。突出部30a〜3
0cは、固定されたシャフトにベアリング及び間座を重
ねることによって構成されている。移動枠24は本体1
0内に配置され、本体10の円筒部分の外側にズームカ
ム筒32が配置されている。そして、ズームカム筒32
にはらせん状の溝34が形成され、本体10の円筒部分
にはその円筒の中心軸の方向に平行な溝36が形成され
ている。突出部30a〜30cは本体10に形成された
溝36、及びズームカム筒32に形成された溝34に入
り込んでいる。ズームカム筒32には、ズーム歯車38
が固定されている。従って、ステッピングモーター39
(図3、図4参照)の回転によってズーム歯車38が回
されると、ズームカム筒32が回されることになる。
【0014】ここで、本体10に形成された溝36は本
体10の円筒部分の中心軸の方向に平行であり、ズーム
カム筒32に形成された溝34はらせん状に形成されて
いるため、ズームカム筒32が回転すると、突出部30
a〜30cが前レンズ群12の光軸方向に移動すること
になる。なお、ズームカム筒32に形成された溝34は
第1の溝を構成する。
【0015】一方、後レンズ群14は、複数のレンズ
(図示せず)をそれらの光軸を一致させた状態で一体に
組み立てて形成されており、第2のレンズ群を構成す
る。後レンズ群14にも、その外側に向かって突出部4
0a〜40cが設けられており、突出部40a〜40c
は固定されたシャフトにベアリング及び間座を重ねるこ
とによって構成されている。突出部40a〜40cは本
体10に形成された溝36、及びズームカム筒32にら
せん状に形成された溝42に入り込んでいる。溝42は
第2の溝を構成する。このような構成により、ズームカ
ム筒32が回転すると、移動枠24の場合と同様に、後
レンズ群14もその光軸方向に移動することになる。
【0016】このように、前レンズ群12及び後レンズ
群14がその光軸方向に移動することにより、ズーミン
グが行われる。ここで、溝34、42の形状は任意の形
状にすることが可能であるが、この場合にはピントが合
っている状態でズーミングを行ったときに、ピントがず
れないように前レンズ群12及び後レンズ群14が運動
するようにされている。図1に示すように、溝34、4
2はいずれもらせん状に形成されているが、溝34より
も溝42の方が大きく傾いている。従って、ズームカム
筒32を回転させたときに、後レンズ群14の方が前レ
ンズ群12よりも大きく移動する。
【0017】フォーカスカム環22から突出したピン4
3は、移動枠24の溝44を通してフォーカス歯車46
の内周に形成された溝49に入り込んでおり、ピン43
は溝49内を摺動可能となっている。また、フォーカス
歯車46は、ステッピングモーター47によって回され
る。従って、ステッピングモーター47の回転によって
フォーカス歯車46が回され、フォーカスカム環22が
回される。このとき、フォーカスカム環22の前後方向
への移動は、移動枠24の溝44によって拘束される
このようにフォーカスカム環22が回されることによっ
て、前述のフォーカシングが行われる。
【0018】後レンズ群14の被写体側には、複数枚の
絞り羽根48が配置され、絞り羽根48の一端は絞り枠
50に回動自在に取り付けられている。また、絞り羽根
48の他端に取り付けられたピンは、菊座52に設けら
れた溝54に入り込んでいて、溝54内を摺動可能とな
っている。溝54は菊座52の半径方向に対して斜めに
設けられている。
【0019】一方、菊座52の外周部にはピン56が取
り付けられており、ピン56はレバー58に設けられた
長穴60に入り込んでおり、長穴60内を摺動可能とな
っている。そして、レバー58は絞りリング62に取り
付けられており、絞りリング62は絞りリング64と一
体になるように結合されている。従って、絞りリング6
4を回転させると、絞りリング62、レバー58、長穴
60及びピン56を介して菊座52が回転する。これに
ともなって絞り羽根48に取り付けられたピンは、溝5
4に沿って菊座52の半径方向に移動する。このため、
絞り羽根48は絞り枠50の支持部を中心として回動す
ることになる。複数の絞り羽根48がこのように移動す
るため、中心に形成される開口部分の大きさが変化する
ことになり、光量を調節することができる。
【0020】また、絞りリング64には遮光板66が取
り付けられている。一方、本体10のフランジ部68に
はセンサー台70が取り付けられ、センサー台70には
複数個のフォトインタラプタ72a〜72cが取り付け
られている。そして、3個のフォトインタラプタ72a
〜72cの凹部に遮光板66が入り込んでいるか否かに
よって、絞りリング64の回転角度が検出され、これに
より絞りの大きさが検出される。
【0021】なお、連結環18とフォーカスカム環22
の間には押え環74が配置され、フォーカスカム環22
と移動枠24の間には圧縮バネ76が配置されている。
ズームカム筒32の前端の周囲にはバック調整環78が
配置され、ズーム歯車38とフランジ部68の間には圧
縮バネ80及びワッシャ82が配置されている。本体1
0はマウント環84によってベース部分(図示せず)に
取り付けられ、マウント環84の被写体側には押え環8
6が配置されている。後レンズ群14と菊座52の間に
はCリング88が配置されている。また、フォーカス歯
車46にはフォーカス遮光板90が固定されており、フ
ォーカス遮光板90が図示しないフォトインタラプタの
間の光を遮ることによってフォーカス歯車46の回転角
度が検出され、この検出信号に基づいて図示しないコン
トローラがフォーカシングの状態を制御する。
【0022】前述のように、ズーミングの際のピントず
れをなくすために、トラッキング調整を行う必要がある
が、本発明においては、フォーカスカム環22に設けら
れたらせん状の溝26の長さをフォーカスのために必要
な長さよりも長くすることにより、トラッキング調整を
可能にしている。図5は、円筒形状をなしたフォーカス
カム環22を展開したところを示す図である。フォーカ
シングを行うために、前レンズ群12を光軸方向に例え
ば0.53×2=1.06mmだけ動かす必要があると
する。溝26は一定角度傾いているため、前レンズ群1
2をこの距離だけ動かすのに必要な溝26の長さは、フ
ォーカスカム環22の回転角度に換算して40゜とな
る。
【0023】一方、トラッキングの調整のためには、前
レンズ群12をその光軸方向に例えば0.42mmだけ
動かす必要がある。従って、フォーカシング及びトラッ
キング調整の両方を行うためには、前レンズ群12は
0.53×2+0.42×2=0.95×2mm以上移
動できるようになっている必要がある。図5には、この
移動量が示されている。この移動量に対応する溝26の
長さは、フォーカスカム環22の回転角度に換算して3
6゜×2=72°となる。ここでは、ある程度の余裕も
考慮して、溝26の長さはフォーカスカム環22の回転
角度に換算して94°にされている。なお、図5中の
「far」は望遠の位置を示し、「near」は広角の
位置を示している。
【0024】図6は、前レンズ群12の移動量、及びフ
ォーカスカム環22の回転角度に加えて、フォーカスカ
ム環22を回転させるステッピングモーター47に印加
されるパルス数、及びネガ面(フィルム面)におけるピ
ント位置の移動量を示したものである。すなわち、フォ
ーカス移動域は、フォーカスカム環22の回転角度では
20×2=40°、ステッピングモーター47のパルス
数では64×2=128パルス、ネガ面におけるピント
移動量では2×2=4mmとなる。また、これに対応す
る前レンズ群12の移動量が0.53×2=1.06m
mであることが、縦軸に示されている。同様に、トラッ
キング調整のために必要なステッピングモーター47の
パルス数は、51.2パルスであることが示されてい
る。
【0025】すなわち、フォーカシングのために必要な
回転量よりも、パルス数に換算してステッピングモータ
ー47が51.2パルスだけ多く回転できるように、溝
26が長くされている。従って、ホームポジションから
の前レンズ群12の初期位置を、あるパルス数Pだけず
らすことにより、トラッキング調整を行うことができ
る。Pの最大値は51.2である。すなわち、トラッキ
ング調整は、トラッキング調整用の条件下においてパル
ス数Pを決定することにより行われることになる。
【0026】このように、本発明においては、フォーカ
スカム環22の溝26の長さは、フォーカシングのため
に必要とされる長さよりも、トラッキング調整のために
必要とされる分だけ長くされている。従って、初期状態
において、前レンズ群12をずらすことができ、これに
よってトラッキング調整が行うことができる。
【0027】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、フォー
カスカム環に形成されたらせん状の溝の長さが、フォー
カシングの際に第1のレンズ群を動かすために必要とさ
れる長さよりも長くされている。従って、この長くされ
た部分を移動枠から突出した部分が移動して第1のレン
ズ群が前後に移動することによって、レンズの形状誤差
や組み立て誤差の補正のために必要とされるトラッキン
グ調整を行うことができる。このようにして、第1のレ
ンズ群のレンズ枠を2重構造にする必要をなくし、レン
ズ枠の構造を簡単化することが可能となる。従って、小
型軽量化を図ることができ、製造コストを低く抑えるこ
とができるズームレンズ機構を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成されたズームレンズ機構の
構成を示す分解斜視図であり、Aで示した部分が図2の
Bの部分と接続される。
【図2】本発明に従って構成されたズームレンズ機構の
構成を示す分解斜視図である。
【図3】倍率が0.8倍のときにおける図1、図2に示
したズームレンズ機構の側断面図である。
【図4】倍率が0.396倍のときにおける図1、図2
に示したズームレンズ機構の側断面図である。
【図5】円筒形状をなしたフォーカスカム環を展開した
ところを示す図である。
【図6】前レンズ群の移動量、及びフォーカスカム環の
回転角度に加えて、フォーカスカム環を回転させるステ
ッピングモーターに印加されるパルス数、及びネガ面
(フィルム面)におけるピント位置の移動量を示した図
である。
【図7】従来のズームレンズ機構の内部構造を示す側断
面図である。
【符号の説明】
12…前レンズ群(第1のレンズ群)、14…後レンズ
群(第2のレンズ群)、20a〜20c、30a〜30
c、40a〜40c…突出部(突出した部分)、22…
フォーカスカム環、24…移動枠、26…溝、32…ズ
ームカム筒、34…溝(第1の溝)、42…溝(第2の
溝)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栢沼 康修 埼玉県朝霞市泉水三丁目13番45号 富士 写真フイルム株式会社 朝霞開発センタ ー内 (56)参考文献 特開 平4−330408(JP,A) 特開 平5−232366(JP,A) 実開 平3−92615(JP,U) 実開 平2−33013(JP,U) 実開 昭63−130714(JP,U) 実開 平5−45618(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 7/02 - 7/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一体に組み立てられた第1のレンズ群
    と、 一体に組み立てられ、前記第1のレンズ群と光軸を一致
    させて配置された第2のレンズ群と、 前記第1のレンズ群の外側に配置され、ほぼ円筒形状を
    なし、前記第1のレンズ群から突出した部分が入り込む
    らせん状の溝が形成され、回されることによって前記第
    1のレンズ群をその光軸方向に動かしてフォーカシング
    を行うフォーカスカム環と、 前記フォーカスカム環の外側に配置され、前記第1のレ
    ンズ群の光軸を中心とする前記フォーカスカム環の回転
    を拘束せずに、前記第1のレンズ群の光軸の方向に前記
    フォーカスカム環とともに移動する移動枠と、 前記移動枠及び前記第2のレンズ群の外側に配置され、
    ほぼ円筒形状をなし、前記移動枠から突出した部分が入
    り込むらせん状の第1の溝、及び前記第2のレンズ群か
    ら突出した部分が入り込むらせん状の第2の溝が形成さ
    れ、回されることによって前記移動枠及び前記第2のレ
    ンズ群を前記第1のレンズ群の光軸方向に移動させてズ
    ーミングを行うズームカム筒と、 を備えたズームレンズ機構において、 前記フォーカスカム環に形成されたらせん状の溝の長さ
    が、フォーカシングのために必要な長さよりも、前記第
    1のレンズ群をその光軸方向に移動させてトラッキング
    調整を行うために十分な長さだけ長くされており、 前記第1のレンズ群から突出した部分を前記らせん状の
    溝の当該長くされた部分にも移動可能とすることによっ
    て、前記トラッキング調整後の前記フォーカシングを可
    能としたことを特徴とするズームレンズ機構。
  2. 【請求項2】 前記移動枠は、 前記第1のレンズ群の当該第1のレンズ群の光軸方向へ
    の移動のみを許容するとともに、前記フォーカスカム環
    の前記第1のレンズ群の光軸を中心とした回転のみを許
    容し、 許容された前記第1のレンズ群の前記移動の範囲内、及
    び許容された前記フォーカスカム環の前記回転の範囲内
    において前記トラッキング調整が可能であり、 前記トラッキング調整後も許容された前記第1のレンズ
    群の前記移動の範囲内、及び許容された前記フォーカス
    カムの前記回転の範囲内において前記フォーカシングを
    可能としたことを特徴とする請求項1に記載のズームレ
    ンズ機構。
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