JP3514781B2 - 脱水素触媒の製造方法 - Google Patents

脱水素触媒の製造方法

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    • B01J23/70Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group B01J21/00 of the iron group metals or copper
    • B01J23/76Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group B01J21/00 of the iron group metals or copper combined with metals, oxides or hydroxides provided for in groups B01J23/02 - B01J23/36
    • B01J23/78Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group B01J21/00 of the iron group metals or copper combined with metals, oxides or hydroxides provided for in groups B01J23/02 - B01J23/36 with alkali- or alkaline earth metals
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    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C5/00Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing the same number of carbon atoms
    • C07C5/32Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing the same number of carbon atoms by dehydrogenation with formation of free hydrogen
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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水蒸気の存在下で炭化水
素をそれに対応する、より不飽和の炭化水素に非酸化脱
水素するための触媒、特にエチルベンゼンからスチレン
を製造する際に使用される脱水素触媒の製造方法に関す
る。非酸化脱水素は分子状の酸素を加えない脱水素であ
る。
【0002】
【従来の技術】酸化カリウムで改変された酸化鉄を基と
する触媒は炭化水素を非酸化脱水素するために長い間使
用されてきた。酸化カリウムの他に、これらの鉄を基と
する触媒を改変するために、例えば、1978年7月4
日に発行された米国特許第4,098,723号明細書
に示されたようなV、Co;1984年8月21日に発
行された米国特許第4,467,046号明細書に示さ
れたようなMo、Ca、Cr;米国特許第4,152,
300号明細書に示されたようなAl、Cd、Mg、M
n、Ni、U、希土類;および1991年1月1日に公
開された欧州特許出願公開明細書第195,252号に
示されたようなSc、Y、La、Zn、Wのような他の
金属も使用されてきた。
【0003】所謂赤色形、黄色形および黒色形を包含す
る様々な種類の酸化鉄がこれらの脱水素触媒を製造する
ために使用されてきた。黄色酸化鉄は一般に、水和した
酸化鉄、FeO(OH)のありふれた形である針鉄鉱で
ある。黒色形は磁鉄鉱、Fe3 4 である。赤色形は無
水形また赤鉄鉱、Fe2 3 である。この赤色形は典型
的には黄色形をカ焼して水を追い払うことによって製造
される。黄色酸化鉄のこのカ焼で細く尖っているか、ま
たは針状を有する赤色酸化鉄が製造される。細く尖って
いる酸化鉄水和物はまた、直接の沈澱によっても製造で
きる。1968年1月16日に発行された米国特許第
3,364,277号は黄色酸化鉄を使用して脱水素触
媒を製造することを教示している。1972年11月2
1日に発行された米国特許第3,703,593号は赤
色酸化鉄と黄色酸化鉄との混合物を使用して脱水素触媒
を製造することを教示している。1975年9月9日に
発行された米国特許第3,904,552号は殊に、細
く尖った(針状の)形の酸化鉄(例4)を使用して脱水
素触媒を製造することを教示している。
【0004】雲母状の酸化鉄は砕かれて非常に薄いプレ
イトレット(platelet)または薄片を生ずることができ
る赤鉄鉱材料である。その結晶構造は雲母の結晶構造に
似ているので、“雲母状の”と呼ばれてきた。それは保
護ペイントの製造に使用されてきた。例えばビショップ
(Bishop),“雲母状の酸化鉄顔料(Micaceous Iron Oxi
de Pigments)" ,J. Oil Col. Chem. Assoc., 会報およ
び学会発表論文(Transactions and Communication),
64,57〜74,1981を参照されたい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】酸化カリウムで改変さ
れた酸化鉄脱水素触媒において雲母状の酸化鉄を使用す
ると、増強された選択性を有する触媒を生ずることがこ
こに発見された。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は鉄を含有する化
合物とカリウムを含有する化合物とを一緒にして粒子を
形成させ、ついでカ焼することによって酸化鉄および酸
化カリウムを含む脱水素触媒を製造する方法において、
Fe2 3 基準(basis Fe2O3)で10ないし100重量
%を構成する雲母状酸化鉄を含む鉄含有化合物を使用す
ることを特徴とする前記製造方法に関する。
【0007】本発明方法で得られる脱水素触媒(以下、
本触媒または本発明の触媒ということもある)は、一般
式:
【化3】 〔式中、R1 およびR2 はそれぞれアルキル基、アルケ
ニル基もしくはフェニル基または水素原子を表す〕を有
する化合物を、一般式:
【化4】 〔式中、R1 およびR2 は式Iの中のものと同じ意味を
有する〕を有する化合物の非酸化脱水素によって製造す
、式IIで表される化合物と過熱水蒸気を含む混合物
を、本触媒と昇温下で接触させることにより製造するの
に使用できる
【0008】一般式IIの中のR1 は置換基として1個ま
たは2個以上のメチル基を担持したフェニル基を表すこ
とができる。好ましくは、R1 は置換されていないフェ
ニル基を表し、そしてR2 は水素原子またはメチル基を
表す。出発化合物としてエチルベンゼンを用いると極め
て満足な結果が得られた。式IIで表されるアルカンは好
ましくは1分子に付き2ないし約20個、そして特に約
3ないし約8個の範囲の炭素原子を有し、その例として
n−ブタンおよび2−メチルブタンが挙げられる。式II
で表されるアルケンは好ましくは1分子に付き4ないし
20個、そして特に4ないし8個の範囲の炭素原子を有
し、その例として1−ブテン(1,3−ブタジエンを生
成する)並びに2−メチル−1−ブテンおよび3−メチ
ル−1−ブテンが挙げられ、この両者はイソプレンを生
成する。本触媒により1−ブテンを経てn−ブタンを
1,3−ブタジエンに、そして第三−アミレンを経て2
−メチルブタンをイソプレンに転化することができる。
【0009】本触媒によって製造できる式Iの好ましい
化合物はブタジエン、アルファメチルスチレンおよびス
チレンである。エチルベンゼンをスチレンに転化するの
に本触媒を使用することは、その転化が高い選択率をも
って達成される点で特に有利である。本明細書中で使用
される“選択率”という用語は、式Iで表される化合物
に転化された式IIの化合物の量を、転化された式IIの化
合物の全量で割って100倍したものと定義される。本
明細書において選択率は典型的には、式IIで表される化
合物の標準的な転化割合において測定される。例えば、
本明細書で使用されているように、S(70)はエチル
ベンゼンの70%モル転化率においてエチルベンゼンが
スチレンになるモル選択率を指している。触媒の活性は
温度と反比例の関係にある。触媒の活性が高くなるほ
ど、同じ転化率を得るのに必要な温度は益々低くなる。
本明細書中で使用される活性は典型的には、与えられた
転化率に関係している。例えば、T(70)はエチルベ
ンゼンの70%モル転化率を生ずる温度を指している。
【0010】なお、本触媒を用いる上記脱水素方法は好
適には、約2ないし約20、そして好ましくは約5ない
し約13の範囲の水蒸気対式IIの化合物のモル比を使用
して遂行される。この脱水素方法は好適には約400℃
ないし約750℃の範囲、好ましくは約550℃ないし
約650℃の範囲の温度で遂行される。この脱水素方法
は常圧、加圧または減圧下で遂行することができる。常
圧または常圧に近い圧力が普通極めて好適である。この
脱水素方法は好適には、例えば管状反応器または軸流反
応器(radial flow reactor )を用い、好適には約0.
1ないし約5.0 l/l/hrの範囲の液時空間速度を
使用して遂行される。
【0011】触媒粒子は例えば、ペレット、タブレッ
ト、球、ピル、サドル、トリローブ、テトラローブおよ
びこれらに類似のものの形であり得る。触媒は一般に酸
化カリウム約5ないし約20重量%、Ce、W、Ca
よびこれらの混合物からなる群から選ばれる1種または
2種以上の促進剤金属の酸化物0ないし約10重量%お
よび酸化鉄(III)、残りからなる。本明細書中で使用さ
れている“酸化物”という用語は酸化鉄(III)のような
単純な酸化物ばかりでなく、スピネルおよびフェライト
のような酸化物の混合物並びに二元酸化物およびその他
の酸化物混合物も包含することを意味している。反応条
件の下でこれらの酸化物は一部炭酸塩および重炭酸塩の
ような酸化物化合物(oxidic compound )の形で存在し
ていてもよい。
【0012】本発明の触媒は様々な方法で配合される
が、基本的にはこの触媒は、酸化物であるかまたはカ焼
によって酸化物に転化される鉄含有化合物およびカリウ
ム含有化合物を互いに混合し、この混合物を触媒寸法の
粒子に成形し、そして昇温下でカ焼して丈夫な粒子を形
成させることによって製造される。酸化物であるか、あ
るいはまたカ焼により分解して酸化物になる促進剤の金
属含有化合物は鉄含有化合物およびカリウム含有化合物
と混合することができる。鉄含有化合物、カリウム含有
化合物および促進剤の金属含有化合物もまた酸化物供給
化合物と表示することができ、そして例えば酸化物、炭
酸塩、重炭酸塩、硝酸塩およびこれらに類似するものか
らなることができる。
【0013】触媒は当該技術で認められた手順によって
製造される。その1つの方法は鉄、カリウムおよび1種
または2種以上の随意の促進剤金属の酸化物/水酸化物
/炭酸塩等の混合物を一緒にボールミルで粉砕し、少量
の水を加え、そしてそのペーストを押出して小さなペレ
ットを形成させ、ついでこれを約100℃ないし約30
0℃で乾燥し、そして500℃よりも高い温度、好まし
くは700℃ないし1000℃においてカ焼するもので
ある。別の方法はスラリーを調製し、生成した材料を噴
霧乾燥させて粉末を形成させ、この粉末をカ焼して酸化
物とし、ついで、十分な水を加えてペーストを形成させ
てから押出してペレットとし、乾燥し、そしてカ焼する
ものである。もう1つの手順は、生成する水酸化物とし
て沈澱できる鉄のような物質を沈澱させ、生成した沈澱
を一部脱水し、可溶性の塩、例えばカリウムの塩並びに
カルシウムおよびマグネシウムのような促進剤金属を加
え、そしてその後引き続いて押出し、乾燥させ、そして
押出物をカ焼することを含んでいる。ペレットを形成す
るためにペレットミルまたはペレットプレスもまた使用
できるであろう。好ましい方法は、まず始めに粉末状の
成分を乾式混合し、ついでこれらの成分を十分な量の水
とともに磨砕混合して(mull)押出可能な塊を提供する
ものである。磨砕混合の後、混合物を押出し、乾燥し、
そしてカ焼する。一般に、成分を触媒粒子に成形した
後、この粒子を昇温下でカ焼して丈夫な粒子を形成させ
る。カ焼温度は約500℃よりも高く、好ましくは70
0℃ないし1000℃である。カ焼雰囲気は一般に中
性、例えば窒素であるか、あるいは酸化性、例えば酸素
または好ましくは空気である。
【0014】本触媒の製造において使用される酸化鉄供
給化合物は使用される全酸化鉄供給化合物の10ないし
100重量%(Fe2 3 基準)を構成する雲母状酸化
鉄である。酸化鉄供給化合物の残余は他のいずれの鉄化
合物であってもよく、そして黄色酸化鉄、黒色酸化鉄お
よび赤色酸化鉄を包含している。好ましくは酸化鉄供給
化合物のこの残余は針鉄鉱、赤鉄鉱、磁鉄鉱、マグヘマ
イト、鱗鉄鉱およびこれらの混合物からなる群から選ば
れ、そしてそれは最も好ましくは針状酸化鉄である。触
媒の製造において雲母状酸化鉄を使用すると、エチルベ
ンゼンのスチレンへの転化に関して増強された選択率を
示す触媒が提供される。使用される雲母状酸化鉄は、薄
片として、好ましくは100ミクロンよりも小さい、よ
り好ましくは25ミクロンよりも小さい、そして最も好
ましくは10ミクロンよりも小さい最大寸法を有す
る。雲母状酸化鉄は顔料等級酸化鉄の商業的な供給業者
から入手できる。雲母状酸化鉄の製造方法はまた特許文
献に見出される。例えば、参考のため全て本明細書に組
み入れられている、1984年2月13日に出願された
欧州特許出願第307,486号;1975年2月4日
に出願された米国特許第3,864,463号;197
6年10月19日に出願された米国特許第3,987,
156号;および1986年11月25日に発行された
米国特許第4,624,845号明細書を参照された
い。
【0015】本明細書の発明の詳細な説明および特許請
求の範囲に与えられた範囲および限定は、特に指摘して
本発明を明瞭に請求するものと考えられる範囲および限
定である。しかしながら、同一か、または実質的に同一
の結果を得るために実質的に同一の方法で実質的に同一
の機能を果たすその他の範囲および限定も、本明細書お
よび本特許請求の範囲の記載事項によって定義される本
発明の範囲内にあることが意図されているものと解され
る。本発明は以下の実施例によって説明され、そしてこ
れらの実施例は説明の目的のために提供されるもので、
本発明を限定する意味にとるべきではない。
【0016】
【実施例】
触媒の調製 次の例は比較用の触媒ばかりでなく、本発明の触媒の製
造法を説明している。比較用触媒: この触媒は次の触
媒成分、すなわち針状赤色酸化鉄(ドイツ、バイエルA
Gから入手、針状結晶体の寸法0.5〜1ミクロン)1
105g、K2 CO3 245g、Ce2(CO3)3 *xH
2 O 120g、(NH4)101241*5H2 O 39
gおよびCaCO3 25gを乾燥混合物の形に一緒にす
ることによって調製した。ついでこの混合物を25分間
連続して磨砕混合した。この磨砕混合手順は次の通りで
あった。1)最初の10分間乾式で磨砕混合し、2)次
の5分間にわたって217mlの脱イオン水を加え、そし
て3)最後の10分間湿式で磨砕混合する。磨砕混合さ
れた材料を市販のペレットミルでペレットにした。湿っ
たペレットを170℃で1時間乾燥させてから、空気中
825℃において1時間カ焼して完成品を製造した。
【0017】触媒A: この触媒は次の触媒成分、すな
わち合成の雲母状酸化鉄(英国、クックソンラミノック
ス社(Cookson Laminox Ltd.) から入手したラミノック
ス(Laminox) S、薄片としての巾寸法10ミクロン未
満)275g、針状赤色酸化鉄(ドイツ、バイエルAG
から入手、針状結晶体の寸法0.5〜1ミクロン)83
0g、K2 CO3 245g、Ce2(CO3)3 *xH2
120g、(NH4)101241*5H2 O 39gお
よびCaCO3 25gを乾燥混合物の形に一緒にするこ
とによって調製した。ついでこの混合物を25分間連続
して磨砕混合した。この磨砕混合手順は次の通りであっ
た。1)最初の10分間乾式で磨砕混合し、2)次の5
分間にわたって140mlの脱イオン水を加え、そして
3)最後の10分間湿式で磨砕混合する。磨砕混合され
た材料を市販のペレットミルでペレットにした。湿った
ペレットを170℃で1時間乾燥させてから、空気中8
25℃で1時間カ焼して完成品を製造した。
【0018】触媒B: この触媒は次の触媒成分、すな
わち合成の雲母状酸化鉄(英国、クックソンラミノック
ス社から入手したラミノックスS、薄片としての巾寸法
10ミクロン未満)552g、針状赤色酸化鉄(ドイ
ツ、バイエルAGから入手、針状結晶体の寸法0.5〜
1ミクロン)552g、K2 CO3 245g、Ce2(C
3)3 *xH2 O 120g、(NH4)101241*5
2 O 39gおよびCaCO3 25gを乾燥混合物の
形に一緒にすることによって調製した。ついでこの混合
物を25分間連続して磨砕混合した。この磨砕混合手順
は次の通りであった。1)最初の10分間乾式で磨砕混
合し、2)次の5分間にわたって140mlの脱イオン水
を加え、そして3)最後の10分間湿式で磨砕混合す
る。磨砕混合された材料を市販のペレットミルでペレッ
トにした。湿ったペレットを170℃で1時間乾燥させ
てから、空気中825℃で1時間カ焼して完成品を製造
した。
【0019】触媒C: この触媒は次の触媒成分、すな
わち合成の雲母状酸化鉄(英国、クックソンラミノック
ス社から入手したラミノックスS、薄片としての巾寸法
10ミクロン未満)1508g、針状赤色酸化鉄(ドイ
ツ、バイエルAGから入手、針状結晶体の寸法0.5〜
1ミクロン)502g、K2 CO3 446g、Ce2(C
3)3 *xH2 O 217g、(NH4)101241*5
2 O 71gおよびCaCO3 45gを乾燥混合物の
形に一緒にすることによって調製した。ついでこの混合
物を25分間連続して磨砕混合した。この磨砕混合手順
は次の通りであった。1)最初の10分間乾式で磨砕混
合し、2)次の5分間にわたって217mlの脱イオン水
を加え、そして3)最後の10分間湿式で磨砕混合す
る。磨砕混合された材料を市販のペレットミルでペレッ
トにした。湿ったペレットを170℃で1時間乾燥させ
てから、空気中825℃で1時間カ焼して完成品を製造
した。 触媒D: この触媒は775℃でカ焼した点を除き、触
媒Cと同じ方法で製造した。
【0020】触媒E: この触媒は次の触媒成分、すな
わち合成の雲母状酸化鉄(英国、クックソンラミノック
ス社から入手した、薄片として、10ミクロン未満の
寸法を有するラミノックスS)2005g、K2 CO3
446g、Ce2(CO3)3 *xH2 O 217g、(N
4)101241*5H2 O 71gおよびCaCO3
5gを乾燥混合物の形に一緒にすることによって調製し
た。ついでこの混合物を25分間連続して磨砕混合し
た。この磨砕混合手順は次の通りであった。1)最初の
10分間乾式で磨砕混合し、2)次の5分間にわたって
165mlの脱イオン水を加え、そして3)最後の10分
間湿式で磨砕混合する。磨砕混合された材料を市販のペ
レットミルでペレットにした。湿ったペレットを170
℃で1時間乾燥させてから、空気中825℃で1時間カ
焼して完成品を製造した。
【0021】触媒の試験 連続運転用に設計された標準的なパイロットプラント反
応器において上記の触媒を等温条件下で試験した。触媒
試験の条件は次の通りであった。触媒100cm3 、反応
器温度600℃、エチルベンゼンl/触媒l/時の形で
測定された液時空間速度0.65、水蒸気対エチルベン
ゼンモル比10:1および反応器圧力0.75気圧。触
媒試験の結果をT(70)およびS(70)によって報
告する。ここでT(70)は与えられた触媒についてエ
チルベンゼン装入原料の70%をスチレンに転化するの
に必要な温度であり、そしてS(70)はスチレンを生
成させるためのモル選択率である。触媒試験の結果は表
1に示される。
【0022】
【表1】 表1: 試験結果 カ焼温度 T(70) S(70) MIO 1) ARIO 2) 比較用触媒 825℃ 599.9℃ 95.0% 0 100% 触媒A 825℃ 599.0℃ 95.5% 27% 83% 触媒B 825℃ 599.6℃ 96.1% 50% 50% 触媒C 825℃ 602.7℃ 96.3% 75% 25% 触媒D 775℃ 598.0℃ 96.3% 75% 25% 触媒E 825℃ 600.5℃ 96.5% 100% 0 1) 触媒の製造において使用された酸化鉄全体の重量
%(Fe2 3 基準)の形で表に載せられた雲母状酸化
鉄。 2) 触媒の製造において使用された酸化鉄全体の重量
%(Fe2 3 基準)の形で表に載せられた針状赤色酸
化鉄。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デヴイツド・モリス・ハミルトン・ジユ ニア アメリカ合衆国テキサス州 77083、ヒ ユーストン、シエーラ・グランデ・ドラ イヴ 15906 (56)参考文献 特開 平1−90039(JP,A) 特開 平2−21945(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01J 21/00 - 38/74

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄を含有する化合物とカリウムを含有す
    る化合物とを一緒にして粒子を形成させ、ついでカ焼す
    ることによって酸化鉄および酸化カリウムを含む脱水素
    触媒を製造する方法において、Fe2 3 基準で10な
    いし100重量%を構成する雲母状酸化鉄を含む鉄含有
    化合物を使用することを特徴とする前記製造方法。
  2. 【請求項2】 使用される雲母状酸化鉄が、薄片とし
    て、100ミクロン未満の最大巾寸法を有する請求項1
    の方法。
  3. 【請求項3】 使用される雲母状酸化鉄が、薄片とし
    て、25ミクロン未満の最大巾寸法を有する請求項2の
    方法。
  4. 【請求項4】 使用される雲母状酸化鉄が、薄片とし
    て、10ミクロン未満の最大巾寸法を有する請求項3の
    方法。
  5. 【請求項5】 使用される鉄含有化合物のうちの雲母状
    酸化鉄でない残りの部分が針鉄鉱、赤鉄鉱、磁鉄鉱、マ
    グヘマイト、鱗鉄鉱およびこれらの混合物から選ばれる
    請求項1の方法。
  6. 【請求項6】 使用される鉄含有化合物のうちの雲母状
    酸化鉄でない残りの部分が針状の酸化鉄である請求項1
    の方法。
  7. 【請求項7】 Ce、W、Caおよびこれらの混合物か
    らなる群から選ばれる促進剤金属の酸化物1種または2
    種以上を付加的に鉄含有化合物およびカリウム含有化合
    物と一緒にする請求項1の方法。
  8. 【請求項8】 750℃ないし1000℃の範囲の温度
    でカ焼を起こさせる請求項1の方法。
JP25043492A 1991-08-30 1992-08-27 脱水素触媒の製造方法 Expired - Fee Related JP3514781B2 (ja)

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US07/752301 1991-08-30
US07/752,301 US5171914A (en) 1991-08-30 1991-08-30 Dehydrogenation catalyst and process

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