JP3514746B2 - ベアリングレースの鍛造方法及びベアリングレース分離装置 - Google Patents
ベアリングレースの鍛造方法及びベアリングレース分離装置Info
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Description
スの鍛造方法及びベアリングレース分離装置の改良に関
するものである。
ベアリングレースを構成する外レースと内レースとの間
に玉やローラ等の転動体を保持器で保持した状態で介在
させている。上記ベアリングレースは、一般に軸受鋼の
鍛造品であり、通常は、図19〜23の工程を経て鍛造
成形される。その要領をビレットから外レースと内レー
スとが鍛造成形されるまでの形状変化を示す図18を参
照しつつ説明する。
ようとするベアリングレースの寸法に見合った鍛造素材
(以下、「ビレット」という)101を得る(図18
(a)参照)。
及び重量に応じて予め設定された温度で鍛造に適した温
度になるように加熱して据込み工程に搬入する。据込み
工程では、図19に示すように、下型102と、その上
方に昇降可能に配置された上型103とからなる据込み
装置104が設けられており、上記ビレット101を下
型102に載置して上型103を下降させて圧縮し、偏
平な据込み圧縮体105を得る(図18(b)参照)。
その際、この据込み圧縮体105の外径は完成品として
のベアリングレースの外レースの外径に合わせる。
として成形工程に搬入する。成形工程では、図20に示
すように、円形の成形凹所106を有するダイ107
と、その上方に昇降可能に配置されたパンチ108とか
らなる成形装置109が設けられている。上記ダイ10
7の成形凹所106底面には、据込み圧縮体105を支
える円環段部110と、この円環段部110よりも下方
に凹陥した円形凹部111とが外径側から順に同心円状
に形成され、その中心にはノックアウトピン112が出
退可能に配置されている。上記円環段部110はベアリ
ングレースの外レースを成形する箇所であり、上記円形
凹部111は内レースを成形する箇所である。一方、上
記パンチ108先端には、外レースの内周面を形成する
円形段部113と、この円形段部113よりも下方に突
出した円形突起114とが外径側から順に同心円状に形
成されている。
の成形凹所106に入れて円環段部110で支え(図2
0参照)、図21に示すように、パンチ108を下降さ
せてダイ107の成形凹所106内に進入させ、上記パ
ンチ108の円形段部113及び円形突起114で据込
み圧縮体105を塑性変形させて、その変形部分を上記
円形凹部111と、パンチ108の円形段部113と成
形凹所106側面との間の円環凹部115に流入させる
ことにより、外レース部116と内レース部117とが
一体になった内外レース一体成形体118を鍛造成形す
る。この段階では、内外レース一体成形体118には、
ベアリングレースの軸受孔となる部分は貫通しておら
ず、底壁119で塞がれている(図18(c)参照)。
ックアウトピン112を上方に突出させて内外レース一
体成形体118を蹴り出し、内外レース一体成形体11
8を底抜き工程に搬入する。底抜き工程では、図22に
示すように、ダイ120と、その上方に昇降可能に配置
されたパンチ121とからなる底抜き装置122が設け
られており、上記ダイ120には、パンチ121先端が
挿入される円形の挿入孔123が貫通しているととも
に、この挿入孔123上端外周りには、内外レース一体
成形体118の内レース部117を外径側に移動しない
ように位置決めする円環突起124が突設されている。
の内レース部117をダイ120の円環突起124内側
に嵌め込んで内外レース一体成形体118を位置決めし
た状態でダイ120に載置し、パンチ121を下降させ
て内外レース一体成形体118の底壁119を打ち抜
く。これにより、内外レース一体成形体118の内レー
ス部117に軸受孔125が貫通形成される(図18
(d)参照)。
ース一体成形体118を分離工程に搬入する。分離工程
では、図23に示すように、ダイ126と、その上方に
昇降可能に配置されたパンチ127とからなるベアリン
グレース分離装置128が設けられており、上記ダイ1
26には、パンチ127先端が挿入される円形の挿入孔
129が貫通しているとともに、この挿入孔129上端
外周りには、内外レース一体成形体118の外レース部
116を外径側に移動しないように位置決めする載置凹
所130が形成されている。
の外レース部116をダイ126の載置凹所130に載
置して内レース部117を上記挿入孔129に挿入した
状態で、パンチ127を下降させて内外レース一体成形
体118を外レース131と内レース132とに分離す
る。これにより、内外レース一体成形体118の外レー
ス131に軸受孔133が貫通形成され、軸受孔133
を有する外レース131と、軸受孔125を有する内レ
ース132とでベアリングレース134が構成される
(図18(e)参照)。
の鍛造方法では、成形工程で内外レース一体成形体11
8を鍛造成形する場合、図20に示すように、パンチ1
08の円形突起114がダイ107の成形凹所106内
に進入して据込み圧縮体105に接触し始めた状態で
は、その外周りの円形段部113よりも基端側部分は未
だ上記成形凹所106内に進入していないため、パンチ
108の円形段部113及び円形突起114で据込み圧
縮体105を塑性変形させる際にパンチ108に軸ブレ
が生じ、成形された内外レース一体成形体118に1.
0mm前後の偏肉が発生する。したがって、この偏肉を
見込んで取代を余分に取っておく必要があり、その分、
材料費が嵩むとともに旋削に時間が掛かって非常に不経
済である。
成形凹所106底面の円環段部110で支えた状態で、
その内方の円形凹部111と据込み圧縮体105との間
には大きな空間が形成されているため、据込み圧縮体1
05を塑性変形させる際、据込み圧縮体105の中央部
分は、パンチ108の円形突起114でダイ107の成
形凹所106底面の円形凹部111内に直線的に押し下
げられるだけで変形量はそれほど多くなく、しかも、そ
の流入方向はパンチ108の円形段部113と成形凹所
106側面との間の円環凹部115に対する流入方向と
上下逆方向で鍛造圧が上下に分散されるため、図10
(b)に示すように、内外レース一体成形体105には
鍛流線ははっきりと出ておらず、熱履歴により生じてい
る脱炭層がそのまま残って品質が低下する原因となる。
この脱炭層は一般に0.3mm前後であり、これを除去
するためには偏肉の場合と同様に、取代を余分に取って
おく必要があり、その分、材料費が嵩むとともに旋削に
時間が掛かって非常に不経済である。
であり、その目的とするところは、偏肉及び脱炭層が共
に少ないベアリングレースを鍛造することである。
め、この発明は、外レース部の内側に内レース部が嵌合
した2重構造の内外レース一体成形体を鍛造成形するこ
とを特徴とする。
棒材を切断したビレットを加熱して偏平に圧縮した据込
み圧縮体からなる偏平な鍛造供与材から外レース部と内
レース部とが一体になった内外レース一体成形体を鍛造
成形した後、この内外レース一体成形体を外レースと内
レースとに分離するベアリングレースの鍛造方法、及び
このベアリングレースの鍛造方法において、内外レース
一体成形体を外レースと内レースとに分離する分離工程
で用いられるベアリングレース分離装置を対象とし、次
のような解決手段を講じた。
者のベアリングレースの製造方法に関するものであり、
そのうち、請求項1に記載の発明は、底面が偏平な円形
の成形凹所を有するダイと、先端に円環突起、第1円環
凹部及び円形突起が外径側から順に同心円状に形成され
上記円環突起は外径が当該円環突起を除く基端側部分の
外径よりも小さく設定されて上記ダイの成形凹所側面と
の間に第2円環凹部を形成するパンチとを用意し、ま
ず、上記鍛造供与材を上記ダイの成形凹所底面に面接触
するように成形凹所に載置する。次いで、上記パンチを
下降させて上記ダイの成形凹所側面に上記円環突起を除
く基端側部分の外周面を摺接させながら成形凹所内に進
入させることにより上記パンチの進入方向と直交する方
向の動きを拘束した後、さらなるパンチの下降により上
記鍛造供与材の下方への動きを上記ダイの成形凹所底面
で拘束した状態で上記円環突起と円形突起とで上記鍛造
供与材を塑性変形させてその変形部分を上記第1円環凹
部と第2円環凹部とに集中して流入させることにより、
外レース部と内レース部とが一体になった内外レース一
体成形体を鍛造成形する。その後、上記内外レース一体
成形体から内レース部内側部分を打ち抜いた後、この内
外レース一体成形体を外レースと内レースとに分離する
ことを特徴とする。
では、パンチ先端がダイの成形凹所内に進入して鍛造供
与材に接触し始めた状態では、既にその外周りの基端側
部分が上記成形凹所内に進入していて進入方向と直交す
る方向の動きが拘束されているため、上記パンチは鍛造
供与材を塑性変形させる際に軸ブレせず、成形された内
外レース一体成形体に偏肉がほとんど発生しない。した
がって、この偏肉を見込んで取代を多く取っておく必要
がなく、その分、材料費が節約できるとともに旋削に時
間があまり掛からず非常に経済的となる。
した状態で成形凹所底面に面接触していて下方への動き
が拘束されているため、パンチで鍛造供与材を塑性変形
させる際、その変形部分が鍛造供与材に対して同じ側に
ある第1円環凹部と第2円環凹部とに集中して流入して
大きな鍛造圧で変形量が多くなり、脱炭層が大きく延伸
されてほとんどなきに等しい状態となって品質への影響
がほとんどなくなる。したがって、脱炭層を除去するた
めに取代を余分に取っておく必要がなく、その分、材料
費が節約できるとともに旋削に時間があまり掛からず非
常に経済的となる。
凹部、円環突起、第2円環凹部及び円形突起が外径側か
ら順に同心円状に形成された円形の成形凹所を有するダ
イと、先端が偏平な円形に形成されたパンチとを用意
し、まず、上記鍛造供与材を上記ダイの成形凹所に載置
する。次いで、上記パンチを下降させて上記ダイの成形
凹所側面に先端外周面を摺接させながら成形凹所内に進
入させることにより上記パンチの進入方向と直交する方
向の動きを拘束した後、さらなるパンチの下降により上
記鍛造供与材の上方への動きを上記パンチの先端で拘束
した状態で上記円環突起と円形突起とで上記鍛造供与材
を塑性変形させてその変形部分を上記第1円環凹部と第
2円環凹部とに集中して流入させることにより、外レー
ス部と内レース部とが一体になった内外レース一体成形
体を鍛造成形する。その後、上記内外レース一体成形体
から内レース部内側部分を打ち抜いた後、この内外レー
ス一体成形体を外レースと内レースとに分離することを
特徴とする。
では、パンチ先端がダイの成形凹所内に進入して鍛造供
与材に接触し始めた状態では、既にその外周りの基端側
部分が上記成形凹所内に進入していて進入方向と直交す
る方向の動きが拘束されているため、上記パンチは鍛造
供与材を塑性変形させる際に軸ブレせず、成形された内
外レース一体成形体に偏肉がほとんど発生しない。しか
も、鍛造供与材の塑性変形部分が流入する第1円環凹部
及び第2円環凹部はダイ側に形成されていて、ダイの成
形凹所側面と摺接するためにクリアランスを必要とする
パンチは関与していないため、偏肉防止が確実になる。
したがって、この偏肉を見込んで取代をほとんど取って
おく必要がなく、その分、材料費が節約できるとともに
旋削に時間がほとんど掛からず経済的効果が大きくな
る。
面接触していて上方への動きが拘束されているため、パ
ンチで鍛造供与材を塑性変形させる際、その変形部分が
鍛造供与材に対して同じ側にある第1円環凹部と第2円
環凹部とに集中して流入して大きな鍛造圧で変形量が多
くなり、脱炭層が大きく延伸されて品質への影響がほと
んどなくなる。したがって、請求項1と同様に、脱炭層
を除去するために取代を余分に取っておく必要がなく、
その分、材料費が節約できるとともに旋削に時間があま
り掛からず非常に経済的となる。
グレース分離装置に関するものであり、上記内外レース
一体成形体を載置して外径側に移動しないように位置決
めする載置凹所を有するダイと、このダイの上方に昇降
可能に配置されたパンチとを備えている。そして、上記
パンチ先端側の外周には、位置決め手段が付勢手段でパ
ンチ先端側に付勢されて配置されている。上記位置決め
手段は、上記パンチと共に下降し、上記ダイの載置凹所
に載置された内外レース一体成形体の外レース部内周面
に当接して内外レース一体成形体を内径側に移動しない
ように位置決めするようになっている。上記パンチは、
内外レース一体成形体を上記位置決め手段で位置決めし
た状態で上記付勢手段の付勢力に抗して下降し、内外レ
ース一体成形体を外レースと内レースとに分離するよう
になっていることを特徴とする。
では、内外レース一体成形体は、外径側への動きが載置
凹所側面で規制されるとともに、内径側への動きが位置
決め手段で規制されているため、降温により収縮しても
横ブレすることなく上記載置凹所にセンタリングされ、
外レースと内レースとに精度良く分離される。
いて図面に基づいて説明する。
施の形態1に係るベアリングレースの鍛造方法の各工程
図であり、図1はビレットから外レースと内レースとが
鍛造成形されるまでの形状変化を示す図である。これら
の図を参照しつつベアリングレースを鍛造する要領につ
いて説明する。
ようとするベアリングレースの寸法に見合ったビレット
A1を得る(図1(a)参照)。
び重量に応じて予め設定された温度で鍛造に適した温度
になるように加熱して据込み工程に搬入する。据込み工
程では、図2に示すように、下型1と、その上方に昇降
可能に配置された上型2とからなる据込み装置3が設け
られており、上記ビレットA1を下型1に載置して上型
2を下降させて圧縮し、偏平な据込み圧縮体A2を得る
(図1(b)参照)。その際、この据込み圧縮体A2の
外径は完成品としてのベアリングレースの外レースの外
径に合わせる。
搬入する。粗成形工程では、図3に示すように、円形の
貫通孔12aを有するダイ12と、その上方に昇降可能
に配置されたパンチ13とからなる粗成形装置14が設
けられている。上記ダイ12の貫通孔12aにはノック
アウトピン15が出退可能に配置され、このノックアウ
トピン15先端は偏平に形成されていて、この偏平面1
5aと貫通孔12aとで成形凹所11を構成している。
一方、上記パンチ13先端面の外周部を除く部分には、
若干盛り上がった隆起部13aが形成されている。
形凹所11に入れてノックアウトピン15で支え、パン
チ13を下降させてダイ12の成形凹所11内に進入さ
せ、上記据込み圧縮体A2を塑性変形させて偏平な粗成
形体A3を成形する。この粗成形体A3は外周部の肉厚
がその内側の肉厚よりも若干厚くなっている(図1
(c)参照)。これにより、その後の成形工程において
真円度を精度良く出すようになっている。
クアウトピン15を上方に突出させて粗成形体A3を蹴
り出し、粗成形体A3を鍛造供与材として本成形工程に
搬入する。本成形工程では、図4に示すように、円形の
貫通孔22aを有するダイ22と、その上方に昇降可能
に配置されたパンチ23とからなる本成形装置24が設
けられている。上記ダイ22の貫通孔22aにはノック
アウトピン25が出退可能に配置され、このノックアウ
トピン25先端は偏平に形成されていて、この偏平面2
5aと貫通孔22aとで成形凹所21を構成している。
一方、上記パンチ23の先端には、円環突起23a、第
1円環凹部23b及び円形突起23cが外径側から順に
同心円状に形成されている。上記円環突起23aは、外
径が当該円環突起23aを除く基端側部分23dの外径
よりも小さく設定されて上記ダイ22の成形凹所21側
面との間に第2円環凹部23eを形成するようになって
いる。この第2円環凹部23eはベアリングレースの外
レースを成形する箇所であり、上記第1円環凹部23b
は内レースを成形する箇所である。
所21に入れてノックアウトピン25で支え(図4参
照)、つまり、粗成形体A3をダイ22の成形凹所21
底面に面接触するように成形凹所21に載置し、図5に
示すように、パンチ23を下降させてダイ22の成形凹
所21内に進入させる。
凹所21内に進入して粗成形体A3に接触し始めた状態
では、既にその外周りの基端側部分23dが上記成形凹
所21内に進入していて進入方向と直交する方向の動き
を拘束しているので、上記パンチ23は粗成形体A3を
塑性変形させる際に軸ブレせず、その後、成形された内
外レース一体成形体A4に偏肉がほとんど発生しない。
したがって、この偏肉を見込んで取代を多く取っておか
ずに済み、その分、材料費を節約できるとともに旋削時
間を大幅に短縮できて非常に経済的なものにすることが
できる。
が進むと、パンチ23の円環突起23a及び円形突起2
3cが粗成形体A3を塑性変形させて、その変形部分を
上記第1円環凹部23b及び第2円環凹部23eに流入
させ、外レース部R′1と内レース部R′2とが一体に
なった内外レース一体成形体A4が鍛造成形される。こ
の段階では、内外レース一体成形体A4には、ベアリン
グレースの軸受孔となる部分は貫通しておらず、底壁B
で塞がれている(図1(d)参照)。
所21に載置した状態で成形凹所21底面(ノックアウ
トピン25先端の偏平面25a)に面接触していて下方
への動きが拘束されているため、パンチ23で粗成形体
A3を塑性変形させる際、その変形部分が粗成形体A3
に対して同じ側にある第1円環凹部23bと第2円環凹
部23eとに集中して流入して大きな鍛造圧で変形量が
多くなり、図10(a)に示すように、内外レース一体
成形体A4に鍛流線がはっきりと出ており、脱炭層が大
きく延伸されてほとんどなきに等しい状態となって品質
への影響をほとんどなくすることができる。したがっ
て、脱炭層を除去するために取代を余分に取っておかず
に済み、その分、材料費を節約できるとともに旋削時間
が大幅に短縮できて非常に経済的なものにすることがで
きる。
クアウトピン25を上方に突出させて内外レース一体成
形体A4を蹴り出し、内外レース一体成形体A4を底抜
き工程に搬入する。底抜き工程では、図6に示すよう
に、ダイ31と、その上方に昇降可能に配置されたパン
チ32とからなる底抜き装置33が設けられており、上
記ダイ31には、パンチ32先端が挿入される円形の挿
入孔31aが貫通しているとともに、この挿入孔31a
上端外周りには内外レース一体成形体A4を外径側に移
動しないように位置決めする載置凹所31bが形成され
ている。
外レース部R′1をダイ31の載置凹所31bに載置し
て内外レース一体成形体A4を位置決めした状態で、パ
ンチ32を下降させて内外レース一体成形体A4の底壁
Bを打ち抜く。これにより、内外レース一体成形体A4
の内レース部R′2に軸受孔R2−1が貫通形成される
(図1(e)参照)。
レース一体成形体A4を分離工程に搬入する。分離工程
では、図7及び図8に示すように、ダイ41と、その上
方に昇降可能に配置されたパンチ42とを備えたベアリ
ングレース分離装置43が設けられている。上記ダイ4
1には、パンチ42先端が挿入される円形の挿入孔41
aが貫通しているとともに、その挿入孔41a上端外周
りには、上記内外レース一体成形体A4を載置して位置
決めする載置凹所41bが形成されている。一方、上記
パンチ42の基端は筒形のホルダ44に挿入されてボル
ト45で一体に固定され、パンチ42先端には、内外レ
ース一体成形体A4の外レース部R′1と内レース部
R′2との間に挿入可能な円環切断部42aが形成され
ている。また、上記パンチ42先端側の外周には、位置
決め手段としての円形筒状の押さえ治具46が付勢手段
としてのコイルスプリング47でパンチ42先端側に付
勢されて上記円環切断部42aの外周に位置するように
配置されている。上記押さえ治具46は、上記パンチ4
2と共に下降し、上記ダイ41の載置凹所41bに載置
された内外レース一体成形体A4の外レース部R′1内
周面に当接して内外レース一体成形体A4を内径側に移
動しないように位置決めし、上記パンチ42は、内外レ
ース一体成形体A4を上記押さえ治具46で位置決めし
た状態で上記コイルスプリング47のバネ力に抗して下
降し、内外レース一体成形体A4を外レースR1と内レ
ースR2とに分離するようになっている。
ス一体成形体A4をダイ41の載置凹所41bに載置し
て内外レース一体成形体A4を外径側に移動しないよう
に位置決めし、この状態で、パンチ42を下降させて押
さえ治具46で外レース部R′1を内径側に移動しない
ように位置決めする。その後、図8に示すように、さら
にパンチ42の下降させ、内外レース一体成形体A4を
外レースR1と内レースR2とに分離する。これによ
り、内外レース一体成形体A4の外レースR1に軸受孔
R1−1が貫通形成され、軸受孔R1−1を有する外レ
ースR1と、軸受孔R2−1を有する内レースR2とで
ベアリングレースRが構成される(図1(f)参照)。
この分離された外レースR1と内レースR2は図9に示
すように組み合わされて使用される。
外径側への動きを載置凹所41b側面で規制するととも
に、内径側への動きを押さえ治具46で規制しているこ
とから、内外レース一体成形体A4が降温により収縮し
ても横ブレすることなく上記載置凹所41bにセンタリ
ングすることができ、外レースR1と内レースR2とに
精度良く分離することができる。
の実施の形態2に係るベアリングレースの鍛造方法の各
工程図であり、図11はビレットから外レースと内レー
スとが鍛造成形されるまでの形状変化を示す図である。
これらの図を参照しつつベアリングレースを鍛造する要
領について説明する。
ようとするベアリングレースの寸法に見合ったビレット
A1を得る(図11(a)参照)。
び重量に応じて予め設定された温度で鍛造に適した温度
になるように加熱して据込み工程に搬入する。据込み工
程では、図12に示すように、下型1と、その上方に昇
降可能に配置された上型2とからなる据込み装置3が設
けられており、上記ビレットA1を下型1に載置して上
型2を下降させて圧縮し、偏平な据込み圧縮体A2を得
る(図11(b)参照)。その際、この据込み圧縮体A
2の外径は完成品としてのベアリングレースの外レース
の外径に合わせる。
搬入する。粗成形工程では、図13に示すように、円形
の貫通孔12aを有するダイ12と、その上方に昇降可
能に配置されたパンチ13とからなる成形金型14が設
けられている。上記ダイ12の貫通孔12aにはノック
アウトピン15が出退可能に配置され、このノックアウ
トピン15先端面15aの外周部を除く部分には、若干
盛り上がった隆起部が形成されていて、この先端面15
aと貫通孔12aとで上記成形凹所11を構成してい
る。一方、上記パンチ13先端は偏平に形成されて偏平
面13aを構成している。
形凹所11に入れてノックアウトピン15で支え、パン
チ13を下降させてダイ12の成形凹所11内に進入さ
せ、上記据込み圧縮体A2を塑性変形させて偏平な粗成
形体A3を成形する。この粗成形体A3は外周部の肉厚
がその内側の肉厚よりも若干厚くなっている(図11
(c)参照)。これにより、その後の成形工程において
真円度を精度良く出すようになっている。
クアウトピン15を上方に突出させて粗成形体A3を蹴
り出し、粗成形体A3を本成形工程に搬入する。本成形
工程では、図14に示すように、円形の成形凹所21を
有するダイ22と、その上方に昇降可能に配置されたパ
ンチ23とからなる本成形装置24が設けられている。
上記ダイ22の成形凹所21の中心にはノックアウトピ
ン25が出退可能に配置されている。上記成形凹所21
底面には、第1円環凹部21a、円環突起21b、第2
円環凹部21c及び円形突起21dが外径側から順に同
心円状に形成されている。上記第1円環凹部21aはベ
アリングレースの外レースを成形する箇所であり、上記
第2円環凹部21cは内レースを成形する箇所である。
一方、上記パンチ23先端は偏平な円形に形成されて偏
平面23fを構成している。
所21に入れてノックアウトピン25で支え(図14参
照)、図15に示すように、パンチ23を下降させてダ
イ22の成形凹所21内に進入させる。
凹所21内に進入して粗成形体A3に接触し始めた状態
では、既にその外周りの基端側部分23dが上記成形凹
所21内に進入していて進入方向と直交する方向の動き
を拘束しているので、上記パンチ23は粗成形体A3を
塑性変形させる際に軸ブレせず、その後、成形された内
外レース一体成形体A4に偏肉がほとんど発生しない。
しかも、粗成形体A3の塑性変形部分が流入する第1円
環凹部21a及び第2円環凹部21cはダイ22側に形
成されていて、ダイ22の成形凹所21と摺接するため
にクリアランスを必要とするパンチ23は関与していな
いため、偏肉を確実に防止することができる。したがっ
て、この偏肉を見込んで取代をほとんど取っておかずに
済み、その分、材料費を節約できるとともに旋削時間を
さらに大幅に短縮できて非常に経済的なものにすること
ができる。
が進むと、ダイ22の円環突起21b及び円形突起21
dが粗成形体A3を塑性変形させて、その変形部分を上
記第1円環凹部21a及び第2円環凹部21cに流入さ
せ、外レース部R′1と内レース部R′2とが一体にな
った内外レース一体成形体A4が鍛造成形される。この
段階では、内外レース一体成形体A4には、ベアリング
レースの軸受孔となる部分は貫通しておらず、底壁Bで
塞がれている(図11(d)参照)。
偏平面23fと面接触していて上方への動きが拘束され
ているため、パンチ23で粗成形体A3を塑性変形させ
る際、その変形部分が粗成形体A3に対して同じ側にあ
る第1円環凹部21aと第2円環凹部21cとに集中し
て流入して大きな鍛造圧で変形量が多くなり、図10
(a)に示すように、内外レース一体成形体A4に鍛流
線がはっきりと出ており、脱炭層が大きく延伸されてほ
とんどなきに等しい状態となって品質への影響をほとん
どなくすることができる。したがって、脱炭層を除去す
るために取代を余分に取っておかずに済み、その分、材
料費を節約できるとともに旋削時間が大幅に短縮できて
非常に経済的なものにすることができる。
クアウトピン25を上方に突出させて内外レース一体成
形体A4を蹴り出し、内外レース一体成形体A4を底抜
き工程に搬入する。底抜き工程では、図16に示すよう
に、ダイ31と、その上方に昇降可能に配置されたパン
チ32とからなる底抜き装置33が設けられており、上
記ダイ31には、パンチ32先端が挿入される円形の挿
入孔31aが貫通しているとともに、この挿入孔31a
上端外周りには、内外レース一体成形体A4を外径側に
移動しないように位置決めする円環突起31cが突設さ
れている。
外レース部R′1と内レース部R′2との間をダイ31
の円環突起31cに嵌め込んで内外レース一体成形体A
4を位置決めした状態で、パンチ32を下降させて内外
レース一体成形体A4の底壁Bを打ち抜く。これによ
り、内外レース一体成形体A4の内レース部R′2に軸
受孔R2−1が貫通形成される(図11(e)参照)。
レース一体成形体A4を分離工程に搬入する。分離工程
では、図17に示すように、ダイ41と、その上方に昇
降可能に配置されたパンチ42とからなるベアリングレ
ース分離装置43が設けられており、上記ダイ41に
は、パンチ42先端が挿入される円形の挿入孔41aが
貫通しているとともに、この挿入孔41a上端外周りに
は内外レース一体成形体A4を載置して位置決めする載
置凹所41bが形成されている。
ダイ41の載置凹所41bに載置して内外レース一体成
形体A4を外径側に移動しないように位置決めした状態
で、パンチ42を下降させて内外レース一体成形体A4
を外レースR1と内レースR2とに分離する。これによ
り、外レースR1に軸受孔R1−1が貫通形成され、軸
受孔R1−1を有する外レースR1と、軸受孔R2−1
を有する内レースR2とでベアリングレースRが構成さ
れる(図11(f)参照)。この分離された外レースR
1と内レースR2は図9に示すように組み合わされて使
用される。
る発明によれば、パンチをダイの成形凹所内に進入させ
て軸ブレしないようにした状態で、パンチで鍛造供与材
を塑性変形させるので、成形された内外レース一体成形
体に偏肉がほとんど発生しないようにすることができ、
この偏肉を見込んで取代を多く取っておく必要がない
分、材料費及び旋削時間を軽減して経済効果を高めるこ
とができる。また、鍛造供与材をダイ又はパンチに面接
触させて塑性変形の方向を一方向に設定しているので、
変形量を多くして脱炭層を品質に影響が出ないように大
きく延伸させることができ、これによっても、上述の如
く取代を少なくして材料費及び旋削時間を軽減して経済
効果を高めることができる。特に、請求項2では、鍛造
供与材の塑性変形部分が流入する第1円環凹部及び第2
円環凹部をダイ側に設けることで、パンチの如きクリア
ランスがない分、効果的に偏肉を防止することができ
る。
凹所とパンチ側の位置決め手段とで内外レース一体成形
体の内外径両方向の移動を規制しているので、内外レー
ス一体成形体を横ブレすることなくセンタリングして、
外レースと内レースとに精度良く分離することができ
る。
スの鍛造方法においてビレットから外レースと内レース
とが鍛造成形されるまでの形状変化を示す図であり、
(a)はビレット、(b)は据込み圧縮体、(c)は粗
成形体、(d)は内外レース一体成形体、(e)は底抜
きされた内外レース一体成形体、(f)は内外レース一
体成形体が外レースと内レースとに分離された状態であ
る。
スの鍛造方法における据込み工程図である。
スの鍛造方法における粗成形工程図である。
スの鍛造方法における本成形工程でパンチが粗成形体に
接触し始めた状態を示す本成形開始工程図である。
スの鍛造方法における本成形終了工程図である。
スの鍛造方法における底抜き工程図である。
スの鍛造方法に用いたベアリングレース分離装置の分離
直前の状態を示す断面図である。
スの鍛造方法に用いたベアリングレース分離装置の分離
直後の状態を示す断面図である。
図である。
リングレースの鍛造方法における本成形工程で鍛造成形
された内外レース一体成形体の断面を示す写真の複写
図、(b)は従来例のベアリングレースの鍛造方法にお
ける本成形工程で鍛造成形された内外レース一体成形体
の断面を示す写真の複写図である。
ースの鍛造方法においてビレットから外レースと内レー
スとが鍛造成形されるまでの形状変化を示す図であり、
(a)はビレット、(b)は据込み圧縮体、(c)は粗
成形体、(d)は内外レース一体成形体、(e)は底抜
きされた内外レース一体成形体、(f)は内外レース一
体成形体が外レースと内レースとに分離された状態であ
る。
ースの鍛造方法における据込み工程図である。
ースの鍛造方法における粗成形工程図である。
ースの鍛造方法における本成形工程でパンチが粗成形体
に接触し始めた状態を示す本成形開始工程図である。
ースの鍛造方法における本成形終了工程図である。
ースの鍛造方法における底抜き工程図である。
ースの鍛造方法における分離工程図である。
てビレットから外レースと内レースとが鍛造成形される
までの形状変化を示す図であり、(a)はビレット、
(b)は据込み圧縮体、(c)は内外レース一体成形
体、(d)は底抜きされた内外レース一体成形体、
(e)は内外レース一体成形体が外レースと内レースと
に分離された状態である。
る据込み工程図である。
る成形工程でパンチが据込み圧縮体に接触し始めた状態
を示す成形開始工程図である。
て成形終了工程図である。
る底抜き工程図である。
る分離工程図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 軸受鋼からなる棒材を切断したビレット
を加熱して偏平に圧縮した据込み圧縮体からなる偏平な
鍛造供与材から外レース部と内レース部とが一体になっ
た内外レース一体成形体を鍛造成形した後、この内外レ
ース一体成形体を外レースと内レースとに分離するベア
リングレースの鍛造方法であって、 底面が偏平な円形の成形凹所を有するダイと、 先端に円環突起、第1円環凹部及び円形突起が外径側か
ら順に同心円状に形成され上記円環突起は外径が当該円
環突起を除く基端側部分の外径よりも小さく設定されて
上記ダイの成形凹所側面との間に第2円環凹部を形成す
るパンチとを用意し、 上記鍛造供与材を上記ダイの成形凹所底面に面接触する
ように成形凹所に載置し、 次いで、上記パンチを下降させて上記ダイの成形凹所側
面に上記円環突起を除く基端側部分の外周面を摺接させ
ながら成形凹所内に進入させることにより上記パンチの
進入方向と直交する方向の動きを拘束した後、さらなる
パンチの下降により上記鍛造供与材の下方への動きを上
記ダイの成形凹所底面で拘束した状態で上記円環突起と
円形突起とで上記鍛造供与材を塑性変形させてその変形
部分を上記第1円環凹部と第2円環凹部とに集中して流
入させることにより、外レース部と内レース部とが一体
になった内外レース一体成形体を鍛造成形し、 その後、上記内外レース一体成形体から内レース部内側
部分を打ち抜いた後、この内外レース一体成形体を外レ
ースと内レースとに分離することを特徴とするベアリン
グレースの鍛造方法。 - 【請求項2】 軸受鋼からなる棒材を切断したビレット
を加熱して偏平に圧縮した据込み圧縮体からなる偏平な
鍛造供与材から外レース部と内レース部とが一体になっ
た内外レース一体成形体を鍛造成形した後、この内外レ
ース一体成形体を外レースと内レースとに分離するベア
リングレースの鍛造方法であって、 底面に第1円環凹部、円環突起、第2円環凹部及び円形
突起が外径側から順に同心円状に形成された円形の成形
凹所を有するダイと、 先端が偏平な円形に形成されたパンチとを用意し、 上記鍛造供与材を上記ダイの成形凹所に載置し、 次いで、上記パンチを下降させて上記ダイの成形凹所側
面に先端外周面を摺接させながら成形凹所内に進入させ
ることにより上記パンチの進入方向と直交する方向の動
きを拘束した後、さらなるパンチの下降により上記鍛造
供与材の上方への動きを上記パンチ先端で拘束した状態
で上記円環突起と円形突起とで上記鍛造供与材を塑性変
形させてその変形部分を上記第1円環凹部と第2円環凹
部とに集中して流入させることにより、外レース部と内
レース部とが一体になった内外レース一体成形体を鍛造
成形し、 その後、上記内外レース一体成形体から内レース部内側
部分を打ち抜いた後、この内外レース一体成形体を外レ
ースと内レースとに分離することを特徴とするベアリン
グレースの鍛造方法。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載のベアリングレー
スの鍛造方法において、内外レース一体成形体を外レー
スと内レースとに分離する分離工程で用いられるベアリ
ングレース分離装置であって、 上記内外レース一体成形体を載置して外径側に移動しな
いように位置決めする載置凹所を有するダイと、 このダイの上方に昇降可能に配置されたパンチとを備
え、 上記パンチ先端側の外周には、位置決め手段が付勢手段
でパンチ先端側に付勢されて配置され、 上記位置決め手段は、上記パンチと共に下降し、上記ダ
イの載置凹所に載置された内外レース一体成形体の外レ
ース部内周面に当接して内外レース一体成形体を内径側
に移動しないように位置決めし、 上記パンチは、内外レース一体成形体を上記位置決め手
段で位置決めした状態で上記付勢手段の付勢力に抗して
下降し、内外レース一体成形体を外レースと内レースと
に分離するようになっていることを特徴とするベアリン
グレース分離装置。
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JP2001284852A JP3514746B2 (ja) | 2001-09-19 | 2001-09-19 | ベアリングレースの鍛造方法及びベアリングレース分離装置 |
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