JP3514429B2 - 携帯式電話に付設されるフリップの開閉構造 - Google Patents

携帯式電話に付設されるフリップの開閉構造

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JP3514429B2
JP3514429B2 JP25765999A JP25765999A JP3514429B2 JP 3514429 B2 JP3514429 B2 JP 3514429B2 JP 25765999 A JP25765999 A JP 25765999A JP 25765999 A JP25765999 A JP 25765999A JP 3514429 B2 JP3514429 B2 JP 3514429B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯式電話に付設
されるフリップの開閉構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
益々携帯式電話の普及率が著しい中、この携帯式電話に
は消費者のニーズに応えるべく多種多様の機種が提案さ
れている。
【0003】その中で、携帯式電話本体の表面に配設さ
れる電話操作部を隠蔽したり露出させたりするフリップ
が設けられた機種がある。
【0004】このフリップは、携帯式電話本体の表面基
端部に擺動自在(折り畳み自在)に設けられる板状のも
ので、開いた際には電話操作部が露出して操作可能状態
にするとともに、通話時における集音効果を発揮し、一
方、折り畳んだ際には電話操作部を隠蔽して例えば携帯
式電話をポケットに入れておいた際における電話操作部
の誤作動を防止する効果を発揮し得るものである。
【0005】ところが、この従来から提案されるフリッ
プは、電話操作部を露出させようとする度にいちいち携
帯式電話を持つ手と反対の手を使って開けなければなら
ず厄介であり、よって、このことがフリップ付きの携帯
式電話を敬遠する消費者がいる一つの要因となってい
る。
【0006】本出願人は、このフリップが設けられた携
帯式電話に着目し、フリップの開閉操作が非常に簡易に
行え、消費者の購買欲をそそることのできる極めて商品
価値の高い画期的な携帯式電話に付設されるフリップ構
造を発明した。
【0007】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0008】携帯式電話本体1の表面所定位置にこの携
帯式電話本体1の表面に配設される電話操作部2を隠蔽
させた状態から露出させた状態となるように開放方向へ
擺動し得るフリップ3を設け、このフリップ3と携帯式
電話本体1との枢着部4に、前記電話操作部2を隠蔽さ
せた状態のフリップ3を所定の距離だけ擺動させた際、
この携帯式電話本体1の表面に対して傾斜状態となった
時の所定位置Bから閉塞側位置において閉塞方向へフリ
ップ3を付勢する閉塞付勢力と、前記所定位置Bから開
放側位置において開放方向へフリップ3を付勢する開放
付勢力とを備えた付勢機構を設け、この付勢機構は、
納体 10 内にコイルバネ6を被嵌連結した回動軸7を軸芯
方向に移動自在にして軸回動自在に配設するとともに、
この回動軸7の一端部と凹凸嵌合し得る形状の当接面8
を備え、且つ、回動軸7に設けた円柱部 14 を回動自在に
嵌挿し得る貫通孔9aを備えた軸受け部材9を前記収納
10 内に回り止め状態に配設し、前記回動軸7に被嵌連
結したコイルバネ6は、軸受け部材9に対して軸回動さ
せる回動軸7を戻り付勢するとともに軸受け部材9へ押
し付け付勢するように構成されており、この回動軸7を
軸受け部材9に対して前記コイルバネ6の戻り付勢力に
抗しながら軸回動させた際、この回動軸7の一端部と軸
受け部材9の当接面8とが前記コイルバネ6の押し付け
付勢力により嵌合していない状態から嵌合しようとする
ことで回動軸7を前記コイルバネ6の戻り付勢力に抗し
て軸回動せしめる強制付勢力が生じるように設けて前記
付勢機構を構成し、フリップ3と携帯式電話本体1との
枢着部4への組みつけに際し、前記コイルバネ6の戻り
付勢力に抗して回動軸7を軸回動せしめる強制付勢力が
前記所定位置Bから閉塞側位置において閉塞方向へフリ
ップ3を付勢する閉塞付勢力として機能するように組み
つけられるようにし、一方、この強制付勢力が作用しな
い状態での前記コイルバネ6の戻り付勢力を前記所定位
置Bから開放側位置において開放方向へフリップ3を付
勢する開放付勢力として機能するように組みつけられる
ようにし、また、前記回動軸7の他端部を前記収納体10
の基端面に形成した孔10cから突没自在に設け、収納体
10をフリップ3と携帯式電話本体1との枢着部4に回り
止め状態に設けて、携帯式電話本体1の基端部とフリッ
プ3の基端部とを突合せた際、前記回動軸7の端部は没
入した後に突出して前記枢着部4に回り止め状態に連結
し得るように構成されていることを特徴とする携帯式電
話に付設されるフリップの開閉構造に係るものである。
【0009】また、前記軸受け部材9の当接面8に設け
た凹条12に嵌合し得る凸条11を前記回動軸7の端面に設
け、この回動軸7を軸受け部材9に対して軸回動させた
際、回動軸7の凸条11が軸受け部材9の凹条12へ嵌合し
ていない状態から嵌合しようとすることで回動軸7を
イルバネ6の戻り付勢力に抗して軸回動せしめる強制付
勢力が生じるように前記付勢機構を構成したことを特徴
とする請求項1記載の携帯式電話に付設されるフリップ
の開閉構造に係るものである。
【0010】
【発明の実施の形態】好適と考える本発明の実施の形態
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
【0011】本発明は、例えば携帯式電話本体1を持つ
手の指でフリップ3を所定の距離だけ持ち上げるように
して擺動させ、フリップ3が携帯式電話本体1の表面に
対して傾斜状態となった時の所定位置Bを通過させる
と、フリップ3は付勢機構の開放付勢力により開放方向
に擺動して電話操作部2が露出することになる。
【0012】また、フリップ3を付勢機構の開放付勢力
に抗して擺動させて前記所定位置Bを通過させると、付
勢機構の閉塞付勢力によりフリップ3は閉塞方向に擺動
して電話操作部2を隠蔽した状態となる。
【0013】従って、携帯式電話本体1を持つ片方の手
でフリップ3を電話操作部2を隠蔽させた状態から露出
させた状態へ簡易且つ迅速に切り替えることができるこ
とになり、しかも、フリップ3と携帯式電話本体1との
枢着部4に設けた付勢機構は、単にフリップ3を開放方
向へ付勢するだけでなく、フリップ3を閉塞方向へ付勢
してフリップ3が閉じている際には常に閉塞方向への閉
塞付勢力が作用する構成であるから、不意にフリップ3
が開放してしまうことが防止されることになり良好な電
話操作部2の隠蔽状態が得られることになる。
【0014】
【実施例】図1〜9は本発明の第一実施例、図10,11は
第二実施例であり、以下に説明する。
【0015】符号1は既存構成を備えた携帯式電話本
体、2は電話操作部である。
【0016】第一実施例について説明する。
【0017】第一実施例は、図1に図示したように携帯
式電話本体1の表面所定位置にこの携帯式電話本体1の
表面に配設される電話操作部2を隠蔽させた状態から露
出させた状態となるように開放方向へ擺動し得るフリッ
プ3を設け、このフリップ3と携帯式電話本体1との枢
着部4に、前記電話操作部2を隠蔽させた状態のフリッ
プ3を所定の距離だけ擺動させた際、この携帯式電話本
体1の表面に対して傾斜状態となった時の所定位置Bか
ら閉塞側位置において閉塞方向へフリップ3を付勢する
閉塞付勢力と、前記所定位置Bから開放側位置において
開放方向へフリップ3を付勢する開放付勢力とを備えた
付勢機構を設けたものである。
【0018】以下、本実施例に係る付勢機構について説
明する。
【0019】付勢機構は、回動軸7と、該回動軸7と連
結される軸受け部材9とから成る付勢体5で構成されて
いる。
【0020】この付勢体5に係る回動軸7は、図2〜8
に図示しように適宜な合成樹脂製の部材を円柱形状に一
体成形したものである。
【0021】この回動軸7は、その先端部に径大部13が
形成されており、この径大部13の先端面には凸条11が形
成されている。
【0022】この凸条11は、軸受け部材9の当接面8に
形成される凹条12に嵌合し得るように形成され、この凸
条11を構成する各角部はR面に形成されている。
【0023】また、回動軸7は、その径大部13の先端面
にして凸条11の中央部に円柱部14が突出形成されてい
る。この円柱部14は、軸受け部材9に形成される貫通孔
9aに回動自在に貫挿し得るように構成されている。
【0024】また、回動軸7は、その径大部13にして径
小部15との連設部位に凹溝13aが形成されており、この
凹溝13aには回動軸7の径小部15に被嵌され、径大部13
よりも径小の付勢部材としてのコイルバネ6が止着連結
されている。
【0025】このコイルバネ6は、その先端を回動軸7
の凹溝13aに止着連結し、一方、その後端を回動軸7の
周面に止着連結(図示省略)しており、この後端部には
正面視方形状部6aが形成されている。このコイルバネ
6の方形状部6aは、コイルバネ6を回動軸7に被嵌連
結した状態で後述する収納体10内に配設した際、収納体
10内で軸回動する回動軸7と一緒に回ってしまうのを防
止する回り止め機能を発揮する。
【0026】また、回動軸7は、その基端部に角柱部16
が形成されている。この角柱部16は、携帯式電話本体1
の基端側表面に設けた連結部1aに回り止め状態で連結
するためのものである。
【0027】軸受け部材9は、図2〜8に図示したよう
に適宜な合成樹脂製の部材で形成して成るものであり、
後述する収納体10内に回り止め状態で嵌設し得る正面視
正方形状に形成されている。
【0028】また、軸受け部材9は、その内面8に前述
した回動軸7の端面に形成される凸条11に嵌合し得る形
状の凹条12が形成されており、この凹条12を構成する各
角部はR面に形成されている。
【0029】この凹条12には、その中央部に回動軸7の
円柱部14を貫挿し得る貫通孔9aが形成されている。従
って、軸受け部材9は、貫通孔9aに円柱部14を貫挿さ
せることで回動軸7と連結して該回動軸7に形成した凸
条11と軸受け部材9に形成した凹条12とは嵌合するよう
に構成されている。この回動軸7の端面に当接する軸受
け部材9の内面が請求項で言う当接面8である。
【0030】また、本実施例に係る付勢体5は、回動軸
7と軸受け部材9とを金属製の収納体10内に配設して構
成されている。
【0031】具体的には、この収納体10内にコイルバネ
6を被嵌連結した状態にして先端径大部13に軸受け部材
9を凸条11と凹条12とを嵌合状態で連結して回動軸7を
配設し、続いて、軸受け部材9の外面側に渦巻きバネ17
を配して収納体10の開口部10aに形成された突片10bを
折り畳んで収納することになる。
【0032】この状態で、回動軸7は収納体10内でコイ
ルバネ6の戻り付勢力に抗して図3中a方向へ軸回動自
在にして、更に、回動軸7は収納体10内でコイルバネ6
における図3中c方向への軸受け部材9に対する押し付
け付勢力に抗して軸芯方向(図3中b方向)に移動自在
となる。
【0033】また、回動軸7の角柱部16は収納体10の基
端面に形成した孔10cから突出状態となり、この回動軸
7の角柱部16は図4,5に図示したように渦巻きバネ17
の弾性により収納体10の基端面から突没自在となる。
【0034】以上の構成からなる付勢体5は、収納体10
から突出する角柱部16を意図的に一定の方向に軸回動さ
せるとコイルバネ6により戻り付勢力が生じ、更に、こ
のまま回動軸7を約半回転(180°回転)させると、
回動軸7の端部と軸受け部材9の当接面8とが嵌合して
いない状態から嵌合しようとすることで強制的に回動軸
7をコイルバネ6の戻り付勢力に抗して軸回動せしめる
強制付勢力が生じるように構成されている。
【0035】この強制付勢力について具体的に説明する
と、回動軸7をコイルバネ6の戻り付勢力に抗しながら
図6中a方向に軸回動せしめると、回動軸7の凸条11が
嵌合していた軸受け部材9の凹条12から外れることで回
動軸7は図6中b方向にコイルバネ6の図6中c方向へ
の押し付け付勢力に抗して移動して、図7に図示したよ
うに回動軸7の凸条11は軸受け部材9の凹条12から完全
に外れ、続いて、そのまま回動軸7を約半回転(180
°回転)させると、図8に図示したように再び回動軸7
の凸条11を軸受け部材9の凹条12に嵌合していない状態
から嵌合する状態に近づけると、回動軸7を軸受け部材
9へ押し付けるコイルバネ6の図8中c方向への押し付
け付勢力を伴って各部にR面を備えた構成の凸条11が各
部にR面を備えた構成の凹条12に滑り込むようにして図
8中d方向へ強制的に嵌合しようとする。この際生じる
力はコイルバネ6の戻り付勢力に打ち勝つ程度の力に設
定されており、本実施例に係る付勢体5は常に回動軸7
の凸条11は軸受け部材9の凹条12に嵌合していない状態
から嵌合する状態に近づけると強制付勢力が作用するよ
うに構成されている。
【0036】次に、この付勢体5を介して枢着されるフ
リップ3と携帯式電話本体1との連結構造について説明
する。
【0037】図9に図示したようにフリップ3の基端側
の裏面左右位置に設けた設置部3a,3b夫々に付勢体
5に係る収納体10を回り止め状態で嵌着させ、この状態
で付勢体5に係る角柱部16を没入状態として携帯式電話
本体1の基端部とフリップ3の基端部とを突き合わせ状
態にすると、携帯式電話本体1に設けた連結部1aの凹
部1a’に付勢体5に係る角柱部16が突出してカチッと
回り止め状態で嵌まることで携帯式電話本体1に対して
フリップ3は枢着されることになる。
【0038】この際、本実施例では、強制付勢力をフリ
ップ3を閉塞方向へ付勢する閉塞付勢力として機能せし
め、一方、コイルバネ6の戻り付勢力をフリップ3を開
放方向へ付勢する開放付勢力として機能せしめている。
【0039】即ち、前述のように携帯式電話本体1に枢
着されたフリップ3を閉塞方向に擺動させると、回動軸
7はコイルバネ6の戻り付勢力に抗して軸回動すること
になり、携帯式電話本体1の表面に配設される電話操作
部2を露出させた状態から隠蔽させた状態となるように
閉塞方向へ擺動し得るように構成され、そして、フリッ
プ3は、図1に図示したように携帯式電話本体1の表面
に対して傾斜状態となった時の所定位置Bから閉塞側位
置Cにある時には、付勢機構に係る強制付勢力(閉塞付
勢力)により閉塞方向へ付勢され、前記所定位置Bから
開放側位置Aにある時には、付勢機構に係るコイルバネ
6の戻り付勢力(開放付勢力)により開放方向へ付勢さ
れるように構成されている。
【0040】また、本実施例では、付勢体5を携帯式電
話本体1とフリップ3との枢着部4に組みつけた際、付
勢機構に係る強制付勢力(閉塞付勢力)をフリップ3が
電話操作部2を完全に隠蔽状態とした際においても更に
閉塞方向へ作用するようにしている。
【0041】即ち、本実施例に係る付勢体5は、回動軸
7が収納体10内で軸回動する約180°の範囲におい
て、コイルバネ6における戻り付勢力が作用する作用範
囲を約120°に設定し、一方、強制付勢力が作用する
作用範囲を約60°に設定しており、この付勢体5を枢
着部4に組みつける際には、このフリップ3を閉塞方向
へ付勢する強制付勢力が作用する約60°の作用範囲の
うち約20°の作用範囲のみで閉塞付勢力が作用するよ
うに組みつけており(つまり、フリップ3が携帯式電話
本体1の表面に対して傾斜した際の所定位置Bとはフリ
ップ3が携帯式電話本体1の表面に対して約20°傾斜
した状態を言い、また、フリップ3が電話操作部2を完
全に隠蔽状態とした際、回動軸7は、その凸条11が軸受
け部材9の凹条12に完全に嵌合していない状態で強制付
勢力が作用したまま停止している。)、よって、フリッ
プ3が電話操作部2を完全に隠蔽状態とした際において
も更にフリップ3には閉塞方向へ擺動しようとする強制
付勢力が作用していることになる。
【0042】本実施例は上述のように構成したから、例
えば携帯式電話本体1を持つ手の指でフリップ3を所定
の距離だけ持ち上げるようにして擺動させ、フリップ3
が携帯式電話本体1の表面に対して傾斜状態となった時
の所定位置Bを通過させると、フリップ3は付勢機構の
開放付勢力により開放方向に擺動して電話操作部2が露
出することになる。
【0043】また、フリップ3を付勢機構の開放付勢力
に抗して擺動させて前記所定位置Bを通過させると、付
勢機構の閉塞付勢力によりフリップ3は閉塞方向に擺動
して電話操作部2を隠蔽した状態となる。
【0044】従って、携帯式電話本体1を持つ片方の手
でフリップ3を電話操作部2を隠蔽させた状態から露出
させた状態へ簡易且つ迅速に切り替えることができるこ
とになり、しかも、フリップ3と携帯式電話本体1との
枢着部4に設けた付勢機構は、単にフリップ3を開放方
向へ付勢するだけでなく、フリップ3を閉塞方向へ付勢
してフリップ3が閉じている際には常に閉塞方向への閉
塞付勢力が作用する構成であるから、不意にフリップ3
が開放してしまうことが防止されることになり良好な電
話操作部2の隠蔽状態が得られることになる。
【0045】また、本実施例は、フリップ3の閉塞付勢
力及び開放付勢力を一つのコイルバネ6で作用せしめる
ものであるから、付勢体5の小型化が可能になり、しか
も、簡易構造故にコスト安にして量産性にも秀れること
になる。
【0046】次に、第二実施例について説明する。
【0047】第二実施例は、図10,11に図示したように
付勢体5に係る回動軸7として端面に凸条11が形成され
た第一部材18と、該第一部材18と連結棒体20を介して連
結される第二部材19とから成る回動軸7を採用し、一
方、軸受け部材9として当接面8に凹条12が形成された
軸受け部材9を採用しており、第一実施例に係る渦巻き
バネ17の機能をコイルバネ6に具備せしめたタイプのも
のである。
【0048】従って、本実施例は、より一層付勢体5の
小型化が達成され、更に、簡易構造故にコスト安にして
量産性にも秀れることになる。
【0049】その余は第一実施例と同様である。
【0050】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、携
帯式電話本体を持つ片方の手でフリップを電話操作部を
隠蔽させた状態から露出させた状態へ簡易且つ迅速に切
り替えることができることになり、しかも、フリップと
携帯式電話本体との枢着部に設けた付勢機構は、単にフ
リップを開放方向へ付勢するだけでなく、フリップを閉
塞方向へ付勢してフリップが閉じている際には常に閉塞
方向への閉塞付勢力が作用する構成であるから、不意に
フリップが開放してしまうことが防止されることになり
良好な電話操作部の隠蔽状態が得られることになるなど
非常に便利で極めて商品価値に秀れ画期的な携帯式電話
に付設されるフリップの開閉構造となる。
【0051】また、本発明は、フリップにおける閉塞方
向へ付勢及び開閉方向への付勢が確実に達成され、しか
も、この付勢機構が簡易構造故にコスト安にして量産性
に秀れることになるなど非常に便利で極めて商品価値に
秀れ画期的な携帯式電話に付設されるフリップの開閉構
造となる。
【0052】また、本発明は、フリップの閉塞付勢力及
び開放付勢力を一つのコイルバネで作用せしめるもので
あるから、付勢機構の小型化が可能になり、しかも、よ
り一層簡易構造故にコスト安にして量産性にも秀れるこ
とになる非常に便利で極めて商品価値に秀れ画期的な携
帯式電話に付設されるフリップの開閉構造となる。
【0053】また、請求項2記載の発明においては、前
記請求項1記載の発明の作用効果に加え、より一層フリ
ップにおける閉塞方向へ付勢及び開閉方向への付勢が確
実に達成される構造となる非常に便利で極めて商品価値
に秀れ画期的な携帯式電話に付設されるフリップの開閉
構造となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例及び第二実施例の使用状態を説明す
る斜視図である。
【図2】第一実施例を示す分解斜視図である。
【図3】第一実施例を示す説明図である。
【図4】第一実施例を示す断面図である。
【図5】第一実施例の概略動作説明図である。
【図6】第一実施例に係る要部の概略動作説明図であ
る。
【図7】第一実施例に係る要部の概略動作説明図であ
る。
【図8】第一実施例に係る要部の概略動作説明図であ
る。
【図9】第一実施例及び第二実施例の概略動作説明図で
ある。
【図10】第二実施例を示す分解斜視図である。
【図11】第二実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
B 所定位置 1 携帯式電話本体 2 電話操作部 3 フリップ 4 枢着部 6 イルバネ 7 回動軸 8 当接面 9 軸受け部材9a 貫通孔 10 収納体 10c 孔 11 凸条 12 凹条14 円柱部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−32846(JP,A) 特開 平10−252739(JP,A) 特開 平8−65369(JP,A) 特開 平9−130462(JP,A) 特開 平9−284165(JP,A) 特開 平10−131947(JP,A) 特開 平8−331219(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16C 11/00 - 11/12 H04B 7/24 - 7/26 H04M 1/02 - 1/23 H04Q 7/00 - 7/38 H05K 5/00 - 5/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯式電話本体の表面所定位置にこの携
    帯式電話本体の表面に配設される電話操作部を隠蔽させ
    た状態から露出させた状態となるように開放方向へ擺動
    し得るフリップを設け、このフリップと携帯式電話本体
    との枢着部に、前記電話操作部を隠蔽させた状態のフリ
    ップを所定の距離だけ擺動させた際、この携帯式電話本
    体の表面に対して傾斜状態となった時の所定位置から閉
    塞側位置において閉塞方向へフリップを付勢する閉塞付
    勢力と、前記所定位置から開放側位置において開放方向
    へフリップを付勢する開放付勢力とを備えた付勢機構を
    設け、この付勢機構は、収納体内にコイルバネを被嵌連
    結した回動軸を軸芯方向に移動自在にして軸回動自在に
    配設するとともに、この回動軸の一端部と凹凸嵌合し得
    る形状の当接面を備え、且つ、回動軸に設けた円柱部を
    回動自在に嵌挿し得る貫通孔を備えた軸受け部材を前記
    収納体内に回り止め状態に配設し、前記回動軸に被嵌連
    結したコイルバネは、軸受け部材に対して軸回動させる
    回動軸を戻り付勢するとともに軸受け部材へ押し付け付
    勢するように構成されており、この回動軸を軸受け部材
    に対して前記コイルバネの戻り付勢力に抗しながら軸回
    動させた際、この回動軸の一端部と軸受け部材の当接面
    とが前記コイルバネの押し付け付勢力により嵌合してい
    ない状態から嵌合しようとすることで回動軸を前記コイ
    ルバネの戻り付勢力に抗して軸回動せしめる強制付勢力
    が生じるように設けて前記付勢機構を構成し、フリップ
    と携帯式電話本体との枢着部への組みつけに際し、前記
    コイルバネの戻り付勢力に抗して回動軸を軸回動せしめ
    る強制付勢力が前記所定位置から閉塞側位置において閉
    塞方向へフリップを付勢する閉塞付勢力として機能する
    ように組みつけられるようにし、一方、この強制付勢力
    が作用しない状態での前記コイルバネの戻り付勢力を前
    記所定位置から開放側位置において開放方向へフリップ
    を付勢する開放付勢力として機能するように組みつけら
    れるようにし、また、前記回動軸の他端部を前記収納体
    の基端面に形成した孔から突没自在に設け、収納体をフ
    リップと携帯式電話本体との枢着部に回り止め状態に設
    けて、携帯式電話本体の基端部とフリップの基端部とを
    突合せた際、前記回動軸の端部は没入した後に突出して
    前記枢着部に回り止め状態に連結し得るように構成され
    ていることを特徴とする携帯式電話に付設されるフリッ
    プの開閉構造。
  2. 【請求項2】 前記軸受け部材の当接面に設けた凹条に
    嵌合し得る凸条を前記回動軸の端面に設け、この回動軸
    を軸受け部材に対して軸回動させた際、回動軸の凸条が
    軸受け部材の凹条へ嵌合していない状態から嵌合しよう
    とすることで回動軸をコイルバネの戻り付勢力に抗して
    軸回動せしめる強制付勢力が生じるように前記付勢機構
    を構成したことを特徴とする請求項1記載の携帯式電話
    に付設されるフリップの開閉構造。
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