JP3514374B2 - クリーンルーム設備の天井構造 - Google Patents

クリーンルーム設備の天井構造

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【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はクリーンルーム設備
の天井構造に係り、特に半導体製造工場等のように高清
浄度を必要とするクリーンルーム設備の天井構造に関す
る。 【0002】 【従来の技術】半導体製造工場等のクリーンルーム設備
において清浄な室の天井面には、敷設された格子状の天
井フレームに複数のファンフィルタユニット(以下、F
FUと称す)が設置され、このFFUによって天井裏空
間のエアが浄化されて室内に供給される。しかし、FF
Uは、必ずしも全ての格子空間に載置されるのではな
く、設備コストやランニングコストの低減のために間引
きされて配設されることがある。この場合、天井裏空間
の清浄前のエアが室内に流入するのを防ぐため、FFU
の間引き空間には天井裏空間と室内とを完全に遮断する
閉塞板を設置していた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ようにFFUを間引きした間引き空間に閉塞板を設置す
ると、閉塞板の下方において渦流が発生するという欠点
がある。渦流が発生すると、この領域の塵埃が滞留する
ので、室内は清浄度が低下するという不具合を生じる。 【0004】そこで、前記間引き空間に通気性を有する
通気部材(例えば多孔板)を設置し、該通気部材を介し
て室内のエアの一部を天井裏空間に逆流させることによ
って、渦流の発生を抑制する方法が考えられる。しか
し、この方法では、FFUから吹き出された清浄エアの
一部が、吹き出された直後に流れの向きを変更して通気
部材から天井裏空間に逆流する(ショートパス)という
欠点があった。このため、室内に供給される清浄エアの
流量が見かけ上減少し、前記渦流の発生を抑制しても室
内全体の清浄度が大きく改善されないという問題があっ
た。そこで、通気部材を用いたクリーンルーム設備で
は、ショートパスするエア量を見込んで、FFUから吹
き出す清浄エアの流量を大きく設定しなければならなか
った。 【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、FFUから吹き出す清浄エアの流量を増加する
ことなく、渦流による塵埃の滞留を抑止でき、且つ室内
全体の清浄度を向上させることのできるクリーンルーム
設備の天井構造を提供することを目的とする。 【0006】 【0007】 【0008】【課題を解決するための手段】 請求項記載の発明は前
記目的を達成するために、室の天井面に該室内に清浄エ
アを吹き出すファンフィルタユニットを間引きして配置
したクリーンルーム設備の天井構造において、前記ファ
ンフィルタユニットを間引きした間引き空間には、該間
引き空間を開閉する閉止板を有する開閉装置が配設さ
れ、該開閉装置は、前記閉止板が付勢手段によって閉方
向に付勢されるとともに、前記室と天井裏空間との気圧
差によって前記閉止板が前記付勢手段の付勢力に抗して
前記間引き空間を開口することを特徴とする。 【0009】請求項記載によれば、前記開閉装置の閉
止板は、付勢手段によって閉方向に付勢されるととも
に、室と天井裏空間との気圧差によって開口するので、
前記気圧差に応じて開閉装置の開口率が変化する。した
がって、FFUから吹き出す清浄エアの流量を減少させ
て、前記気圧差を低下させると、開閉装置の開口率が変
化して天井裏空間に逆流するエアの流量が減少する。こ
れにより、FFUから吹き出す清浄エアの流量を減少さ
せても、室内に供給される清浄エアの流量は、見かけ上
変化しないので、室内を高い清浄度に維持することがで
きる。 【0010】 【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るクリーンルーム設備の天井構造の好ましい実施の形態
について詳説する。 【0011】図1は、第1の実施の形態の天井構造を有
するクリーンルーム設備10の全体構成図である。 【0012】図1に示すように、クリーンルーム設備1
0は、室12の天井面16の一部を構成する格子状の天
井フレーム36が複数の吊りボルト13、13…により
吊設され、この天井フレーム36に、複数台のFFU1
4、14…が配設される。そして、FFU14により清
浄エアが室12内に供給され、室12内の塵埃と共にグ
レーチング床18から床下空間20に吸い込まれる。床
下空間20に吸い込まれたエアは、ドライコイル21で
冷却された後、リターン空間22を通って天井裏空間2
4に戻される。また、室12内のエアの一部は床下空間
20の側面から還気ダクト26を介して空調機28に送
られ、外気取り込みダクト30からの新鮮空気と混合さ
れて所定の温湿度に調整された後、給気ダクト32を介
して天井裏空間24に給気される。このように天井裏空
間24に送られたエアは、FFU14により再び浄化さ
れて室12内に供給される。また、室12内のエアの一
部は、床下空間20のもう一方の側面に設けられた排気
ダクト34により、室12外に排気される。 【0013】図2は室12の天井面16部分の斜視図で
ある。 【0014】同図に示すように、天井フレーム36の多
数の格子空間である開口部分37、37…(図1参照)
には、複数のFFU14が間引きして配設される。この
FFU14は、主として、ケーシング、ファン及びフィ
ルタから成り、ファンを駆動することにより天井裏空間
24に給気された空調エアをケーシング内に吸引し、そ
のエアをケーシング下面に取り付けた塵埃捕集用のフィ
ルタを介して室12内に吹き出すように構成される。ま
た、FFU14を間引きした開口部分37、37…に
は、通気部材38が設置される。通気部材38は、天井
裏空間24と室12との間に通気性を有するものが使用
され、例えば、多孔板やエアフィルタ等が用いられる。 【0015】前記天井フレーム36の下面には、FFU
14が配設された部分と通気部材38が配設された部分
との境界位置に垂れ壁40が垂設される。垂れ壁40の
長さL(図3参照)は、室12の高さ(グレーチング床
18から天井面16までの高さ)Hの約1/8〜1/6
に設定され、例えば、H=2.5〜3.5mの時に、L
=0.4〜0.6mに設定される。この垂れ壁40の長
さLは、FFU14から吹き出される清浄エアの流量
や、通気部材38を介して天井裏空間24へ逆流させる
エアの流量に応じても調節され、例えば、FFU14か
ら吹き出される清浄エアの流量が大きい場合には、垂れ
壁40の長さLは、上述した範囲よりも長めに設定され
る。 【0016】次に上記の如く構成されたクリーンルーム
設備10の作用について説明する。 【0017】FFU14を駆動すると、清浄エアがFF
U14から室12内に吹き出され、室12内と天井裏空
間24との間に気圧差が発生し、室12内が正圧となり
天井裏空間24が負圧になる。これにより、図3に示す
ように、室12内のエアの一部が通気部材38を介して
天井裏空間24に逆流(通気)し、通気部材38の下方
では上昇気流を生じて、渦流の発生が抑制される。 【0018】ところで、前記室12内の清浄度は、天井
フレーム36に垂設した垂れ壁40の長さLに依存して
いる。 【0019】図4は、垂れ壁40の長さLと室12内の
塵埃濃度の関係を示している。 【0020】同図に示すように、垂れ壁40がない場合
(L=0)や、垂れ壁40の長さLが0.4m以下と短
い場合では、室12内の塵埃濃度が高い。これは、FF
U14から吹き出された清浄エアが直ぐに流れの向きを
変えて通気部材38から天井裏空間24に逆流する現象
(ショ−トパス)が発生したためである。この現象が発
生すると、室12内に供給されるエアの流量が見かけ上
減少し、前記渦流の発生を抑制できても、室12内全体
の清浄度は改善されない。 【0021】これに対し、本実施の形態のように垂れ壁
40の長さが0.4m以上の場合には、室12内の塵埃
濃度が低くなっていることが分かる。これは、長い垂れ
壁40を設けたことによって、ショートパスが防止され
たためである。したがって、FFU14から吹き出され
た清浄エアは、図3に示すように、確実にダウンフロー
されるので、その流量は、垂れ壁40のない従来設備
(L=0)と比較すると大きく増加する。これにより、
FFU14から吹き出す清浄エアの流量を増加させなく
ても、室12全体を高い清浄度にすることができる。前
記垂れ壁40は、さらに長く設定してもよいが、長過ぎ
ると室12内に清浄度の偏りが発生するので、室12の
高さHの1/6以下、例えば0.6m以下が好ましい。 【0022】このように、本実施の形態のクリーンルー
ム設備10では、天井面16のFFU14の配設部分と
通気部材38の配設部分との境界位置に垂れ壁40を垂
設したので、室12に供給される清浄エアの流量が見か
け上増加し、室12内を高い清浄度にすることができ
る。 【0023】なお、上述した実施の形態では、床面が開
口を有するグレーチング床18である場合であるが、コ
ンベンショナル型のクリーンルームのように、吸い込み
口が床面以外にある場合であっても適用することができ
る。 【0024】また、前記垂れ壁40の構造は、上述した
実施の形態の限定されるものではなく、ショートパスを
防止できるものであればよい。例えば、天井フレーム3
6の下面に取り付ける蛍光灯のカバーを垂直方向に長く
形成してショートパスを防いでもよい。また、図5に示
す垂れ壁40は、天井フレーム36に垂設した固定板8
0と、この固定板80に摺動自在な摺動板84から構成
される。摺動板84は、ばねによって天井フレーム36
に吊り下げられるとともに、先端が折り曲げられてい
る。したがって、FFU14から清浄エアを吹き出す
と、清浄エアが摺動板84の先端に当たって、摺動板8
4をばね82の弾性力に抗して下方に押し下げる。これ
により、垂れ壁40は清浄エアの風量に応じて自動的に
伸長される。 【0025】次に本発明のクリーンルーム設備の天井構
造の第2の実施の形態について説明する。 【0026】第2の実施の形態のクリーンルーム設備の
天井構造は、図6に示すように、垂れ壁66が2枚の多
孔板68、70で構成されている。多孔板68は、FF
U14の設置部分と通気部材38の設置部分の境界線に
対応する天井フレーム36の下面に垂設される。一方、
多孔板70は、多孔板68に摺動自在に取り付けられ
る。これにより、多孔板70を摺動させて、多孔板68
の孔と多孔板70の孔の位置を合わせたりずらしたりす
ると、垂れ壁66の開口率を調節することができる。な
お、第1の実施の形態と同一若しくは類似の部材につい
ては、同一の符号を付してその説明を省略する。 【0027】上記の如く構成された第2の実施の形態で
は、FFU14から吹き出された清浄エアの大部分が、
垂れ壁66によってガイドされてダウンフローされると
ともに、前記清浄エアの一部が通気部材38の下方にシ
ョートパスする。ショートパスするエアの流量は、多孔
板70を多孔板68に摺動させることにより調節する。
これにより、通気部材38を介して天井裏空間24に逆
流するエアの流量を調節することができるので、室12
内に供給する清浄エアの流量に依らず、室12内を高い
清浄度に維持することができる。 【0028】次に本発明のクリーンルーム設備の天井構
造の第3の実施の形態について説明する。 【0029】第3の実施の形態のクリーンルーム設備の
天井構造は、第1の実施の形態のクリーンルーム設備1
0において、通気部材38の代わりに、開閉装置39を
配設したものである。 【0030】開閉装置39は、図7に示すように、閉止
板42を天井フレーム36の開口分37に取り付けて構
成されている。閉止板42は、開口部分37よりも大き
い矩形状に形成され、各コーナー部に貫通孔45が形成
されている。そして、この貫通孔45にボルト44を挿
通して、天井フレーム36に形成されたねじ孔47にね
じ込むことによって、閉止板42が、上下方向にスライ
ド自在に取り付けられている。この閉止板42は、下方
にスライドすると、天井フレーム36に当接し、開口部
分37を閉口する。閉止板42と天井フレーム36の当
接面には、図示しないパッキンが設けられ、開口部分3
7からのエアの漏洩を防止できるようになっている。 【0031】前記ボルト44には、ナット46が締め込
まれ、このナット46と閉止板42の間にスプリング4
8が配設される。これにより、閉止板42は、スプリン
グ48によって下方、即ち開口部分37を閉止する方向
に付勢される。この付勢力は、前記ナット46を締め込
んだり緩めたりしてナット46の位置を上下移動させる
ことによって調節することができる。 【0032】なお、上述した第1の実施の形態と同一若
しくは類似の部材については、同一の符号を付してその
説明を省略する。 【0033】次に上記の如く構成されたクリーンルーム
設備の天井構造の作用について説明する。 【0034】図8(a)に示すように開口部分37を閉
止していた閉止板42は、室12内と天井裏空間24と
の気圧差が発生した際に、スプリング48の付勢力に抗
して上方にスライドし、図8(b)に示すように室12
内と天井裏空間24とを連通する。これにより、室12
内のエアの一部が開閉装置39を介して天井裏空間24
に逆流し、開閉装置39の下方では上昇気流を生じて、
渦流の発生を抑制する。このとき、開閉装置39の閉止
板42がスプリング48によって下方に付勢されている
ので、室12内と天井裏空間24との気圧差が変化する
と、その変化に応じて閉止板42が上下方向にスライド
し、閉止板42と天井フレーム36との隙間の大きさ
(開口率)を自動的に調節する。したがって、室12内
から常に適切な流量のエアが天井裏空間24に逆流する
ので、逆流するエアの流量が少な過ぎて開閉装置39の
下方での渦流防止効果が小さくなったり、反対に逆流す
るエアの流量が多過ぎてFFU14から吹き出される清
浄エアの流量が見かけ上減少したりすることがない。 【0035】このように本実施の形態のクリーンルーム
設備10では、開閉装置39が室12と天井裏空間24
との気圧差に応じて開口率を調節するので、前記気圧差
に依らず室12内を高い清浄度にすることができる。ま
た、開閉装置39は、前記気圧差が無くなると開口部分
37を閉止するので、FFU14を停止しても、天井裏
空間24の清浄前のエアが室12内に入り込むことがな
く、室12内を高い清浄度のまま維持することができ
る。 【0036】なお、開閉装置39の構成は、上述した実
施の形態に限定するものではなく、図9に示すように、
天井フレーム36に凹部52を形成し、この凹部52に
引張ばね54を配設して閉止板42を引っ張るようにし
てもよい。この場合にも、室12内と天井裏空間24と
の気圧差に応じて、閉止板42が上下にスライドして開
口率を変化させるので、室12内を常に高い清浄度に維
持することができる。 【0037】また、図10に示すように、ボルト44に
2つのナット56、56を締め込み、このナット56、
56によって閉止板42を挟持してもよい。この場合、
ナット56、56の高さを調節することによって開口率
を調節をする。 【0038】また、図11に示すように、閉止板42を
天井フレーム36に回動自在に取り付けてもよい。閉止
板42の支点42Aの位置は、図11(a)のように端
部に設けても、図11(b)のように中央部に設けても
よい。どちらの場合も上述した実施の形態と同様に、閉
止板42を図示しない付勢手段によって閉方向に付勢さ
せ、室12と天井裏空間24との気圧差が発生した際に
開口するようにする。これにより、上述した実施の形態
と同様に、室12内を高い清浄度にすることができる。 【0039】また、開閉装置39を、図12に示すよう
に、2枚の多孔板60、62によって構成してもよい。
2枚の多孔板60、62には、上面から見て重ならない
位置に多数の孔が形成され、下側の多孔板60が天井フ
レーム36に固定される。そして、上側の多孔板62
は、ボルト44によって上下方向にスライド自在に支持
されるとともに、スプリング48によって下方に付勢さ
れる。これにより、気圧差がない場合に、多孔板60、
62が重なって天井フレーム36の開口部分37を閉止
し、前記気圧差が生じた場合に、多孔板62が上方にス
ライドして多孔板60、62の孔を介してエアが天井裏
空間24に逆流する。 【0040】図13は、FFU14から吹き出される清
浄エアの流量によって、室12内から天井裏空間24側
に逆流させるエアの流量を調節可能な他の実施例を示し
ている。 【0041】同図に示すクリーンルーム設備の天井構造
は、FFU14の間引き空間に閉塞板72が配設され
て、室12内と天井裏空間24とが閉塞される。天井フ
レーム74は、中空状に形成されており、下面及び閉塞
板72側の側面に開口が形成されるとともに、吸引配管
76を介してFFU14の吸引口に接続される。 【0042】このクリーンルーム設備の天井構造は、F
FU14を駆動すると、天井裏空間24のエアがFFU
14のケーシング内に吸引されて室12内に清浄エアが
吹き出されると同時に、閉塞板72の下方の(従来、滞
留域を形成していた領域の)エアが天井フレーム74及
び吸引配管76を介してFFU14のケーシング内に吸
引される。これにより、従来設備において、閉塞板72
の下方で発生していた渦流を抑止することができ、室1
2内の清浄度が向上する。また、この実施例では、FF
U14のファンの回転数を減少すると、FFU14から
吹き出される清浄エアの流量が減少する一方で、天井フ
レーム74に吸引されるエアの流量も減少する。したが
って、FFU14から吹き出される清浄エアの流量を減
少させても、天井フレーム74から吸引されるエアの流
量が減少するので、室12内は、高い清浄度に維持され
る。 【0043】 【発明の効果】以上説明したように、本発明のクリーン
ルーム設備の天井構造によれば、開閉装置の閉止板は、
付勢手段によって閉方向に付勢されるとともに、室と天
井裏空間との気圧差によって開口するので、前記気圧差
に応じて開閉装置の開口率が変化する。したがって、F
FUから吹き出す清浄エアの流量を減少させて、前記気
圧差を低下させると、開閉装置の開口率が変化して天井
裏空間に逆流するエアの流量が減少する。これにより、
FFUから吹き出す清浄エアの流量を減少させても、室
内に供給される清浄エアの流量は、見かけ上変化しない
ので、室内を高い清浄度に維持することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1の実施の形態のクリーンルーム設
備の天井構造を用いたクリーンルーム設備の全体構造図 【図2】図1の室の天井面の斜視図 【図3】図1のクリーンルーム設備の作用を示す説明図 【図4】垂れ壁の高さと塵埃濃度との関係図 【図5】図1に示した垂れ壁と別の構造の垂れ壁を示す
断面図 【図6】第2の実施の形態のクリーンルーム設備の天井
構造の垂れ壁を示す断面図 【図7】第3の実施の形態のクリーンルーム設備の天井
構造の開閉装置を示す分解図 【図8】第3の実施の形態のクリーンルーム設備の天井
構造の作用を説明する説明図 【図9】図7に示した開閉装置の他の実施例を示す断面
図 【図10】図7に示した開閉装置の他の実施例を示す断
面図 【図11】図7に示した開閉装置の他の実施例を示す断
面図 【図12】図7に示した開閉装置の他の実施例を示す断
面図 【図13】他の実施例のクリーンルーム設備の天井構造
を示す断面図 【符号の説明】 10…クリーンルーム設備、12…室、14…FFU、
16…天井面、38…通気部材、40…垂れ壁、42…
閉止板、48…スプリング
フロントページの続き (72)発明者 本間 健 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 日立プラント建設株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−287791(JP,A) 特開 昭62−155455(JP,A) 特開 平10−220835(JP,A) 特開 昭62−147249(JP,A) 実開 平4−53139(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 7/04 - 7/06

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】室の天井面に該室内に清浄エアを吹き出す
    ファンフィルタユニットを間引きして配置したクリーン
    ルーム設備の天井構造において、 前記ファンフィルタユニットを間引きした間引き空間に
    は、該間引き空間を開閉する閉止板を有する開閉装置が
    配設され、該開閉装置は、前記閉止板が付勢手段によっ
    て閉方向に付勢されるとともに、前記室と天井裏空間と
    の気圧差によって前記閉止板が前記付勢手段の付勢力に
    抗して前記間引き空間を開口することを特徴とするクリ
    ーンルーム設備の天井構造。
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