JP3514347B2 - 複数ビーム走査装置 - Google Patents

複数ビーム走査装置

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JP3514347B2
JP3514347B2 JP31401195A JP31401195A JP3514347B2 JP 3514347 B2 JP3514347 B2 JP 3514347B2 JP 31401195 A JP31401195 A JP 31401195A JP 31401195 A JP31401195 A JP 31401195A JP 3514347 B2 JP3514347 B2 JP 3514347B2
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lens
light
lenses
optical system
dot density
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和宏 赤津
孝二 土井
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日立プリンティングソリューションズ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、レーザプリンタや
コピー機などの画像記録装置に用いられる光走査装置に
関し、特に複数ビーム走査光学系の解像度切り替えに適
した複数ビーム走査装置に関する。 【0002】 【従来の技術】画像記録装置において高速化、高ドット
密度印刷を実現するには、単位時間当りの走査回数の増
大が必要となる。また、近年、出力パタ−ンの多様化に
より、同一の画像記録装置で印刷ドット密度を切り替え
られるようにする必要が高まってきている。走査回数を
増大させるには、回転多面鏡の回転数を増加させたり、
回転多面鏡のミラー面数を増やすことで、ある程度は可
能だが限度がある。米国特許第5,006,705号明細
書によれば、所定のドット密度に応じて2本のビーム間
隔を変化させる2ビーム走査用光学系が示されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、米国特許第
5,006,705号明細書に示された2ビーム走査用光
学系の場合には、ビームスポット径は一定であるためド
ット密度の適正な変更範囲は限られ、広範囲にわたる印
刷ドット密度の変化には適さない。 【0004】本発明の目的は、多様な印刷パタ−ンに対
応でき、且つ信頼性の高い印刷ドット密度切り替え方式
を実現することのできる複数ビーム走査装置を提供する
ことにある。 【0005】 【発明が解決するための手段】上記目的は、複数の光ビ
ームを独立に強度変調する変調器と、前記変調器の出射
側に設けられた複数のレンズを有する複数ビーム走査装
置において、前記複数のレンズの内、少なくとも2つの
レンズを光軸方向へ移動可能に保持する組合せレンズ系
ユニットと、前記組合せレンズ系ユニットを光路上に装
着/離脱させる駆動機構とを有することにより達成され
る。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づき説明する。なお、本実施例においては、4本ビーム
を走査する走査装置に適用した場合を例示して説明す
る。図1において、レーザ等の光源1から出た光は、グ
レーティング等の光分岐素子2によって4本ビームに分
けられ、その後、集光レンズ3で各ビームに対応する変
調素子を持つ変調器4へ絞り込まれる。変調器4を出た
光は、レンズ12とレンズ13からなる組合せレンズ系
ユニット14、第1の光学系5および鏡7を経てダブプ
リズム6に送り込まれる。ダブプリズム6で4本ビーム
は感光体11上で適正なビーム間隔となるように所定の
量だけ回転される。その後、シリンダレンズ8を通り回
転多面鏡9上にそれぞれ副走査方向のみ絞られ、回転多
面鏡9により偏向走査され、Fθレンズ10により感光
体11上へ結像される。 【0007】レンズ12とレンズ13を備えた組合せレ
ンズ系ユニット14は、リニアモータおよびそれを駆動
する駆動回路からなる駆動機構15により光路に対し装
着/離脱可能に設けられている。また、レンズ12とレ
ンズ13は、それぞれ独立して矢印30、31の方向に
調整可能に設けられている。従って、それぞれのレンズ
の焦点距離がばらついても、レンズ12、13を調整す
ることによりレンズ系として適切な焦点距離が得られ、
所定のビームスポット径と所定のビームピッチが得られ
る。 【0008】ここで、印刷ドット密度を600ドット/
インチ(dpi)から480dpiへ切り替える場合の組
合せレンズ系ユニット14の解の例として、図2に示す
ような焦点距離のレンズと配置がある。なお、図2に示
した寸法は各レンズの主点間の距離を示している。48
0dpiの場合、レンズ12およびレンズ13から出て
くる光は、焦点距離472.95mmを有する第1の光
学系5に入るときに、472.95mm離れたところか
ら発散するような光となり、第1の光学系5から出る光
は平行光となる。また、レンズ12とレンズ13が光路
上に存在しない場合、即ち、本実施例において600d
piの場合の第1の光学系5上の光の幅をDとすると、
レンズ12およびレンズ13を入れるとレンズ5上の光
の幅は0.8Dとなり、感光体上のスポット径およびビ
ームピッチは印刷ドット密度比(600/480=1.
25)と等しい1.25倍になり目的が達成される。 【0009】上記の例において、例えば、レンズ12の
焦点距離が1%ばらついて198.6mmから196.6
14mmになったときを考える。このときレンズ12お
よびレンズ13を通って出てくる光を計算すると、第1
の光学系5に到達するときに、485.0357mmの
ところから発散する光が入るようになり、焦点距離47
2.95mmの第1の光学系5から出る光は、収束光と
なってしまい結果として感光体上のビームスポットの結
像位置がずれてしまうことになる。また、レンズ12、
13がないときのレンズ5上の光の幅をDとすると、レ
ンズ12、13を入れた場合のレンズ5上の光の幅は
0.77598Dとなり、感光体上のスポット径および
ビームピッチは印刷ドット密度比(1.25)と異なり
1.2887倍になり目的が達成されなくなってしま
う。 【0010】このずれを補正するための配置を計算した
結果を図3に示す。つまり、図2の配置に対し、レンズ
12を左へ20.16mm、レンズ13を左へ20.29
mm移動させると図3のようになり、レンズ12および
レンズ13から出てくる光は、焦点距離472.95m
mの第1の光学系5に入るときに472.95mm離れ
たところから発散する光となり、第1の光学系5から出
る光は平行光となる。また、レンズ12およびレンズ1
3がない場合の第1の光学系5上の光の幅をDとする
と、レンズ12およびレンズ13を入れた場合は、第1
の光学系5上の光の幅は0.8Dとなり、感光体上のス
ポット径およびビームピッチは印刷ドット密度比(1.
25)と等しい1.25倍になり目的が達成される。 【0011】以上は、レンズ12の焦点距離のみがばら
ついた場合を示したが、レンズ13の焦点距離のみがば
らついた場合、あるいはレンズ12およびレンズ13が
ともにばらついた場合も同様に補正することができる。
よって、レンズ位置の調整が可能な構成であれば、レン
ズ12およびレンズ13の焦点距離がばらついても適当
なビームスポット径とビームピッチを得ることができ
る。 【0012】 【発明の効果】本発明によれば、スポット径と走査ピッ
チを切り替える際に、光路上に装着/離脱される組合せ
レンズ系ユニットの焦点距離にばらつきがあっても、組
合せレンズ系ユニットを構成するレンズの位置を補正す
ることにより適正なスポット径と走査ピッチを迅速容易
に得ることができ、結果として、多様な印刷パタ−ンに
対応でき、且つ信頼性の高い印刷ドット密度切り替え方
式を実現可能な複数ビーム走査装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の複数ビーム走査装置の全体構成図。 【図2】本発明の各レンズの関係を示す説明図。 【図3】本発明の各レンズの関係を示す説明図。 【符号の説明】 1…光源、2…光分岐素子、3…集光レンズ、4…変調
器、5…第1の光学系、12…レンズ、13…レンズ、
14…組合せレンズ系ユニット

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】複数の光ビームを独立に強度変調する変調
    器と、前記変調器の出射側に設けられた複数のレンズを
    有する複数ビーム走査装置において、前記複数のレンズ
    の内、少なくとも2つのレンズを光軸方向へ移動可能に
    保持する組合せレンズ系ユニットと、前記組合せレンズ
    系ユニットを光路上に装着/離脱させる駆動機構とを有
    することを特徴とする複数ビーム走査装置。
JP31401195A 1995-12-01 1995-12-01 複数ビーム走査装置 Expired - Lifetime JP3514347B2 (ja)

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JPH09159958A JPH09159958A (ja) 1997-06-20
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