JPH08234126A - ラスタ走査光学システム - Google Patents

ラスタ走査光学システム

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JPH08234126A
JPH08234126A JP30449695A JP30449695A JPH08234126A JP H08234126 A JPH08234126 A JP H08234126A JP 30449695 A JP30449695 A JP 30449695A JP 30449695 A JP30449695 A JP 30449695A JP H08234126 A JPH08234126 A JP H08234126A
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JP
Japan
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lens
scanning
focal length
anamorphic
magnification
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Withdrawn
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JP30449695A
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English (en)
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Tibor Fisli
フィスリ ティボア
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Xerox Corp
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B26/00Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
    • G02B26/08Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light
    • G02B26/10Scanning systems
    • G02B26/12Scanning systems using multifaceted mirrors
    • G02B26/123Multibeam scanners, e.g. using multiple light sources or beam splitters
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B13/00Optical objectives specially designed for the purposes specified below
    • G02B13/08Anamorphotic objectives
    • G02B13/12Anamorphotic objectives with variable magnification

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Laser Beam Printer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラスタスキャンシステムにおいて、走査線の
間隔を正確に制御する。 【解決手段】 ラスタスキャンシステムに、レーザービ
ームを発する複数のレーザーダイオード135、140
と、前記レーザービームを反射し走査線を形成する回転
ポリゴンミラーと、前記レーザーダイオードと前記ポリ
ゴンミラーとの間に配置されるアナモフィックズームレ
ンズ系200を設ける。アナモフィックズームレンズ系
200の焦点距離は、サジタル方向についてのみ調節可
能であり、これによって走査線の間隔を正確に調節す
る。光線は、回転ポリゴンの反射面120に集束してス
ポット125、130を形成する。アナモフィックズー
ム系200の焦点距離を調節して走査線の位置を調節し
ても、スポットは合焦状態に維持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラスタ走査光学シ
ステムに関し、特に複数の走査線を生成し、その走査線
間隔の正確な制御を必要とするラスタ走査光学システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】フライングスポットスキャナは、ラスタ
出力スキャナ(ROS:Raster OutputScanner)とも呼
ばれ、中心軸周りに回転する多面ポリゴン反射ミラーを
有する。フライングスポットスキャナは、ポリゴンミラ
ーの回転により、輝度変調された1本または複数本の光
線を感光記録媒体上に対してライン走査方向(主走査方
向、接線方向あるいは経線方向ともいう)へ走査する一
方、記録媒体をそれに垂直な「処理」方向(副走査方向
またはサジタル方向ともいう)に送ることによって、光
線をラスタ走査パターンに従って記録媒体上に走査す
る。デジタル印刷では、個々の光線を2進サンプル列に
応じて連続的に輝度変調し、走査されているサンプル列
によって表される画像を記録媒体に露光する。
【0003】従来のROS装置はまた、複数のレーザー
ビームをシングルステーションまたはマルチステーショ
ンのプリンタで偏向するのに適している。複数の光線を
同時に走査するプリンタは、マルチビームプリンタまた
はマルチスポットプリンタと呼ばれている。マルチビー
ムプリンタの技術は、Kitamuraの米国特許第4,474,422
号に開示される。
【0004】このような装置においては、2つ以上の光
源でレーザービームを発生する。レーザービームは、ポ
リゴンミラーの前段に設けた光学素子(以後、プレポリ
ゴン(Pre-Polygon) 素子と呼ぶ)を通過し、回転ポリゴ
ンミラーで偏向され、公知のポリゴンミラーの後段の光
学素子(以後、ポストポリゴン(Post-Polygon)素子と呼
ぶ)で集束されて、受光体上に走査線を形成する。この
ようなデュアルスポットプリンタは、受光体上に2つ以
上のスポット(各走査線につき1スポット)を同時にプ
リントするので、単一スポットの装置に比べ走査速度が
速い。このようなマルチスポット装置は、受光体上に複
数の光線を正確に結像するために、通常、飛び越し走査
(インターレース走査)を採用している。例えば、Curr
y の米国特許第5,233,367 号(特願平5-159860号)は、
このようなマルチビームの飛び越し走査システムを開示
する。
【0005】従来のマルチスポット装置では、正確な飛
び越し走査を達成するため、走査線間隔を極めて精密に
制御しなければならない。精密な走査線間隔は、ぶれの
無い印刷に不可欠である。特定条件の下では、走査線間
隔の1μm以下のばらつきでさえ印刷画像上で検知でき
る。
【0006】マルチスポット走査システムにおけるサジ
タル方向の入力光学倍率(IOSM:Input Optics Sag
ittal Magnification)は、以下の式で表される。
【0007】IOSM=(ls)×(ilf)×(ps
p)×(ppm) ここで、lsはレーザー源の間隔、ilfはインターレ
ース係数(走査線ピッチ(間隔)の整数倍)、pspは
印刷時の走査ピッチ(間隔)、ppmはポリゴン後段に
位置するポストポリゴンレンズの倍率を表している。
【0008】例えば1インチあたり400本の走査線で
印刷するマルチスポットROS装置の場合、ピッチ(走
査線の間隔)は1/400インチ、すなわち2.5mi
lとなる(1mil=1/1000インチ=25.4μ
m)。インターレース係数を5とすると、実際の走査線
間隔は5×2.5mil=12.5milとなる。ポス
トポリゴンレンズの倍率を1とし、レーザー間隔を1m
il(25.4μm)とすると、サジタル方向の入力光
学倍率IOSMは、(1)×(5)×(2.5)×
(1)=12.5となる。換言すれば、レーザーからポ
リゴンミラーまでの倍率が12.5ということである。
【0009】マルチスポットROS装置は普通、コリメ
ータを含む。コリメータは、光線を視準する、即ち平行
な透過光束を生成するレンズである。焦点距離が0.5
インチのコリメータで12.5のIOSMを得るには、
入力光学要素(通常円柱レンズ)の焦点距離の合計がコ
リメータの焦点距離の12.5倍でなければならない。
即ち、入力光学要素の焦点距離の合計が12.5×0.
5=6.25インチでなければならない。コリメータや
入力光学系の円柱レンズの焦点距離に僅かでも変化があ
ると、受光体上の走査線間隔に許容できないズレをもた
らす。通常コリメータや入力光学レンズの標準製造許容
誤差は3%以下となっている。焦点距離が0.5インチ
のコリメータに+3%の誤差があると、実際の焦点距離
は0.5×1.03=0.515インチとなる。また入
力光学系の円柱レンズの合計焦点距離に−3%の誤差が
あると、実際の合計焦点距離は6.25×0.97=
6.062インチとなる。この焦点距離でいくと、実際
の倍率は6.25÷0.515=11.77となり、前
述した所望倍率12.5とはならない。
【0010】レーザー間隔が正確に1milと仮定して
さえ、11.77倍の倍率でのレーザー間隔は11.7
7mil、即ち299μmとなる。これを所望倍率1
2.5倍と比較すると、所望の走査間隔は12.5mi
l即ち317.5μmであり、標準製造許容誤差内のコ
リメータや円柱レンズを用いてさえ、走査線間隔に31
7.5−299=18.5μmの誤差が起こる。更に、
レーザー間隔を正確に1milにすることは困難であ
り、したがって走査線間隔誤差は更に助長される。
【0011】上述のように、走査間隔の1μm以内の誤
差でも、印刷画像で検知されることを考えれば、18.
5μmの誤差は深刻である。実際18.5μmは、40
0spi走査間隔の29%((18.5)/((2.5
mil)(25.4μm/mil))=0.29)に相
当する。このように、ポリゴン前段のプレポリゴンレン
ズに僅かでも誤差がある場合、それが標準許容誤差以内
であっても、印刷の質をかなり落としてしまう。
【0012】図1および図2は、従来のデュアルスポッ
トROS装置5の側面図と上面図である。軸70に対し
て対称にlsの間隔で配置されるレーザーダイオード3
5、40が、レーザービーム37、42を発生させる。
ビーム37、42は、コリメータレンズ10と円柱レン
ズ15を通過し、ポリゴンミラーのファセット(面)2
0上にフォーカシングされ、スポット25、30を形成
する。ファセット20は、スポット25、30を反射
し、Fθレンズ45及びポリゴンウォブル(揺れ)補正
素子50を通過し、受光体表面の結像面65上に、副走
査方向(低速走査方向)に間隔をおいたスポット55、
60を形成する。図2に示すように、ポリゴンファセッ
ト20は、例えば破線20´で示す位置まで回転し、受
光体表面65上において、スポット55、60を位置5
5´、60´まで主走査線方向(高速走査方向)に走査
する。
【0013】ROSシステムを印刷装置に適用する場合
は、レンズ10はアナモフィックレンズ、即ちサジタル
方向にだけ光学的倍率を持つレンズである。接線方向に
倍率があると、印刷される走査線に沿って許容できない
歪みを生成する。具体的に言えば、図2で、上面から見
て光源が互いに完全に上下に一致していると仮定して、
レンズ10、15の接線方向への拡大は全くない。それ
に対し、図1のようにサジタル方向には、レンズ10、
15がその焦点距離の相違により光学的倍率を生じる。
アナモフィック装置に関しては、Smith の“Modern Opt
ical Engineering”, McGraw-Hill Book Company, 196
6, pp. 239 〜241 に開示される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】理論的には、システム
5はスポット55と60の間隔を完璧に設定することが
できる。しかし現実には、完璧な間隔設定は、不可能で
はないが非常に困難なことである。完全な間隔設定を達
成するには、レーザーダイオード35と40との間隔、
またコリメータ10並びに円柱レンズ15の配置および
焦点距離が完全でなければならない。ポストポリゴン光
学系の倍率(面20から受光体表面65の間)は、ほぼ
1倍に近いので、コリメータと円柱レンズの配置と焦点
距離の誤差がスポット間隔誤差の主因であるといえる。
【0015】上述のように、ROS装置を用いる印刷機
やその他の機器を製造するにあたり、レンズ誤差が標準
製造許容誤差内であったとしても、許容範囲を越えた走
査線間隔誤差が生じる。間隔誤差を許容範囲内に収める
ようにレンズ等の許容誤差を低減させることは、きわめ
て困難でコストがかかる。例えば特定のレンズ要素の倍
率を補正したとしても、拡大像の位置が変わってしまう
ので、装置の幾何学的構成を設計しなおさなければなら
ないという問題が生じる。このようなことから、経済的
で簡単に間隔誤差を低減できるシステムが必要とされる
のである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述の問題を解決するた
め、本発明は光線を発する少なくとも1つの発光装置
と、前記光線を反射して走査線を形成する回転反射面
と、前記少なくともひとつの発光装置と前記反射面との
間に配置されるアナモフィックズームレンズを備えるラ
スタ走査光学装置を提供する。アナモフィックズームレ
ンズの焦点距離は、調節可能であり、これによって走査
線の位置を調節する。
【0017】即ち、本発明のラスタ出力走査システム
は、プリポリゴン光学素子群の一部として可変焦点アナ
モフィックズームレンズを備える。この可変焦点システ
ムは、装置の製造過程で極端に製造誤差の少ない高価な
レンズを必要とせず、システムの好ましくない幾何学的
変更をも必要とせずに、走査線間隔を許容範囲に収める
ことができる。可変焦点ズームレンズシステムの焦点距
離を選択的に変更して、走査線間隔を容易に且つ経済的
に調節できる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明のアナモフィックズームレ
ンズ装置は、プリンタ、ファックス機器、電子コピー機
等、ROSシステムを用いた印刷装置に適用することが
できる。これらの印刷装置では、印刷された画像は、帯
電した受光体によりコピー紙に転写される。しかしなが
ら、本発明はこのような印刷装置に限定されることな
く、画像の正確な位置合わせを必要とするすべての装置
に適用できる。本発明の実施例では印刷装置を例にして
説明するが、これに限定されるものではない。
【0019】図3〜図5は、デュアルスポットROSシ
ステム105内に配置される本発明に係るアナモフィッ
クズームレンズ系200の側面方向の概略図である。レ
ーザーダイオードなどの発光装置135、140が光線
(好ましくはレーザービーム)を発し、ズームレンズ系
200を含む光透過性のレンズ系に照射する。レーザー
ダイオード135、140は、軸170に対して対称に
配置される。
【0020】レーザーダイオード135、140の発す
る光線は、コリメータレンズ110、ズームレンズ系2
00を通過し、回転反射面(例えばポリゴンミラーのフ
ァセット)120上に集束して、スポット125、13
0を形成する。ファセット120は、スポット125、
130を反射し、Fθレンズ145及びポリゴンウォブ
ル補正素子150等のポストポリゴン光学系を通過させ
て、受光体表面の像面165上にスポット155、16
0を形成する。スポット155、160はサジタル方向
に間隔をおいて形成され、これによって走査線が分離さ
れる。
【0021】図3〜図5に示す本実施例のズーム系は、
3つの光学レンズ205、210、215を備える。レ
ンズ205、210、215は円柱レンズであることが
望ましい。ズーム系200を1つ以上の任意の数のレン
ズにより構成してもよい。高解像度のズーム系の多く
は、例えば2つ以上の固定位置レンズを備えるように設
計され、収差を減少する。機械的に補償されたズーム系
を含めたズームレンズシステムについては、Smith の
“Modern Optical Engineering”, McGraw-Hill Book C
ompany, 1966, pp.141〜245 に開示される。
【0022】固定焦点距離および固定位置レンズを用い
た従来のシングルエレメントまたはマルチエレメントの
ROS装置はすべて、画像シフトと倍率(焦点距離)と
の関係... いて同じ特性を持つ。つまり補償されないシ
ングルレンズ装置では、与えられた位置に画像が正確に
焦点を結ぶ倍率は、例えば2倍と0.5倍といった具合
に、最高2つしかありえない。その他の倍率では像がす
べて焦点ぼけする。機械的な補償を行うズーム系では、
系の他の要素の1つをシフトして位置補正することによ
って焦点ぼけをなくしている。補償用要素の動きは非線
形なので、その動きはカム配置の影響を受けることが多
い。この点に関しては上記文献(Smith)の243頁に
説明されている。
【0023】Smith で論じられているズームレンズは、
本発明と異なり、アナモフィックレンズシステムではな
い。アナモフィックズーム系を形成するためにアナモフ
ィック要素をズームレンズ系内に取り入れたのは本発明
が最初である。このようなアナモフィックズームシステ
ムは、プリント装置のようなROS応用の装置には理想
的なシステムである。図3〜図5の実施例によると、ズ
ーム系200はサジタル方向に所望の異なった光学倍率
を生成する。具体的には、ズームレンズ系200は、サ
ジタル方向の倍率を調節して、走査線間隔を調節する。
しかし、接線方向の倍率は変更しないので、走査線の歪
みが発生することはない。印刷装置以外への応用では、
両方向に倍率変更があってもよい。
【0024】図3〜図5に示すように、ズーム系200
でレンズ210を移動させて異なる倍率を生成する際、
レンズ205から焦点までの距離を一定に保つようにレ
ンズ215の動きを計算する。市販のレンズアクチュエ
ーター等の位置決め装置203をズームレンズ系200
と接続し、必要に応じてズームレンズ系200のレンズ
205、210、215を位置決めする。図3、図4、
図5は、それぞれズーム系200の3枚のレンズの相対
位置を示す。図3は標準的な有効焦点距離、図4は最長
有効焦点距離、図5は最短焦点距離の配置を示す。各図
において、レーザーダイオード135、140によって
発せられた光線をファセット120が反射し、受光体表
面165に走査線を形成する。ズーム系200の有効焦
点距離を調節することによって、ポリゴン面120のス
ポット125、130の焦点を外すことなく、サジタル
方向の倍率を変化させる。従って、印刷される画像を焦
点ぼけさせることなく、走査線155と160の間隔を
調節できる。尚、上述のように、ズーム装置200は、
205、210、215の3枚に限らず複数であれば任
意の数のレンズが使用可能である。
【0025】装置105の製造過程で、ズーム系200
を用い、走査線間隔を調節して走査線間隔誤差を補正す
るのが好ましい。前述の従来例では、実際のプレポリゴ
ンレンズ系の倍率が所望の12.5ではなく11.77
になっており、18.5μmの走査線間隔誤差を発生し
ている。本発明の実施例では、初期テストで18.5μ
mの誤差を検知し、レンズ210、215の位置を調節
して誤差を補正する。従って、本実施形態によればシス
テム内のレンズを造り直したり固定レンズの位置を変更
したりすることなく、18.5μmの誤差をなくする
か、少なくとも印刷画像で検出できない程度まで低減す
ることができる。さらに、レーザー配置のずれによって
生じる間隔誤差を、レーザーダイオード135、140
を動かすことなく補正でき、他の要素によって生じる誤
差も、それら要素を造り直したり、移動させたりするこ
となく補正することができる。また、ズームレンズ20
0によって間隔誤差を補正する場合、ポリゴンミラーの
ファセット120上のスポット125、130が焦点ぼ
けしないので、ポリゴンミラーのファセット120を動
かす必要もない。ファセット120の位置を動かすに
は、装置105の全体的な幾何学的構成を実質的に再設
計しなければならない。
【0026】テストで間隔誤差を許容レベルまで低減す
ると、ズームレンズ系200がロックされ、レンズ20
5、210、215の位置を固定する。この時点で装置
105は使用可能となり、また販売可能な状態になる。
【0027】従来のズームシステムはアナモフィックシ
ステムを採用していないので、プリンタ等のROSシス
テムに最適とは言い難い。非アナモフィックズームシス
テムを、ROSシステムに使用すると、印刷画像の接線
方向(主走査方向)に許容できない歪みを生じる。それ
に対し、本発明のアナモフィックズーム系200は、接
線方向の倍率に変化がないので歪みが生じない。即ち、
サジタル方向にのみ倍率を変化できるので、走査線自体
を歪めることなく、走査線間隔の調節を行うことができ
る。また、ポリゴン表面120のスポットや受光体表面
165の走査線の焦点を外すことなく、倍率の変更が可
能である。
【0028】なお、本発明は、上記の例に限定されるも
のではない。例えば、用いられるレーザ源の数には限定
がなく、レーザー源以外の光源を使用することもでき
る。また、本発明はプリント分野以外にも広く適用でき
る。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明では、接線方向へ
の倍率を変えることなく、サジタル方向の倍率を容易に
調節できる。従って、印刷される走査線に歪みを生じさ
せずに、走査線間隔を正確に制御できる。更に、誤差の
少ない高価なレンズを使わなくても、また光源やその他
の固定レンズ系の位置を変更しなくても、誤差の極めて
低い画像を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のデュアルスポットラスタ出力スキャナ
の側面図である。
【図2】 図1のスキャナの上面図である。
【図3】 本発明に係る可変焦点ズームレンズ系を用い
たラスタ出力スキャナの側面図であり、標準的な焦点距
離でのレンズ配置を示す。
【図4】 図3のスキャナにおいて、可変焦点ズームレ
ンズ系が最長焦点距離となっている場合の配置を示す図
である。
【図5】 図3のスキャナにおいて、可変焦点ズームレ
ンズ系が最短焦点距離となっている場合の配置を示す図
である。
【符号の説明】
5,105 デュアルスポットROS、10,110
コリメータレンズ、15,115 円柱レンズ、20,
120 ポリゴンミラーファセット、35,40,13
5,140 レーザーダイオード、37,42 光線、
45,145Fθレンズ、50,150 ポリゴンウォ
ブル補正素子、65,165 受光体表面、200 ズ
ームレンズ系、205,210,215 アナモフィッ
クレンズ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光線を発する少なくとも1つの発光装置
    と、 前記光線を反射して走査線を形成する回転反射面と、 前記少なくとも1つの発光装置と前記回転反射面との間
    に配置されるアナモフィックズームレンズ系であって、
    焦点距離が調節可能なアナモフィックズームレンズ系
    と、 を有し、前記アナモフィックレンズ系の焦点距離の調節
    により、前記走査線の位置を調節するラスタ走査光学シ
    ステム。
JP30449695A 1994-12-01 1995-11-22 ラスタ走査光学システム Withdrawn JPH08234126A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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US35723894A 1994-12-01 1994-12-01
US357238 1994-12-01

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