JP3513943B2 - 光走査型変位測定装置 - Google Patents

光走査型変位測定装置

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JP3513943B2
JP3513943B2 JP28101794A JP28101794A JP3513943B2 JP 3513943 B2 JP3513943 B2 JP 3513943B2 JP 28101794 A JP28101794 A JP 28101794A JP 28101794 A JP28101794 A JP 28101794A JP 3513943 B2 JP3513943 B2 JP 3513943B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被測定物上を走査する
光スポットを受光することによって被測定物表面の凹凸
形状を測定する光走査型変位測定装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の光走査型変位測定装置では、被
測定物までの距離を測定するにあたり、半導体レーザや
発光ダイオードのような投光素子と、この投光素子から
の光を細く絞る投光光学系とによって被測定物表面に光
スポットを形成する投光手段を構成するとともに、受光
光学系を通して受光面に投光スポットの像が形成される
受光素子に、受光スポットの位置に応じた出力が得られ
るPSDやCCD等の位置検出素子を用いて受光手段を
構成し、投光手段と受光手段との間の距離を基線長とし
た三角測量法を用いたり、投光手段からの光ビームを参
照光と物体光とに分離し、物体光を光ビームとして被測
定物に照射し、規定長の光路を通した参照光と物体光の
反射光との干渉を利用して被測定物までの距離を求める
もの(たとえばヘテロダイン干渉法)等があるが、被測
定物表面に形成する光スポットを走査することによっ
て、被測定物表面の変位を測定するにあたっては、特開
平1−245103号公報等に記載されているように、
走査ミラーのような偏向手段を用いていた。
【0003】しかし、走査ミラーのような偏向手段で走
査する場合、偏向手段の直下位置以外では被測定物の表
面に光ビームが斜めに入射することになるために、被測
定物によっては影になって光スポットを照射できない部
位が生じることになる。また、偏向手段からの等距離線
は円弧の一部であるから、受光素子の出力から距離を求
める際に偏向手段からの振り角に応じた補正が必要にな
るという問題などもある。
【0004】このために、偏向手段によって光スポット
の走査を行うのではなく、リニアモータを動力として移
動する架台に発光手段及び受光手段を配設するととも
に、架台の位置を検出することができる位置検出手段を
設けて、架台を移動させることで走査を行うようにした
ものが提案されている。この場合、偏向手段を用いた場
合の上記のような問題を排除することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、発光手段及び
受光手段を配した架台を移動させるリニアモータ、たと
えばボイスコイル型リニア直流モータやリニアパルスモ
ータ等は、そのコイルに電流が印加されている時以外
は、架台を拘束しておくことができる力を発揮できない
ために、架台の移動経路に傾きがある時や振動が加わっ
てしまう状態にある場合、電源切断時のようなリニアモ
ータの制御不能時に、架台が動いて移動範囲の端にぶつ
かってしまい、破損したり光学系に狂いが生じたりして
しまうことがあった。
【0006】本発明はこのような点に鑑み為されたもの
であり、その目的とするところはリニアモータ制御不能
時における上記問題を解消することができる光走査型変
位測定装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、被測
定物に光ビームを照射する投光手段と、被測定物の表面
での光ビームの反射光を受光する受光手段と、受光手段
の検出出力に基づいて被測定物までの距離を求める信号
処理部と、投光手段および受光手段を取り付けた架台を
リニアモータを動力として移動させて被測定物の上で投
光スポットを走査する走査手段と、架台の移動方向にお
ける位置を検出する位置検出手段とを具備している光走
査型変位測定装置において、架台の移動方向全長に沿っ
て配設されて駆動部による駆動で架台と接触して上記
動自在な架台を機械的に固定する係止手段を設けている
ことに主たる特徴を有している。
【0008】上記係止手段としては、架台の移動方向全
長に沿って配設された弾性体と、この弾性体を架台に押
し付ける駆動部とからなるものや、架台の移動方向全長
に沿って配設されるとともに多数の係止突起を備えてい
る係止部材と、この係止部材を移動させて架台に設けら
れた被係止部に係止させる駆動部とからなるものを好適
に用いることができ、特に後者の場合には、係止部材の
係止突起が鋸刃状のものであることが好ましい。
【0009】機械的固定のための係止手段を作動させる
ことは、駆動用電源の監視のほか、走査手段による走査
異常を検出する異常検出手段を設けて、この異常検出手
段の異常検出出力によって係止手段を作動させてもよ
く、また駆動用電源を監視する場合、リニアモータへの
電源投入検出後も所定時間だけ係止手段による架台の固
定を持続し、所定時間の経過の後、架台の固定の解除並
びにリニアモータへの通電を行ことが好ましく、またリ
ニアモータへの電源の遮断の検出に伴ってリニアモータ
を電気的に停止させるとともに所定時間の経過の後、係
止手段による架台の固定を行わせることが好ましい。
【0010】
【作用】本発明によれば、リニアモータの制御不能時に
は、移動自在な架台を係止手段によって機械的に固定し
て、有害な動きを阻止することができる。そして上記係
止手段として、架台の移動方向全長に沿って配設された
弾性体と、この弾性体を架台に押し付ける駆動部とから
なるものを用いた時、機械的固定を行う際に架台に与え
る衝撃を小さくすることができ、架台の移動方向全長に
沿って配設されるとともに多数の係止突起を備えている
係止部材と、この係止部材を移動させて架台に設けられ
た被係止部に係止させる駆動部とからなるものを用いた
時、特に係止突起が鋸刃状のものを用いた時、架台を確
実に且つスムーズに固定してしまうことができる。
【0011】また、機械的固定のための係止手段を作動
させるにあたり、走査手段による走査異常を検出する異
常検出手段を設けて、この異常検出手段の異常検出出力
によって係止手段を作動させた時には、リニアモータに
異常が生じた時のような走査異常時にも対応することが
でき、また駆動用電源を監視して係止手段を作動させる
場合、リニアモータへの電源投入検出後も所定時間だけ
係止手段による架台の固定を持続し、所定時間の経過の
後、架台の固定の解除並びにリニアモータへの通電を行
うことで、電源投入直後の不安定時の異常動作を防止す
ることができ、さらにリニアモータへの電源の遮断の検
出に伴ってリニアモータを電気的に停止させるとともに
所定時間の経過の後、係止手段による架台の固定を行わ
せることで、架台が走行中の電源遮断のために架台が慣
性で移動している時にも、適切に架台を停止固定させる
ことができる。
【0012】
【実施例】以下本発明を図示実施例に基づいて詳述する
と、図1及び図2に示す実施例は、走査手段の動力源と
して、ボイスコイル型直流リニアモータ30を用いると
ともに、位置検出手段7として三角測量式の光学的距離
センサーを用いたもので、ここにおけるリニアモータ3
0は、棒状のセンターヨーク31と、センターヨーク3
1の両側に平行に配置された一対のサイドヨーク32
と、センターヨーク31とサイドヨーク32との長手方
向の各端部間に挟装されたスタンド33とからなる日字
状のヨークと、サイドヨーク32におけるセンターヨー
ク31との対向面に接着剤にて固着した永久磁石34と
からなる固定子を備えたもので、サイドヨーク32に対
してセンターヨーク31は断面積を略2倍に設定してあ
り、また、永久磁石34は、センターヨーク31との対
向面とサイドヨーク32に固着された面とが異極になる
ように着磁して、各センターヨーク31との対向面が同
極になるように配置してある。そしてセンターヨーク3
1が挿通されたボビン35と、ボビン35内を通る磁力
線がセンターヨーク31の長手方向に形成されるように
ボビン35に巻回されたコイル36とによって可動子が
形成されている。ここにおけるボビン35はセンターヨ
ーク31の長手方向に走行自在となるように寸法が設定
されているとともに、アルミニウムもしくは合成樹脂に
よって形成されており、アルミニウムを用いたボビン3
5では表面をアルマイト処理等でコイル36との絶縁を
行ない、かつコイル36を巻装する方向に直交するよう
にスリットを形成して渦電流が流れにくくなるようにし
てある。
【0013】一方、投光手段1と受光手段2とは、上記
コイルボビン35に固定ねじ45で固着される架台3に
配設してある。投光手段1として、ここでは半導体レー
ザもしくは発光ダイオードを用いた投光素子と、投光光
学系とからなるものを用い、受光手段2として、PSD
よりなる受光素子と、受光素子の受光面に投光スポット
を結像させる受光光学系とからなるものを用いて、投光
手段1と受光手段2とが、架台3の走行方向(矢印で示
す)とは略直交する面内に各光軸が含まれるように配置
するとともに、投光手段1からの光ビームが被測定物1
0の主たる平面に略直交するように照射するようにして
ある。
【0014】また、上記架台3には取付ねじ46によっ
てリニアガイド37を固定してある。このリニアガイド
37は、センターヨーク31と平行に配したレール38
に沿って滑らかに走行するもので、架台3の走行ががた
つきなく行われるように案内する。リニアガイド37と
レール38とを用いる代わりに、リニアボールベアリン
グ、リニアローラベアリング、リニアボールブッシュな
どを用いてもよい。
【0015】位置検出手段7には、投光手段70と受光
手段71とを有して定位置に固定された三角測量式の光
学的距離センサーを用いており、架台3に取り付けた拡
散反射物体72に投光手段70から架台3の移動方向に
光ビームを投射することで生じた拡散反射物体72上の
光スポットを、受光手段71で受光して、図3に示すよ
うに、架台3の位置(A,B)によって変化する受光手
段71の受光素子上での受光スポット位置(a,b)か
ら、架台3の移動方向における位置を検出している。な
お、この位置検出手段7による位置情報出力は、被測定
物10の表面の変位測定だけでなく、図4に示すよう
に、リニアモータ30の閉ループ制御にも用いられる。
【0016】次に、機械的固定を行う係止手段について
説明すると、これは、平面形状がコ字形で且つ両端に回
転軸80を有している可動係止アーム8と、可動係止ア
ーム8の一側端からの延長アーム81にアクチュエータ
86を連結したソレノイド85とからなるもので、上記
回転軸80によって回動自在となるように支持された可
動係止アーム8のレール38と平行となっている中央片
82の上面には、ゴムからなる弾性体83を付設してあ
る。そしてソレノイド85には、アクチュエータ86を
突出させる方向に付勢するばね87を設けて、このばね
87による付勢でアクチュエータ86が突出する時、回
転軸82を中心に回動する可動係止アーム85に設けた
弾性体83が、架台3に設けた被係止突起39に当接係
止して、架台3のリニアモータ30による走行方向であ
り且つレール38とリニアガイド37とによるガイド方
向の動きを規制する。ソレノイド85がアクチュエータ
86をばね87に抗して吸引した時には、弾性体83が
架台3から離れ、架台3の走行が自由となる。
【0017】被測定物10の表面の変位測定は、受光素
子2の出力と位置検出手段7の出力とからの演算によっ
て行うものであり、ここではその説明を省略するが、上
記ソレノイド85の駆動制御は、停電時のような駆動用
電源の異常切断に際した場合について説明すると、次の
ようにしている。すなわち、図4及び図5に示すよう
に、駆動用電源(AC電源)を監視する電源モニタ用回
路MCを設けて、駆動用電源が突然に切断された際に
は、電源モニタ用回路MCからの検出信号を受けるタイ
マ回路Tdに設定してある一定時間(駆動停止時間)、
位置指令信号をその時点でのDC値にホールドさせる位
置指令信号ホールド指令)を出力することで、投光手段
1及び受光手段2を電気的にある位置に保持させること
をリニアモータ30に行わせる。この時、若干のオーバ
ーシュートを伴う場合も考えられるが、その後、タイマ
回路Tdの立ち下がりにより、タイマ回路Teが働い
て、限時時間で定められるところのパルス幅のソレノイ
ドセット信号がソレノイド85に送られ、ソレノイド8
5はこのパルスによってアクチュエータ86を突出させ
るとともにこの状態を保つことで、可動係止アーム8に
よるところの架台3の強制停止を行わせる。また、タイ
マ回路Tdの立ち下がり時点から遅延回路によるところ
の所定遅延時間tdの後、リニアモータ30のコイル3
6への電源ラインに挿入されたスイッチSWをオフとす
るコイルオフ信号が出力されて、コイル36が電源ライ
ンから切り離される。駆動用電源が停電や不注意によっ
て突然切断されても、まずリニアモータ30の停止処理
が行われ、その後、架台3の機械的固定が行われるもの
であり、投光手段1及び受光手段2が配された架台3が
暴走するということがなく、移動経路の端にぶつかって
破損や光学系の狂いを招いてしまうということがないも
のである。なお、上記の一連の作用には専用のバックア
ップ電源を用いる。
【0018】また、駆動用電源を投入する際の機械的固
定の解除も、駆動用電源が投入された時点で解除を行う
のではなく、次のようにしている。つまり、図6及び図
7に示すように、駆動用電源が投入されれば、これを検
出した電源モニタ用回路MCの出力でタイマ回路Taを
作動させて、このタイマ回路Taに設定してある電源オ
ン時の回路安定時間が経過した時点で、タイマ回路Tb
の限時時間で定められるところのパルス幅のソレノイド
リセット信号がソレノイド85に送られ、このパルスに
よってソレノイド85はばね87に抗してアクチュエー
タ86を吸引して架台3の機械的固定を解除するととも
に、以後、この状態を保つ。次いで、タイマ回路Tbの
出力の立ち下がりでタイマ回路Tcが作動し、その出力
信号の立ち上がりでスイッチSWをオンとしてコイル3
6を電源ラインに接続するとともに、これと同時に電源
オフ時にある任意の位置で停止していた架台3を走査開
始位置まで位置ゲインを通常の値より小さくした状態で
誘導する。タイマ回路Tcの出力信号を上記誘導に要す
る時間に相当するパルス(低速度制御パルス)にするこ
とで、走査開始位置まで架台3を低速移動させるわけで
ある。次いでタイマ回路Tcの出力信号の立ち下がりを
受けて位置指令信号を出力させる。この結果、電源投入
時の電源安定までの間の異常動作がなくなり、架台3の
暴走で破損や光学系の狂い等が生じることがない。
【0019】図8に示す実施例は、可動係止アーム8の
中央片82に弾性体83を付設するのではなく、多数の
係止突起84を架台3の移動方向全長に沿って中央片8
52に設けたもので、円柱状被係止突起39が係止突起
84間に嵌まり込むために、架台3の機械的固定を確実
に行えるものとなっている。上記係止突起84は、図9
に示すように、三角形状のものを鋸刃状に並べたもので
あってもよく、この場合、係止突起84間に被係止突起
39がスムーズに嵌まり込むことになる。
【0020】図10及び図11は、ソレノイド85の駆
動制御についての別の実施例を示しており、ここでは位
置検出手段7から出力される位置情報信号が走査範囲内
に納まっているかどうかを比較器CPによって監視し、
走査範囲を逸脱した走査異常時には、比較器CPからの
位置指令信号ホールド指令により、タイマ回路Tfに設
定した所定時間だけ位置指令信号をその時点でのDC値
にホールドすることでリニアモータ30の駆動停止を行
わせ、次いでタイマ回路Tfの出力の立ち下がりによ
り、タイマ回路Tgの限時時間であるところのパルス幅
のソレノイドセット信号をソレノイド85に送って可動
係止アーム8によるところの架台3の機械的固定を行わ
せるとともに、遅延回路による所定の遅延時間tdの
後、リニアモータ30のコイル36への電源ラインに挿
入されたスイッチSWをオフとするコイルオフ信号を出
力して、コイル36を電源ラインから切り離す。
【0021】なお、位置検出手段7としては、上記の距
離センサーのほか、リニアエンコーダやポテンショメー
タ等を用いることができ、またリニアモータがパルスモ
ータ(ステップモータ)の場合には、その駆動パルス数
を利用して架台3の位置検出を行うことができる。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明においては、リニア
モータの制御不能時には、移動自在な架台を係止手段に
よって機械的に固定して、その暴走を防止することがで
きるために、投光手段及び受光手段が配された架台の移
動経路に傾きがある時や振動が加わってしまう状態にあ
る場合にも、架台が動いて移動範囲の端にぶつかってし
まうような事態を招くことがなく、このために破損した
り光学系に狂いが生じたりしてしまうことがないもので
ある。
【0023】そして上記係止手段として、架台の移動方
向全長に沿って配設された弾性体と、この弾性体を架台
に押し付ける駆動部とからなるものを用いた時、機械的
固定を行う際に架台に与える衝撃を小さくすることがで
きて、係止手段を設けたことによる弊害が新たに生ずる
ことを防止できる。係止手段として、架台の移動方向全
長に沿って配設されるとともに多数の係止突起を備えて
いる係止部材と、この係止部材を移動させて架台に設け
られた被係止部に係止させる駆動部とからなるものを用
いた時には、架台を確実に固定することができるものと
なり、特に係止突起に鋸刃状のものを用いた時には、架
台の確実な固定を円滑に行うことができる。
【0024】また、機械的固定のための係止手段を作動
させるにあたり、走査手段による走査異常を検出する異
常検出手段を設けて、この異常検出手段の異常検出出力
によって係止手段を作動させた時には、リニアモータに
異常が生じたり、外力が加えられた時にも対応すること
ができて信頼性がより高いものとなる。駆動用電源を監
視して係止手段を作動させる場合には、リニアモータへ
の電源投入検出後も所定時間だけ係止手段による架台の
固定を持続し、所定時間の経過の後、架台の固定の解除
並びにリニアモータへの通電を行うことで、電源投入直
後の不安定時の異常動作を防止することができて、信頼
性が増加する。
【0025】さらにリニアモータへの電源の遮断の検出
に伴ってリニアモータを電気的に停止させるとともに所
定時間の経過の後、係止手段による架台の固定を行わせ
る時には、架台が走行中の電源遮断のために架台が慣性
で移動している時にも、適切に架台を停止固定させるこ
とができるために、やはり信頼性が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の斜視図である。
【図2】同上の分解斜視図である。
【図3】同上の位置検出手段の動作説明図である。
【図4】同上の駆動用電源遮断時の動作を示しているブ
ロック回路図である。
【図5】同上のタイムチャートである。
【図6】同上の駆動用電源投入時の動作を示しているブ
ロック回路図である。
【図7】同上のタイムチャートである。
【図8】他の実施例の分解斜視図である。
【図9】別の実施例の分解斜視図である。
【図10】走査異常時の動作を示しているブロック回路
図である。
【図11】同上のタイムチャートである。
【符号の説明】
1 投光手段 2 受光手段 3 架台 7 位置検出手段 8 可動係止アーム 30 リニアモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 広野 淳之 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−364411(JP,A) 特開 平6−197513(JP,A) 特開 平6−4929(JP,A) 特開 昭61−98152(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 11/00 - 21/30 G01B 5/00 - 5/30

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定物に光ビームを照射する投光手段
    と、被測定物の表面での光ビームの反射光を受光する受
    光手段と、受光手段の検出出力に基づいて被測定物まで
    の距離を求める信号処理部と、投光手段および受光手段
    を取り付けた架台をリニアモータを動力として移動させ
    て被測定物の上で投光スポットを走査する走査手段と、
    架台の移動方向における位置を検出する位置検出手段と
    を具備している光走査型変位測定装置において、架台の
    移動方向全長に沿って配設されて駆動部による駆動で架
    台と接触して上記移動自在な架台を機械的に固定する係
    止手段を設けていることを特徴とする光走査型変位測定
    装置。
  2. 【請求項2】係止手段は、架台の移動方向全長に沿って
    配設された弾性体と、この弾性体を架台に押し付ける駆
    動部とからなることを特徴とする請求項1記載の光走査
    型変位測定装置。
  3. 【請求項3】係止手段は、架台の移動方向全長に沿って
    配設されるとともに多数の係止突起を備えている係止部
    材と、この係止部材を移動させて架台に設けられた被係
    止部に係止させる駆動部とからなることを特徴とする請
    求項1記載の光走査型変位測定装置。
  4. 【請求項4】 係止部材の係止突起が鋸刃状のものであ
    ることを特徴とする請求項3記載の光走査型変位測定装
    置。
  5. 【請求項5】 走査手段による走査異常を検出する異常
    検出手段と、この異常検出手段の異常検出出力によって
    係止手段を作動させて架台を固定する制御手段とを備え
    ていることを特徴とする請求項1から請求項4までのい
    ずれかの項に記載の光走査型変位測定装置。
  6. 【請求項6】 リニアモータへの電源投入検出後も所定
    時間だけ係止手段による架台の固定を持続し、所定時間
    の経過の後、架台の固定の解除並びにリニアモータへの
    通電を行う制御回路を備えていることを特徴とする請求
    項1から請求項5までのいずれかの項に記載の光走査型
    変位測定装置。
  7. 【請求項7】 リニアモータへの電源の遮断の検出に伴
    ってリニアモータを電気的に停止させるとともに所定時
    間の経過の後、係止手段による架台の固定を行わせる制
    御回路を備えていることを特徴とする請求項1から請求
    項5までのいずれかの項に記載の光走査型変位測定装
    置。
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