JP3513534B2 - トラックローダ制御装置 - Google Patents

トラックローダ制御装置

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JP3513534B2
JP3513534B2 JP13388499A JP13388499A JP3513534B2 JP 3513534 B2 JP3513534 B2 JP 3513534B2 JP 13388499 A JP13388499 A JP 13388499A JP 13388499 A JP13388499 A JP 13388499A JP 3513534 B2 JP3513534 B2 JP 3513534B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラックへの積み
込み対象となるパレット群のパレットサイズおよびパレ
ット数の変更に関わりなく、一括してトラックへのパレ
ット群の積み込みを行えるようにしたトラックローダ制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複数のパレットを一括してトラッ
クに積み込むために、トラックローダが利用されてい
る。従来のトラックローダの一例を図8に示す。同図に
示すように、従来のトラックローダ101は、トラック
ローダ本体102と、このトラックローダ本体102の
前部に組み付けられたフォーク爪103とを備え、トラ
ックローダ本体102は、走行レール104上を走行車
輪105により走行して、図中矢印aに示す如く前・後
進する。
【0003】走行レール104の前方側には、コンベア
106を搬送されてきたパレット107群を走行レール
104と交差する方向に沿って整列した状態にする編成
コンベア108が配設されている。
【0004】フォーク爪103は、編成コンベア108
により整列されたパレット群の各パレット107のフォ
ーク差し込み口(フォークエントリ部ともいう。不図
示)へ差し込み可能な位置に、パレット107の数量分
だけ配置されている。
【0005】フォーク爪103自体は、通常のフォーク
リフトと同様に、フォーク爪103の上昇および下降を
行える昇降機構と、チルト角を変更できるチルト機構と
を有し、更には、図中矢印b方向への左右シフト機構を
有している。
【0006】一方、編成コンベア108の前方側では、
パレット107群の整列位置に、トラック109の荷台
が位置するようにトラック109を停車させて、パレッ
ト107の積み込みを行えるようにする。
【0007】この例では、トラック109への積み込み
対象のパレット107群は、トラック109の荷台形状
に合わせて2列で前工程のコンベア10から編成コンベ
ア108へと供給される。
【0008】編成コンベア108の搬送終端部までパレ
ット107群の先頭部が搬送されて、このパレット10
7群が整列されて搬送完了状態になった後、その整列さ
れたパレット107群のフォークエントリ部へフォーク
爪103を差し込む。
【0009】この差し込んだ状態のフォーク爪103を
一旦上昇させ、次いで、トラックローダ本体102をト
ラック109に向かって走行させる。トラックローダ本
体102はトラック109の荷台位置に合わせて停止さ
せる。
【0010】その後、トラック109の荷台上へフォー
ク爪103を下降させながらトラックローダ本体102
を後退させて、パレット107群よりフォーク爪103
を抜き取ることにより、パレット107群のトラック1
09への積み込み作業が完了する。
【0011】こうしたトラックローダ101によるパレ
ット群103のトラック109への積み込み作業におい
ては、通常、大型トラックが利用され、一般的に14〜
20パレット程度の積み込み作業となる。また、この積
み込み作業で使用されるパレットは、所定形状にされた
一種類だけである。例えば、よく使用されるパレットの
サイズは、1100(mm)×900(mm)であり、
これを縦長方向と横長方向の両方で使用できるように、
各側面にはそれぞれフォーク差し込み口(フォークエン
トリ部)が設けられ、いわゆる4方向指しを可能にして
いる。そして、前述した従来の一例では、フォーク爪1
03は、常に所定のパレットサイズに合わせた配置にな
っており、縦長方向のパレット列を横長方向のパレット
列に変更した場合には、段取り替え作業が必要となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のトラックローダ101においては、トラックへの積み
込みに用いるパレットは、特定サイズの一種類に限定さ
れてしまうことから、トラック車種によるパレットサイ
ズ、パレット積み込み向きに制約を受け、パレットの積
み込み可能なトラック車種が限定されてしまうという問
題点がある。
【0013】また、異なるサイズのパレットを扱う場合
には、段取り替え作業が必要になるか、若しくは、積み
込み場所には、パレットサイズ毎にトラックローダをそ
れぞれ設置しなければならないという問題がある。
【0014】本発明は上記事情に鑑み、トラックへの積
み込み対象となるパレット群のパレットサイズおよびパ
レット数の変更に関わりなく、トラックへのパレット群
の積み込みを行えるように構成したトラックローダ制御
装置を提供することを目的としている。
【0015】
【0016】
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、請求項1では、トラックへの積み込み対
象となるパレット群における個々のパレットサイズおよ
びパレット数にそれぞれ対合する複数本のフォーク爪を
備えたトラックローダを制御する装置であって、トラッ
クへの積み込み対象となるパレット群における個々のパ
レットサイズおよびパレット数を特定するパレット特定
手段と、このパレット特定手段により個々のパレットサ
イズおよびパレット数が特定されたパレット群に対合す
るフォーク爪群の組合せを選択するフォーク爪群選択手
段と、このフォーク爪群選択手段により選択されたフォ
ーク爪群を駆動制御して、前記個々のパレットサイズお
よびパレット数が特定されたパレット群を一括してトラ
ックへ積み込む処理を実行させる積み込み処理手段とを
少なくとも有することを特徴としている。
【0018】請求項2では、請求項1記載のトラックロ
ーダ制御装置において、前記積み込み処理手段は、トラ
ックへの積み込みのためにパレット群を整列させるコン
ベア上でそのパレット群を受入後、該パレット群におけ
る個々のパレットサイズに合わせて基準位置に対し縦方
向および横方向にパレット群を揃える矯正処理手段を含
むことを特徴としている。
【0019】請求項3では、請求項1または2記載のト
ラックローダ制御装置において、前記パレット特定手段
は、トラックへの積み込みのためにパレット群を整列さ
せるコンベア上へと送り込まれるパレット群を対象にし
て、トラックローダによる積み込み工程の前段工程から
通知されるパレットサイズおよびパレット数を、トラッ
ク積み込みのために特定することを特徴としている。
【0020】
【0021】上記構成によれば、請求項1では、パレッ
ト群特定処理を実行して、トラックへの積み込み対象と
なるパレット群における個々のパレットサイズおよびパ
レット数を特定後、この特定されたパレット群に対合す
るフォーク爪群の組合せを、組合せ選択処理を実行して
選択し、選択されたフォーク爪群により、個々のパレッ
トサイズおよびパレット数が特定されたパレット群を一
括してトラックへ積み込むためにトラックローダ各部を
駆動させるトラック積み込み処理を実行するので、トラ
ックへの積み込み対象となるパレット群のパレットサイ
ズおよびパレット数の変更に関わりなく、トラックへの
パレット群の積み込みを行う。
【0022】例えば、複数サイズの各パレットを同一の
トラックローダで扱うことが可能となり、また、そのト
ラックローダにて扱えるパレットのサイズや向きにより
制約を受けることがなくなるので、多様なトラックへの
パレット群の積み込みを行う。
【0023】また、パレットサイズ変更による段取り替
え作業が不要で、複数サイズの各パレットの何れかを混
在して扱うことが可能となり、トラック積み込み工程の
前段工程での荷の仕分け作業等を不要にする。
【0024】請求項2では、トラック積み込み処理に
は、トラックへの積み込みのためにパレット群を整列さ
せるコンベア上でそのパレット群を受入後、パレット群
における個々のパレットサイズに合わせて基準位置に対
し縦方向および横方向にパレット群を揃えることに関す
る矯正処理が含まれるので、例えば、パレットの幅がコ
ンベアの幅より小さい場合には、パレット群を縦方向に
揃えてトラックへの積み込みが不揃いになるのを回避さ
せることができ、また、パレットの荷姿によりオーバハ
ング等があった場合には、パレット群を横方向に揃え
て、確実にフォーク爪がパレットのフォークエントリに
アクセス可能となるように、トラックローダが動作され
る。
【0025】請求項3では、前工程からパレット群が送
り込まれてくる時点で、トラックへの積み込みパレット
の情報は分かることになり、これに基づいて自動でフォ
ーク爪の切替作業等を行えるようにシステムを構築でき
る。
【0026】
【発明の実施の形態】図1はトラックローダの一例を示
す構成図である。
【0027】同図に示すように、このトラックローダ1
は、トラックローダ本体2と、このトラックローダ本体
2の前部に組み付けられたフォーク爪3とを備え、トラ
ックローダ本体2は、走行レール4上を走行車輪5によ
り走行して、図中矢印Aに示す如く前・後進する。
【0028】走行レール4の前方側には、コンベア6を
搬送されてきたパレット7群を走行レール4と交差する
方向に沿って整列した状態にする編成コンベア8が配設
されている。
【0029】フォーク爪3は、編成コンベア8により整
列されたパレット群の各パレット7のフォークエントリ
部(図4参照)へ差し込み可能な位置に、パレット7の
数量分だけ配置されており、複数のフォークブロック3
a,3b,3cに分けられると共に、各フォークブロッ
ク3a〜3cは、固定フォーク爪と、はね上げ機構によ
り使用/不使用の選択が可能なフォーク爪とから成る。
【0030】即ち、このフォーク爪3は、トラック9へ
のパレット7群の積み込み作業で発生するパレットサイ
ズに合わせて複数段構造にされており、各段別に図2、
図3に示すはね上げ機構によりフォーク爪3をはね上げ
ることができ、編成コンベア8からトラック9の荷台へ
と積み込みを行うパレットサイズおよびパレット枚数に
合わせて、その各段の切り替えが可能である。
【0031】このはね上げ機構は、具体的には、図2、
図3に示すように、はね上げ対象となるフォーク爪3毎
に設けられた油圧シリンダ14によって構成されてい
る。すなわち、このはね上げ機構では、フォーク爪3の
基部側に油圧シリンダ14のピストンロッド先端ネジ部
15が取り付けられ一方、支持板16を介して支点17
の回りを回動自在とされている。図2は通常のはね上げ
前の状態を示している。図中18はストッパであり、フ
ォーク爪基端部19が当接してフォーク爪3の回動を規
制する役目をしている。また、図3ははね上げ時の状態
を示しており、油圧シリンダ14のピストンロッドが収
縮することにより、フォーク爪3が垂直方向にはね上げ
られている。このように、不要なフォーク爪3をはね上
げることにより、パレットサイズおよびパレット数に応
じた自在なフォーク爪間隔およびフォーク爪数を確保で
きる。
【0032】フォーク爪3自体は、通常のフォークリフ
トと同様に、フォーク爪3の上昇および下降を行える昇
降機構と、トラックの荷台の沈み込みに合わせて上下方
向および左右方向の各チルト角を変更できるチルト機構
とを有し、更には、図中矢印B方向への左右シフト機構
を有している。
【0033】この左右シフト機構は、パレット7の荷姿
によりオーバハング等があった場合においても、フォー
ク爪3がパレット7のフォークエントリ部12にアクセ
ス可能となるようにフォーク爪3を配置すると共に、フ
ォーク爪3をフォークブロック3a,3b,3cの如く
三分割し、各フォークブロック毎に左右シフト動作(図
中矢印B方向)を可能としている。
【0034】具体的には、図4に示すような、パレット
サイズによるフォーク爪3の切替選択状態と、荷13の
オーバハングに対するフォークブロック3a,3b,3
cによる位置合わせ状態とが、左右シフト機構によりな
される。
【0035】但し、図中、状態1aは、荷13のオーバ
ハングなしの場合における小サイズパレットでの積み込
みに対処したフォーク爪3の切替状態、状態1bは、荷
13のオーバハングありの場合における小サイズパレッ
トでの積み込みに対処したフォーク爪3の切替状態を示
している。
【0036】また、状態2aは、荷13のオーバハング
なしの場合における大サイズパレットでの積み込みに対
処したフォーク爪3の切替状態、状態2bは、荷13の
オーバハングありの場合における大サイズパレットでの
積み込みに対処したフォーク爪3の切替状態を示してい
る。
【0037】一方、編成コンベア8の前方側では、パレ
ット7群の整列位置に、トラック9の荷台位置が一致す
るように、トラック9を停車させて、パレット7の積み
込みを行えるようにする。
【0038】この例では、トラック9への積み込み対象
のパレット7群は、トラック9の荷台形状に合わせて2
列で前工程のコンベア6から編成コンベア8へと供給さ
れる。
【0039】これに応じて、編成コンベア8において
は、パレット搬送幅に合わせてパレット7群を図1中の
矢印C方向へ矯正するためのガイド10,11が設けら
れており、2列のパレット7の前後幅が編成コンベア8
の幅より小さい場合、パレット7群の受け入れ後に、図
1中の矢印C方向へ矯正可能にされている。この場合、
ガイド10は固定され、ガイド11がパレットサイズに
応じてC方向に移動する。
【0040】図5は、本発明によるトラックローダ制御
装置を含むトラックローダ制御システムの構成を示すブ
ロック図である。
【0041】このトラックローダ制御システム20は、
上位側計算機30と、この上位側計算機30と通信回線
を介して接続されるとともに、トラックローダ1の制御
を実行するトラックローダ制御装置40とを備え、上位
側計算機30で生成されたパレット編成情報に基づいて
パレット7を特定するとともに、フォーク爪を選択し、
パレット7上の荷物をトラックへ積み込む処理を実行す
る。
【0042】上位側計算機30は、パレットマスタ31
と、配車計画ファイル32と、パレット編成演算部33
と、通信部34とを備え、パレットマスタ31内のパレ
ット情報と、配車計画とに基づいてパレット編成データ
を演算し、これを通信部34を介してトラックローダ制
御装置40に供給する。
【0043】ここで、通常、荷役で使用するパレット7
は規格化されており、数種のサイズに限定される。ま
た、トラック9においては、トラックサイズにより積み
込めるパレット枚数が変化すると共に、パレット7を積
み込める方向が異なる場合もある。これらのパレット積
み込みのための諸条件に対し、使用するパレット7にお
けるパレット幅,パレット長さの各サイズや、荷13の
パレット7への積み込み状態を予めパレット情報として
パレットマスタ31内に登録しておくことにより、多種
のトラックへのパレットの積み込みも可能になる。
【0044】トラックローダ制御装置40は、通信部4
1と、パレット特定部42と、フォーク爪群選択部43
と、積み込み処理部44とを少なくとも備え、通信部4
1を介して上位側計算機30から供給される前記パレッ
ト編成データを取り込み、このパレット編成データに基
づいて使用されるフォーク爪を選択してトラック9への
パレット積み込み処理を制御する。
【0045】パレット特定部42は、供給されたパレッ
ト編成データからトラック9への積み込み対象となるパ
レット7群における並び順に対する個々のパレットサイ
ズおよびパレット数を特定する。
【0046】フォーク爪選択部43は、図6に示すよう
に、爪の配置情報が保存されたファイル51と、このフ
ァイル51と前記上位側計算機30から供給されるパレ
ット7の並び順データ、および並び順に対するパレット
サイズデータとから爪選択テーブル53とブロック相対
位置テーブル54を作成するテーブル作成部52を備
え、編成コンベア8に搬入されてくるパレット7群の長
さ方向に合わせて所要のフォーク爪3を選択切替する処
理およびブロックシフト処理を実行する。
【0047】この場合、爪選択テーブル53は、各フォ
ークブロック3a〜3c別に、各フォークブロック3a
〜3cを構成するフォーク爪1〜Nの内、どのフォーク
爪を使用するかを決定するもので、図中「上」と記載さ
れたフォーク爪は、はね上げ機構によって上方にはね上
げられて使用されないものを指す。
【0048】また、ブロック相対位置テーブル54は、
各フォークブロック3a〜3cの位置関係を決定するテ
ーブルであり、このテーブル54に基づいてブロック単
位でのシフトが実行される。
【0049】積み込み処理部44は、フォーク爪選択部
43により選択されたフォーク爪群を駆動制御して、個
々のパレットサイズおよびパレット数が特定されたパレ
ット群を一括してトラックへ積み込む処理を実行させ
る。
【0050】この場合、トラックローダ1には、その機
能上、油圧によるフォーク爪はね上げ機構と、ブロック
単位で左右にシフトするシフト機構とを備え、また、前
後走行機構と、昇降器呼応と、前後左右のチルト機構
と、ガイド駆動機構とを備えている。
【0051】次に、この実施の形態の作用を説明する
と、まず、トラック9への積み込み対象となるパレット
7群が前工程のコンベア6から編成コンベア8へと順次
供給される。
【0052】このとき、パレット特定部42では、上位
側計算機30から供給されるパレット編成データに基づ
いてトラック9への積み込み対象となるパレット7群に
おける個々のパレットサイズおよびパレット数が特定さ
れるとともに、フォーク爪選択部43では、編成コンベ
ア8に搬入されてくるパレット7群の長さ方向に合わせ
て所要のフォーク爪3が選択されて切替られる。され
に、シフト機構により、パレットの並び順、パレットサ
イズに対応してフォークブロック3a〜3cのシフト処
理が実行される。
【0053】この動作と並行して、編成コンベア8の搬
送終端部までパレット7群の先頭部が搬送され、このパ
レット7群が整列されて搬送完了状態になった後、積み
込み処理部44からの指示によって以下の処理が実行さ
れる。
【0054】まず、整列されたパレット7群を対象に、
切替の完了したフォーク爪3をパレット7群のフォーク
エントリ部12に合わせてフォークブロック3a,3
b,3cのそれぞれ毎に差し込む処理が実行される。
【0055】同時に、編成コンベア8に搬入されたパレ
ット7群のパレット7の搬入幅に合わせて、必要に応じ
てガイド10.11により図1中の矢印C方向へのシフ
ト矯正動作が実行される。
【0056】こうしてパレット7群のフォークエントリ
部12に差し込んだ状態のフォーク爪3を一旦上昇さ
せ、次いで、トラックローダ本体2をトラック9に向か
って走行させる。また、トラックローダ本体2はトラッ
ク9の荷台位置に合わせて停止させる。
【0057】その後、トラック9の荷台上へフォーク爪
3を下降させながらトラックローダ本体2を後退させ
て、前記チルト機構により横方向のチルト角を制御して
パレット7群よりフォーク爪3を抜き取ることによっ
て、パレット7群のトラック9への積み込み作業が完了
する。
【0058】こうしたトラックローダ1によるパレット
7群のトラック9への一連の積み込み作業は、編成コン
ベア8にパレット7群が搬入されてくる都度、トラック
ローダの運転手がそのパレット7群を確認した上で実施
される。
【0059】また、この一連の積み込み作業において
は、通常、前工程のコンベア6から編成コンベア8へと
パレット7群が送り込まれてくる時点で、トラック9へ
の積み込みパレット7の情報は分かっているので、これ
に基づいて自動でフォーク爪3の切替作業およびブロッ
ク単位のシフト等を行うことも可能である。
【0060】図7は、自動でフォーク爪3の切替作業を
行う際の手順を示すフローチャートである。同図に示す
ように、まず、上位側計算機30において、パレットマ
スタに格納されたパレット情報と、配車計画ファイル3
2に格納された配車計画により1トラック分のパレット
確定がなされる(ステップST1)。これは、通常、前
工程側ではトラックローダ1へ到着するトラック9に対
する1トラック分のパレット7をトラック9の配車計画
と連動して行うことに対応される。
【0061】この際、トラック9への積み込み順を考慮
してパレット7をソートした状態でパレット7群がトラ
ックローダ1へと搬入されるように、パレット順のソー
トがなされる(ステップST2)。
【0062】これと合わせて、パレット7群を対象とし
て予め登録されているパレット情報(マスタ情報)よ
り、パレット特定部42では、そのパレット群の並び順
に応じたパレットサイズ(幅、長さ)およびパレット枚
数に関する情報の通知を受ける(ステップST3)。
【0063】トラックローダ1側では、その情報に基づ
き、編成コンベア8へのパレット7群の受入搬送を行い
(ステップST4)、フォーク爪選択部43では、前記
パレット群のパレットサイズ(幅、長さ)およびパレッ
ト枚数に関する情報に合わせて、パレット7群の積み込
みに使用する所要のフォーク爪3へと切替える(ステッ
プST5)。
【0064】なお、ここでは、図4に基づいて説明した
ように、パレットサイズによるフォーク爪3の切替選択
状態と、荷13のオーバハングに対するフォークブロッ
ク3a,3b,3cによる位置合わせ状態とが、左右シ
フト機構によりなされる。
【0065】更に、前記パレット群の並び順に応じたパ
レットサイズ(幅、長さ)およびパレット枚数に関する
情報を参照して、編成コンベア8に受入搬入されたパレ
ット7群について、前後幅方向の矯正が必要か否かを判
定し(ステップST6)、搬送幅方向サイズが小さい場
合には、ガイド10,11にてパレット7群の幅方向の
矯正した後(ステップST7)、トラック9へのパレッ
ト7群の積み込みを行う(ステップST8)。その矯正
が不要の場合には、ステップST7をスキップしてトラ
ック9へのパレット7群の積み込みを行う(ステップS
T8)。なお、通常は、前後幅方向の矯正をしないとパ
レットが荷台からはみ出てしまうので、判定処理をする
ことなく常に幅方向の矯正を実行している。
【0066】このように、この実施の形態では、パレッ
ト情報が示すパレット群のパレットサイズ(幅、長さ)
およびパレット枚数に応じて、各フォークブロック3a
〜3c毎に所要のフォーク爪3への切替選択がなされる
ので、その所要のフォーク爪3への切替選択が確実かつ
迅速になされることになり、パレット7のフォークエン
トリ部12へのフォーク爪3の差し込み不良となる事態
を回避でき、また、トラック9へのパレット7の積み込
み時間の短縮化に寄与できる。
【0067】また、編成コンベア8に搬入されたパレッ
ト7群の前後幅方向への矯正が必要に応じてなされるの
で、トラック9へのパレット7の積み込みに際して、パ
レット7が前後にずれてトラック9に積み込まれる等の
不具合を回避できる。
【0068】このため、トラックローダの運転手は、編
成コンベア8へと搬入されるパレット7群を意識するこ
となく、編成コンベア8の所定位置に到着したパレット
7群をトラック9へ積み込むための操作を行うだけで良
いことになる。
【0069】以上のように、この実施の形態によれば、
複数サイズの各パレット7を同一のトラックローダ1で
扱うことが可能となり、また、そのトラックローダ1に
て扱えるパレット7のサイズや向きにより制約を受ける
ことがなくなるので、多様なトラックへのパレット群の
積み込みを行える。
【0070】また、パレットサイズ変更による段取り替
え作業が不要で、複数サイズの各パレット7の何れかを
混在して扱うことが可能となり、トラック積み込み工程
の前段工程での荷の仕分け作業等を不要にできる。
【0071】なお、前述の一連の自動切替は、前工程か
らの通知による方法の他、前工程のコンベア6から編成
コンベア8へ順次受入搬送がなされる際にパレット枚数
および個々のパレットサイズ(長さ)をセンサにより検
知することでも可能である。
【0072】また、この実施の形態のように、トラック
ローダ本体2の前方にてパレット7群を編成する編成コ
ンベア8は、2列に構成されており、この場合、複数サ
イズのパレット7を混在させる場合、コンベア搬送方向
の同一列において同一のパレットサイズに統一しなけれ
ばならないのは当然のことである。また、1列もしくは
3列以上の列数で編成されるコンベアを使用する場合に
も同様である。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ト
ラックへの積み込み対象となるパレット群のパレットサ
イズおよびパレット数の変更に関わりなく、トラックへ
のパレット群の積み込みを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラックローダの一例を示す構成図である。
【図2】図1に示すトラックローダにおけるはね上げ機
構の一例を示す構成図である。
【図3】図1に示すトラックローダにおけるはね上げ機
構の一例を示す構成図である。
【図4】図1のトラックローダの動作説明図である。
【図5】本発明によるトラックローダ制御装置を含むト
ラックローダ制御システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図6】トラックローダ制御装置を構成するフォーク爪
選択部の構成を示すブロック図ある。
【図7】図1のトラックローダにおけるフォーク爪の切
替作業を自動で行う際の手順を示すフローチャートであ
る。
【図8】従来のトラックローダの一例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 トラックローダ 2 トラックローダ本体 3 フォーク爪 3a,3b,3c フォークブロック 4 走行レール 5 走行車輪 6 コンベア 7 パレット 8 編成コンベア 9 トラック 10,11 ガイド 12 フォークエントリ部 13 荷 20 トラックローダ制御システム 30 上位側計算機 31 パレットマスタ 32 配車計画ファイル 33 パレット編成演算部 34,41 通信部 40 トラックローダ制御装置 42 パレット特定部 43 フォーク爪選択部 44 積み込み処理部
フロントページの続き (72)発明者 北口 雅史 兵庫県加古川市野口町古大内900番地 オークラ輸送機株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−295899(JP,A) 特開 平4−235899(JP,A) 特開 平6−305695(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66F 9/00 - 11/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラックへの積み込み対象となるパレッ
    ト群における個々のパレットサイズおよびパレット数に
    それぞれ対合する複数本のフォーク爪を備えたトラック
    ローダを制御する装置であって、 トラックへの積み込み対象となるパレット群における個
    々のパレットサイズおよびパレット数を特定するパレッ
    ト特定手段と、 このパレット特定手段により個々のパレットサイズおよ
    びパレット数が特定されたパレット群に対合するフォー
    ク爪群の組合せを選択するフォーク爪群選択手段と、 このフォーク爪群選択手段により選択されたフォーク爪
    群を駆動制御して、前記個々のパレットサイズおよびパ
    レット数が特定されたパレット群を一括してトラックへ
    積み込む処理を実行させる積み込み処理手段と、 を少なくとも有することを特徴とするトラックローダ制
    御装置。
  2. 【請求項2】 請求項記載のトラックローダ制御装置
    において、 前記積み込み処理手段は、トラックへの積み込みのため
    にパレット群を整列させるコンベア上でそのパレット群
    を受入後、該パレット群における個々のパレットサイズ
    に合わせて基準位置に対し縦方向および横方向にパレッ
    ト群を揃える矯正処理手段を含むことを特徴とするトラ
    ックローダ制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のトラックローダ
    制御装置において、 前記パレット特定手段は、トラックへの積み込みのため
    にパレット群を整列させるコンベア上へと送り込まれる
    パレット群を対象にして、トラックローダによる積み込
    み工程の前段工程から通知されるパレットサイズおよび
    パレット数を、トラック積み込みのために特定すること
    を特徴とするトラックローダ制御装置。
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