JP3512611B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JP3512611B2 JP28000797A JP28000797A JP3512611B2 JP 3512611 B2 JP3512611 B2 JP 3512611B2 JP 28000797 A JP28000797 A JP 28000797A JP 28000797 A JP28000797 A JP 28000797A JP 3512611 B2 JP3512611 B2 JP 3512611B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路に
関し、特に、半導体チップに供給される外部電源を、チ
ップ内で外部電源より低い内部電源に変換する電源変換
回路(降圧回路)に関しするものである。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路の微細化に伴い、半導体
素子に十分な信頼性を保ちながら印加できる電圧は低下
してきている。しかしながらチップ外部から供給される
電圧は、過去の製品との互換性等の理由により容易に低
下されない。この問題を解決するために、チップ外部か
ら供給された電源電圧をチップ内部でより低い電圧に変
換する、オンチップ降圧回路の開発が行われ既に実用化
されている。降圧回路の採用はチップの信頼性向上に役
立つのみならず、内部電圧をチップ動作上最適の電圧に
設定できることから動作マージンの向上やアクセスタイ
ムの高速化ができ、その利点は非常に大きい。降圧回路
を使用したDRAMの一構成例を図14に示す。この例で
は、Voltage Converter 1(以下降
圧回路1 という)は、チップ外部より外部電圧Vext を
受け、入力回路及びデコーダや制御回路等からなる周辺
回路に供給される内部電圧Vint を生成する。Volt
age Converter 2(以下降圧回路2とい
う)は、外部電源電圧を受け、メモリアレイに供給され
るビット線リストア用電圧Vblhを生成する。図15に降
圧回路を構成する具体的回路の従来例を示す。内部電圧
Vint は外部電圧Vext からサブスレショルド領域で動
作するnチャネルトランジスタT1を介して供給され
る。この場合、T1のゲート端子n3をVint からT1
のしきい電圧Vtだけ高い電位に保持すれば、外部電圧
の変動に依存しない一定した内部電圧Vint が発生でき
る。n3の電位を内部電圧よりもVtだけ高い一定値に
保つためには次のような制御回路が使用される。チップ
動作時にT1に流れる負荷電流の平均をI1、n チャネ
ルトランジスタT2に流れる電流をI2とする。トラン
ジスタT1とT2のチャネル長Lが同じであれば、チャ
ネル幅の比( W1/W2) をトランジスタに流れる電流
の比( I1/I2) と等しく設定すると、2つのトラン
ジスタT1、T2のソース電位、すなわち端子n4の電
位V4とVint は等しくなる。従って端子n4の電位を
Vint の設定値に等しくなるように制御すれば、Vint
を直接モニタしないでもVint を所望の電圧に維持でき
る。例えば内部電圧Vint をチップ内部のBandgap refe
rence 回路等で発生した基準電位Vref から一定の比率
となるように構成するには、n4の電位を抵抗R1、R
2で分割したn1の電位と基準電位Vref が等しくなる
ように制御する。この時Vint は、 Vint=V4= Vref ×(R1+R2)/R2 となる。比較器1は、n1の電位V1とVref の比較を
行い、V1の方が低ければn2に高レベルを出力して発
振器とポンプ回路2を動作させてn3の電位をより高く
し、V1の方が高ければ発振器とポンプ回路の動作を停
止させる。この回路で発振器とポンプ回路を使用する理
由は、外部電圧Vext が内部電圧の設定値とトランジス
タT1のしきい電圧Vt の和よりも小さくなった時に、
n3の電位をVext よりも高く設定し、Vint が所望の
設定値よりも低下するのを防止するためである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この構成の降圧回路
は、T1のゲート端子に充分大きな安定化用キャパシタ
C1を付加すれば、Vint の負荷電流が急激に変化して
も帰還回路のループ特性に与える影響が小さく、比較的
簡単に回路動作を安定化することが可能である。その反
面、内部電圧Vint は図16に示すような負荷電流I1
に対する依存性を持ってしまう。トランジスタT1の動
作点がサブスレッショルド領域にある場合、トランジス
タT1の負荷電流が一桁低下するとVint は近似的に ΔVint =(nkT/q)ln10 (n ;係数、k;ボルツマン定数、T;絶対温度、q;
単位電荷)ほど上昇する。この値は高温の85℃ではおよ
そ100mVにも達してしまう。最近の大規模DRAM
では最大動作電流が300mAに達する場合がある一
方、Power down mode の機能を用いたセルフリフレッシ
ュ電流は300μA程度と、電流値には3桁ほどの差が
ある。内部電圧を動作電流が300mA条件で所望の値
になるように設定すると、セルフリフレッシュ時にはV
int が設定値よりも平均で300mV高くなってしま
う。図17はPower down mode になった時のVintとト
ランジスタT1のゲート端子n3の電位の時間変化を示
したものである。n3の電位は一定であるが、Vint は
Power down mode に入ってから徐々に上昇し、最終的に
は300mV高くなる。この内部電圧の上昇はゲート酸
化膜、トランジスタのホットキャリアの信頼性を劣化さ
せてしまう。またVint のレベルが大きく変わると、変
動が小さい場合に比べて回路の動作マージンを大きく取
らなければならず、そのためアクセスタイムの高速化が
難しくなる問題があった。本発明は、以上の問題を鑑
み、チップ外部入力信号の組み合わせによってチップ消
費電流の大小を判断し、チップ消費電流が小さい場合に
は、大きい場合に比較して出力回路のNチャネルトラン
ジスタのゲート電圧の絶対値を小さくすること、あるい
は出力トランジスタの寸法切り替えて小さくすることに
より内部電圧の変動を低減し、信頼性の高い半導体集積
回路を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明においては、外部
電源電圧が供給されるドレイン端子及び内部電源電圧を
供給する端子に接続されるソース端子とを有する第1の
MOSトランジスタと、前記第1のMOSトランジスタ
のゲート電位を制御するゲート電位制御回路と、半導体
チップ外部からの入力される複数の制御信号に応じて当
該半導体チップの動作モードを判定する動作モード判定
回路とを有する降圧回路であり、前記動作モード判定回
路からの出力信号に応じて前記第1のMOSトランジス
タのゲート電位を設定することにより、チップ消費電流
の大小に拘わらず一定の内部電源電圧Vint を内部回路
に供給することが可能となる。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図を参照しな
がら説明する。尚、同一箇所については、同一符号を使
用している。また、従来例を示す図15と同一回路部分
には同一の記号を記している。
【0006】(1)実施例1 図1 乃至図3に本発明の第1の実施例の具体的な回路構
成を示す。内部電圧Vint は外部電圧Vext からサブス
レショルド領域で動作するnチャネルトランジスタT1
を介して供給される。この場合、T1のゲート端子n3
をVint からT1のしきい電圧Vtだけ高い電位に保持
するようにゲート電位制御回路6でコントロールする。
ゲート電位制御回路6の具体的な回路構成を図2に示
す。このゲート電位制御回路6は、ゲートとドレインが
共通接続され、トランジスタT1としきい電圧Vtが等
しいトランジスタT2及び抵抗R1、R2、R3及びト
ランジスタT3とから成るレベルシフト回路3 、レベル
シフト回路3 の出力端子n1の電位と、チップ内部で発
生された基準電位Vref の比較を行う比較器1、比較器
1の出力によってオン・オフ制御される発振器およびポ
ンプ回路2から構成される。従来例と異なっている点
は、レベルシフト回路に端子n4とn1との間に直列に
接続されたトランジスタT3、抵抗R3が追加されてい
ることである。トランジスタT3のゲート端子n5への
信号は図3に示すように作られる。すなわち、チップ外
部から供給される制御信号(例えば/RAS、/CA
S、CLK等)が動作モード検知回路4 に入力される。
チップ内部の平均消費電流がどの程度になるかは、チッ
プがどの動作モードで動いているかで大まかに予想でき
る。特に高速シンクロナスDRAMにおいては、動作モ
ードの違いでアドレス入力回路の活性化の有無、外部ク
ロックとチップ内部で発生した内部クロックとを同期さ
せる同期回路の動作状態等によって平均動作電流が大き
く変わる。動作モード検知回路4はチップの消費電流が
ある値よりも小さいと予想される場合のみ高レベルとな
る信号n5を出力する。ここでは、仮にチップが通常動
作からPower down mode に入り、アドレスバッファ等の
不必要な入力回路、同期回路の動作が停止されて、チッ
プ内部ではセルフリフレッシュ動作のみが行われる場合
にはn5が高レベルになるとする。次に本実施例の回路
動作について説明する。トランジスタT3のゲート端子
n5が低レベルの間は、従来例の回路と同様に動作す
る。すなわちVint の負荷電流I1とレベルシフト回路
の負荷電流I2の比と、同一のプロセスで形成されたチ
ャネル長が等しいトランジスタT1とT2のチャネル幅
の比が等しい場合、n4の電位はVint に等しくなる。
チップがPower down mode に入ると信号n5が高レベル
に変化してトランジスタT3がオンする。すると抵抗の
分割比が変動し端子n4の電位は次のように低下する。
【0007】 V4=Vref ×(R+R2)/R2 R2=R1×R3/(R1+R3) トランジスタT1のゲート電位V3はV4からトランジ
スタT2のしきい電圧Vtを加えた値となるので、V3
の電位も低下する。チップの通常動作時に比べPower do
wn mode での動作時平均電流が3桁小さく、従来例では
Vint が300mV上昇していたとすれば、Power down
mode 時にはn3の電位が300mV低くなるようにR
3の値を設定すればよい。正確には、R3の追加でレベ
ルシフト回路自身に流れる電流値自体が変わってしまう
点も考慮してR3の値を設定する。この場合のチップ内
部電圧の負荷電流依存性を図12に示す。通常動作時の
Vint の負荷特性を示す曲線が11、ドライバトランジ
スタT1のゲート電位をPower down mode 時に300m
V低下させた場合の負荷特性を示す曲線が12である。
動作モードに応じてドライバトランジスタのゲート電位
を変化させることで、負荷電流が大きく変わった場合で
も内部電圧の変動を従来よりも抑制できる。図13に、
Power down mode 前後でのVint と端子n3の電位変化
を示す。n3の電位が変わって、Power down mode 前後
でVint の定常値は一定に保たれている。Power down m
ode 時に端子n4の電位を低下させるレベルシフト回路
3には、他の構成も考えられる。図4及び5では従来例
の抵抗R1が直列接続された抵抗R1a、R1bの2つ
で構成され、さらに抵抗R1bと並列にトランジスタT
4が接続されている。Power down mode 時には抵抗R1
bがトランジスタT4にてバイパスされるので、n1の
電位V1とVref が等しくなるn4の電位は低下する。
また図5では従来例の端子n1と抵抗R2の間にPチャ
ネルトランジスタT14と抵抗R2aが並列に接続され
ている。この場合、通常動作時にはゲート信号がn5の
相補信号/n5であるトランジスタT14にて抵抗R2
aがバイパスされているが、Power down mode 時にはn
1と接地間の抵抗値が大きくなりn4の電位は低下す
る。
【0008】(2)実施例2 実施例2の具体的な回路を図6に示す。従来例とはレベ
ルシフト回路3が異なり、他の回路構成は全く同じであ
る。すなわち従来例では、ドレインとゲートが共通接続
されたトランジスタT2、抵抗R1、R2が端子n3と
接地端子との間に直列接続されていた。これに対し本実
施例では、直列接続されたPチャネルトランジスタT5
とドレインとゲートが共通接続されたNチャネルトラン
ジスタT2aが追加され、トランジスタT2と並列に接
続されている。通常動作時は従来例と同様に動作する
が、Power down mode 時には信号/n5が低レベルとな
ってトランジスタT5が導通する。この結果、端子n3
とn4間にドレインとゲートが共通接続されたトランジ
スタの寸法が増大する。仮にPower down mode 時はトラ
ンジスタのゲート幅が1000倍になるように設定すれば、
n3の電位はおよそ通常動作時に比べ300mV低下す
るのでPower down mode 時のVint の上昇を抑制するこ
とができる。
【0009】(3)実施例3 実施例3の具体的な回路を図7に示す。従来例では比較
器2 の入力の一つとして基準電位Vref が接続されてお
り、n1の電位と比較していたが、本実施例では、比較
器2 の非反転入力に端子n6が、端子n6にはトランジ
スタT6、T7を介してそれぞれ基準電位Vref 、Vre
f1が接続されており、通常動作時には端子n5が低レベ
ル、/n5が高レベルでトランジスタT6が導通、T7
が非導通となって端子n6の電位はVref となってn1
の電位と比較する。従って、通常動作時の回路動作は従
来例と同じである。Power down mode ではトランジスタ
T6が非導通、T7が導通となって端子n6の電位はV
ref1に変化する。その時の端子n3の電位V3は、トラ
ンジスタT2のしきい電圧をVtとすると V3=Vref1×(R1+R2)/R2+Vt となる。Vref1 をVrefよりも低く設定すれば、Power do
wn mode 時にV3を低く設定でき、Vint の上昇を抑制で
きる。
【0010】(4)実施例4 実施例4の具体的な回路を図8に示す。本実施例では通
常動作とPower down mode では帰還ループを変更してい
る。すなわち、通常動作時においては、従来例と回路動
作が同じであるが、Power down mode 時においては、N
型MOSトランジスタT1のソース電位を比較回路に帰
還させるかは動作判定回路4により制御される。詳細回
路を図9に示す。従来例に比べ抵抗R1、R2の接続端
子n1aと比較器1の反転入力端子n1の間にトランジ
スタT8、抵抗R2と接地電位の間に/n5をゲート端
子とするトランジスタT9からなる第1のレベルシフト
回路9が接続されている。さらにVint と接地電位の間
には抵抗R4、R5、n5をゲート端子とするトランジ
スタT11が直列に接続され、抵抗R4、R5の共通接
続点n1bとn1はトランジスタT10を介して接続さ
れている。次にこの回路の動作について説明する。通常
動作時にはトランジスタT8、T9が導通、トランジス
タT10、T11が非導通となっていて、従来例と同じ
動作をする。Power down mode に入ると今度はトランジ
スタT8、T9が非導通、トランジスタT10、T11
が導通に変わり、比較器1 はVint を抵抗で分割した電
位と基準電位Vref を直接比較する。従来例では動作モ
ードが変わっても常に出力トランジスタT1のゲート電
位が一定となるように帰還をかけていた。通常動作時に
はVint の負荷電流は、外部から入力されるアドレス等
のタイミングによってさまざまに変わりうる。サブスレ
ッショルド領域で動作するNチャネルトランジスタを出
力とする降圧回路の場合、出力トランジスタのゲート容
量とゲート電位安定化のための容量C1が非常に大きい
ので、Vint 自身の変化をモニタして非常に短時間で変
化するVint に追従できるように出力トランジスタのゲ
ート電位を安定に制御することは事実上不可能である。
これに対してPower down mode では、チップ内部は非常
に周期の遅い定期的なセルフリフレッシュ動作しか行わ
ない。この場合は、Vint の値自身を直接比較して帰還
制御を行うことが可能となる。このようにPower down m
ode 時に、Vint 自身とその設定値を直接比較すれば従
来例のようにPower down mode 時の設定値に比べたVin
t の上昇を防止することができる。
【0011】(5) 実施例5 実施例5の具体的な回路を図10に示す。先に説明した
実施例1乃至4の回路構成に加えて、NチャネルMOS
ドライバトランジスタT1のゲート端子N3に放電手段
5が接続されている。本実施例では、スイッチがトラン
ジスタT20、電流制限素子が抵抗R20で構成され、
端子N3と接地電位の間に直列に接続されている。Powe
r down mode 時には、レベルシフト回路3の抵抗の分割
比が変わって端子n3の電位が低下することによって、
内部電圧Vint から流れる平均消費電流I1が小さくな
った場合でもVint の大幅な上昇を抑制する。Power do
wn mode 時に入った時、n3の電荷はレベルシフト回路
3を介して放電されるが、その電流はチップの待機電流
を小さくするために元々1 μA 程度に小さく設定されて
いる。従ってトランジスタT1のソース電位が負荷電流
の大小で変動した時に、ソース・ゲート間の寄生容量の
カップリングで端子n3の電位が変動するのを抑えるた
めに接続された安定化キャパシタC1の容量を1nFと
すれば、RC時定数は1msにも達してしまう。これで
はPower down mode に入った後の一時的なVintの上昇
を防止できない。放電手段5 はこの問題を解決するため
に付加された。Power down mode 時は端子n5は高レベ
ルとなるのでトランジスタT20が導通し抵抗R20を
介して電流が流れ、n3の電位がPower down mode 時の
定常値に達するまでの時間が大幅に短縮できる。本実施
例ではPower down mode 時には常にトランジスタT20
が導通している例を示したが、Power down mode に入っ
てから端子n3が定常値に達するまでの期間のみトラン
ジスタを導通させて、消費電流を削減することも可能で
ある。
【0012】(6)実施例6 実施例6の具体的な回路を図11に示す。従来例では1
つであった出力NチャネルトランジスタT1がT1aと
T1bの2つに分割されている。トランジスタT1bの
ゲート端子は、n5をゲート入力とするトランジスタT
12、T13を介してそれぞれ端子n3、Vint に接続
されている。通常動作時は、端子n5が低レベルである
ので、トランジスタT12が導通、T13が非導通とな
り、T1a、T1bの両方からVint に電流が供給され
る。外部クロックの組み合わせでチップがPower down m
ode に入ると端子n5が低レベルから高レベルに変わ
り、トランジスタT12が非導通に、T13が導通にな
ってT1bは非導通に変わる。仮にPower down mode 時
の平均消費電流を通常動作平均電流の1/1000とす
れば、その比率でT1aのゲート幅をT1bよりも小さ
くすればよい。この実施例ではこれまでの実施例とは異
なり、出力トランジスタのゲート端子n3の電位は通常
動作時とPower down mode 時で変わらないが、負荷電流
に応じて出力トランジスタの寸法を切り替えることによ
り、Power down mode 時のVint 上昇を防止している。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、半導体チップに供給さ
れる外部電源を、チップ内で外部電源より低い内部電源
に変換する電源変換回路(降圧回路)に関し、特に出力
回路がソースフォロワのNチャネルトランジスタで構成
された降圧回路において、Power down mode 等の低消費
電力機能使用時には出力回路のNチャネルトランジスタ
のゲート電位を制御する負帰還回路の回路設定を変更
し、負荷電流値に応じてNチャネルトランジスタのゲー
ト電位を変化させることができるため、動作モードによ
る負荷電流の大きな変動が原因で起きる内部電圧の変動
を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる半導体集積回路図。
【図2】本発明の実施形態にかかるゲート電位制御回
路。
【図3】本発明の実施形態にかかる動作モード制御回
路。
【図4】本発明の実施形態にかかる電圧制御回路内のレ
ベルシフト回路。
【図5】本発明の実施形態にかかる電圧制御回路内のレ
ベルシフト回路。
【図6】本発明の実施形態にかかるゲート電位制御回
路。
【図7】本発明の実施形態にかかるゲート電位制御回
路。
【図8】発明の実施形態にかかる半導体集積回路図。
【図9】発明の実施形態にかかるゲート電位制御回路。
【図10】本発明の実施形態にかかる半導体集積回路
図。
【図11】本発明の実施形態にかかるゲート電位制御回
路。
【図12】本発明の負荷電流と内部電圧との関係を示す
図。
【図13】本発明の動作モードが変化した際の出力トラ
ンジスタのゲート電位及び内部電圧の変化を示す図。
【図14】降圧回路を用いたチップの構成例図。
【図15】従来の電圧降圧回路。
【図16】本発明の負荷電流と内部電圧との関係を示す
図。
【図17】従来の動作モードが変化した際の出力トラン
ジスタのゲート電位及び内部電圧の変化を示す図。
【符号の説明】
1 比較器 2 発振器及びポンプ回路 3 レベルシフト回路 4 動作モード判定回路 5 放電回路 6 第1 のゲート電位制御回路 7 スイッチ手段 8 第1 のゲート電位制御回路 9 第1 のレベルシフト回路 10 第2 のレベルシフト回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−78471(JP,A) 特開 平7−226075(JP,A) 特開 平5−2883(JP,A) 特開 平5−120874(JP,A) 特開 平3−290895(JP,A) 特開 平6−162772(JP,A) 特開 平8−190437(JP,A) 特開 平10−275470(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11C 11/401 - 11/419

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部電源電圧が供給されるドレイン端子及
    び内部電源電圧を供給するソース端子とを有する第1の
    N型MOSトランジスタと、 前記第1のN型MOSトランジスタのゲート電位を制御
    するゲート電位制御回路と、 第1動作モードと、前記第1動作モードよりも平均消費
    電流が少ない第2動作モードとの判定を行う動作モード
    判定回路とを有し、 前記ゲート電位制御回路は、動作モード判定回路の判定
    が前記第2動作モードの時には前記内部電源電圧の平均
    電圧が前記第1動作モードの時の前記内部電源電圧の平
    均電圧を超えないように前記第1のN型MOSトランジ
    スタのゲート電位を設定し、 これにより前記第2動作モード時の前記第1のN型MO
    Sトランジスタのゲート・ソース間電位の平均値が前記
    第1動作モード時の前記第1のN型MOSトランジスタ
    のゲート・ソース間電位の平均値よりも小さくなる様に
    制御することを特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】前記ゲート電位制御回路は、ゲートが前記
    第1のN型MOSトランジスタのゲートに接続された第
    2のN型MOSトランジスタ及びこの第2のN型MOS
    トランジスタのソースに接続され、前記第1のN型MO
    Sトランジスタのゲート電位から前記第2のN型MOS
    トランジスタのしきい電圧を差し引いた電位を一定の比
    率で分割する分割器から成る第1のレベルシフト回路
    と、 前記第1のレベルシフト回路の出力電位とチップ内で発
    生された基準電位とを比較する比較器と、 この比較器の出力をもとに前記第1のレベルシフト回路
    の出力電位と前記基準電位とが等しくなるように前記第
    1のN型MOSトランジスタのゲート電位を設定する手
    段とを有し、前記第1のレベルシフト回路には更に前記
    動作モード判定回路の出力信号が入力され、少なくとも
    一つの動作モードにおいて前記分割器の分割比を変える
    手段を有していることを特徴とする請求項1記載の半導
    体集積回路。
  3. 【請求項3】前記ゲート電位制御回路は、ゲートが前記
    第1のN型MOSトランジスタのゲートに接続された第
    2のN型MOSトランジスタ及びこの第2のN型MOS
    トランジスタのソースに接続され、前記第1のN型MO
    Sトランジスタのゲート電位から前記第2のN型MOS
    トランジスタのしきい電圧を差し引いた電位を一定の比
    率で分割する分割器から成る第1のレベルシフト回路
    と、前記第1のレベルシフト回路の出力電位とチップ内
    で発生された基準電位とを比較する比較器と、 この比較器の出力をもとに前記第1のレベルシフト回路
    の出力電位と前記基準電位とが等しくなるように前記第
    1のN型MOSトランジスタのゲート電位を設定する手
    段とを有し、上記第1のレベルシフト回路には更に前記
    動作モード判定回路の出力信号が入力され、少なくとも
    一つの動作モードにおいて前記出力信号により前記第2
    のN型トランジスタの寸法を変更する手段を有している
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。
  4. 【請求項4】前記ゲート電位制御回路は、ゲートが前記
    第1のN型MOSトランジスタのゲートに接続された第
    2のN型MOSトランジスタ及びこの第2のN型MOS
    トランジスタのソースに接続され、前記第1のN型MO
    Sトランジスタのゲート電位から第2のN型MOSトラ
    ンジスタのしきい電圧を差し引いた電位を一定の比率で
    分割する分割器から成る第1のレベルシフト回路と、前
    記第1のレベルシフト回路の出力電位とチップ内で発生
    された基準電位とを比較する比較器と、 比較器の出力をもとに前記第1のレベルシフト回路の出
    力電位と前記基準電位とが等しくなるように前記第1の
    MOSトランジスタのゲート電位を設定する手段とを有
    し、前記基準電位は少なくとも2種類の基準電位からな
    り、それぞれの基準電位は前記動作モード判定回路の出
    力信号によって選択的に前記比較器に供給されることを
    特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。
  5. 【請求項5】前記ゲート電位制御回路は、ゲートが前記
    第1のN型MOSトランジスタのゲートに接続された第
    2のN型MOSトランジスタ及びこの第2のN型MOS
    トランジスタのソースに接続され、前記第1のN型MO
    Sトランジスタのゲート電位から第2のN型MOSトラ
    ンジスタのしきい電圧を差し引いた電位を一定の比率で
    分割する分割器から成る第1のレベルシフト回路と、 前記第1のN型MOSトランジスタのソース端子の電位
    を一定の比率で分割する分割器から成る第2のレベルシ
    フト回路と、前記動作モード判定回路の出力信号が入力
    され、前記第1のレベルシフト回路の出力と上記第2の
    レベルシフト回路の出力を選択的に導通させるスイッチ
    手段と、 前記第1あるいは第2のレベルシフト回路の出力電位と
    チップ内で発生された基準電位を比較する比較器と、 比較器の出力をもとに前記第1あるいは第2のレベルシ
    フト回路の出力電位と前記基準電位が等しくなるように
    前記第1のN型MOSトランジスタのゲート電位を設定
    する手段を有することを特徴とする請求項1記載の半導
    体集積回路。
  6. 【請求項6】前記第1のMOSトランジスタのゲート端
    子と接地電位の間に、前記動作モード判定回路の出力を
    もとに第2動作モードの開始から一定期間導通するスイ
    ッチと電流制限素子とが直列に接続された放電回路が設
    けられていることを特徴とする請求項1乃至5記載の半
    導体集積回路。
  7. 【請求項7】前記ゲート電位制御回路は、ゲートが前記
    第1のN型MOSトランジスタのゲートに接続された第
    2のN型MOSトランジスタ及びこの第2のN型MOS
    トランジスタのソースに接続され、前記第1のN型MO
    Sトランジスタのゲート電位から前記第2のN型MOS
    トランジスタのしきい電圧を差し引いた電位を一定の比
    率で分割する分割器から成るレベルシフト回路と、 前記レベルシフト回路の出力電位とチップ内で発生され
    た基準電位を比較する比較器とを 具備し 、 前記動作モード判定回路の出力信号に応じて前記第1の
    N型MOSトランジスタの寸法を変えることができるこ
    とを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。
  8. 【請求項8】前記第2のN型MOSトランジスタのゲー
    トが前記第2のN型MOSトランジスタのドレインに接
    続されていることを特徴とする請求項2、請求項3、請
    求項4、請求項5、請求項7の何れか1項に記載の半導
    体集積回路。
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