JP3512434B2 - 管路補修構造およびその形成方法 - Google Patents
管路補修構造およびその形成方法Info
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Description
の内面側から合成樹脂を含浸した可撓材からなる補修材
により補修した補修構造およびその形成方法に関するも
のである。
る場合、その管路内に可撓性の補修材を挿入し、これを
その後に硬化させて補修構造を形成させるものがある。
ールからマンホールまでの管路の全長に渡って補修を行
なうものと、およそ2m未満の短い範囲に渡って補修を行
なうものとの2種類のみに限られており、この2mを越
え,全長未満の管路についての補修技術は確立されてい
ないのが現状である。
において、2mを越え,全長未満の管路についての補修技
術が確立されていない理由は、2mを越える管路の長さに
対して補修する場合には通常短尺部分の補修の場合に用
いて補修材を比較的高い圧力で管路の内面に押圧するこ
とのできる補修具をマンホールから挿入することが不可
能で使用することができず、その結果補修材を管路の内
面側に押圧する圧力が低下するうえ、長尺の補修の場合
のようにその両側端部の仕上作業をマンホール内でする
ことができないからである。
て、2mを越え,全長未満の管路についてその補修を行な
うと、管路の中途部に位置する補修材の端部が管路の内
面から浮き上がりがちとなり、その結果、管路の損傷部
分を液密とする補修の意義を確実に全うすることが困難
であり、また、補修材が管路の内面から浮き上がってい
ることにより管路中を流れるゴミ等の堆積や経年使用に
よる補修材の剥離の一因ともなるからである。
されたもので、2mを越え全長未満の管路の補修すべき
部分の長さのいかんにかかわらず、確実に補修すること
ができる補修構造およびその形成方法を提供することを
目的とするものである。
に、本願発明の管路補修構造は、マンホールに臨んだ開
口部を有する管路を、該管路の内面に沿う筒状の補修材
により補修する管路補修構造において、合成樹脂を含浸
した可撓材からなる筒状の第1の補修材のすくなくとも
一端部を前記開口部を通じて管路の中途部に位置させる
とともに、その第1の補修材の端部とこれに隣在する管
路の内面との間に渡って合成樹脂を含浸した可撓材から
なる筒状の第2の補修材を押し広げつつ押圧して接着し
て設置したことを特徴とする。また、本願発明の管路補
修構造の形成方法は、マンホールに臨んだ開口部を有す
る管路内に、該開口部を通じて合成樹脂を含浸した可撓
材からなる筒状の補修材を挿入し、この補修材を管路の
内面に沿って押し拡げた状態として前記合成樹脂を硬化
させる管路補修構造の形成方法において、合成樹脂を含
浸した可撓材からなる筒状の第1の補修材のすくなくと
も一端部を前記管路の中途部に位置させた状態として第
1の補修材を前記管路内に配置し、この第1の補修材を
押し拡げた後に、合成樹脂を含浸した可撓材からなる第
2の補修材を、周方向への膨張が可能な補修具の外周に
装着して、第1の補修材の押し拡げられた端部の内側に
前記補修具の一部を挿入して膨張させて第2の補修材を
第1の補修材および管路の内面に渡って押し広げつつ押
圧して付着させ、この後第2の補修材の合成樹脂を硬化
させることにより、第1の補修材のすくなくとも一端部
を管路の中途部に位置させるとともに、その第1の補修
材の端部とこれに隣在する管路の内面との間に渡って第
2の補修材を接着して設置したことを特徴とする。
1の補修材の端部とこれに隣在する管路の内面との間に
渡って筒状の第2の補修材を接着して設置するので、こ
の構造は管路中のいずれの部位であっても同様に形成す
ることができる。
つつ第1の補修材の端部を押圧して覆うので、これによ
って第1の補修材の端部にわずかな浮き上がりを生じて
も第1の補修材と管路内面との間の液密状態を損なわ
ず、また第1の補修材の内側に第2の補修材が位置する
ので前記補修材の浮き上がりが過大となることを防止
し、管路のつまりの要因となりにくく、第1の補修材の
端部が流体や異物に直接さらされないので第1の補修材
が剥離するおそれも少ないものである。
修材の端部を管路のいずれの位置にも自由に選定するこ
とができるので、2mを越え全長未満の管路の補修すべ
き部分の長さのいかんにかかわらず、管路を確実に補修
することができる。
説明するが、説明の便宜上まず管路補修構造の形成方法
を先に説明し、その後、管路補修構造を説明することと
し、最初に図1から図6に示す第1実施例を説明する。
であり、最初に該当する管路1内の清掃作業を行い、テ
レビカメラを管路1内に配置して移動させ、補修構造を
施工すべき施工部分Pの位置確認作業を行なう。なお、
この実施例の管路1は下水等の排水管である。
下流側マンホール2aを通じてライニング材3が引き込
みベルト4を介してウインチ5で引き込まれる(図3参
照)。
う第1の補修材に該当するものである。
部分Pを筒状に全体として覆うことができる長さに形成
されており、このライニング材3は第1のホース材6と
第2のホース材7との2つのホース材からなるととも
に、これらのホース材6,7はいずれもフェルト状のポ
リエステル樹脂製不織布からなる基材層とポリウレタン
ゴムからなる不透過膜との2層が一体的に形成されてい
る。
れの基材層同士が互いに接触する側として二重に重ねて
構成されるとともに、これらの各基材層には熱硬化性合
成樹脂である不飽和ポリエステルが工場で予め含浸され
ている。
て確認された管路1の施工部分Pに合わせて配置され
る。なお、この実施例においては、前記ライニング材3
の先端3aは管路1の上流側マンホール2bに開口した
端部に位置し、前記ライニング材3の後端3bは管路1
の中程の中途部(この明細書において、マンホールに臨
んでいない部分を意味する)に位置するものである(図
5参照)。
イニング材3について、図4に示すように上流側マンホ
ール2bに臨むライニング材3の前記先端3aを少し開
いて、ここから拡開具8の先端部を挿入して装着する。
可撓材からなる部材であって、フェルト状のポリエステ
ル樹脂製不織布からなる基材とその表面にコーテイング
して形成されたポリ塩化ビニルからなる不透水膜との2
層を一体的に形成したものである。
3の先端3aとを重ねた状態で上流側マンホール2b内
の前記管路1の端部に水密に止着するとともに、拡開具
8の先端部を折り返した状態として前記ライニング材3
の内側に少し挿入した状態として、拡開具8をエルボ管
11内に挿通させて前記エルボ管11を前記管路1の端
部を覆うように設置する。
しての水Wを供給すると、その水頭圧等の加圧力は袋状
となった前記拡開具8の折り返した部分(以下、反転部
という)8aに作用し、拡開具8の後続部分が供給され
ることによって前記反転部8aは管路1内を下流側マン
ホール2aに向けて進行し、これによって前記ライニン
グ材3は管路1の内面に沿った状態に押し拡げられる
(図5参照)。
の拡開工程に先だって、管路1の上流側に止水部材12
を,また下流側マンホール2a内には前記拡開具8の進
行を停止するストッパ13がそれぞれ予め設置されてい
る。
ライニング材3の拡開をその全長に渡って行なった後も
継続するが、前記拡開具8の反転部8aが下流側マンホ
ール2a内のストッパ13に当接した状態で停止するも
のである。これは前記拡開具8に大きな張力を作用させ
ずに反転部8aの進行を停止させ、拡開具8の損傷を防
止するためである。
よりライニング材3を押し拡げるものであるが、これに
代えて所要の圧力に加圧された圧縮空気を用いて行なう
ことができる。また、ライニング材3の内側への拡開具
8の装着作業を工場で行なうこととすれば、施工現場で
はライニング材3の内側に装着されたその拡開具8の内
側に水圧あるいは空気圧等の流体圧を導入して膨張させ
ることにより、ライニング材3の管路1の内面への拡開
作業が行なわれる。
行なった後、前記拡開具8の内側に存在する加圧流体と
しての水Wをボイラに循環させながら加熱して所定の温
度の温水とする。
された熱硬化性合成樹脂の硬化の促進を行ない、所要の
時間でライニング材3を硬化させることができる。
は、温水の供給を停止して、ライニング材3の冷却養生
を行い、拡開具8の内側の水Wを排出した後、前記拡開
具8の後続部分側からウインチ等で引くことによって拡
開具8をライニング材3の内側から除去する。
a,3bの仕上を行なう。
においては、その先端3aが上流側マンホール2bに臨
んでいるので、急結樹脂材料14等を用いてその仕上を
作業者が直接することができる。
おいては、前記管路1の中程の中途部に位置するので、
これを作業者が直接仕上げることはできない。
に示す補修具21を用いてこの後端3bの仕上を次のよ
うに行なう。
修装置20は、補修具21と空気圧縮機22と、ホース
23とを有するものである。
分に円筒状の筒部材24を有し、この筒部材24の両端
部には外側下方に延在するステーを介して回動可能に軸
支した車輪25がそれぞれ2つずつ設けられている。
ム等の可撓材料を概ね円筒状に形成したゴムシート部2
6が装着されており、このゴムシート部26の両端部
は、前記筒部材24の端部にそれぞれ止めリング27で
気密に取り付けられており、このゴムシート部26と前
記筒部材24との間には円筒状の膨張室Rが形成されて
いる。
孔28が形成されており、この空気孔28と空気圧縮機
22の吐出口との間に前記ホース23が接続されてい
る。
Rには空気圧縮機22からの圧縮空気が供給され、前記
ゴムシート部26を管路1の半径方向外側に膨出させる
ことができる。
材、32は補修具21の位置決めロープを示し、それぞ
れの一端は前記補修具21のステーに連結されている。
た基材に合成樹脂を含浸させたものである。
プラスチック繊維からなる不織布あるいは織布が用いら
れ、合成樹脂としてはエポキシ樹脂からなる液状の合成
樹脂が用いられている。なお、この第2の補修材31の
基材は筒状に形成されたものであってもよい。
ての管路1の補修作業は次のように行なわれる。
補修材31を補修具21のゴムシート部26の外周上に
装着する。
ニング材3の後端3bに臨む位置に配置する。この補修
具21の配置作業は、管路1の両側に位置する上流側お
よび下流側マンホール2b,2aで位置決めロープ32
を両側から引き合うことにより行なう。
前記空気圧縮機22を作動させ、補修具21の膨張室R
内に圧縮空気を供給する。
半径方向に膨張し、前記ゴムシート部26の外周回りの
長さが増大する。
周面上に装着された第2の補修材31は拡開され、第2
の補修材31の外周面は前記ライニング材3の後端3b
の内面と管路1の内面との双方に押圧される。この状態
において、前記第2の補修材31は管路1およびライニ
ング材3の内面に沿う円筒状である。
より、膨張室Rの内圧が所定値に達すると、膨張室Rへ
の圧縮空気の供給は一定量での供給状態として継続す
る。
硬化が完了するまでの所要時間だけ膨張室Rの内圧をそ
のままの状態に保持させて前記第2の補修材31の押圧
状態を維持する。
成する第2のホース材7を第1のホース材6より短く形
成し、前記後端3bにおいてライニング材3を薄肉に形
成してある。これは、前記のように第2の補修材31を
付着させた状態とした場合にライニング材3の後端3b
に厚肉部が形成されることを防止し、管路1内での液体
の流通を円滑に維持するためである。
第2の補修材31の硬化が完了すると、次に補修具21
内の空気の排出を行なう。
った補修具21のゴムシート部26は収縮する。
第2の補修材31の内面側から剥離し、管路1およびラ
イニング材3の内面に硬化した第2の補修材31を付着
した状態で残したまま分離する。
よって補修具21を管路1内からマンホール2aまたは
2b中に引出しライニング材3の後端3bの仕上を終了
することができる。
カメラを管路1内に挿入して、前記ライニング材3の施
工状況の検査を行い、補修作業が完了する。
修構造は、先端3aを上流側マンホール2bに臨ませ、
後端3bを管路1の中程の中途部に位置させて管路1内
に沿って配置した繊維強化プラスチックからなるライニ
ング材3と、そのライニング材3の先端3aを仕上げる
急結樹脂材料14と、そのライニング材3の後端3bを
仕上げる第2の補修材31とで構成したものである(図
1,図6参照)。
ライニング材3の先端3aにおいては、従来と同様に急
結樹脂材料14を用いて作業者が直接仕上作業をするこ
とができるので健全な補修構造を得ることができる。
ング材3の後端3bにおいては、これに隣在する管路1
の内面との間に渡って筒状の第2の補修材31を接着し
て設置するものである。
bは管路1中のいずれの位置であっても同様に形成する
ことができる。
おいては、前記第2の補修材31が前記後端3bを覆
い,ライニング材3と管路1の内面との間の液密状態を
確保することができる。
成作業は小規模な小型の補修具21を用いてすることが
できるので、その補修具21による第2の補修材31の
押圧力を高く設定することが比較的容易であり、ライニ
ング材3と管路1の内面との間を確実に液密状態とする
ことができる。
使用等による浮き上がりや剥離等の損傷は、一般にライ
ニング材3の端部から生じ易いが、前記のようにライニ
ング材3の後端3bの内側に第2の補修材31が位置す
るので、これによって前記ライニング材3の浮き上がり
等を抑制して管路1のつまりの発生を防止するととも
に、管路1を流通する異物等の衝撃から前記ライニング
材3を保護するので、このライニング材3の耐久性を向
上させる利点がある。
路1の内面との間が確実に液密状態となるので、地中か
ら管路1内への水の侵入を防止することができる。この
ため下水処理施設での処理負荷の増加を抑制することが
できる。
より、ライニング材3の後端3bの位置を自由に設定す
ることができ、管路1の補修すべき施工部分Pの長さの
いかんにかかわらずその部分のみを確実に補修すること
ができる。
グ材3は一端をマンホールの開口端部に位置させ、他端
のみを管路の中程の中途部に位置させたものであるが、
本願発明においては、これに限らず、次に第2実施例と
して説明するようにライニング材3の両端部をともに管
路1の中程の中途部に位置させることとしてもよい。
と同様に補修作業を行なえばよく、以下においては、前
記との相違点についてのみ説明することとし、前記と共
通の事項についての説明は繰り返さない。
3bをともに管路1の中程の中途部に位置させて設置す
る,第2実施例においては、その補修作業に使用するラ
イニング材3を予め工場で拡開具36の所要の位置に挿
通させた状態として合成樹脂を含浸させ、これを図7に
示すように管路1に引き込んで用いるものである。
同様に基材の表面に例えば塩化ビニル製の不透水膜を一
体に形成したものであって、前記ライニング材3に含浸
する合成樹脂からの剥離の便宜を考慮したものである。
材3の保持は、ライニング材3に含浸された合成樹脂の
粘着性により,あるいは例えば酢酸ビニル樹脂エマルジ
ョン接着剤等で接着することによって行なわれ、その装
着位置は、例えば、管路の補修部位が上流側マンホール
2bから距離Lの位置から開始する場合、ライニング材
3は拡開具36の先端から概ね寸法Lだけ後部に寄った
位置である(図7参照)。
置してその先端が上流側マンホール2bに達した状態で
は、このガイドホース36に装着されたライニング材3
は管路1の補修すべき施工部分Pに位置する。
ホール2bに達した後、この拡開具36内に加圧流体を
導入することにより、この第2実施例のライニング材3
は拡開具36を介して管路1の内面に沿った状態に押し
拡げられる。
ニング材3の加熱および冷却養生を行なった後、拡開具
36を除去する。
ング材3は、その両端部3a,3bが管路1の中程の中
途部に位置するので、この第2実施例においてはその両
端部3a,3bのそれぞれについて、第1実施例の後端
3bに対して行なったと同様の仕上を行なうことによ
り、図8に示す第2実施例の補修構造が形成される。
修構造は、ライニング材3の両端部3a,3bをともに
管路1の中程の中途部に位置させて管路1内に沿って配
置し、そのライニング材3の前記両端部3a,3bにと
もに前記第2の補修材31を同様に配置して仕上げたも
のである。
管路1の中途部に位置するライニング材3の両端部3
a,3bにおいては、ライニング材3の各端部3a,3
bとこれに隣在する管路1の内面との間に渡って筒状の
第2の補修材31を接着して設置するので、ライニング
材3の両端部3a,3bが管路1内のいずれの位置であ
っても自由に形成することができる。
a,3bの仕上構造を用いることにより、ライニング材
3の端部3a,3bの位置を管路1内において自由に設
定することができ、管路1の補修すべき施工部分Pの長
さのいかんにかかわらず確実に補修することができる。
おいても、前記した第1実施例の場合と同様に、ライニ
ング材3と管路1内面との間の液密状態の確保,ライニ
ング材3の浮き上がり等を抑制しての管路1のつまりの
防止,あるいは管路1を流通する異物等の衝撃からのラ
イニング材3の保護による耐久性の向上等の効果を期待
することができる。
模な小型の補修具21を用いてすることにより、その補
修具21による第2の補修材31の押圧力を高く設定
し、ライニング材3と管路1内面との間を確実に液密状
態とすることができることも前記第1実施例の場合と同
様である。
ング材3に拡開具36を挿通させた状態として合成樹脂
を含浸させたが、拡開具36に代えて可撓性を有する合
成樹脂フィルム等からなる筒状のガイドホースをライニ
ング材3に挿通させることとすれば、前記第1実施例と
同様に拡開具8を反転させながらライニング材3を装着
することができる。
場合には、前記ガイドホースと拡開具8とは前記第1実
施例と同様にライニング材3の加熱および冷却養生を行
なった後に除去することとすればよい。
ば、管路の中途部に位置する第1の補修材の端部とこれ
に隣在する管路の内面との間に渡って筒状の第2の補修
材を接着して設置するので、この構造は管路中のいずれ
の部位であっても同様に形成することができる。
の端部を覆うので、これによって第1の補修材の端部に
わずかな浮き上がりを生じても第1の補修材と管路内面
との間の液密状態を損なわず、また第1の補修材の内側
に第2の補修材が位置するので前記補修材の浮き上がり
が過大となることを防止し、管路のつまりの要因となり
にくく、補修材の端部が流体や異物に直接さらされない
ので補修材が剥離するおそれも少ないものである。
修材の端部を管路のいずれの位置にも自由に選定するこ
とができるので、2mを越え全長未満の管路の補修すべ
き部分の長さのいかんにかかわらず、管路を確実に補修
することができる。
る。
説明断面図である。
開始時の説明断面図である。
の説明断面図である。
位置するライニング材端部の仕上作業の説明図である。
説明断面図である。
である。
Claims (4)
- 【請求項1】マンホールに臨んだ開口部を有する管路
を、該管路の内面に沿う筒状の補修材により補修する管
路補修構造において、合成樹脂を含浸した可撓材からなる筒状の第1の 補修材
のすくなくとも一端部を前記開口部を通じて管路の中途
部に位置させるとともに、その第1の補修材の端部とこ
れに隣在する管路の内面との間に渡って合成樹脂を含浸
した可撓材からなる筒状の第2の補修材を押し広げつつ
押圧して接着して設置したことを特徴とする管路補修構
造。 - 【請求項2】マンホールに臨んだ開口部を有する管路内
に、該開口部を通じて合成樹脂を含浸した可撓材からな
る筒状の補修材を挿入し、この補修材を管路の内面に沿
って押し拡げた状態として前記合成樹脂を硬化させる管
路補修構造の形成方法において、合成樹脂を含浸した可撓材からなる筒状の第1の 補修材
のすくなくとも一端部を前記管路の中途部に位置させた
状態として第1の補修材を前記管路内に配置し、この第
1の補修材を押し拡げた後に、合成樹脂を含浸した可撓
材からなる第2の補修材を、周方向への膨張が可能な補
修具の外周に装着して、第1の補修材の押し拡げられた
端部の内側に前記補修具の一部を挿入して膨張させて第
2の補修材を第1の補修材および管路の内面に渡って押
し広げつつ押圧して付着させ、この後第2の補修材の合
成樹脂を硬化させることにより、第1の補修材のすくな
くとも一端部を管路の中途部に位置させるとともに、そ
の第1の補修材の端部とこれに隣在する管路の内面との
間に渡って第2の補修材を接着して設置したことを特徴
とする管路補修構造の形成方法。 - 【請求項3】請求項2記載の管路補修構造の形成方法に
おいて、工場内で可撓性の拡開具の中途部に補修材を予
め装着し、該拡開具に保持された補修材を管路内に挿入
して、前記補修材の両端部をともに管路の中途部に位置
させた後、前記拡開具の内部に流体圧を導入して前記補
修材を押し拡げることを特徴とする管路補修構造の形成
方法。 - 【請求項4】請求項3記載の管路補修構造の形成方法に
おいて、前記拡開具は表面にポリ塩化ビニルからなる不
透水膜を有する基材からなり、これを袋状としたもので
あって、その拡開具は前記補修材を押し拡げた後に、当
該補修材から前記拡開具を除去することを特徴とする管
路補修構造の形成方法。
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JP01225493A JP3512434B2 (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | 管路補修構造およびその形成方法 |
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JPH06221494A JPH06221494A (ja) | 1994-08-09 |
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ID=11800236
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1993
- 1993-01-28 JP JP01225493A patent/JP3512434B2/ja not_active Expired - Fee Related
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