JP3511781B2 - 画像処理装置 - Google Patents
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Landscapes
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Description
クシミリ装置、画像読取装置等の画像処理装置に係わ
り、少なくとも2色で表現された原稿を読み取り、これ
を少なくとも2色で記録したりディスプレイに表示する
ようにした画像処理装置に関する。更に詳細には、その
中の一部の領域を強調して表現できるようにした画像処
理装置に関する。
ータによる多色情報の処理が急速に進んでおり、2色あ
るいは複数色を使用した画情報が家庭のみでなくオフィ
スにおいても多く使用されるようになっている。これと
共に、色で表示された原稿を読み取って、2色あるいは
特定の複数色で画像の記録またはディスプレイによる表
示(以下これらを総括して表現する場合には単に表示と
呼ぶことにする。)を行う機会も増大している。
写機を例にとって説明する。このようなカラー複写機の
中には、特定の2色あるいは複数色で画像を記録するよ
うになっているものがある。例えば2色で画像を記録す
る複写機では、一例として赤色と黒色の2色の現像装置
を備えている。そして、原稿の各画素を読み取ってそれ
ぞれを2色のいずれかに区別していく。このときに画素
ごとの濃度も読み取っていく。そして、例えば原稿の緑
色で表示された部分をその濃度の赤色で記録すると共
に、それ以外の色(黒色や黄色、赤色等のように緑色以
外のすべての色)をそれらの濃度の無彩色で記録する。
このように原稿の色を2色あるいは特定の複数色に記録
色を変換すると、フルカラーで原稿のコピーをとる場合
よりも特定の目的に合った書類が作成される場合が多
い。
て地図のコピーの一例を表わしたものである。道路11
1に沿って多数の家112が並んでいるような地図の中
で自分の家113を他人に分かりやすく表示するものと
する。この場合には、図示しない原稿としての地図をそ
のままカラーコピーあるいは白黒コピーするよりも自分
の家113のみを例えば赤色で記録し、他の家112や
道路等を黒色で記録した方がよい。
の一例を表わしたものである。特開平6−22126号
公報に開示されているこの画像処理装置では、画像読取
部121で原稿上の画像情報を3原色で読み取り、それ
ぞれをA/D変換したりシェーディング補正を行った後
の画像データ122を色情報変換部123と濃度情報抽
出部124に供給している。色情報変換部123では、
読み取った画素ごとに予め定めた複数種類の色のいずれ
に属するかを判別し、これらのうちのいずれの色が第1
の記録色に属するか第2の記録色に属するかを定めたテ
ーブルに従って、処理の対象となる画素が第1の記録色
(あるいは第2の記録色)に属するか否かを示すカラー
フラグ125を出力する。また、濃度情報抽出部124
は各画素ごとの濃度を抽出してこれを表わした濃度デー
タ126を出力する。
と濃度データ126を各画素ごとに順に入力し、第1の
記録色であると判別された画素については濃度データ1
26の示す濃度で第1の記録色で記録を行い、第1の記
録色以外、すなわち第2の記録色であると判別された画
素については濃度データ126の示す濃度で第2の記録
色で記録を行う。図50の場合を例にとると、原稿が各
家112の屋根の色を表わしたカラー原稿であれば、自
分の家113の屋根の色と一致する色を例えば第1の記
録色として判別される色に指定しておけば、自分の家1
13が強調色としてこの例では赤色で記録され、他の家
112は第2の記録色としての黒の記録色で記録される
ことになる。
うな画像処理装置では、原稿の中で幾つかのものが互い
に同一の色あるいは近似した色をしているとき、これら
が同じように色表現されてしまうため、これらの間で特
定のものを特に強調して表示することができないという
問題があった。
いるものとする。この原稿131では、各自治体や町名
のグループごとに家112の色が分けられている。例え
ば第1のグループ1321 は紫色、第2のグループ13
22 は黄色、第3のグループ1323 は緑色、第4のグ
ループ1324 は青色といった具合である。自分の家1
13が第4のグループ1324 に属しているものとする
と、このグループの青色を強調色として設定することに
なる。すると、この例では青色が強調のために赤色の記
録色で記録され、紫色、黄色、緑色等の他の色が共通し
て黒色の記録色で記録されることになる。
にして2色記録した結果を示したものである。自分の家
113が属する第4のグループ1324 が赤色に強調さ
れて記録される結果、自分の家113も近所の同一グル
ープ1324 の家も同じ色で記録されてしまい、これら
の間で区別がつかない。
113のみを領域指定してその部分のみを赤色に指定す
るような画像編集技術も存在する。しかしながら、自分
の家113と近似した概念の家(例えば同一町名の家と
か同一の家屋構造)についてもある程度の強調を行った
方が、自分の家113までの道案内等の資料としてより
良いものが作成される場合が多々ある。また、例えば鉄
道沿線の地図に、特定の会社の本店を表示するときに、
その沿線に存在する支店を本店と区別できる表現形態
で、同様に他の会社の店舗と区別するように表示する
と、顧客への宣伝といった点で効果的である。
急目蒲線沿線の沿線の会社が会社案内のための地図をプ
リントアウトするときには、目蒲線を特に強調して表示
すると共に、目蒲線以外の東急線を目蒲線とは区別でき
る表現形態で、かつ他の会社線とは更に明確に区別でき
る形態で表示すると、同一会社線の利用の可能性を判断
してもらうときに便利である。
装置では、このように全部で3つの表現形態をとること
は不可能であり、3色あるいはこれ以上の表示を行うこ
とのできる装置に使用を切り替える必要があった。しか
しながら、経済的な面等により現実には装置の交換や上
位機種の使用が困難な場合が多い。同様に3種類あるい
はこれ以上の複数色の色表現のみを行うことのできる装
置で、更にこれ以上の色の表現が要求されたときにも同
様の問題が発生し、簡単にその希望がかなえられること
とはならなかった。更に、現在の記録色よりも1色多く
記録できる装置に使用を切り替えても、新たに追加され
た1色が他の色と何らかの関連性を持つものでなけれ
ば、目蒲線と東横線のような関連性のある線路等で関連
を思わせるような色表現を採ることができない。
ことのできる装置で同一の色を複数の色表現形態で表現
することのできる画像処理装置を提供することにある。
ことのできる装置で、そのうちの1色を指定領域ごとに
同一記録色を用いて更に複数の色表現形態で表現するこ
とのできる画像処理装置を提供することにある。
は、(イ)原稿上の画素を読み取る読取手段と、(ロ)
この読取手段によって読み取られた原稿の各画素のうち
特定の色の範囲の画素を第1色の画素として判別しこれ
以外の画素を第2色の画素として判別する色判別手段
と、(ハ)原稿の内部に位置的に対応したそれぞれ任意
の形状の1または複数の閉曲線を認識する閉曲線認識手
段と、(ニ)色判別手段によって第1色の画素として判
別された画素における閉曲線認識手段によって認識され
た閉曲線によって区分けされた領域の内外の画素を第2
色とは異なる色で、かつ領域の内外で異なった濃度に変
換する濃度変換手段とを画像処理装置に具備させる。
の画素を例えばカラー読取装置によって読み取り、色判
別手段でこのうちの特定の色の範囲の画素を第1色の画
素として判別する。また、これ以外の画素についは第2
色の画素として判別する。更に、原稿に直接マーキング
したり、座標データを入力することによって、原稿の内
部に位置的に対応した1または複数の閉曲線を閉曲線認
識手段によって認識させる。そして、閉曲線によって区
分けされた領域の画素をこれ以外の領域と認識された画
素とは異なり、かつそれぞれ認識された領域ごとに異な
った濃度に変換する。例えば、第1色の画素について所
定の閉曲線の内部は濃く、外部は薄くといった濃度表現
で赤色に記録し、これ以外の画素については黒色や灰色
で記録するといった具合である。これにより、原稿で同
一の色を任意の領域ごとに複数の色表現形態で表現する
ことができるようになる。
画素を読み取る読取手段と、(ロ)この読取手段によっ
て読み取られた原稿の各画素のうち特定の1または複数
の色の画素をマーキングされた色の画素として判別し、
これ以外の所定範囲の画素を第1色の画素として判別す
ると共にこれら以外の画素を第2色の画素として判別す
る色判別手段と、(ハ)マーキングされた色の画素の位
置情報からそれぞれのマーキング色ごとに閉曲線を認識
する閉曲線認識手段と、(ニ)色判別手段によって第1
色の画素として判別された画素における閉曲線認識手段
によって認識されたそれぞれの閉曲線によって区分けさ
れた領域の内外の画素を第2色とは異なる色で、かつ領
域の内外で異なった濃度に変換する濃度変換手段と、
(ホ)第1色については濃度変換手段によって変換され
た濃度で、第2色については読取手段によって読み取ら
れた濃度でそれぞれ表示する2色表示手段とを画像処理
装置に具備させる。
の画素を例えばカラー読取装置によって読み取り、色判
別手段でこのうちの特定の色の範囲の画素を第1色の画
素として判別する。また、これ以外の画素についは第2
色の画素として判別する。更に、原稿にそれぞれ異なっ
た色で直接マーキングすることによって、原稿の内部に
位置的に対応した1または複数の閉曲線を閉曲線認識手
段によって認識させる。そして、それぞれ認識された閉
曲線によって区分けされた領域の画素をこれ以外の領域
と認識された画素とは異なり、かつそれぞれの領域ごと
に異なった濃度に変換する。例えば、第1色の画素の第
1の領域について所定の閉曲線の内部は濃く、外部は薄
くといった濃度表現で赤色に記録し、第2の領域につい
ては他の所定の閉曲線の内部は更に濃く、外部は第1の
領域についての画素の場合と同じ濃度にする。これ以外
の色については、第2色として例えば黒色や灰色で表示
することになる。これにより、原稿で同一の色を任意の
領域ごとに複数の色表現形態で表現することができるよ
うになる。2色表示は、用紙に対する記録にとどまら
ず、例えばCRTによるディスプレイも可能である。
上の画素を読み取る読取手段と、(ロ)この読取手段に
よって読み取られた各画素の色を無彩色を含みかつ読取
手段によって読み取られた各画素の色の数よりも少ない
予め定められた複数の色に判別する色判別手段と、
(ハ)原稿の内部に位置的に対応した任意の形状の閉曲
線を認識する閉曲線認識手段と、(ニ)色判別手段によ
って判別された特定の1色についての読取手段によって
読み取られた各画像の濃度を、閉曲線認識手段によって
認識された領域の内外で異なった濃度に変換する濃度変
換手段とを画像処理装置に具備させる。
各色を予め定めた複数の色のいずれかにそれぞれ判別
し、このうちの判別された特定の色についてこれを表示
するときの色の濃度を特定の閉曲線の領域内と領域外と
で変えることにしている。これによって、多少の色むら
があるような原稿でも、予め定めた複数の色に判別する
過程で色むらが解消され、指定した領域の内と外で濃度
を明確に区別して表現することが可能になる。
してのディジタル複写機の外観を表わしたものである。
このディジタル複写機は、フルカラーイメージセンサで
図示しない原稿を読み取り、種々の画像処理、画像編集
を行った画像データを蓄えるイメージメモリ201を搭
載したイメージスキャナ部202と、このイメージスキ
ャナ部202で蓄えられた画像データを2色でプリント
するプリント部203とで構成されている。イメージス
キャナ部202には、3色それぞれの読み取りを行う1
次元イメージセンサ205が配置されている。図示しな
いシート状の原稿は、矢印206方向に挿入され、1次
元イメージセンサ205によって順次1ラインずつ走査
され、画像の読み取りが行われる。読み取られた画像デ
ータは、所定の処理が行われた後、イメージスキャナ部
202とプリント部203を接続する通信ケーブル20
8によってデータ伝送されるようになっている。
プリンタを内蔵しており、コントロールパネル209か
らコピー枚数や種々の画像処理や編集機能を指定するこ
とによって所望の記録画像を得ることができる。後に詳
しく説明する地肌除去の指定および地肌除去を行う領域
の指定もこのコントロールパネル209を用いて行うこ
とになる。
たものである。イメージスキャナ部202は、電荷結合
素子(以下、CCDと記す。)を用いたイメージセンサ
231を有している。イメージセンサ231はCCDド
ライブ基板232上に取り付けられている。CCDドラ
イブ基板232の後段には順に、アナログ基板233、
第1のビデオ基板234、第2のビデオ基板235、カ
ラー基板236、地肌除去およびディジタルフィルタ基
板(DF基板)237および中間調処理基板238が設
けられている。また、カラー基板236には領域認識基
板239が接続されている。
たものである。プリント部203は、イメージスキャナ
部202からの画像データ255を入力するデータ分離
部261を備えている。データ分離部261の次段には
第1色画像データメモリ262と第2色画像データメモ
リ263が備えられており、それぞれ第1色と第2色に
よる画像データを格納するようになっている。第1色画
像データメモリ262の後段には第1色レーザ駆動部2
64が、また第2色画像データメモリ263の後段には
第2色レーザ駆動部265がそれぞれ配置されており、
それぞれの色によるレーザの駆動を行うようになってい
る。制御部266は、制御データ線267を介してイメ
ージスキャナ部202に接続されている。また、制御信
号256をイメージスキャナ部202のデータ処理用の
基板に送るようになっている。
概略を表わしたものである。イメージスキャナ部202
は、原稿搬送路の上側に所定の間隔をおいて配置された
原稿フィードローラ302、303と、原稿搬送路の下
側にこれらに対応して配置されたローラ304、305
とを備えている。原稿306はこれらのローラ302〜
305に挟まれて図で左方向(矢印206方向)に搬送
されるようになっている。原稿搬送路のほぼ中央位置に
はプラテンガラス307が配置されており、この上にプ
ラテンローラ308がこれに転接する形で配置されてい
る。
6の読取位置を照明するための光源309と、原稿の反
射光をイメージセンサ231上に結像させる収束性ロッ
ドレンズアレイ310が配置されている。イメージセン
サ231は、図4に示したCCDドライブ基板232上
に取り付けられている。また、このイメージスキャナ部
202の原稿挿入部には原稿306の挿入を検出するセ
ンサ315が設けられている。更に、プラテンローラ3
08の周囲には、複数の平面を有し、プラテンローラ3
08の中心軸を中心として回転可能な基準板312が設
けられている。
である。基準板312は、画像読み取り時の黒レベルの
基準となる黒色面313と、白レベル(背景)の基準と
なる白色面314とを有している。これら黒色面313
および白色面314は、プラテンガラス307とプラテ
ンローラ308の間に選択的に介装できるようになって
いる。
たものである。本実施例で使用されるイメージセンサ2
31はフルカラーの密着型センサであり、千鳥状に配列
された第1〜第5のライン型のセンサチップ321〜3
25からなっている。
チップ321、323、325のグループと残りの第2
および第4のセンサチップ322、324のグループと
は、グループの境目で主走査方向における画像の読み取
りが途切れることのないようになっている。第1、第3
および第5のセンサチップ321、323、325と残
りの第2および第4のセンサチップ322、324の間
では、それらの配置位置が走査方向と直交する方向に間
隔Δxだけずれている。これら5つのライン型のセンサ
チップ321〜325によって読み取られた画像データ
を原稿306(図4)の同一ラインを読み取った画像デ
ータに直す処理は、後述する第1のビデオ基板234内
の回路で行っている。
おける画素配列の様子を表わしたものである。フルカラ
ーを実現するために、図6で示した第1〜第5のライン
型のセンサチップ321〜325は、青の画像データ読
取用のピクセル326B、緑の画像データ読取用のピク
セル326Gおよび赤の画像データ読取用のピクセル3
26Rがこれらの順に繰り返し配置された構造となって
いる。
32から出力されたアナログ信号としてのCCDビデオ
信号341はアナログ基板233に入力され、図示しな
いサンプルホールド回路によって有効な画像信号を抽出
され、ゲインの補正やダーク補正等の必要な処理が行わ
れた後、同じく図示しないA/D変換回路でディジタル
信号としての画像データ358を第1のビデオ基板23
4に出力するようになっている。
の読み込み開始に先立ち、図4に示したイメージスキャ
ナ部202の電源オン時に、プラテンガラス307上に
図5に示す基準板312の黒色面313を出し、これを
読み取るようになっている。そして、このときの読み取
り値が所定の値になるように、オフセット値を自動的に
設定しておく(自動オフセット制御:AOC)。
板312の白色面314を出してこれを読み取り、この
ときの読み取り値が所定の値になるように、ゲイン値を
自動的に設定しておく(自動利得制御:AGC)。この
ような調整が予め行われているので、実際の原稿読み取
りデータは、飽和することのない十分なダイナミックレ
ンジを持ったビデオデータとなり、前記したA/D変換
回路でディジタル化され、画像データ358として順次
第1のビデオ基板234(図2)へ送られていく。ま
た、図示しないダーク補正部は、イメージセンサ231
のシールドビット(遮光画素)の出力信号を用いてその
暗電流による出力変化を除去するようになっている。
アナログ基板233から出力される256階調の画像デ
ータ358を入力し、図6に示した第1〜第5のライン
型のセンサチップ321〜325のギャップを補正する
図示しないCCDギャップ補正部を備えている。CCD
ギャップ補正部の後段には、順にRGBセパレーション
部と暗シェーディング補正部(共に図示せず)が設けら
れている。
れているイメージセンサ231は図6に示すように千鳥
状に配列された5つのセンサチップ321〜325から
構成されている。そして、2つのチップ群が間隔Δxだ
けずれている。そこで5つのセンサチップ321〜32
5によって読み取られたデータを原稿の同一ラインを読
み取ったデータに直す処理を行うのがCCDギャップ補
正部である。CCDギャップ補正部では、具体的には第
2および第4のセンサチップ322、324で読み取っ
たデータをメモリを使って遅延させ、同一ラインの読み
取りデータに直している。
画素データ列を表わしたものである。図7で示した各ピ
クセル326B、326G、326Rのそれぞれが出力
する画素データをB1 、G1 、R1 、B2 、G2 、
R2 、……BN 、GN 、RN とすると、これらはこの図
8に示したようにB(青)、G(緑)、R(赤)の順に
繰り返されている。
ン部の出力を表わしたものである。ここで同図(a)は
RGBセパレーション部から出力される青の画素データ
列であり、同図(b)は緑の画素データ列である。更に
同図(c)は赤の画素データ列を表わしている。このよ
うに図8で示したB、G、Rのシリアルな画像データを
それぞれB、G、Rごとの画素データ列に直す処理を行
うのがRGBセパレーション部である。
記した暗シェーディング補正部へ順次送られ、暗シェー
ディング補正が行われる。暗シェーディング補正は、原
稿の読み取りに先立って、イメージスキャナ部202
(図3)の電源オン時にイメージセンサ231から出力
されるアナログ信号の雑音レベルをカットする自動オフ
セット制御やゲインの制御のための自動利得制御動作を
行った後、黒色面313を読み取った画像データを各画
素ごとに内蔵のメモリに記憶しておき、実際に原稿を読
み取ったときの各画素の画像データから各画素ごとに記
憶していた黒色面読み取りデータを減算する処理であ
る。このようにして順次第1のビデオ基板234で処理
された画像データ369は第2のビデオ基板235に送
られる。
基板234(図2)からの画像データ369を入力する
図示しない明シェーディング補正部と、この後段に順に
設けられたRGB位置ずれ補正部、センサ位置ずれ補正
部およびデータブロック分割部(共に図示せず)とから
構成されている。
像データ369は、まず明シェーディング補正部で明シ
ェーディング補正が行われる。明シェーディング補正
は、暗シェーディング補正と同様に自動オフセット制
御、自動利得制御動作後に、白色面314を読み取った
画像データを各画素ごとにメモリに記憶しておき、実際
に原稿を読み取ったときの各画素の画像データを記憶し
ていた各画素ごとの白色面読み取りデータで正規化(除
算)する処理である。明シェーディング補正および暗シ
ェーディング補正が行われた画像データは、光源309
(図4)の光量分布の影響や各画素ごとの感度のばらつ
きの影響のない画像データとなる。
センサ231(図2)は、図7に示すように各ピクセル
326B、326G、326Rが主走査方向に順に配列
されているため、B、G、R間で実際の原稿読み取り位
置がずれている。このことは、次段のカラー基板236
で色を判断する場合に誤判断を生じるので、R、G、B
の読み取り位置が同一仮想点となるような補正が必要で
ある。この補正を行うのがRGB位置ずれ補正部であ
る。RGB位置ずれの補正は、例えば図7におけるピク
セル326G2 の位置を基準とした場合、ピクセル32
6G2 の位置の仮想Bデータ、仮想Rデータを、それぞ
れピクセル326B2 、B3 の画像データの演算と、ピ
クセル326R1 、R2 の画像データの演算から求める
ものである。
31が一つであるかのように行ってきたが、すでに説明
したように実際は、広幅の原稿を読み取るために3つの
イメージセンサ2311 〜2313 を使用している。こ
れら3つのイメージセンサ2311 〜2313 は原稿の
同一ライン(同一副走査位置)を読み取れるように調整
して取り付けてはいるが、実際には、副走査方向にずれ
を生じる。このずれを補正するのがセンサ位置ずれ補正
部である。センサ位置ずれ補正は、CCDギャップ補正
と略同様の考え方で、各センサの画像データをそれぞれ
メモリを使って任意の時間だけ遅らせることで、3つの
イメージセンサ2311 〜2313 の画像データがその
つなぎ目で原稿上の主走査方向の隣接画像となるように
するものである。
場合には、画像データを高速で処理する必要がある。し
かしながら、RAMやディジタル集積回路等は高速動作
にも限界がある。そこで、本実施例ではセンサ位置ずれ
補正部の出力画像データを、データブロック分割部で主
走査方向に複数のブロックに分割するようにしている。
ータの分割の様子を表わしたものである。ここでは、例
えば1つのイメージセンサ231の出力画像データを2
つのブロックに分割し、図10に示すように原稿306
の読み取りデータを計6個のブロックb1 〜b6 に分割
して、次段ではブロックb1 〜b6 ごとのパラレル処理
を行うことになる。このようにしてブロックb1 〜b6
に分割された画像データ382はカラー基板236に順
次送られる。ただし、この分割処理についての説明は先
の特許出願(特願平4−196612号)で詳細に開示
しているので、ここでは説明を省略する。
識基板の具体的な構成を表わしたものである。カラー基
板236は、R、G、Bのカラー画像信号として分解さ
れた2種類の画像データ3821 、3822 を入力する
色分離および色判定部391を備えている。色分離およ
び色判定部391はRAM(ランダム・アクセス・メモ
リ)のルックアップテーブルによって構成されており、
色相と彩度から原稿306(図4)の各部分の色の判断
が行われ、認識されたカラーを表わしたコード化された
カラーコード信号392とそれらの部分の濃度を表わし
た濃度データ393が生成される。このうちのカラーコ
ード信号392は、領域認識基板239内のマーカフラ
グ生成部395に送られる。
複写機で使用する原稿の要部を示したものである。この
原稿306は、関東の鉄道路線図であり、鉄道会社別に
路線が色分けされている。今、京王帝都電鉄の路線に着
目してみると、新宿から明大前、調布を経て八王子に至
る路線が京王線401であり、吉祥寺から明大前を経て
下北沢に至る路線が井の頭線402である。また、調布
から永山および多摩センタを経て橋本に至る路線が京王
相模原線403である。この他に京王線401の高幡不
動と多摩動物公園を結ぶ多摩動物園線や、東府中から府
中競馬正門前を結ぶ京王競馬場線ならびに八王子と高尾
を結ぶ京王高尾線が存在するが、煩雑になるため図示し
ていない。この京王帝都電鉄の各路線401〜403が
青色で、小田急電鉄の各路線404が緑色で、相模鉄道
の路線405が茶色で、西部鉄道の路線406が紫色
で、JRの路線407が赤色で印刷されているものとす
る。
2色で記録する場合、従来は京王帝都電鉄について着色
されている青色を特定色として認識し、これを記録色と
しての例えば赤色に割り当てて記録を行っている。この
とき、他の路線404〜407は黒の記録色を用いて印
刷が行われる。
と同様に領域を指定することなく単純に原稿の読み取り
と記録を行った場合の記録状態を表わしたものである。
京王帝都電鉄の各路線401〜403が強調のための赤
色の記録色で記録されており、これ以外の各路線404
〜407はそれらの画素の濃度に応じた階調で黒色の記
録色を用いて記録が行われている。ただし、この図では
黒色の記録色を用いた部分は白抜きの状態で表現してい
る。
相模原線403を京王帝都電鉄の他の路線401、40
2と区別して表現することができる。この場合には、図
12に示した原稿306上に京王相模原線403を京王
帝都電鉄の他の路線401、402と区別することので
きる楕円形等の自由形としての閉曲線409をマーキン
グする。マーキングは図示しない所定の色のマーカを用
いて行う。例えば、図12に示した閉曲線409の内部
には京王相模原線403が全区間にわたって含まれてお
り、京王帝都電鉄の他の路線401、402がこの内部
に含まれていない。
に他の会社線が含まれていても問題ない。この図の例で
は、設定する領域の中に新百合ケ丘から永山および多摩
センタを経て図示しない唐木田を結ぶ小田急電鉄の路線
(唐木田線)404と八王子と橋本および橋本と海老名
をそれぞれ結ぶJRの路線407としての横浜線と相模
線の一部が含まれているが、これらは青色の京王帝都電
鉄の各路線401〜403とは異なった色で着色されて
いるので、強調色としての赤色とは異なる黒色の記録色
で記録されることになるからである。
みを特に強調する処理を行った場合の記録画を表わした
ものである。京王帝都電鉄の京王線401および井の頭
線402が比較的淡い赤色(ピンク色)で着色されてお
り、京王相模原線403がこれよりも濃い赤色で着色さ
れている。したがって、京王相模原線403の永山と調
布の間のある駅(例えば図示しない京王多摩川)の傍に
ある会社がこの記録画を配付した場合には、電車を使用
してこの会社に行くためには京王相模原線403を利用
すべきことと、同一会社線としての京王線401を乗り
継ぎに利用すれば新宿から経済的に到達することを容易
に理解してもらえることになる。
12の原稿306にマーカで記した閉曲線4091 を各
走査ライン単位でリアルタイムで認識するための部分で
あり、マーカで記された箇所をカラーコード信号392
との関係で抽出してマーカフラグ411を生成するマー
カフラグ生成部395と、生成されたマーカフラグ41
1を基にして処理の対象となる領域の認識を行う領域認
識部412で構成されている。領域認識結果413はカ
ラー基板236内の色編集部415に送られる。
3と色分離および色判定部391から入力されたカラー
コード信号392および濃度データ393を用いて、マ
ーカそのものの濃度は出力せず、それ以外の画像の濃度
と、各画像部分を黒色で記録するかそれ以外の特定の1
色(本実施例では赤色)で記録するかを示したサブカラ
ーフラグと、編集処理の対象は矩形領域の内部であるか
外であるかを示した編集対象とをそれぞれ表わした濃度
・フラグ・編集対象信号416を出力する。濃度・フラ
グ・編集対象信号416は、色濃度補正部418に順次
リアルタイムに送られる。色濃度補正部418は濃度の
補正を行うが、これはサブカラーフラグが“1”となっ
た赤色と、“0”となった黒色のそれぞれ別々に濃度の
調整を行うことができる。色濃度補正部418から出力
されるカラー基板出力信号419は、図2に示した地肌
除去およびディジタルフィルタ基板237に送られる。
ーブルの特性を表わしたものである。色濃度補正部41
8は、入力濃度に対して出力濃度を決定するための11
段階の濃度変換テーブルを備えている。同図で横軸は2
56段階の入力濃度を表わしており、縦軸は同じく25
6段階の出力濃度を表わしている。例えば第1の濃度テ
ーブルの濃度特性線4201 は、入力濃度が比較的低い
(淡い)段階で出力濃度が最も高い(濃い)濃度に変換
される特性を有している。第2の濃度テーブルの濃度特
性線4202 はこれよりもややゆるやかな濃度特性を有
している。以下同様にして第11の濃度テーブルの濃度
特性線4201 では、入力濃度が最も高く(濃く)なっ
ても、出力濃度が比較的低い(淡い)値にとどまるよう
になっている。
特性の詳細を表わしたものである。図15に示した各濃
度特性線4201 〜42011は、例えば図16に示した
ような曲線となっており、入力濃度と出力濃度の関係が
視覚的に自然に表現されるような工夫が行われている。
本実施例のディジタル複写機では、それぞれの濃度特性
線4201 〜42011を5点ずつの変化点データを順に
結んでいって形成される折れ線で近似している。もちろ
ん、これ以外の手法でそれぞれの濃度特性線4201 〜
42011を規定するようにしてもよい。
9の内側と外側で特定の記録色についての濃度特性を変
更し、これによって同一の記録色で表現される2つの部
位を異なった記録濃度で表現するようにしている。すな
わち、図14に示した例では、特定した閉曲線で分けら
れた領域の内部の記録濃度が相対的に濃くなるような画
像処理が行われている。具体的には、閉曲線で分けられ
た領域の内部としての京王相模原線403に対しては、
第1または第2の濃度特性線4201 、420 2 のよう
な濃度が相対的に濃くなる特性のテーブルを選択し、閉
曲線で分けられた領域の外部に存在する京王線401や
井の頭線402については通常の濃度特性やこれよりも
相対的に淡くなるような濃度特性のテーブルを選択する
ことで、本来同一色で同一濃度になる2つの領域が異な
った濃度で表現されるようになっている。
て、閉曲線で分けられた領域外を強調処理した場合を示
したものである。このように本実施例のディジタル複写
機は、領域を指定したときに強調すべきあるいは濃くす
べき領域を閉曲線で分けられた領域内と閉曲線で分けら
れた領域外のいずれかに指定することができる。まず、
領域認識部412(図11)の認識動作について詳しく
説明する。
子を表わしたものである。原稿306の上にマーカ42
1で自由な形状を描き、その始点と終点を一致させて閉
曲線409とする。本実施例のディジタル複写機ではマ
ーキングの色を予め定められた3色の中から1色選択す
ることができる。ディジタル複写機は、次の表1に示す
ように原稿の色(無彩色を含む)としての6色とマーカ
としての3色を判別して画像の処理を行う。本実施例で
はマーカとして黄色を使用し、第1記録色として京王帝
都電鉄を表わした青色を抽出することになる。
線409は、リアルタイムで1ラインずつ処理され、そ
れぞれのラインのマーキング箇所が判別される。図12
に示した例の場合には、閉曲線409が1つ描かれるの
で、1つの走査ラインに1つまたは2つのマーキング箇
所が判別される。領域内の記録濃度を高める場合で2つ
のマーキング箇所が判別されたときには、そのラインの
最初のマーキング箇所から記録濃度を高める処理を開始
し次のマーキング箇所でその処理を終了することにな
る。領域外の記録濃度を高める場合にはその逆の処理が
行われる。マーキングした線には、ある程度の幅がある
が、その幅の領域をどのように処理するかはオペレータ
が自由に設定することができる。1つの走査ラインに1
つのマーキング箇所が判別された場合には、そのマーキ
ングの幅の処理に応じて処理を行うことになる。マーキ
ングの幅に関する処理については後に説明する。
在する領域セレクト回路とその周辺回路を表わしたもの
である。この領域セレクト回路511は、原稿306
(図18)上に指示された各閉曲線で分けられた領域に
おける第1記録色のどの部分を強調するかを特定して処
理する回路部分である。領域セレクト回路511は、コ
ントロールパネル209(図1)から出力される制御用
データ512を基にROM510に格納された所定のプ
ログラムに従って制御を行うCPU(中央処理装置)5
13に接続されており、ユーザの第1記録色について指
定したデータ514、515を格納する領域設定レジス
タ516と、その格納された内容を基にして強調処理を
行う範囲を決定する比較器518とによって構成されて
いる。
の設定内容519と第1領域フラグ521を比較しなが
ら、第1記録色について濃度を特に強調する(濃度を高
くする)領域の画素に対しては、信号“1”の高濃度選
択信号523を出力することになる。この処理は、ライ
ン単位でリアルタイムで処理されることは前記した通り
である。なお、本実施例のディジタル複写機では、第1
記録色として記録濃度を2段階に強調することのできる
領域をマーカの色によって2種類設定することができる
ようになっている。したがって、高濃度選択信号523
もそれぞれの領域に応じた信号となる。以下の説明で
は、必要に応じて、これらによって判別される閉曲線で
分けられた領域を第1の閉曲線で分けられた領域と第2
の閉曲線で分けられた領域と呼ぶことにする。
領域と第2の閉曲線で分けられた領域の2つの領域が設
定された例を表わしたものである。原稿306に記され
た第1の閉曲線で分けられた領域5021 と第2の閉曲
線で分けられた領域5022では強調する高濃度側の濃
度特性を違えることができ、これにより、原稿306に
同じ濃度で同じ色で描かれた領域を合計で3段階の濃度
で表示することが可能になる。図18に示したように黄
色のマーカ421で描かれた閉曲線409は、有限の幅
を有している。そこで、本実施例ではオペレータがこれ
らの太線で区分けされた領域の内側と外側のいずれを基
準として領域の処理を行うかを指示できるようになって
いる。
表わしたものである。図19に示した領域設定レジスタ
516は8ビット構成のレジスタであり、このうちの第
1〜第7のビットを使用して設定が行われる。第1のビ
ット5311 は、第1の閉曲線で分けられた領域502
1 についてのみ記録濃度を2段階に設定し、第2の閉曲
線で分けられた領域5022 については記録濃度の2段
階設定を無視するためのものである。第1のビット53
11 が“0”のときに黄色等のマーカ421で記した線
上の領域を含んで第1の閉曲線で分けられた領域502
1 (図20)の外で高濃度側の設定が行われ、内部では
高濃度側の設定が行われない。図22は、第1のビット
5311 が“0”の場合の高濃度側の設定が行われる領
域を斜線で表わしたものである。
合には、マーカ421で記した線上の領域は含まずに第
1の閉曲線で分けられた領域5021 (図20)の外で
高濃度側の設定が行われ、内部では高濃度側の設定が行
われない。図23は、第1のビット5311 が“1”の
場合の高濃度側の設定が行われる領域を斜線で表わした
ものである。
線で分けられた領域5021 (図20)についてのみ高
濃度側の設定の有無の設定を行い、第2の閉曲線で分け
られた領域5022 については高濃度側の設定の指定を
無視するためのものである。第1のビット5311 と異
なるのは、前者が領域の外について濃度を高くしたのに
対して、今回の場合には領域の内部に対して高濃度側の
設定を行う点である。すなわち、第2のビット5312
は、これが“0”のときにマーカ421で記した線上の
領域を含んで第1の閉曲線で分けられた領域5021 の
内部で高濃度側の設定が行われる。第2の閉曲線で分け
られた領域5022 ではもともと高濃度側の設定が行わ
れない。図24は、第2のビット5312 が“0”の場
合の高濃度側の設定が行われる領域を斜線で表わしたも
のである。
合には、マーカ421で記した線上の領域は含まずに第
1の閉曲線で分けられた領域5021 (図20)の内部
で高濃度側の設定が行われる。第2の閉曲線で分けられ
た領域5022 では前記したように高濃度側の設定が行
われない。図25は、第2のビット5312 が“1”の
場合の高濃度側の設定が行われる領域を斜線で表わした
ものである。
で分けられた領域5022 (図20)についてのみ高濃
度側の設定の有無の設定を行い、第1の閉曲線で分けら
れた領域5021 については高濃度側の設定の指定を無
視するためのものである。第3のビット5313 が、
“0”のときにマーカ421で記した線上の領域を含ん
で第2の閉曲線で分けられた領域5022 の外で高濃度
側の設定が行われ、内部では高濃度側の設定が行われな
い。図26は、第3のビット5313 が“0”の場合の
高濃度側の設定が行われる領域を斜線で表わしたもので
ある。
合には、マーカ421で記した線上の領域は含まずに第
2の閉曲線で分けられた領域5022 (図20)の外で
高濃度側の設定が行われ、内部では高濃度側の設定が行
われない。図27は、第3のビット5313 が“1”の
場合の高濃度側の設定が行われる領域を斜線で表わした
ものである。
曲線で分けられた領域5022 (図20)についてのみ
高濃度側の設定の有無の設定を行い、第1の閉曲線で分
けられた領域5021 については高濃度側の設定の指定
を無視するためのものである。第3のビット5313 と
異なるのは、前者が領域の外について濃度を高くしたの
に対して、今回の場合には領域の内部に対して高濃度側
の設定を行う点である。すなわち、第4のビット531
4 は、これが“0”のときにマーカ421で記した線上
の領域を含んで第2の閉曲線で分けられた領域5022
の中で高濃度側の設定が行われる。第1の閉曲線で分け
られた領域5021 ではもともと高濃度側の設定が行わ
れない。図28は、第4のビット5314 が“0”の場
合の高濃度側の設定が行われる領域を斜線で表わしたも
のである。
合には、マーカ421で記した線上の領域は含まずに第
2の閉曲線で分けられた領域5022 (図20)の中で
高濃度側の設定が行われる。第1の閉曲線で分けられた
領域5022 では前記したように高濃度側の設定が行わ
れない。図29は、第4のビット5314 が“1”の場
合の高濃度側の設定が行われる領域を斜線で表わしたも
のである。
る。第5のビット5315 は第1および第2の閉曲線で
分けられた領域5021 、5022 (図20)の双方共
に高濃度側の設定を行う際のものである。第5のビット
5315 が“0”の場合には、マーカ421で記した双
方の線上の領域を含んで閉曲線で分けられた領域502
1 、5022 の外部に対して高濃度側の設定が行われ
る。図30は、第5のビット5315 が“0”の場合の
高濃度側の設定が行われる領域を斜線で表わしたもので
ある。
の場合の高濃度側の設定が行われる領域を斜線で表わし
たものである。このように第5のビット5315 が
“1”の場合には、第1および第2の閉曲線で分けられ
た領域5021 、5022 の双方共にマーカ421で記
した線上の領域を含まずに、それらの外部に対して高濃
度側の設定が行われる。
る。第6のビット5316 は第1および第2の閉曲線で
分けられた領域5021 、5022 (図20)の双方共
に高濃度側の設定を行う際のものである。第6のビット
5316 が“0”の場合には、マーカ421で記した双
方の線上の領域を含んで閉曲線で分けられた領域502
1 、5022 の内部に対して高濃度側の設定が行われ
る。図32は、第6のビット5316 が“0”の場合の
高濃度側の設定が行われる領域を斜線で表わしたもので
ある。
の場合の高濃度側の設定が行われる領域を斜線で表わし
たものである。このように第6のビット5316 が
“1”の場合には、第1および第2の閉曲線で分けられ
た領域5021 、5022 の双方共にマーカ421で記
した線上の領域を含まずに、それらの内部に対して高濃
度側の設定が行われる。
する。第7のビット5317 が“1”の場合には、第1
および第2の閉曲線で分けられた領域5021 、502
2 の双方に対して高濃度側の設定すなわち特別の強調処
理を行わない。この場合には、第1の記録色について通
常の濃度処理が行われる。マーカ421で領域を指定し
たが、その領域で特別に濃度の差を表現するような処理
を取り止めるようにした場合である。
レジスタ516の設定内容519と第1の閉曲線で分け
られた領域5021 に対応した第1領域フラグ521お
よび第2の閉曲線で分けられた領域5022 に対応した
第2領域フラグを比較しながら、高濃度選択信号523
を出力し、図11に示した色濃度補正部418で濃度変
換テーブルを切り替えて使用する。これにより、第1記
録色における第1または第2の閉曲線で分けられた領域
5021 、5022 の設定で、記録濃度を所望の値に表
現できることになる。色濃度補正部418から出力され
るカラー基板出力信号419は、図2に示した地肌除去
およびディジタルフィルタ基板237に送られる。
ルタ基板の大まかな構成を表わしたものであり、これは
カラー基板出力信号419を入力する地肌除去回路54
1と、地肌除去回路出力信号542を入力するディジタ
ルフィルタ回路543から構成されている。地肌除去回
路541はリアルタイムに地肌を検出し、濃度変化にし
きい値が追従しながら地肌部分に対してバックグランド
フラグを生成し、このフラグの立っている画素に対して
第1段階目の地肌除去処理を行う。ここで第1段階目の
地肌除去処理とは、原稿306(図12参照)の全体に
対して比較的原稿の地色に近い濃度で行われる地肌除去
である。図2で説明した中間調処理基板238でも地肌
除去が行われるが、これは第2段階目の地肌除去処理で
あり、これはマーカ421等の手段によって指定した閉
曲線で分けられた領域の内部または外部に対して行われ
るものである。
強調やモアレ防止ならびに階調性をとるために地肌除去
回路出力信号542を入力してディジタルフィルタ処理
を行う。ディジタルフィルタ回路出力544は、中間調
処理基板238に入力されることになる。
である。この図で濃度データは256階調で表現されて
いるので、複線で表わし、それ以外のデータは単線で表
わしている。中間調処理基板238は、図2に示した地
肌除去およびディジタルフィルタ基板237から送出さ
れたディジタルフィルタ回路出力424を入力し、拡大
縮小部601、濃度調整部602、中間調処理部603
および4値化データ変換部604で順に処理を行って、
中間調処理基板出力605を出力するようになってい
る。また、拡大縮小部601には閉曲線領域地肌除去部
608が接続されており、ここで閉曲線によって指定さ
れた領域について第2段階目の地肌除去処理が行われる
ようになっている。
ち、画像データ、サブカラーフラグおよびバックグラン
ドフラグを表わしたデータ424Aは拡大縮小部601
に送られるが、閉曲線の位置をリアルタイムに表わした
ドット位置情報としての領域フラグ424Bは中間調処
理基板238の拡大縮小部601に送られる。拡大縮小
部601では、バックグランドフラグ、サブカラーフラ
グ、濃度データと共に拡大縮小処理が行われる。拡大縮
小処理が行われた画像データ631は、濃度調整部60
2に送られる。濃度調整部602の機能は、出力色の2
色のそれぞれについて図示しないルックアップテーブル
によって数種類の濃度変換カーブを選択することができ
る。ユーザは、画像の濃度を変えたいとき、濃度の変換
レベルを指定することができる。
652を面積階調による4値化データ653に変換して
いる。この4値化とは、1画素の濃度を白、第1のグレ
ー、この第1のグレーよりも濃い第2のグレー、および
黒の4階調にすることである。このようにして処理され
たデータは、4値化データ変換部604で複数画素分の
画像データ(4値の濃度データとサブカラーフラグ)を
まとめた中間調処理基板出力605として順次出力され
る。
は、図16に示す5点ずつの変化点データを図19に示
したROM510に格納している。そして、このROM
510に同様に格納されている各種制御用のプログラム
のうちの専用のプログラムに従って、電源立ち上げ時に
変換テーブル作成のための必要数のデータを読み出し
て、図示しないRAM(ランダム・アクセス・メモリ)
上に展開する。
に後に説明するマーキングのためのマーカ421の色2
色と、閉曲線で分けられた領域の内外を示す種別データ
と、原稿の読み取りを行う色の数(例えば6色)と濃度
の変換特性ごとのデータ(例えば図15に示したように
11通りのデータ)を読み出すようになっている。この
例の場合では、以上の結果として264面の変換テーブ
ルが前記したRAMに格納される。このとき、マーキン
グのために指定された色については、記録を行わないの
で、テーブルにはすべて例えば“00H”を設定して記
憶することになる。
9を操作して、原稿の記録のための各種の設定を行うこ
とになる。これを次に説明する。
電源を投入した状態でコントロールパネルに表示される
基本メニューを表わしたものである。図1に示したコン
トロールパネル209の液晶ディスプレイからなる表示
画面701には、「基本コピー」、「編集画面」、「応
用コピー」および「画質調整」の各ボタンが表示され、
オペレータが必要に応じてこれらのメニューのいずれか
を選択することができるようになっている。
コピー色を「黒コピー」以外のモードに設定する際の操
作内容を示したものである。オペレータは「コピー色」
というボタン702を選択する。
ントロールパネルの表示内容を表わしたものである。こ
の例では、「黒赤コピー」ボタン704が押されること
で記録色として黒色と赤色の2色が指定され、また、読
取色指定ボタン705によって読取色が青色に指定され
ている。図12に示した原稿306の場合には、京王帝
都電鉄の路線401、402、403に相当する青色の
箇所が第1の記録色として赤色で記録されるための指定
が行われる。
ー画面を表わしたものである。設定終了ボタン707を
押せば設定が終了し、設定取消ボタン708を押せば他
の候補に設定を変更することができる。
作が終了した後に、「編集画面」モードを選択した状態
を表わしたものである。これにより、表示画面701が
切り替わる。
された状態を表わしたものである。ここでは、「全面」
と「領域指定」のうちの領域指定の方が選択されている
状態を表わしている。本実施例のディジタル複写機で
は、原稿306に対して合計で4つの領域指定を指定す
ることができ、互いに異なった色のマーカ421を用い
て、これらを図20に示した第1または第2の閉曲線で
分けられた領域5021、5022 に割り当てることが
できる。それぞれの領域では、「閉ループ内」が指定さ
れると、マーキングした閉ループの内部が高濃度の記録
の対象となる。「閉ループ外」が指定されると、マーキ
ングした閉ループの外部がこのような記録の対象とな
る。「矩形内」が指定された場合には、他の手法で指定
された矩形で分けられた領域の内部がこのような記録の
対象となる。「矩形外」が指定された場合には、指定さ
れた矩形で分けられた領域の外部がこのような記録の対
象となる。
状態での編集画面メニューの表示内容を表わしたもので
ある。各領域については、指定結果が表示されている。
本実施例では図12に示したように1つの閉曲線が描か
れ、その内部の記録濃度が濃く設定されるので、「領域
1」について「閉ループ内」が指定されることになる。
指定が終了すれば、オペレータは設定終了ボタン707
を押す。
タンが押された場合を表わしたものである。各閉ループ
についての指定内容が表示されている。この指定状態で
オペレータはマーカ421の色を指定するためのマーカ
色指定ボタン721を押すことになる。
ーカ色指定モードにおける表示画面の内容を表わしたも
のである。前記した第1〜第4の領域のそれぞれに対し
てマーキングの色を選択することができる。本実施例で
は図12で1つの閉曲線で分けられた領域のみを指定
し、マーキングの色として黄色を用いるので、図44に
示すように第1の領域についての黄色のボタン731を
押すだけで指定を終了させる。第1と第2の閉曲線で分
けられた領域をマーキングの色を変えて指定することが
できるので、第1〜第4の4つの領域があるが色は最大
で2種類しか指定することができない。もちろん、装置
によっては更に多くの色を指定して個別に濃度の制御を
行うことは可能である。
た状態を表わしたものである。図12に示した処理で
は、第1の閉曲線で分けられた一方の領域に対して記録
濃度が高くなる処理が行われ、マーキングは黄色が使用
されるので、その内容が表示画面701に表示されてい
る。オペレータはこの状態で、例えば画質調整モードを
選択することができる。
ニュー画面を表わしたものである。「シャープネス」、
「地肌除去」および「色別濃度調整」の各ボタン741
〜743が表示され、それぞれを選択することで該当す
る画質調整を行うことができる。画質調整には原稿の色
を濃度に置き換える際の第1の画質調整と、第1の記録
色の記録特性を調整するための第2の画質調整とが存在
する。これらの調整を特に行わないときには、予めプリ
セットされたデフォルト値が使用されることになる。
調整を行うための表示画面を表わしたものである。原稿
の各色を濃く記録するか薄く記録するかをカーソルキー
751でそれぞれ調整することができる。本実施例の指
定では、青色が第1の記録色として読み取られるので、
この指定を濃い側に設定すればするほど閉曲線で分けら
れた領域の内外を問わず記録色としての赤色が濃く表現
されることになる。原稿の赤色等のその他の部分は第2
の記録色として黒色で記録されるが、どの色をどの程度
の記録濃度に換算するかのバランス設定をここで行うこ
とができる。この例では、原稿の緑色の部分を相対的に
濃い濃度階調で黒色によって記録するように指定が行わ
れている。なお、オペレータが第2の領域以降の各領域
を指定している場合には、それぞれについてこのような
指定を行うことができる。
色の高記録濃度側と低記録濃度側の相対的な濃度の比率
を設定するための表示画面を表わしたものである。表示
画面701には、読取色である青色から記録色である赤
色へ変換するための「青→赤」表示の文字と、濃度の表
示比率設定のためのボリュームが表示される。濃度比を
高くすると、図12に示した例では京王相模原線403
が京王線401や井の頭線402よりも比較的濃い濃度
の赤色で表示され、濃度比を低く設定するとこれらの差
異が目立たない方向で各濃度が表示されることになる。
赤色全体の濃度を濃い側にするか薄い側にするかの調整
は図46に示した調整で行う。
が行われたら、マーキングを行った原稿306を図1に
示したディジタル複写機のイメージスキャナ部202に
下向きにして矢印206方向に挿入し、画像の読み取り
と記録処理を行わせることになる。原稿306が読み込
まれるたびに、濃度変換用のデータが前記したRAMか
らから読み出され、濃度変換用のテーブルに転送される
ことになる。このような転送プログラムは図19に示し
たROM510に予め格納されていることはもちろんで
ある。
域指定の他の例として京王相模原線を京王帝都電鉄の他
の路線と区別する閉曲線の他の例を示したものである。
この例では、閉曲線4092 の外部に京王相模原線40
3が存在し、内部には京王帝都電鉄の他の路線401、
402が存在する。このように本実施例では閉曲線40
9の内側と外側のいずれかを指定して記録濃度を異なら
せるので、閉曲線409の指定の仕方に自由度が存在す
る。
ージセンサを静止させ原稿を移動させて画像の読み取り
を行うようにしたが、これとは逆に原稿を静止させるよ
うにしてもよい。
使用して、記録濃度をディザ等の疑似中間調を用いて変
化させることにしたが、例えば熱昇華性のインクを使用
した記録方式を採用する等により、記録濃度を連続的に
変化させることのできる記録方式についても本発明を同
様に適用することができる。更に実施例では記録の場合
について説明したが、ディスプレイ表示についても本発
明を同様に適用することが可能である。
によれば、原稿上の画素を読み取って第1色と第2色の
2つの色に区分けすると共に、原稿に対応した1または
複数の閉曲線を認識させ、これらの内部と外部で第1色
の表現する濃度を変えるようにした。したがって、1つ
の色で複数の表現を行うことが可能になる。また、各種
の閉曲線の指定により、必要な領域を比較的容易に区分
けすることができるようになる。
上の画素を読み取って第1色と第2色の2つの色に区分
けすると共に、原稿の内部に位置的に対応した1または
複数の閉曲線を閉曲線認識手段によって認識させ、これ
らの内部と外部で第1色の表現する濃度を変えるように
した。したがって、1つの色で複数の表現を行うことが
可能になる。また、閉曲線で区分けを行うので、例えば
矩形で区分けを行う場合と比べて複雑な形状の領域であ
っても指定が容易である。
各色を予め定めた複数の色のいずれかにそれぞれ判別
し、このうちの判別された特定の色についてこれを表示
するときの色の濃度を特定の多角形等の領域内と領域外
とで変えることにしている。これによって、多少の色む
らがあるような原稿でも、予め定めた複数の色に判別す
る過程で色むらが解消され、指定した領域の内と外で濃
度を明確に区別して表現することが可能になる。
ィジタル複写機の外観を表わした斜視図である。
したブロック図である。
したブロック図である。
わした概略構成図である。
図である。
した平面図である。
素配列の様子を表わした説明図である。
画素データ列を表わした説明図である。
表わした説明図である。
の様子を表わした説明図である。
体的な構成を表わしたブロック図である。
稿の一例についてその要部を表わした平面図である。
ことなく単純に原稿の読み取りと記録を行った場合の記
録画の要部を示す平面図である。
る処理を行った場合の記録画の要部を表わした平面図で
ある。
ーブルの特性を表わした特性図である。
を表わした特性図である。
る処理を行った場合の記録画の要部を表わした平面図で
ある。
た説明図である。
セレクト回路とその周辺回路を表わしたブロック図であ
る。
2の閉曲線で分けられた領域の2つの領域が設定された
例を表わした要部平面図である。
明図である。
の場合の高濃度側の設定が行われる領域を斜線で表わし
た説明図である。
の場合の高濃度側の設定が行われる領域を斜線で表わし
た説明図である。
の場合の高濃度側の設定が行われる領域を斜線で表わし
た説明図である。
の場合の高濃度側の設定が行われる領域を斜線で表わし
た説明図である。
の場合の高濃度側の設定が行われる領域を斜線で表わし
た説明図である。
の場合の高濃度側の設定が行われる領域を斜線で表わし
た説明図である。
の場合の高濃度側の設定が行われる領域を斜線で表わし
た説明図である。
の場合の高濃度側の設定が行われる領域を斜線で表わし
た説明図である。
の場合の高濃度側の設定が行われる領域を斜線で表わし
た説明図である。
の場合の高濃度側の設定が行われる領域を斜線で表わし
た説明図である。
の場合の高濃度側の設定が行われる領域を斜線で表わし
た説明図である。
の場合の高濃度側の設定が行われる領域を斜線で表わし
た説明図である。
大まかな構成を表わしたブロック図である。
図である。
した状態でコントロールパネルに表示される基本メニュ
ーを表わした平面図である。
「黒コピー」以外のモードに設定する際の表示画面の平
面図である。
パネルの表示内容を表わした平面図である。
れたメニュー画面を示す平面図である。
た後に、「編集画面」モードを選択した状態を表わした
表示画面の平面図である。
態の表示画面の平面図である。
集画面メニューの表示内容を表わした平面図である。
された場合の表示画面の平面図である。
容を表わした平面図である。
示画面の平面図である。
わした表示画面の平面図である。
ための表示画面の平面図である。
濃度側と低記録濃度側の相対的な濃度の比率を設定する
ための表示画面の平面図である。
他の例を示した要部平面図である。
ピーの一例を表わした平面図である。
を表わしたブロック図である。
地図の要部を示した平面図である。
示した平面図である。
09…コントロールパネル、231…イメージセンサ、
236…カラー基板、239…領域認識基板、264…
第1色レーザ駆動部、265…第2色レーザ駆動部、3
06…原稿、391…色判定部、395…マーカフラグ
生成部、409…閉曲線、412…領域認識部、415
…色編集部、418…色濃度補正部、420…濃度特性
線、421…マーカ、502…閉曲線で分けられた領
域、510…ROM、513…CPU、516…領域設
定レジスタ、518…比較器、701…表示画面
Claims (3)
- 【請求項1】 原稿上の画素を読み取る読取手段と、 この読取手段によって読み取られた原稿の各画素のうち
特定の色の範囲の画素を第1色の画素として判別しこれ
以外の画素を第2色の画素として判別する色判別手段
と、 前記原稿の内部に位置的に対応したそれぞれ任意の形状
の1または複数の閉曲線を認識する閉曲線認識手段と、 前記色判別手段によって第1色の画素として判別された
画素における閉曲線認識手段によって認識された閉曲線
によって区分けされた領域の内外の画素を前記第2色と
は異なる色で、かつ前記領域の内外で異なった濃度に変
換する濃度変換手段とを具備することを特徴とする画像
処理装置。 - 【請求項2】 原稿上の画素を読み取る読取手段と、 この読取手段によって読み取られた原稿の各画素のうち
特定の1または複数の色の画素をマーキングされた色の
画素として判別し、これ以外の所定範囲の画素を第1色
の画素として判別すると共にこれら以外の画素を第2色
の画素として判別する色判別手段と、 前記マーキングされた色の画素の位置情報からそれぞれ
のマーキング色ごとに閉曲線を認識する閉曲線認識手段
と、 前記色判別手段によって第1色の画素として判別された
画素における閉曲線認識手段によって認識されたそれぞ
れの閉曲線によって区分けされた領域の内外の画素を前
記第2色とは異なる色で、かつ前記領域の内外で異なっ
た濃度に変換する濃度変換手段と、 前記第1色については濃度変換手段によって変換された
濃度で、第2色については前記読取手段によって読み取
られた濃度でそれぞれ表示する2色表示手段とを具備す
ることを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項3】 原稿上の画素を読み取る読取手段と、 この読取手段によって読み取られた各画素の色を無彩色
を含みかつ読取手段によって読み取られた各画素の色の
数よりも少ない予め定められた複数の色に判別する色判
別手段と、 前記原稿の内部に位置的に対応した任意の形状の閉曲線
を認識する閉曲線認識手段と、 前記色判別手段によって判別された特定の1色について
の前記読取手段によって読み取られた各画像の濃度を、
前記閉曲線認識手段によって認識された領域の内外で異
なった濃度に変換する濃度変換手段とを具備することを
特徴とする画像処理装置。
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---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP02102996A JP3511781B2 (ja) | 1996-02-07 | 1996-02-07 | 画像処理装置 |
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ID=12043576
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP02102996A Expired - Fee Related JP3511781B2 (ja) | 1996-02-07 | 1996-02-07 | 画像処理装置 |
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Country | Link |
---|---|
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9219841B2 (en) | 2013-03-28 | 2015-12-22 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image-processing device identifying object in image specified by encircling line |
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-
1996
- 1996-02-07 JP JP02102996A patent/JP3511781B2/ja not_active Expired - Fee Related
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