JP3511670B2 - エンジンの制御装置 - Google Patents

エンジンの制御装置

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JP3511670B2
JP3511670B2 JP6107494A JP6107494A JP3511670B2 JP 3511670 B2 JP3511670 B2 JP 3511670B2 JP 6107494 A JP6107494 A JP 6107494A JP 6107494 A JP6107494 A JP 6107494A JP 3511670 B2 JP3511670 B2 JP 3511670B2
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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転同期処理と時間同
期処理とを行うエンジンの制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、マイクロコンピュータ等からなる
制御用コンピュータを用いて各種制御を精密に行うよう
にしたエンジン、いわゆる電子制御式エンジンが広く用
いられている。そして、かかる制御用コンピュータの制
御ルーチンは、燃料噴射制御処理、点火制御処理等を含
みエンジンが所定の回転角すなわちクランク角に達した
ときにその1ルーチンが実行される回転同期処理ルーチ
ンと、水温検出処理、吸気温検出処理等を含み一定の時
間毎(例えば、10ms毎)にその1ルーチンが実行される
時間同期処理ルーチンとに大別される。なお、時間同期
処理ルーチンの実行中に回転同期処理ルーチンを実行す
べきクランク角に達したときは、該時間同期処理ルーチ
ンの実行は停止され回転同期処理ルーチンが割り込んで
実行される(割り込み処理)。また、回転同期処理ルーチ
ンの実行中に時間同期処理ルーチンを実行すべき時刻と
なったときは、時間同期処理ルーチンは該回転同期処理
ルーチンの実行が終了するまで待機させられる。
【0003】そして、回転同期処理ルーチンは、例えば
4気筒エンジンの場合は、クランク角で180°毎に実
行されることになるので、少なくともその1ルーチンを
クランク角で180°内に終了させる必要がある。ま
た、各回転同期処理ルーチンの実行の合間に時間同期処
理ルーチンを実行させるだけの余裕時間が必要とされ
る。そして、この場合、クランク角が180°だけ変化
するのに要する時間すなわちクランク角180°に対応
する時間は、エンジン回転数が高いときほど短くなる。
例えば、クランク180°に対応する時間は、エンジン
回転数が1500r.p.m.のときは20msであるが、エン
ジン回転数が6000r.p.m.のときは5msとなる。した
がって、回転同期処理ルーチンは、エンジンの最大回転
時(例えば、7000r.p.m.)においても、クランク角1
80°に対応する短い時間内に、時間同期処理ルーチン
を実行する余裕時間を残して終了するように、1ルーチ
ン当たりの処理時間を十分に短くする必要がある。この
場合、制御用コンピュータの容量を大きくすれば処理速
度が大きくなるので、回転同期処理ルーチンの1ルーチ
ン当たりの処理時間を十分に短くすることが可能であ
る。しかしながら、このようにすると制御用コンピュー
タないしはエンジンの大幅なコストアップを招くといっ
た問題がある。
【0004】そこで、回転同期処理ルーチンで必要とさ
れる制御情報(例えば、燃料噴射制御に必要とされるエ
ンジン回転数、吸入空気量、目標空燃比等)の一部を時
間同期処理ルーチンで情報処理(以下、これを共用情報
処理という)させ、回転同期処理ルーチンでは時間同期
処理ルーチンの処理結果を利用して所定の制御(例え
ば、燃料噴射制御、点火制御等)を行うようにし、回転
同期処理ルーチンを簡素化して制御用コンピュータの容
量をいたずらに大きくすることなく、回転同期処理ルー
チンの1ルーチン当たりの処理時間を短くするようにし
た電子制御式エンジンが提案されている(例えば、特公
昭63−39778号公報参照)。なお、特公昭63−
39778号公報に開示された電子制御式エンジンで
は、温度パラメータの演算、時定数の演算等を時間同期
処理ルーチンで行わせ、その演算結果を回転同期処理ル
ーチンで利用するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに回転同期処理ルーチンで必要とされる制御情報の一
部を時間同期処理ルーチンで情報処理させると、エンジ
ンの運転状態が変化したときすなわち過渡時(例えば、
加速時、減速時等)には、共用情報処理が前回の時間同
期処理ルーチンで行われている関係上、その処理結果に
は最新の状態(今回の回転同期処理ルーチン実行時にお
ける状態)に対して応答遅れが伴われることになる。こ
のため、過渡時には、かかる応答遅れのため最新の運転
状態に基づいた制御が行われず、回転同期処理ルーチン
の制御精度が悪くなるといった問題がある。
【0006】また、高負荷時、加速時等、エンジンがノ
ッキングを起こしやすい状態にあるときには、共用情報
処理の応答遅れのためノッキングへの対処(例えば、点
火時期を遅角させる)が遅れ、エンジンにノッキングが
生じてしまうことがあるといった問題がある。
【0007】本発明は、上記従来の問題点を解決するた
めになされたものであって、高回転時に制御用コンピュ
ータの容量を大きくすることなく回転同期処理と時間同
期処理とを確実に行うことができ、過渡時に応答遅れの
ない情報を用いて回転同期処理を行うことができるエン
ジンの制御装置を提供することを目的とする。また、エ
ンジンがノッキングを起こしやすい状態にあるときには
該状態に迅速に対処することができ、ノッキングの発生
を防止することができるエンジンの制御装置を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達するた
め、図1にその構成を示すように、第1の発明は、所定
の時間毎に所定の一連の情報処理を行う時間同期処理手
段と、所定の回転角毎に所定の一連の情報処理を行う回
転同期処理手段とが設けられ、上記時間同期処理手段及
び上記回転同期処理手段の双方の一連の情報処理には夫
々ノッキングの発生に関連するエンジン制御値の演算処
理が含まれ、かつ、上記時間同期処理手段によるノッキ
ングの発生に関連するエンジン制御値の演算結果が上記
回転同期処理手段で利用できるようになっているエンジ
ンの制御装置であって上記エンジンの運転状態が、所
定の低回転状態にあるか否かを判定する低回転状態判定
手段と、過渡状態にあるか否かを判定する過渡状態判定
手段とが設けられ、上記エンジンの運転状態が低回転の
過渡状態にあると判定されたときは、上記回転同期処理
手段はこれ自身で演算した上記ノッキングの発生に関連
するエンジン制御値を利用し、低回転の過渡状態にない
と判定されたときは、上記回転同期処理手段は上記時間
同期処理手段によるノッキングの発生に関連するエンジ
ン制御値の演算結果を利用することを特徴とするエンジ
ンの制御装置を提供する。
【0009】第2の発明は、所定の時間毎に所定の一連
の情報処理を行う時間同期処理手段と、所の回転角毎
に所定の一連の情報処理を行う回転同期処理手段とが設
けられ、上記時間同期処理手段及び上記回転同期処理手
段の双方の一連の情報処理には夫々ノッキングの発生に
関連するエンジン制御値の演算処理が含まれ、かつ、上
記時間同期処理手段によるノッキングの発生に関連する
エンジン制御値の演算結果が上記回転同期処理手段で利
用できるようになっているエンジンの制御装置であっ
て、上記エンジンの運転状態が、所定の低回転状態にあ
るか否かを判定する低回転状態判定手段と、高負荷状態
にあるか否かを判定する高負荷判定手段とが設けられ、
上記エンジンの運転状態が低回転の高負荷状態にあると
判定されたときは、上記回転同期処理手段はこれ自身で
演算した上記ノッキングの発生に関連するエンジン制御
値を利用し、低回転の高負荷状態にないと判定されたと
きは、上記回転同期処理手段は上記時間同期処理手段に
よるノッキングの発生に関連するエンジン制御値の演算
結果を利用することを特徴とするエンジンの制御装置を
提供する。
【0010】第3の発明は、所定の時間毎に所定の一連
の情報処理を行う時間同期処理手段と、所の回転角毎
に所定の一連の情報処理を行う回転同期処理手段とが設
けられ、上記時間同期処理手段及び上記回転同期処理手
段の双方の一連の情報処理には夫々ノッキングの発生に
関連するエンジン制御値の演算処理が含まれ、かつ、上
記時間同期処理手段によるノッキングの発生に関連する
エンジン制御値の演算結果が上記回転同期処理手段で利
用できるようになっているエンジンの制御装置であっ
て、上記エンジンの運転状態がノッキングを起こしやす
い状態にあるか否かを判定するノッキング判定手段が設
けられ、該ノッキング判定手段によりノッキングを起こ
しやすい状態にあると判定されたときは、上記回転同期
処理手段はこれ自身で演算した上記ノッキングの発生に
関連するエンジン制御値を利用し、ノッキングを起こし
やすい状態にないと判定されたときは、上記回転同期処
理手段は上記時間同期処理手段によるノッキングの発生
に関連するエンジン制御値の演算結果を利用することを
特徴とするエンジンの制御装置を提供する。
【0011】第4の発明は、第の発明にかかるエンジ
ンの制御装置において、上記ノッキング判定手段は、上
記エンジンの運転状態が所定の低回転の過渡状態にある
ときにノッキングを起こしやすい状態にあると判定する
ことを特徴とするエンジンの制御装置を提供する。
【0012】第5の発明は、第3の発明にかかるエンジ
ンの制御装置において、上記ノッキング判定手段は、上
記エンジンの運転状態が所定の低回転の高負荷状態にあ
るときにノッキングを起こしやすい状態にあると判定す
ことを特徴とするエンジンの制御装置を提供する。
【0013】第6の発明は、第の発明にかかるエンジ
ンの制御装置において、上記ノッキング判定手段は、ノ
ッキングに関連する状態量の予測値に基づいてノッキン
グを起こしやすい状態にあるか否かを判定することを特
徴とするエンジンの制御装置を提供する。
【0014】第7の発明は、第6の発明にかかるエンジ
ンの制御装置において、上記回転同期処理手段と時間同
期処理手段とが夫々上記ノッキング判定手段を備えてい
て、回転同期処理手段側のノッキング判定手段によって
エンジンがノッキングを起こしやすい状態にあると判定
され、かつ時間同期処理手段側のノッキング判定手段に
よってエンジンがノッキングを起こしやすい状態にある
とは判定されず、さらにエンジンの運転状態が所定の低
回転状態にあるときは、上記回転同期処理手段はこれ自
身で演算した上記ノッキングの発生に関連するエンジン
制御値を利用し、そうでないときは、上記回転同期処理
手段は上記時間同期処理手段によるノッキングの発生に
関連するエンジン制御値の演算結果を利用することを特
徴とするエンジンの制御装置を提供する。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を具体的に説明する。 <第1実施例>図2に示すように、ガソリンを燃料とす
る自動車用の4気筒電子制御式エンジンCEの各気筒
(1気筒のみ図示)においては、吸気弁1が開かれたとき
に吸気ポート2から燃焼室3内に混合気が吸入され、こ
の混合気がピストン4で圧縮された後点火プラグ5によ
って着火・燃焼させられ、排気弁6が開かれたときに燃
焼ガス(排気ガス)が排気ポート7を介して排気通路8に
排出されるようになっている。ここで、排気通路8に
は、上流側から順に、排気ガス中のO2濃度を検出する
リニアO2センサ9と、排気ガスを浄化する三元触媒を
用いた触媒コンバータ10とが設けられている。なお、
リニアO2センサ9で検出されたO2濃度信号はコントロ
ールユニット13に送られ、コントロールユニット13
では該O2濃度に基づいて混合気の空燃比(A/F)が演
算されるようになっている。
【0024】また、点火プラグ5へは、ディストリビュ
ータ11と点火制御装置12とによって所定のタイミン
グで高電圧の点火用電力が供給される(通電される)よう
になっている。ここで、点火プラグ5の点火時期(進角
量)は、後で説明するようにコントロールユニット13
によって制御されるようになっている。そして、ディス
トリビュータ11ではクランク角が検出されるようにな
っている。なお、ディストリビュータ11で検出された
クランク角はコントロールユニット13に送られ、コン
トロールユニット13では該クランク角に基づいてエン
ジン回転数が演算されるようになっている。
【0025】エンジンCEの燃焼室3に燃料燃焼用の空
気を供給するために、上流端が大気に開放された吸気通
路14が設けられ、この吸気通路14には上流側から順
に、吸入空気量を検出するホットワイヤ式のエアフロー
センサ15と、アクセルペダル(図示せず)の踏み込み量
に対応して開閉されるスロットル弁16と、吸気通路1
4内の脈動(サージング)を低減して空気の流れを安定さ
せるサージタンク17とが設けられている。そして、吸
気通路14の下流端は前記の吸気ポート2に接続されて
いる。また、吸気ポート2近傍において吸気通路14内
に燃料を噴射する燃料噴射弁18が、噴射口が吸気ポー
ト2方向に向くようにして配設されている。ここで、燃
料噴射弁18の燃料噴射量(噴射パルス幅)及び噴射タイ
ミングは、後で説明するようにコントロールユニット1
3によって制御されるようになっている。
【0026】また、スロットル弁16より上流側の吸気
通路14内の空気を、スロットル弁16をバイパスして
サージタンク17に案内するバイパス吸気通路19が設
けられ、このバイパス吸気通路19にはアイドル時の吸
入空気量を制御するISCバルブ20が介設されてい
る。このISCバルブ20は、コントロールユニット1
3から印加される信号に従って、負荷特性、例えばエア
コンのコンプレッサのオン・オフ等に応じて開閉される
ようになっている。さらに、エンジンCEには、エンジ
ン水温を検出する水温センサ24、スロットル開度を検
出するスロットル開度センサ25、吸気温を検出する吸
気温センサ26等の各種センサが設けられている。
【0027】コントロールユニット13は、特許請求の
範囲に記載された「時間同期処理手段」、「回転同期処理
手段」、「高負荷判定手段」 低回転状態判定手段」、「過
渡状態判定手段」及び「ノッキング判定手段」を含む、マ
イクロコンピュータで構成された、エンジンCEの総合
的な制御装置であって、所定の時間毎に所定の一連の情
報処理を行うといった時間同期処理と、所定のクランク
角(回転角)毎に一連の情報処理を行うといった回転同期
処理とを行うことにより、エンジンCEの各種制御を行
うようになっている。なお、コントロールユニット13
へは、リニアOセンサ9によって検出される排気ガス
中のO濃度(空燃比)、ディストリビュータ11から出
力されるクランク角信号(エンジン回転数)、エアフロー
センサ15によって検出される吸入空気量、水温センサ
24によって検出されるエンジン水温、スロットル開度
センサ25によって検出されるスロットル開度、吸気温
センサ26によって検出される吸気温等が制御情報とし
て入力されるようになっている。なお、ここでいう情報
処理には、制御情報の読み込み等の入力処理と、各種機
器への制御信号の出力等の出力処理と、計算、マップ検
索、比較、判定、時間カウント等の演算処理とが含まれ
る。
【0028】しかしながら、エンジンCEの一般的な制
御の制御手法はよく知られており、またかかる一般的な
制御手法は本願発明の要旨とするところでもないのでそ
の説明を省略し、以下では本願発明の要旨にかかる、燃
料噴射制御と点火制御とを含む回転同期処理ルーチン
と、該回転同期処理ルーチンで利用されるノッキングの
発生に関連する所定のエンジン制御値の情報処理を含む
時間同期処理ルーチンとについてのみ説明する。
【0029】まず、図3に示すフローチャートに従っ
て、適宜図2を参照しつつ、時間同期処理ルーチンを説
明する。時間同期処理ルーチンは、基本的には所定の時
間周期(例えば、10ms)で実行される。なお、後で説明
する回転同期処理ルーチンを実行すべきクランク角に達
したときには、この時間同期処理ルーチンの実行が停止
されて回転同期処理ルーチンが優先的に実行されるので
(割り込み処理)、これに伴って上記時間周期が変化する
ことがある。以下では、便宜上該時間周期が10msであ
る場合について説明するが、該時間周期がこれに限定さ
れるものではないのはもちろんである。
【0030】この時間同期処理ルーチンには、詳しくは
図示していないが毎回必ず実行される、すなわち10ms
毎に実行されることになる第1処理ルーチンと、毎回は
実行されず何回かに1回だけ実行される、すなわち10
msの整数倍の時間周期で実行されることになる第2処理
ルーチン(ステップ#2、ステップ#3…)とが含まれて
いる。なお、ここでは第2処理ルーチンが3回に1回実
行される場合、すなわち30ms(10ms×3=30ms)の
時間周期で実行される場合について説明するが、第2処
理ルーチンを実行する頻度がこれに限定されるものでは
ないのはもちろんである。
【0031】具体的には、この時間同期処理ルーチンは
10ms毎に実行され、このルーチンが実行されると、ま
ず10msの時間周期で処理すべき第1処理ルーチン(処
理周期が異なるその他の処理)が実行される。そして、
第1処理ルーチンの実行が終了すると、ステップ#1で
タイマのカウント値が25msに対応する値を超えたか否
か、すなわちタイマリセット後25msを経過したか否か
が判定される。このタイマは、エンジン始動後に初めて
時間同期処理ルーチンが実行されるとき、又は後で説明
する第2処理ルーチンが実行された後で初めて時間同期
処理ルーチンが実行されるときにリセットされる。
【0032】ステップ#1でタイマリセット後25msを
経過していないと判定された場合は(NO)、以下の第2
処理ルーチン(ステップ#2、ステップ#3…)をスキッ
プして今回の時間同期処理ルーチンを終了する。他方、
タイマリセット後25msを経過していると判定された場
合は(YES)、第2処理ルーチンが実行される。ここ
で、タイマリセット後25msで第2処理ルーチンを実行
するようにしているが、この時間同期処理ルーチンは1
0ms毎に実行されるので、このステップ#1でYESと
判定されるのは、実際にはタイマリセット後においてこ
の時間同期処理ルーチンが3回目に実行されるときであ
る。したがって、第2処理ルーチンは、結局30msの時
間周期で実行されることになる。
【0033】第2処理ルーチンが実行される場合は、処
理周期が30msとされる種々の処理ないしは演算が行わ
れるが、とくにステップ#2とステップ#3とでは、夫
々、目標空燃比のマップ検索処理と目標点火時期のマッ
プ検索処理とが行われる。なお、目標空燃比及び点火時
期はノッキングの発生に関連するエンジン制御値であ
【0034】具体的には、ステップ#2では例えば図8
に示すような、エンジン回転数neと充填効率ce(吸気充
填効率)とをパラメータとする所定の空燃比補正値マッ
プf1を用いて、マップ検索によりne及びceに対応する空
燃比補正値cafが演算される(caf=f1(ne,ce))。ここ
で、エンジン回転数ne及び吸気充填効率ceは、後で説明
する回転同期処理ルーチン(図4中のステップ#12及
びステップ#13)で読み込まれ又は演算されたものが
利用される。また、このステップ#2で演算(検索)され
た空燃比補正値cafは、後で説明するようにエンジンC
Eが所定の運転状態にあるときには、後記の回転同期処
理ルーチンで燃料噴射弁18の噴射パルス幅taを演算す
る際に利用される(図4中のステップ#20)。
【0035】なお、空燃比補正値マップf1は、エンジン
負荷(充填効率)が所定の高負荷判定レベルを超えたとき
には、エンジン出力を高めるために燃料噴射量を増量
(高負荷増量)するように設定されている。つまり、空燃
比補正値マップf1は、高負荷燃料増量値を演算する機能
を内蔵していることになる。
【0036】ステップ#3では例えば図9に示すよう
な、エンジン回転数neと充填効率ceとをパラメータとす
る所定の点火時期マップf2を用いて、マップ検索により
ne及びceに対応する目標点火時期thtig(目標進角量)が
演算される(thtig=f2(ne,ce))。なお、エンジン回転数
ne及び吸気充填効率ceは回転同期処理ルーチンで読み込
まれ又は演算されたものが利用されるのは、ステップ#
2の場合と同様である。また、このステップ#3で演算
(検索)された目標点火時期thtigは回転同期処理ルーチ
ンで点火制御を行う際に利用される(図4中のステップ
#22)。ステップ#3が実行された後は、30msの周
期で実行すべきその他の処理が実行され、今回の時間同
期処理ルーチンが終了する。
【0037】以下、図4に示すフローチャートに従っ
て、適宜図2を参照しつつ回転同期処理ルーチンを説明
する。回転同期処理ルーチンは、クランク角が、180
°CA(クランク角180°)の回転周期で設定される所
定値に達したときに実行される。したがって、例えばエ
ンジン回転数neが1500r.p.m.のときは20ms毎に実
行され、6000r.p.m.のときは5ms毎に実行されるこ
とになる。この回転同期処理ルーチンは割り込み処理ル
ーチンであって、時間同期処理ルーチンの実行中にクラ
ンク角が上記所定値に達したときには、時間同期処理ル
ーチンの実行が停止されてこの回転同期処理ルーチンが
実行される。なお、回転同期処理ルーチンの実行が終了
すれば、停止されている時間同期処理ルーチンの未処理
部分が実行される。
【0038】この回転同期処理ルーチンは、基本的に
は、燃料噴射弁18の噴射パルス幅(燃料噴射量)の設定
(噴射パルス幅演算)と、燃料噴射制御すなわち上記噴射
パルス幅及び所定のタイミングでもって燃料噴射弁18
から燃料を噴射させる処理(燃料噴射制御)と、点火制御
すなわち目標点火時期に一致するタイミングで点火プラ
グ5に通電する処理(点火制御)とを行うようになってい
る。ここで、噴射パルス幅演算においては空燃比補正値
cafを必要とし、また点火制御においては目標点火時期t
htigを必要とする。前記したとおり、空燃比補正値caf
及び目標点火時期thtigは夫々、時間同期処理ルーチン
で演算されるが(図3中のステップ#2、ステップ#
3)、この回転同期処理ルーチンでも、空燃比補正値caf
の演算(検索)と目標点火時期thtigの演算(検索)とを行
う機能を備えている。したがって、この回転同期処理ル
ーチンは、時間同期処理ルーチンで演算されたcaf又はt
htigを利用して噴射パルス幅演算又は点火制御を行うこ
とができるだけではなく、自ら演算したcaf又はthtigを
用いて噴射パルス幅演算又は点火制御を行うこともでき
る。
【0039】いずれのルーチンで演算されたcaf又はtht
igを用いるかの指示方法ないしは選択方法は後記の通り
であるが、時間同期処理ルーチンで演算されたcaf及び
thtigを利用する場合は回転同期処理ルーチンの1
ルーチン当たりの処理時間が短くなるものの過渡時には
caf及びthtigに応答遅れが伴われることになる。他
方、回転同期処理ルーチンで自ら演算したcaf及びthtig
を用いる場合はcaf及びthtigの応答遅れはなくなるもの
の回転同期処理ルーチンの1ルーチン当たりの処理時間
が長くなる。そこで、この回転同期処理ルーチンでは、
以下で説明するように両者の特性に応じて運転状態に適
する方のcaf又はthtigを用いるようにしている。
【0040】具体的には、まずステップ#11でエアフ
ローセンサ15によって検出される吸入空気量qaが読み
込まれ、続いてステップ#12でエンジン回転数neが読
み込まれる。なお、エンジン回転数neが、ディストリビ
ュータ11で検出されたクランク角に基づいて演算され
るのは前記したとおりである。次に、ステップ#13で
次の式1により吸気充填効率ceが演算される。なお、以
下の式において「←」は、右辺の演算値を左辺の変数(記
憶領域)に代入(格納)するといったコントロールユニッ
ト13内での演算処理をあらわすものとする。例えば、
式1の場合は、変数K(Kという変数名のついた記憶領
域)に格納されている数値(すなわち換算係数)に変数qa
に格納されている数値(すなわち吸入空気量)を乗算し、
これを変数neに格納されている数値(すなわちエンジン
回転数)で除算して得られた数値を変数ceに代入(格納)
することになる。
【数1】 ce←K・qa/ne………………………………………………………式1 ce:充填効率 K:換算係数 qa:吸入空気量 ne:エンジン回転数
【0041】次に、ステップ#14でエンジン回転数ne
が所定値KN未満であるか否か、すなわちエンジンCE
が所定の低回転状態にあるか否かが判定される。なお、
所定値KNは例えば300r.p.m.に設定される。ここ
で、ne<KNであると判定された場合は(YES)、ステ
ップ#15で次の式2により充填効率変化量dceが演算
され、続いてステップ#16で上記充填効率変化量dce
が所定値KCを超えているか否か、すなわちエンジンC
Eが過渡状態にあるか否かが判定される。
【数2】 dce←│ce−ceo│………………………………………………………式2 dce:充填効率変化量 ce:今回の充填効率 ceo:前回の充填効率
【0042】第1実施例では、ne<KNでありかつdce
>KCであるとき、すなわちエンジンCEが低回転状態
にありかつ過渡状態にあるときには、回転同期処理ルー
チンで自らcafとthtigと演算し、これらの応答遅れのな
いcafとthtigとを用いて噴射パルス幅taの演算と点火制
御とを行うようにしている。このようにする理由はおよ
そ次のとおりである。すなわち、図10に示すように、
低回転時(例えば、1500r.p.m.)には、各回転同期処
理ルーチンはa0〜a3のように時間的には比較的長い周期
で実行され、各回転同期処理ルーチン間の余裕時間は十
分にある。したがって、回転同期処理ルーチンの1ルー
チン当たりの処理時間が多少長くなっても時間同期処理
ルーチンを実行するための時間は十分に確保される。つ
まり、何ら不具合を招くことなく回転同期処理ルーチン
の1ルーチン当たりの処理時間を長くすることが可能な
状況にある。なお、図10でb0〜b9は時間同期処理ルー
チンを実行すべきタイミングを示している。
【0043】また、過渡時にはエンジンCEの運転状態
が変化するので、かかる運転状態の変化に応答遅れなく
噴射パルス幅と点火時期とを追従させるには、応答遅れ
のないcaf及びthtigを用いる必要がある。とくに、過渡
状態がパワーオンの加速状態である場合にはノッキング
が起こりやすくなるので、かかる状況に迅速に対処して
ノッキングの発生を未然に防止するには応答遅れのない
caf及びthtigを用いることが必要である。そこで、ne<
KNでありかつdce>KCである場合には、回転同期処
理ルーチンの1ルーチン当たりの処理時間を長くするこ
とが可能であり、かつ応答遅れのないcaf及びthtigを必
要とするといった事情に鑑み、回転同期処理ルーチンで
自らcaf及びthtigを演算し、これらの応答遅れのないca
fとthtigとを用いて噴射パルス幅演算と点火制御とを行
うようにしている。
【0044】他方、ne≧KNであるか、又はdce≦KC
であるとき、すなわちエンジンCEが高回転状態にある
か又は定常状態にあるときには、時間同期処理ルーチン
で演算されたcaf及びthtigを用いて回転同期処理ルーチ
ンの1ルーチン当たりの処理時間を短くするようにして
いるが、このようにする理由はおよそ次のとおりであ
る。すなわち、図10に示すように、高回転時(例え
ば、6000r.p.m.)には、各回転同期処理ルーチンはa
4〜a7のように時間的には非常に短い周期で実行され各
回転同期処理ルーチン間の余裕時間は非常に短くなる。
このため、時刻b7〜b9で実行されるべき各時間同期処理
ルーチンは、回転同期処理ルーチンを優先的に実行する
ために、その開始タイミングが遅れさせられるばかり
か、その実行中に次の回転同期処理ルーチンの割り込み
のためその実行が停止されている。したがって、かかる
高回転時には時間同期処理ルーチンの処理時間を確保す
るために回転同期処理ルーチンの1ルーチン当たりの処
理時間を極力短くすることが要求される。そこで、高回
転領域では時間同期処理ルーチンで演算されたcaf及びt
htigを用いることにより回転同期処理ルーチンの実際の
実行ステップ数を少なくし、コントロールユニット13
の容量を大きくすることなく、1ルーチン当たりの処理
時間を短縮するようにしている。
【0045】ステップ#14でne<KNであると判定さ
れ(YES)かつステップ#16でdce>KCであると判
定された場合は(YES)、ステップ#17で図8に示す
ような空燃比補正値マップf1を用いてマップ検索により
ne及びceに対応する空燃比補正値cafが演算され(caf=f
1(ne,ce))、続いてステップ#18で図9に示すような
点火時期マップf2を用いてマップ検索によりne及びceに
対応する目標点火時期thtig(目標進角量)が検索される
(thtig=f2(ne,ce))。なお、ステップ#17又はステッ
プ#18でのcaf又はthtigの演算方法ないしは検索方法
は時間同期処理ルーチン(図3参照)のステップ#2又は
ステップ#3の場合と同一である。このようにして、ス
テップ#17では応答遅れのない空燃比補正値cafが演
算され、ステップ#18では応答遅れのない目標点火時
期thtigが演算される。この後ステップ#19が実行さ
れる。
【0046】ところで、ステップ#14でne≧KNであ
ると判定された場合(NO)、又はステップ#16でdce
≦KCであると判定された場合は(NO)、ステップ#1
7及びステップ#18をスキップしてステップ#19が
実行される。すなわち、この場合は自らはcafとthtigの
演算を行わず、時間同期処理ルーチンで演算されたcaf
とthtigとを利用することになる。
【0047】ステップ#19では、前回の充填効率ceo
が更新される。前記のステップ#15の演算では前回の
充填効率ceoを必要とするので、今回の充填効率ceを次
回の回転同期処理ルーチンを実行する際の前回の充填効
率ceoとして記憶しておくわけである。
【0048】次にステップ#20で、次の式3により噴
射パルス幅taが演算される。
【数3】 ta←KT・ce・caf……………………………………………………式3 ta:噴射パルス幅 KT:換算係数 ce:充填効率 caf:空燃比補正値 式3において、換算係数KTは、充填効率を噴射パルス
幅に換算するための定数である。この後、ステップ#2
1で噴射パルス幅taで、燃料噴射弁18から燃料が噴射
され、続いてステップ#22で目標点火時期thtigに一
致するタイミングで点火プラグ5に通電され、今回の回
転同期処理ルーチンは終了する。
【0049】図11に、低回転時にアクセルペダルが踏
み込まれて加速が開始されたときにおいて、第1実施例
にかかる時間同期処理ルーチンと回転同期処理ルーチン
とが実行された場合における、充填効率演算値(グラフ
1)と、燃料の高負荷増量値(グラフG2)と、噴射パル
ス幅(グラフG3)と、点火時期(グラフG4)の経時変化の
一例を示す。図11中でグラフG1'とグラフG1"とは、
夫々、実際の充填効率(演算値ではない)と、高負荷判定
レベルとを示している。また、図11中で破線で示すグ
ラフG2',G3',G4'は、夫々、時間同期処理ルーチンで
演算された空燃比補正値caf及び目標点火時期thtigを用
いた場合の、高負荷増量値と噴射パルス幅と点火時期と
を示している。なお、図11中でS1〜S4は回転同期処
理ルーチンを実行すべきタイミングを示している。すな
わち、時刻t1、t2、t4、t6で回転同期処理ルーチンが実
行されている。また、O1〜O4は時間同期処理ルーチン
を実行すべきタイミングを示している。すなわち、時刻
t1、t3、t5、t7が時間同期処理ルーチンを実行すべきタ
イミングである。
【0050】図11から明らかなように、時間同期処理
ルーチンで演算されたcaf及びthtigを利用する場合は、
回転同期処理ルーチンで自らcaf及びthtigを演算する場
合に比べて、高負荷増量値の出力が時間(t5−t4)だけ遅
れ(応答遅れ)、このため噴射パルス幅(燃料噴射量)が実
際に高負荷増量されるのは時間(t6−t4)だけ遅れてい
る。したがって、時間同期処理ルーチンで演算されたca
f及びthtigを用いる場合は、Aで示す分だけ燃料不足と
なり(リーン化)、エンジン出力が不足して走行性能が低
下することになる。これに対して、第1実施例のように
caf及びthtigを自ら演算する場合は、かかる燃料不足な
いしは混合気のリーン化が発生せず、エンジン出力が十
分に高められ、走行性能が高められる。
【0051】また、時間同期処理ルーチンで演算された
caf及びthtigを利用する場合は、回転同期処理ルーチン
で自らcaf及びthtigを演算する場合に比べて、期間(t2
〜t3)と期間(t4〜t5)と期間(t6〜t7)において、夫々、
点火時期がd1、d2、d3だけ過進角となっており、このた
めノッキングが発生することになる。これに対して、第
1実施例のようにcaf及びthtigを自ら演算する場合は、
かかる過進角が起こらずノッキングが発生しない。以
上、第1実施例によれば、高回転時あるいは定常時(非
過渡時)等のノッキングが起こりにくい運転状態におい
ては、回転同期処理ルーチンの実行ステップ数が低減さ
れ、コントロールユニット13の負荷を軽減される。他
方、低回転での過渡時等ノッキングが起こりやすい運転
状態においては、回転同期処理ルーチンの処理応答性が
高められ、過渡応答性あるいは耐ノッキング性が高めら
れる。
【0052】なお、図4に示すフローチャート中のステ
ップ#15とステップ#16とを削除して、ne≧KNの
とき(高回転時)には時間同期処理ルーチンで演算された
caf及びthtigを利用し、ne<KNのとき(低回転時)には
回転同期処理ルーチンで自らcaf及びthtigを演算するよ
うにしてもよい。このようにすれば低回転時における回
転同期処理ルーチンの1ルーチン当たりの処理時間の増
加を抑制することができる。
【0053】<第2実施例>以下第2実施例を説明する
が、第2実施例のハード構成は第1実施例と同一でり、
またコントロールユニット13による制御も基本部分は
第1実施例と共通であって、回転同期処理ルーチンの制
御ロジックが若干異なるだけであるので、以下では説明
の重複を避けるため第1実施例と異なる点についてのみ
説明する。図5に示すように、第2実施例における回転
同期処理ルーチンは、図4に示す第1実施例の回転同期
処理ルーチンのステップ#14〜ステップ#19を削除
してその部分にステップ#31〜ステップ#34を挿入
したものである。
【0054】具体的には、第2実施例ではステップ#3
1で無条件に目標目標点火時期thtigが演算(検索)され
る。なお、thtigの演算方法ないしは検索方法は第1実
施例の場合と同様である。したがって、常に応答遅れの
ないthtigに基づいて点火制御が行われるので、過渡応
答性あるいは耐ノッキング性が高められる。
【0055】そして、第2実施例ではステップ#32で
ne<KNであると判定されすなわちエンジンCEが低回
転状態にあると判定され、かつステップ#33でce>K
Dであると判定された場合すなわちエンジンCEが所定
の高負荷状態にあると判定された場合に、ステップ#3
4で空燃比補正値cafが演算されるようになっている。
ここで、KDはエンジンCEが所定の高負荷状態にある
か否かを判定するための基準値である。なお、cafの演
算方法は、第1実施例の場合と同一である。このよう
に、低回転・高負荷時に回転同期処理ルーチンで自らca
fを演算するようにしている理由はおよそ次のとおりで
ある。
【0056】すなわち、低回転・高負荷時にはとくにノ
ッキングが起こりやすいので、かかる状態に迅速に対処
してノッキングの発生を防止するには、応答遅れのない
cafとthtigとを用いて噴射パルス幅演算あるいは点火制
御を行う必要がある。そこで、低回転・高負荷時には回
転同期処理ルーチンで自らcafを演算して応答遅れのな
いcafを得るようにしている。なお、前記したとおりtht
igは毎回回転同期処理ルーチンで演算されので応答遅れ
は生じない。かくして第2実施例では、高回転時又は低
負荷時においてはコントロールユニット13の負荷が軽
減されるとともに、とくにノッキングが起こりやすい低
回転・高負荷時にはノッキングの発生が有効に防止され
る。
【0057】<第3実施例>以下第3実施例を説明する
が、第3実施例のハード構成は第1実施例と同一でり、
またコントロールユニット13による制御も基本部分は
第1実施例と共通であって、時間同期処理ルーチン及び
回転同期処理ルーチンの制御ロジックが若干異なるだけ
であるので、以下では説明の重複を避けるため第1実施
例と異なる点についてのみ説明する。
【0058】第3実施例では、基本的には、時間同期処
理ルーチンと回転同期処理ルーチンとで夫々個別に、充
填効率予測値に基づいてエンジンCEが高負荷状態にあ
るか否かすなわちノッキングを起こしやすい状態にある
か否かが判定され、回転同期処理ルーチンでエンジンC
Eが高負荷状態にあると判定され、かつ時間同期処理ル
ーチンでエンジンCEが高負荷状態にはないと判定さ
れ、さらに回転同期処理ルーチンでエンジンCEが低回
転状態にあると判定されたときに、回転同期処理ルーチ
ンで空燃比補正値cafと目標点火時期thtigとが演算され
るようになっている。その他の制御ロジックは第1実施
例の場合と同様である。
【0059】図6に示すように、第3実施例の時間同期
処理ルーチンは、図3に示す第1実施例の時間同期処理
ルーチンのステップ#1とステップ#2の間に、ステッ
プ#,42〜ステップ#48を挿入したものである。そ
の他の点については第1実施例の時間同期処理ルーチン
と同様である。第3実施例の時間同期処理ルーチンで
は、ステップ#1でYESであると判定された場合は、
ステップ#42で吸入空気量qaが読み込まれ、続いてス
テップ#43でエンジン回転数neが読み込まれ、さらに
ステップ#44で充填効率ceが演算される。なお、ステ
ップ#42〜ステップ#44での処理方法は夫々、第1
実施例の回転同期処理ルーチン(図4参照)のステップ#
11〜ステップ#13の場合と同一である。
【0060】次に、ステップ#45で、今回までにすで
に演算されている複数の充填効率ceに基づいて、次回の
充填効率すなわち充填効率予測値cefが演算される。こ
こで、充填効率予測値cefの演算は普通の外挿法により
行われる。続いて、ステップ#46で充填効率予測値ce
fが所定値αを超えているか否か、すなわち次回にはエ
ンジンCEが高負荷状態になると予想されるか否かが判
定される。ここで、cef>αであると判定された場合(Y
ES)、すなわち次回で高負荷状態になると予想される
場合はステップ#47で高負荷フラグFに1がたてられ
る。他方、ステップ#46でcef≦αであると判定され
た場合(NO)、すなわち次回で高負荷状態になるとは予
想されない場合はステップ#48で高負荷フラグFが0
に戻される。なお、この高負荷フラグFは、回転同期処
理ルーチンで利用される。その他の処理については第1
実施例の時間同期処理ルーチンと同様である。
【0061】図7に示すように、第3実施例の回転同期
処理ルーチンは、図4に示す第1実施例の回転同期処理
ルーチンのステップ#14〜ステップ#19を削除して
その部分にステップ#54〜ステップ#59を挿入した
ものである。その他の点については第1実施例の回転同
期処理ルーチンと同様である。
【0062】具体的には、ステップ#54では次回の充
填効率すなわち充填効率予測値cefが演算される。な
お、この充填効率予測値cefの演算方法は図6に示す時
間同期処理ルーチンのステップ#45の場合と同様であ
る。
【0063】次に、ステップ#55〜ステップ#57
で、順に、ステップ#54で演算された充填効率予測値
cefが所定値αを超えているか否かと、時間同期処理ル
ーチンでセットされた高負荷フラグFが0であるか否か
と、エンジン回転数neが所定値KN未満であるか否かと
が判定される。そして、cef>αであり、F=0であ
り、かつne<KNであると判定された場合は(ステップ
#55〜ステップ#57がすべてYES)、ステップ#
58で空燃比補正値cafが演算(検索)され、続いてステ
ップ#59で目標点火時期thtigが演算(検索)される。
なお、caf又はthtigの演算方法(検索方法)は、図4に示
す第1実施例の回転同期処理ルーチンのステップ#17
又はステップ#18の場合と同一である。その他の場
合、すなわちステップ#55〜ステップ#57のいずれ
か1つがNOであれば、ステップ#58及びステップ#
59をスキップし、したがって時間同期処理ルーチンで
演算されたcafとthtigとが利用されることになる。
【0064】第3実施例では、低回転時において、回転
同期処理ルーチンでエンジンCEが高負荷状態であると
判定されあるいは次回で高負荷状態になると判定される
一方、時間同期処理ルーチンでエンジンCEが高負荷状
態ではないと判定されあるいは次回で高負荷状態にはな
らないと判定された場合に回転同期処理ルーチンでcaf
とthtigとを自ら演算するようにしている。つまり、第
3実施例では、回転同期処理ルーチンでは高負荷状態で
あることすなわちノッキングが起こりやすい状態である
ことが検知されているのにもかかわらず、時間同期処理
ルーチンではまだかかる高負荷状態が検知されていない
ときに限り、回転同期処理ルーチンでcafとthtigとを自
ら演算し、応答遅れのないこれらのcafとthtigとを用い
て噴射パルス幅演算と点火制御とを行い、ノッキングの
発生を防止するようにしている。
【0065】したがって、回転同期処理ルーチンでcaf
とthtigとを演算するのが必要最小限に押さえられ、コ
ントロールユニット13の負荷を軽減しつつノッキング
の発生を有効に防止することができる。また、第3実施
例では、充填効率予測値cefに基づいてエンジンCEが
高負荷状態すなわちノッキングを起こしやすい状態にあ
るか否かを判定するようにしているので、ノッキングを
起こしやすい状態の発生を早期に検知することができ、
ノッキングの発生を一層有効に防止することができる。
【0066】なお、F=1の場合、すなわち時間同期処
理ルーチンでエンジンCEが高負荷状態にあると判定さ
れている場合は、これに対応して時間同期処理ルーチン
でかかる高負荷状態を考慮してcafとthtigの演算が行わ
れるので、時間同期処理ルーチンで演算されたcafとtht
igを用いても応答遅れは起こらず、ノッキングが発生し
ない。
【0067】
【発明の作用・効果】第1の発明によれば、エンジンの
運転状態に応じて、情報処理を時間同期処理手段で行う
か、回転同期処理手段で行うかを切り替えることができ
る。したがって、各回転同期処理間の余裕時間が短い高
回転時には、時間同期処理手段に情報処理を行わせるこ
とにより、回転同期処理手段の処理時間を短くすること
ができ、制御手段の容量を大きくすることなく各回転同
期処理の合間に時間同期処理を確実に行わせることが可
能となる。また、各回転同期処理間の余裕時間が長い低
回転時においては、回転同期処理手段の処理時間を多少
長くしてもその合間に時間同期処理を確実に行うことが
できるので、過渡状態あるいはノッキングを起こしやす
い状態が生じたときには回転同期処理手段に自ら情報処
理を行わせることにより、応答遅れのない情報に基づい
て回転同期処理を行わせることができ、過渡状態あるい
はノッキングを起こしやすい状態に早期に対処すること
が可能となり、過渡応答性あるいは耐ノッキング性を高
めることが可能となる。
【0068】第2の発明によれば、基本的には第1の発
明と同様の作用・効果が得られる。さらに、高負荷状態
あるいはノッキングを起こしやすい状態が生じたときに
は回転同期処理手段に自ら情報処理を行わせることによ
り、応答遅れのない情報に基づいて回転同期処理を行わ
せることができ、高負荷状態あるいはノッキングを起こ
しやすい状態に早期に対処することが可能となり、過渡
応答性あるいは耐ノッキング性を高めることが可能とな
る。
【0069】第3の発明によれば、基本的には第1の発
明と同様の作用・効果が得られる。さらに、ノッキング
を起こしやすい状態が生じたときには回転同期処理手段
に自ら情報処理を行わせることにより、応答遅れのない
情報に基づいて回転同期処理を行わせることができ、ノ
ッキングを起こしやすい状態に早期に対処することが可
能となり、過渡応答性あるいは耐ノッキング性を高める
ことが可能となる。
【0070】第4の発明によれば、基本的には第の発
明と同様の作用・効果が得られる。さらに、エンジンの
運転状態が所定の低回転の過渡状態にあるときにノッキ
ングを起こしやすい状態にあると判定することができ
る。
【0071】第5の発明によれば、基本的には第3の
明と同様の作用・効果が得られる。さらに、エンジンの
運転状態が所定の低回転の高負荷状態にあるときにノッ
キングを起こしやすい状態にあると判定することができ
る。
【0072】第6の発明によれば、基本的には第の発
明と同様の作用・効果が得られる。さらに、ノッキング
に関連する状態量の予測値に基づいてノッキングを起こ
しやすい状態にあるか否かを判定することができる。
【0073】第7の発明によれば、基本的には第6の発
と同様の作用・効果が得られる。さらに、回転同期処
理手段と時間同期処理手段とが夫々ノッキング判定手段
を備えているので、過渡応答性あるいは耐ノッキング性
をより高めることが可能となる。
【0074】
【0075】
【0076】
【0077】
【0078】
【0079】
【0080】
【0081】
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1〜請求項に対応する第1〜第
発明の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明にかかる制御装置を備えたエンジンの
システム構成図である。
【図3】 第1実施例における時間同期処理ルーチンの
フローチャートである。
【図4】 第1実施例における回転同期処理ルーチンの
フローチャートである。
【図5】 第2実施例における回転同期処理ルーチンの
フローチャートである。
【図6】 第3実施例における時間同期処理ルーチンの
フローチャートである。
【図7】 第3実施例における回転同期処理ルーチンの
フローチャートである。
【図8】 空燃比補正値マップの一例を示す図である。
【図9】 点火時期マップの一例を示す図である。
【図10】 回転同期処理ルーチンと時間同期処理ルー
チンの実行タイミングの一例を示すタイムチャートであ
る。
【図11】 低回転時に第1実施例にかかる回転同期処
理ルーチン及び時間同期処理ルーチンが実行されたとき
の、充填効率、高負荷増量値、噴射パルス幅及び点火時
期の経時変化を示す図である。
【符号の説明】
CE…エンジン 5…点火プラグ 11…ディストリビュータ 13…コントロールユニット 15…エアフローセンサ 18…燃料噴射弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F02P 5/15 F02P 5/15 F (56)参考文献 特開 平1−273857(JP,A) 特開 平7−151011(JP,A) 特開 平1−116270(JP,A) 特開 昭53−40105(JP,A) 特開 平4−295162(JP,A) 特開 平3−204730(JP,A) 特開 昭55−137320(JP,A) 特開 昭62−20675(JP,A) 特開 昭54−159528(JP,A) 特開 平5−332190(JP,A) 特開 平3−258957(JP,A) 特開 平3−160141(JP,A) 実開 平3−32152(JP,U) 実開 昭62−18354(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 41/00 - 45/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の時間毎に所定の一連の情報処理を
    行う時間同期処理手段と、所定の回転角毎に所定の一連
    の情報処理を行う回転同期処理手段とが設けられ、上記
    時間同期処理手段及び上記回転同期処理手段の双方の一
    連の情報処理には夫々ノッキングの発生に関連するエン
    ジン制御値の演算処理が含まれ、かつ、上記時間同期処
    理手段によるノッキングの発生に関連するエンジン制御
    値の演算結果が上記回転同期処理手段で利用できるよう
    になっているエンジンの制御装置であって上記エンジンの運転状態が、所定の低回転状態にあるか
    否かを判定する低回転状態判定手段と、過渡状態にある
    か否かを判定する過渡状態判定手段とが設けられ、 上記エンジンの運転状態が低回転の過渡状態にあると判
    定されたときは、上記回転同期処理手段はこれ自身で演
    算した上記ノッキングの発生に関連するエンジン制御値
    を利用し、低回転の過渡状態にないと判定されたとき
    は、上記回転同期処理手段は上記時間同期処理手段によ
    るノッキングの発生に関連するエンジン制御値の演算結
    果を利用する ことを特徴とするエンジンの制御装置。
  2. 【請求項2】 所定の時間毎に所定の一連の情報処理を
    行う時間同期処理手段と、所の回転角毎に所定の一連
    の情報処理を行う回転同期処理手段とが設けられ、上記
    時間同期処理手段及び上記回転同期処理手段の双方の一
    連の情報処理には夫々ノッキングの発生に関連するエン
    ジン制御値の演算処理が含まれ、かつ、上記時間同期処
    理手段によるノッキングの発生に関連するエンジン制御
    値の演算結果が上記回転同期処理手段で利用できるよう
    になっているエンジンの制御装置であって、 上記エンジンの運転状態が、所定の低回転状態にあるか
    否かを判定する低回転状態判定手段と、高負荷状態にあ
    るか否かを判定する高負荷判定手段とが設けられ、 上記エンジンの運転状態が低回転の高負荷状態にあると
    判定されたときは、上記回転同期処理手段はこれ自身で
    演算した上記ノッキングの発生に関連するエンジン制御
    値を利用し、低回転の高負荷状態にないと判定されたと
    きは、上記回転 同期処理手段は上記時間同期処理手段に
    よるノッキングの発生に関連するエンジン制御値の演算
    結果を利用する ことを特徴とするエンジンの制御装置。
  3. 【請求項3】 所定の時間毎に所定の一連の情報処理を
    行う時間同期処理手段と、所の回転角毎に所定の一連
    の情報処理を行う回転同期処理手段とが設けられ、上記
    時間同期処理手段及び上記回転同期処理手段の双方の一
    連の情報処理には夫々ノッキングの発生に関連するエン
    ジン制御値の演算処理が含まれ、かつ、上記時間同期処
    理手段によるノッキングの発生に関連するエンジン制御
    値の演算結果が上記回転同期処理手段で利用できるよう
    になっているエンジンの制御装置であって、 上記エンジンの運転状態がノッキングを起こしやすい状
    態にあるか否かを判定するノッキング判定手段が設けら
    れ、 該ノッキング判定手段によりノッキングを起こしやすい
    状態にあると判定されたときは、上記回転同期処理手段
    はこれ自身で演算した上記ノッキングの発生に関連する
    エンジン制御値を利用し、ノッキングを起こしやすい状
    態にないと判定されたときは、上記回転同期処理手段は
    上記時間同期処理手段によるノッキングの発生に関連す
    るエンジン制御値の演算結果を利用する ことを特徴とす
    るエンジンの制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項に記載されたエンジンの制御装
    置において、上記ノッキング判定手段は、上記エンジンの運転状態が
    所定の低回転の過渡状態にあるときにノッキングを起こ
    しやすい状態にあると判定する ことを特徴とするエンジ
    ンの制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載されたエンジンの制御装
    置において、上記ノッキング判定手段は、上記エンジンの運転状態が
    所定の低回転の高負荷状態にあるときにノッキングを起
    こしやすい状態にあると判定する ことを特徴とするエン
    ジンの制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項に記載されたエンジンの制御装
    置において、上記ノッキング判定手段は、ノッキングに関連する状態
    量の予測値に基づいてノッキングを起こしやすい状態に
    あるか否かを判定する ことを特徴とするエンジンの制御
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載されたエンジンの制御装
    置において、上記回転同期処理手段と時間同期処理手段とが夫々上記
    ノッキング判定手段を備えていて、 回転同期処理手段側のノッキング判定手段によってエン
    ジンがノッキングを起こしやすい状態にあると判定さ
    れ、かつ時間同期処理手段側のノッキング判定手段によ
    ってエンジンがノッキングを起こしやすい状態にあると
    は判定されず、さらにエンジンの運転状態が所定の低回
    転状態にあるときは、上記回転同期処理手段はこれ自身
    で演算した上記ノッキングの発生に関連するエンジン制
    御値を利用し、そうでないときは、上記回転同期処理手
    段は上記時間同期処理手段によるノッキングの発生に関
    連するエンジン制御値の演算結果を利用する ことを特徴
    とするエンジンの制御装置。
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