JP3511525B2 - フリーアクセスフロアパネル - Google Patents

フリーアクセスフロアパネル

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JP3511525B2
JP3511525B2 JP19780994A JP19780994A JP3511525B2 JP 3511525 B2 JP3511525 B2 JP 3511525B2 JP 19780994 A JP19780994 A JP 19780994A JP 19780994 A JP19780994 A JP 19780994A JP 3511525 B2 JP3511525 B2 JP 3511525B2
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徳三 小林
孝明 赤木
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オーエム機器株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、OA室や一般事務室等
のフロアに敷かれるフリーアクセスフロアパネルに関す
るものであり、このうち、フリーアクセスフロアパネル
間に配線溝を形成する溝構法フリーアクセスフロアパネ
ルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のフリーアクセスフロアパネル
(以下、単にパネルという)に第一義的に要求される条
件は、配線溝が不変的に確保されることに加えて基礎床
面に不陸があってもパネルがこれを吸収できることであ
る。
【0003】このため、実開昭63−192537号公
報には、中空で下面が開放している多数の小片駒を微小
間隙を有せしめて側面間の薄肉部で連結したブロックを
間に配線溝を確保して可撓性を有するシート体(下端連
結部)で繋がるように両者を一体的に形成したものが示
されている。ブロックを構成する小片駒側面間の薄肉部
の変形性及びブロック間のシートの可撓性で不陸を吸収
しようとするものである。
【0004】又、実開平3−029641号公報には、
三角形のパネルを配線溝だけ離して敷き、配線溝の間隔
を溝を塞ぐ溝蓋と隣合うパネル群を一括して支持する支
持脚とで確保したものが示されている。三角形パネルの
三点支持によって不陸を吸収せんとしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者のもの
では、小片駒相互は基礎床面の不陸には沿うが、この場
合、隣接する小片駒上面に段差が生じて溝蓋のガタツキ
が発生する。又、配線はブロック間の配線溝のみに限ら
れるので、配線容量が不足する場合がある。更に、小片
駒が複雑な構造となって製造コストが高くなるととも
に、可撓性のある下端連結部はブロックと常に一体化さ
れているために梱包形態が制約され、ときによっては取
扱性が悪くなることがある。何故なら、現場の状況によ
り、流通や保管のある段階等では両者が切り離せる方が
都合の良いことがあるからである。
【0006】又、後者のものも、三角形の鋭角部では強
度が低下するのは否めないし、敷設に際して配線溝を確
保するためには溝蓋とパネル及び支持脚の連結部材相互
の位置関係を正確に設定しなければならず、それに手間
がかかるという欠点がある。又、三角形パネル間に載せ
る溝蓋の安定が悪く、パネルや溝蓋を一度取り外すと元
通りになり難いといった点も指摘できる。
【0007】更に、両者に共通することは、這わせた配
線(ケーブル)を大きな曲率半径では曲げられないとい
うことである。即ち、これら二者のものでは、ケーブル
を曲げようとするとき、その曲率半径は配線溝の幅を限
度とする。このため、光ケーブルの使用に当たっては曲
率半径が足らないということがある。
【0008】以上のような課題の下、本発明は、基礎床
面の不陸に沿うのは勿論のこと、取扱性が良く、しか
も、曲げに大きな曲率半径を必要とするケーブルも使用
できるパネルを提供するのである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るパネルは、
請求項1に記載した、側面に開口部を形成し、下部に配
線空間を有する不燃材からなる複数個の小パネルを、可
撓性及び緩衝性を有するベースマット上に設けた樹脂製
位置規制部に対して係合構造によって位置を規制し、
且つ、間に配線溝を確保して取外し可能に係合するとと
もに、小パネルの縁の部分に位置規制部の部分に該当し
て段部及び挿入孔を形成して挿入孔に位置規制部の頂部
が段部より僅かに突出した状態で入り込むようにし、
線溝を、位置規制部の頂部に載置されて小パネルと係合
する不燃材からなる溝蓋で覆ったことを特徴とするもの
である。
【0010】
【作用】本発明に係るパネルが以上の構成をとることに
より、先ず、複数個の小パネルを、可撓性及び緩衝性を
有するベースマット上に配置したので、基礎床面に不陸
があってもこれを吸収し、ガタツキや音鳴りを発生させ
ない。又、小パネルはベースマットに対して取外し可能
であるから、現場での状況に応じて予め一体としておい
たものでも、別体にしておいたものでも、好ましい方を
選択することができる。更に、小パネルは側面に開口部
を形成し、下部に配線空間を有するものであるから、大
きな曲率半径を必要とするケーブルの使用を可能にし
た。加えて、小パネルと溝蓋は不燃材からなるので、配
線のショート等による火災を拡大させない。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の第1実施例を示すパネルの斜視
図、図2は平面図、図3は小パネル及び溝蓋の平面図、
図4は図2のAーA断面図である。本発明に係るパネル
は、ベースマット10と、ベースマット10上に間隙、
即ち、配線溝12を確保して置かれる複数の小パネル1
4と、配線溝12の上面を覆う溝蓋16等からなる。
【0012】ベースマット10は可撓性と緩衝性はある
ものの取扱いに問題のない程度の強度を有するものであ
り、一般には樹脂の射出成形体又は樹脂フィルムの成形
体である。その大きさは、400〜600mm程度の正
方形をしている。小パネル14は隣接するもの同士の間
に50〜80mm程度の配線溝12を十字形に確保して
四個用いられている。小パネル14は内部に配線空間1
8を有して側面に開口部20が形成されている。尚、本
例の開口部20は一辺に二個形成されている。小パネル
14は不燃材である鋼板又はアルミダイキャスト等で構
成されている。又、小パネル14は裏面にリブ等を形成
して適宜補強されることもある。
【0013】小パネル14はベースマット10上に位置
が規制されて置かれる。本例では、ベースマット10の
上面の各小パネル14の各コーナーと対向する辺中央の
位置に小パネル14を位置規制する位置規制部22が一
体成形等によって設けられている。小パネル14にもこ
れらの位置に該当して段部38及び挿入孔24が形成さ
れており、挿入孔24に位置規制部22が僅かに突出し
た状態で入り込むようにして小パネル14をベースマッ
ト10上に置く。このとき、小パネル14と位置規制部
22との間には孔と係合片とによる係合構造26が施さ
れており、着脱可能に固定されるようになっている。
【0014】この他、本例のベースマット10には、小
パネル14の中央部の底面に僅か離れる高さの補助脚2
8が設けられている。荷重がかかったときに小パネル1
4を補助的に支え、過度の変形を防ぐためである。又、
ベースマット10の配線溝12となる部分には適当に孔
30があけられている。軽量化と可撓性をより発揮させ
るためである。
【0015】十字形の配線溝12の上面と側面とは、不
燃材からなる溝蓋16及び小パネル14で覆われている
ので、配線のショート等による火災を拡大させない。こ
の溝蓋16には小パネル14の間の部分を覆う長方形の
もの16aと集合したコーナーの部分を覆う正方形のも
の16bとがある。
【0016】いずれの溝蓋16共、そのコーナーには下
方に折り曲げた係止片32が形成されており、これが小
パネル14の該当部分に形成された係合孔34、36に
係合されてしっかりと固定されるようになっている。更
に、溝蓋16は小パネル14の縁の部分に形成された段
部38より僅かに突出した樹脂製の位置規制部22の頂
部に載置されることにより、ガタツキ音を発生させるこ
とがない。又、小パネル14の上面と溝蓋16の上面と
が同じ高さになるようにしてある。
【0017】図5は本発明の第2実施例を示すパネルの
斜視図、図6は平面図、図7は溝蓋の斜視図である。本
例のものは、小パネル14の上面にビード40を形成し
て強度を確保したものである。又、本例における位置規
制部22は小パネル14の各コーナー部にあてがわれる
ものだけで構成されている。
【0018】更に、本例における小パネル14の開口部
20は一辺につき一つ大きくあけられており、ベースマ
ット10には光ケーブル等の配線が大きな曲率半径で曲
がり、且つ、小パネル14を載置する際に配線を踏まな
いよう配線を前記開口部20に案内する配線ガイド42
を設けているのも特徴である。
【0019】この他、ベースマット10の小パネル14
が置かれる部分にも孔30があけられている。又、ベー
マット10の外周部には凹凸嵌合部44が設けてあり、
これが嵌合し合って隣接するパネル相互の位置決めが図
られるようになっている。
【0020】ベースマット10は樹脂成形品で構成され
ることは前述したが、これらは一般的には可燃材であ
る。このような場合は、その表面に不燃材のシート(図
示省略)を敷き、これを不燃材からなる小パネル14と
の間に介在させることもある。ケーブルのショート等に
よる火災の拡大をより防止するためである。
【0021】以上のパネルはフロアに隙間なく敷き詰め
られ、その上にカーペット等の表面材が敷かれてフリー
アクセスフロアを構成するが、このとき、ケーブルは通
常配線溝12に這わされる。しかし、本発明に係るパネ
ルでは、これ以外に小パネル14の下側の配線空間18
を配線用の空間として利用できる(この場合は、小パネ
ル14を一旦取り外す)。従って、図2にaで示すよう
にケーブルを大きな曲率半径で曲げることが可能であ
る。この点、bで示す従来例のものでは曲率半径は極め
て小さく制限される。
【0022】
【発明の効果】以上、本発明は、前記したとおりのもの
であるから、即ち、小パネルを可撓性及び緩衝性を有す
るベースマット上に配置したので、基礎床面に不陸があ
ってもこれに沿い、ガタを発生させない。従って、歩行
時の音鳴り等を発生させない。又、小バネルは内部に配
線空間を有して側面に開口部が形成され、且つ、ベース
マットに対して取外し可能であるから、小パネルの下方
も配線空間とすることができ、ケーブルを大きな曲率半
径で曲げることができる。
【0023】一方、このことは、ベースマットと小パネ
ルとを分離した自由な形態で保管や運搬ができることを
意味し、そのコスト低減に寄与する。更に、小パネルと
溝蓋とが不燃材で構成されることから、配線のショート
等に基づく火災を拡大させない等、種々優れた効果を派
生させるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すパネルの斜視図であ
る。
【図2】本発明の第1実施例を示すパネルの平面図であ
る。
【図3】本発明の第1実施例を示す小パネル及び溝蓋の
平面図である。
【図4】図2のAーA断面図である。
【図5】本発明の第2実施例を示すパネルの斜視図であ
る。
【図6】本発明の第2実施例を示すパネルの平面図であ
る。
【図7】本発明の第2実施例を示す溝蓋の斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 ベースマット 12 配線溝 14 小パネル 18 配線空間 20 開口部 22 位置規制部 26 係合構造
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−202964(JP,A) 特開 平4−222757(JP,A) 特開 昭62−13650(JP,A) 実開 平1−119727(JP,U) 実開 平2−21235(JP,U) 実開 昭60−164537(JP,U) 実開 平6−10478(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 15/024

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側面に開口部を形成し、下部に配線空間
    を有する不燃材からなる複数個の小パネルを、可撓性及
    び緩衝性を有するベースマット上に設けた樹脂製の位置
    規制部に対して係合構造によって位置を規制し、且つ、
    間に配線溝を確保して取外し可能に係合するとともに、
    小パネルの縁の部分に位置規制部の部分に該当して段部
    及び挿入孔を形成して挿入孔に位置規制部の頂部が段部
    より僅かに突出した状態で入り込むようにし、配線溝
    を、位置規制部の頂部に載置されて小パネルと係合する
    不燃材からなる溝蓋で覆ったことを特徴とするフリーア
    クセスフロアパネル。
  2. 【請求項2】 ベースマットと小パネルとの係合構造
    が、ベースマットの位置規制部と小パネルとに形成され
    る孔と係合片とによるもであり、小パネルと溝蓋との係
    合が、小パネルと溝蓋とに形成される係合孔と係止片と
    によるものであること特徴とする請求項1のフリーアク
    セスフロアパネル。
  3. 【請求項3】ベースマットは可燃材であり、表面に不燃
    材からなるシートを敷いたことを特徴とする請求項1又
    は2のフリーアクセスフロアパネル。
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