JP3510850B2 - ダブルポンプ - Google Patents

ダブルポンプ

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JP3510850B2
JP3510850B2 JP2000316580A JP2000316580A JP3510850B2 JP 3510850 B2 JP3510850 B2 JP 3510850B2 JP 2000316580 A JP2000316580 A JP 2000316580A JP 2000316580 A JP2000316580 A JP 2000316580A JP 3510850 B2 JP3510850 B2 JP 3510850B2
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一成 小林
愼次朗 大西
拓二 新野
敏雄 矢野
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株式会社相互ポンプ製作所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、給水設備あるい
は空調設備等で使用されるポンプであって、2台のポン
プを常備して単独運転、並列運転又は交互運転する用途
に適したダブルポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】2台のポンプが用いられる給水装置で
は、故障時の振替対応や、運転効率の向上を目指して、
小水量では単独運転とし、中から大水量になると2台並
列運転を行なう方式が一般化している。従来は、図30
に示すように2台の単独型ポンプP1を共通ベッド10
2に取り付け、各ポンプP1の吐出口105を共通の吐
出管103に集合した単独型ポンプ複数設置型(ユニッ
ト型)が多く使用されている。各ポンプP1の電動機1
01は横置きに配置されている。上記ユニット型は、図
28に示すように各吸込口106にそれぞれ吸込管10
7が接続し、両吸込管107は吸込ヘッダー管(吸込集
合管)108に接続している。受水槽110はたとえば
2個設置されており、いずれからでも水を取り入れるこ
とができるように、それぞれ吸込みヘッダー管108に
接続している。
【0003】このように共通ベッド102に2台の単独
型ポンプP1を搭載するユニット型に対して、設置及び
配管作業の容易化を図るために、図34のように共通ケ
ーシング112内に1対のボリュート113を形成し、
各ボリュート113内に羽根車114をそれぞれ配置す
ることにより、1対の遠心ポンプ部を内蔵するダブルポ
ンプが開発されている(実公昭57−17193号公
報)。
【0004】図34のダブルポンプにおいて、共通ケー
シング112は支持脚116を介してベッド120上に
支持されており、各電動機122は共通ケーシング11
2とは独立してベッド120上に支持されている。共通
ケーシング112の軸方向両端部には軸受ケース124
が結合され、各軸受ケース124にはポンプ主軸125
がそれぞれ回転自在に支持され、各ポンプ主軸125の
一端はグランドパッキン126を通過してボリュート1
13内に突出し、その先端部に羽根車114が固定され
ている。ポンプ主軸125の他端は軸受ケース124か
ら外部に突出し、前記電動機122の主軸131に、継
手130を介して連結されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】(1)図28〜図30
の単独型ポンプ複数設置型の課題。 図30のように2台の単独型ポンプP1の吐出口1
05を集合するための共通吐出管103が別途必要にな
ると共に、図28のように各単独型ポンプP1の吸込口
106毎に吸込管107を接続して、吸込ヘッダー管1
08に接続なければならず、配管構造が複雑化する。ま
た、図示しないが空調用のポンプユニットでは、吐出側
及び吸込側を、各ポンプ別に配管施工しなければならな
い。
【0006】 給水装置では、複数の単独型ポンプを
箱体内に収納する場合が多いが、図31のように、電動
機101を縱向に配置した単独ポンプP1を2台設置す
る場合でも、両ポンプP1間に共通吐出管143を配置
するスペースが必要となり、箱体140の収納寸法W1
及び図32のW2が大きくなり、設置場所が制限されて
しまう。
【0007】 大水量の要求に応えるために、図33
のようにたとえば4台の単独型ポンプP1を共通ベッド
102に設置した給水装置もあるが、共通ベッド102
は長大化し、また、4台のポンプP1の吐出口105を
1本化する集合吐出管が必要となり、コストが大幅に上
昇する。
【0008】(2)図34に示すダブルポンプの課題。 共通のケーシング112を備えることにより、設置
作業の容易化及び部材の削減を図っている。しかし、共
通ケーシング112にそれぞれ軸受ケース124を設け
て各電動機主軸125を支持し、共通のベッド120に
共通ケーシング112及び両電動機122をそれぞれ独
立に取り付けて電動機主軸131とポンプ主軸125と
を連結しているので、ダブルポンプ全体の軸方向寸法L
2が長大化すると共に、ベッド120もきわめて長大で
重量の大きなものとなる。たとえば図35に示す単独型
ポンプP1の全長をL1とすると、図34の全長L2は
上記L1の1.7倍程度の長さになる。また、図29に
示すモータポンプ型P1の全長L1と比べると2.3倍
程度となる。
【0009】このような長大寸法のダブルポンプを設置
するためには、相応の大きなスペースが必要となり、設
置場所が限定されてしまう。また、長大で重量の大きい
ベッドは、コストアップの原因となる。
【0010】
【発明の目的】本願発明は、共通のケーシング内に1対
のボリュートを備え、各ボリュート内にそれぞれ羽根車
を配置したダブルポンプにおいて、軸方向の寸法のコン
パクト化、部材の削減及び重量の軽減を図ることを目的
としている。
【課題を解決するための手段】
【0011】上記目的を達成するために本願請求項1記
載の発明は、円筒形の外胴2及び内胴3と、該内胴3内
に連通する共通吸込口24と、軸方向両端に形成された
電動機取付用の開口5を一体に有する共通ケーシング1
を備え、共通ケーシング1内に1対のボリュートケーシ
ング8を固定すると共に各ボリュートケーシング8内に
それぞれ羽根車4を配置することにより、遠心ポンプ部
をそれぞれ構成し、共通の吐出口20を有する弁ケース
21を外胴2に設けると共に各遠心ポンプ部の出口19
に連通し、上記開口5にそれぞれモータ取付台9を結合
し、各モータ取付台9にそれぞれ電動機11を結合し、
各電動機11の主軸12を対応するボリュートケーシン
グ8内に突出させて、各電動機主軸12に直接羽根車4
を固定していることを特徴としている。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載のダ
ブルポンプにおいて、上記モータ取付台9に設けた支持
脚16により、電動機11及びダブルポンプ全体を支持
していることを特徴としている。
【0013】請求項3記載の発明は、1個又は複数の吸
込口55を一体に有すると共に軸方向の一方の側壁に1
対の電動機取付用の開口53を並列に有する長円形の共
通ケーシング51を備え、各開口53内にそれぞれボリ
ュートケーシング62を固定すると共に各ボリュートケ
ーシング52内にそれぞれ羽根車54を配置することに
より、遠心ポンプ部をそれぞれ形成し、共通の吐出口5
6を有する弁ケース60を共通ケーシング51に設けて
各遠心ポンプ部の出口に連通し、各開口53にそれぞれ
モータ取付台63を結合し、各モータ取付台63にそれ
ぞれ電動機65を結合し、各電動機65の主軸66を対
応するボリュートケーシング62内に突出させて、各電
動機主軸66に直接羽根車54を固定していることを特
徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態1】図1〜図4は本願請求項1及び
2記載の発明を適用したタンデム型のダブルポンプP2
であって、1対の閉鎖型の羽根車4を同一軸芯O1線上
に直列に配置してある。縦断正面図を示す図1におい
て、軸方向の中央部に、円筒形の外胴2と内胴3を有す
る共通ケーシング1を備えており、両胴2,3は軸方向
の中央に形成された隔壁6を介して同一軸芯O1上に一
体に形成され、外胴2の軸方向両端には電動機取付用の
開口5がそれぞれ形成されている。
【0015】外胴2内には軸方向両側に1対のボリュー
トケーシング8が挿入され、各ボリュートケーシング8
は、各開口5にいんろう嵌合するモータ取付台9と共
に、ボルト等により共通ケーシング1に固着されてお
り、各ボリュートケーシング8内にそれぞれ前記閉鎖型
羽根車4を配置することにより1対の遠心ポンプ部を構
成している。各モータ取付台9には同一軸芯O1上に電
動機11がそれぞれ固定されている。各電動機11の主
軸12はそれぞれボリュートケーシング8内に突入する
と共にメカニカルシール13によりシールされており、
先端部に前記羽根車4が直接固着されている。
【0016】各モータ取付台9の下部にはL字形のポン
プ固定用支持脚16が着脱可能に固定されており、両支
持脚16によりダブルポンプ全体をベッド15上に支持
している。
【0017】図1のII-II断面図を示す図2において、
各遠心ポンプ部の出口19には共通吐出口20を有する
弁ケース21が固定されており、弁ケース21内には双
口式の逆止弁23が設けられ、各逆止弁23を介して各
遠心ポンプ部の出口19と吐出口20を連通している。
逆止弁23は板状の弁体をヒンジを介して開閉可能に支
持したものであり、遠心ポンプ部出口19から共通吐出
口20へは水を流通させるが、遠心ポンプ部内への水の
流れは阻止するようになっている。各羽根車4には筒部
4aが一体に形成され、各筒部4aは内胴3の内周面に
環状シールを介して嵌合している。
【0018】図3は図1の側面図であり、共通吐出口2
0と吸込口24は互いに180°の位相差で、水平方向
に向いて開口している。
【0019】図4は吐出口20を上向きに変更した例で
あり、たとえば図2に示す遠心ポンプ部の出口19の予
備として、外胴2の上端部にも遠心ポンプ出口を形成し
ておき、その出口に図4に示すように上向きの吐出口2
0を有する弁ケース21を取り付けてある。
【0020】図5は図4のようなタンデム型のダブルポ
ンプP2を1対の受水槽26に接続した状態を示してお
り、ダブルポンプP2の吸込口24に接続する吸込管2
8は、吸込ヘッダー管31に接続されており、吸込ヘッ
ダー管31の長さ方向両端部にそれぞれ水取入口32が
形成され、各水取入口32が各受水槽26にそれぞれ接
続している。
【0021】図6は図5の側面図であり、上向きに形成
した吐出口20に共通吐出管35を接続してある。
【0022】
【作用】図1において、1台運転を行なう場合は、一方
の電動機11のみを運転することにより、一方の羽根車
4のみを回転させる。共通の吸込口24より吸い込まれ
る水は、回転中の羽根車4により一方のボリュートケー
シング8内に吸い込まれ、加圧されて一方の遠心ポンプ
部出口19から逆止弁23を押し開いて吐出口20へ吐
出される。
【0023】2台並列運転を行なう場合には、両方の電
動機11を運転し、両羽根車4を回転させる。共通の吸
込口24より吸い込まれる水は、各ボリュートケーシン
グ8内に吸い込まれ、加圧されてそれぞれ対応する逆止
弁23を押し開き、弁ケース21内で合流して、吐出口
20へ吐出される。
【0024】このように閉鎖型の羽根車4を備えている
ダブルポンプP2は、いわゆる汎用定速型であるが、イ
ンバータ等で電動機11の回転速度を可変制御すること
により、ポンプ性能を変更調節する。
【0025】図1〜図4のような構成のタンデム型ダブ
ルポンプP2では、ケーシング1を共通化すると共に各
電動機主軸12に直接羽根車4を固着していることによ
り、軸方向の全長L6は、図35の単独型ポンプP1の
全長の1.27倍程度にまとめることができ、図34の
従来例に比べて75%程度に短縮化することができる。
さらに、図1のように共通ベッド15に取り付ける場
合、支持脚16をモータ取付台9に設けているので、共
通ベッド15の長さL5はモータ取付台9間の距離程度
であれば足り、図34の共通ベッド120の長さL2に
比べて22%程度と大幅に短縮し、かつ軽量化すること
ができ、ポンプ設置スペースを節約することができる。
【0026】
【発明の実施の形態2】図7〜図9は本願請求項1及び
2記載の発明を適用したタンデム型ダブルポンプP2の
別の例であって、1対の開放型の羽根車40を同一軸芯
O1線上に配置してある。前記図1〜図3の構造とは、
羽根車40が閉鎖型と開放型で相違するが、その他の構
造は同様になっているので、同じ部品には同じ符号を付
し、重複説明は省略する。
【0027】図7において、開放型の羽根車40は、軸
方向の中央部側の羽根プレート41が、羽根を有する羽
根車本体部分と別体に形成されており、上記羽根プレー
ト41は羽根の軸方向端縁に対して所定隙間を隔てて対
向し、該隙間を調節することにより、ポンプ性能を変更
できるようになっている。
【0028】図8において、羽根プレート41には筒状
連結部42を介してピストン部43が一体に形成され、
各ピストン部43は共通ケーシング1の内胴3内に軸方
向摺動自在に嵌合している。内胴3の内周面の軸方向中
央部には、軸芯O1と直角な内側隔壁45が一体に形成
され、該内側隔壁45により内胴3内を2つのピストン
室46に区画している。各ピストン室46は、図示しな
いが外胴2から吐出圧力を導入する吐出圧導入通路が接
続しており、途中パイロット弁で調圧された圧力を各ピ
ストン室46に導入し、上記ピストン部43を動かし、
前述のように羽根の端縁と羽根プレート41との軸方向
隙間を変更し、ポンプ性能を変更制御できるようになっ
ている。
【0029】図9は図8の矢印IX部分の拡大図であり、
ピストン部43の外周面には環状溝47が形成され、該
環状溝47内にはOリング48及びピストンリング49
が順次嵌着され、内胴3の内周面に摺接している。
【0030】
【作用】1台運転及び2台並列運転における基本的な作
動は前記図1〜図4の実施の形態と同様である。
【0031】また運転時において、ピストン室46に導
入する圧力を制御することにより、開放型の羽根と羽根
プレート41との隙間を変更し、それにより吐出圧を制
御する。
【0032】
【発明の実施の形態3】図10〜図13は本願請求項3
記載の発明を適用した並列型ダブルポンプP3の例であ
って、1対の閉鎖型の羽根車54を並列に配置してあ
る。底面図を示す図11において、長円形の共通ケーシ
ング51を倒伏姿勢(水平姿勢)に備え、該共通ケーシ
ング51の上壁には1対のモータ取付用の開口53が並
列に形成され、共通ケーシング51の周壁には共通吐出
口56と吸込口55が設けられ、吐出口56は双口式の
逆止弁59を有する弁ケース60に形成されると共に共
通ケーシング51の長さ方向の中央部に位置して水平方
向に開口している。吸込口55は共通ケーシング51の
長手方向の端部に形成されると共に水平方向に開口して
いる。共通ケーシング51の四隅の下面には、それぞれ
支持脚58が着脱自在に固定されている。
【0033】縦断正面図を示す図10において、上向き
に形成された各開口53にはボリュートケーシング62
及びモータ取付台63が順次嵌合し、ボルト等により固
定され、各ボリュートケーシング62内にそれぞれ閉鎖
型の羽根車54が配置されている。
【0034】各モータ取付台63の上面にはいんろう嵌
合により電動機65がそれぞれ垂直姿勢で固定されてい
る。各電動機65の主軸66は下方に突出してそれぞれ
ボリュートケーシング62に突入し、各主軸66の下端
部にそれぞれ前記羽根車54が固着されている。ボリュ
ートケーシング62のボス部61の内周面にはメカニカ
ルシール67が嵌着され、電動機主軸66とボリュート
ケーシング62との間をシールしている。
【0035】側面図を示す図12において、支持脚58
は仮想線で示すようにベッド69に固定してもよいが、
配置個所に直接設置することも可能である。また、吸込
口55は実線で示す位置の他、仮想線で示すように吐出
口56と反対側に形成することも可能である。
【0036】本実施の形態の作用については基本的に図
1〜図3の場合と同様なので省略する。
【0037】図13は図10〜図12の並列型ダブルポ
ンプP3を簡略化して示す斜視図であり、倒伏状に配置
された共通ケーシング51の四隅を、支持脚58により
支持している構造を明確に表している。
【0038】
【発明の実施の形態4】図14及び図15は本願請求項
3記載の発明を適用した並列型ダブルポンプP3の別の
例であって、吸込口55を共通ケーシング51の3箇所
に形成しており、その他の構造は図10〜図12と同じ
であり、同じ部品には同じ符号を付し、重複説明は省略
する。
【0039】縱断正面図を示す図14において、3つの
吸込口55は長円形の共通ケーシング51の長手方向の
両端と、長手方向中央部の下面に設けられている。これ
ら3つの吸込口55は、同時に使用することもできる
が、適宜、2つ又は1つを選択して使用することも可能
である。
【0040】
【発明の実施の形態5】図16〜図18は本願請求項3
記載の発明を適用した並列型ダブルポンプP3の別の例
であって、図17の縱断正面図に示すように両電動機主
軸66が水平姿勢で、かつ、上下に間隔をおいて同一垂
直面上に並ぶように構成してある。羽根車54としては
1対の閉鎖型を配置してある。
【0041】前記図14及び図15に示すダブルポンプ
P3と比較して、図16及び図17のダブルポンプP3
はその配置姿勢及び支持脚58の取付位置が異なるだけ
であり、基本的構造は同じである。したがって、図14
及び図15と同じ部品には同じ符号を付してある。
【0042】共通ケーシング51の配置姿勢を、図14
のような倒伏姿勢から、図17のように両電動機65が
同一垂直面上に上下に間隔をおいて並ぶような直立姿勢
に変更し、支持脚58を共通ケーシング51の長手方向
の一端部(下端部)に付け替えてある。
【0043】共通ケーシング51を直立姿勢に変更する
ことにより、図16のように共通ケーシング51の長手
方向の両端に形成された吸込口55は、上方と下方に向
いて開口し、長手方向の中央部に形成された吸込口55
は水平向きに開口している。
【0044】このように共通ケーシング51を直立姿勢
に配置する構造では、ポンプ配置面積を一層コンパクト
化することができる。
【0045】図18は図16及び図17のダブルポンプ
P3を簡略化して示す斜視図であり、直立姿勢に配置さ
れた共通ケーシング51の下端を、支持脚58により支
持している構造を明確に表している。
【0046】
【発明の実施の形態6】図19〜図21は本願請求項3
記載の発明を適用した並列型ダブルポンプP3の別の例
であって、水平断面図を示す図19のように、両電動機
主軸66が水平姿勢で、かつ、水平方向に間隔をおいて
同一水平面上に並ぶように構成してある。羽根車54と
しては1対の閉鎖型を配置してある。
【0047】前記図14及び図15又は図16及び図1
7の並列型ダブルポンプと比較して、図19及び図20
のダブルポンプP3はその配置姿勢及び支持脚58の取
付位置が異なるだけで、基本的構造は同じである。した
がって、図14及び図15と同じ部品には同じ符号を付
してある。
【0048】共通ケーシング51の配置姿勢は、たとえ
ば図16のような直立姿勢から下側の電動機主軸芯O1
周り(矢印S方向)に90°横倒しにすることにより、
図20のように横置き姿勢に変更したものであり、支持
脚58を共通ケーシング51の電動機配置側の端部に付
け替えてある。
【0049】共通ケーシング51の姿勢を図20のよう
に横置き姿勢に変更することにより、共通ケーシング5
1の吐出口56は上向きとなり、吸込口55は水平向き
となる。
【0050】図21は図19及び図20の並列型ダブル
ポンプP3を簡略化して示す斜視図であり、横置き姿勢
に配置された共通ケーシング51を、支持脚58により
支持している構造を明確に表している。
【0051】
【その他の発明の実施の形態】(1)図14〜図21で
説明した並列型ダブルポンプP3において、図22に示
すように開放型羽根車70を適用することも可能であ
る。開放型の羽根車70は、共通ケーシング51側の羽
根プレート71が、羽根を有する羽根車本体部分と別体
に形成され、羽根の軸方向端縁に対して所定隙間を隔て
て対向している。
【0052】羽根プレート71には連結部72を介して
ピストン部73が一体に形成され、各ピストン部73は
共通ケーシング51に形成されたシリンダ部77に軸方
向摺動自在に嵌合している。一方、共通ケーシング51
の遠心ポンプ部入口76は、電動機主軸66の軸芯O1
から径方向に離れた位置に形成され、連結部72の連通
孔75を介して羽根車70の吸込口に連通している。
【0053】(2)図23及び図24は、図14及び図
15の並列型タンデムポンプP3を、屋外防雨型の箱体
80に収納した状態を示しており、箱体80の中には制
御盤81及び圧力タンク82も収納されている。
【0054】箱体80内でポンプ間の配管を設ける必要
が無いため、図31及び図32のような単独型ポンプP
1を2台収納する場合に比べ、箱体80を小形化でき、
製造コストの低減することができる。
【0055】ちなみに、図31の箱体140の前幅W1
を100とすると、図32の横幅W2は70となり、こ
れに対して図23の前幅W3は72、図24の横幅W4
は46となり、前幅と横幅を掛け合わせた箱の容積比較
をすると、47%に縮小される。
【0056】(3)図25はタンデム型ダブルポンプP
2の応用例であり、3台運転及び4台運転により大水量
の供給が可能となるように、図1〜図3に示すタンデム
型ダブルポンプP2を共通のベッド85上に2組設置
し、各吐出口20を対向配置し、T字管86により連結
している。
【0057】図25の構造によると、図33の従来例の
ように、四台の単独型ポンプP1を共通のベッド102
に並列設置したユニットに比べ、4つの吐出口を集合す
る必要がないため、吐出集合管の構造が簡素化できると
共にコストを低減でき、配置スペースも大幅に小さくす
ることができる。また、T字管86自体も市販の低コス
トの既製品を利用することができる。
【0058】(4)図26は、図4に示すタンデム型ダ
ブルポンプP2を、1つのベッド88に2組設置した例
であり、各吐出口20が上向きであることにより両ダブ
ルポンプP2間の間隔を狭め、ポンプ上部において、両
吐出口20を2股状の共通吐出短管90により連結して
いる。共通吐出管90の上端には二次の共通吐出口91
が形成されている。
【0059】図26の構造によると、ポンプ上部で吐出
口20を接続しているので、図33のような構造に比
べ、設置平面積はたとえば74%程度に縮小することが
できる。基礎コンクリート等設備工事費用は、ベッドの
大きさで比較すると、従来の図33のベッド102の長
さL3と比べて、図25のベッド85の長さL8では8
1%へ、図26のベッド88の長さL9ではさらに短縮
されて、50%程度になる。
【0060】(5)図27は、図25と同様にタンデム
型ダブルポンプP2を1つのベッド89に2組設置した
例であるが、一方のタンデム型ポンプP2の吐出口20
に他方のタンデム型ポンプP2の吸込口24を直結し、
上記一方のタンデム型ポンプの吸込口24を受水槽に、
他方のタンデム型ポンプP2の吐出口20を水供給先に
接続している。
【0061】これにより極めて簡便に直列ポンプユニッ
トを提供することができ、またベッド89の長さL10
も図25に比べて短縮できる。なお、図33のような単
独型ポンプP1を4台備えたポンプユニットを直列接続
する場合には、1つのポンプP1の吐出口105を次の
ポンプP1の吸込口106に接続する手段を、全部で3
個所施さなければならず、相当な機材と工数を要する
が、図27の構造では、吸込口24と吐出口20との間
の配管は一切必要なく、機材と工数を大幅に削減でき
る。
【0062】(6)電動機の主軸とボリュートケーシン
グの間の軸封シールは、メカニカルシール13,67に
は限定されず、グランドパッキン方式とすることもでき
る。
【0063】(7)支持脚16,58は着脱自在な構成
としているが、モータ取付台9,63又は共通ケーシン
グ1,51に一体成形することも可能である。
【0064】
【発明の効果】本願請求項1記載のタンデム型ダブルポ
ンプによると、 (1)2台の遠心ポンプ部のポンプケーシングを一体化
し、かつ、電動機主軸12に直接羽根車4を固着するの
で、従来の単独型ポンプを2台設置する場合に比べ、部
品点数が削減できる。
【0065】(2)軸方向の両端に電動機取付用の開口
5を有する共通ケーシング1を備え、共通ケーシング1
内に1対のボリュートケーシング8を固定すると共に各
ボリュートケーシング8内にそれぞれ羽根車4を配置す
ることにより、遠心ポンプ部をそれぞれ構成し、上記開
口5にそれぞれモータ取付台9を介して電動機11を結
合し、各電動機11の主軸12に直接羽根車4を固定し
ているので、図34の従来のタンデム型ダブルポンプに
比べても、軸方向の寸法を大幅に短縮化することができ
る。
【0066】(3)円筒型共通ケーシング1に共通の吐
出口20と共通の吸込口24を形成して、それぞれ各遠
心ポンプ部に連通しているので、単独型ポンプP1を2
台設置する場合に比べ、配管が簡素化でき、この点にお
いてもコンパクト化ができる。
【0067】(4)吐出口20を1本化しているので、
図28の構造に比べて、吐出口同士を集合するための配
管103が不要となり、製造コストを削減できる。現場
施工の場合も、配管サイズアップを考慮しても配管本数
が1/2となり、一層のコスト低減となる。
【0068】請求項2記載の発明のように、タンデム型
ダブルポンプP2であって、共通ケーシング1の両端開
口5に結合したモータ取付台9に支持脚16を設け、該
支持脚16によりダブルポンプ全体を支持していると、
共通ベッドを用いずに所定場所に簡単に設置することが
でき、たとえ仮に共通ベッドを設けるとしても、図34
の従来例のように長大(L2)な共通ベッド120に比
べ、図1のように1/4程度の寸法L5の共通ベッド1
5で済む。そのため、製造コストを大幅に削減でき、取
付の基礎コンクリートも小形で済み、所要スペースが小
さくなる等、設備コスト削減効果が大きい。
【0069】本願請求項3記載の共通ケーシングを用い
た並列型ダブルポンプによると、 (1)2台の遠心ポンプ部のポンプケーシング51を一
体化し、かつ、電動機主軸66に直接羽根車40を固着
するので、従来の単独型ポンプを2台設置する場合に比
べ、部品点数が削減でき、寸法を短縮化することがで
き、製造コストも低減でき、設備工事もし易くなると共
に、設備工事費も節約できる。
【0070】(2)吐出口56を1本化しているので、
図28の構造に比べて、吐出口同士を集合するための配
管103が不要となり、製造コストを削減できる。現場
施工の場合も、配管サイズアップを考慮しても配管本数
が1/2となり、一層のコスト低減となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願請求項1及び2記載の発明を適用したタ
ンデム型ダブルポンプであって、閉鎖型羽根車を備えた
タンデム型ダブルポンプの縱断面図である。
【図2】 図1のII-II断面図である(一部図示省
略)。
【図3】 図1の側面図である。
【図4】 図1のタンデム型ダブルポンプの変形例を示
す側面図である。
【図5】 図1のタンデム型ダブルポンプを受水槽に接
続した状態を示す平面図である。
【図6】 図5の側面図である。
【図7】 本願請求項1及び記載の発明を適用したタン
デム型ダブルポンプであって、開放型羽根車を備えたタ
ンデム型ダブルポンプの縱断面図である。
【図8】 図7のVIII-VIII断面図である(一部省
略)。
【図9】 図8の矢印IX部分の拡大図である。
【図10】 本願請求項3記載の発明を適用した並列型
ダブルポンプであって、閉鎖型羽根車を備えた並列型ダ
ブルポンプの縱断面図である(図11のX-X断面図)。
【図11】 図10の底面図である。
【図12】 図11の側面図である。
【図13】 図10の並列型ダブルポンプの簡略斜視図
である。
【図14】 本願請求項3記載の並列型ダブルポンプで
あって、閉鎖型羽根車を備えた並列型ダブルポンプの別
の例を示す縱断面図である。
【図15】 図14の底面図である。
【図16】 本願請求項3記載の並列型ダブルポンプの
別の例を示す側面図である。
【図17】 図16のXVII-XVII断面図である。
【図18】 図16の並列型ダブルポンプの簡略斜視図
である。
【図19】 本願請求項3記載の並列型ダブルポンプの
別の例を示す水平断面図である。
【図20】 図19の側面図(XX矢視図)である。
【図21】 図19の並列型ダブルポンプの簡略斜視図
である。
【図22】 図10〜図21の並列型ダブルポンプに適
用できる開放型羽根車の断面図である。
【図23】 図1のタンデム型ダブルポンプを屋外設置
用箱体に収納した状態を示す正面図である。
【図24】 図23の側面図である。
【図25】 図1のタンデム型ダブルポンプを共通ベッ
ド上に2組設置した例を示す平面図である。
【図26】 図4のタンデム型ダブルポンプを共通ベッ
ド上に2組設置した例を示す平面図である。
【図27】 図1のタンデム型ダブルポンプを共通ベッ
ド上に2組設置した例であって、両ポンプの吐出口と吸
込口を直結した例を示す平面図である。
【図28】 従来の単独型ポンプを2台使用して、受水
槽に接続した状態を示す平面図である。
【図29】 図28の正面図(XXIX矢視図)である。
【図30】 図29のXXX矢視図である。
【図31】 従来の単独型ポンプを屋外設置用箱体に2
台収納した状態を示す正面図である。
【図32】 図31の側面図である。
【図33】 従来の単独型ポンプを共通ベッドに4台並
設した状態を示す平面図である。
【図34】 従来のタンデム型ダブルポンプの縱断面図
である。
【図35】 従来の単独型ポンプの縦断面部分図であ
る。
【符号の説明】
1 共通ケーシング 4 閉鎖型羽根車 8 ボリュートケーシング 9モータ取付台 11 電動機 12 電動機の主軸 15 ベッド 16 支持脚 19 遠心ポンプ部出口 20 共通吐出口 24 吸込口 40 開放型羽根車 41 羽根プレート 51 共通ケーシング 53 開口 54 閉鎖型羽根車 55 吸込口 56 共通吐出口 58 支持脚 62 ボリュートケーシング 63 モータ取付台 65 電動機 66 電動機の主軸 70 開放型羽根車 71 羽根プレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢野 敏雄 和歌山県御坊市藤田町吉田1513番地の1 (56)参考文献 特開 昭53−57502(JP,A) 特開 昭48−9303(JP,A) 特開 昭51−35107(JP,A) 特開 昭63−223391(JP,A) 実公 昭58−23039(JP,Y1) 実公 平1−15905(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04D 1/00 - 29/70 F04B 23/04 - 23/14

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒形の外胴2及び内胴3と、該内胴3
    内に連通する共通吸込口24と、軸方向両端に形成され
    た電動機取付用の開口5を一体に有する共通ケーシング
    1を備え、 共通ケーシング1内に1対のボリュートケーシング8を
    固定すると共に各ボリュートケーシング8内にそれぞれ
    羽根車4を配置することにより、遠心ポンプ部をそれぞ
    れ構成し、 共通の吐出口20を有する弁ケース21を外胴2に設け
    ると共に各遠心ポンプ部の出口19に連通し、 上記開口5にそれぞれモータ取付台9を結合し、 各モータ取付台9にそれぞれ電動機11を結合し、各電
    動機11の主軸12を対応するボリュートケーシング8
    内に突出させて、各電動機主軸12に直接羽根車4を固
    定していることを特徴とするダブルポンプ。
  2. 【請求項2】 上記モータ取付台9に設けた支持脚16
    により、1対の電動機11及びダブルポンプ全体を支持
    していることを特徴とする請求項1記載のダブルポン
    プ。
  3. 【請求項3】 1個又は複数の吸込口55を一体に有す
    ると共に軸方向の一方の側壁に1対の電動機取付用の開
    口53を並列に有する長円形の共通ケーシング51を備
    え、 各開口53内にそれぞれボリュートケーシング62を固
    定すると共に各ボリュートケーシング52内にそれぞれ
    羽根車54を配置することにより、遠心ポンプ部をそれ
    ぞれ形成し、 共通の吐出口56を有する弁ケース60を共通ケーシン
    グ51に設けて各遠心ポンプ部の出口に連通し、 各開口53にそれぞれモータ取付台63を結合し、 各モータ取付台63にそれぞれ電動機65を結合し、各
    電動機65の主軸66を対応するボリュートケーシング
    62内に突出させて、各電動機主軸66に直接羽根車5
    4を固定していることを特徴とするダブルポンプ。
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