JP3510823B2 - 園芸用培土の製造方法及びその製造装置 - Google Patents
園芸用培土の製造方法及びその製造装置Info
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Description
致された良質の園芸用培土を効率よく製造するための方
法及びその方法を実施するための装置に関する。
土などを含む)は、膨軟性、透水性及び通気性を備えた
ものが優れた培土であるが、機械的な方法で製造しよう
とすると、原料を保管、搬送する際や、多種類の原料を
均一化するために攪拌混合する際に、攪拌羽根の摩擦や
押圧で膨軟性を破壊したり、得られた培土の透水性及び
通気性が損なわれたりすることがある。
培土を効率よく製造するために、特開平8−25659
3号の園芸用培土の製造方法とその製造装置が提案され
ている。しかし、この方法及び装置では、膨軟性は得ら
れたとしても、混合した時に「混合むら」が生じて、均
一に混合された製品が容易に得られない難点があった。
上で搬送中に前の落下筋の上に後の落下筋が被さって重
なり合い、短時間で製造しようとすると、その重なり合
った状態の原料が混合槽内で分散が遅れてしまい、その
結果、均一な混合状態に馴致されるまでには至らない場
合があるからである。また、長時間混合作業を繰り返せ
ばより均一化は達成されるが、その場合には短時間で効
率良く製造することは困難となる。
製品を観察したところ、特に原料に堆肥を用いた場合な
どでは、図5の(ロ)に示すように、土壌に対して、土
壌改良材、堆肥、化学肥料など混合馴染みが不十分であ
り、ビニール袋などのパッケージ詰めで商品として店頭
にある段階では、さらに比重の重い物と軽い物との分離
が発生し、多くの「混合むら」が見られた。これは土壌
との馴染みがなされてなく、このように配合バランスが
崩れていると植物の育成にとって各種栄養素など最適な
バランスを保っことができない。
性能であるが、製造された園芸用培土が乾燥状態にある
と、植物の根元に散水した水が培土成分である撥水性の
ある有機物に弾かれてしまい、容易には培土内部にまで
は染み込まず、そのため植物の根毛に水分が供給されず
栽培植物を弱らせたり枯らしてしまう難点があった。そ
して、上記特開平8−256593号の製造技術により
製造された園芸用培土も乾燥状態の製品となるので上記
難点を有していた。
鑑みてなされたもので、膨軟性を損なわず、優れた透水
性及び通気性を有する、均一で良質な園芸用育苗培土や
農業用培土(野菜、果菜、根菜、葉菜、果樹、水稲など
に用いる培土)を連続して効率よく得ることができる製
造方法及びその製造装置を提供するものである。
決するために、園芸用培土となる複数の原料を各原料ご
とに定量切出しホッパー1内で揉み解した後、それらの
各原料を量的制御して搬送ベルトコンベアー2のベルト
上面に重ならないように落下させて並列搬送する。そし
て、その搬送ベルトコンベアー2の終端において前記各
原料を掻上げ混合機3内に導き入れて飛散攪拌により混
合均一化して馴致された膨軟性培土を得ることを特徴と
する園芸用培土の製造方法である。
原料ごとに定量切出しホッパー1内で揉み解した後、そ
れらの各主原料を量的制御して搬送ベルトコンベアー2
のベルト上面に重ならないように落下させて並列搬送
し、また少量又は微量の原料は前記主原料とは重ならな
いようにベルト上面に落下させて並列搬送させるか又は
ベルト上面に自由に落下させて、主原料とともに搬送す
る。そして、その搬送ベルトコンベアー2の終端におい
て前記各原料を掻上げ混合機3内に導き入れて飛散攪拌
により混合均一化して馴致された膨軟性培土を得ること
を特徴とする園芸用培土の製造方法である。
に、水を噴霧して培土に親水性を持たせて馴致すること
を特徴とする園芸用培土の製造方法である。
3内で飛散攪拌混合させた後に、篩通し選別により混合
物のサイズの均一化をさせることを特徴とする園芸用培
土の製造方法である。
コンベアー4を有し且つ内部底側に動力により駆動され
る回転攪拌羽根5を備えた定量切出しホッパー1を、搬
送ベルトコンベアー2の上方にその搬送ベルト6の移動
方向に並べて複数台設置するとともに、前記各定量切出
しベルトコンベアー4の落下口4aを前記搬送ベルト6
の幅方向にずらしてその搬送ベルト6の上面に各原料の
搬送筋が重ならないように設ける。
端部2a側に搬送供給される原料を受け入れて飛散攪拌
により均一に混合する掻上げ混合機3を設け、その排出
口3aから、均一混合されて馴致された膨軟性に優れた
良質な園芸用培土が得られることを特徴とする、上記構
成の園芸用育苗培土の製造方法を実施するための製造装
置である。
トコンベアー4を有し且つ内部底側に動力により駆動さ
れる回転攪拌羽根5を備えた定量切出しホッパー1を、
搬送ベルトコンベアー2の上方にその搬送ベルト6の移
動方向に並べて複数台設置するとともに、前記各定量切
出しベルトコンベアー4の落下口4aを前記搬送ベルト
6の幅方向にずらしてその搬送ベルト6の上面に各原料
の搬送筋が重ならないように設ける。また、少量又は微
量の原料の供給機7をその供給口7aが前記原料とは重
ならないように前記搬送ベルト6の幅方向にずらすか又
は搬送ベルト6上面に自由に落下できるように設ける。
端部2a側に搬送供給される原料を受け入れて飛散攪拌
により均一に混合する掻上げ混合機3を設け、その排出
口3aから、均一混合されて馴致された膨軟性に優れた
良質な園芸用培土が得られることを特徴とする、上記構
成の園芸用育苗培土の製造方法を実施するための製造装
置である。
げ混合機3内に臨ませて、水を噴霧する噴霧ノズル8を
設けたことを特徴とするものである。
げ混合機3の排出口3aに繋げて篩14を設けて、篩通
し選別により混合物のサイズの均一化をさせることを特
徴とするものである。
げ混合機3が、僅かに傾けた円筒形混合容器9の内側内
壁面に一定方向の掻上げ羽根10を略定間隔に多数固着
し、その円筒形混合容器9を回転させて下部にある各原
料を掻上げ羽根10で巻き上げて飛散混合できるように
したことを特徴とするものである。
しホッパー1内部の回転攪拌羽根5が、水平攪拌軸11
に放射状に多数の攪拌爪12を突設して成り、その回転
攪拌羽根5を定量切出しホッパー1内に単数又は複数設
けて成るものである。
下説明する。本発明は、園芸用育苗培土や農業用培土
(野菜、果菜、根菜、葉菜、果樹、水稲などに用いる培
土)などの植物育成用培土の製造方法及び製造装置に関
するものである。
有機質土壌の素材と、肥料としての多種の無機質肥料や
有機質肥料と、土壌改良材としてのバーミキュライト、
パーライト、ゼオライト、くん炭、ヤシガラ活性炭、腐
葉土などが主原料である。有機質土壌の素材及び有機質
肥料の原料には、ピートモス、ヤシの実粉砕物、黒ピー
ト、腐葉土、樹皮、バーク堆肥、有機堆肥などが用いら
れる。
いて説明する。
示すように、園芸用培土となる複数の原料を各原料ごと
に定量切出しホッパー1内で揉み解した後、それらの各
原料を量的制御して搬送ベルトコンベアー2のベルト上
面に重ならないように落下させて並列搬送させる。そし
て、その搬送ベルトコンベアー2の終端において前記各
原料を同時に掻上げ混合機3内に導き入れて飛散攪拌に
より混合均一化して馴致された膨軟性培土を得るもので
ある。
用培土を製造する場合には、園芸用培土となる複数の主
原料を各原料ごとに定量切出しホッパー1内で揉み解し
た後、それらの各主原料を量的制御して搬送ベルトコン
ベアー2のベルト上面に重ならないように落下させて並
列搬送する。
は重ならないようにベルト上面に落下させて並列搬送さ
せるか又は適宜ベルト上面に自由に落下させて、前記主
原料とともに搬送させる。そして、その搬送ベルトコン
ベアー2の終端において前記各原料を同時に掻上げ混合
機3内に導き入れて飛散攪拌により混合均一化して馴致
された膨軟性培土を得るものである。
原料には、ピートモス、ヤシの実粉砕物、黒ピート、腐
葉土、樹皮、バーク堆肥、有機堆肥などがあるが、これ
らの有機質原料は乾燥すると撥水性を現わす。この撥水
性を解消して、できた培土の透水性を高めるためには、
上記構成の各工程中の飛散攪拌工程において、水を噴霧
して培土に親水性を持たせて馴致する方法が極めて有効
である。その噴霧により含ませる含水量は、25〜35
%の範囲とすることが好ましい。
の飛散攪拌混合の後に、篩通し選別により混合物のサイ
ズの均一化をさせることができる。その後、計量してパ
ッケージ詰めし、店頭に出す商品が完成する。水分を含
ませた園芸用培土の場合には、水分含水量を25〜35
%に維持するために、水分を逃がさないビニール袋に詰
める。
実施するための製造装置について説明する。
ように、原料排出口1aに定量切出しベルトコンベアー
4を有し且つ内部底側に動力により駆動される回転攪拌
羽根5を備えた定量切出しホッパー1を、搬送ベルトコ
ンベアー2の上方にその搬送ベルト6の移動方向に複数
台を間隔置きに並べて設置する。前記各定量切出しベル
トコンベアー4の落下口4aは、前記搬送ベルト6の幅
方向にずらしてその搬送ベルト6の上面に各原料の搬送
筋(図3の搬送ベルトコンベアー2上に示した鎖線a、
b、c、d)が重ならないように設ける。
端部2a側に、搬送筋が重ならないように並列搬送して
供給される原料を受け入れて、飛散攪拌により均一に混
合する掻上げ混合機3を設ける。そしてその排出口3a
から、均一混合されて馴致された膨軟性に優れた良質な
園芸用培土が得られるようにする。
用培土を製造する場合には、原料排出口1aに定量切出
しベルトコンベアー4を有し且つ内部底側に動力により
駆動される回転攪拌羽根5を備えた定量切出しホッパー
1を、搬送ベルトコンベアー2の上方にその搬送ベルト
6の移動方向に並べて複数台設置するとともに、前記各
定量切出しベルトコンベアー4の落下口4aを前記搬送
ベルト6の幅方向にずらしてその搬送ベルト6の上面に
各原料の搬送筋が重ならないように設ける。
その供給口7aが前記原料とは重ならないように前記搬
送ベルト6の幅方向にずらすか又は搬送ベルト6上面に
自由に落下できるように設ける。
端部2a側に、搬送供給される主原料と少量又は微量の
原料を受け入れて、飛散攪拌により均一に混合する掻上
げ混合機3を設ける。そして、その掻上げ混合機3の排
出口3aから、均一混合されて馴致された膨軟性に優れ
た良質な園芸用培土が得られるようにする。
臨ませて、図4の(ロ)に示すように、水を噴霧する噴
霧ノズル8を設けることもできる。噴霧ノズル8から噴
霧された水は、攪拌混合中にピートモス、ヤシの実粉砕
物、黒ピート、腐葉土、樹皮、バーク堆肥、有機堆肥な
どの有機質原料の表面に付着し、できた園芸用培土に透
水性を生じさせる。
に繋げて篩14を設けて、篩通し選別により園芸用培土
中の混合物のサイズを均一化することができる。
(ロ)に示すように、僅かに下方へ傾けた円筒形混合容
器9の内側内壁面に一定方向の掻上げ羽根10を略定間
隔に多数固着し、その円筒形混合容器9を回転させて下
部にある各原料を掻上げ羽根10で巻き上げて飛散混合
できるようにする。
転攪拌羽根5については、図2に示すように、水平攪拌
軸11に放射状に多数の攪拌爪12を突設し、その回転
攪拌羽根5を低速回転できるようにしたものが使用で
き、その回転攪拌羽根5を定量切出しホッパー1内に単
数又は複数設けることもできる。
具体的に説明する。
合した園芸用培土を製造する場合の実施例を示してい
る。この図2に示すように、原料排出口1aに定量切出
しベルトコンベアー4を有し且つ内部底側にモーターな
どの動力により駆動される回転攪拌羽根5を備えた定量
切出しホッパー1を、搬送ベルトコンベアー2の上方に
その搬送ベルト6の移動方向に並べて数台乃至数十台設
置する。前記回転攪拌羽根5の低速回転の攪拌により原
料を揉み解して、前記ホッパー1からの原料の排出を滞
留させることなくスムーズにさせる。この際、混合前の
原料自体がバラケることになり空隙率の向上に利するこ
とになる。
合量を設定された切出し量に制御するための、定量切出
し制御装置が備わっていて、定量づつスムーズに供給で
きるようにしてある。例えばその定量切出し制御装置
は、定量切出しベルトコンベアー4上方の落下口4a寄
りにロータリーダンパー13を設けてその回転をインバ
ーター制御して原料供給量の制御を行う態様が可能であ
る。原料に異物混入などによる目詰まりや、原料が使切
りでなくなってしまったりして原料の供給が停止した場
合のために、前記落下口4aにアース棒感知機を取り付
け、その感知によりラインを自動的に非常停止させるよ
うにすることもできる。その搬送ベルトコンベアー2は
1本の場合でも、また図2に示すように数本を繋げた場
合でも搬送筋(図3の搬送ベルトコンベアー2上に示し
た鎖線a、b、c、d)が連続できるように搬送されれ
ば良い。
に、少量又は微量の原料の供給機7をその供給口7aが
前記原料とは重ならないように前記搬送ベルト6の幅方
向にするか又は搬送ベルト6上面に自由に落下できるよ
うに設ける。少量又は微量の原料としては、肥料、粒状
物、粉状物、フレーク状物、高分子ポリマー、植物性酵
素など少量又は微量に配合されるものがその対象とな
る。前記供給機7は、少量又は微量な混合物の配合量を
設定された切出し量に制御することができる既存の肥料
などの定量スムーズオートフィーダー15が使用でき
る。図2及び図3では、投入量調整ダイヤル(図中省
略)を備えた丸型ホッパー7の例を示し、ターンテーブ
ル(図中省略)により投入された原料を、投入量調整ダ
イヤルで調整して、搬送ベルトコンベアー2の上に落下
できるようにしてある。
下口4aは、前記搬送ベルト6の幅方向にずらしてその
搬送ベルト6の上面に各原料の搬送筋が重ならないよう
に設ける。用いる搬送ベルト6は、その表面にラグ状の
凹凸を設けたものを使用することにより、原料の搬送停
止、搬送ずれ防止を正確に行い、また20〜25%程度
の勾配搬送も可能となる。
端部2a側に、搬送筋が重ならないように並列搬送して
供給される原料を、原料投入ガイド17を介して受け入
れて飛散攪拌により均一に混合する掻上げ混合機3を設
ける。そして、その排出口3aから、均一混合されて馴
致された膨軟性に優れた良質な園芸用培土が得られるよ
うにする。
図4の(イ),(ロ)に示すように、回転中心軸を5〜
25度に傾けた長さ1〜10mの円筒形混合容器9の内
側内壁面に一定方向の掻上げ羽根10を、略定間隔に多
数固着し、その円筒形混合容器9を多孔質素材や間隙が
多い膨軟性を有する原料素材の物性を損なうことのない
ように毎分5〜30回で低速回転させて、原料投入ガイ
ド17から投入された各原料を掻上げ羽根10で巻き上
げて原料の膨軟性を損なわずに飛散混合できるようにし
たものである。なお、図中には、円筒形混合容器9の回
転駆動機構は省略した。
を最適なものとすることによって、その対流時間内に土
壌原料に他の各種原料が馴染んでいき、例えば、馴染み
にくい堆肥の空隙などにも無機物質、土壌改良材、肥料
などが入り込み、比重が軽い物も、また重たい物も均一
な馴致がなされ、さらにより空気の流通や各種原料間の
隙間率が高まってより膨軟性が高められて良質な園芸用
培土が得られる。
有機物や無機物の各種原料が細かい間隙内に入り込み、
潅水した時の有機質の撥水性を解消して、浸透性が高く
且つ目詰まりを起こさない水はけの良い培土が得られ
る。そして、農作物の収穫向上と苗や種の均一な生育が
可能となるさらに、それらの装置の掻上げ混合機3内に
臨ませて、水を噴霧する噴霧ノズル8を設ければ、さら
に乾燥による有機質の撥水性をも解消して、透水性が良
くなる。製品の水分含水量は、25〜35%の範囲に調
整して噴霧するのが適切である。
に繋げてマルチタイプの篩14を設ける。その篩通し選
別によって園芸用培土中の混合物のサイズをその篩の目
の大きさで均一化させることができる。
6に投入され袋詰めされる。そして搬送ベルトコンベア
ーでパレタイザーに搬送されて、パレット上に整形積載
されてそのパレットごとフォークリフトにより製品とし
て搬出される。なお、ラインを構成する各機器類の稼動
については、集中制御装置やコンピュータを備えた集中
制御センターで原料の流れを監視しつつ、目的の配合
量、品質などがが得られるように制御する。
ベアー2の上に各原料が積層しないようにバラバラに並
列搬送させる、全原料を同時に混合することによって短
時間の均一な混合を可能とし、また従来では容器内にお
ける攪拌羽根などによる「加圧攪拌」が行われていた
が、本発明では、前記掻上げ混合機3により原料が押圧
からは開放された飛散状態で混合「飛散攪拌」が行わ
れ、柔らかい軽量性原料が潰される破壊されることな
く、フカフカ状態となってでき上がり、製品の膨軟性は
より高められることになる。
ースの園芸用培土においては、掻上げ混合機3内におけ
る飛散状態での混合中に、水を噴霧することによって、
適度に原料表面が濡れた状態となって適度な透水性を得
ることできる。さらに掻上げ混合機3で混合されてから
排出された園芸用培土をさらに篩14により篩通し選別
することによって園芸用培土中の混合物のサイズをその
篩の目の大きさで均一化させる、より含まれる原料のサ
イズが揃った均一な商品の提供が可能となった。
1内での原料の揉み解し、搬送ベルトコンベアー2上で
の各種原料の並列搬送、及び掻上げ混合機3による原料
の飛散攪拌によって、柔らかい軽量性原料の膨軟性を損
なわずに、優れた透水性、排水性及び通気性を備えた均
一で良質な園芸用培土を連続して効率よく製造すること
が可能となった。
特開平8−256593号の従来の製造技術により製造
された園芸用培土とを比較すると、従来の園芸用培土が
図5の(ロ)に示すように、「原料むら」が散見される
のに対して本発明では、図5の(イ)に示すように均一
で良質の園芸用培土が得られた。その均一良質な園芸用
培土によって、これまでよりも、農作物の収穫量が向上
し、苗や種の均一で良好な生育も可能となった。
合容器の(ロ)におけるA−A線輪切り断面図、(ロ)
が円筒形混合容器の模式的縦断側面図。
態図、(ロ)が従来の装置により製造された製品の混合
状態図。
Claims (10)
- 【請求項1】 園芸用培土となる複数の原料を各原料ご
とに定量切出しホッパー(1)内で揉み解した後、それ
らの各原料を量的制御して搬送ベルトコンベアー(2)
のベルト上面に重ならないように落下させて並列搬送さ
せ、その搬送ベルトコンベアー(2)の終端において前
記各原料を掻上げ混合機(3)内に導き入れて飛散攪拌
により混合均一化して得ることを特徴とする園芸用培土
の製造方法。 - 【請求項2】 園芸用培土となる複数の主原料を各原料
ごとに定量切出しホッパー(1)内で揉み解した後、そ
れらの各主原料を量的制御して搬送ベルトコンベアー
(2)のベルト上面に重ならないように落下させて並列
搬送させ、また少量又は微量の原料は前記主原料とは重
ならないようにベルト上面に落下させて並列搬送させる
か又は適宜ベルト上面に自由に落下させて、主原料とと
もに搬送し、その搬送ベルトコンベアー(2)の終端に
おいて前記各原料を掻上げ混合機(3)内に導き入れて
飛散攪拌により混合均一化して得ることを特徴とする園
芸用培土の製造方法。 - 【請求項3】 飛散攪拌中に、水を噴霧して培土に親水
性を持たせて馴致することを特徴とする請求項1又は2
記載の園芸用培土の製造方法。 - 【請求項4】 掻上げ混合機(3)内で飛散攪拌混合さ
せた後に、篩通し選別により混合物のサイズの均一化を
させることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか
一項記載の園芸用培土の製造方法。 - 【請求項5】 原料排出口(1a)に定量切出しベルト
コンベアー(4)を有し且つ内部底側に動力により駆動
される回転攪拌羽根(5)を備えた定量切出しホッパー
(1)を、搬送ベルトコンベアー(2)の上方にその搬
送ベルト(6)の移動方向に並べて複数台設置するとと
もに、前記各定量切出しベルトコンベアー(4)の落下
口(4a)を前記搬送ベルト(6)の幅方向にずらして
その搬送ベルト(6)の上面に各原料の搬送筋が重なら
ないように設け、前記搬送ベルトコンベアー(2)の末
端部(2a)側に搬送供給される原料を受け入れて飛散
攪拌により均一に混合する掻上げ混合機(3)を設け、
その排出口(3a)から、均一混合されて馴致された膨
軟性に優れた良質な園芸用培土が得られるようにしたこ
とを特徴とする請求項1記載の上記園芸用培土の製造方
法を実施するための製造装置。 - 【請求項6】 原料排出口(1a)に定量切出しベルト
コンベアー(4)を有し且つ内部底側に動力により駆動
される回転攪拌羽根(5)を備えた定量切出しホッパー
(1)を、搬送ベルトコンベアー(2)の上方にその搬
送ベルト(6)の移動方向に並べて複数台設置するとと
もに、前記各定量切出しベルトコンベアー(4)の落下
口(4a)を前記搬送ベルト(6)の幅方向にずらして
その搬送ベルト(6)の上面に各原料の搬送筋が重なら
ないように設け、また少量又は微量の原料の供給機
(7)をその供給口(7a)が前記原料とは重ならない
ように前記搬送ベルト(6)の幅方向にずらすか又は搬
送ベルト(6)上面に自由に落下できるように設け、前
記搬送ベルトコンベアー(2)の末端部(2a)側に搬
送供給される原料を受け入れて飛散攪拌により均一に混
合する掻上げ混合機(3)を設け、その排出口(3a)
から、均一混合されて馴致された膨軟性に優れた良質な
園芸用培土が得られるようにしたことを特徴とする請求
項2記載の上記園芸用培土の製造方法を実施するための
製造装置。 - 【請求項7】 掻上げ混合機(3)内に臨ませて、水を
噴霧する噴霧ノズル(8)を設けたことを特徴とする請
求項5又は6記載の園芸用培土の製造装置。 - 【請求項8】 掻上げ混合機(3)の排出口(3a)に
繋げて篩(14)を設けて、篩通し選別により混合物の
サイズの均一化をさせることを特徴とする請求項5乃至
7のうちいずれか一項記載の園芸用培土の製造方法。 - 【請求項9】 掻上げ混合機(3)が、僅かに傾けた円
筒形混合容器(9)の内側内壁面に一定方向の掻上げ羽
根(10)を略定間隔に多数固着し、その円筒形混合容
器(9)を回転させて下部にある各原料を掻上げ羽根
(10)で巻き上げて飛散混合できるようにしたことを
特徴とする請求項4乃至8のうちいずれか一項記載の園
芸用培土の製造装置。 - 【請求項10】 定量切出しホッパー(1)内部の回転
攪拌羽根(5)が、水平攪拌軸(11)に放射状に多数
の攪拌爪(12)を突設して成り、その回転攪拌羽根
(5)を定量切出しホッパー(1)内に単数又は複数設
けて成る請求項4乃至9のうちいずれか一項記載の園芸
用培土の製造装置。
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JP27367399A JP3510823B2 (ja) | 1999-09-28 | 1999-09-28 | 園芸用培土の製造方法及びその製造装置 |
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1999
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