JP3510633B6 - 侵入不可能な壁エレメント - Google Patents
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Description
【0001】
本発明は請求項1のプリアンブルに従う底部および側部の壁形成物に関する。
【0002】
たとえば果物や野菜のような腐りやすい商品の運搬の際の問題は、一般に底部および側部の隙間のある壁構造によって得られる運搬容器の軽さと、中に入っている商品の損傷からの保護との間の矛盾である。主な危険は、特に果物や野菜の場合に中に入っている商品が外部から損傷を受けることである。というのも、たとえば木製の容器または木枠を重ねて積み重ねにすると、刺が側部または底部の壁の隙間のある構造に侵入して運搬している商品に入り、その商品を販売用には不適切にしてしまう可能性があり、これによりかなりの金銭的損失を被るおそれがあるからである。先行技術の容器の別の問題は、たとえば指のような人間の手足は容器を持ち上げたり移動させたりまたは積み重ねたりしている間に側部または底部の壁の開口の1つに入った場合など取扱いの最中や運搬中に非常に挟まれたり挫いたりしやすいため、通常スラットを交差させた構成によって得られる底部および側部の壁の隙間のある形成物が創傷の潜在的な危険性を伴うことである。
【0003】
本発明の目的は、隙間のある構造のため軽量でありなおかつ異物の侵入を防ぐ、運搬容器用の側部または底部の壁形成物を提供することである。さらに、この側部または底部の壁形成物は安定性があって、製造が容易でかつ経済的であり、視覚的に感じのよい外観を有するべきである。
【0004】
本発明に従えば、商品に通気するための好ましくは規則的な配列の通気空間を有する、箱および容器、特に果物および野菜用のプラスチック容器のための側部または底部の壁形成物が提供される。この壁形成物の構成要素であるバーは、接続バーと、その接続バーの外面側端部と内面側端部とにその接続バーが延びる方向に沿って延びるように配置されるレッグとから構成される。外面側および内面側の開口は、一般にわずかな距離をあけて並べて配置されるバーにおける、上記接続バーの外面側端部および内面側端部とに配置されるレッグの間に形成される。このように、接続バーによる2つのレッグ間の接続により、開口を制限しかつ形成による製造が容易でかつ壁形成物を非常に効果的に剛化できるようにする。たとえばI、S、TまたはZ字型のセクションが得られる。好ましくは側部または底部の壁の表面側および内面側に平面に配列されるレッグは、壁形成物を平面に射影する方向に見たときに一方の面側のレッグが他方の面側のレッグ間の間隙領域に配置されるように互い違いにされ、これにより壁形成物の表面の延在に対して直角にものが侵入したり壁形成物が透けて見えたりすることが防がれる。その結果、少なくともいくつかの通気空間、好ましくはすべての通気空間が、レッグが隣り合って並べて配列される列の方向に互い違いになった2つの開口を有する。
【0005】
わずかな距離をあけて並べて配置されるレッグは、中に入れるべき商品に優しく、清掃が容易で、落ちついた外観を与える壁形成物の滑らかな外面および内面をもたらす。レッグを備えるバーは、壁形成物の内面および外面の滑らかな形成を可能にし、わずかな距離をあけて並べて配置されるレッグは優れたラベリング表面または印刷表面を与え、そのため、本発明の壁形成物によって簡単なマーキング(表示)も可能となる。
【0006】
レッグと接続バーとで形成されるバーを並べた構成は、好ましくはその間にラビリンス通路を形成し、これは本発明の壁形成物を有する容器に入れられる商品の通気を支持する。壁形成物の通気空間のラビリンスの性質または開口の、バーが並べられる列の方向である横方向の互い違いの配置は物体の侵入を防ぎ、そのため中に入っている商品が保護される。さらに、バーが少ない材料の使用量で大きい曲げ強さを示すため、本発明のバーによりバーが延びる方向において壁形成物のかなりの剛化が得られる。バーの延びる方向に垂直な方向(バーが並べられて配列される列の方向)においても壁形成物の剛さを得るために、隣接するバーは、好ましくはバー自体の延びる方向に対して直角に配置されるクロスバーによって好ましくは相互接続される。
【0007】
これらのバーは中実の断面を有する先行技術のスラットと比べてはるかに大きい曲げ強さを示すため、中実の断面と比べて材料をかなり節約することができなおかつ壁形成物の剛さを等しいかまたはより大きくすることができ、これは壁形成物を用いた容器の軽さと資源の節約とに寄与する。
【0008】
バーを並べた構成、または壁形成物の両方の面側にレッグを互い違いにした構成により、たとえば壁形成物がプラスチックからなる場合、壁形成物の優れた型離れ度が得られる。成形シームは内側にあり、壁形成物の有利な外観が得られ、これはそのような壁形成物を有する容器の一般への受入れにかなり貢献することができる。
【0009】
応用によっては、側部もしくは底部の壁形成物の表面の、図1における縦方向(バーが延びている方向)および横方向(バーが並べられる列の方向)の両方にバーを配列したもの、縦方向もしくは横方向における対称軸に関して対称的に配列したもの、または壁形成物の延長の一方向にバーを均等に配列したものを用いることもできる。対称的配列とは、壁形成物を2等分したものが縦方向または横方向の中心軸に関して、その両側の部分が互いに対称であることを意味する。
【0010】
本発明の壁形成物は、運搬容器用の側部もしくは底部の壁形成物としてだけではなく、積み重ねられた層を分離するための分離用底としてまたは挿入可能な底としても適切である。
【0011】
本発明の壁形成物は、特に、矩形に配置される4つの側壁と底とからなる野菜または果物用の容器のための、射出成形によりプラスチックから製造可能な容器の一体の壁および/または底エレメントとして用いられ得る。
【0012】
以下に、本発明の好ましい実施の形態を添付の図面を参照して説明する。
【0013】
図1は、ここでは例示的に容器の壁である侵入不可能な壁形成物の実施の形態の水平方向の図である。壁形成物1の上側は、掃除しやすくかつ美的で落ちついた外観を示す滑らかな外観を形成するようにわずかな距離をあけて並べて配置されるレッグ2aによって形成される。隣接するレッグ2aの間の空間3から、壁形成物の下側のちょうど空間3の領域に配置されるレッグ2bを見ることができ、これにより、壁形成物が透けて見えたり壁形成物に物体が侵入したりすることが防がれる。図1に示した実施の形態にはレッグ2aおよび2bの延びる方向に直角に4つのクロスバー4があり、これらのクロスバーは壁形成物の長手方向に延びる方向にレッグ2aおよび2bを相互接続する。本実施の形態に示される4つのクロスバー4の代わりに、壁形成物の大きさおよび応用に依存して、異なる数のクロスバーを用いてもよい。本実施の形態に示されるような角が丸い矩形の壁形成物の代わりに、円形、楕円形等の他のいかなる形を用いてもよく、この形は単に側壁、底壁または中間の底としての意図した目的と、壁形成物が用いられる容器の種類および形とにのみ依存する。
【0014】
図2は、図1の線A−Aに沿った断面図である。ここでも、壁形成物の上面および下面の延在を規定するレッグ2aおよび2bが見られ、本実施の形態の上側および下側の2つの対応するレッグは接続バー2cによって相互接続され、そのためレッグ2aおよび2bと接続バー2cが本実施の形態ではZ字型のバーをもたらすが、このバーはI、TまたはS字型であってもよい。図2から明らかなように、わずかな距離をあけて並べて配置されるバー2により、隣接するバー2の間の空間を介してる通気用の空気は通過させるが物体は侵入させない構造が得られる。バー2は、バー2の延びる方向に対して直角に配置されるクロスバー4によって相互接続される。バー2の大きな曲げ強さにより、壁形成物が非常に軽量になるとともに非常に少ない材料の使用量でバー2の方向において壁形成物が非常に安定する。本実施の形態の壁形成物が延びる長手方向の曲げ強さは、クロスバー4によるセクション2の相互接続によって得られ、これにより壁形成物全体の安定性が高くなり、壁形成物を積み重ね可能な容器等のために用いるのに適切となる。
【0015】
同様に図2から明らかなように、図示した実施の形態では、バー2は本実施の形態の壁形成物の長手方向の中心におけるバーを中心線として対称に配置され、これは壁形成物の美的な外観に非常に寄与し、これは、対象とする利用者たちにそのような壁形成物を有する容器を受入れてもらうために非常に重要である。しかしながら、バー2のこの種類の対称的な配列を、基本的に壁形成物の機能を変えずにバーをすべて同じ方向に配列したものと置き換えることもできる。
【0016】
応用によっては、最終的には、バー2を上記横方向に並べて配列したものの代わりにバー2を上記横方向と直角方向の関係にある縦方向に配列したものを用いることもでき、この場合、バー2を接続するクロスバー4はそれに応じて図示した実施の形態とは異なる態様で整列される。
【0017】
本実施の形態のようなバー2の平行な配列は、壁形成物の容易な清掃にさらに寄与し、これは、繰返し用いた後にもその外観を完全に維持しなければならない再利用可能な容器に壁形成物を用いる場合に特に非常に重要である。最後に、図示した実施の形態に従う壁形成物は、好ましくはプラスチックからなる場合に容易な型離れを可能にし、この場合成形シームは内側に向き、したがって外観を損なうことがなくまたはいかなる切り傷の危険性も伴わない。
[図面の簡単な説明]
【図1】図1は、容器の壁としての壁形成物の実施の形態を水平方向に見た図である。
【図2】図2は、図1の線A−Aに沿った断面図である。
【符号の説明】
1 壁形成物、2 バー、2a,2b レッグ、2c 接続バー、3 開口、4 クロスバー。
本発明は請求項1のプリアンブルに従う底部および側部の壁形成物に関する。
【0002】
たとえば果物や野菜のような腐りやすい商品の運搬の際の問題は、一般に底部および側部の隙間のある壁構造によって得られる運搬容器の軽さと、中に入っている商品の損傷からの保護との間の矛盾である。主な危険は、特に果物や野菜の場合に中に入っている商品が外部から損傷を受けることである。というのも、たとえば木製の容器または木枠を重ねて積み重ねにすると、刺が側部または底部の壁の隙間のある構造に侵入して運搬している商品に入り、その商品を販売用には不適切にしてしまう可能性があり、これによりかなりの金銭的損失を被るおそれがあるからである。先行技術の容器の別の問題は、たとえば指のような人間の手足は容器を持ち上げたり移動させたりまたは積み重ねたりしている間に側部または底部の壁の開口の1つに入った場合など取扱いの最中や運搬中に非常に挟まれたり挫いたりしやすいため、通常スラットを交差させた構成によって得られる底部および側部の壁の隙間のある形成物が創傷の潜在的な危険性を伴うことである。
【0003】
本発明の目的は、隙間のある構造のため軽量でありなおかつ異物の侵入を防ぐ、運搬容器用の側部または底部の壁形成物を提供することである。さらに、この側部または底部の壁形成物は安定性があって、製造が容易でかつ経済的であり、視覚的に感じのよい外観を有するべきである。
【0004】
本発明に従えば、商品に通気するための好ましくは規則的な配列の通気空間を有する、箱および容器、特に果物および野菜用のプラスチック容器のための側部または底部の壁形成物が提供される。この壁形成物の構成要素であるバーは、接続バーと、その接続バーの外面側端部と内面側端部とにその接続バーが延びる方向に沿って延びるように配置されるレッグとから構成される。外面側および内面側の開口は、一般にわずかな距離をあけて並べて配置されるバーにおける、上記接続バーの外面側端部および内面側端部とに配置されるレッグの間に形成される。このように、接続バーによる2つのレッグ間の接続により、開口を制限しかつ形成による製造が容易でかつ壁形成物を非常に効果的に剛化できるようにする。たとえばI、S、TまたはZ字型のセクションが得られる。好ましくは側部または底部の壁の表面側および内面側に平面に配列されるレッグは、壁形成物を平面に射影する方向に見たときに一方の面側のレッグが他方の面側のレッグ間の間隙領域に配置されるように互い違いにされ、これにより壁形成物の表面の延在に対して直角にものが侵入したり壁形成物が透けて見えたりすることが防がれる。その結果、少なくともいくつかの通気空間、好ましくはすべての通気空間が、レッグが隣り合って並べて配列される列の方向に互い違いになった2つの開口を有する。
【0005】
わずかな距離をあけて並べて配置されるレッグは、中に入れるべき商品に優しく、清掃が容易で、落ちついた外観を与える壁形成物の滑らかな外面および内面をもたらす。レッグを備えるバーは、壁形成物の内面および外面の滑らかな形成を可能にし、わずかな距離をあけて並べて配置されるレッグは優れたラベリング表面または印刷表面を与え、そのため、本発明の壁形成物によって簡単なマーキング(表示)も可能となる。
【0006】
レッグと接続バーとで形成されるバーを並べた構成は、好ましくはその間にラビリンス通路を形成し、これは本発明の壁形成物を有する容器に入れられる商品の通気を支持する。壁形成物の通気空間のラビリンスの性質または開口の、バーが並べられる列の方向である横方向の互い違いの配置は物体の侵入を防ぎ、そのため中に入っている商品が保護される。さらに、バーが少ない材料の使用量で大きい曲げ強さを示すため、本発明のバーによりバーが延びる方向において壁形成物のかなりの剛化が得られる。バーの延びる方向に垂直な方向(バーが並べられて配列される列の方向)においても壁形成物の剛さを得るために、隣接するバーは、好ましくはバー自体の延びる方向に対して直角に配置されるクロスバーによって好ましくは相互接続される。
【0007】
これらのバーは中実の断面を有する先行技術のスラットと比べてはるかに大きい曲げ強さを示すため、中実の断面と比べて材料をかなり節約することができなおかつ壁形成物の剛さを等しいかまたはより大きくすることができ、これは壁形成物を用いた容器の軽さと資源の節約とに寄与する。
【0008】
バーを並べた構成、または壁形成物の両方の面側にレッグを互い違いにした構成により、たとえば壁形成物がプラスチックからなる場合、壁形成物の優れた型離れ度が得られる。成形シームは内側にあり、壁形成物の有利な外観が得られ、これはそのような壁形成物を有する容器の一般への受入れにかなり貢献することができる。
【0009】
応用によっては、側部もしくは底部の壁形成物の表面の、図1における縦方向(バーが延びている方向)および横方向(バーが並べられる列の方向)の両方にバーを配列したもの、縦方向もしくは横方向における対称軸に関して対称的に配列したもの、または壁形成物の延長の一方向にバーを均等に配列したものを用いることもできる。対称的配列とは、壁形成物を2等分したものが縦方向または横方向の中心軸に関して、その両側の部分が互いに対称であることを意味する。
【0010】
本発明の壁形成物は、運搬容器用の側部もしくは底部の壁形成物としてだけではなく、積み重ねられた層を分離するための分離用底としてまたは挿入可能な底としても適切である。
【0011】
本発明の壁形成物は、特に、矩形に配置される4つの側壁と底とからなる野菜または果物用の容器のための、射出成形によりプラスチックから製造可能な容器の一体の壁および/または底エレメントとして用いられ得る。
【0012】
以下に、本発明の好ましい実施の形態を添付の図面を参照して説明する。
【0013】
図1は、ここでは例示的に容器の壁である侵入不可能な壁形成物の実施の形態の水平方向の図である。壁形成物1の上側は、掃除しやすくかつ美的で落ちついた外観を示す滑らかな外観を形成するようにわずかな距離をあけて並べて配置されるレッグ2aによって形成される。隣接するレッグ2aの間の空間3から、壁形成物の下側のちょうど空間3の領域に配置されるレッグ2bを見ることができ、これにより、壁形成物が透けて見えたり壁形成物に物体が侵入したりすることが防がれる。図1に示した実施の形態にはレッグ2aおよび2bの延びる方向に直角に4つのクロスバー4があり、これらのクロスバーは壁形成物の長手方向に延びる方向にレッグ2aおよび2bを相互接続する。本実施の形態に示される4つのクロスバー4の代わりに、壁形成物の大きさおよび応用に依存して、異なる数のクロスバーを用いてもよい。本実施の形態に示されるような角が丸い矩形の壁形成物の代わりに、円形、楕円形等の他のいかなる形を用いてもよく、この形は単に側壁、底壁または中間の底としての意図した目的と、壁形成物が用いられる容器の種類および形とにのみ依存する。
【0014】
図2は、図1の線A−Aに沿った断面図である。ここでも、壁形成物の上面および下面の延在を規定するレッグ2aおよび2bが見られ、本実施の形態の上側および下側の2つの対応するレッグは接続バー2cによって相互接続され、そのためレッグ2aおよび2bと接続バー2cが本実施の形態ではZ字型のバーをもたらすが、このバーはI、TまたはS字型であってもよい。図2から明らかなように、わずかな距離をあけて並べて配置されるバー2により、隣接するバー2の間の空間を介してる通気用の空気は通過させるが物体は侵入させない構造が得られる。バー2は、バー2の延びる方向に対して直角に配置されるクロスバー4によって相互接続される。バー2の大きな曲げ強さにより、壁形成物が非常に軽量になるとともに非常に少ない材料の使用量でバー2の方向において壁形成物が非常に安定する。本実施の形態の壁形成物が延びる長手方向の曲げ強さは、クロスバー4によるセクション2の相互接続によって得られ、これにより壁形成物全体の安定性が高くなり、壁形成物を積み重ね可能な容器等のために用いるのに適切となる。
【0015】
同様に図2から明らかなように、図示した実施の形態では、バー2は本実施の形態の壁形成物の長手方向の中心におけるバーを中心線として対称に配置され、これは壁形成物の美的な外観に非常に寄与し、これは、対象とする利用者たちにそのような壁形成物を有する容器を受入れてもらうために非常に重要である。しかしながら、バー2のこの種類の対称的な配列を、基本的に壁形成物の機能を変えずにバーをすべて同じ方向に配列したものと置き換えることもできる。
【0016】
応用によっては、最終的には、バー2を上記横方向に並べて配列したものの代わりにバー2を上記横方向と直角方向の関係にある縦方向に配列したものを用いることもでき、この場合、バー2を接続するクロスバー4はそれに応じて図示した実施の形態とは異なる態様で整列される。
【0017】
本実施の形態のようなバー2の平行な配列は、壁形成物の容易な清掃にさらに寄与し、これは、繰返し用いた後にもその外観を完全に維持しなければならない再利用可能な容器に壁形成物を用いる場合に特に非常に重要である。最後に、図示した実施の形態に従う壁形成物は、好ましくはプラスチックからなる場合に容易な型離れを可能にし、この場合成形シームは内側に向き、したがって外観を損なうことがなくまたはいかなる切り傷の危険性も伴わない。
[図面の簡単な説明]
【図1】図1は、容器の壁としての壁形成物の実施の形態を水平方向に見た図である。
【図2】図2は、図1の線A−Aに沿った断面図である。
【符号の説明】
1 壁形成物、2 バー、2a,2b レッグ、2c 接続バー、3 開口、4 クロスバー。
Claims (13)
- 好ましくは規則的に配列され商品に空気を通すための複数の通気空間が設けられる、箱および容器、特にプラスチックからなる果物および野菜用の容器のための、滑らかな外面および内面を有する一体の壁形成物であって、
前記壁形成物は、接続バー(2c)と、その接続バーの外面側の端部および内面側の端部にそれぞれの接続バーに沿うように配置されたレッグとからなる、並列配置され、その間に前記通気空間を形成するバーを、複数、備え、
前記複数の通気空間は、前記外面および内面に、それぞれ開口を有し、
前記外面における開口は隣り合う前記外面側のレッグの間に、前記内面における開口は隣り合う前記内面側のレッグの間に、それぞれ形成され、
前記外面側の開口において、前記外面側から内面側の方向に見て、前記外面側の開口が前記内面側のレッグによってそれぞれ塞がれていることを特徴とする、壁形成物。 - 前記外面側の開口および内面側の開口は、その横断面において、互いに同じ形を有することを特徴とする、請求項1に記載の壁形成物。
- 前記外面側および内面側の開口は、それぞれの面側から見て、ともに相手面側のレッグで塞がれるラビリンス通路として形成されることを特徴とする、請求項1または2に記載の壁形成物。
- 前記外面側の開口および内面側の開口を形成するレッグ(2a,2b)は、前記接続バー(2c)のそれぞれの端部に好ましくは反対向きに配置されている、請求項1ないし3のいずれかに記載の壁形成物。
- 接続バー(2c)の内面側の端部に設けられるレッグ(2b)は前記壁形成物の内面を形成し、該接続バーの外面側の端部に設けられるレッグ(2a)は前記壁形成物の外面を形成することを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載の壁形成物。
- 前記内面側のレッグ(2b)および外面側のレッグ(2a)は滑らかな内面および外面を形成することを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載の壁形成物。
- 前記バーは、その横断面において、S、Z、IまたはT字型として形成されることを特徴とする、請求項1ないし6のいずれかに記載の壁形成物。
- 前記バー(2)はわずかな距離をあけて互いに平行に配置され、前記外面側から内面側の方向に見て、前記バー(2)の内面側のレッグ(2b)は該バーの外面側のレッグ(2a)と隣接するバーの外面側のレッグ(2a)との間の領域に配置され、その隣接するバーの外面側のレッグと一部重なることを特徴とする、請求項1ないし7のいずれかに記載の壁形成物。
- 前記並列配置される列の中央部の前記バーの長手方向を対称線として、両側のバー(2)の列どうし、そのバーの横断面の形状が対称的に配置されることを特徴とする、請求項1ないし8のいずれかに記載の壁形成物。
- 前記バーは互いに平行に配置されることを特徴とする、請求項1ないし9のいずれかに記載の壁形成物。
- 戦記バー(2)は、前記バー(2)の長手方向と直角に配置される少なくとも1つのクロスバー(4)によって相互接続されることを特徴とする、請求項1ないし10のいずれかに記載の壁形成物。
- 前記壁形成物は、運搬用または保管用容器の側壁および/または底壁として一体として用いられることを特徴とする、請求項1ないし11のいずれかに記載の壁形成物。
- 前記壁形成物は、前記箱または容器内において、積み重ねられた被収容物の層の間の中間の底として、または被収容物を分ける分離用の壁エレメントとして用いられることを特徴とする、請求項1ないし12のいずれかに記載の壁形成物。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19518955A DE19518955A1 (de) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | Durchstoßdichte Wandausbildung |
DE19518955.8 | 1995-05-23 | ||
DE19418955.8 | 1995-05-23 | ||
PCT/EP1996/002206 WO1996037419A1 (de) | 1995-05-23 | 1996-05-22 | Durchstossdichte wandausbildung |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11511712A JPH11511712A (ja) | 1999-10-12 |
JP3510633B2 JP3510633B2 (ja) | 2004-03-29 |
JP3510633B6 true JP3510633B6 (ja) | 2004-08-11 |
Family
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