JP3510586B2 - 巻込鋼管の縮管方法および縮管治具 - Google Patents

巻込鋼管の縮管方法および縮管治具

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JP3510586B2 JP2000369062A JP2000369062A JP3510586B2 JP 3510586 B2 JP3510586 B2 JP 3510586B2 JP 2000369062 A JP2000369062 A JP 2000369062A JP 2000369062 A JP2000369062 A JP 2000369062A JP 3510586 B2 JP3510586 B2 JP 3510586B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、巻込鋼管の管径変
更を容易に行なうことのできる巻込鋼管の縮管方法およ
び巻込鋼管の縮管治具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、地中に埋設した水道管等の各
種の管路の更新等を行なう工法の一つとして、巻込鋼管
工法が利用されている。この巻込鋼管工法は、概略的
に、鋼管の側辺を互いに重ね合わせることによってその
管径を縮小(以下、縮管)し、この状態の鋼管を地中の
既設管の内部等に挿入し、この内部等で鋼管の管径を拡
大(以下、拡管)してその側辺を互いに固定すること
で、既設管の内部に新規管を設置する工法である。
【0003】この巻込方法についてさらに詳細に説明す
る。まず、巻込鋼管の形成方法について説明する。図1
4は、従来の巻込鋼管の成形工程を説明するための概念
図である。まず、この図14(a)に示すように、図示
しないロール鋼板を切断することによって所定の方形の
鋼板100を成形し、図14(b)に示すように、この
鋼板100を端曲げプレス機101によって所定の半径
に端曲げ加工する。そして、この図14(c)に示すよ
うに、この加工後の鋼板100をロール成形機102に
よって所定の管径に成形して巻込鋼管103を形成す
る。その後、この図14(d)に示すように、この巻込
鋼管103を所定の径になるまで縮管し、この状態で巻
込鋼管103を固定していた。
【0004】次に、巻込鋼管103の設置方法について
説明する。図15は、従来の巻込鋼管103の設置工程
を説明するための概念図である。この図15に示すよう
に、地中に埋設された既設管110の側方に立坑111
を掘削する。そして、この立坑111から巻込鋼管10
3を吊り降ろし、既設管110の内部に挿入する。この
時、巻込鋼管103は、その外径が既設管110の内径
よりも小さくなるように、かつ、挿入時に必要となる作
業スペースを見込んだ外径になるように縮管されている
ので、既設管110の内部にスムーズに挿入することが
できる。すなわち、巻込鋼管を使用する場合には、普通
の鋼管を使用する場合に比べて、通過管長を長く設定で
きるという利点を有する。
【0005】その後、巻込鋼管103を拡管し、管軸方
向および円周方向の心出しを行う。次いで、巻込鋼管1
03の管軸方向のシーム溶接を行なうと共に、既に側方
に配置されている他の巻込鋼管103に対する溶接を行
なう。その後、地上のモルタルプラント112にて作ら
れたモルタルをポンプ113にて搬送し、このモルタル
を既設管110と巻込鋼管103との間に流し込んで、
これら両管を相互に固定する。これにて巻込鋼管103
の設置工程が終了する。このような方法によれば、既設
管110を撤去する手間が不要となり、また、広範囲の
掘削を行なう必要がないので、比較的短期間で低コスト
に管路の新設を行なうことができる。
【0006】さて、このような巻込鋼管工法において
は、その特徴的な工程である管径変更作業、すなわち、
巻込鋼管103の縮管および拡管を効率的に行なうこと
が極めて重要である。以下、従来の巻込鋼管103の縮
管方法および拡管方法について説明する。図16は、従
来の縮管および拡管方法を示す概念図である。
【0007】まず、縮管を行なうためには、巻込鋼管1
03に対してレバーブロック(登録商標)114にて内
向きの圧力を加えていた。具体的には、図16(a)に
示すように、巻込鋼管103の内部にレバーブロック
(登録商標)114を配置すると共に、その両端部を巻
込鋼管103の内部に固定する。そして、レバーブロッ
(登録商標)114にてその両端部を徐々に引き寄せ
ることにより、巻込鋼管103を縮管していた。また、
内部に限られず、巻込鋼管103の外部にワイヤー等を
掛け、このワイヤー等をレバーブロック(登録商標)
14にて徐々に絞り込むことにより、巻込鋼管103を
縮管する方法も採用されていた。
【0008】一方、拡管を行なうためには、巻込鋼管1
03に対してレバーブロック(登録商標)114にて外
向きの圧力を加えていた。具体的には、図16(b)に
示すように、巻込鋼管103の内部に配置したレバーブ
ロック(登録商標)114を操作して、その両端部を徐
々に拡張して、巻込鋼管103の内部から外部に圧力を
加えていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな巻込鋼管103の縮管方法および拡管方法において
は、巻込鋼管103に対してレバーブロック(登録商
標)114やワイヤー等の固定を行なう必要があること
から、その縮管や拡管に多大な手間と時間を要し、巻込
工法全体の効率を低下させるという問題があった。そこ
で、簡易に行なうことのできる巻込鋼管103の縮管方
法や拡管方法が切望されていた。
【0010】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、巻込鋼管の縮管変更を容易に行なうことのできる巻
込鋼管の縮管方法および巻込鋼管の縮管治具を提供する
ことを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記従来の縮管方法にお
ける問題点を解決するために請求項1に記載の縮管方法
は、巻込鋼管の管径を縮小するための縮管方法であっ
て、上記巻込鋼管を上方から受け入れるものであって、
上記巻込鋼管の縮管後の外径よりも広幅の受け入れ部
と、この受け入れ部の下方に配置されるものであって、
上記巻込鋼管の縮管後の外径に略対応した狭幅の保持部
とを備える縮管治具を配置する縮管治具配置工程と、上
記縮管治具の上方に上記巻込鋼管を配置する巻込鋼管配
置工程と、上記巻込鋼管を、上記縮管治具の上方からそ
の受け入れ部および保持部に順次落とし込む落とし込み
工程とを備えることを特徴とする。
【0012】この方法によれば、巻込鋼管を縮管治具に
落とし込むだけで、この巻込鋼管が自重で下方に移動し
ながら徐々に縮管され、自動的に縮管することができる
ので、縮管作業が極めて容易である。
【0013】また、請求項2に記載の縮管方法は、請求
項1に記載の縮管方法において、上記巻込鋼管配置工程
において、上記巻込鋼管の重ね代を当該巻込鋼管の下方
側に位置させ、上記落とし込み工程において、上記重ね
代を先頭にして上記巻込鋼管を落とし込むことを特徴と
する。
【0014】この方法によれば、巻込鋼管が保持部にて
保持された状態において、その重ね代が巻込鋼管の自重
にて押圧されて固定されるので、巻込鋼管の固定作業を
一層容易に行なうことができる。
【0015】また、本発明は縮管治具に関するものであ
り、請求項3に記載の縮管治具は、巻込鋼管の管径を縮
小するための縮管治具であって、上記巻込鋼管を上方か
ら受け入れるものであって、上記巻込鋼管の縮管後の外
径よりも広幅の受け入れ部と、上記受け入れ部の下方に
配置されるものであって、上記巻込鋼管の縮管後の外径
に略対応した狭幅の保持部とを備えることを特徴とす
る。
【0016】この治具によれば、その上方から巻込鋼管
を落とし込むだけで、この巻込鋼管を自重で下方に移動
させつつ徐々に縮管し、自動的に縮管することができる
ので、縮管作業が極めて容易である。
【0017】また、請求項4に記載の縮管治具は、請求
項3に記載の縮管治具において、上記保持部の内面を、
上記巻込鋼管の縮管後の外形に略対応した曲面状に形成
したことを特徴とする。
【0018】この治具によれば、縮管後の巻込鋼管が保
持部と広い範囲で接触し、この保持部によって最も安定
的に保持されるので、その固定等の作業を一層容易に行
なうことができる。
【0019】また、請求項5に記載の縮管治具は、請求
項3または4に記載の縮管治具において、上記保持部の
内面に、上記巻込鋼管をその縮管方向に滑動させる滑動
部を備えることを特徴とする。
【0020】この治具によれば、滑動部によって巻込鋼
管をその縮管方向に滑動させることができるので、巻込
鋼管を一層スムーズに縮管することができ、作業効率を
向上させることができる。
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態1、
2を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の
形態によりこの発明が限定されるものではない。特に、
本発明の縮管方法および拡管方法は、拡管状態の巻込鋼
管の内径Dが約4500mm、その肉厚tが約18〜2
1mm、D/tの比が約200〜250の大口径巻込鋼
管に最適なものであるが、このような巻込鋼管に限定さ
れることなく、任意の巻込鋼管に適用することができる
ものである。
【0030】(実施の形態1)まず、縮管方法および縮
管治具に関する実施の形態1について説明する。図1
は、縮管前の巻込鋼管および縮管治具を示す斜視図、図
2は、縮管後の巻込鋼管および縮管治具を示す斜視図、
図3は、縮管治具の側面図である。本実施の形態におけ
る縮管方法は、概略的に、広幅から狭幅となる縮管治具
の内部に巻込鋼管を落とし込むことにより、この巻込鋼
管自身の自重によって当該巻込鋼管の縮管を行なう方法
である。
【0031】まず、図1〜3を参照しつつ、巻込鋼管と
縮管治具について順次説明する。巻込鋼管1は、縮管工
程を除いて、上述した従来の形成方法に従って成形する
ことができる。すなわち、ロール鋼板等を切断して鋼板
を成形し、この鋼板を端曲げ加工し、さらにロール成形
機によって所定の管径に形成することができる。この形
成後の状態において、この巻込鋼管1の側部には、図1
に示すように、重ね代2が設けられている。なお、図1
に示す縮管前の巻込鋼管1の内径をD1、図2に示す縮
管後の巻込鋼管1の内径をD2とする。
【0032】また、図1〜3に示すように、縮管治具1
0は、巻込鋼管1に略対応した横長状に形成されるもの
で、概略的に、保持部11、受け入れ部12、および、
複数の支持脚13とを備えて構成されている。このう
ち、保持部11は、受け入れ部12と協働して巻込鋼管
1を縮管するものであり、さらに、この縮管後の巻込鋼
管1を縮管状態で保持するものである。具体的には、保
持部11は、全体として横長の半円筒状に形成されてお
り、その開口側を上方に向けた状態で配置されている。
そして、保持部11は、図3に示すように、この開口の
内幅L1を、巻込鋼管1の縮管後の外径に略対応する狭
幅状(L1≒D2)に形成されており、これによって縮
管後の巻込鋼管1の拡管を防止する。
【0033】特に、本実施の形態において保持部11
は、縮管後の巻込鋼管1に略対応する形状に形成されて
いる。すなわち、保持部11の内面11aは、巻込鋼管
1の縮管後の外径に略対応する曲面(半円筒面)に形成
されている。したがって、縮管後の巻込鋼管1が保持部
11と広い範囲で接触し、この保持部11によって最も
安定的に保持されるので、その固定等の作業を一層容易
に行なうことができる。しかしながら、このような効果
を考慮する必要がない場合には、保持部11は、必ずし
も半円筒状に形成される必要はなく、例えば、V字状に
形成することもできる。
【0034】また、受け入れ部12は、保持部11と協
働して巻込鋼管1を縮管するものであり、縮管前の巻込
鋼管1を上方から受け入れ、さらに、この巻込鋼管1を
保持部11へ受け渡すものである。具体的には、受け入
れ部12は、図1、2に示すように、複数の棒状体から
形成されており、保持部11の上端から延出して、上方
かつ外側に広がるように配置されている。そして、受け
入れ部12は、図3に示すように、その上端部の内幅L
2を、巻込鋼管1の縮管後の外径以上の広幅状(L2>
D2)に形成されている。より詳細には、縮管前の巻込
鋼管1は、吊り下げられた状態において自重にて側面縦
長の楕円状に変形しているため、受け入れ部12は、少
なくとも、この楕円状態の巻込鋼管1の外径以上の幅に
形成される。これによって縮管前の巻込鋼管1を上方か
ら受け入れることができる。
【0035】また、受け入れ部12は、その下端部にお
いて保持部11と同じ狭幅L1になり、これによって巻
込鋼管1を保持部11にスムーズに受け渡すことができ
る。特に、本実施の形態において、受け入れ部12は、
広幅L2から狭幅L1に連続的に至る傾斜状に形成され
ているため、巻込鋼管1を縮管しつつ保持部11に極め
てスムーズに受け渡すことができる。ただし、受け入れ
部12は必ずしも傾斜状に形成される必要はなく、例え
ば、階段状に形成することもできる。
【0036】これら保持部11および受け入れ部12
は、溶接等の任意の方法にて相互に固定されている。た
だし、保持部11および受け入れ部12は、巻込鋼管1
の受け渡しが可能は範囲において相互に分離して配置す
ることもできる。しかしながら本実施の形態において保
持部11と受け入れ部12とは、図3に示すように、互
いの内面11a、12aが相互に面一状となるように連
結されており、これによって、相互に連続する傾斜面が
形成されている。したがって、保持部11から受け入れ
部12に対して、巻込鋼管1を最もスムーズに受け渡す
ことが可能である。
【0037】また、支持脚13は、これら保持部11お
よび受け入れ部12と、この縮管治具10に落とし込ま
れた巻込鋼管1とを支持する支持構造体である。具体的
には、支持脚13は、保持部11の側方に溶接等にて固
定されており、この側方から延出して下方の設置面に至
るように配置されている。ただし、支持脚13は、支持
構造体としての機能を奏し得る限りにおいて、任意の構
造で構成することができる。
【0038】次に、縮管方法について説明する。まず、
図1に示すように、プラント内等の任意の縮管位置に、
縮管治具10を配置する(縮管治具配置工程)。そし
て、図1に示すように、縮管治具10の上方に、巻込鋼
管1を配置する(巻込鋼管配置工程)。ここでは、縮管
治具10の長手方向両端上部にワイヤー14を連結し、
このワイヤー14を図示しないクレーンにて巻き上げる
ことによって、巻込鋼管1を吊り上げる。ただし、巻込
鋼管1の配置方法は任意であり、例えば、巻込鋼管1の
内部にフォークリストのフォークを差し入れて、巻込鋼
管1を持ち上げることもできる。また、この巻込鋼管1
の配置時には、その重ね代2が当該巻込鋼管1の下方側
に位置するように配置することが好ましい(この理由に
ついては後述する)。なお、当然のことながら、巻込鋼
管1は、その管軸方向が縮管治具10の長手方向と一致
するように配置する。
【0039】その後、巻込鋼管1を、縮管治具10の上
方からその受け入れ部12および保持部11に順次落と
し込む(落とし込み工程)。具体的には、縮管治具10
に連結したワイヤー14をクレーンにて巻き下げること
によって、巻込鋼管1を受け入れ部12の内部に吊り降
ろす。すると、巻込鋼管1は、その自重によって下方向
きの力を受けると同時に、その側面を受け入れ部12に
て押圧されて内側向きの力を受ける。この結果、巻込鋼
管1は、下方に移動しながら徐々に縮管され、図2に示
すように、縮管寸法になった時点で保持部11の内部に
落とし込まれて、縮管後の状態で保持される。そして、
この状態の巻込鋼管1を任意の方法で固定して次工程に
搬送することができる。このような方法によれば、巻込
鋼管1を縮管治具10に落とし込むだけで自動的に縮管
することができ、縮管作業が極めて容易である。
【0040】特に、上記のように巻込鋼管1を落とし込
む際には、その重ね代2を先頭にして落とし込むことが
好ましい。すなわち、重ね代2を上方側に配置した状態
で落とし込んだ場合にも、巻込鋼管1を縮管することは
できるが、この場合には、保持部11にて保持された状
態において重ね代2が上方に位置することになり、重ね
代2が巻込鋼管1の自重にて押圧されないため、不安定
になり固定することが困難になる。これに対して、上記
のように重ね代2を先頭にして落とし込んだ場合には、
保持部11にて保持された状態において、重ね代2が巻
込鋼管1の自重にて押圧されて固定されるので、巻込鋼
管1の固定作業を一層容易に行なうことができる。
【0041】さて、これまで縮管方法および縮管治具1
0について説明してきたが、本発明は、上述した実施の
形態1以外にも、上記特許請求の範囲に記載した技術的
思想の範囲内において異なる実施の形態にて具現化され
てよいものである。例えば、縮管治具10は必ずしも横
長状に形成される必要はなく、図4の斜視図に示すよう
に、複数の短尺状の縮管治具20を並設して使用するこ
ともできる。この場合には、巻込鋼管1の長さが変わる
場合にも、その長さに応じて縮管治具20の並設数や並
設間隔を調節することで対応することができる。
【0042】また、縮管治具10の保持部11の内面に
は、図5の斜視図に示すように、巻込鋼管1をその縮管
方向に滑動させる複数の滑動部15を設けることもでき
る。各滑動部15は、図6の拡大側面図に示すように、
縮管方向に沿って回転する複数のローラ15aを備えて
構成されている。したがって、このローラ15aの上面
に巻込鋼管1の外面を接触させた状態において、当該巻
込鋼管1を縮管方向に滑らせることができる。なお、こ
の滑動部15は、図5に示すように、保持部11の内面
における巻込鋼管1との接触箇所に均一に分散させるこ
とが好ましい。なお、滑動部15は、受け入れ部12の
内面に設けることもでき、各滑動部15には一つの大き
なローラのみを設けることもできる。
【0043】(実施の形態2)次に、拡管方法および拡
管治具に関する実施の形態2について説明する。図7
は、拡管前の巻込鋼管および拡管治具を示す斜視図、図
8は、拡管治具を巻込鋼管に挿入した状態を示す斜視
図、図9は、拡管後の巻込鋼管および拡管治具を示す斜
視図、図10は、拡管治具を巻込鋼管に挿入した状態に
おける要部拡大側面図である。本実施の形態における拡
管方法は、概略的に、巻込鋼管の内部に挿入した拡管治
具を上方に移動させることにより、この巻込鋼管自身の
拡管力によって当該巻込鋼管の拡管を行なう方法であ
る。なお、巻込鋼管1の構造については実施の形態1と
同様であるため、その説明を省略する。
【0044】まず、拡管治具30について説明する。こ
の拡管治具30は、図7に示すように、略方形状に枠組
みされた治具本体31と、この治具本体31の上面に配
置された当接部32とを備えて構成されている。このう
ち、治具本体31は、当該拡管治具30が巻込鋼管1の
内部に挿入されて上方に移動された状態において、この
巻込鋼管1の自重を当接部32を介して支持する支持構
造体である。
【0045】本実施の形態において、治具本体31の幅
W1は、拡管前の巻込鋼管1の内径D1以下になるよう
に形成されており(W1<D2)、この巻込鋼管1の内
部に挿入可能である。また、治具本体31の長手方向の
長さL1は、巻込鋼管1と略同一または若干長めに形成
されており、少なくとも、当該拡管治具30が巻込鋼管
1の内部に挿入された状態において、この治具本体31
の側方に吊り上げ用のワイヤー14を連結することがで
きる。
【0046】また、当接部32は、治具本体31の長手
方向の両端部にそれぞれ複数配置されている。各当接部
32は、図10に示すように、上向きの三角錐状に形成
されており、その頂点において巻込鋼管1に当接してこ
れを支持可能であると共に、巻込鋼管1との間における
接触面積を極力低減させることにより、巻込鋼管1が拡
管する際に当該当接部32に対してスムーズにスライド
することができる。
【0047】特に、当接部32は、図10に示すよう
に、巻込鋼管1に対する接触部分である頂点を、巻込鋼
管1の拡管後の内径の真円に略対応するように配置され
ている。すなわち、当接部32の頂点は、巻込鋼管1を
理想的に拡管させた状態(真円状に拡管した状態)にお
ける、この巻込鋼管1の内面の曲線上(図10において
想像線にて示す)に位置するような位置および高さに配
置されている。したがって、この当接部32の頂点を介
して巻込鋼管1を持ち上げた場合には、この頂点を介し
て巻込鋼管1が理想的な真円状に拡管するように支持さ
れ、巻込鋼管1を理想的な真円状に拡管することができ
る。
【0048】次に、拡管方法について説明する。まず、
図7、8に示すように、巻込鋼管1の側方から拡管治具
30を挿入することにより、巻込鋼管1の内部に拡管治
具30を配置する(拡管治具配置工程)。そして、図
9、10に示すように、拡管治具30を、巻込鋼管1の
上部内面に当接させつつ、上方に移動させる(拡管治具
移動工程)。具体的には、拡管治具30の長手方向の両
端部にワイヤー14を任意の方法で連結し、このワイヤ
ー14を図示しないクレーンにて巻き上げることによっ
て、拡管治具30を吊り上げる。これによって、巻込鋼
管1は、拡管治具30の当接部32を介して上方に持ち
上げられ、当接部32によって理想的に拡管するように
支持されると共に、自己の有する拡管力(復元力)によ
って拡管する。そして、この拡管状態を任意の固定具に
て固定し、巻込鋼管1を所定の設置場所に設置すること
ができる。このような方法によれば、拡管治具30を巻
込鋼管1の内部に配置して上方に移動させるだけで、巻
込鋼管1を自動的に拡管することができ、拡管作業が極
めて容易である。
【0049】さて、これまで拡管方法および拡管治具3
0について説明してきたが、本発明は、上述した実施の
形態2以外にも、上記特許請求の範囲に記載した技術的
思想の範囲内において異なる実施の形態にて具現化され
てよいものである。例えば、拡管治具30の当接部32
は、上記のように三角錐状に限られず、図11に示すよ
うに、拡管治具40の全体を、拡管後の巻込鋼管1の内
面に沿った湾曲棒状体41として形成してもよい。ま
た、拡管治具30やその当接部32は、必ずしも拡管後
の巻込鋼管1の内面に沿った形状に形成しなくてもよ
く、拡管方向の力を巻込鋼管1に与え得る程度の幅を持
つ限りにおいて任意の形状に形成することができる。
【0050】あるいは、巻込鋼管1自体の拡管力が大き
い場合には、拡管治具30は狭幅に形成してもよく、例
えば、単なる棒状体として形成することもできる。な
お、拡管治具30は、複数に分割して左右に並設するよ
うなこともでき、この場合には、左右の拡管治具30を
それぞれ別個のワイヤーにて斜め上方の外側向きに持ち
上げることにより、一層強い拡管力を与えることができ
る。なお、拡管治具30の上方への移動は、ワイヤーに
よる吊り上げ以外にも、フォークリフトによる持ち上げ
等、任意の方法で行なうことができる。
【0051】また、拡管治具30の当接部32には、図
12の斜視図に示すように、巻込鋼管1をその拡管方向
に滑動させる複数の滑動部33を設けることもできる。
各滑動部33は、図13の拡管治具30を巻込鋼管1に
挿入した状態における要部拡大側面図に示すように、当
接部32によってその回転中心を軸支されており、巻込
鋼管1の拡管方向に沿って回転可能である。したがっ
て、この滑動部33の上面に巻込鋼管1の内面を接触さ
せた状態において、当該巻込鋼管1を拡管方向に滑らせ
ることができる。なお、滑動部33は、実施の形態1の
滑動部15のように、複数の小さなローラから構成する
こともできる。
【0052】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明にかかる
縮管方法(請求項1)によれば、巻込鋼管を縮管治具に
落とし込むだけで、この巻込鋼管が自重で下方に移動し
ながら徐々に縮管され、自動的に縮管することができる
ので、縮管作業が極めて容易である。
【0053】また、本発明にかかる縮管方法(請求項
2)によれば、巻込鋼管が保持部にて保持された状態に
おいて、その重ね代が巻込鋼管の自重にて押圧されて固
定されるので、巻込鋼管の固定作業を一層容易に行なう
ことができる。
【0054】また、本発明にかかる縮管治具(請求項
3)によれば、縮管治具の上方から巻込鋼管を落とし込
むだけで、この巻込鋼管を自重で下方に移動させつつ徐
々に縮管し、自動的に縮管することができるので、縮管
作業が極めて容易である。
【0055】また、本発明にかかる縮管治具(請求項
4)によれば、縮管後の巻込鋼管が保持部と広い範囲で
接触し、この保持部によって最も安定的に保持されるの
で、その固定等の作業を一層容易に行なうことができ
る。
【0056】また、本発明にかかる縮管治具(請求項
5)によれば、滑動部によって巻込鋼管をその縮管方向
に滑動させることができるので、巻込鋼管を一層スムー
ズに縮管することができ、作業効率を向上させることが
できる。
【0057】
【0058】
【0059】
【0060】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1にかかる縮管前の巻込鋼
管および縮管治具を示す斜視図である。
【図2】実施の形態1にかかる縮管後の巻込鋼管および
縮管治具を示す斜視図である。
【図3】実施の形態1にかかる縮管治具の側面図であ
る。
【図4】実施の形態1の縮管治具の他の例を示す斜視図
である。
【図5】実施の形態1の縮管治具の他の例を示す斜視図
である。
【図6】図5の滑動部の拡大側面図である。
【図7】本発明の実施の形態2にかかる拡管前の巻込鋼
管および拡管治具を示す斜視図である。
【図8】実施の形態2にかかる拡管治具を巻込鋼管に挿
入した状態を示す斜視図である。
【図9】実施の形態2にかかる拡管後の巻込鋼管および
拡管治具を示す斜視図である。
【図10】実施の形態2にかかる拡管治具を巻込鋼管に
挿入した状態における要部拡大側面図である。
【図11】実施の形態2の拡管治具の他の例を示す斜視
図である。
【図12】実施の形態2の拡管治具の他の例を示す斜視
図である。
【図13】図12の拡管治具を巻込鋼管に挿入した状態
における要部拡大側面図である。
【図14】従来の巻込鋼管の成形工程を説明するための
概念図である。
【図15】従来の巻込鋼管の設置工程を説明するための
概念図である。
【図16】従来の縮管および拡管方法を示す概念図であ
る。
【符号の説明】
1、103 巻込鋼管 10、20 縮管治具 11 保持部 12 受け入れ部 13 支持脚 14 ワイヤー 15、33 滑動部 15a ローラ 30、40 拡管治具 31 治具本体 32 当接部 41 湾曲棒状体 110 既設管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 郡司 盛 東京都千代田区大手町二丁目6番3号 新日本製鐵株式会社内 (72)発明者 石山 栄 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 塩崎 俊典 横浜市中区錦町12番地 菱日エンジニア リング株式会社内 (56)参考文献 実開 昭61−108300(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 1/00 B21D 5/14

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻込鋼管の管径を縮小するための縮管方
    法であって、 上記巻込鋼管を上方から受け入れるものであって、上記
    巻込鋼管の縮管後の外径よりも広幅の受け入れ部と、こ
    の受け入れ部の下方に配置されるものであって、上記巻
    込鋼管の縮管後の外径に略対応した狭幅の保持部とを備
    える縮管治具を配置する縮管治具配置工程と、 上記縮管治具の上方に上記巻込鋼管を配置する巻込鋼管
    配置工程と、 上記巻込鋼管を、上記縮管治具の上方からその受け入れ
    部および保持部に順次落とし込む落とし込み工程と、 を備えることを特徴とする巻込鋼管の縮管方法。
  2. 【請求項2】 上記巻込鋼管配置工程において、上記巻
    込鋼管の重ね代を当該巻込鋼管の下方側に位置させ、上
    記落とし込み工程において、上記重ね代を先頭にして上
    記巻込鋼管を落とし込むこと、 を特徴とする請求項1に記載の巻込鋼管の縮管方法。
  3. 【請求項3】 巻込鋼管の管径を縮小するための縮管治
    具であって、 上記巻込鋼管を上方から受け入れるものであって、上記
    巻込鋼管の縮管後の外径よりも広幅の受け入れ部と、 上記受け入れ部の下方に配置されるものであって、上記
    巻込鋼管の縮管後の外径に略対応した狭幅の保持部と、 を備えることを特徴とする巻込鋼管の縮管治具。
  4. 【請求項4】 上記保持部の内面を、上記巻込鋼管の縮
    管後の外形に略対応した曲面状に形成したことを特徴と
    する請求項3に記載の巻込鋼管の縮管治具。
  5. 【請求項5】 上記保持部の内面に、上記巻込鋼管をそ
    の縮管方向に滑動させる滑動部を備えることを特徴とす
    る請求項3または4に記載の巻込鋼管の縮管治具。
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