JP3510462B2 - 案内軌道車両の走行装置 - Google Patents

案内軌道車両の走行装置

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JP3510462B2 JP31046997A JP31046997A JP3510462B2 JP 3510462 B2 JP3510462 B2 JP 3510462B2 JP 31046997 A JP31046997 A JP 31046997A JP 31046997 A JP31046997 A JP 31046997A JP 3510462 B2 JP3510462 B2 JP 3510462B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は案内軌道車両の走行
装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、案内軌道車両の走行装置として特
開昭59−11955号公報に示されれるものがある。
この案内軌道車両の走行装置について図11ないし図1
4を参照して説明する。 【0003】図11は走行装置を示す平面図、図12は
同正面面、図13は走行装置に設けるアンチローリング
装置を示す平面図、図14(a)はアンチローリング装
置に設ける連結杆を示す正面図、図14(b)は図14
(a)のW−W線に沿う断面図である。 【0004】図中1は台車で、この台車1にはフレーム
2とこのフレーム2に取付けられた車輪4を有する車軸
本体3とを備えている。これは車体と台車1の荷重を荷
担するためである。フレーム2には回転アーム5を介し
て案内輪7を有する案内輪装置6が連結されており、こ
の案内輪装置6は車輪4の舵取りを行う。台車1のフレ
ーム2の上面には懸架用空気ばね8が設置され、この空
気ばね8は制御弁9から図示しない導管を介して圧縮空
気の供給を受け、その静的な高さが適当な一定値になる
ように制御されている。空気ばね8は車体の一部である
台枠16を懸架しており、台枠16の下面部にはブラケ
ット10が突設されている。 【0005】台車1と車体のブラケット10との間に
は、車両進行方向に延びる一対の上部連結杆11が車両
進行方向に対して直交する方向に間隔を存して配置され
ている。図14(a)に示すように一対の上部連結杆1
1の夫々の一方の端部は図14(b)に示す球ジョイン
ト13により台車1に連結され、他方の端部は筒形防振
ゴム14を介してブラケット10に連結されている。ま
た、台車1と車体のブラケット10との間には、上部連
結杆11と同じ長さを持つ一対の下部連結杆12が一対
の上部連結杆11の下側で平行に配置されている。一対
の下部連結杆12の夫々の一方の端部は球ジョイント1
3により台車1に連結され、他方の端部は筒形防振ゴム
14を介してブラケット10に連結されている。 【0006】ところで、走行装置において一般に懸架用
空気ばね8を用いることは、台車の振動を吸収して車上
の乗り心地を良くすることに非常に有効であるが、空気
ばねばのばね常数は一般に低いことから車体のローリン
グ変位が大きくなり、このためローリング対策が必要に
なる。 【0007】すなわち、図7において車体Lが実線で示
す正規位置から外力(風、遠心力など)により2点鎖線
で示すようにローリングする。ローリング対策(アンチ
ローリング)とは、車体Lがローリングした状態から正
規位置へ戻すように車体Lに対して作用力を作用するこ
とである。 【0008】従来は、ローリング方向の支持剛性を高め
るために、一対の上部連結杆11にわたって車両進行方
向に対して直交する方向に沿ってトーションバー15を
配置し、このトーションバー15の両端をこれら連結杆
11に溶接などの手段により一体に取付け固定する構成
を採用している。すなわち、台車1と車体とを取付ける
上部連結杆11を車体幅方向に沿って配置したトーショ
ンバー15で連結固定して一体化することによりアンチ
ローリングを効果を持たせる効果をねらっている。 【0009】一対の上部連結杆11における台車側取付
け点は球ジョイント13によって左右、上下に回転可能
であり、ブラケット側取付け点は筒形防振ゴム14を介
して上下方向へ回転自在である。車体がローリングした
状態では、図13に示すように左右一対の上部連結杆1
1の台車側取付け点(球ジョイント13)の地表(軌道
面)からの高さは変わらないが、ブラケット側取付け点
(筒形防振ゴム14)の地表(軌道面)からの高さは
(上部連結杆の間隔×ローリング角度)の差を生じる。
このため、一対の上部連結杆11は両方の取付け点の間
で角度を持つことになり、これにより一対の上部連結杆
11を連結しているトーションバー15はその角度だけ
ねじり変位を発生する。そして、トーションバー15に
おけるねじりの反力が車体のローリングを復元させるモ
ーメントとして作用してアンチローリング効果を得られ
ることを期待している。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の案内軌道車両の走行装置において、アンチローリン
グ効果をもたせるために一対の上部連結杆11にわたっ
て配置したトーションバー15をこれら連結杆11に溶
接などの手段により一体に取付け固定している。 【0011】ところで、台車1と車体との間において一
対の上部連結杆11とトーションバー15の構造物と取
付ける場合に、製作誤差により台車側取付け点の高さ位
置と車体側取付け点の高さ位置が異なっていた場合、一
対の上部連結杆11とトーションバー15との組合せに
なる構造が車体のローリングに対して良好なアンチロー
リング効果を得るように動作できない。このため、この
ように良好なアンチローリング効果を得ることができな
いような製作誤差が生じた場合には、この誤差を補正す
るように一対の上部連結杆11の取付け位置を調節する
必要がある。 【0012】ところが、従来の走行装置は、先述したよ
うに一対の上部連結杆11とトーションバー15との取
付け部が溶接により一体化して動かすことができないた
めに、一対の上部連結杆11と車体側取付け点の位置を
調節することができない。このため、一対の上部連結杆
11とトーションバー15とを組み立てる上で良好なア
ンチローリング効果を得ることができないような製作誤
差が生じていた場合、この誤差を補正するように一対の
上部連結杆11の取付け位置を調節することができず、
良好なアンチローリング効果を得ることができないとい
う問題がある。 【0013】本発明は前記事情に基づいてなされたもの
で、連結杆とトーションバーとの構造物を取付ける位置
の調節が可能で良好なアンチローリング効果を得ること
ができる案内軌道車両の走行装置を提供することを課題
とする。 【0014】 【課題を解決するための手段】本発明の案内軌道車両の
走行装置は、フレームおよび車軸本体を有しこのフレー
ム上に車体を懸架した台車と、この台車のフレームと前
記車体とを連結するアンチローリング装置とを具備し、
このアンチローリング装置は、車両進行方向に対して直
交する方向に間隔を存した位置に車両進行方向に対して
平行に配置され一端が前記台車のフレームに取付けられ
た一対の連結杆と、この一対の連結杆の他端にわたって
車両進行方向に対して交差する方向に沿って配置され
つ両端部が前記一対の連結杆の他端に連結されたトーシ
ョンバーと、このトーションバーにおける前記一対の連
結杆の各連結部近傍を夫々支持する軸受と、これら軸受
を夫々前記車体に位置調節可能に取付ける位置調節取付
け手段とを備えていることを特徴とする。 【0015】 【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態について図
面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態に
かかわる走行装置を示す平面図、図2はこの走行装置に
設けるアンチローリング装置を示す平面図、図3(a)
はアンチローリング装置に設ける連結杆を示す正面図、
図3(b)は図3(a)のZ−Z線に沿う断面図,図4
は軸受および位置調節取付け手段を示す図、図5(a)
は図4のY矢視方向から見た位置調節取付け手段を示す
図、図5(b)は図4のX−X線に沿う断面図,図6
(a)および図6(b)は位置調節取付け手段に設ける
座を示す図、図7は車体のローリングを示す図、図8な
いし図10は夫々この走行装置に設けるアンチローリン
グ装置の動作を示す図である。 【0016】まず、走行装置の全体について図1を参照
して説明する。図1において21は台車で、この台車2
1はフレーム22とこのフレーム22に取付けされた車
輪24を有する車軸本体23とを備えている。これは車
体と台車21の荷重を荷担するためである。フレーム2
2には回転アーム25を介して案内輪27を有する案内
輪装置26が連結されており、この案内輪装置26は車
輪24の舵取りを行う。台車21のフレーム22の上面
には懸架用空気ばね28が設置され、この空気ばね28
は制御弁43から図示しない導管を介して圧縮空気の供
給を受け、その静的な高さが適当な一定値になるように
制御されている。空気ばね28は車体の一部である台枠
(図示せず)を懸架しており、この台枠の下面部には下
方に突出する一対の台座29A、29Bが車体幅方向に
間隔を存して配置されて固着台枠の下面部に固定されて
いる。 【0017】次に、アンチローリング装置31について
図2ないし図6を参照して説明する。台車21と車体の
一対の台座29A、29Bとの間には、車両進行方向に
延びる水平な一対の上部連結杆32A、32Bが車両進
行方向に方向に対して直交すする方向に間隔を存して配
置されている。図2および図3(a)に示すように示す
ように一対の上部連結杆32A、32Bの夫々の一方の
端部は図3(b)に示す球ジョイント33により台車1
に連結されている。一対の上部連結杆32A、32Bの
夫々の他端の間には断面円形のトーションバー34が車
両進行方向に方向に対して直交すする方向に沿って水平
に配置されており、このトーションバー34の両方の端
部は夫々一対の上部連結杆32A、32Bの夫々の他端
に例えばスプライン構造により固定されている。 【0018】すなわち、トーションバー34の両端部は
直径を小くして形成されており、この両端部には端面か
ら所定距離中央側へ寄った位置にスプライン部34aが
夫々形成されている。また、一対の上部連結杆32A、
32Bの他端には夫々長さ方向に対して直角な方向に沿
いスプライン孔部32aが形成されている。トーション
バー34の両端部のスプライン部34aが一対の上部連
結杆32A、32Bの他端のスプライン孔部32aに夫
々挿入噛合されている。これにより車体のローリングに
より一対の上部連結杆32A、32Bが平行状態を崩す
ように変位した際に、それによりトーションバー34が
トルクを受けてねじり変位できるように、一対の上部連
結杆32A、32Bとトーションバー34とが連結され
る。 【0019】トーションバー34の両端部における夫々
一対の上部連結杆32A、32Bとの連結部の両側の部
分が、台座29A、29Bに取付けられた軸受35A,
35Bによって回転自在支持されている。すなわち、図
4に示すように軸受35A、35Bは、トーションバー
34の嵌合されたゴムブッシュ36と、このゴムブッシ
ュ36を押える一対のケース37、38と、このケース
37、38の両端部を取付けるボルト39、40とで構
成されている。一対のケース37、38はゴムブッシュ
36を押える半円形をなす部分37a、38aと、この
半円形部37a、38aの両端から直径方向に延びる両
端部37b、38bとを有するもので、半円形部37
a、38aでゴムブッシュ36、すなわちトーションバ
ー34の小径端部を車両進行方向両側(直径方向両側)
から押えて両端部37b、38bをゴムブッシュ36の
上側と下側で当接する。一対のケース37、38の両端
部37b、38bには夫々ボルト39、40を挿通する
ためのボルト孔が形成されている。 【0020】また、台座29A、29Bには各軸受35
A、35B毎に一対のケース37、38の両端部37
b、38bに対向する位置に一対の支持体41A、41
Bが配置され、この一対の支持体41A、41Bは例え
ば溶接により台座29A,29Bに固定されている。一
対の支持体41A、41Bにはねじ孔41aが夫々形成
されている。 【0021】そして、図2に示すように一方の軸受35
Aは一方の一対の支持体41A、41Bに対向して配置
され、ケース37、38の両端部37b、38bが一対
の支持体41A、41Bに先端面に当接される。ボルト
39、40がケース37、38の両端部37b、38b
に形成された透孔53、54を通して一対の支持体41
A、41Bのねじ孔41aに螺挿される。また、他方の
軸受35Aは他方の一対の支持体41A、41Bに対向
して配置され、ケース37、38の両端部37b、38
bが一対の支持体41A、41Bに先端面に当接され
る。ボルト39、40がケース37、38の両端部37
、38bに形成された透孔53、54を通して一対の
支持体41A、41Bのねじ孔41aに螺挿される。こ
れにより一対の軸受35A,35Bは、夫々ケース3
7、38がゴムブッシュ36およびトーションバー34
を押えて保持した状態で一体に組合されて台座29A、
29Bに固定される。このようにしてトーションバー3
4の両方の端部は夫々一対の軸受35A,35Bによっ
て回動可能に支持され、全体で合計4個の軸受により回
動可能に支持されている。 【0022】また、トーションバー34を支持する2組
の一対の軸受35A,35Bには夫々位置調節取付け手
段が設けられている。この位置調節取付け手段は、トー
ションバー34の両端を介して一対の上部連結杆32
A、32Bの他端部の取付け位置を変位調節するための
もので、図4に示すように例えば2組の一対の軸受35
A,35Bにおけるケース37、38の下側の端部37
b、37bに夫々組み込まれている。ケース37、38
の下側端部37b、38bを固定する箇所においてボル
ト40の頭部とケース37の端部37bとの間に調節座
51が介在して設けられている。この調節座51は図6
に示すように例えば四角形をなすもので、この調節座5
1にはその形状中心に対して偏心した位置にボルト孔5
2が形成されている。すなわち、このボルト孔52はボ
ルト40を挿通するものであり、調節座51にはその形
状中心Oに対してX方向およびY方向へ夫々所定距離づ
つ変位している。このため、調節座51の配置の向きを
変えてケース37の下側の端部37bの面に係止するこ
とにより、調節座51のボルト孔52を変位させてトー
ションバー34に対するボルト40の取付け位置をA,
B、CおよびDの4通りの寸法に調節でき、トーション
バー34に対するボルト40の取付け位置の変化を吸収
する。調節座51はケース37の端部37bの表面に当
接係止してボルト40の頭部を受ける座である。 【0023】また、図4および図5(a)、(b)に示
すようにケース37、38の下側端部37b、38bに
おいてボルト40を挿通するためのボルト孔53、54
は夫々長孔として形成されている。この長孔をなすボル
ト孔53、54はボルト40の取付け位置の変化を吸収
するためのものである。 【0024】すなわち、位置調節取付け手段は、ボルト
40、長孔をなすボルト孔53、54を有するケース3
7、38の下側端部37b、38bと、調節座51を有
している。トーションバー34の両端(一対の上部連結
杆32A、32Bの他端部)の取付け位置が支持体に対
して変動した場合に取付け位置を調節して取付けるもの
である。 【0025】なお、台車11と車体のブラケット29
A,29Bとの間には、図示しないが一対の上部連結杆
32A,32Bと同じ長さを持つ一対の下部連結杆が一
対の上部連結杆32A,32Bの下側で平行に配置さ
れ、この一対の下部連結杆は夫々の一方の端部は一対の
上部連結杆32A,32Bと同様の球ジョイント13に
より台車1に連結され、他方の端部は例えば一対の上部
連結杆32A,32Bと同様に位置調節取付け手段によ
り構成によって台座29A,29Bに連結されている。 【0026】このように構成されたアンチローリング装
置31の動作について説明する。まず、アンチローリン
グ装置31によるアンチローリング作用について説明す
る。図7において車体Lが実線で示す正規位置から外力
(風、遠心力など)により2点鎖線で示すようにローリ
ングする。アンチローリング装置31は、車体Lがロー
リングした状態から正規位置へ戻すように車体Lに対し
て力を作用する。すなわち、一対の上部連結杆32A,
32Bの一端は台車に連結点を中心として回動変位可能
に台車に連結され、他端は車体に回転可能に設けたトー
ションバー34に連結している。そこで、車体Lが台車
に対してローリングすると、図8に示すようにそのロー
リングの度合いに応じて一対の上部連結杆32A,32
Bが実線で示す正規位置から2点鎖線で示すように不均
衡に変位する。これにより一対の上部連結杆32A,3
2Bからトーションバー34にねじり方向に力が加わ
り、トーションバー34はねじり変位する。トーション
バー34はその角度だけねじり変位を発生し、トーショ
ンバー34におけるねじりの反力が車体に対してローリ
ングを復元させるモーメントとして作用する。これによ
り車体のローリングに対処してアンチローリング効果を
発揮する。 【0027】次に位置調節取付け手段によりトーション
バー34の両端を介して一対の上部連結杆32A、32
Bの他端部の取付け位置を変位調節する場合の一例につ
いて図9および図10を参照して説明する。例えば一方
の上部連結杆32Aにおける台車に取付ける一端が、製
作誤差により図9の仮想線で示す正規の位置から仮装線
で示す上側の位置へずれた場合には、一方の上部連結杆
32Aが他方の上部連結杆32Bに対して傾斜すること
になり、この結果車体のローリングに対して良好に対処
できなくなる。そこで、このように良好なアンチローリ
ング効果を得ることができないような製作誤差が生じた
場合には、この誤差を補正するように一対の上部連結杆
32Aの取付け位置を調節する。 【0028】図10の仮想線に示すように一方の上部連
結杆32Aにおける車体に取付ける他端を一端の高さま
で引き上げて車体に取付けて他方の上部連結杆32Bと
平行となるように調節する。すなわち、調節座51を図
6(a)に示す向きから図6(b)に示すようにボルト
孔52が上側の位置に移動するように向きを変更する。
すなわち、ボルト孔52を調節座51における上端から
A寸法の位置より短いC寸法の位置に移動させ、A寸法
−C寸法の差分だけ上側へ移動させる。このA−Cの差
分は一方の上部連結杆32Aにおける台車に取付ける一
端が製作誤差により上側へ移動した分である。さらに、
調節座51をケース37の下側の端部37bの面に係止
する。そして、ボルト40を調節座51のボルト孔52
に通してケース37、38の下側端部37b、38bの
長孔をなすボルト孔53、54に通し、さらに車体側の
台座41A,41Bに夫々形成されたねじ孔41aに螺
挿して締め付ける。なお、ケース37、38の下側端部
37b、38bのボルト孔53、54は長孔であるから
ボルト40の位置変動を吸収して挿通させることができ
る。これにより一方の上部連結杆32Aの一端と他端の
高さを揃えて他方の上部連結杆32Bと平行にする。従
って、上部連結杆32Aにおける車体側取付け位置を製
作誤差に応じて調節することにより、一対の上部連結杆
32A、32Bを平行に揃えて車体のローリングを良好
に吸収できる。 【0029】このようにして一方の上部連結杆32A、
32Bとトーションバー34との組み立て物の組み立て
後の取付け位置を位置調節取付け手段により良好なアン
チローリング効果を得るように容易に調節することがで
きる。 【0030】なお、本発明派よれば前述した実施の形態
に限定されず、種々変形して実施することができる。例
えば位置調節取付け手段は実施の形態に限定されること
がなく、種々変形して実施することができる。 【0031】 【発明の効果】以上説明したように本発明の案内軌道車
両の走行装置によれば、台車と車体とにわたって設けた
一対の連結杆およびこれら一対の連結杆にわたって設け
たトーションバーを有するアンチローリング用の組み立
て物を組み立て後に、その取付け位置を良好なアンチロ
ーリング効果を得るように位置調節取付け手段により容
易に調節することができ、常時良好なアンチローリング
効果を確保できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施の形態における走行装置を示す
平面図。 【図2】同実施の形態における走行装置に設けるアンチ
ローリング装置を示す平面図。 【図3】同実施の形態における走行装置に設けるアンチ
ローリング装置の連結杆を示す図。 【図4】同実施の形態における走行装置に設けるアンチ
ローリング装置の軸受および位置調節取付け手段を示す
図。 【図5】同実施の形態における走行装置に設ける位置調
節取付け手段を示す図。 【図6】同実施の形態における位置調節取付け手段に設
ける座を示す図。 【図7】同実施の形態における車体のローリングを示す
図。 【図8】同実施の形態における走行装置に設けるアンチ
ローリング装置の動作を示す図。 【図9】同実施の形態における走行装置に設けるアンチ
ローリング装置の動作を示す図。 【図10】同実施の形態における走行装置に設けるアン
チローリング装置の動作を示す図。 【図11】従来の形態における走行装置を示す平面図。 【図12】同従来の形態における走行装置を示す正面
図。 【図13】同従来の形態における走行装置に設けるアン
チローリング装置を示す平面図。 【図14】同従来の形態におけるアンチローリング装置
に設ける連結杆を示す図。 【符号の説明】 21…台車、 22…フレーム、 23…車軸本体、 26…案内輪装置、 31…アンチローリング装置、 32A…上部連結杆、 32B…上部連結杆、 33…球ジョイント、 34…トーションバー、 35A…軸受、 35B…軸受、 36…ブッシュ、 37…ケース、 38…ケース、 39…ボルト、 40…ボルト、 51…調節座、 52…孔、 53…ボルト孔、 54…ボルト孔。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 フレームおよび車軸本体を有しこのフレ
    ーム上に車体を懸架した台車と、この台車のフレームと
    前記車体とを連結するアンチローリング装置とを具備
    し、 このアンチローリング装置は、車両進行方向に対して直
    交する方向に間隔を存した位置に車両進行方向に対して
    平行に配置され一端が前記台車のフレームに取付けられ
    た一対の連結杆と、この一対の連結杆の他端にわたって
    車両進行方向に対して交差する方向に沿って配置され
    つ両端部が前記一対の連結杆の他端に連結されたトーシ
    ョンバーと、このトーションバーにおける前記一対の連
    結杆の各連結部近傍を夫々支持する軸受と、これら軸受
    を夫々前記車体に位置調節可能に取付ける位置調節取付
    け手段とを備えていることを特徴とする案内軌道車両の
    走行装置。
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