JP3509850B2 - 自動変速機の操作装置 - Google Patents

自動変速機の操作装置

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JP3509850B2
JP3509850B2 JP2000387328A JP2000387328A JP3509850B2 JP 3509850 B2 JP3509850 B2 JP 3509850B2 JP 2000387328 A JP2000387328 A JP 2000387328A JP 2000387328 A JP2000387328 A JP 2000387328A JP 3509850 B2 JP3509850 B2 JP 3509850B2
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detection switch
shift
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尚宗 森山
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/02Selector apparatus
    • F16H59/0204Selector apparatus for automatic transmissions with means for range selection and manual shifting, e.g. range selector with tiptronic
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H63/00Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
    • F16H63/40Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism comprising signals other than signals for actuating the final output mechanisms
    • F16H63/42Ratio indicator devices

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は自動変速機の操作
装置に関し、特に、ドライバーの操作により、セレクト
レバーをメインゲートから延びるサブゲートに沿って案
内し変速レンジ切換え用位置に切換えた状態から、自動
変速機の変速範囲を決定する変速レンジを切換え可能な
操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 一般に、自動車の自動変速機では、運
転状態に応じて遊星歯車装置などにおける動力伝達経路
を切換えて変速段を切換えるように構成されている。例
えば、前進4速の自動変速機において、Dレンジを選択
すると1速から4速間での変速が可能となり、2レンジ
を選択すると1〜3速間での変速が可能となり、1レン
ジを選択すると1、2速間での変速が可能となるように
構成されている
【0003】えば、特開平2−8545号公報に記載
の自動変速機の操作装置では、メインゲートを介してP
・R・N・D・3・2・1の各レンジに対応する位置へ
セレクトレバーを操作可能に構成したものが記載されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 前記公報に記載の操
作装置のように、P・R・N・D・3・2・1の各レン
ジに対応する位置へセレクトレバーを案内するゲートを
設け、セレクトレバーを前後方向(直線方向)に操作し
て変速レンジ(D・3・2・1)を切り換えるように構
成した場合には、誤って変速レンジを切り換える誤操作
を生じるという問題がある。本発明の目的は、誤操作
く変速レンジを切換えることができる自動変速機の操作
装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 請求項1の自動変速機
の操作装置は、車両のシートの側方に支持されたセレク
トレバーの操作により変速レンジを設定可能な自動変速
機の操作装置において、前記セレクトレバーをP、R、
N、Dの各レンジに対応するレンジ位置に案内するメイ
ンゲートと、前記メインゲートのDレンジのレンジ位置
から略右方へ延び、その右端付近に位置する変速レンジ
切換え用位置にセレクトレバーを案内するサブゲート
と、ドライバーの操作によりONされる第1の検出スイ
ッチ、及び、第1の検出スイッチと別体に構成された第
2の検出スイッチと、前記メインゲート内におけるセレ
クトレバーの操作と第1,第2の検出スイッチに基づい
て自動変速機を制御する制御手段とを備え、前記制御手
段は、セレクトレバーが変速レンジ切換え用位置に切換
えられ且つ第1の検出スイッチがONされると自動変速
機の変速範囲を決定する変速レンジをより広い変速範囲
の変速レンジに切換え、セレクトレバーが変速レンジ切
換え用位置に切換えられ且つ第2の検出スイッチがON
されると前記変速レンジをより狭い変速範囲の変速レン
ジに切換えるように、自動変速機を制御することを特徴
とするものである。
【0006】この自動変速機の操作装置では、ドライバ
ーの操作により、セレクトレバーを変速レンジ切換え用
位置に切換えてから、第1又は第2の検出スイッチを
Nすると、自動変速機の変速範囲を決定する変速レンジ
を、より広い変速範囲の変速レンジ又はより狭い変速範
囲の変速レンジに迅速に切換えることができる。サブゲ
ートはメインゲートのDレンジのレンジ位置から車幅方
向に延びるように構成したので、メインゲートに沿って
車両前後方向に操作しているセレクトレバーを、誤って
サブゲートに沿って操作し変速レンジ切換え用位置に切
換える誤操作を防止することができる。
【0007】請求項2の自動変速機の操作装置は、請求
項1の発明において、前記サブゲートが変速 レンジ切換
え用位置から更に車両前後方向に分岐して延び、セレク
トレバーがサブゲートの一端付近に操作されたときに第
1の検出スイッチがONされ、セレクトレバーがサブゲ
ートの他端付近に操作されたときに第2の検出スイッチ
がONされることを特徴とするものである。セレクトレ
バーを変速レンジ切換え用のレンジ位置に切換えた状態
から、サブゲートに沿ってその一端付近に操作して第1
の検出スイッチをONし、他端付近に操作して第2の検
出スイッチをONすることができ、セレクトレバーで変
速レンジの切換えを簡単・確実に行うことができる。
【0008】請求項3の自動変速機の操作装置は、車両
のシートの側方に支持されたセレクトレバーの操作によ
り変速レンジを設定可能な自動変速機の操作装置におい
て、前記セレクトレバーをP、R、N、Dの各レンジに
対応するレンジ位置に案内するメインゲートと、前記メ
インゲートのDレンジのレンジ位置から車幅方向に延び
るサブゲートであって、その端部付近の変速レンジ切換
え用位置にセレクトレバーを案内するサブゲートと、ド
ライバーの操作によりONされる第1の検出スイッチ、
及び、第1の検出スイッチと別体に構成された第2の検
出スイッチと、前記メインゲート内におけるセレクトレ
バーの操作と第1,第2の検出スイッチに基づいて自動
変速機を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、
セレクトレバーが変速レンジ切換え用位置に切換えられ
た状態から、第1の検出スイッチがONされる毎に自動
変速機の変速範囲を決定する変速レンジをより広い変速
範囲の変速レンジに切換え、第2の検出スイッチがON
される毎に前記変速レンジをより狭い変速範囲の変速レ
ンジに切換えるように、自動変速機を制御し、前記第1
の検出スイッチよりも第2の検出スイッチが操作され易
いように構成されていることを特徴とするものである。
この操作装置は、第1の検出スイッチよりも第2の検出
スイッチが操作され易いように構成されているので、エ
ンジンブレーキなどにおける操作性を向上できる。
【0009】請求項4の自動変速機の操作装置は、請求
項3の発明において、前記サブゲートが変速レンジ切換
え用位置から更に車両前後方向に分岐して延び、セレク
トレバーがサブゲートの一端付近に操作されたときに第
1の検出スイッチがONされ、セレクトレバーがサブゲ
ートの他端付近に操作されたときに第2の検出スイッチ
がONされることを特徴とするものである。この操作装
置は、請求項2と同様の作用を奏する。請求項5の自動
変速機の操作装置は、請求項3又は4の発明において、
前記セレクトレバーにより選択した変速レンジにおいて
切換え可能な変速段を表示する表示手段を設けたことを
特徴とするものである。セレクトレバーで選択した変速
レンジを容易に確認することができる。
【0010】請求項6の自動変速機の操作装置は、車両
のシートの側方に支持されたセレクトレバーの操作によ
り変速レンジを設定可能な自動変速機の操作装置におい
て、前記セレクトレバーをP、R、N、Dの各レンジに
対応するレンジ位置に案内するメインゲートと、前記メ
インゲートのDレンジのレンジ位置から車幅方向に延び
るサブゲートであって、その端部付近の変速レンジ切換
え用位置にセレクトレバーを案内するサブゲートと、ド
ライバーの操作によりONされる第1の検出スイッチ、
及び、第1の検出スイッチと別体に構成された第2の検
出スイッチと、前記メインゲート内におけるセレクトレ
バーの操作と第1,第2の検出スイッチに基づいて自動
変速機を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、
セレクトレバーが変速レンジ切換え用位置に切換えられ
た状態から、第1の検出スイッチがONされる毎に自動
変速機の変速範囲を決定する変速レンジをより広い変速
範囲の変速レンジに切換え、第2の検出スイッチがON
される毎に前記変速レンジをより狭い変速範囲の変速レ
ンジに切換えるように、自動変速機を制御し、前記セレ
クトレバーにより選択した変速レンジにおいて切換え可
能な変速段を表示する表示手段を設けたことを特徴とす
るものである。この操作装置は、セレクトレバーにより
選択した変速レンジにおいて切換え可能な変速段を表示
する表示手段を設けたので、セレクトレバーで選択した
変速レンジを容易に確認することができる。
【0011】請求項7の自動変速機の操作装置は、車両
のシートの側方に支持されたセレクトレバーの操作によ
り変速レンジを設定可能な自動変速機の操作装置におい
て、前記セレクトレバーをP、R、N、Dの各レンジに
対応するレンジ位置に案内するメインゲートと、前記メ
インゲートのDレンジのレンジ位置から略右方へ延び、
その右端付近に位置する変速レンジ切換え用位置にセレ
クトレバーを案内するサブゲートと、ドライバーの操作
によりONされる第1の検出スイッチ、及び、第1の検
出スイッチと別体に構成された第2の検出スイッチと、
前記メインゲート内におけるセレクトレバーの操作と第
1,第2の検出スイッチに基づいて自動変速機を制御す
る制御手段とを備え、前記制御手段は、セレクトレバー
が変速レンジ切換え用位置に切換えられ且つ第1の検出
スイッチがONされると自動変速機の変速範囲を決定す
る変速レンジをより広い変速範囲の変速レンジに切換
え、セレクトレバーが変速レンジ切換え用位置に切換え
られ且つ第2の検出スイッチがONされると前記変速レ
ンジをより狭い変速範囲の変速レンジに切換えるよう
に、自動変速機を制御し、第1の検出スイッチよりも第
2の検出スイッチが操作され易いように構成されている
ことを特徴とするものである。この操作装置は、第1の
検出スイッチよりも第2の検出スイッチが操作され易い
ように構成されているので、エンジンブレーキなどにお
ける操作性を向上できる。
【0012】請求項8の自動変速機の操作装置は、請求
項7の発明において、前記サブゲートが変速レンジ切換
え用位置から更に車両前後方向に分岐して延び、セレク
トレバーがサブゲートの一端付近に操作されたときに第
1の検出スイッチがONされ、セレクトレバーがサブゲ
ートの他端付近に操作されたときに第2の検出スイッチ
がONされることを特徴とするものである。この操作装
置は、請求項2と同様の作用を奏する。請求項9の自動
変速機の操作装置は、請求項7又は8の発明において、
前記セレクトレバーにより選択した変速レンジにおいて
切換え可能な変速段を表示する表示手段を設けたことを
特徴とするものである。セレクトレバーで選択した変速
レンジを容易に確認することができる。
【0013】請求項10の自動変速機の操作装置は、車
両のシートの側方に支持されたセレクトレバーの操作に
より変速レンジを設定可能な自動変速機の操作装置にお
いて、前記セレクトレバーをP、R、N、Dの各レンジ
に対応するレンジ位置に案内するメインゲートと、前記
メインゲートのDレンジのレンジ位置から略右方へ延
び、その右端付近に位置する変速レンジ切換え用位置に
セレクトレバーを案内するサブゲートと、ドライバーの
操作によりONされる第1の検出スイッチ、及び、第1
の検出スイッチと別体に構成された第2の検出スイッチ
と、前記メインゲート内におけるセレクトレバーの操作
と第1,第2の検出スイッチに基づいて自動変速機を制
御する制御手段とを備え、前記制御手段は、セレクトレ
バーが変速レンジ切換え用位置に切換えられ且つ第1の
検出スイッチがONされると自動変速機の変速範囲を決
定する変速レンジをより広い変速範囲の変速レンジに切
換え、セレクトレバーが変速レンジ切換え用位置に切換
えられ且つ第2の検出スイッチがONされると前記変速
レンジをより狭い変速範囲の変速レンジに切換えるよう
に、自動変速機を制御し、前記セレクトレバーにより選
択した変速レンジにおいて切換え可能な変速段を表示す
る表示手段を設けたことを特徴とするものである。この
操作装置は、セレクトレバーにより選択した変速レンジ
において切換え可能な変速段を表示する表示手段を設け
たので、セレクトレバーで選択した変速レンジを容易に
確認することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。本実施形態は、前進5速の
自動車用自動変速機の操作装置に本発明を適用した場合
のものである。尚、本実施形態では、自動車の前後左右
を基準に前後左右を定義して説明する。
【0015】図1〜図4に示すように、操作装置1に関
しては、左右のフロントシート間においてシャフトトン
ネル上には規制プレート2が設けられ、規制プレート2
の左右両端部には上方へ突出状に延びるブラケット部2
a及び縦壁部2bが設けられ、縦壁部2bの下段部とブ
ラケット部2a間には左右方向向きの軸部材3が回転自
在に枢支され、軸部材3には球面受部4aを有するスリ
ーブ4が回転自在に装着され、セレクトレバー5の下端
部は上下1対の連結部材6,7を介して球面受部4aに
前後方向及び左右方向に揺動自在に支持され、スリーブ
4の右端近傍部には下方へ延びるレバー部材8が設けら
れ、レバー部材8の下端部はプッシュプルワイヤ9を介
して自動変速機の入力部に連動連結されている。
【0016】前記規制プレート2を囲繞するようにコン
ソールボックス10が設けられ、セレクトレバー5はコ
ンソールボックス10の上壁部に形成されたゲート11
を貫通して上方へ延設されている。ゲート11は、セレ
クトレバー5をP・R・N・Dに対応するレンジ位置へ
案内するための前後方向向きのメインゲート12と、メ
インゲート12のDレンジに対応する位置から略右方へ
延びるサブゲート13であってその右端付近の図3に実
線で示す中立位置(変速レンジ切換え用位置)にセレク
トレバー5を案内すると共に、この中立位置から更に車
両前後方向に分岐して延びてセレクトレバー5を前側
(一端付近)の第1ポジションP1と後側(他端付近)
の第2ポジションP2とに切換え可能に案内するための
略T字状のサブゲート13とで構成されている。Dレン
ジから両ポジションP1,P2へセレクトレバー5を案
内するサブゲート13の案内部13aは、Dレンジから
第1ポジションP1へのセレクトレバー5の操作よりも
Dレンジから第2ポジションP2へのセレクトレバー5
の操作の方が容易に行え得るように右側がやや後方へ向
く湾曲状に形成されている。
【0017】前記セレクトレバー5の揺動操作に節度感
を付与するため、図2、図3に示すように、メインゲー
ト12の右端部及びサブゲート13の後端部に沿って板
バネ14,15が夫々設けられ、セレクトレバー5は板
バネ14によりP・R・Nのレンジに対応する位置に位
置決め保持されるとともに、両板バネ14・15を介し
てDレンジと中立位置とに保持され、第1ポジションP
1又は第2ポジションP2へセレクトレバー5を操作し
た状態で操作ノブ16から手を放すと、板バネ14,1
5の付勢力によりセレクトレバー5は中立位置に復帰す
る。
【0018】前記セレクトレバー5のP・R・N・Dに
おけるレンジ切換え操作を規制して急発進などを防止す
るため、図1、図2に示すように、規制プレート2の縦
壁部2bの上段部にはシフトロック孔17が形成され、
シフトロック孔17の上部にはPレンジからRレンジへ
のシフト操作を規制する第1規制部17aと、Nレンジ
からRレンジへのシフト操作を規制する第2規制部17
bと、NレンジとDレンジ間におけるシフト操作を規制
する第3規制部17cとが形成されている。
【0019】一方、前記セレクトレバー5の上端部には
操作ノブ16が設けられ、操作ノブ16にはセレクトボ
タン18が右方へ向けて突出状に装着され、セレクトレ
バー5内には上下方向向きのロックロッド19が装着さ
れ、ロックロッド19の中段部はバネ部材20を介して
上方へ付勢され、ロックロッド19の上端部にはセレク
トボタン18の左端部に傾斜面を介して下方より当接す
る操作部材21が設けられ、ロックロッド19の下端部
には左右方向向きの規制ピン22が設けられ、規制ピン
22はセレクトレバー5に形成された上下方向に細長い
ガイド孔5aを介してシフトロック孔17に挿入されて
いる。
【0020】セレクトボタン18を操作していない状態
では、バネ部材20の付勢力により規制ピン22がシフ
トロック孔17の上端部に当接され、規制ピン22と規
制部17a〜17cとの係合によりセレクトレバー5の
特定レンジへのシフト操作が規制され、セレクトボタン
18を押し操作すると、操作部材21及びロックロッド
19を介して規制ピン22が規制部17a〜17cより
も下方へ移動し、シフト操作可能な状態になる。尚、セ
レクトレバー5をサブゲート13へ移動させた状態で
は、図2に仮想線で示すように、規制ピン22がシフト
ロック孔17から離れた状態となり、中立位置から両ポ
ジションP1,P2へのセレクトレバー5の操作は規制
されないようになっている。
【0021】次に、前記サブゲート13の2つのポジシ
ョンP1,P2を、変速レンジ選択の為のポジション
と、変速段選択の為のポジションとに切換える為の構成
について説明する。図1〜図4に示すように、前記球面
受部4aの左端近傍上部及び右端近傍下部に規制部4b
が突出状に形成され、上下の連結部材6,7には規制部
4bに係合離脱可能な切欠き部6a,7aが形成され、
セレクトレバー5をメインゲート12に位置させた状態
では切欠き部6a,7aが規制部4bに係合してセレク
トレバー5の前後方向への回動操作がレバー部材8及び
プッシュプルワイヤ9を介して自動変速機に伝達され
る。セレクトレバー5を右側へ回動させサブゲート13
に位置させた状態では、切欠き部6a,7aが規制部4
bから離脱してセレクトレバー5を回動操作してもレバ
ー部材8が回動しないように構成され、サブゲート13
においては自動変速機とセレクトレバー5の機械的な連
結が解除される。
【0022】前記セレクトボタン18の下側にはサブゲ
ート13における選択モードを変速レンジ選択モード
(第1モード)と変速段選択モード(第2モード)とに
切換える為のホールドスイッチ30が設けられ、コンソ
ールボックス10の上壁部の下部には、セレクトレバー
5がDレンジに操作されたときにON作動する第1検出
スイッチ31と、セレクトレバー5が第1ポジションP
1に操作されたときにON作動する第2検出スイッチ3
2(第1の検出スイッチに相当する)と、セレクトレバ
ー5が第2ポジションP2に操作されたときにON作動
する第3検出スイッチ33(第2の検出スイッチに相当
する)とが設けられている。尚、前記ホールドスイッチ
30は一般的な構成の押しボタンスイッチで構成され、
検出スイッチ31〜33はマイクロスイッチで構成され
ている。また、ホールドスイッチ30と第1検出スイッ
チ31とがモード選択スイッチに相当する。
【0023】前記自動変速機の制御系について、図5の
ブロック図を参照して説明する。自動変速機のコントロ
ールユニット40には、車速センサ34からの車速信号
と、スロットル開度センサ35からのスロットル開度信
号と、P・R・N・Dのシフト位置を検出するシフト位
置センサ36からのシフト位置信号と、ホールドスイッ
チ30と3つの検出スイッチ31〜33からのスイッチ
信号が入力され、コントロールユニット40からは自動
変速機の油圧回路41に設けられた複数のソレノイドバ
ルブに駆動信号が出力される。
【0024】前記コントロールユニット40のROMに
は、操作装置1からのスイッチ信号に基づいて変速レン
ジ及び変速段を設定する変速レンジ・変速段設定制御の
制御プログラムと、設定された変速レンジ又は変速段に
基づく変速制御と自動車の運転状態に基づいて変速段を
自動変速する自動変速制御の制御プログラムやそれに付
随する複数の変速マップなどが予め入力格納されてい
る。尚、前記変速制御に関しては一般的な構成なのでそ
の詳細な説明は省略する。
【0025】前記変速レンジ・変速段設定制御の概要に
ついて図9を参照して説明する。セレクトレバー5をサ
ブゲート13へ移動させない状態では、ホールドスイッ
チ30を操作してもその操作は無効である。セレクトレ
バー5をDレンジからサブゲート13へ移動させた状態
で、ホールドスイッチ30を操作しない状態では基本的
には変速レンジ選択モードが設定されるが、ホールドス
イッチ30を操作すると、変速段選択モードが設定され
る。
【0026】変速レンジ選択モードが設定された状態
で、セレクトレバー5を第1ポジションP1へ操作する
と、変速レンジが1速から現在の変速段よりも1段上の
変速段までの範囲に設定され、セレクトレバー5を第2
ポジションP2へ操作すると、変速レンジが1速から現
在の変速段よりも1段下の変速段までの範囲に設定され
る。また、変速段選択モードが設定された状態で、セレ
クトレバー5を第1ポジションP1へ操作すると、変速
段が1段だけシフトアップされ、第2ポジションP2へ
操作すると、変速段が1段だけシフトダウンされる。こ
うして、変速レンジと変速段とを選択することができ
る。
【0027】次に、前記変速レンジ・変速段設定制御の
ルーチンについて図6〜図8に示すフローチャートを参
照しながら説明する。尚、図中Si(i=1、2、3、
・・・)は各ステップを示すものである。イグニション
スイッチの投入とともにこの制御が開始されると、先ず
必要な初期設定が実行され(S1)、車速信号とスロッ
トル開度信号とシフト位置信号とスイッチ30〜33の
スイッチ信号などが読み込まれ(S2)、選択レンジが
Pレンジ又はRレンジ又はNレンジであるか否かが判定
され(S3)、Yesの場合には選択レンジに応じて自
動変速機の油圧回路41が制御される(S4)。
【0028】選択レンジがPレンジ又はRレンジ又はN
レンジでない場合つまりDレンジが選択されている場合
にはS5以降が実行される。最初に、第1検出スイッチ
がONか否かが判定され(S5)、ONの場合、即ちセ
レクトレバー5がDレンジの基準位置(メインゲートの
後端の位置)に操作された場合にはホールドフラグHF
がリセットされ(S6)、S4にてDレンジにおける油
圧回路41の自動変速制御が実行される。
【0029】第1検出スイッチ31がOFFの場合、つ
まりセレクトレバー5がサブゲート13へ操作されてい
る場合には、ホールドスイッチ30がONか否かが判定
され(S7)、Yesの場合には、ホールドスイッチ3
0がOFFされるまで待ち(S8)、OFF状態になる
とS9へ移行する。S9ではホールドフラグHFがセッ
トされているか否かが判定され、セットされている場合
にはリセットされ(S10)、リセットされている場合
にはセットされる(S11)。即ち、ホールドスイッチ
30を操作する毎にホールドフラグHFのセット/リセ
ットが交互に切換えられる。
【0030】次に、ホールドフラグHFがセットされて
いるか否かが判定され(S12)、セットされている場
合には、S13〜S24においてセレクトレバー5の第
1ポジションP1又は第2ポジションP2への操作によ
り、変速段を1段シフトアップ又は1段シフトダウンす
る変速段設定制御が実行され、リセットされている場合
には、S25〜S35においてセレクトレバー5の第1
ポジションP1又は第2ポジションP2への操作によ
り、変速レンジを拡大又は縮小する変速レンジ設定制御
が実行される。
【0031】前記変速段設定制御について、図7に示す
フローチャートと図9に基いて説明する。第2検出スイ
ッチ32がONか否か、即ち、セレクトレバー5が第1
ポジションP1へ操作されたか否かが判定され(S1
3)、Yesの場合には、セレクトレバー5が中立位置
に復帰されて第2検出スイッチ32がOFF操作される
まで待ち(S14)、OFF操作されると現在の変速段
IがI=5か否かが判定され(S15)、I=5の場合
にはこれ以上シトフアップできないのでI=5に設定さ
れ(S16)、I=5でない場合には、変速段Iが1段
シフトアップされる(S17)。例えば、現在の変速段
Iが3速の場合には、変速段が4速に切換えられる。
【0032】第2検出スイッチ32がOFFの場合に
は、第3検出スイッチ33がONか否か、即ち、セレク
トレバー5が第2ポジションP2へ操作されたか否かが
判定され(S18)、Yesの場合には、セレクトレバ
ー5が中立位置に復帰されて第3検出スイッチ33がO
FF操作されるまで待ち(S19)、OFF操作される
と現在の変速段IがI=1か否かが判定され(S2
0)、I=1の場合にはこれ以上シトフダウンできない
のでI=1に設定され(S21)、I=1でない場合に
は、変速段Iが1段シフトダウンされる(S22)。例
えば、現在の変速段Iが3速の場合には、変速段が2速
に切換えられる。
【0033】第2検出スイッチ32及び第3検出スイッ
チ33がOFFの場合、即ち、セレクトレバー5が中立
位置に保持されている場合には現在の変速段Iが次回の
変速段Iとして設定される(S23)。こうして変速段
Iが設定されると、S24において設定された変速段I
になるように自動変速機の油圧回路41が制御される。
【0034】次に、前記変速レンジ設定制御について、
図8に示すフローチャートと図9に基いて説明する。第
2検出スイッチ32がONか否か、即ち、セレクトレバ
ー5が第1ポジションP1へ操作されたか否かが判定さ
れ(S25)、Yesの場合には、セレクトレバー5が
中立位置に復帰されて第2検出スイッチ32がOFF操
作されるまで待ち(S26)、OFF操作されると現在
の変速段IがI=5か否かが判定され(S27)、I=
5の場合にはシフト可能な変速レンジRをこれ以上大き
く設定できないので変速レンジRがR=1〜5に設定さ
れ(S28)、I=5でない場合には、変速レンジRを
拡大するためR=1〜(I+1)に設定される(S2
9)。例えば、現在の変速段Iが3速の場合には、1速
から4速の範囲で変速段を自動変速制御できるようにな
る。
【0035】第2検出スイッチ32がOFFの場合に
は、第3検出スイッチ33がONか否か、即ち、セレク
トレバー5が第2ポジションP2へ操作されたか否かが
判定され(S30)、Yesの場合には、セレクトレバ
ー5が中立位置に復帰されて第3検出スイッチ33がO
FF操作されるまで待ち(S31)、OFF操作される
と現在の変速段IがI=1か否かが判定され(S3
1)、I=1の場合にはシフト可能な変速レンジRをこ
れ以上小さく設定できないので変速レンジRがR=1に
設定され(S32)、I=1でない場合には、変速レン
ジRを縮小するためR=1〜(I−1)に設定される
(S33)。例えば、現在の変速段Iが3速の場合に
は、1速・2速間で変速段を自動変速制御できるように
なる。
【0036】第2検出スイッチ32及び第3検出スイッ
チ33がOFFの場合、即ち、セレクトレバー5が中立
位置に保持されている場合には現在の変速レンジRが次
回の変速レンジRとして設定される(S34)。こうし
て変速レンジRが設定されると、自動変速制御により変
速レンジR内において運転状態などに応じて変速段が設
定され、自動変速機の油圧回路41が制御される(S3
5)。
【0037】次に、前記操作装置1の表示装置50につ
いて説明する。図1、図10、図11に示すように、コ
ンソールボックス10の上壁部の右部には表示装置50
が設けられ、この表示装置50は、上端開放の前後方向
に細長いケーシング51と、ケーシング51の上端部に
固定され下面にP・R・N・1・2・3・4・5の文字
が前側から順々に裏文字で白抜き印刷された表示プレー
ト52と、表示プレート52のP・R・N・1・2・3
・4・5の各文字に対応させて設けられた8つのランプ
53とを備え、これら8つのランプ53はコントロール
ユニット40に接続されている。
【0038】前記表示プレート52に印刷された文字の
うちP・R・Nの文字は自動変速機のレンジを示すもの
で、セレクトレバー5がP・R・Nのレンジに操作され
たときには対応するランプ53が点灯されて現在のレン
ジが表示され、1〜5の文字は自動変速機の変速段を示
すものであり、Dレンジに操作されたときに、Dレンジ
において切換え可能な変速段、即ち1〜5速の5つの文
字に対応するランプ53が点灯される。
【0039】一方、変速レンジ選択モードが設定された
状態で、セレクトレバー5が中立位置に操作されてもD
レンジと同様に1〜5の文字に対応するランプ53が点
灯され、中立位置から第1ポジションP1又は第2ポジ
ションP2へ操作されると、設定された変速レンジRに
おいて切換え可能な変速段のランプ53が点灯される。
また、中立位置において変速段選択モードが設定される
と、Dレンジにおける現在の変速段に対応するランプ5
3が点灯され、セレクトレバー5が第1ポジションP1
又は第2ポジションP2へ操作されて変速段が切換えら
れると、設定された変速段に対応するランプ53が点灯
される。これにより、セレクトレバー5で選択した変速
レンジ又は変速段を容易に確認できるようになる。
【0040】次に、前記操作装置1の作用・効果につい
て説明する。メインゲート12に沿ってセレクトレバー
5を前後方向に回動操作することで、レバー部材8及び
プッシュプルワイヤ9を介して自動変速機が機械的に操
作され、自動変速の変速レンジがP・R・N・Dの所望
のレンジに設定される。一方、Dレンジから案内部13
aを介してセレクトレバー5を中立位置へ回動操作する
と、切欠き部6a,7aと規制部4bとの係合が解除さ
れ、操作装置1と自動変速機との機械的な連結が解除さ
れる。
【0041】中立位置においてホールドスイッチ30を
操作しないと、変速レンジ選択モードが設定された状態
に保持されてDレンジが保持され、この状態でセレクト
レバー5を中立位置から第1ポジションP1又は第2ポ
ジションP2へ操作すると、第2検出スイッチ32又は
第3検出スイッチ33がONされて、変速レンジRが切
換えられる。一方、中立位置においてホールドスイッチ
30を操作して変速段選択モードが設定されると、第1
ポジションP1へのセレクトレバー5の操作により第2
検出スイッチ32がONされて現在の変速段が1段シフ
トアップされ、第2ポジションP2へのセレクトレバー
5の操作により第3検出スイッチ33がONされて現在
の変速段が1段シフトダウンされる。
【0042】このように、ドライバーの操作により、変
速レンジ選択モードのときには、セレクトレバー5を変
速レンジ切換え用位置(中立位置)に切換えた状態か
ら、第2又は第3検出スイッチ32,33をONさせる
毎に、自動変速機の変速範囲を決定する変速レンジを、
より広い変速範囲の変速レンジ又はより狭い変速範囲の
変速レンジに迅速に切換えることができ、変速段選択モ
ードのときには、第1又は第2の検出スイッチ32,3
3をONさせることで、Dレンジにおける変速段を現在
の変速段から1段シフトアップした変速段又は1段シフ
トダウンした変速段に迅速に切換えることができる。
【0043】サブゲート13に沿って第1,第2ポジシ
ョンP1,P2へセレクトレバー5を操作して変速レン
ジを切換えることができるため、メインゲート12に沿
って設定されていた1レンジや2レンジ等のレンジ位置
を省略でき、メインゲート12及びサブゲート13の所
要スペースを小さくすることができる。しかも、前述の
ように、変速レンジの切換えと変速段の切換えを容易に
行えるうえ、これらの切換えの為に、サブゲート13更
には第1〜第3検出スイッチ31〜33とホールドスイ
ッチ30等を共通化できるため、操作装置1を全体的に
小型に構成することができる。
【0044】サブゲート13はメインゲート12のDレ
ンジのレンジ位置から車幅方向に延びるように構成した
ので、メインゲート12に沿って車両前後方向に操作し
ているセレクトレバー5を、誤ってサブゲート13に沿
って操作し変速レンジ切換え用位置に切換える誤操作を
防止することができる。前記案内部13aがDレンジか
らの第1ポジションP1(第2検出スイッチ32)への
操作よりも、Dレンジからの第2ポジションP2(第3
検出スイッチ33)への操作の方が操作し易いように構
成されているので、エンジンブレーキなどのシフトダウ
ン操作を容易に行うことができる。
【0045】セレクトレバー5がDレンジに対応する位
置に移動すると、第1検出スイッチ31がON作動して
変速段選択モードがキャンセルされるので、セレクトレ
バー5がメインゲート12内に位置している間における
誤操作で、ホールドスイッチ30が操作されて変速段選
択モードが設定されても、Dレンジからサブゲート13
へセレクトレバー5を操作するときに、第1検出スイッ
チ31が操作されて変速段選択モードがキャンセルされ
る。つまり、セレクトレバー5がサブゲート13内にあ
る時に限り、モード選択スイッチの操作により変速レン
ジ選択モード又は速段選択モードに設定可能に構成した
ので、モード選択の誤操作を確実に防止することができ
る。
【0046】尚、前記メインゲート12及びサブゲート
13を部分的に変更した変形例につい、図12に示すよ
うに、シフトロック孔17及びそれに係合する規制ピン
22などを省略し、クランク状のメインゲート12Aを
設けてもよい。また、前記表示装置50の構成を部分的
に変更した別の変形例として、図13、図14に示す表
示装置50Aでは、1〜5の文字に対応するケーシング
51の部分に略円筒状の遮蔽筒55を設け、遮蔽筒55
の内側及び外側に夫々ランプ56,57を設け、ランプ
57を点灯させて変速レンジRを表示するとともに、ラ
ンプ56を点灯させて現在の変速段を表示するようにし
てもよい。尚、本実施例では、前進5速の自動変速機の
操作装置に本発明を適用したが、前進4速や前進3速の
自動変速機の操作装置に本発明を同様に適用できる。
【0047】
【発明の効果】 請求項1の自動変速機の操作装置によ
れば、上述のように、メインゲート、サブゲート、第
1,第2の検出スイッチ、制御手段を設けたので、ドラ
イバーの操作により、セレクトレバーをメインゲートか
ら延びるサブゲートに沿って案内し変速レンジ切換え用
位置に切換えてから、第1又は第2の検出スイッチを
Nすると、自動変速機の変速範囲を決定する変速レンジ
を、より広い変速範囲の変速レンジ又はより狭い変速範
囲の変速レンジに迅速に切換えることができる。それ
故、メインゲートに沿って設定されていた1レンジや2
レンジ等のレンジ位置を省略でき、メインゲート及びサ
ブゲートの所要スペースを小さくして操作装置全体を小
型に構成できる。サブゲートはメインゲートのDレンジ
のレンジ位置から車幅方向に延びるように構成したの
で、メインゲートに沿って車両前後方向に操作している
セレクトレバーを、誤ってサブゲートに沿って操作し変
速レンジ切換え用位置に切換える誤操作を防止できる。
【0048】請求項2の自動変速機の操作装置によれ
ば、サブゲートが変速レンジ切換え用位置から更に車両
前後方向に分岐して延び、セレクトレバーをサブゲート
の一端付近に操作して第1の検出スイッチをONし、セ
レクトレバーをサブゲートの他端付近に操作して第2の
検出スイッチをONすることができる。つまり、セレク
トレバーで変速レンジの切換えを簡単・確実に行うこと
ができる。
【0049】請求項3の自動変速機の操作装置によれ
ば、メインゲート、サブゲート、第1,第2の検出スイ
ッチ、制御手段を設け、第1の検出スイッチよりも第2
の検出スイッチを操作し易いように構成したので、エン
ジンブレーキなどにおける操作性を向上できる。
【0050】請求項4の自動変速機の操作装置によれ
ば、サブゲートが変速レンジ切換え用位置から更に車両
前後方向に分岐して延び、セレクトレバーがサブゲート
の一端付近に操作されたときに第1の検出スイッチがO
Nされ、セレクトレバーがサブゲートの他端付近に操作
されたときに第2の検出スイッチがONされるので、請
求項2と同様の効果を奏する。請求項5の自動変速機の
操作装置によれば、セレクトレバーにより選択した変速
レンジにおいて切換え可能な変速段を表示する表示手段
を設けたので、セレクトレバーで選択した変速レンジを
容易に確認することができる。
【0051】請求項6の自動変速機の操作装置によれ
ば、メインゲート、サブゲート、第1,第2の検出スイ
ッチ、制御手段を設け、セレクトレバーにより選択した
変速レンジにおいて切換え可能な変速段を表示する表示
手段を設けたので、セレクトレバーで選択した変速レン
ジを容易に確認することができる。
【0052】請求項7の自動変速機の操作装置によれ
ば、請求項1と同様の、メインゲート、サブゲート、第
1,第2の検出スイッチ、制御手段を設け、第1の検出
スイッチよりも第2の検出スイッチが操作され易いよう
に構成されているので、エンジンブレーキなどにおける
操作性を向上できる。
【0053】請求項8の自動変速機の操作装置によれ
ば、サブゲートが変速レンジ切換え用位置から更に車両
前後方向に分岐して延び、セレクトレバーがサブゲート
の一端付近に操作されたときに第1の検出スイッチがO
Nされ、セレクトレバーがサブゲートの他端付近に操作
されたときに第2の検出スイッチがONされるので、請
求項2と同様の効果を奏する。請求項9の自動変速機の
操作装置によれば、セレクトレバーにより選択した変速
レンジにおいて切換え可能な変速段を表示する表示手段
を設けたので、セレクトレバーで選択した変速レンジを
容易に確認することができる。
【0054】請求項10の自動変速機の操作装置によれ
ば、請求項1と同様の、メインゲート、サブゲート、第
1,第2の検出スイッチ、制御手段を設け、セレクトレ
バーにより選択した変速レンジにおいて切換え可能な変
速段を表示する表示手段を設けたので、セレクトレバー
で選択した変速レンジを容易に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る操作装置の斜視図である。
【図2】操作装置の縦断面である。
【図3】操作装置の要部平面図である。
【図4】操作装置の分解斜視図である。
【図5】自動変速機の制御系のブロック図である。
【図6】レンジ・変速段設定制御のルーチンのフローチ
ャートである。
【図7】変速段設定制御のルーチンのフローチャートで
ある。
【図8】レンジ設定制御のルーチンのフローチャートで
ある。
【図9】操作装置のシフトパターンの説明図である。
【図10】表示装置の平面図である。
【図11】図10の表示装置の線断面図である。
【図12】変形例に係るゲートパターンの説明図であ
る。
【図13】別の変形例に係る表示装置の図10相当図で
ある。
【図14】別の変形例に係る表示装置の図11相当図で
ある。
【符号の説明】
1 操作装置 5 セレクトレバー 12、12A メインゲート 13 サブゲート 30 ホールドスイッチ 31 第1検出スイッチ P1 第1ポジション P2 第2ポジション
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池上 誠 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−48216(JP,A) 特開 平2−8545(JP,A) 特開 平5−118414(JP,A) 特開 平2−3733(JP,A) 特開 昭63−265729(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 59/00 - 61/12 F16H 61/16 - 61/36 F16H 63/00 - 63/48 B60K 20/00 - 20/08

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のシートの側方に支持されたセレク
    トレバーの操作により変速レンジを設定可能な自動変速
    機の操作装置において、 前記セレクトレバーをP、R、N、Dの各レンジに対応
    するレンジ位置に案内するメインゲートと、 前記メインゲートのDレンジのレンジ位置から略右方へ
    延び、その右端付近に位置する変速レンジ切換え用位置
    にセレクトレバーを案内するサブゲートと、 ドライバーの操作によりONされる第1の検出スイッ
    チ、及び、第1の検出スイッチと別体に構成された第2
    の検出スイッチと、 前記メインゲート内におけるセレクトレバーの操作と第
    1,第2の検出スイッチに基づいて自動変速機を制御す
    る制御手段とを備え、 前記制御手段は、セレクトレバーが変速レンジ切換え用
    位置に切換えられ且つ第1の検出スイッチがONされる
    自動変速機の変速範囲を決定する変速レンジをより広
    い変速範囲の変速レンジに切換え、セレクトレバーが変
    速レンジ切換え用位置に切換えられ且つ第2の検出スイ
    ッチがONされると前記変速レンジをより狭い変速範囲
    の変速レンジに切換えるように、自動変速機を制御する
    ことを特徴とする自動変速機の操作装置。
  2. 【請求項2】 前記サブゲートが変速レンジ切換え用位
    置から更に車両前後方向に分岐して延び、セレクトレバ
    ーがサブゲートの一端付近に操作されたときに第1の検
    出スイッチがONされ、セレクトレバーがサブゲートの
    他端付近に操作されたときに第2の検出スイッチがON
    されることを特徴とする請求項1に記載の自動変速機の
    操作装置。
  3. 【請求項3】 車両のシートの側方に支持されたセレク
    トレバーの操作により変速レンジを設定可能な自動変速
    機の操作装置において、 前記セレクトレバーをP、R、N、Dの各レンジに対応
    するレンジ位置に案内するメインゲートと、 前記メインゲートのDレンジのレンジ位置から車幅方向
    に延びるサブゲートであって、 その端部付近の変速レンジ切換え用位置にセレクトレバ
    ーを案内するサブゲートと、 ドライバーの操作によりONされる第1の検出スイッ
    チ、及び、第1の検出スイッチと別体に構成された第2
    の検出スイッチと、 前記メインゲート内におけるセレクトレバーの操作と第
    1,第2の検出スイッチに基づいて自動変速機を制御す
    る制御手段とを備え、 前記制御手段は、セレクトレバーが変速レンジ切換え用
    位置に切換えられた状態から、 第1の検出スイッチがONされる毎に自動変速機の変速
    範囲を決定する変速レンジをより広い変速範囲の変速レ
    ンジに切換え、第2の検出スイッチがONされる毎に前
    記変速レンジをより狭い変速範囲の変速レンジに切換え
    るように、自動変速機を制御し、 前記第1の検出スイッチよりも第2の検出スイッチが操
    作され易いように構成されていることを特徴とする自動
    変速機の操作装置。
  4. 【請求項4】 前記サブゲートが変速レンジ切換え用位
    置から更に車両前後方向に分岐して延び、セレクトレバ
    ーがサブゲートの一端付近に操作されたときに第1の検
    出スイッチがONされ、セレクトレバーがサブゲートの
    他端付近に操作されたときに第2の検出スイッチがON
    されることを特徴とする請求項3に記載の自動変速機の
    操作装置。
  5. 【請求項5】 前記セレクトレバーにより選択した変速
    レンジにおいて切換え可能な変速段を表示する表示手段
    を設けたことを特徴とする請求項3又は4に記載の自動
    変速機の操作装置。
  6. 【請求項6】 車両のシートの側方に支持されたセレク
    トレバーの操作により変速レンジを設定可能な自動変速
    機の操作装置において、 前記セレクトレバーをP、R、N、Dの各レンジに対応
    するレンジ位置に案内するメインゲートと、 前記メインゲートのDレンジのレンジ位置から車幅方向
    に延びるサブゲートであって、 その端部付近の変速レンジ切換え用位置にセレクトレバ
    ーを案内するサブゲートと、 ドライバーの操作によりONされる第1の検出スイッ
    チ、及び、第1の検出スイッチと別体に構成された第2
    の検出スイッチと、 前記メインゲート内におけるセレクトレバーの操作と第
    1,第2の検出スイッチに基づいて自動変速機を制御す
    る制御手段とを備え、 前記制御手段は、セレクトレバーが変速レンジ切換え用
    位置に切換えられた状態から、 第1の検出スイッチがONされる毎に自動変速機の変速
    範囲を決定する変速レンジをより広い変速範囲の変速レ
    ンジに切換え、第2の検出スイッチがONされる毎に前
    記変速レンジをより狭い変速範囲の変速レンジに切換え
    るように、自動変速機を制御し、 前記セレクトレバーにより選択した変速レンジにおいて
    切換え可能な変速段を表示する表示手段を設けたことを
    特徴とする自動変速機の操作装置。
  7. 【請求項7】 車両のシートの側方に支持されたセレク
    トレバーの操作により変速レンジを設定可能な自動変速
    機の操作装置において、 前記セレクトレバーをP、R、N、Dの各レンジに対応
    するレンジ位置に案内するメインゲートと、 前記メインゲートのDレンジのレンジ位置から略右方へ
    延び、その右端付近に位置する変速レンジ切換え用位置
    にセレクトレバーを案内するサブゲートと、 ドライバーの操作によりONされる第1の検出スイッ
    チ、及び、第1の検出スイッチと別体に構成された第2
    の検出スイッチと、 前記メインゲート内におけるセレクトレバーの操作と第
    1,第2の検出スイッチに基づいて自動変速機を制御す
    る制御手段とを備え、 前記制御手段は、セレクトレバーが変速レンジ切換え用
    位置に切換えられ且つ第1の検出スイッチがONされる
    と自動変速機の変速範囲を決定する変速レンジをより広
    い変速範囲の変速レンジに切換え、セレクトレバーが変
    速レンジ切換え用位置に切換えられ且つ第2の検出スイ
    ッチがONされると前記変速レンジをより狭い変速範囲
    の変速レンジに切換えるように、自動変速機を制御し、 第1の検出スイッチよりも第2の検出スイッチが操作さ
    れ易いように構成されていることを特徴とする自動変速
    機の操作装置。
  8. 【請求項8】 前記サブゲートが変速レンジ切換え用位
    置から更に車両前後方向に分岐して延び、セレクトレバ
    ーがサブゲートの一端付近に操作されたときに第1の検
    出スイッチがONされ、セレクトレバーがサブゲートの
    他端付近に操作されたときに第2の検出スイッチがON
    されることを特徴とする請求項7に記載の自動変速機の
    操作装置。
  9. 【請求項9】 前記セレクトレバーにより選択した変速
    レンジにおいて切換え可能な変速段を表示する表示手段
    を設けたことを特徴とする請求項7又は8に記載の自動
    変速機の操作装置。
  10. 【請求項10】 車両のシートの側方に支持されたセレ
    クトレバーの操作により変速レンジを設定可能な自動変
    速機の操作装置において、 前記セレクトレバーをP、R、N、Dの各レンジに対応
    するレンジ位置に案内するメインゲートと、 前記メインゲートのDレンジのレンジ位置から略右方へ
    延び、その右端付近に位置する変速レンジ切換え用位置
    にセレクトレバーを案内するサブゲートと、 ドライバーの操作によりONされる第1の検出スイッ
    チ、及び、第1の検出スイッチと別体に構成された第2
    の検出スイッチと、 前記メインゲート内におけるセレクトレバーの操作と第
    1,第2の検出スイッチに基づいて自動変速機を制御す
    る制御手段とを備え、 前記制御手段は、セレクトレバーが変速レンジ切換え用
    位置に切換えられ且つ第1の検出スイッチがONされる
    と自動変速機の変速範囲を決定する変速レンジをより広
    い変速範囲の変速レンジに切換え、セレクトレバーが変
    速レンジ切換え用位置に切換えられ且つ第2の検出スイ
    ッチがONされると前記変速レンジをより狭い変速範囲
    の変速レンジに切換えるように、自動変速機を制御し、 前記セレクトレバーにより選択した変速レンジにおいて
    切換え可能な変速段を表示する表示手段を設けたことを
    特徴とする自動変速機の操作装置。
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