JP3509273B2 - 2次元センサ利用物体位置検出システム - Google Patents
2次元センサ利用物体位置検出システムInfo
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Description
物体の数又は位置を検出可能な物体検知センサを利用し
た物体検出システムに関する。
用いて説明する。
例、図3は1台の2次元赤外線センサ装置の検知可能領
域を示す検出対象領域平面図、図4は人体が移動した場
合の2次元赤外線センサ装置の人体検出の一例を表した
対象領域の平面図、図5は従来の2次元赤外線センサ装
置の内部構成図、図6は従来の2次元赤外線センサ装置
から出力される人体位置関連情報、図7は従来の人体位
置検出システムにおける人体位置検出の一例を示す。
て、2次元赤外線センサ(NationalTechnical Report v
ol.39,No.4;松下電器産業(株)製)を例にとり説明す
る。
すように、1台の2次元赤外線センサ装置2cと、2次
元赤外線センサ装置からの出力情報を受信し、その検出
結果をCRTなどの画面に表示するパソコン等の人体検
出結果表示装置2aが、RS232Cなどのデータ線2
bを介して接続されている構成となっていた。
を、検出対象領域の壁面に1台設置した場合、図3に示
す様な死角領域3bが生じる。また、検出対象領域内に
障害物3cが存在した場合、2次元赤外線センサ装置か
らの死角領域3bはさらに大きくなる。
センサ素子を垂直方向に複数個並べてアレイとし、それ
ら複数のセンサ素子5a4を同時に水平方向へ回転さ
せ、サンプリングすることで、2次元領域の検出を可能
としている。しかし、センサ素子の水平方向への回転に
は、1回に付き2秒を要し、元の位置にセンサ素子を戻
すのに、同じ時間を要するため、最低でも1回のサンプ
リングに4秒の時間が必要であった。従って、検出対象
領域内を人体が、4秒間で、図4に示すように4a→4
b→4cと移動した場合、実際の移動経路4dとは違っ
た経路4gで、人体を検出する結果となってしまってい
る。
次元赤外線センサ装置2cは、センサ素子5a4から入
力した赤外線情報を変換した、検出視野に対応する8*
64の512画素の温度画像情報、その温度分布から人
体部分を切り出しデジタル情報に変換した512画素か
らなる人体切り出し画像情報6a、さらに切り出された
人数、人体の存在方向を示す角度情報θ(6b1,6c
1)と、2次元赤外線センサ装置が設置された直下の床
面位置から人体足元までの床面に沿った距離情報r(6
b2,6c2)を算出し、出力電文処理部5a7、入出
力制御処理部5a1を介して、人体検出結果表示装置2
aへ出力する。1回のサンプリング毎にこれら全ての情
報が2次元赤外線センサ装置から出力されるが、960
0bpsのボーレートで、その通信時間には約2秒を要
する。
cから出力される角度情報(6b1,6c1)と距離情
報(6b2,6c2)を用いて、検出対象領域の平面図
上に人体位置をプロットしたのが図7である。人体位置
が2次元赤外線センサ装置から近い場合、人体の実位置
7b1に対して、2次元赤外線センサ装置2cからは、
人体位置情報7b2が出力されており、精度良く検出さ
れている。しかし、人体位置が検出視野内であっても2
次元赤外線センサ装置から遠い場合、人体の実位置(実
際の位置)7c1に対して、2次元赤外線センサ装置2
cからは、図に示すように、人体位置情報7c2が出力
されており、精度が落ちている。
術では、1台の2次元赤外線センサ装置だけでは、検出
対象領域に生じる死角領域に人体が存在した場合、検出
は不可能となる。
するため、人体の移動に追従できない。
情報の内容も固定されており、全ての出力情報を出力す
るのに約2秒間を要するという通信上の問題点を有して
いた。
置から離れていた場合、人体の存在方向を示す角度情報
は概ね正しいが、距離情報の精度が落ちるという問題点
も有していた。
センサ装置の課題を考慮し、より精度の高い2次元セン
サ利用物体位置検出システムを提供することを目的とす
る。
りを持った領域を検出視野に持ち物体位置関連情報を定
期的に出力する、複数の2次元センサ装置と、前記物体
位置関連情報を前記2次元センサ装置から受信する物体
検出制御装置とを備え、前記複数の2次元センサ装置
は、同じ検出対象領域を持ち、また走査タイプであり、
さらに検出対象領域に対する走査サンプリングタイミン
グが互いにずれており、また、前記物体検出制御装置で
は、受信した前記物体位置関連情報を統合し、前記検出
対象領域内における少なくとも物体位置又は人数を検出
することを特徴とする2次元センサ利用物体検出システ
ムである。
体についての画像情報と、物体の存在方向を示す角度情
報と、前記2次元センサ装置の設置位置から物体までの
距離情報であり、しかもそれらの出力情報を選択できる
2次元センサ利用物体検出システムである。
自身が持つ死角領域、障害物により生じる死角領域を互
いに補完して、1台の2次元赤外線センサ装置では、検
出不可能な位置の人体を検出できる。
出の追従性を高めることが可能となる。
次元赤外線センサ装置から受信することができ、2次元
赤外線センサ装置と人体検出制御装置との間の人体位置
関連情報の通信時間の短縮が図れる。
出視野内でも遠くはなれている場合、2次元赤外線セン
サ装置から出力される人体位置関連情報において、人体
が存在する方向を示す角度情報の精度は高いが、2次元
赤外線センサ装置の設置床面位置から人体足元位置まで
の距離情報の精度が低くなる傾向があるが、その場合で
も、人体位置検出の精度高めることができる。
る人数以上に交点が算出される場合でも、人体位置のグ
ルーピングとグループ内の人体位置の重心を求めること
で、人体検出の精度を高めることができる。
出視野内でも遠くはなれている場合、また2次元赤外線
センサ装置と人体との間に障害物が有って人体の一部が
うまく切り出されなかった場合、2次元赤外線センサか
ら出力される角度情報や距離情報の精度が大きく落ちる
が、どちらの場合も、人体として切り出されている領域
の大きさを示す画素数が小さくなることから、グループ
内の人体位置の重心を求める際に、グループ内に属する
各人体位置に対応する画素数の総和における、各人体位
置の画素数の比で、グループ内の各人体位置間に重み付
けを行うことで、 より人体検出の精度を高めることが
できる。
装置から、切り出し画像の全画素情報ではなく、人体と
して切り出されている領域の画素数のみを受信すればよ
く、2次元赤外線センサ装置と人体検出制御装置との間
の人体位置関連情報の通信時間の短縮が図れる。
9を参照しながら説明する。
人体位置検出システムのシステム構成例を、図8は図1
に示す人体検出制御装置の内部構成例を、図9は本発明
の2次元赤外線センサ装置の設置例を示す。
は、従来の技術の説明と同様に、2次元赤外線センサ
(National TechnicalReport vol.39,No.4;松下電器産
業(株)製)を主構成要素とする。人体検出制御装置1
aには、CRT等の表示部を備えたパソコン等を用い
る。本実施例では、4台の2次元赤外線センサ装置1c
を、図9に示すように壁面に向かい合わせになるように
設置する。
からの出力情報は、図1に示すように、専用線1bによ
り、直接人体検出制御装置1aに入力される構成とす
る。人体検出制御装置1aにおける処理内容を図8を用
いて説明する。
4台の2次元赤外線センサ装置1cに、2次元赤外線セ
ンサ装置入出力処理部8a5から、同時にサンプリング
開始信号を送る。2秒後、検出対象領域のサンプリング
を終了した2次元赤外線センサ装置1cから、順番に人
体位置関連情報を入力する。位置情報座標変換処理部8
a4では、入力された人体位置関連情報の中の角度情報
と距離情報から、検出対象領域の平面図上での座標を算
出する。平面図表示処理部8a2では、予め検出対象領
域関連情報記憶部8a3に記憶されている検出対象領域
の大きさや、2次元赤外線センサ装置1cの設置位置を
表示したCRT上に、人体位置を示す座標をプロットす
る。これにより、2次元赤外線センサ装置1の死角領域
に人体が存在し、2次元赤外線センサ装置1では検出で
きない人体を、2次元赤外線センサ装置2(9c部
分)、あるいは2次元赤外線センサ装置3(9b部分)
が、補完して、必ず検出することができる。
かつ人体が移動している場合、本実施例のように、2次
元赤外線センサ装置が同時にサンプリングを開始する
と、次のサンプリング開始までに4秒の時間を要するた
め、人体の移動に追従できないという問題点がある。こ
の問題点を解消する第2の実施例を説明する。
て説明する。図10は、人体が4秒間かけて、検出対象
領域内を10a→10b→10cの順で10dの経路を
移動した場合の2次元赤外線センサ装置の人体検出例を
示す。
ら、2次元赤外線センサ装置1cに対して、サンプリン
グ開始信号を送るタイミングを1秒づつずらした場合を
説明する。
て、サンプリング開始信号を送る。2次元赤外線センサ
装置1では、センサ素子の回転により、人体移動開始時
刻から約0.8秒後の10eの位置で人体を捕捉でき
る。1秒後、2次元赤外線センサ装置2に対して、サン
プリング開始信号を送る。2次元赤外線センサ装置2で
は、人体移動開始時刻から2.2秒後に、10fの位置
で人体を捕捉できる。さらに1秒後、2次元赤外線セン
サ装置3に対して、サンプリング開始信号を送る。2次
元赤外線センサ装置3では、人体移動開始時刻から約
3.7秒後に10gの位置で人体を捕捉できる。さらに
1秒後、2次元赤外線センサ装置4に対して、サンプリ
ング開始信号を送る。2次元赤外線センサ装置4では、
人体移動開始時刻から約3.9秒後に10hの位置で人
体を捕捉できる。
ンプリング開始時間をずらすことで、人体移動時におけ
る、人体検出の追従性を高めることが可能となる。
センサ装置のサンプリング終了から、人体検出制御装置
に、人体位置関連情報を出力するのに、約2秒の時間を
要するため、実際に人体検出制御装置のCRT上に人体
位置が表示されるには、さらに時間遅れが生じる。この
問題点を解決する第3の実施例を説明する。
説明する。
置の内部構成図を示す。
人体位置関連情報には、センサ素子から入力した赤外線
情報を変換した、検出視野に対応する8*64の512
画素の温度画像情報、その温度分布から人体部分を切り
出しデジタル情報に変換した512画素からなる人体切
り出し画像情報、さらに切り出された人数、人体の存在
方向を示す角度情報θと、2次元赤外線センサ装置の設
置床面位置から人体足元位置までの距離情報rがある。
とする出力情報のみを受信できるよう、予め2次元赤外
線センサ装置11aに対して、出力情報選択内容を送信
し、2次元赤外線センサ装置11aは、出力情報選択内
容記憶部11a8に格納しておく。
子11a4が1回のサンプリングを終了して、赤外線情
報入力部11a5が赤外線情報を入力すると、人体検出
処理部11a6で、赤外線情報をもとに前述の人体位置
関連情報を算出する。その結果を出力電文処理部11a
7で出力電文を構成する際、出力情報選択内容記憶部1
1a8に格納されている情報をもとに、選択されている
出力情報のみ出力電文として構成し、入出力制御処理部
を介して、人体検出制御装置1aに出力する。
aは、人体検出に必要な角度情報及び距離情報のみを選
択して、2次元赤外線センサ装置に設定しておくと、2
次元赤外線センサ装置1cと人体検出制御装置1aとの
間の通信時間は、数10msecで済み、通信時間の短
縮を図れる。
T8a1上で、よりリアルタイムに近い人体位置表示が
可能となる。
外線センサ装置1cから出力される人体位置情報の確度
が高いことを前提としたものであるが、実際、人体位置
が2次元赤外線センサ装置1cから近い場合は、精度良
く人体位置検出されているが、人体位置が検出視野内で
あっても2次元赤外線センサ装置1cから遠い場合、精
度が落ちるという問題点がある。この問題点を解決する
第4、5、6の実施例を説明する。
説明する。図12は、本発明の人体検出制御装置1aの
内部構成図を示す。図13は検出対象領域の平面図であ
り、人体の実位置、2次元赤外線センサ装置1cの出力
位置、本発明の方法により検出された人体位置を示すも
のである。
線センサ装置1cの内、2台を使って、検出対象領域
に、2人の人が存在する場合の人体検出方法を説明す
る。
れた検出対象領域の大きさ、2次元赤外線センサ装置の
設置位置情報を検知対象領域関連情報記憶部12a3へ
格納し、平面図表示処理部12a2を通して、CRT1
2a1上に、検出対象領域の平面図、平面図上での2次
元赤外線センサ装置設置位置を表示する。さらに、実施
例3に示したように、2次元赤外線センサ装置1cに対
して、人体位置関連情報の内、角度情報のみを出力する
ように設定しておく。
れ人体位置情報を入力した2次元赤外線センサ装置1、
2入出力処理部12a5は、位置情報座標変換処理部1
2a4に入力情報を渡す。この入力情報は各2次元赤外
線センサ装置1cの検出視野における角度情報である。
角度情報を受け取った位置情報座標変換処理部12a4
では、その情報をそのまま、人体位置補正処理部12a
6へ渡す。人体位置補正処理部12a6では、検出対象
領域の平面図上で、受け取った角度情報の方向に、その
情報を出力したそれぞれの2次元赤外線センサ装置を設
置位置から直線(13a1,13a2、13b1,13
b2)を引いた場合にできる交点(13a3、13b
3)を求め、検出対象領域の平面図上の交点の座標を人
体補正位置とする 人体位置補正処理部12a6は、算
出した人体補正位置を示す座標を(13a3、13b
3)平面図表示処理部12a2へ渡す。平面図表示処理
部12a2では、検出対象領域の平面図上の人体補正位
置を示す座標(13a3、13b3)を予め表示されて
いる検出対象領域の平面図上にプロットし、検出対象領
域における現在の人体位置として表示する。
理により、2次元赤外線センサ装置1cから正確な角度
情報を得られる場合、複数のセンサ情報を複合すること
で、正確な人体位置を検出することができる。
検出対象領域内の複数の人の存在位置によって、算出し
た交点が存在人数以上に出てしまい、正確な人数、位置
の検出ができないという問題点がある。この問題点を解
決する第5の実施例を説明する。
いて説明する。図14は図13と同様の検出対象領域の
平面図であり、人体の実位置、センサの出力位置、補正
により検出された人体位置を示すものである。
示す4台の2次元赤外線センサ装置1cの内、2台を使
って、検出対象領域に、2人の人が存在する場合の人体
検出方法を説明する。予め、2次元赤外線センサ装置1
cに対して、人体位置関連情報の内、角度情報と合わせ
て、距離情報を出力するように設定しておく。
の人が存在するが、検出対象領域における人体の存在位
置が2次元赤外線センサ装置の片側に集まっている場合
とする。この場合、第1の実施例の方法では交点が4つ
求められるため、正しい位置を検出してはいるが、それ
以外の位置にも人体を検出することとなり、人数及び人
体位置情報が誤って検出される。
人体位置の補正処理を行う。
れた検出対象領域の大きさ、2次元赤外線センサ装置の
設置位置情報を検知対象領域関連情報記憶部12a3へ
格納し、その情報を平面図表示処理部12a2を通し
て、CRT12a1上に、検出対象領域の平面図、平面
図上での2次元赤外線センサ装置設置位置を表示する。
れ人体位置情報を入力した2次元赤外線センサ装置1、
2入出力処理部12a5は、位置情報座標変換処理部1
2a4に入力情報を渡す。この入力情報は検出視野にお
ける角度情報と距離情報で表される座標である。各2次
元赤外線角度情報と距離情報で表される座標を受け取っ
た位置情報座標変換処理部12a4では、2次元赤外線
センサ装置1から入力された角度情報と距離情報で表さ
れる座標を検出対象領域の平面図上の座標(14a1,
14b1)に変換する。同様に2次元赤外線センサ装置
2から入力された角度情報と距離情報で表される座標を
検出対象領域の平面図上の座標(14a2,14b2)
に変換する。変換を終えた位置情報座標変換処理部12
a4は、検出対象領域の平面図上の座標を人体位置補正
処理部12a6へ渡す。検出対象領域の平面図上の座標
を受け取った人体位置補正処理部12a6において、ま
ず検出対象領域の平面図上で、複数の検出対象領域の平
面図上の座標を1mという一定距離内に存在するもので
グルーピングし、そのグループ(14a3,14b3数
で人数を確定する。
内、上記グルーピングされたグループに最も近い交点を
そのグループ毎の物体の存在する位置とすることも可能
である。
で検出対象領域の平面図上の座標(14a1,14a
2)(14b1,14b2)の重心を求めて、検出対象
領域の平面図上の重心の座標(14a4)(14b4)
を人体補正位置とする。人体位置補正処理部12a6
は、算出した人体補正位置を示す座標(14a4)(1
4b4)を平面図表示処理部12a2へ渡す。平面図表
示処理部12a2では、検出対象領域の平面図上の人体
補正位置を示す座標(14a4)(14b4)を予め表
示されている検出対象領域の平面図上にプロットし、検
出対象領域における現在の人体位置を表示する。
り、検出対象領域に複数の人体がどのように存在して
も、存在人数以上に検出される可能性も少なく、より精
度の高い位置を検出できる。
する際に、一定距離として1mを設定したが、2次元赤
外線センサ装置の検出精度が50cmであれば、一定距
離として50cmを設定するなど、2次元赤外線センサ
装置の検出精度に合わせて可変とすると、さらに精度を
上げることができる。
め、センサ設置位置と人体位置が離れていて、2次元赤
外線センサ装置から出力される人体位置を表現する角度
情報、距離情報に誤差が大きく含まれていてもその影響
を排除できず、位置検出の精度が下がるという問題点が
ある。この問題点を解決する第6の実施例を説明する。
6を用いて説明する。図15、16は2次元赤外線セン
サ装置において検出視野内の温度情報から人体を切り出
した切り出し画像と、図13、14と同様の検知対象領
域の平面図であり、人体の実位置、切り出し画像から2
次元赤外線センサ装置内で算出された人体位置、補正に
より検出された人体位置を示すものである。図15は2
次元赤外線センサ装置の床面設置位置と人体位置の間の
距離に、2台の2次元赤外線センサ装置間に違いがある
場合、図16は2次元赤外線センサ装置の床面設置位置
と人体位置との間に障害物16bがある場合である。但
し、図15、16の人体位置の確定の図は既に実施例5
におけるグルーピング処理を施した結果、同一グループ
として判定された2点をもとに補正を行っている図であ
る。
処理部12a6におけるグルーピング後の重心を求める
際の処理方法のみ異なるものであり、その処理方法に限
定して説明する。但し、予め2次元赤外線センサ装置1
cに対して、人体位置関連情報の内、角度情報、距離情
報に合わせて切り出し画像情報を出力するように設定し
ておく。また本実施例でも、第4、5の実施例と同じく
2人の人が存在する場合とする。
座標変換処理部12a4における座標変換処理の後、検
出対象領域の平面図上の座標(15b1,15b2)を
受け取った人体位置補正処理部12a6において、まず
各座標が検出された時の切り出し画像(15a1,15
a2)の面積をそれぞれ算出する。切り出し画像(15
a1,15a2)の面積は2次元赤外線センサ装置1c
から出力された8*64の512点の切り出し画像情報
より、人体部分とされる画素数をカウントすることによ
り求める。一般的に、人体位置と2次元赤外線センサ装
置の床面設置位置との距離が小さい場合は切り出し画像
の面積は大きく、距離が大きい場合は切り出し画像の面
積は小さく検出される。各座標に対応する画素数をカウ
ントした後、実施例5と同様の方法で、グルーピングさ
れた各座標(15b1,15b2)に対応する画素数の
総和をグループ毎に算出する。さらに検出対象領域の平
面図上の各座標(15b1,15b2)に、対応する画
素数を掛け属するグループの総画素数で割って、仮座標
を求める。最後に実施例5と同様に、グループ内で、検
出対象領域の平面図上の仮座標の重心を求めて、検出対
象領域の平面図上の重心の座標(15b3)を人体補正
位置とする。なお、画素数によって人体切り出し領域の
大きさを判定しているが、直接その面積を求める等他の
方法により、領域の大きさを求めてもよい。
赤外線センサ装置の床面設置位置との間の距離が小さい
場合は出力される位置情報の精度が高く、人体と2次元
赤外線センサ装置との間の距離が大きい場合は出力され
る位置情報の精度が低くなる傾向から、この人体位置補
正処理部の補正処理により、複数の座標の重心を求める
際に、精度の低い情報の影響を小さくすることができ、
より精度の高い位置検出ができる。
サ装置と人体との間に障害物16bが有って人体の一部
がうまく切り出されなかった場合(16a2)、センサ
から出力される人体位置情報の精度も大きく下がる(1
6c2)が、切り出し面積が小さくなることから、重心
を求める際の影響も小さくなり、同様の効果が得られ
る。
装置から、512画素の切り出し画像情報を入力して、
人体検出制御装置内で、人体切り出しの画素数を計数し
ているが、この処理を2次元赤外線センサ装置内で行
い、切り出し画像情報に変わって画素数のみを入力する
ことで、2次元赤外線センサ装置と人体検出制御装置間
の通信時間を短縮できるという効果がある。
次元赤外線センサ装置からの出力情報を複合しているが
さらに2次元赤外線センサ装置の数を増やしても同様の
効果が得られる。
した場合、人体検出制御装置に直接専用線で接続せず
に、HBSなどのネットワークを介して2次元赤外線セ
ンサ装置から出力情報を収集する構成により、人体検出
制御装置における2次元赤外線センサ装置に対するイン
ターフェースの増設や専用線の引き回しの必要もなく、
同様の効果が得られる。
体など他のものであってもよい。
限らず、さらに赤外線以外のセンサであってももちろん
良い。
体の他、動物やテレビ等をも含むことはいうまでもな
い。
本発明では以下の効果をあげることができる。 (1)複数台の2次元センサ装置を用いることで、2次
元センサ装置自身が持つ死角領域、障害物により生じる
死角領域を互いに補完して、1台の2次元センサ装置で
は、検出不可能な位置の物体を検出できる。 (2)検出対象領域内の物体移動時にも、よりリアルタ
イムの物体検出が可能となる。 (3)物体検出制御装置では必要な情報のみを2次元セ
ンサ装置から受信することができ、2次元センサ装置と
物体検出制御装置との間の物体位置関連情報の通信時間
の短縮が図れる。 (4)2次元センサ装置から出力される物体位置情報の
中で、物体が存在する方向を示す角度情報の確度が高い
場合、2次元センサ装置複数台から、同時に受信した角
度情報を用いて、各2次元センサ装置毎に、検出対象領
域内の2次元センサ装置を設置した床面位置から物体の
存在方向を示す角度方向に直線を引いた場合にできる交
点を物体位置とすることで、2次元センサ装置の検出視
野内で、物体が遠くに存在する場合でも、物体位置検出
精度を高めることができる。 (5)検出領域内に複数の物体が存在し、存在する人数
以上に交点が算出される場合でも、物体位置のグルーピ
ングとグループ内の物体位置の重心を求めることで、物
体検出の精度を高めることができる。 (6)物体位置が、2次元センサ装置の検出視野内でも
遠くはなれている場合、また2次元センサ装置と物体と
の間に障害物が有って物体の一部がうまく切り出されな
かった場合、2次元センサから出力される角度情報や距
離情報の精度が大きく落ちるが、どちらの場合も、物体
として切り出されている領域の大きさを示す画素数が小
さくなることから、グループ内の物体位置の重心を求め
る際に、グループ内に属する各物体位置に対応する画素
数の総和における、各物体位置の画素数の比で、グルー
プ内の各物体位置間に重み付けを行うことで、(5)の
手段よりも物体検出の精度を高めることができる。 (7)2次元センサ装置において、物体切り出し画素数
を算出し、出力することで、物体切り出し画素数を利用
した物体検出を行う場合に、物体検出制御装置は、2次
元センサ装置から、切り出し画像の全画素情報ではな
く、物体として切り出されている領域の画素数のみを受
信すればよく、2次元センサ装置と物体検出制御装置と
の間の物体位置関連情報の通信時間の短縮が図れる。
構成例
検出対象領域平面図
体等検出例
位置関連情報
位置検出例
体検出例
果例
果例
1
2
Claims (2)
- 【請求項1】2次元的広がりを持った領域を検出視野に
持ち物体位置関連情報を定期的に出力する、複数の2次
元センサ装置と、前記物体位置関連情報を前記2次元セ
ンサ装置から受信する物体検出制御装置とを備え、前記
複数の2次元センサ装置は、同じ検出対象領域を持ち、
また走査タイプであり、さらに検出対象領域に対する走
査サンプリングタイミングが互いにずれており、また、
前記物体検出制御装置では、受信した前記物体位置関連
情報を統合し、前記検出対象領域内における少なくとも
物体位置又は物体数を検出することを特徴とする2次元
センサ利用物体検出システム。 - 【請求項2】物体位置関連情報は、物体についての画像
情報と、物体の存在方向を示す角度情報と、前記2次元
センサ装置の設置位置から物体までの距離情報であり、
しかもそれらの出力情報を選択できることを特徴とする
請求項1記載の2次元センサ利用物体検出システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09392295A JP3509273B2 (ja) | 1995-04-19 | 1995-04-19 | 2次元センサ利用物体位置検出システム |
Applications Claiming Priority (1)
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