JP3508769B2 - 浴室用床パネル - Google Patents

浴室用床パネル

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JP3508769B2
JP3508769B2 JP2002366058A JP2002366058A JP3508769B2 JP 3508769 B2 JP3508769 B2 JP 3508769B2 JP 2002366058 A JP2002366058 A JP 2002366058A JP 2002366058 A JP2002366058 A JP 2002366058A JP 3508769 B2 JP3508769 B2 JP 3508769B2
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floor panel
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俊実 北角
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東陶機器株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はユニットバスの一部
として組み込まれる樹脂製の浴室用床パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】近年の住宅等の浴室はユニットバスが主
流になっている。これは、床が防水性を有するFRP等
の材質からなる防水床パンを用いることにより建築の浴
室空間にあらかじめ防水工事を施す必要がないためであ
る。
【0003】また、近年の高齢化社会到来に準じ、防水
床パンは洗い場での洗体行為を行う場合に使用者が脚を
滑らせて転倒することを極力防ぐために、石鹸水等が湯
水に混じった場合でも滑りにくいように凹凸を施したノ
ンスリップ仕様にしている。また、防水床パンの洗い場
面には岩肌模様や石目模様を採用し、意匠性を向上させ
ている。
【0004】このようなユニットバスとして、例えば、
特開平6−93745号公報に開示されるものが知られ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たユニットバスの防水床パンは、洗い場での洗体行為を
行う場合等は滑りにくいため使用感が良いが、前記凹凸
が洗い場面の排水性に悪影響を及ぼし、島状に排水を残
水させてしまい、翌日になってもこの島状に残った残水
は表面積の割に水量が多いため、乾きにくく、翌日にな
っても自然乾燥せずに残ってしまっていた。これは翌
日、使用者が浴槽の清掃を行う際、靴下のまま浴室内の
洗い場部に立つと靴下を濡らしてしまう結果となり、非
常に不快であり、また掃除の度に靴下を脱がなければな
らないので煩わしく、特に冬場では残水が冷水となって
いるため、高齢者にはつらいものであった。
【0006】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、ユニットバスの洗い場部の滑り止め効果を損
なうことなく、翌日の掃除の際、靴下を脱がずに浴槽の
掃除が可能になる浴室用床パネルを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明は、樹脂製の浴室用床パネルの上面は目地で分割さ
れ、前記目地で分割されている前記床パネルの上面の
中、浴室の出入り口部近傍または浴槽長手方向に沿う近
傍における前記床パネルの表面には、滑り止め用の凸部
が形成され、これら凸部の間に流れ込んだ水を途切れさ
せずに一時捕水出来る状態にする流路を前記目地に連続
させて形成し、前記床パネルの上面で水玉を形成した残
は、前記流路内に一時捕水されている水と接触するこ
とで前記流路から前記目地に連続した状態で排水される
構成とした。
【0008】前記流路内の水に接触すること無く前記凸
部の上面に留まれる水量としては2CC以下であること
が好ましい。2CC以下に抑えることによって、万が一
上面に水玉が残留しても翌日までに乾燥させることがで
きる。
【0009】前記床パネル凸部上の水は、前記流路内に
一時捕水されている水と接触することで誘引・導水され
る。また、流路内の流速を遅くする手段としては、流路
内に障害物となる微細な凹凸部を設けることも考えられ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図1は本願発明に係る浴室用
床パネルの実施例1の平面図、図2は同床パネルの拡大
平面図、図3は本願発明に係る浴室用床パネルの実施例
2の拡大平面図、図4は図2のA−A線拡大断面図、図
5は図3のB−B線拡大断面図、図6(a)〜(c)は
床パネル上の水の挙動を示す図である。
【0011】床パネル1は樹脂材料(例えばFRP)で
成形してなり、浴槽2(2点鎖線で示す)とそれに隣接
する洗場部より構成される。浴槽2は洗場側床パネルと
別体で形成され、接続される分割タイプや、浴槽側の床
パネルそのものを浴槽形状にした洗場付きの浴槽の場合
もある。なお、本願発明でいう床パネルは洗い場部とは
別体に形成される排水溝部を覆うトラップカバー、排水
溝カバーをも含んでいる。
【0012】床パネル1の上面に、格子状の目地9を設
けて意匠性を高めている。また、床パネル1の一端部に
折戸15が取り付けられている。更に、床パネル1の洗
場面上には、排水のための排水口凹部4が形成され、排
水口凹部4の中に排水口3が配置されている。
【0013】床パネル1は、上記排水口凹部4が最も低
くなるように排水勾配が採られており、床パネル1上の
水が排水勾配に沿って流れ、排水口凹部4に集水される
ようになっている。本実施例では、床面排水勾配と合せ
て、排水を補助するための排水流し溝5を設け、床パネ
ル1上の水を集め、排水口凹部4に集水させる構造を採
用している。また、排水流し溝5上には必要に応じて排
水溝カバー(図示せず)が載置されている。
【0014】実施例1及び実施例2では、目地9で分割
されている床パネル1の上面には、滑り止め用の凸部6
と、これら凸部6の間に連続する流路7が形成されてい
る。この流路7は、概ね上記目地9に連続するように設
定している。
【0015】なお、滑り止め用の凸部6の形状は図2及
び図4に示す比較的長尺形状、或いは図3及び図5に示
す円形に限らず、どのような形状でも良い。また、上記
の滑り止め用の凸部6と流路7とは、折戸15の出入り
口の近傍及び浴槽2の長手方向に沿う近傍にだけ設けて
も良い。更に、浴槽2の長手方向に排水溝カバーが排水
流し溝5上に載置されている場合は、この排水溝カバー
のみであっても良い。
【0016】また、滑り止めの凸形状の上面に、凸形状
の周囲を区画した流路内に流れ込むこと無く、独立して
残留することのできる水玉の水量を平均的な浴室環境
下、例えば温度15.3℃、湿度66%の環境下におい
て8時間程度の間に自然乾燥可能な2CC以下に抑える
ことによって、万が一凸形状部の上面に残留する水玉が
発生した場合でも、その水を翌日まで残留させることな
く乾燥させることができるようになる。
【0017】また、目地9で分割されている床パネル1
の上面の中、少なくとも流路7の上には、水玉の表面張
力を破壊する凹凸形状部8が形成されている。この凹凸
形状部8は線状をなし、その方向は凸部6及び流路7を
横切る方向に形成され、その結果、流路7の中を流れる
水の速度が凹凸形状部8に邪魔されて遅くされ、ゆっく
り流れるようになり、流路7内で水が途切れることがな
い。
【0018】以上において、床パネル1の上面に水が落
下すると、図6(a)に示すように、凹凸形状部8によ
って表面張力が破壊され、想像線で示す水玉を形成する
ことなく流路7の中に広がる。そして広がった水は連続
して形成されている流路7を流れて目地9に流れ入り、
何れ排水口3若しくは排水流し溝5を介して排水口3に
入る。
【0019】上記凹凸形状部8は表面張力を破壊して水
が蒸発する表面積を大きくするだけでなく、流路7内に
流れ込んで流れようとする水に対して抵抗になるため、
流路内の流速が遅くされ、図6(b)に示すように、流
路7を流れる水が途切れることがない。即ち、流路7内
の排水は、ゆっくりではあるが目地9まで連続して繋が
った状態で確実に排水され、その結果、目地9で囲まれ
た床パネルの上面の中の水が島状に残ることがない。
【0020】更に、流路7を水が流れた後に、図6
(c)に示すように、凹凸形状部8間に水が残る場合で
あっても、この場合の残水量は極めて少ないため、短時
間のうちに蒸発してしまい、実使用上問題とならない。
【0021】本願発明に係る浴室用床パネルの実施例3
における床パネル1の上面の構造を図7に示している。
図7は、目地9で分割されている床パネル1の上面の平
面図である。床パネル1の上面形状以外の構成は前述の
実施例と同じである。この実施例3の床パネル1にあっ
ては、目地9で分割されている床パネル1上面の全域に
滑り止め兼、表面張力を破壊する目的の凸形状部10を
形成し、この凸形状部10の間を流路11とし、流路1
1内の排水速度を遅くする手段を施して形成されてい
る。
【0022】なお、上記の滑り止め兼、表面張力を破壊
する目的の凸形状部10と流路11とは、図1における
折戸15の出入り口の近傍か浴槽2の長手方向に沿う近
傍にだけ設けても良い。更に、浴槽2の長手方向に排水
溝カバーが排水流し溝5上に載置されている場合は、こ
の排水溝カバーのみであっても良い。
【0023】また、滑り止めの凸形状の上面に、凸形状
の周囲を区画した流路内に流れ込むこと無く、独立して
残留することのできる水玉の水量を平均的な浴室環境
下、例えば温度15.3℃、湿度66%の環境下におい
て8時間程度の間に自然乾燥可能な2CC以下に抑える
ことによって、万が一凸形状部の上面に残留する水玉が
発生した場合でも、その水を翌日まで残留させることな
く乾燥させることができるようになる。
【0024】図7で示した流路11内の流速を遅くする
手段は、水下部の流路11を排水勾配に抗する方向へ曲
げた状態で形成した例となっているが、その他にも水下
側の排水勾配をその他の部分と比較して緩く形成した
り、流路11内に排水抵抗になるような微細凸凹を形成
するなどの手段がある。
【0025】前記したように、効率よく床パネル1上面
の水を乾燥させるには、床パネル1上面に落下した水を
目地9まで導く際に、水の流れの速度を遅くし、排水が
途中で途切れないようにして、島状に孤立して残る水を
無くすことが肝心である。通常、床パネル上面の排水速
度が速い方が、「水はけが良い床」と感じやすいが、流
下して排水される速度が速いと、連続して繋がって排水
されている水が途中で途切れてしまい、取り残されてし
まう水が発生するため、島状の孤立した残水が発生しや
すく、最終的に見ると乾きにくい床となってしまう。
【0026】このため、図7に示す実施例3にあって
は、流路11の下流側を曲げることで下流側の排水性を
低下させ、流路11内の排水に先詰りの渋滞状態を発生
させることで排水が途中で途切れることのない構造とし
ている。また、下流側の排水勾配を緩くすることでも同
様の効果が得られる。
【0027】同じく、流路11内の排水流速を遅くする
方法として、流路11内に微細な凹凸を設け、障害物と
することで流路11内を流れる排水の速度を遅くするこ
とも可能で、この場合も上記と同様の効果が得られる。
【0028】図8乃至図11は、本願発明に係る浴室用
床パネルの他の流速を遅くする手段を施した実施例4の
斜視図又は平面図である。この実施例4の床パネル1に
あっては、図8に示すように、目地9で分割されている
床パネル1上面の全域に滑り止め兼、表面張力を破壊す
る目的の凸形状部12が形成されている。これらの凸形
状部12は、図10及び図11に示すように、約5mm
×約10mmの略長方形で、高さを0.5mmと比較的
高く形成されている。また、各々の凸形状部12の間隔
を2mmと非常に接近させることで、隣り合う凸形状部
12の間で形成される流路13は、その深さと幅をそれ
ぞれ0.5mmと2mmとし、目地9に連続させて形成
している。このような、細くて深い流路内では水の粘性
抵抗が流速を遅くする効果として顕著に発現され、合わ
せて細い流路で発生する表面張力の効果とあいまって、
効率的に流路13内の流速を遅くすることができる。
【0029】なお、上記の滑り止め兼、表面張力を破壊
する目的の凸形状部12と流路13とは、図8における
折戸(図示せず)の出入り口の近傍及び浴槽2の長手方
向に沿う近傍にだけ設けても良い。更に、浴槽2の長手
方向に排水溝カバーが排水流し溝5上に載置されている
場合は、この排水溝カバーのみであっても良い。
【0030】また上記の実施例4では、図11に示した
ように、凸形状部12を小さく形成することで、流路1
3によって区画される凸形状部12の上面に、周囲の流
路13内に流れ込むことなく独立して残留することので
きる水玉の水量を、約0.2CCと非常に少なくしてい
るため、万が一、この凸形状部12の上に水玉が独立し
て残留しても、前記した浴室環境の条件下においても、
よりすばやく自然乾燥し、より短時間での床表面の乾燥
を確実なものにしている。
【0031】このように、基本形状を長方形とする凸形
状部12は縦・横、互い違いにずらして配置され、その
間に形成される流路13を細かく方向転換・枝別れさ
せ、細かい網目状に流路13を配置することで、流路内
の流下抵抗を高めるとともに、水下側に向かって水が流
れて行く際に様々な経路を通り、結果として、排水の流
速が遅くなり途切れることがないようにされている。
【0032】図12(a)及び図12(b)で示したよ
うに実施例4での流路13の断面形状は、清掃性などを
考慮し、略V字型の流路としているが、このほかにも流
路13の断面形状としては図13(a)乃至図13
(c)に示すように略角型、略丸型など、どのような形
態でも良い。また、流路13の断面形状における各々の
形態の場合の幅と深さは、図12及び図13に示したよ
うに各々W・Dで定義されるものとする。この場合、流
路13の断面形状を問わず、図12(b)、図13
(b)、及び図13(d)に示すように、途中で断面形
状を変化させた2段形状などで形成した場合は、実質的
に最小限の水を溜められる流路形状部の幅を流路幅Wと
するものとする。また、凸形状部12の形状や配置も実
施例4に記載されている略長方形の他、略円形・略正方
形・幾何学模様など、どのような形状をどのように並べ
ても、また異なる形状の組み合わせでも、それら凸形状
部間に形成される流路13自体の寸法や経路、その他流
路13内で発生する水の粘性抵抗あるいは表面張力の効
果によって、結果として、床パネル1上面に水を流した
際、表面上に形成された水玉が壊され、水玉の姿を消す
までの一時の間、流路13内に流れ込んだ水を途切れさ
せずに一時捕水出来るような状態にするような流速を一
時的に遅くする効果を生むことが出来るものであれば、
その配置・形状・経路を問わない。
【0033】次に以上のように構成される本願発明の作
用について説明する。まず、実施例1及び実施例2で
は、床パネル1上面での水の使用に伴って形成される水
玉は、図6(a)の想像線で示すように、流路7の中に
広がって流れ込もうとする。これは水玉が床表面の凸凹
の高低差によって切り裂かれ、高い凸部分から低い凹部
分に流れようとする一般的な物理現象によるものであ
り、滑り止め用の凸部6や表面張力破壊用の凸凹形状部
8はこの作用を補助する働きをする。流路7に流れ込ん
だ水は、目地9に流れ入り、何れ排水口3若しくは排水
流し溝5を介して排水口3に入る。
【0034】従来の一般的な床の場合、図17に示すよ
うに、床パネル(トラップカバーと、排水溝カバーとを
含む)の材質がプラスチックなど疎水性のものであり、
素材自体が水を弾こうとすることや、流路(図示せず)の
中での水はけが良すぎて流速が早くなりすぎたり、流速
に不均一な部分が発生したりすることで、折角、床の表
面形状の効果で水玉を流路の中に押し込んでも、流し込
んだ流路内で早期に水が途切れてしまう現象が多発し、
取り残された部分の水は停滞し、結果として床パネル上
に流された水は水玉の形態を完全に壊す事ができず、独
立した水玉となって残留してしまいがちであった。
【0035】上記の実施例1及び実施例2にある凸凹形
状部8は、水玉の表面張力を破壊し、流路7内に水を導
く効果とともに流路7内に流れ込んで流下しようとする
水に対して抵抗となることで、水の流速を遅くし、流路
7内の水をゆっくりと進む渋滞状態にする効果を持つ。
それにより流路7内を繋がった水で満たされた捕水状態
とすることが可能となり、さらに、流路7内の水をゆっ
くりとした速度でしか排水させないため、その捕水状態
を長時間保持する事ができる。そのため、たとえ床パネ
ル1の上面が疎水性のものであっても、図6(b)に示
すように、流路7を流れる水が早期に途中で途切れるこ
とがなく、上記の一時捕水した状態を長時間に渡って保
持できる。
【0036】この状態から入浴行為などにより新たな水
が床パネル1上面に流され、その水が表面張力によっ
て、いったん床パネル1の上面に水玉を形成した場合で
も、これらの水玉が床パネル1上面の流路7内にすでに
存在している一時捕水状態の水に接触しているため、こ
の流路7内の水の誘引・導水作用と前述した滑り止め用
凸部6や凸凹形状部8の表面張力破壊作用の相乗効果に
よって、水玉内の水が徐々に流路7内に流れ込み、ゆっ
くりと、しかも途切れること無く、その結果、目地9で
分割された床パネル1上面の水玉は消滅してしまい、残
留することがない。なお、目地9上には表面張力を確認
する凹凸形状や、水の流れに抗する流速を遅くする手段
は特に施されていないが、面積が小さいため、実使用上
は殆ど残水はない。仮に残水が残ったとしても、翌日掃
除の際には、この目地9に残った水が光り水濡れの状態
が目視できるため、あえてこの目地9を踏んで浴室内に
入ることはしないので、実際には、目地9の残水は問題
にならない。
【0037】この流路7内に一時捕水された水による誘
引・導水作用は、水の表面張力を利用したものである。
水は表面張力によって、その表面積を最も小さくするべ
く、球状になろうとし、その結果、疎水性の物質上では
水玉となって安定する。しかし、各々の表面張力で別々
に安定して存在している複数の水玉が接触した場合、こ
れらが個別に水玉を形成し続けるよりも、1つにまとま
った大きな水玉を形成した方がトータルの表面積が小さ
くて済み、より安定するため、接触した時点でこれらの
水に1つにまとまろうとする力が発生する。この力は、
各々の水が持つ表面張力によるものであるが、これによ
って他に外的な力が働いていない停滞状態の水玉でも、
その他の水玉や水分と接触した瞬間に水自身が持つ表面
張力によって動こうとする動力を得ることができるので
ある。実施例1及び実施例2では流路7内に一時捕水し
た水と、新たに床パネル1上面で水玉を形成した残水と
を接触させることで、これら2つの水の表面張力によっ
て発生する力を流路7内への誘引・導水力として利用
し、単独で残留する水玉を削減することで床パネル1表
面の乾燥時間を短縮しているのである。
【0038】流路7内に流れ込み、一時捕水された水
は、完全に停滞しているわけではなく、速度を遅くされ
た状態でゆっくりと流れているため、水玉の消滅後も時
間の経過とともに床パネル1上の流路7内に一時捕水さ
れたトータル水量を着実に削減でき、床パネル1を早期
に乾燥させることができる。しばらくして、流路7を水
が流れてしまった後に、図6(c)に示すように、凸凹
形状部8間に水が残る場合であっても、この場合の残水
量は極めて少ないため、短時間の内に蒸発してしまい、
実使用上なんら問題とならない。
【0039】また、流路7内の一時捕水状態は、床パネ
ル1上面に発生した水玉が流路7内におおむね誘引・導
水されるまでの間、保持されれば良く、水玉消滅前に床
パネル1上面のどこか一部で部分的に流路7内の連続状
態が途切れたとしても、実際に水玉に触れている流路7
と目地9で囲まれた床パネル1の水下部分とが、いずれ
かの経路の捕水状態の流路7で繋がっているのであれ
ば、水玉の水はその経路を伝わって流れ、排水されてし
まうため、本願発明の効果を損なうものではない。ま
た、万が一、水玉消滅直後に流路7内の繋がった捕水状
態が途切れてしまい流路7内のみに水が残留してしまっ
た場合でも、残された水は床パネル1上面の広範囲に拡
散されて存在するため、独立して残る水玉状態の残水よ
り自然乾燥しやすく、同じく本願発明の効果を損なうも
のではない。
【0040】また、それとあわせて流路で区画される床
パネル上の滑り止め用凸形状部の上面に流路内の水に接
触すること無く留まれる水量を一般的な浴室の換気条件
や平均的な温度・湿度の環境下において8時間程度の時
間で乾燥可能な2CC以下のレベルに抑えている。この
範囲の残水量であれは、一般的な浴室の環境下におい
て、入浴後から翌日の朝まで8時間程度の間に自然乾燥
が可能なため、運悪く、流路に一切接触せず、独立して
残留してしまう水玉が発生した場合でも、その水量を規
定時間内に乾燥可能な量に抑えることができ、本願発明
の目的を十分達成することができるため、何ら問題にな
らない。
【0041】また、図7に示す実施例3においては、目
地9で囲まれた床パネル1の上面の全域に滑り止め効果
と表面張力破壊効果を兼用する凸形状部10を形成し、
凸形状部10の間を流路11としている。床パネル1上
面に流された水は凸形状部10によって切り裂かれ、流
路11内に押し込まれる。流路11内では流速を遅くす
る手段として水下側の流路を排水勾配に抗する方向に曲
げたり、水下側の排水勾配をその他の部分と比較して、
ゆるくすることで下流側の排水性を低下させ、流路11
内の排水に先詰まりの渋滞状態を発生させている。その
ため、流路11内の水が途中で途切れることのない構造
となっている。また、流路11内の排水流速を遅くする
方法として、流路11内に微細な凸凹を設け、障害物と
することで流路11内を流れる排水の速度を遅くする手
段もある。
【0042】一般的な感覚では、床面上の排水速度が速
い方が、「水はけが良い床」と感じやすいため、従来か
ら特開平4−243941号公報に開示されているよう
に排水流路内の排水性を少しでも良くする方向での様々
な工夫が行われてきたが、特にプラスチックなどの疎水
性の材料で形成された床では、流下して排水される速度
が速すぎると、折角、連続状態で繋がって排水されてい
る水が途中で途切れてしまいやすく、その結果、取り残
されてしまう水が発生するため、島状の孤立した水玉残
水が発生し、一見、水はけが良さそうに見えても最終的
に見ると逆に乾きにくい床となってしまっていた。そこ
で、実施例3では前述した本願発明の実施例1及び2と
同様に、従来の技術とまったく逆の視点からの発想で流
路11内の流速を遅くし、床の一部分の水を流れにくく
することで、全体としての排水性・乾燥性を向上させる
構造を採用している。
【0043】これによれば、流路11内の流速を遅くす
る手段を施すことで、床パネル1上面に流された水の一
部をいったん流路11内に捕水し、水で繋がった連続状
態の流路11をしばらくの間形成することで、床パネル
1上の水玉を流路11内に誘引・導水し、水玉を徐々に
破壊することができる。またその後も途切れることな
く、ゆっくり確実に流路11内を流れ、表面上の水を排
水するため、床面上の水分を時間の経過とともに確実に
削減することができ、同時に床パネル1上に広範囲に水
分を散らすことで効率的な自然乾燥を促進させ、床の乾
燥時間を大幅に短縮することができる。
【0044】また、それとあわせて流路で区画される床
パネル上の滑り止め用凸形状部の上面に流路内の水に接
触すること無く留まれる水量を一般的な浴室の換気条件
や平均的な温度・湿度の環境下において8時間程度の時
間で乾燥可能な2CC以下のレベルに抑えている。この
範囲の残水量であれば、一般的な浴室の環境下におい
て、入浴後から翌日の朝まで8時間程度の間に自然乾燥
が可能なため、運悪く、流路に一切接触せず、独立して
残留してしまう水玉が発生した場合でも、その水量を規
定時間内に乾燥可能な量に抑えることができ、本発明の
目的を十分達成することができるため、何ら問題になら
ない。
【0045】また、図8乃至図11に示す本願発明に係
る浴室用床パネルの実施例4においては、床パネル1上
面の全域に形成された略長方形の凸形状部12の間で形
成される流路13の幅と深さを細く深くすることで、流
路13内の水を途切れないようにしている。これは水の
粘性抵抗と表面張力の効果を利用したものである。水に
はそれ自身に粘性が有るため、細く深く形成された流路
13内では粘性抵抗が流速を遅くする効果として発現し
やすくなるため、十分な流速を遅くする効果が得られ
る。また細く深い流路形態で発生する表面張力の効果と
合わせて水を流路13内に一時捕水する効果が高くな
り、たとえ床パネル1の材質が水を弾く疎水性のもので
あっても、流路13内は一見、水を弾かずに連続して繋
がった状態で一時捕水する事が可能となる。
【0046】また細かいピッチで配された流路や網目状
の流路形態などでも同様に水が流下する際に粘性抵抗が
発現しやすく、前述した実施例と同じく流路13内に連
続して繋がった状態で一時捕水する事を可能とする流速
を遅くする効果を生むことができる。
【0047】また、これと合わせて流路で区画される床
パネル1上の滑り止め用凸形状部の上面に流路内の水に
接触すること無く留まれる水量を一般的な浴室の換気条
件や平均的な温度・湿度の環境下において8時間程度の
時間で乾燥可能な2CC以下のレベルに抑えている。こ
の範囲の残水量であれは、一般的な浴室の環境下におい
て、入浴後から翌日の朝まで8時間程度の間に自然乾燥
が可能なため、図11に示すように、運悪く、流路に一
切接触せず、独立して残留してしまう水玉が発生した場
合でも、その水量を規定時間内に乾燥可能な量に抑える
ことができ、本発明の目的を十分達成することができる
ため、何ら問題にならない。図11に示す実施例では、
滑り止め凸形状部12を小さく形成することで、その量
を0.2CCと更に少量にし、より短時間での確実な乾
燥を実現している。
【0048】なお、床パネル1上の凸形状部12の上面
に流路13内の水に接触すること無く留まれる水玉の水
量を2CC以下とするという状態は実質的な状態を言
い、部分的にこの条件から逸脱する量の水が残留できる
凸形状部12が部分的に存在したとしても、得られる床
乾燥効果が本願発明の要旨を変更しない範囲であれば実
質的に同一のものとする。
【0049】図11に示すように、本実施例4では、凸
形状部12を約5×約10mmの大きさとし、縦・横、
互い違いにずらして配置され、その間に形成される流路
13を細かく方向転換・枝別れさせ、細かい網目状に流
路13を配置することで、流路内の流下抵抗を高めると
ともに、水下に向かって水が流れて行く際に様々な経路
を通るようにされている。これは流路13内で繋がって
捕水している状態が、たとえ部分的に途切れたとして
も、別の経路を伝って水玉の水が確実に排水される効果
を生む。また凸形状部12の幅を約5mmとし、水滴の
平均液滴径に近い寸法で形成することで、水玉破壊の効
果を高めることができるとともに、床パネル1上面の水
は、高い確率で流路13内の水に接触できるようにな
り、凸形状部12の上に独立した水玉として存在し難く
なるため、運悪く凸形状部12の上に残留してしまう可
能性のある水量を自然乾燥で乾ききるだけの範囲に制限
することができる。本実施例4の場合には上記の工夫な
どにより、約0.2CC以下の水量しか凸形状部12の
上に独立して存在できないようにされているため、より
確実な水玉破壊とより確実な床面乾燥を実現している。
【0050】これらの流速を遅くする効果と表面張力の
効果を利用して流路13内に繋がった状態で一時捕水さ
れた水は、前述の本願発明の実施例と同様の作用を生
み、図14に示すように流路13内に水玉を誘引・導水
して残さず排水させることが可能となり、結果として前
述の本願発明の実施例と同様の効果で早期に床を乾燥せ
しめることができる。
【0051】図15及び図16は、上記の本願発明の実
施例を利用して、床パネルを乾燥した後の平面図であ
る。図に示すように、床パネルにおける目地の部分以外
には乾燥している。また、図16には、洗い場である床
パネル1のうち、浴槽2に近接する側に、排水溝カバー
16が取り付けられている。排水溝カバー16は凸状の
形状をして、3分割からなり、更に、その周囲に目地9
が形成されている。
【0052】
【発明の効果】以上に説明した如く本願発明によれば、
浴室用床パネルの上面に滑り止め用かつ、水玉の表面張
力を破壊する凸部と、これら凸部の間に目地に向って連
続する流路を形成し、更にこの流路内の水が途切れない
ようにするために流路内の流速を遅くする手段を施した
ので、目地で分割された床表面の水が途切れること無く
確実に排水でき、翌日の掃除の際に床面の乾燥性能を向
上させることができる。
【0053】また本願発明の浴室用床パネルでは流路内
の水の流速を遅くすることで床表面に流された水の一部
を流路内に繋がった状態で一時捕水し、該流路で区画さ
れた滑り止め凸部の上面に、上記流路内の一時捕水した
水に触れること無く独立して残留できる水量を2CC以
下としているため、万が一、凸部上に独立して残留して
しまう可能性のある水量を一般的な浴室環境下の中で規
定時間内に十分自然乾燥可能な量に制限することができ
るため、翌日の掃除の際に床の乾燥性能を確実に保証で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る浴室用床パネルの実施例1の平
面図
【図2】同床パネルの拡大平面図
【図3】本願発明に係る浴室用床パネルの実施例2の拡
大平面図
【図4】図2のA−A線拡大断面図
【図5】図3のB−B線拡大断面図
【図6】(a)〜(c)は床パネル上の水の挙動を示す
【図7】本願発明に係る浴室用床パネルの実施例3の平
面図
【図8】本願発明に係る浴室用床パネルの実施例4によ
る床パネルの斜視図
【図9】図8における目地部分の拡大図
【図10】図8における床パネルの拡大斜視図
【図11】図8における床パネルの拡大平面図
【図12】(a)〜(b)は図11におけるC−C断面
での床パネルの溝形状の断面図
【図13】(a)〜(d)は本願発明に係る浴室用床パ
ネルの他の実施例による溝形状の詳細図
【図14】本願発明に係る浴室用床パネルの実施例4に
よる床パネル上の水玉消滅の様子を示した斜視図
【図15】本願発明における乾燥後の床パネルの平面図
【図16】本願発明における乾燥後の他の床パネルの平
面図
【図17】従来床パネルにおける実施例の平面図
【符号の説明】
1…床パネル、 2…浴槽、 3…排水口、 4…排水
口凹部、 5…流し溝、 6…滑り止め用の凸部、
7,11,13…流路、 8,10,12…表面張力を
破壊する凹凸形状部、 9…目地、 15…折戸、 1
6…排水溝カバー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−102564(JP,A) 特開 平9−228439(JP,A) 特開 平6−93745(JP,A) 特開 平10−14803(JP,A) 特開 平11−131753(JP,A) 特開 平9−203227(JP,A) 実開 昭53−34865(JP,U) 登録実用新案3041233(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 15/00 A47K 4/00 E03C 1/20 E04F 15/10 104 E04H 1/12 301

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユニットバスの一部として組み込まれる
    樹脂製の浴室用床パネルであって、前記床パネルの上面
    は目地で分割され、前記目地で分割されている前記床パ
    ネルの上面の中、浴室の出入り口部近傍における前記床
    パネルの表面には、滑り止め用の凸部が形成され、これ
    ら凸部の間に流れ込んだ水を途切れさせずに一時捕水出
    来る状態にする流路を前記目地に連続させて形成し、前
    記床パネルの上面で水玉を形成した残水は、前記流路内
    に一時捕水されている水と接触することで前記流路から
    前記目地に連続した状態で排水されることを特徴とする
    浴室用床パネル。
  2. 【請求項2】 ユニットバスの一部として組み込まれる
    樹脂製の浴室用床パネルであって、前記床パネルの上面
    は目地で分割され、前記目地で分割されている前記床パ
    ネルの上面の中、浴槽長手方向に沿う近傍における前記
    床パネルの表面には滑り止め用の凸部が形成され、これ
    ら凸部の間に流れ込んだ水を途切れさせずに一時捕水出
    来る状態にする流路を前記目地に連続させて形成し、前
    記床パネルの上面で水玉を形成した残水は、前記流路内
    に一時捕水されている水と接触することで前記流路から
    前記目地に連続した状態で排水されることを特徴とする
    浴室用床パネル。
  3. 【請求項3】 前記流路内の水に接触すること無く前記
    凸部の上面に留まれる水量が2CC以下であることを特
    徴とする請求項1または2のいずれかに記載の浴室用床
    パネル。
  4. 【請求項4】 前記流路内の水を一時捕水するために、
    排水流速を遅くする手段として微細な凹凸を前記流路内
    に設けたことを特徴とする請求項1、2または3のいず
    れかに記載の浴室用床パネル。
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