JP3508768B2 - エレベーター装置 - Google Patents
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- JP3508768B2 JP3508768B2 JP2002326628A JP2002326628A JP3508768B2 JP 3508768 B2 JP3508768 B2 JP 3508768B2 JP 2002326628 A JP2002326628 A JP 2002326628A JP 2002326628 A JP2002326628 A JP 2002326628A JP 3508768 B2 JP3508768 B2 JP 3508768B2
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Description
ごとカウンターウェイトと、両者を懸架するロープと、
該ロープを駆動する巻上機と、該ロープの懸架方向を転
換する返し車とを有するエレベーター装置に関するもの
である。
9-165172号公報の図2および図1に示された従
来のエレベーター装置を示す平面図および側面図であ
る。
ご、2はかご1の重量を補償するカウンターウェイト、
3はかご1とカウンターウェイト2とを懸架するロー
プ、4はロープ3を介してかご1とカウンターウェイト
2とを駆動し昇降させる薄形の巻上機、4aは巻上機の
シーブ、5a、5bはロープ3の懸架方向を転換する返
し車、6はかご用ガイドレール、7はカウンターウェイ
ト用ガイドレール、8は昇降路、11はかご1の吊り
車、12はカウンターウェイト2の吊り車、13はかご
側の綱止め、14はカウンターウェイト側の綱止めであ
る。
のエレベーター装置について説明する。巻上機4のシー
ブ4aに懸架されたロープ3を介して、エレベーターの
かご1およびカウンターウェイト2が昇降する。この
際、かご用ガイドレール6がかご1の水平方向の移動を
規制し、カウンターウェイト用ガイドレール7がカウン
ターウェイト2の水平方向の移動を規制して、昇降路内
の他の機器や昇降路壁とかご1およびカウンターウェイ
ト2との接触・干渉を防止している。ここで、かご1、
カウンターウェイト2および巻上機4の垂直投影は互い
に離れており、巻上機4は隣接する一つの壁面に平行に
置かれている。
ベーター占有空間の最小化を狙いとして、機械室を設け
ず巻上機を昇降路に内臓する各種の方式が提案されてい
る。具体的には、(1)薄形の巻上機をカウンターウェ
イトの昇降上限より上方に配置する方式、(2)巻上機
を昇降路内の頂部即ちかご最上階停止時のかごの天井よ
り上方に配置する方式、(3)巻上機を昇降路内のピッ
ト部即ちかご最下階停止時のかご床面より下方に配置す
る方式である。
昇降に必要最小限の高さよりも多くの昇降路高さを要す
るうえ、昇降路頂部付近においてかご上に乗って巻上機
の保守点検をする作業者が予期せぬかごの上昇により昇
降路の天井に頭をぶつけないための防護策を講じる必要
があるという欠点がある。(2)の場合は、巻上機が発
する熱が昇降路の頂部即ち巻上機自信の付近に滞留する
ので温度上昇により巻上機が故障し易くなる。(3)は
最も冠水し易いピット部に巻上機を配置するためにその
防護手段が必要という欠点がある。前記の特開平9-1
65172号のエレベーター装置は、(1)の欠点を解
消するものであるが、巻上機の垂直投影面の上方および
下方の昇降路全高にわたって不使用空間を生ぜしめると
いう新たな欠点をもたらしている。
レベーター装置では、巻上機の垂直投影面の上方および
下方の昇降路全高にわたって不使用空間を生ぜしめると
いう問題点があった。本発明は、上記の問題点を解消す
るためになされたものであり、昇降路内の不使用空間の
発生を極力押さえることを目的としている。
に、この発明のエレベーター装置は、乗降口、該乗降口
の両側方にそれぞれ位置する第1及び第2のかご壁並び
に上記乗降口と対向し、上記第1及び第2のかご壁と連
結した第3のかご壁を有し、上記昇降路内を昇降するか
ごと、上記かごの水平方向の移動を規制するかご用ガイ
ドレールと、上記昇降路の平断面において、上記第3の
かご壁と、この第3のかご壁に対向する上記昇降路の第
1の昇降路壁との間に位置し、上記かごと反対方向に昇
降するカウンターウェイトと、上記カウンターウェイト
の水平方向の移動を規制するカウンターウェイト用ガイ
ドレールと、シーブ及び該シーブを駆動するモーターを
有し、上記昇降路の平断面において、上記第3のかご壁
と上記第1の昇降路壁との間であって、上記第1の昇降
路壁の幅方向に上記カウンターウェイトとは離れて設け
られ、上記シーブが上記第1の昇降路壁に対向し、上記
モーターが上記第3のかご壁側に位置し、上記シーブの
回転軸方向の外形寸法が上記回転軸に対して垂直な方向
の外形寸法よりも小さい巻上機と、上記シーブに巻き掛
けられるとともに、上記かご及び上記カウンターウェイ
トを懸架するロープと、上記シーブから上記かごに至る
上記ロープの一部分が巻き掛けられた第1の返し車と、
上記シーブから上記カウンターウェイトに至る上記ロー
プの一部分が巻き掛けられた第2の返し車と、を有す
る。
り、実施例を説明する。 実施例1. 第1図〜第3図を用いて、エレベーター装置に関するこ
の発明の実施例1を説明する。
実施例1の俯瞰面、第2図は平面図を示す。これは、エ
レベーターの乗降口からみてカウンターウェイトがかご
の後方にあり、巻上機をかごの側方に配置した例であ
る。
ご、2はかご1の重量を補償するカウンターウェイト、
3はかご1とカウンターウェイト2とを懸架するロー
プ、4はロープ3を介してかご1とカウンターウェイト
2とを駆動し昇降させる薄形の巻上機、4aは巻上機4
のシーブ、4bは巻上機4のモーター、5a、5bはロ
ープ3の懸架方向を転換する返し車、6はかご用ガイド
レール、7はカウンターウェイト用ガイドレール、8は
昇降路、8aは昇降路8の頂部、8bは昇降路8のピッ
ト部、9は巻上機4を支持するビーム、10は返し車5
を支持するビーム、11はかご1の吊り車、12はカウ
ンターウェイト2の吊り車、13はかご側の綱止め、1
4はカウンターウェイト側の綱止め、15は制御盤であ
る。なお、第1図中の一点鎖線Aは、かご最上階停止時
のかご天井の高さを示す。即ち、この線より上方が頂部
である。また、第1図中の一点鎖線Bは、かご最下階停
止時のかご床面の高さを示す。即ち、この線より下方が
ピット部である。
よりも上方にある。即ち、巻上機4は、かご最上階停止
時のかごの天井よりも下方で、かつ、下端がかご最下階
停止時のかごの床面よりも上方に配置されている。ま
た、巻上機4は隣接する一つの壁に平行に配置されてい
る。
投影面上で巻上機4と一部重なり合って配置されてお
り、返し車5bは壁面に対して傾斜して配置されてい
る。さらに、巻上機4をかご用ガイドレール6およびカ
ウンターウェイト用ガイドレール7によって支持される
ビーム9の下側に固定している。そして、巻上機4のシ
ーブ4aは昇降路8の平断面内でかご用ガイドレール6
の背面よりもかご側に位置している。ここでガイドレー
ルの背面とは第3図Cの部分を云う。本例では、巻上機
4をビーム9に対して直接固定しているが、弾性体を介
して取り付け防振構造とすることもできる。また、ビー
ム9とかご用ガイドレール6、カウンターウェイト用ガ
イドレール7との間を弾性体を介して取り付けることも
できる。
ール6およびカウンターウェイト用ガイドレール7によ
って支持されるビーム10に固定している。本例では、
返し車5a、5bをビーム10に対して直接固定してい
るが、弾性体を介して取り付け防振構造とすることもで
きる。また、ビーム10とかご用ガイドレール6、カウ
ンターウェイト用ガイドレール7との間を弾性体を介し
て取り付けることもできる。
停止時のかごの床面よりも上方にして、巻上機4とほぼ
同じ高さに配置されている。制御盤15により駆動され
る巻上機4のシーブ4aに懸架されたロープ3が返し車
5a、5bにより方向転換され、かごの吊り車11およ
びカウンターウェイトの吊り車12を介して、かご1お
よびカウンターウェイト2を昇降させる。この際、かご
用ガイドレール6およびカウンターウェイト用ガイドレ
ール7が、かご1およびカウンターウェイト2の水平方
向の移動を規制する。
で巻上機4と一部重なり合って配置されかつ、巻上機4
のシーブ4aは昇降路8の平断面内でかご用ガイドレー
ル6の背面よりもかご側に位置しているので、昇降路8
の平断面の投影面上で巻上機4が占有する面積は小さ
く、昇降路全高にわたる不使用空間を縮減している。ま
た、巻上機のシーブ4aに巻き掛けられているロープの
巻付け角は180°より大きくできるので、トラクショ
ン能力を大きくすることができる。また、巻上機4はか
ご最上階停止時のかご天井より下方にあるので、かご上
に乗って作業する点検作業者が、予期せぬかごの上昇に
よって昇降路の天井に頭をぶつける惧れは無く、防護手
段を要しない。さらに、巻上機の発する熱は上方である
昇降路の天井付近へゆくので、温度上昇により巻上機が
故障することもない。また、返し車5bは昇降路8の壁
面に対し傾斜しているので、シーブ4aのロープ溝への
ロープ3の入り込み角が小さくなりロープの損傷が防止
されている。
られ、ビーム10には返し車5a、5bが取り付けられ
ているので、ビーム9を介して、かご用ガイドレール
6、カウンターウェイト用ガイドレール7に作用するロ
ープ3の張力による上向きの力と、ビーム10を介し
て、かご用ガイドレール6、カウンターウェイト用ガイ
ドレール7に作用するロープ3の張力による下向きの力
とがガイドレール内部で相殺し合い、建物にかかる力を
軽減している。
の下端は、かご最下階停止時のかご床面より上方でかつ
かご天井面より下方にあるので、ピットが冠水しても損
傷を受けることは無い。
装置では、ピットの深さは1.2mから1.5m程度で
あり、この位置に巻上機および制御盤が配置されている
と、作業者がピット床に立った時に手が届く範囲、例え
ば1.2mから1.7m高さの範囲(かご最下階停止時
のかご床面〜ピット床から1.7m高さ)にあることに
なり、点検作業が容易である。なお、巻上機4の下端お
よび制御盤15の下端をかご1階停止時のかご床面より
上方でかつかご天井面より下方にした場合には、ピット
のみならず地下階全体が冠水しても巻上機4および制御
盤15が損傷を受けることは無い。
のかご床面より上方でかつかご天井面より下方にし制御
盤15をほほ同じ高さに配置した場合、エレベーターの
運行管理に即した点検が最もやり易くなる。
より上方でかつかご天井面より下方にした場合には、巻
上機4と返し車5a、5bとの高さが接近しているの
で、両者を点検するのに便利である。また、両者を支持
するビームを一体にして、材料の節減と空間の縮減を図
ることも可能になる。
の発明の実施例2を説明する。第4図はこの発明のエレ
ベーター装置の実施例2の俯瞰図、第5図は平面図を示
す。これは、エレベーターの乗降口からみてカウンター
ウェイトがかごの後方にあり、巻上機をカウンターウェ
イトの昇降空間の側方に配置した例である。図におい
て、前述の図と同符号は相当部分を示し説明は省略す
る。
よりも上方にある。即ち、巻上機4は、かご最上階停止
時のかごの天井よりも下方で、かつ、下端がかご最下階
停止時のかごの床面よりも上方に配置されている。ま
た、巻上機4は隣接する一つの壁に平行に配置されてい
る。
断面の投影面上で巻上機4と一部重なり合って配置され
ている。また、返し車5bは昇降路8の壁面に対し傾斜
しているので、シーブ4aのロープ溝へのロープ3の入
り込み角が小さくなりロープの損傷が防止されている。
およびカウンターウェイト用ガイドレール7によって支
持されるビーム9に下側から固定している。本例では、
巻上機4をビーム9に対して直接固定しているが、弾性
体を介して取り付け防振構造とすることもできる。ま
た、ビーム9とかご用ガイドレール6、カウンターウェ
イト用ガイドレール7との間を弾性体を介して取り付け
ることもできる。
よびカウンターウェイト用ガイドレール7によって支持
されるビーム10に固定している。本例では、返し車5
をビーム10に対して直接固定しているが、弾性体を介
して取り付け防振構造とすることもできる。また、ビー
ム10とかご用ガイドレール6、カウンターウェイト用
ガイドレール7との間を弾性体を介して取り付けること
もできる。
において投影面が巻上機4と重なる直近の直上または直
下に配置されている。制御盤15により駆動される巻上
機4のシーブ4aに懸架されたロープ3が返し車5によ
り方向転換され、かごの吊り車11およびカウンターウ
ェイトの吊り車12を介して、かご1およびカウンター
ウェイト2を昇降させる。この際、かご用ガイドレール
6およびカウンターウェイト用ガイドレール7が、かご
1およびカウンターウェイト2の水平方向の移動を規制
する。
で巻上機4と一部重なり合って配置され、制御盤15は
昇降路8の平断面において投影面が巻上機4と重なる直
近の直上または直下に配置されているので、昇降路8の
平断面の投影面上で巻上機4が占有する面積は小さく、
昇降路全高にわたる不使用空間を縮減している。また、
巻上機4はかご最上階停止時のかご天井より下方にある
ので、かご上に乗って作業する点検作業者が、予期せぬ
かごの上昇によって昇降路の天井に頭をぶつける惧れは
無く、防護手段を要しない。さらに、巻上機の発する熱
は上方である昇降路の天井付近へゆくので、熱により巻
上機が故障することもない。
られ、ビーム10には返し車5a、5bが取り付けられ
ているので、ビーム9を介して、かご用ガイドレール
6、カウンターウェイト用ガイドレール7に作用するロ
ープ3の張力による上向きの力と、ビーム10を介し
て、かご用ガイドレール6、カウンターウェイト用ガイ
ドレール7に作用するロープ3の張力による下向きの力
とがガイドレール内部で相殺し合い、建物にかかる力を
軽減している。
時のかご床面より上方でかつかご天井面より下方にあ
り、制御盤15は昇降路8の平断面において投影面が巻
上機4と重なる直近の直上にあるので、ピットが冠水し
ても巻上機4および制御盤15は損傷を受けることは無
い。
装置では、ピットの深さは1.2mから1.5m程度で
あり、この位置に巻上機が配置されていると、作業者が
ピット床に立った時に手が届く範囲、例えば1.2mか
ら1.7m高さの範囲(かご最下階停止時のかご床面〜
ピット床から1.7m高さ)にあることになり、点検作
業が容易である。
かご床面より上方でかつかご天井面より下方にし、制御
盤15を昇降路8の平断面において投影面が巻上機4と
重なる直近の直上に配置した場合には、ピットのみなら
ず地下階全体が冠水しても巻上機4および制御盤15が
損傷を受けることは無い。また、巻上機4の下端をかご
基準階停止時のかご床面より上方でかつかご天井面より
下方にし、制御盤15を昇降路8の平断面において投影
面が巻上機4と重なる直近の直上または直下に配置した
場合、エレベーターの運行管理に即した点検が最もやり
易くなる。
より上方でかつかご天井面より下方にした場合には、巻
上機4と返し車5との高さが接近しているので、両者を
点検するのに便利である。また、両者を支持するビーム
を一体にして、材料の節減と空間の縮減を図ることも可
能になる。
置に関するこの発明の実施例3を説明する。第6図は、
この発明のエレベーター装置の実施例3の俯瞰図、第7
図は平面図を示す。これは、エレベーターの乗降口から
みてカウンターウェイトがかごの側方にあり、巻上機を
カウンターウェイトと同じ側のかごの側方でカウンター
ウェイトとは昇降路の平断面上で投影面が重ならないよ
うに配置した例である。図において、前述の図と同符号
は相当部分を示し説明は省略する。
よりも上方にある。即ち、巻上機4は、かご最上階停止
時のかごの天井よりも下方で、かつ、下端がかご最下階
停止時のかごの床面よりも上方に配置されている。ま
た、巻上機4は隣接する一つの壁に平行に配置されてい
る。さらに、返し車5aは昇降路8の平断面の投影面上
で巻上機4と一部重なり合って配置されている。また、
返し車5a、5bは昇降路8の壁面に対し傾斜している
ので、シーブ4aのロープ溝へのロープ3の入り込み角
が小さくなりロープの損傷が防止されている。
およびカウンターウェイト用ガイドレール7によって支
持されるビーム9に下側から固定している。そして、巻
上機4のモーター4bは昇降路8の平断面内でかご用ガ
イドレール6の背面よりもかご側に位置している。ここ
でガイドレールの背面とは図3のCの部分を云う。本例
では、巻上機4をビーム9に対して直接固定している
が、弾性体を介して取り付け防振構造とすることもでき
る。また、ビーム9とかご用ガイドレール6、カウンタ
ーウェイト用ガイドレール7との間を弾性体を介して取
り付けることもできる。
よびカウンターウェイト用ガイドレール7によって支持
されるビーム10に固定している。本例では、返し車5
をビーム10に対して直接固定しているが、弾性体を介
して取り付け防振構造とすることもできる。また、ビー
ム10とかご用ガイドレール6、カウンターウェイト用
ガイドレール7との間を弾性体を介して取り付けること
もできる。
ーブ4aに懸架されたロープ3が返し車5により方向転
換され、かごの吊り車11およびカウンターウェイトの
吊り車12を介して、かご1およびカウンターウェイト
2を昇降させる。この際、かご用ガイドレール6および
カウンターウェイト用ガイドレール7が、かご1および
カウンターウェイト2の水平方向の移動を規制する。
で巻上機4と一部重なり合って配置されかつ、巻上機4
のモーター4bは昇降路8の平断面内でかご用ガイドレ
ール6の背面よりもかご側に位置しているので、昇降路
8の平断面の投影面上で巻上機4が占有する面積は小さ
く、昇降路全高にわたる不使用空間を縮減している。ま
た、巻上機4はかご最上階停止時のかご天井より下方に
あるので、かご上に乗って作業する点検作業者が、予期
せぬかごの上昇によって昇降路の天井に頭をぶつける惧
れは無い。さらに、巻上機の発する熱は上方である昇降
路の天井付近へゆくので、熱により巻上機が故障するこ
ともない。
られ、ビーム10には返し車5a、5bが取り付けられ
ているので、ビーム9を介して、かご用ガイドレール
6、カウンターウェイト用ガイドレール7に作用するロ
ープ3の張力による上向きの力と、ビーム10を介し
て、かご用ガイドレール6、カウンターウェイト用ガイ
ドレール7に作用するロープ3の張力による下向きの力
とがガイドレール内部で相殺し合い、建物にかかる力を
軽減している。
の下端はかご最下階停止時のかご床面より上方でかつか
ご天井面より下方にあるので、ピットが冠水しても巻上
機4および制御盤15は損傷を受けることは無い。
装置では、ピットの深さは1.2mから1..5m程度
であり、この位置に巻上機および制御盤が配置されてい
ると、作業者がピット床に立った時に手が届く範囲、例
えば1.2mから1.7m高さの範囲(かご最下階停止
時のかご床面〜ピット床から1.7m高さ)にあること
になり、点検作業が容易である。なお、巻上機4の下端
をかご1階停止時のかご床面より上方でかつ上端をかご
天井面より下方にし、制御盤15をほぼ同じ高さに配置
した場合には、ピットのみならず地下階全体が冠水して
も巻上機4および制御盤15が損傷を受けることは無
い。
のかご床面より上方でかつ上端をかご天井面より下方に
し制御盤15をほぼ同じ高さに配置した場合、エレベー
ターの運行管理に即した点検が最もやり易くなる。巻上
機4の下端を最も上階停止時のかご床面より上方でかつ
上端をかご天井面より下方にした場合には、巻上機4と
返し車5とが接近しているので、両者の位置調整が容易
であり、点検にも便利である。
この発明の実施例4を説明する。第8図は、この発明の
エレベーター装置の実施例4の俯瞰図、第2図は平面図
を示し、第9図および第10図は要部を示す。これは、
エレベーターの乗降口からみてカウンターウェイトがか
ごの後方にあり、巻上機をかごの側方でかつ最上階停止
時のかご天井高さのすぐ下方で返し車を支持するビーム
に対して下側に配置した例である。前述の図と同符号は
相当部分を示し説明は省略する。
収する弾性体である。ここで、返し車5の昇降路壁に対
する傾斜角は可変であり、二つの返し車5相互の間隔も
可変の構造としている。この可変構造は、例えばビーム
10と返し車5の枠とをボルト締結とし、かつその締結
穴を長穴にすれば実現できる。但し、可変構造はこれに
限るものではない。また、この可変構造は実施例1から
実施例3においても適用可能である。
巻上機4を取り付けているので、ロープ3の張力によ
り、巻上機4のシーブ4aに上方向に作用する力と、返
し車5に下方向に作用する力とにより、ビーム10に作
用する力が内力として相殺されるため、ガイドレールに
作用する力が軽減される。また、巻上機4と返し車5と
が同一のビーム10に取り付けられているので相互の位
置調整が容易である。
ム10に取り付けられており、ビーム10は弾性体16
を介してかごのガイドレール6およびカウンターウェイ
トのガイドレール7とに取り付けられているので、効果
的に巻上機4と返し車5の振動を絶縁できる。さらに、
返し車5の昇降路壁との傾斜角が可変であり、二つの返
し車5の相互の間隔も可変であるので、異なるサイズの
かご1で、かごの吊り車12、カウンターウェイトの吊
り車13との昇降路平面内での位置関係が変わっても、
同一設計で対応できる。
の一実施例を説明する。第11図は、この発明のエレベ
ーター装置の実施例5を示す。図において、前述の図と
同符号は相当部分を示し説明は省略する。図において1
7は二つあった返し車5のうち一方を置き換えた駆動装
置である。なお、この置き換えは実施例1から実施例4
において適用可能である。
17に置き換え、巻上機4と同期駆動することにより駆
動能力を向上させることができ、大容量のエレベーター
装置に対しても対応できる。
ー装置は、昇降路内を昇降するかごと、前記かごと対向
方向に移動するカウンターウェイトと、前記かごの水平
方向の移動を規制するかご用ガイドレールと、前記カウ
ンターウェイトの水平方向の移動を規制するカウンター
ウェイト用ガイドレールと、前記かごと前記カウンター
ウェイトを懸架するロープと、前記昇降路内にあって前
記ロープが巻き掛けられ当該ロープを介して前記かごお
よび前記カウンターウェイトを昇降させる巻上機とを有
するエレベーターにおいて用いられるのに適している。
降路内の不使用空間の発生を極力押さえることができ
る。
装置の俯瞰図である。
のエレベーター装置の平面図である。
いるガイドレールの「背面」の説明図である。
装置の俯瞰図である。
装置の平面図である。
装置の俯瞰図である。
装置の平面図である。
装置の俯瞰図である。
装置の要部の図である。
ター装置の要部の図である。
ター装置の俯瞰図である。
報に示された従来のエレベーター装置の平面図である。
報に示された従来のエレベーター装置の側面図である。
巻上機、4a シーブ、4b モーター、5a 返し
車、5b 返し車、6 かご用ガイドレール、7 カウ
ンターウェイト用ガイドレール、8 昇降路。
Claims (5)
- 【請求項1】 乗降口、該乗降口の両側方にそれぞれ位
置する第1及び第2のかご壁並びに上記乗降口と対向
し、上記第1及び第2のかご壁と連結した第3のかご壁
を有し、上記昇降路内を昇降するかごと、 上記かごの水平方向の移動を規制するかご用ガイドレー
ルと、 上記昇降路の平断面において、上記第3のかご壁と、こ
の第3のかご壁に対向する上記昇降路の第1の昇降路壁
との間に位置し、上記かごと反対方向に昇降するカウン
ターウェイトと、 上記カウンターウェイトの水平方向の移動を規制するカ
ウンターウェイト用ガイドレールと、 シーブ及び該シーブを駆動するモーターを有し、上記昇
降路の平断面において、上記第3のかご壁と上記第1の
昇降路壁との間であって、上記第1の昇降路壁の幅方向
に上記カウンターウェイトとは離れて設けられ、上記シ
ーブが上記第1の昇降路壁に対向し、上記モーターが上
記第3のかご壁側に位置し、上記シーブの回転軸方向の
外形寸法が上記回転軸に対して垂直な方向の外形寸法よ
りも小さい巻上機と、 上記シーブに巻き掛けられるとともに、上記かご及び上
記カウンターウェイトを懸架するロープと、 上記シーブから上記かごに至る上記ロープの一部分が巻
き掛けられた第1の返し車と、 上記シーブから上記カウンターウェイトに至る上記ロー
プの一部分が巻き掛けられた第2の返し車と、 を有することを特徴とするエレベーター装置。 - 【請求項2】 上記第1の返し車は、上記昇降路の平断
面において上記ロープの一部が上記第1のかご壁と該第
1のかご壁と対向する上記昇降路の第2の昇降路壁との
間を通るよう配置されたことを特徴とする請求項1記載
のエレベーター装置。 - 【請求項3】 上記昇降路の平断面において、上記巻上
機の一部が上記カウンタウェイト用ガイドレールよりも
上記第3のかご壁側に位置していることを特徴とする請
求項1記載のエレベーター装置。 - 【請求項4】 上記第1の返し車の回転面が上記第2の
昇降路壁と平行であることを特徴とする請求項2記載の
エレベーター装置。 - 【請求項5】 上記かごの下に配置されたかご用吊車
と、 上記カウンターウェイトに配置されたカウンターウェイ
ト用吊車を有し、 上記ロープは上記かご用吊車と上記カウンターウェイト
用吊車に巻き掛けられて、上記かご及び上記カウンター
ウェイトを懸架することを特徴とする請求項1に記載の
エレベーター装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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