JP3508507B2 - 電子制御ユニットの開発支援装置 - Google Patents

電子制御ユニットの開発支援装置

Info

Publication number
JP3508507B2
JP3508507B2 JP27895397A JP27895397A JP3508507B2 JP 3508507 B2 JP3508507 B2 JP 3508507B2 JP 27895397 A JP27895397 A JP 27895397A JP 27895397 A JP27895397 A JP 27895397A JP 3508507 B2 JP3508507 B2 JP 3508507B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
personal computer
serial
control unit
electronic control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP27895397A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11119989A (ja
Inventor
隆史 稲葉
万治 鈴木
辰雄 酒井
一朗 山内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP27895397A priority Critical patent/JP3508507B2/ja
Publication of JPH11119989A publication Critical patent/JPH11119989A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3508507B2 publication Critical patent/JP3508507B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Debugging And Monitoring (AREA)
  • Stored Programmes (AREA)
  • Control By Computers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CPUやROM等
を有する電子制御ユニットの開発時に用いられる開発支
援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば車両のエンジンやトラン
スミッション等を制御する電子制御ユニットは、制御プ
ログラムを記憶するROMと、そのROMに記憶された
制御プログラムを実行する制御用CPUとを有し、制御
用CPUがROM内の制御プログラムを実行することで
エンジン等の制御対象を制御するように構成される。
【0003】そして、従来より、このような電子制御ユ
ニット(以下、ECUともいう)を開発するために用い
られる開発支援装置としては、例えば特開平8−185
332号公報や特開平8−185334号公報に開示さ
れているように、パーソナルコンピュータとECU側の
制御用CPUとを通信インタフェースによりデータ通信
可能に接続し、ECUが実際に動作可能な状態で、その
制御用CPUが制御プログラムの実行時に参照する定数
や係数等の固定の制御パラメータを、パーソナルコンピ
ュータ側から送信するデータに変更したり、或いは、E
CU側の内部データを、パーソナルコンピュータ側に送
信させてモニタする、といったものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の開発支援装置では、ECUの制御仕様を検討する開
発段階(設計や試作の段階)において、ECUの動作状
態を制御パラメータの変更により微妙に調整することし
かできないという欠点がある。そして、ECUの制御ロ
ジック自体、即ち、制御用CPUが実行する制御プログ
ラム自体を変更して、ECUを実際に動作させてみたい
場合には、その都度、ECUに搭載されるROM(通
常、開発段階では記憶内容を書き換え可能なEPRO
M)を取り外してその記憶内容を書き換えなければなら
ず、ECUの開発に非常に手間がかかってしまう。
【0005】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
のであり、電子制御ユニットの開発期間を短縮するのに
好適な、電子制御ユニットの開発支援装置を提供するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段、及び発明の効果】上記目
的を達成するためになされた請求項1に記載の本発明の
開発支援装置においては、パーソナルコンピュータと電
子制御ユニットの制御用CPUとが、通信インタフェー
スによってデータ通信可能に接続される。
【0007】ここで特に、電子制御ユニット側では、制
御用CPUが記憶手段に記憶された制御プログラムのう
ちの第1部分の実行を完了すると、停止手段が、制御用
CPUに、自己の処理動作によって取得した所定の制御
データを通信インタフェースを介してパーソナルコンピ
ュータへ送信させた後、該制御用CPUの次の処理への
動作を停止させる。そして、その後、パーソナルコンピ
ュータから通信インタフェースを介して所定の処理結果
データが送信されて来ると、再起動手段が、制御用CP
Uの次の処理への動作を再開させて、該制御用CPU
に、記憶手段に記憶された制御プログラムのうちの第2
部分をパーソナルコンピュータからの処理結果データに
基づき実行させる。
【0008】また、パーソナルコンピュータには、電子
制御ユニットの制御用CPUが前記第1部分と前記第2
部分との間で本来実行すべきプログラムを記憶する部分
プログラム記憶手段が設けられている。そして、パーソ
ナルコンピュータは、電子制御ユニットから通信インタ
フェースを介して前記制御データが送信されて来ると、
部分プログラム記憶手段に記憶されたプログラムを電子
制御ユニットからの制御データに基づき実行して、その
処理結果を表すデータを、前記処理結果データとして通
信インタフェースを介し電子制御ユニットへ送信する
尚、通信インタフェースの具体的構成については後で述
べる。
【0009】このような請求項1に記載の本発明の開発
支援装置においては、電子制御ユニットの制御用CPU
が前記第1部分と前記第2部分との間で本来実行すべき
所望の制御プログラム(以下、このプログラムを「部分
制御プログラム」という)を、パーソナルコンピュータ
側の部分プログラム記憶手段に記憶させておき、その状
態で、電子制御ユニットを実際に動作させれば、電子制
御ユニットの制御用CPUが記憶手段に記憶された制御
プログラムのうちの前記第1部分の実行を完了すると、
電子制御ユニット側からパーソナルコンピュータ側へ、
制御用CPUの処理動作によって取得された所定の制御
データが送信される。
【0010】すると、パーソナルコンピュータが、部分
プログラム記憶手段に記憶された上記部分制御プログラ
ムを電子制御ユニットからの制御データに基づき実行し
て、その処理結果を表す処理結果データを電子制御ユニ
ットへ送信することとなる。そして、このようにパーソ
ナルコンピュータが処理結果データを送信すると、電子
制御ユニットでは、制御用CPUが、記憶手段に記憶さ
れた制御プログラムのうちの前記第2部分をパーソナル
コンピュータからの処理結果データに基づき実行するこ
ととなり、その結果、パーソナルコンピュータ側で実行
された部分制御プログラムのロジックが、電子制御ユニ
ットの実際の動作、延いては電子制御ユニットが制御す
る制御対象の動作に反映される。
【0011】つまり、本発明の開発支援装置において
は、電子制御ユニット側とパーソナルコンピュータ側と
で、制御対象の制御に用いられるデータ(即ち、上記制
御データ及び処理結果データ)を通信により共有し、電
子制御ユニット側の制御用CPUが本来実行すべき制御
プログラムの一部分である部分制御プログラムを、パー
ソナルコンピュータ側で実行するようにしている。
【0012】よって、本発明の開発支援装置によれば、
パーソナルコンピュータ側の部分プログラム記憶手段に
記憶させておく部分制御プログラムを変更するだけで、
電子制御ユニットの制御用CPUが上記部分制御プログ
ラムを実行した場合の電子制御ユニットの実際の動作状
態を、簡単に確認することができる。
【0013】このため、電子制御ユニットの制御ロジッ
クである制御プログラム自体を変更して電子制御ユニッ
トを実際に動作させてみる、といった開発作業を極めて
容易に行うことができ、電子制御ユニットの開発期間を
大幅に短縮することができるようになる。
【0014】例えば、パーソナルコンピュータ側の部分
プログラム記憶手段に記憶させる部分制御プログラム
を、制御用CPUが前記第2部分を実行することで現れ
る電子制御ユニットの動作状態に応じて適宜変更し、電
子制御ユニットの動作状態が所望の状態となった場合の
部分制御プログラムを、電子制御ユニットの最終製品に
搭載されるROM等の記憶手段に記憶させて、制御用C
PUにより前記第1部分と前記第2部分との間で実行さ
れるようにすれば良いのである。
【0015】次に、請求項2に記載の電子制御ユニット
の開発支援装置では、請求項1に記載の開発支援装置に
対して、パーソナルコンピュータには、通信インタフェ
ースとは別に、外部からの信号をデータ化してパーソナ
ルコンピュータに入力させるデータ入力装置が接続され
ている。そして、パーソナルコンピュータは、電子制御
ユニットから前記制御データが送信されて来ると、部分
プログラム記憶手段に記憶されたプログラム(上記部分
制御プログラム)を電子制御ユニットからの制御データ
とデータ入力装置からのデータとに基づき実行し、その
処理結果を表すデータを、前記処理結果データとして電
子制御ユニットへ送信する。
【0016】この請求項2に記載の開発支援装置によれ
ば、例えば、現状の電子制御ユニットには入力されてい
ない新たな検出器からの信号を、電子制御ユニットの制
御ロジックに取り入れるべきか否かの検討や、その信号
を取り入れた場合の最適な制御プログラムの設計等を容
易に行うことができ、電子制御ユニットの開発が一層容
易になる。
【0017】即ち、新たな検出器からの信号値を制御デ
ータとして用いる部分制御プログラムを、パーソナルコ
ンピュータ側の部分プログラム記憶手段に記憶させてお
くと共に、その新たな検出器からの実際の信号がデータ
入力装置を介してパーソナルコンピュータに入力される
ようにしておけば、パーソナルコンピュータにて、上記
新たな検出器からの実際の信号値(つまり、データ入力
装置からのデータ)に基づき上記部分制御プログラムが
実行され、その実行による影響が電子制御ユニットの実
際の動作に現れることとなる。このため、電子制御ユニ
ットの制御ロジックに新たな検出器からの信号を取り入
れた場合の実際の動作状態を、電子制御ユニットのハー
ドウェアを変更することなく簡単に確認することができ
るようになるのである。
【0018】一方、請求項1,2に記載の開発支援装置
では、制御用CPUが、記憶手段に記憶された制御プロ
グラムのうちの第1部分の実行を完了すると、自己の処
理動作により取得した制御データをパーソナルコンピュ
ータへ送信するようにしているが、パーソナルコンピュ
ータへの制御データの送信は、制御用CPUが前記第1
部分を実行している最中に行うようにしても良い。但
し、この場合には、制御用CPUが前記第1部分の実行
を完了したことを、パーソナルコンピュータに知らせる
必要がある。
【0019】そこで次に、請求項3に記載の本発明の開
発支援装置では、電子制御ユニット側にて、制御用CP
Uが記憶手段に記憶された制御プログラムのうちの第1
部分の実行を完了すると、停止手段が、制御用CPU
に、前記第1部分の実行完了を示す完了データを通信イ
ンタフェースを介してパーソナルコンピュータへ送信さ
せた後、該制御用CPUの次の処理への動作を停止させ
る。また、制御用CPUが前記第1部分を実行している
最中、或いは、前記第1部分の実行を完了して前記完了
データを送信する際に、データ出力手段が、制御用CP
Uに、自己の処理動作によって取得した所定の制御デー
タを通信インタフェースを介してパーソナルコンピュー
タへ送信させる。
【0020】そして、電子制御ユニット側では、制御用
CPUがパーソナルコンピュータへ完了データを送信し
た後、パーソナルコンピュータから通信インタフェース
を介して所定の処理結果データが送信されて来ると、再
起動手段が、制御用CPUの次の処理への動作を再開さ
せて、該制御用CPUに、記憶手段に記憶された制御プ
ログラムのうちの第2部分をパーソナルコンピュータか
らの処理結果データに基づき実行させる。
【0021】また、パーソナルコンピュータには、請求
項1,2に記載の開発支援装置と同様の部分プログラム
記憶手段が設けられている。そして、パーソナルコンピ
ュータは、電子制御ユニットから通信インタフェースを
介して送信されて来る前記制御データ及び前記完了デー
タを入力すると共に、前記完了データが送信されて来る
と、部分プログラム記憶手段に記憶されたプログラムを
電子制御ユニットからの制御データに基づき実行して、
その処理結果を表すデータを、前記処理結果データとし
て通信インタフェースを介し電子制御ユニットへ送信す
るよう構成されている。
【0022】つまり、請求項3に記載の開発支援装置で
は、制御用CPUが、記憶手段に記憶された制御プログ
ラムのうちの第1部分を実行している最中、或いは、そ
の第1部分の実行を完了した時に、制御データをパーソ
ナルコンピュータへ送信するようにしており、制御用C
PUが前記第1部分を実行している最中にも、パーソナ
ルコンピュータへ制御データが送信されることとなるた
め、制御用CPUは、前記第1部分の実行を完了する
と、パーソナルコンピュータへ完了データを送信して、
前記第1部分の実行完了を知らせるようにしている。
【0023】そして、パーソナルコンピュータは、電子
制御ユニットから送信されて来る制御データと完了デー
タを入力すると共に、完了データが送信されて来ると、
請求項1に記載の開発支援装置と同様に、部分プログラ
ム記憶手段に記憶されたプログラムを電子制御ユニット
からの制御データに基づき実行するようにしている。
【0024】このため、請求項3に記載の開発支援装置
によれば、制御用CPUが、前記第1部分の実行中にパ
ーソナルコンピュータへ制御データを送信するようにし
ても、制御用CPUが前記第1部分の実行を完了してか
ら、パーソナルコンピュータが部分プログラム記憶手段
に記憶されたプログラム(部分制御プログラム)の実行
を開始することとなり、制御用CPUとパーソナルコン
ピュータとの間におけるプログラムの実行タイミングを
確実に同期させることができる。
【0025】そして、このような請求項3に記載の開発
支援装置によっても、請求項1に記載の開発支援装置と
全く同様に、パーソナルコンピュータ側の部分プログラ
ム記憶手段に記憶させておく部分制御プログラムを変更
するだけで、電子制御ユニットの制御用CPUが上記部
分制御プログラムを実行した場合の電子制御ユニットの
実際の動作状態を、簡単に確認することができ、電子制
御ユニットの開発期間を大幅に短縮することができるよ
うになる。
【0026】次に、請求項4に記載の開発支援装置で
は、請求項3に記載の開発支援装置に対して、パーソナ
ルコンピュータには、通信インタフェースとは別に、外
部からの信号をデータ化してパーソナルコンピュータに
入力させるデータ入力装置が接続されている。そして、
パーソナルコンピュータは、電子制御ユニットから前記
完了データが送信されて来ると、部分プログラム記憶手
段に記憶されたプログラム(上記部分制御プログラム)
を電子制御ユニットからの制御データとデータ入力装置
からのデータとに基づき実行して、その処理結果を表す
データを、前記処理結果データとして電子制御ユニット
へ送信する。
【0027】つまり、請求項4に記載の開発支援装置
は、請求項2に記載の開発支援装置と同様に構成されて
おり、この開発支援装置によっても、現状の電子制御ユ
ニットには入力されていない新たな検出器からの信号
を、電子制御ユニットの制御ロジックに取り入れるべき
か否かの検討や、その信号を取り入れた場合の最適な制
御プログラムの設計等を容易に行うことができ、電子制
御ユニットの開発が一層容易になる。
【0028】ところで、上記請求項1〜4に記載の開発
支援装置においては、電子制御ユニット側とパーソナル
コンピュータ側とで、制御対象の制御に用いられるデー
タを通信により共有して、制御プログラムの一部分をパ
ーソナルコンピュータ側で実行するようにしているた
め、電子制御ユニットの制御用CPUとパーソナルコン
ピュータとの間では、データのやり取りを高速且つ確実
に行う必要がある。
【0029】つまり、制御用CPUとパーソナルコンピ
ュータとの間におけるデータの転送遅延が大きいと、制
御用CPUが記憶手段に記憶された制御プログラムのう
ちの第1部分の実行を完了してから第2部分の実行を開
始するまでの時間が大きくなってしまう。そして、その
結果、パーソナルコンピュータ側で部分制御プログラム
を実行した場合と、その部分制御プログラムを制御用C
PUが実際に実行した場合とで、電子制御ユニットの動
作状態が大きく異なってしまい、正確な動作検証を行う
ことができなくなってしまう。また、パーソナルコンピ
ュータ側で部分制御プログラムを実行した場合に、電子
制御ユニットの制御動作自体が不能になってしまう可能
性もある。一方、制御用CPUとパーソナルコンピュー
タとの間で転送されるデータがノイズの影響で変化して
も、電子制御ユニットの正確な動作検証を行うことがで
きない。
【0030】そこで、本発明(請求項1〜4)の開発支
援装置では、電子制御ユニットの制御用CPUとパーソ
ナルコンピュータとを接続する通信インタフェースとし
て、特に次のような通信インタフェースを採用してい
る。即ち、本発明の開発支援装置の通信インタフェース
は、電子制御ユニット側からパーソナルコンピュータ側
へシリアルデータを伝達するための第1のシリアル通信
ラインと、パーソナルコンピュータ側から電子制御ユニ
ット側へシリアルデータを伝達するための第2のシリア
ル通信ラインとを備えている。
【0031】更に、本発明の開発支援装置の通信インタ
フェースでは、電子制御ユニット側に、アクセス可能な
2つのポートを有する第1のDPRAM(Dual Port RA
M )と、第1のパラレル/シリアル変換回路と、第1の
シリアル/パラレル変換回路とを備えており、第1のD
PRAMの一方のポートと第1のパラレル/シリアル変
換回路とが、制御用CPUのバスに接続されている。ま
た同様に、この通信インタフェースでは、パーソナルコ
ンピュータ側に、第2のDPRAMと、第2のパラレル
/シリアル変換回路と、第2のシリアル/パラレル変換
回路とを備えており、第2のDPRAMの一方のポート
と第2のパラレル/シリアル変換回路とが、パーソナル
コンピュータのバスに接続されている。
【0032】そして、この通信インタフェースにおいて
は、電子制御ユニット側で、制御用CPUが第1のDP
RAMにライトアクセスすると、第1のパラレル/シリ
アル変換回路が、その際に制御用CPUが出力するアド
レス及びデータからなるパラレルデータをラッチすると
共に、そのラッチしたパラレルデータをシリアルデータ
に変換して第1のシリアル通信ラインへ出力する。
【0033】すると、パーソナルコンピュータ側に設け
られた第2のシリアル/パラレル変換回路が、第1のシ
リアル通信ラインを介して送信されて来たシリアルデー
タ(即ち、上記第1のパラレル/シリアル変換回路が出
力したシリアルデータ)を、パラレルデータに変換して
第2のDPRAMの他方のポートに出力すると共に、そ
の第2のDPRAMにライトアクセスする。
【0034】このため、電子制御ユニット側からパーソ
ナルコンピュータ側へデータを送信する場合には、制御
用CPUが第1のDPRAMにライトアクセスして、そ
の第1のDPRAMの所望のアドレスにデータを書き込
めば、第1のパラレル/シリアル変換回路と第2のシリ
アル/パラレル変換回路とにより、第1のDPRAMに
書き込んだデータと同じデータが、パーソナルコンピュ
ータ側の第2のDPRAMに書き込まれることとなる。
よって、パーソナルコンピュータは、第2のDPRAM
に書き込まれたデータを読み込むことで、電子制御ユニ
ット側から送信されたデータを取得することができる。
【0035】また同様に、この通信インタフェースにお
いては、パーソナルコンピュータが第2のDPRAMに
ライトアクセスすると、第2のパラレル/シリアル変換
回路が、その際にパーソナルコンピュータが出力するア
ドレス及びデータからなるパラレルデータをラッチする
と共に、そのラッチしたパラレルデータをシリアルデー
タに変換して第2のシリアル通信ラインへ出力する。
【0036】すると、電子制御ユニット側に設けられた
第1のシリアル/パラレル変換回路が、第2のシリアル
通信ラインを介して送信されて来たシリアルデータ(即
ち、上記第2のパラレル/シリアル変換回路が出力した
シリアルデータ)を、パラレルデータに変換して第1の
DPRAMの他方のポートに出力すると共に、その第1
のDPRAMにライトアクセスする。
【0037】このため、パーソナルコンピュータ側から
電子制御ユニット側へデータを送信する場合には、パー
ソナルコンピュータが第2のDPRAMにライトアクセ
スして、その第2のDPRAMの所望のアドレスにデー
タを書き込めば、第2のパラレル/シリアル変換回路と
第1のシリアル/パラレル変換回路とにより、第2のD
PRAMに書き込んだデータと全く同じデータが、電子
制御ユニット側の第1のDPRAMに書き込まれること
となる。よって、電子制御ユニットの制御用CPUは、
第1のDPRAMに書き込まれたデータを読み込むこと
で、パーソナルコンピュータ側から送信されたデータを
取得することができる。
【0038】このよう通信インタフェースによれば、
電子制御ユニットの制御用CPUとパーソナルコンピュ
ータとの各々は、自分側のDPRAMにデータを書き込
む動作(ライトアクセス)を行うだけで、そのデータを
相手側へ送信できると共に、そのデータを相手側と共有
することができる。よって、制御用CPUとパーソナル
コンピュータとのデータのやり取りを高速に行うことが
できる。
【0039】しかも、の通信インタフェースでは、電
子制御ユニットとパーソナルコンピュータとを、シリア
ル通信ライン(第1及び第2のシリアル通信ライン)で
結ぶようにしているため、耐ノイズ性にも優れている。
つまり、電子制御ユニットとパーソナルコンピュータと
をパラレル通信ラインで結ぶようにした場合には、その
通信ラインの線間同士で信号が影響し合う可能性が高い
上に、制御用CPUとパーソナルコンピュータのバス上
のアドレスやデータがそのまま伝送されることとなるた
め、外部からのノイズによって影響を受け易くなるが、
の通信インタフェースによれば、そのような問題はな
い。
【0040】従って、以上のような通信インタフェース
を用いた本発明(請求項1〜4)の開発支援装置によれ
ば、制御用CPUとパーソナルコンピュータとの間で、
データのやり取りを高速且つ確実に行うことができるた
め、前述した転送遅延による不具合を生じさせることな
く、電子制御ユニットの動作検証を正確に行うことがで
きる。
【0041】次に、請求項に記載の開発支援装置で
は、請求項1〜4の開発支援装置において、前記通信イ
ンタフェースのうち、第1のDPRAM,第1のパラレ
ル/シリアル変換回路,及び第1のシリアル/パラレル
変換回路からなる部分と、第2のDPRAM,第2のパ
ラレル/シリアル変換回路,及び第2のシリアル/パラ
レル変換回路からなる部分とは、互いに同一であると共
に、夫々、パーソナルコンピュータに設けられたPCカ
ード用のソケットに着脱可能な形状のカード部材に設け
られている。尚、PCカードとは、周知のPCM−CI
A規格に従うものである。
【0042】また、電子制御ユニット側には、パーソナ
ルコンピュータ側の前記ソケットと同様のソケットが設
けられている。そして、通信インタフェースは、前記カ
ード部材の一方が電子制御ユニット側に設けられた前記
ソケットに装着されることで、そのカード部材に設けら
れた第1のDPRAMと第1のパラレル/シリアル変換
回路、或いは、第2のDPRAMと第2のパラレル/シ
リアル変換回路が制御用CPUのバスに接続され、前記
カード部材の他方がパーソナルコンピュータ側の前記ソ
ケットに装着されることで、そのカード部材に設けられ
た第1のDPRAMと第1のパラレル/シリアル変換回
路、或いは、第2のDPRAMと第2のパラレル/シリ
アル変換回路がパーソナルコンピュータのバスに接続さ
れて、パーソナルコンピュータと制御用CPUとをデー
タ通信可能に接続するよう構成されている。
【0043】このような請求項に記載の開発支援装置
によれば、両方のカード部材を特に区別することなく、
電子制御ユニットの制御用CPUとパーソナルコンピュ
ータとをデータ通信可能に接続することができる。ま
た、万一、その通信インタフェースが故障した場合で
も、簡単に取り替えることができる。よって、当該開発
支援装置の取り扱い性を格段に向上させることができ
る。
【0044】しかも、両方のカード部材に設けられる回
路部分が全く同じ一対の構成(所謂ミラー構成)である
ため、当該通信インタフェースを構成する部品の種類を
抑えることができ、その製造時においても有利である。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用された実施形
態の電子制御ユニットの開発支援装置について図面を用
いて説明する。まず図1は、第1実施形態の開発支援装
置の全体構成を表すブロック図であり、図2は、その内
部構成を表すブロック図である。
【0046】図1に示すように、本第1実施形態の開発
支援装置は、例えば自動車のエンジンやトランスミッシ
ョン等の制御対象を制御する電子制御ユニット(以下、
ECUという)1を開発するために用いられ、一般的な
パーソナルコンピュータ(以下、PCという)3と、そ
のPC3と開発対象であるECU1との間に設けられる
データ通信インタフェース5とから構成されている。
尚、本実施形態では、PC3として、持ち運びが容易な
所謂ノート型のPC(パーソナルコンピュータ)を用い
ている。
【0047】ここで、図2に示すように、ECU1は、
制御対象を制御するための制御プログラムを記憶する記
憶手段としてのEPROM9と、EPROM9に記憶さ
れた制御プログラムを実行して制御対象を制御する制御
用CPU11と、制御用CPU11が処理動作によって
取得した内部データを一時記憶するRAM13とを備え
ている。そして、RAM13は、制御用CPU11が自
己の周辺装置に対してリードアクセス(データ読み出
し)とライトアクセス(データ書き込み)との両方を行
うための該CPU11のバス(以下、ECUバスとい
う)15に、内部バス17を介して接続されており、E
PROM9は、リードアクセス専用の内部バス19を介
して制御用CPU11に接続されている。
【0048】また、図示はされていないが、ECU11
には、制御対象を制御するために用いる各種センサ(例
えば、エンジンの回転数センサや水温センサ等)からの
信号を制御用CPU11の入力ポートに入力させる入力
回路や、制御対象を制御するために駆動される各種アク
チュエータ(例えば、エンジンの各気筒に設けられた燃
料噴射弁やイグナイタ等)を制御用CPU11からの信
号に応じて駆動する駆動回路等も設けられている。
【0049】そして、図1に示すように、本実施形態の
開発支援装置が用いられるECU1の開発段階におい
て、ECU1には、実際の使用状態と同様に、上記各種
センサからの信号が入力されていると共に、上記各種ア
クチュエータが駆動可能に接続されている。また更に、
図示はされていないが、ECU1には、動作用の電力が
供給されて、実際に制御動作が可能な状態とされてい
る。
【0050】尚、EPROM9は、一般に、制御用CP
U11が実行すべき制御プログラムが確定するまでの開
発時にだけ設けられ、制御プログラムが確定した後のE
CU1の量産品に対しては、EPROM9に代えて、記
憶内容の書き換えが不能な通常のマスクROMが搭載さ
れる。
【0051】次に、データ通信インタフェース5は、図
1及び図2に示すように、ECU1側のECUバス15
に接続されたPOD(Pulg On Device)21と、そのP
OD21に設けられたソケット21aに着脱可能である
と共に、そのソケット21aに装着されることでECU
バス15に接続される通信ボード23と、PC3に設け
られたPCカード用のソケット3aに着脱可能であると
共に、そのソケット3aに装着されることでPC3のバ
ス(即ち、PC3の内部に搭載されたCPUが自己の周
辺装置に対してリードアクセスとライトアクセスとの両
方を行うためのバスであり、以下、PCバスという)3
bに接続される通信ボード25と、上記両通信ボード2
3,25の相互間を接続するシリアル通信ケーブル27
とから構成されている。
【0052】尚、POD21は、ECU1の開発時にだ
け設けられるものである。また、本実施形態において、
2つの通信ボード23,25は、その外形及び内部構成
が全く同じものであり、PC3側の上記ソケット3aに
着脱可能な通常のPCカードと同じ形状のカード部材と
して形成されている。そして、POD21に設けられた
ソケット21aは、PC3側のソケット3aと同じ仕様
のものであり、通信ボード25が装着された場合でも、
その通信ボード25をECUバス15に接続できるよう
になっている。つまり、POD21は、ECUバス15
を、PC3側のソケット3aにおけるPCバス3bと同
じ仕様に変換して、2つの通信ボード23,25のうち
で自己のソケット21aに装着された通信ボードに接続
させる。
【0053】よって、図1及び図2に示す接続状態とは
反対に、通信ボード25がPOD21のソケット21a
に装着されれば、その通信ボード25がECUバス15
に接続され、通信ボード23がPC3のソケット3aに
装着されれば、その通信ボード23がPCバス3bに接
続されることとなるが、以下の説明においては、図1及
び図2に示すように、通信ボード23の方がPOD21
のソケット21aに装着され、通信ボード25の方がP
C3のソケット3aに装着されているものとする。
【0054】ここで、シリアル通信ケーブル27は、通
信ボード23側(この場合、ECU1側)から通信ボー
ド25側(この場合、PC3側)へシリアルデータを伝
達するためのシリアル通信ライン27aと、通信ボード
25側から通信ボード23側へシリアルデータを伝達す
るためのシリアル通信ライン27bとからなる。
【0055】一方、通信ボード23には、アクセス可能
な2つのポートを有するDPRAM31と、バス/シリ
アル変換部33と、シリアル通信用トランシーバ35と
が設けられており、バス/シリアル変換部33は、ラッ
チ回路(LATCH)37と、パラレル/シリアル変換
回路(P/S)38と、シリアル/パラレル変換回路
(S/P)39とから構成されている。
【0056】そして、DPRAM31の一方のポート
と、バス/シリアル変換部33のラッチ回路37は、当
該通信ボード23がPOD21のソケット21aに装着
されることで、ECUバス15に接続される。また、シ
リアル通信用トランシーバ35は、バス/シリアル変換
部33のパラレル/シリアル変換回路38から出力され
るシリアルデータをシリアル通信ライン27aに送出す
る送信回路35tと、通信ボード25側からシリアル通
信ライン27bを介して送信されて来るシリアルデータ
を受信して、バス/シリアル変換部33のシリアル/パ
ラレル変換回路39へ出力する受信回路35rとから構
成されている。一方更に、通信ボード25にも、通信ボ
ード23と全く同様に、アクセス可能な2つのポートを
有するDPRAM41と、バス/シリアル変換部43
と、シリアル通信用トランシーバ45とが設けられてお
り、バス/シリアル変換部43は、ラッチ回路(LAT
CH)47と、パラレル/シリアル変換回路(P/S)
48と、シリアル/パラレル変換回路(S/P)49と
から構成されている。
【0057】そして、DPRAM41の一方のポート
と、バス/シリアル変換部43のラッチ回路47は、当
該通信ボード25がPC3のソケット3aに装着される
ことで、PCバス3bに接続される。また、シリアル通
信用トランシーバ45は、バス/シリアル変換部43の
パラレル/シリアル変換回路48から出力されるシリア
ルデータをシリアル通信ライン27bに送出する送信回
路45tと、通信ボード23側からシリアル通信ライン
27aを介して送信されて来るシリアルデータを受信し
て、バス/シリアル変換部43のシリアル/パラレル変
換回路49へ出力する受信回路45rとから構成されて
いる。
【0058】このような構成を有する本実施形態のデー
タ通信インタフェース5では、図1及び図2に示す接続
状態において、ECU1の制御用CPU11が、通信ボ
ード23に設けられたDPRAM31のチップセレクト
信号とライト信号とをアクティブレベルにして、そのD
PRAM31にライトアクセスすると、ラッチ回路37
が、そのライトアクセスの際に制御用CPU11がEC
Uバス15に出力するアドレス及びデータからなるパラ
レルデータをラッチする。そして更に、パラレル/シリ
アル変換回路38が、ラッチ回路37でラッチされた上
記パラレルデータを、シリアルデータに変換してシリア
ル通信用トランシーバ35の送信回路35tへ出力す
る。
【0059】すると、そのシリアルデータは、送信回路
35tからシリアル通信ライン27aを経由して、通信
ボード25側の受信回路45rに伝達され、その受信回
路45rからシリアル/パラレル変換回路49に入力さ
れる。そして、通信ボード25側のシリアル/パラレル
変換回路49は、シリアル通信ライン27aを介して送
信されて来た上記シリアルデータ(即ち、通信ボード2
3側のパラレル/シリアル変換回路38が出力したシリ
アルデータ)を、パラレルデータに変換してDPRAM
41のPCバス3bとは反対側のポートに出力する共
に、そのDPRAM41のチップセレクト信号とライト
信号とをアクティブレベルにして、該DPRAM41に
ライトアクセスする。
【0060】このため、ECU1側の制御用CPU11
が通信ボード23のDPRAM31にライトアクセスし
て、そのDPRAM31の所望のアドレスにデータを書
き込めば、DPRAM31に書き込んだデータと同じデ
ータが、DPRAM31への書き込みアドレスと共に、
通信ボード23のラッチ回路37,パラレル/シリアル
変換回路38,及び送信回路35tによってPC3側の
通信ボード25へシリアル形式で送信される。そして、
そのデータは、通信ボード25のシリアル/パラレル変
換回路49により、DPRAM41のアドレスのうちで
通信ボード23側のDPRAM31への書き込みアドレ
スと同じアドレスに書き込まれることとなる。よって、
PC3は、こうしてDPRAM41に書き込まれたデー
タを読み込むことで、ECU1側から送信されたデータ
を取得することができる。
【0061】また同様に、このデータ通信インタフェー
ス5においては、PC3が、通信ボード25に設けられ
たDPRAM41のチップセレクト信号とライト信号と
をアクティブレベルにして、そのDPRAM41にライ
トアクセスすると、ラッチ回路47が、そのライトアク
セスの際にPC3がPCバス3bに出力するアドレス及
びデータからなるパラレルデータをラッチする。そして
更に、パラレル/シリアル変換回路48が、ラッチ回路
47でラッチされた上記パラレルデータを、シリアルデ
ータに変換してシリアル通信用トランシーバ45の送信
回路45tへ出力する。
【0062】すると、そのシリアルデータは、送信回路
45tからシリアル通信ライン27bを経由して、通信
ボード23側の受信回路35rに伝達され、その受信回
路35rからシリアル/パラレル変換回路39に入力さ
れる。そして、通信ボード23側のシリアル/パラレル
変換回路39は、シリアル通信ライン27bを介して送
信されて来た上記シリアルデータ(即ち、通信ボード2
5側のパラレル/シリアル変換回路48が出力したシリ
アルデータ)を、パラレルデータに変換してDPRAM
31のECUバス15とは反対側のポートに出力する共
に、そのDPRAM31のチップセレクト信号とライト
信号とをアクティブレベルにして、該DPRAM31に
ライトアクセスする。
【0063】このため、PC3が通信ボード25のDP
RAM41にライトアクセスして、そのDPRAM41
の所望のアドレスにデータを書き込めば、DPRAM4
1に書き込んだデータと同じデータが、DPRAM41
への書き込みアドレスと共に、通信ボード25のラッチ
回路47,パラレル/シリアル変換回路48,及び送信
回路45tによってECU1側の通信ボード23へシリ
アル形式で送信される。そして、そのデータは、通信ボ
ード23のシリアル/パラレル変換回路39により、D
PRAM31のアドレスのうちで通信ボード25側のD
PRAM41への書き込みアドレスと同じアドレスに書
き込まれることとなる。よって、ECU1の制御用CP
U11は、こうしてDPRAM31に書き込まれたデー
タを読み込むことで、PC3側から送信されたデータを
取得することができる。
【0064】このように、本実施形態のデータ通信イン
タフェース5では、ECU1側の制御用CPU11とP
C3との各々が、自分側のDPRAM31,41にライ
トアクセスを行うだけで、そのデータを相手側へ送信で
きると共に、そのデータを相手側と完全に共有すること
ができるようになっている。
【0065】尚、図1及び図2に示す接続状態とは反対
に、通信ボード25をPOD21のソケット21aに装
着すれば、DPRAM41の一方のポートとラッチ回路
47とがECUバス15に接続され、通信ボード23を
PC3のソケット3aに装着すれば、DPRAM31の
一方のポートとラッチ回路37とがPCバス3bに接続
される。そして、この場合にも、ECU1の制御用CP
U11が通信ボード25のDPRAM41にデータを書
き込めば、そのデータと同じデータが、PC3側に装着
された通信ボード23のDPRAM31に書き込まれ、
PC3は、DPRAM31に書き込まれたデータを読み
込むことで、ECU1側からのデータを取得することが
できる。また同様に、PC3が通信ボード23のDPR
AM31にデータを書き込めば、そのデータと同じデー
タが、ECU1側に装着された通信ボード25のDPR
AM41に書き込まれ、制御用CPU11は、DPRA
M41に書き込まれたデータを読み込むことで、PC3
側からのデータを取得することができる。
【0066】一方、本実施形態においては、図1及び図
2に示す接続状態の場合に、シリアル通信ライン27a
が第1のシリアル通信ラインに相当し、シリアル通信ラ
イン27bが第2のシリアル通信ラインに相当し、DP
RAM31が第1のDPRAMに相当し、DPRAM4
1が第2のDPRAMに相当し、ラッチ回路37及びパ
ラレル/シリアル変換回路38が第1のパラレル/シリ
アル変換回路に相当し、ラッチ回路47及びパラレル/
シリアル変換回路48が第2のパラレル/シリアル変換
回路に相当し、シリアル/パラレル変換回路39が第1
のシリアル/パラレル変換回路に相当し、シリアル/パ
ラレル変換回路49が第2のシリアル/パラレル変換回
路に相当する。
【0067】次に、PC3とECU1側の制御用CPU
11とで夫々実行される処理について、図3のフローチ
ャートを用いて説明する。まず、図3において右側に示
す処理は、制御用CPU11によって所定時間毎に実行
される制御プログラムの処理(定時処理)を示してお
り、この処理のプログラムは、EPROM9に予め書き
込まれている。
【0068】一方、図3において左側に示す処理は、P
C3によって実行されるプログラムの処理を示してい
る。そして、この処理のプログラムは、PC3の内部に
設けらたRAMに記憶され、そのRAM上で実行され
る。尚、PC3によって実行される処理のプログラム
は、例えば、次の1〜3の何れかの手順で上記RAMに
記憶される。
【0069】1:予めフロッピーディスクやハードディ
スク等の記録媒体に記憶されていたプログラムが、PC
3に搭載されているフロッピーディスクドライブやハー
ドディスクドライブ等の記録装置で読み出されて、その
ままRAMに記憶される。 2:予めフロッピーディスクやハードディスク等の記録
媒体に記憶されていたプログラムが上記記録装置で読み
出され、その読み出されたプログラムが、PC3に設け
られたキーボードの操作により適宜修正されて、RAM
に記憶させる。
【0070】3:上記キーボードの操作によって新規に
作成されたプログラムが、RAMに記憶される。 そして、図3に示す各ステップ(以下、単に「S」と記
す)の処理のうち、制御用CPU11によって実行され
るS100の処理は、EPROM9に記憶された制御
プログラムのうちの第1部分を成すものであり、制御用
CPU11がECU1に接続されている各種センサの信
号値(以下、センサ値という)を入力するための入力処
理である。また、PC3によって実行されるS230の
処理は、制御用CPU11が上記処理の次に本来実
行すべき制御プログラムの一部分を成すものであり、処
理で得られる各センサ値に基づいて、ECU1に接続
されている各種アクチュエータの制御指令値(制御量の
値)を演算するための演算処理である。そして、制御用
CPU11によって実行されるS150の処理は、E
PROM9に記憶された制御プログラムのうちの第2部
分を成すものであり、処理で得られる制御指令値に基
づいて、上記各種アクチュエータを駆動するための駆動
処理である。
【0071】図3に示すように、まず、制御用CPU1
1は、処理の実行タイミングが到来すると、最初のS1
00にて、前述した処理(入力処理)を実行すること
により、各種のセンサ値を入力する。そして、処理の
実行を完了すると、次のS110にて、上記処理の実
行によって取得したセンサ値を表す制御データを、通信
ボード23に設けられたDPRAM31のアドレス領域
のうちで予めセンサ値を記憶するために設定されたセン
サ値用のアドレス領域に書き込む。また、これと同時
に、DPRAM31のアドレスのうちで予め同期フラグ
用に設定された同期フラグ用アドレスに「1」を書き込
む。尚、同期フラグは、上記同期フラグ用アドレスのデ
ータ値であり、「1」がフラグのオンを示し、「0」が
フラグのオフを示す。
【0072】すると、前述したデータ通信インタフェー
ス5の作用により、DPRAM31に書き込んだデータ
と同じデータが、PC3側の通信ボード25へ自動的に
送信されて、DPRAM41のアドレスのうちでDPR
AM31への書き込みアドレスと同じアドレスに書き込
まれる。このため、DPRAM31に書き込んだ制御デ
ータと同じデータがDPRAM41のセンサ値用のアド
レス領域に書き込まれると共に、DPRAM41の同期
フラグ用アドレスに同期フラグのオンを示す「1」が書
き込まれることとなる。
【0073】そして、制御用CPU11は、次のS12
0にて、DPRAM31の同期フラグ用アドレスから同
期フラグを読み出し、続くS130にて、その読み出し
た同期フラグが「0」であるか否か(オフであるか否
か)を判定する。そして、同期フラグが「0」ではなく
「1」のままであれば、S120に戻る。つまり、制御
用CPU11は、同期フラグが「0」となるまで待ち状
態になって次の処理への動作を停止する。
【0074】一方、PC3は、処理の実行を開始する
と、最初のS200にて、自己に装着された通信ボード
25のDPRAM41にリードアクセスして、DPRA
M41の同期フラグ用アドレスから同期フラグを読み出
す。そして、続くS210にて、その読み出した同期フ
ラグが「1」であるか否か(オンであるか否か)を判定
し、「1」でなければ、ECU1側の制御用CPU11
が上記処理の実行を未だ完了していないと判断して、
S200に戻る。
【0075】ここで、前述したように、制御用CPU1
1が処理の実行を完了して、上記S110の処理を実
行すると、データ通信インタフェース5の作用により、
DPRAM41の同期フラグ用アドレスに、同期フラグ
のオンを示す「1」が書き込まれる。よって、制御用C
PU11が処理の実行を完了すると、その直後に、P
C3は、上記S210で同期フラグが「1」であると判
定し、処理の実行をS220に進めることとなる。
【0076】そして、PC3は、このS220にて、D
PRAM41のセンサ値用のアドレス領域から、ECU
1側より送信された制御データ(センサ値を表すデー
タ)を読み出し、続くS230にて、その読み出した制
御データに基づき、前述の処理(演算処理)を実行し
て、ECU1に接続されている各種アクチュエータの制
御指令値を演算する。
【0077】更に、PC3は、次のS240にて、上記
S220で読み出した制御データの累積計測等を行うデ
ータ計測処理を行い、続くS250にて、上記処理の
実行によって算出した各種アクチュエータの制御指令値
を表わす処理結果データを、通信ボード25に設けられ
たDPRAM41のアドレス領域のうちで予め制御指令
値を記憶するために設定された制御指令値用のアドレス
領域に書き込む。また、これと同時に、DPRAM41
の同期フラグ用アドレスに、同期フラグのオフを示す
「0」を書き込む。
【0078】すると、この場合にも、前述したデータ通
信インタフェース5の作用により、DPRAM41に書
き込んだデータと同じデータが、ECU1側の通信ボー
ド23へ自動的に送信されて、DPRAM31のアドレ
スのうちでDPRAM41への書き込みアドレスと同じ
アドレスに書き込まれる。このため、DPRAM41に
書き込んだ処理結果データと同じデータがDPRAM3
1の制御指令値用のアドレス領域に書き込まれると共
に、DPRAM31の同期フラグ用アドレスに同期フラ
グのオフを示す「0」が書き込まれることとなる。
【0079】そして、PC3は、次のS260にて、上
記S240で累積計測を行っている計測結果を、当該P
C3の表示装置(ディスプレイ)に表示させた後、S2
00の処理へ戻る。一方、PC3が、上記S250でD
PRAM41の同期フラグ用アドレスに「0」を書き込
むと、前述したように、DPRAM31の同期フラグ用
アドレスにも「0」が書き込まれる。
【0080】よって、ECU1側の制御用CPU11
は、PC3がS250の処理を実行すると、その直後
に、上記S130で同期フラグが「0」であると判定
し、処理の実行を次のS140に進めることとなる。そ
して、制御用CPU11は、このS140にて、DPR
AM31の制御指令値用のアドレス領域から、PC3側
より送信された処理結果データ(制御指令値を表すデー
タ)を読み出し、続くS150にて、その読み出した処
理結果データに基づき前述の処理(駆動処理)を実行
して、ECU1に接続されている各種アクチュエータを
実際に駆動する。
【0081】そして更に、制御用CPU11は、上記S
150で処理の実行を完了すると、図3の処理を一旦
終了し、次の実行タイミングが到来すると、前述のS1
00から処理の実行を再度開始する。以上のように、本
第1実施形態のECU1の開発支援装置では、ECU1
側の制御用CPU11が、EPROM9に記憶された制
御プログラムのうち、処理のプログラムの実行(S1
00)を完了すると、その処理によって取得したセン
サ値を表す制御データを、データ通信インタフェース5
を介してPC3側へ送信し(S110)、その後、次の
処理への動作を停止するようにしている(S120,S
130)。
【0082】そして、PC3は、ECU1側から上記制
御データが送信されて来ると(S200,S210:Y
ES)、その制御データを入力すると共に(S22
0)、部分プログラム記憶手段としてのRAMに記憶さ
れた処理のプログラムをECU1からの上記制御デー
タに基づき実行して(S230)、その処理結果を表す
処理結果データを、データ通信インタフェース5を介し
ECU1側へ送信するようにしている(S250)。
【0083】そして更に、ECU1側の制御用CPU1
1は、PC3側から処理結果データが送信されて来ると
(S130:YES)、次の処理への動作を再開して、
EPROM9に記憶された制御プログラムのうちの処理
のプログラムをPC3側からの処理結果データに基づ
き実行して、アクチュエータを駆動するようにしている
(S140,S150)。
【0084】つまり、本第1実施形態の開発支援装置に
おいては、ECU1側とPC3側とで、制御対象の制御
に用いられるデータ(即ち、上記制御データ及び処理結
果データ)を通信により共有し、制御用CPU11が処
理と処理との間で本来実行すべき処理のプログラ
ムを、PC3側で実行するようにしている。
【0085】よって、本実施形態の開発支援装置によれ
ば、PC3側のRAMに記憶させて実行する処理のプ
ログラムをキーボードの操作等によって変更するだけ
で、ECU1の制御用CPU11がその処理のプログ
ラムを実行した場合のECU1の実際の動作状態を、簡
単に確認することができる。
【0086】このため、ECU1の制御ロジックである
制御プログラム自体を変更してECU1を実際に動作さ
せてみる、といった開発作業を極めて容易に行うことが
でき、ECU1の開発期間を大幅に短縮することができ
るようになる。また、例えば、PID制御やファジー制
御といった複数種類の制御方式を比較検討したい場合等
にも有効である。
【0087】しかも、本実施形態の開発支援装置では、
データ通信インタフェース5として、図2に示した構成
のものを用いており、ECU1側の制御用CPU11と
PC3との各々は、自分側のDPRAM31,41にラ
イトアクセスを行うだけで、そのデータを相手側へ送信
することができるため、制御用CPU11とPC3との
データのやり取りを高速に行うことができ、特に有利で
ある。
【0088】つまり、制御用CPU11とPC3との間
におけるデータの転送遅延が大きいと、制御用CPU1
1が図3の処理の実行を完了してから処理の実行を
開始するまでの時間が大きくなってしまい、その結果、
ECU1の正確な動作検証を行うことができなくなった
り、或いは、制御対象の制御自体が不能になってしまう
可能性があるが、本実施形態の開発支援装置によれば、
そのような転送遅延による不具合を生じさせることな
く、ECU1の動作検証を確実に行うことができるので
ある。
【0089】そして更に、本実施形態のデータ通信イン
タフェース5では、ECU1とPC3とを、シリアル通
信ケーブル27(シリアル通信ライン27a,27b)
で結ぶようにしているため、外部からのノイズに強く、
シリアル通信ケーブル27を長い距離にまで伸ばせると
いう利点がある。
【0090】また、本実施形態の開発支援装置によれ
ば、2つの通信ボード23,25を区別することなく、
ECU1側の制御用CPU11とPC3とをデータ通信
可能に接続することができる。また更に、万一、データ
通信インタフェース5が故障しても、簡単に取り替える
ことができる。よって、当該装置の取り扱い性を格段に
向上させることができる。しかも、両方の通信ボード2
3,25に設けられる回路部分が全く同じ一対の構成
(所謂ミラー構成)であるため、データ通信インタフェ
ース5を構成する部品の種類を抑えることができ、その
製造時においても有利である。
【0091】尚、本第1実施形態では、制御用CPU1
1に図3のS110,S120,S130:NOの各処
理を行わせるためのプログラムが、請求項1の停止手段
に相当し、制御用CPU11に図3のS130:YE
S,S140の各処理を行わせるめのプログラムが、請
求項1の再起動手段に相当している。また、制御用CP
U11に図3のS110にて同期フラグをオンにする処
理と、S120,S130:NOの各処理とを行わせる
ためのプログラムが、請求項3の停止手段に相当し、制
御用CPU11に図3のS110にて制御データを出力
する処理(詳しくは、制御データをDPRAM31に書
き込んで送信する処理)を行わせるためのプログラム
が、請求項3のデータ出力手段に相当し、制御用CPU
11に図3のS130:YES,S140の各処理を行
わせるためのプログラムが、請求項3の再起動手段に相
当している。
【0092】ところで、上記実施形態の開発支援装置で
は、制御用CPU11が、処理の実行を完了した時点
でPC3へ制御データを送信するようにしたが、PC3
への制御データの送信は、制御用CPU11が処理の
プログラムを実行している最中(つまり、図3のS10
0の実行中)に行うようにしても良い。
【0093】つまり、本実施形態の開発支援装置では、
制御用CPU11が、処理のプログラムの実行を完了
すると、その旨を示す完了データとして、値が「1」の
同期フラグをPC3側へ送信し(S110)、PC3
は、値が「1」の同期フラグがECU1側から送信され
て来ると(S210:YES)、処理のプログラムの
実行を開始するようにしているため、PC3は、同期フ
ラグの値によって、制御用CPU11が処理のプログ
ラムの実行を完了したことを確実に知ることができ、そ
の結果、制御用CPU11とPC3との間におけるプロ
グラムの実行タイミングを確実に同期させることができ
るからである。
【0094】次に、第2実施形態の開発支援装置につい
て、図4及び図5を用いて説明する。尚、図4は、第2
実施形態の開発支援装置の全体構成を表すブロック図で
あり、図5は、PC3とECU1側の制御用CPU11
とで夫々実行される処理を表わすフローチャートであ
る。
【0095】まず、図4に示すように、本第2実施形態
の開発支援装置では、第1実施形態の開発支援装置に対
して、PC3に、データ入力装置としての計測装置51
が、データ通信インタフェース5とは別に接続される。
そして、この計測装置51は、外部からの入力される信
号の値を計測し、その計測値を表す計測データをPC3
に入力させる。尚、図示はされていないが、計測装置5
1からは、通信ボード23,25と同様の、PCカード
と同じ形状のカード部材が伸びており、そのカード部材
をPC3に設けられたPCカード用の他のソケットに装
着することで、当該計測装置51とPC3が互いに接続
される。
【0096】そして、本第2実施形態の開発支援装置で
は、図5のフローチャートに示すように、ECU1側の
制御用CPU11は、第1実施形態の図3と全く同様の
S100〜S150の処理を行うが、PC3は、S22
0でDPRAM41のセンサ値用のアドレス領域から、
ECU1側より送信された制御データ(センサ値を表す
データ)を読み出すと、次に追加されたS225で、計
測装置51からの計測データを入力する。
【0097】そして更に、PC3は、続くS230に
て、S220で読み出した制御データとS225で入力
した計測装置51からの計測データとに基づいて、各種
アクチュエータの制御指令値(制御量の値)を演算する
ための処理’を実行する。尚、他の処理については、
第1実施形態の場合と同様である。
【0098】つまり、本第2実施形態の開発支援装置に
おいて、PC3は、制御用CPU11が処理と処理
との間で本来実行すべき処理’のプログラムを、EC
U1からの制御データと計測装置51からの計測データ
とに基づき実行し、その処理結果を表す処理結果データ
をECU1へ送信するようにしている。
【0099】よって、この第2実施形態の開発支援装置
によれば、現状のECU1には入力されていない新たな
センサからの信号を、ECU1の制御ロジックに取り入
れるべきか否かの検討や、その信号を取り入れた場合の
最適な制御プログラムの設計等を容易に行うことがで
き、ECU1の開発が一層容易になる。
【0100】即ち、新たなセンサの信号値を制御指令値
の演算に用いる処理’のプログラムを、PC3側のR
AMに記憶させておくと共に、図4に示す如く、その新
たなセンサからの実際のセンサ信号が計測装置51を介
してPC3に入力されるようにすれば、PC3にて、上
記新たなセンサの実際のセンサ値(つまり、計測装置5
1からの計測データ)に基づき上記処理’のプログラ
ムが実行され、その実行による影響がECU1の実際の
動作に現れることとなる。このため、ECU1の制御ロ
ジックに新たなセンサからの信号を取り入れた場合の実
際の動作状態を、ECU1のハードウェアを変更するこ
となく簡単に確認することができるようになるのであ
る。
【0101】尚、本第2実施形態の開発支援装置におい
ても、制御用CPU11によるPC3への制御データの
送信は、制御用CPU11が処理のプログラムを実行
している最中に行うようにしても良い。ところで、前述
した第1及び第2実施形態の開発支援装置では、制御対
象を制御するための制御プログラムの一部分を、PC3
側で実行するようにしたが、例えば、ECU1側のEP
ROM9に、制御プログラムを一通り全て書き込んでお
くと共に、制御用CPU11が、その制御プログラムを
実行する毎に、自己の処理動作によって取得したセンサ
値や制御指令値等の内部データを、データ通信インタフ
ェース5を介してPC3側へ送信するようにし、PC3
が、そのECU1側からの内部データを自己の表示装置
に表示させる、といった内部データのモニタを行うよう
にしても良い。
【0102】そして、このようにECU1側の内部デー
タをPC3によってモニタする場合には、以下に説明す
るデータ転送の手法を採れば、非常に有利である。即
ち、図6に示すように、まず、通信ボード23,25の
DPRAM31,41に、モニタ対象の内部データを格
納するためのn個の記憶領域A1 〜An を予め割り当て
ておく。そして、ECU1側の制御用CPU11は、制
御プログラムを実行する毎に、自分側のDPRAM31
における上記記憶領域A1 〜An のうちの1つに、今回
の処理動作で取得した内部データを順番に書き込む。こ
れに対して、PC3は、制御用CPU11による制御プ
ログラムの実行周期Tをn倍した周期(=T×n)毎
に、自分側のDPRAM41における上記記憶領域A1
〜An の全てから、n回分の内部データを一度に読み込
むようにするのである。
【0103】このようにすれば、制御用CPU11によ
る制御プログラムの実行周期Tが非常に短くても、PC
3は、その周期Tのn倍の周期でデータモニタのための
処理を行えば良く、PC3側の処理負荷を大幅に低減す
ることができる。一方、図4に示した第2実施形態の装
置構成において、ECU1側の内部データをPC3によ
ってモニタする場合、例えば、計測装置51に、ECU
1側の内部データと連動して変化するセンサの信号を入
力しておき、PC3が、図7に例示するように、ECU
1からの内部データ(以下、ECUデータという)と計
測装置51からの計測データ(以下、センサデータとい
う)とを、自己の表示装置に同時にグラフ化して表示さ
せる、といったデータモニタを行うようにしても良い。
【0104】そして、このように計測装置51を併用し
たデータモニタを行えば、ECUデータのセンサデータ
に対する変移状態を視覚的に確認して、ECUデータが
適切に変移しているか否か等を簡単に検証することがで
きるようになる。但し、この場合、PC3がECUデー
タとセンサデータとの各々を取得するタイミングは、E
CU1と計測装置51との動作タイミングの微妙なずれ
等により必ずしも一致しないため、ECUデータのグラ
フの時間軸とセンサデータのグラフの時間軸とが表示装
置の表示上でずれてしまい、両データの変移状態を比較
し難くなってしまう可能性がある。
【0105】そこで、その問題を解決するためには、以
下のようにすればよい。即ち、まず、ECU1に入力さ
れているセンサ信号の少なくとも1つを、共通信号とし
て計測装置51にも入力しておく。そして、PC3は、
図7に示すように、キーボードの操作等によって指定さ
れた時刻ts から、ECUデータのうちで上記共通信号
に対応するデータがレベル変化するまでの時間T1 と、
センサデータのうちで上記共通信号に対応するデータが
レベル変化するまでの時間T2 とを、夫々計測する。そ
して更に、PC3は、ECUデータのグラフとセンサデ
ータのグラフとを表示装置に表示する際に、両グラフの
何れか一方の時間軸を、上記計測した両時間T1 ,T2
の差だけずらすようにする。
【0106】例えば、図7の矢印Yで示すように、上記
時間T1 よりも上記時間T2 の方が大きい場合には、セ
ンサデータのグラフの時間軸を、両時間T1 ,T2 の差
(T2 −T1 )だけ早めるようにシフト補正(図7にて
左方向へシフト補正)する。そして、PC3がこのよう
な補正処理を行えば、ECUデータのグラフの時間軸と
センサデータのグラフの時間軸とが表示装置の表示上で
常に一致することとなり、その結果、両データの変移状
態が非常に比較し易くなって、ECU1の開発効率を向
上させることができる。
【0107】尚、本発明は、前述した実施形態に限定さ
れることなく、本発明の技術的範囲に属する限り、種々
の形態を採り得ることは言うまでもない。例えば、上記
各実施形態の開発支援装置は、自動車のエンジンやトラ
ンスミッション等を制御するECU1を開発するために
用いるものであったが、自動車の各部以外の他の制御対
象を制御する電子制御ユニットにも用いることができ
る。
【0108】また、データ通信インタフェース5のシリ
アル通信ケーブル27(シリアル通信ライン27a,2
7b)を光ファイバケーブルとし、シリアル通信用トラ
ンシーバ35,45を光モジュールとすれば、データ転
送時の耐ノイズ性を一層向上させることができる。
【0109】一方、上記各実施形態では、図3の処理
がセンサ値を入力するための入力処理であり、処理が
アクチュエータの制御指令値を演算するための演算処理
であり、処理がアクチュエータを駆動するための駆動
処理であったが、処理〜の各々は、他の処理であっ
ても良い。
【0110】また、上記各実施形態では、ECU1側の
制御プログラムを記憶する記憶手段として、EPROM
9を用いたが、例えば、記憶内容を電気的に書き換え可
能なEEPROMやフラッシュメモリ、或いは、電源バ
ックアップがなされたRAM(電源が常に供給されるR
AM)等、他のメモリを用いても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の開発支援装置の全体構成を表
すブロック図である。
【図2】 第1実施形態の開発支援装置の内部構成を表
すブロック図である。
【図3】 第1実施形態の開発支援装置において、パー
ソナルコンピュータとECU側の制御用CPUとで夫々
実行される処理を表すフローチャートである。
【図4】 第2実施形態の開発支援装置の全体構成を表
すブロック図である。
【図5】 第2実施形態の開発支援装置において、パー
ソナルコンピュータとECU側の制御用CPUとで夫々
実行される処理を表すフローチャートである。
【図6】 パーソナルコンピュータによりECU側の内
部データをモニタする場合のデータ転送手法を説明する
説明図である。
【図7】 計測装置を併用したデータモニタを行う場合
の、ECUデータとセンサデータとの時間軸のずれを補
正する手法を説明する説明図である。
【符号の説明】
1…ECU(電子制御ユニット) 3…PC(パーソ
ナルコンピュータ) 5…データ通信インタフェース 9…EPROM 11…制御用CPU 13…RAM 3a,21a
…ソケット 3b…PCバス 15…ECUバス 21…POD
(Pulg On Device) 23,25…通信ボード 27…シリアル通信ケーブ
ル 27a,27b…シリアル通信ライン 31,41…
DPRAM 33,43…バス/シリアル変換部 35,45…シリアル通信用トランシーバ 37…ラ
ッチ回路 38,48…パラレル/シリアル変換回路 39,49…シリアル/パラレル変換回路 51…計
測装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山内 一朗 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式 会社デンソー内 (56)参考文献 特開 平2−150929(JP,A) 特開 平7−230393(JP,A) 特開 昭61−29949(JP,A) 特開 平4−242429(JP,A) 特開 平4−329460(JP,A) 特開 平8−185334(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 9/06 G06F 11/28 G06F 11/22 F02D 45/00 B60R 16/02 G05B 15/02 G05B 19/05 G06F 15/16 G06F 13/00 - 13/42 JSTファイル(JOIS) CSDB(日本国特許庁)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御プログラムを記憶する記憶手段と、
    該記憶手段に記憶された制御プログラムを実行して制御
    対象を制御する制御用CPUとを有する電子制御ユニッ
    トを開発するために用いられ、パーソナルコンピュータ
    と、該パーソナルコンピュータと前記制御用CPUとを
    データ通信可能に接続する通信インタフェースと、を備
    えた電子制御ユニットの開発支援装置において、 前記電子制御ユニットには、 前記制御用CPUが前記記憶手段に記憶された制御プロ
    グラムのうちの第1部分の実行を完了すると、前記制御
    用CPUに、自己の処理動作によって取得した所定の制
    御データを前記通信インタフェースを介して前記パーソ
    ナルコンピュータへ送信させた後、該制御用CPUの次
    の処理への動作を停止させる停止手段と、 前記パーソナルコンピュータから前記通信インタフェー
    スを介して所定の処理結果データが送信されて来ると、
    前記制御用CPUの次の処理への動作を再開させて、該
    制御用CPUに、前記記憶手段に記憶された制御プログ
    ラムのうちの第2部分を前記パーソナルコンピュータか
    らの処理結果データに基づき実行させる再起動手段とが
    設けられ、 前記パーソナルコンピュータは、 前記制御用CPUが前記第1部分と前記第2部分との間
    で本来実行すべきプログラムを記憶する部分プログラム
    記憶手段を備え、前記電子制御ユニットから前記通信イ
    ンタフェースを介して前記制御データが送信されて来る
    と、前記部分プログラム記憶手段に記憶されたプログラ
    ムを前記電子制御ユニットからの制御データに基づき実
    行して、その処理結果を表すデータを、前記処理結果デ
    ータとして前記通信インタフェースを介し前記電子制御
    ユニットへ送信するよう構成されており、 更に、前記通信インタフェースは、 前記電子制御ユニット側から前記パーソナルコンピュー
    タ側へシリアルデータを伝達するための第1のシリアル
    通信ラインと、 前記パーソナルコンピュータ側から前記電子制御ユニッ
    ト側へシリアルデータ を伝達するための第2のシリアル
    通信ラインと、 前記電子制御ユニット側に設けられ、アクセス可能な2
    つのポートを有すると共に、一方のポートが前記制御用
    CPUのバスに接続された第1のDPRAMと、 前記電子制御ユニット側に設けられて、前記第1のDP
    RAMと共に前記制御用CPUのバスに接続され、前記
    制御用CPUが前記第1のDPRAMにライトアクセス
    する際に出力するアドレス及びデータからなるパラレル
    データをラッチすると共に、該ラッチしたパラレルデー
    タをシリアルデータに変換して前記第1のシリアル通信
    ラインへ出力する第1のパラレル/シリアル変換回路
    と、 前記パーソナルコンピュータ側に設けられ、アクセス可
    能な2つのポートを有すると共に、一方のポートが前記
    パーソナルコンピュータのバスに接続された第2のDP
    RAMと、 前記パーソナルコンピュータ側に設けられて、前記第2
    のDPRAMと共に前記パーソナルコンピュータのバス
    に接続され、前記パーソナルコンピュータが前記第2の
    DPRAMにライトアクセスする際に出力するアドレス
    及びデータからなるパラレルデータをラッチすると共
    に、該ラッチしたパラレルデータをシリアルデータに変
    換して前記第2のシリアル通信ラインへ出力する第2の
    パラレル/シリアル変換回路と、 前記電子制御ユニット側に設けられ、前記パーソナルコ
    ンピュータ側から前記第2のシリアル通信ラインを介し
    てシリアルデータが送信されて来ると、該シリアルデー
    タをパラレルデータに変換して前記第1のDPRAMの
    他方のポートに出力すると共に、該第1のDPRAMに
    ライトアクセスする第1のシリアル/パラレル変換回路
    と、 前記パーソナルコンピュータ側に設けられ、前記電子制
    御ユニット側から前記第1のシリアル通信ラインを介し
    てシリアルデータが送信されて来ると、該シリアルデー
    タをパラレルデータに変換して前記第2のDPRAMの
    他方のポートに出力すると共に、該第2のDPRAMに
    ライトアクセスする第2のシリアル/パラレル変換回路
    とを備えていること、 を特徴とする電子制御ユニットの開発支援装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子制御ユニットの開
    発支援装置において、 前記パーソナルコンピュータに対し前記通信インタフェ
    ースとは別に接続され、外部からの信号をデータ化して
    前記パーソナルコンピュータに入力させるデータ入力装
    置を備え、 前記パーソナルコンピュータは、 前記電子制御ユニットから前記制御データが送信されて
    来ると、前記部分プログラム記憶手段に記憶されたプロ
    グラムを前記電子制御ユニットからの制御データと前記
    データ入力装置からのデータとに基づき実行して、その
    処理結果を表すデータを、前記処理結果データとして前
    記電子制御ユニットへ送信するよう構成されているこ
    と、 を特徴とする電子制御ユニットの開発支援装置。
  3. 【請求項3】 制御プログラムを記憶する記憶手段と、
    該記憶手段に記憶された制御プログラムを実行して制御
    対象を制御する制御用CPUとを有する電子制御ユニッ
    トを開発するために用いられ、パーソナルコンピュータ
    と、該パーソナルコンピュータと前記制御用CPUとを
    データ通信可能に接続する通信インタフェースと、を備
    えた電子制御ユニットの開発支援装置において、 前記電子制御ユニットには、 前記制御用CPUが前記記憶手段に記憶された制御プロ
    グラムのうちの第1部分の実行を完了すると、前記制御
    用CPUに、前記第1部分の実行完了を示す完了データ
    を前記通信インタフェースを介して前記パーソナルコン
    ピュータへ送信させた後、該制御用CPUの次の処理へ
    の動作を停止させる停止手段と、 前記制御用CPUが前記第1部分を実行している最中、
    或いは、前記第1部分の実行を完了して前記完了データ
    を送信する際に、前記制御用CPUに、自己の処理動作
    によって取得した所定の制御データを前記通信インタフ
    ェースを介して前記パーソナルコンピュータへ送信させ
    るデータ出力手段と、 前記パーソナルコンピュータから前記通信インタフェー
    スを介して所定の処理結果データが送信されて来ると、
    前記制御用CPUの次の処理への動作を再開させて、該
    制御用CPUに、前記記憶手段に記憶された制御プログ
    ラムのうちの第2部分を前記パーソナルコンピュータか
    らの処理結果データに基づき実行させる再起動手段とが
    設けられ、 前記パーソナルコンピュータは、 前記制御用CPUが前記第1部分と前記第2部分との間
    で本来実行すべきプログラムを記憶する部分プログラム
    記憶手段を備え、前記電子制御ユニットから前記通信イ
    ンタフェースを介して送信されて来る前記制御データ及
    び前記完了データを入力すると共に、前記完了データが
    送信されて来ると、前記部分プログラム記憶手段に記憶
    されたプログラムを前記電子制御ユニットからの制御デ
    ータに基づき実行して、その処理結果を表すデータを、
    前記処理結果データとして前記通信インタフェースを介
    し前記電子制御ユニットへ送信するよう構成されて
    り、 更に、前記通信インタフェースは、 前記電子制御ユニット側から前記パーソナルコンピュー
    タ側へシリアルデータを伝達するための第1のシリアル
    通信ラインと、 前記パーソナルコンピュータ側から前記電子制御ユニッ
    ト側へシリアルデータを伝達するための第2のシリアル
    通信ラインと、 前記電子制御ユニット側に設けられ、アクセス可能な2
    つのポートを有すると共に、一方のポートが前記制御用
    CPUのバスに接続された第1のDPRAMと、 前記電子制御ユニット側に設けられて、前記第1のDP
    RAMと共に前記制御用CPUのバスに接続され、前記
    制御用CPUが前記第1のDPRAMにライトアクセス
    する際に出力するアドレス及びデータからなるパラレル
    データをラッチすると共に、該ラッチしたパラレルデー
    タをシリアルデータに変換して前記第1のシリアル通信
    ラインへ出力する第1のパラレル/シリアル変換回路
    と、 前記パーソナルコンピュータ側に設けられ、アクセス可
    能な2つのポートを有すると共に、一方のポートが前記
    パーソナルコンピュータのバスに接続された第2のDP
    RAMと、 前記パーソナルコンピュータ側に設けられて、前記第2
    のDPRAMと共に前記パーソナルコンピュータのバス
    に接続され、前記パーソナルコンピュータが前記第2の
    DPRAMにライトアクセスする際に出力するアドレス
    及びデータからなるパラレルデータをラッチすると共
    に、該ラッチしたパラレルデータをシリア ルデータに変
    換して前記第2のシリアル通信ラインへ出力する第2の
    パラレル/シリアル変換回路と、 前記電子制御ユニット側に設けられ、前記パーソナルコ
    ンピュータ側から前記第2のシリアル通信ラインを介し
    てシリアルデータが送信されて来ると、該シリアルデー
    タをパラレルデータに変換して前記第1のDPRAMの
    他方のポートに出力すると共に、該第1のDPRAMに
    ライトアクセスする第1のシリアル/パラレル変換回路
    と、 前記パーソナルコンピュータ側に設けられ、前記電子制
    御ユニット側から前記第1のシリアル通信ラインを介し
    てシリアルデータが送信されて来ると、該シリアルデー
    タをパラレルデータに変換して前記第2のDPRAMの
    他方のポートに出力すると共に、該第2のDPRAMに
    ライトアクセスする第2のシリアル/パラレル変換回路
    とを備えていること、 特徴とする電子制御ユニットの開発支援装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の電子制御ユニットの開
    発支援装置において、 前記パーソナルコンピュータに対し前記通信インタフェ
    ースとは別に接続され、外部からの信号をデータ化して
    前記パーソナルコンピュータに入力させるデータ入力装
    置を備え、 前記パーソナルコンピュータは、 前記電子制御ユニットから前記完了データが送信されて
    来ると、前記部分プログラム記憶手段に記憶されたプロ
    グラムを前記電子制御ユニットからの制御データと前記
    データ入力装置からのデータとに基づき実行して、その
    処理結果を表すデータを、前記処理結果データとして前
    記電子制御ユニットへ送信するよう構成されているこ
    と、 を特徴とする電子制御ユニットの開発支援装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4の何れかに記載
    の電子制御ユニットの開発支援装置において、 前記通信インタフェースのうち、前記第1のDPRA
    M,前記第1のパラレル/シリアル変換回路,及び前記
    第1のシリアル/パラレル変換回路からなる部分と、前
    記第2のDPRAM,前記第2のパラレル/シリアル変
    換回路,及び前記 第2のシリアル/パラレル変換回路か
    らなる部分とは、互いに同一であると共に、夫々、前記
    パーソナルコンピュータに設けられたPCカード用のソ
    ケットに着脱可能な形状のカード部材に設けられてお
    り、 前記電子制御ユニット側には、前記パーソナルコンピュ
    ータ側の前記ソケットと同様のソケットが設けられ、 更に、前記通信インタフェースは、前記カード部材の一
    方が前記電子制御ユニット側に設けられた前記ソケット
    に装着されることで、そのカード部材に設けられた前記
    第1のDPRAMと前記第1のパラレル/シリアル変換
    回路、或いは、前記第2のDPRAMと前記第2のパラ
    レル/シリアル変換回路が前記制御用CPUのバスに接
    続され、前記カード部材の他方が前記パーソナルコンピ
    ュータ側の前記ソケットに装着されることで、そのカー
    ド部材に設けられた前記第1のDPRAMと前記第1の
    パラレル/シリアル変換回路、或いは、前記第2のDP
    RAMと前記第2のパラレル/シリアル変換回路が前記
    パーソナルコンピュータのバスに接続されて、前記パー
    ソナルコンピュータと前記制御用CPUとをデータ通信
    可能に接続するよう構成されていること、 特徴とする電子制御ユニットの開発支援装置。
JP27895397A 1997-10-13 1997-10-13 電子制御ユニットの開発支援装置 Expired - Fee Related JP3508507B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27895397A JP3508507B2 (ja) 1997-10-13 1997-10-13 電子制御ユニットの開発支援装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27895397A JP3508507B2 (ja) 1997-10-13 1997-10-13 電子制御ユニットの開発支援装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11119989A JPH11119989A (ja) 1999-04-30
JP3508507B2 true JP3508507B2 (ja) 2004-03-22

Family

ID=17604371

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27895397A Expired - Fee Related JP3508507B2 (ja) 1997-10-13 1997-10-13 電子制御ユニットの開発支援装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3508507B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
MY128134A (en) 2000-09-28 2007-01-31 Novartis Ag Compositions and methods for cleaning contact lenses
JP2003099246A (ja) * 2001-09-26 2003-04-04 Denso Corp アクチュエータ制御システム
JP4463737B2 (ja) * 2005-07-22 2010-05-19 ソフトバンクモバイル株式会社 プログラム開発システム
US8074118B2 (en) * 2009-01-28 2011-12-06 Dspace Digital Signal Processing And Control Engineering Gmbh Method for influencing a control unit and manipulation unit

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11119989A (ja) 1999-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3491419B2 (ja) 電子制御装置
US20110282517A1 (en) Microcontroller having a computing unit and a logic circuit, and method for carrying out computations by a microcontroller for a regulation or a control in a vehicle
JP4404147B2 (ja) 車載電子制御装置及びその車載電子制御装置の情報更新方法
JPH05128080A (ja) 情報処理装置
JP3508507B2 (ja) 電子制御ユニットの開発支援装置
JP2001067235A (ja) 割込コントローラ及びマイクロコンピュータ
JP3988636B2 (ja) マイクロコンピュータ及び車両用ecu
US7386714B2 (en) Transmitting data from a single storage unit between multiple processors during booting
JP3827565B2 (ja) マイコンのロジック開発装置
JP4422076B2 (ja) データ処理装置、電子制御ユニット、ならびに自動車
US6058468A (en) Central processing unit and microcomputer having testing of circuitry external to the central processing unit
JP2003229760A (ja) 装置コントローラ
JP4192379B2 (ja) 電子制御システム
JP2003196256A (ja) 電子制御装置
JP2859184B2 (ja) フィールドプログラマブルゲートアレイ
JP3203884B2 (ja) 車両用診断システム
JP2019087118A (ja) 車載制御装置
JP2584903B2 (ja) 外部装置制御方式
JPS6034132B2 (ja) プログラマブル・コントロ−ラ
JPH06129949A (ja) 故障診断情報通信装置
JP3438270B2 (ja) 電子制御システムにおけるデータバックアップ装置及び車両用故障診断装置
JPH07168768A (ja) 初期自己診断方法
JP2000267878A (ja) 電子制御装置のシステム検査方法
JPS61134856A (ja) Ramチエツク回路
JP2697695B2 (ja) アダプタ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20031215

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110109

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees