JP3507464B2 - 情報処理装置及びその制御方法 - Google Patents

情報処理装置及びその制御方法

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JP3507464B2 JP2001296579A JP2001296579A JP3507464B2 JP 3507464 B2 JP3507464 B2 JP 3507464B2 JP 2001296579 A JP2001296579 A JP 2001296579A JP 2001296579 A JP2001296579 A JP 2001296579A JP 3507464 B2 JP3507464 B2 JP 3507464B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク上の
画像処理装置、例えばスキャナやプリンタ、を利用して
スキャナ入力、プリント出力を行う情報処理装置、例え
ばクライアントコンピュータやスキャナ/プリンタサー
バ、に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ上で作成・変換され
た文書・画像等をプリンタから出力する際、又はスキャ
ナから画像データを取り込む際に、これらのコンピュー
タやプリンタ、スキャナなどをネットワークを介して接
続することにより、1人のクライアントユーザが複数の
プリンタ及びスキャナを利用することが可能となってき
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】だがこの場合、期待通
りの入出力結果を得るには各クライアントユーザは使用
するスキャナ/プリンタの制限事項(使用可能な用紙サ
イズ、ADF/ソーターの有無、最大読み取りサイズ
等)を常に意識しておく必要がある。もし誤ってその制
限事項を越えた入出力要求を行った場合、エラーとなっ
て何も入出力結果が得られないか、または全く予期せぬ
入出力結果を得るかのどちらかである。しかし、スキャ
ナ/プリンタがユーザから離れた位置に設置してある場
合やスキャナ/プリンタの台数が多い場合、常にスキャ
ナ/プリンタの制限事項を意識しておくことはユーザに
とって困難なことである。
【0004】 本発明は、クライアントユーザが使用す
るスキャナ/プリンタなどの画像処理装置に対して設定
項目の使用不可能なパラメータを常に意識しておかなく
ても、直ちに知ることができるような、ネットワーク上
のスキャナ/プリンタを用いて画像データの入出力を行
える情報処理装置、例えばクライアントコンピュータや
スキャナ/プリンタサーバ、を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに第 1 の発明は、画像処理装置に対する設定を行うた
めの設定画面を表示させる情報処理装置であって、前記
設定画面は設定項目のパラメータとを含み、前記画像処
理装置を指定する指定情報を受信する受信手段と、前記
指定情報により指定された画像処理装置の制限情報を取
得する取得手段と、前記取得された制限情報に基づい
て、前記設定項目の使用不可能なパラメータが選択でき
ないことを報知されるよう制御する制御手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0006】 また、第2の発明は、第1の発明におい
て、前記画像処理装置への指定の解除を受け付ける受付
手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】 また、第3の発明は、第1の発明におい
て、前記取得手段は、前記制限情報を定期的に収集する
ことを特徴とする。
【0008】 また、第4の発明は、画像処理装置に対
する設定を行うための設定画面を表示させる情報処理装
置の制御方法であって、前記設定画面は設定項目のパラ
メータとを含み、前記画像処理装置を指定する指定情報
を受信するステップと、前記指定情報により指定された
画像処理装置の制限情報を取得するステップと、前記取
得された制限情報に基づいて、前記設定項目の使用不可
能なパラメータが選択できないことを報知されるよう制
御するステップとを備えたことを特徴とすることを特徴
とする。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明によ
る実施例を詳細に説明する。
【0028】図1は本発明の実施例に係るスキャナ/プ
リンタサーバシステムのシステム構成図である。
【0029】本実施例のシステムは図1のように、上部
にデジタル画像読み取り部(以下「スキャナ」と称す
る)(100)と、デジタル画像を印刷出力するデジタ
ル画像プリント部(以下に、プリンタと称する)(30
0)からなるデジタル複写機(1000)と、ネットワ
ーク(1)上に接続されているスキャナ/プリンタサー
バ(200)と、複数のクライアントユーザのコンピュ
ータ(400)により構成される。
【0030】図2にスキャナ/プリンタ機能を有する、
このデジタル複写機(1000)の構成を示す。
【0031】スキャナ(100)部では、スキャナコン
トローラ(101)が制御の中心となり、以下の制御を
行っている。
【0032】先ず、露光系コントローラ(103)が密
着型CCDラインセンサを制御して原稿台上の原稿をス
キャンし、各画素の濃度に応じたアナログ画像信号に変
換する。このアナログ画像信号はA/D変換部で各色8
bitのデジタル画像信号に変換される。この画像信号
(デジタル)は、画像処理部(102)で、その輝度レ
ベルから濃度であるトナー量に対応したレベルに変換さ
れる。次に、画像処理部(102)で合成、変倍、移動
等の各種画像処理がおこなわれる。
【0033】プリンタ(300)部では、スキャナ(1
00)部より送られてきたデジタル画像信号が半導体レ
ーザ部の点灯信号に変換され、レーザドライブ部(31
0)でレーザが制御され、そのレーザの点灯信号はデジ
タル画像信号のレベルに対応したパルス幅として出力さ
れる。
【0034】レーザの点灯レベルは、256レベル(8
bitに対応)となっている。この出力すべきデジタル
画像信号に応じて、画像を感光ドラム(315)に順次
デジタル的なドット形式で露光・現像(314)し、用
紙に複数転写(316)して、最後に定着(322)す
る電子写真方式のレーザービームプリンタとなってい
る。
【0035】このスキャナ(100)部とプリンタ(3
00)部は、スキャナ(100)部のコントロールによ
り、プリンタ(300)を制御して、デジタル複写機
(1000)としても機能することが可能となってい
る。
【0036】デジタル複写機(1000)としても機能
する際は、スキャナ(100)部の原稿台に原稿画像を
セットし、複写開始キーを押して前述のプロセスに従っ
てスキャナ部からの画像の読み込み、画像処理、プリン
タ(300)部での露光、現像、転写、定着のプロセス
を経て画像が形成され、グレースケールコピーとして出
力される。
【0037】図3は、ネットワーク上のクライアントコ
ンピュータ(400)の構造を示す。
【0038】クライアントコンピュータ(400)は、
スキャナ/プリンタサーバ(200)とのネットワーク
上のプロトコルを制御するためのネットワーク・コント
ローラ(420)と、クライアントコンピュータの中央
制御のためのCPU(405)、画像データの1時登
録、各種データ記憶のためのハードディスク(451)
とそれを制御するハードディスクコントローラ(45
0)、メインメモリ(460)と作業者からの指示入力
手段としてマウス(431)、キーボード(441)
と、それらを制御するためのキーボード・マウスコント
ローラ(430)、レイアウト・編集・メニュー表示等
を行うためのカラーディスプレイ(412)、ディスプ
レイメモリ(411)、ディスプレイコントローラ(4
10)、及び、ディスプレイメモリ(411)上での画
像レイアウト・編集を行う画像編集コントローラ(41
3)から構成される。
【0039】図4は、本発明によるスキャナ/プリンタ
サーバ(200)を示す。
【0040】この装置は、大きく分けて、スキャナ/プ
リンタサーバ(200)全体を制御するメインコントロ
ーラ(210)、ネットワーク上のプロトコル処理を制
御するネットワーク・コントローラ(220)と、その
プロトコルにより抽出したパケットの内容の解析、画像
データの分離など、サーバとしての制御を行うネットワ
ークサーバコントローラ(221)、単体もしくは複数
のハードディスクを制御するハードディスクコントロー
ラ(230)、それに接続されるハードディスク(23
1)、ハードディスク上に登録されたキューイングファ
イルデータを管理/制御するキュー管理コントローラ
(270)とその管理情報についてのキューテーブルデ
ータ(271)、分離された画像データ/コマンドデー
タに基づいてラスタ画像データ及びその位置・属性情報
を記憶/管理し、レイアウトなどを行うラスタ画像記憶
部(700)、等から構成されている。なお、キューイ
ングデータとは、各々入力され実行されるまで保持させ
られたコマンドデータをいう。
【0041】また、インターフェイスとしては、デジタ
ル複写機(1000)と画像データ、制御情報、命令等
をやりとりし、かつデジタル複写機(1000)が複数
台接続されている場合に、その切り替を行うデジタルイ
ンターフェイスコントローラ(790)、サーバ管理者
からの指示入力手段として、マウス(244)、キーボ
ード(245)と、それらを制御するためのキーボード
・マウスコントローラ(243)、レイアウト・編集・
メニュー表示のためのディスプレイ(242)、ディス
プレイメモリ(241)、及び、ディスプレイコントロ
ーラ(240)から構成される。
【0042】図5は、スキャナ/プリンタサーバ内のラ
スタ画像記憶部(700)の構成図である。
【0043】 このラスタ画像記憶部(700)は、ラ
スタ画像データの全体を制御するイメジメインコント
ローラ(710)、ラスタ画像データをラスタイメージ
メモリ(760)へ効率よく配置、及び、管理を行うメ
モリ管理コントローラ(720)と、その管理テーブル
(770)、既に登録された画像データ、もしくはメモ
リ上に画像登録する際に拡大/縮小/変形編集等をおこ
なう画像編集コントローラ(730)、プリンタ部へ出
力する際にレイアウト編集をリアルタイムで行うレイア
ウトコントローラ(750)を中心として構成されてい
る。
【0044】また、メモリ上の画像データを出力する際
には、デジタルインターフェイスコントローラ(79
0)を介して、デジタルプリンタ部(300)に画像デ
ータを転送し、プリント画像を得ることができる。
【0045】ラスタ画像記憶部(700)とスキャナ/
プリンタサーバ(200)のメインバスとの画像デー
タ、及び、命令は、特定のフォーマットに基づいたもの
になっており、バスコントローラ(740)を介してイ
メージメインコントローラ(710)とスキャナ/プリ
ンタサーバ(200)のメインコントローラとがやり取
りを行う構成をとる。
【0046】このラスタ画像記憶部(700)は、画像
データをファイル管理モードとページモードの2つのモ
ードで管理することが可能となっている。
【0047】1つ目のファイル管理モードは、画像デー
タを複数個記憶/管理する機能で、記憶された画像デー
タは、スキャナ/プリンタサーバのメインコントローラ
(210)からの命令によって、登録されている複数の
画像データをそれぞれレイアウトをおこない、デジタル
インターフェイスコントローラ(790)を介して、デ
ジタルプリンタ部(300)に出力し、プリント画像を
得ることができる。その際、複数の画像データは画像フ
ァイルとして、それぞれラスタイメージメモリ(76
0)を複数に分割して管理されており、メモリ上のスタ
ートアドレスとその画像データ長、画像データの属性、
画像データのレイアウト出力の位置情報などが位置/属
性情報テーブル(770)に登録され、それをメモリ管
理コントローラ(720)が管理することになる。そし
て、実際に出力される際にその登録された画像データの
画像変換及び拡大/縮小/変形編集を行う画像編集コン
トローラ(730)とレイアウト編集を行うレイアウト
コントローラ(750)により指定された位置と大きさ
になり、カラーデジタルインターフェイスコントローラ
(790)を介して、デジタルプリンタ部(300)に
出力される。そのため、オリジナルの画像データは常時
メモリ上にあるため、レイアウト出力を変えて行うこと
も可能となっている。
【0048】もう1つのメモリ管理モードであるページ
モードにおいては、ラスタイメージメモリ(760)を
一枚の用紙として扱い、メモリを幅(WIDTH)/高
さ(HEIGHT)で管理し、複数の画像データは、そ
れぞれ、メモリ上にレイアウトされる際に、画像編集コ
ントローラ(730)により拡大/縮小/変形等の画像
変換が施されて、指定されたメモリ上のレイアウト位置
にはめ込まれる。
【0049】このようにレイアウトコントローラ(75
0)により指定された位置と大きさになり、デジタルイ
ンターフェイスコントローラ(790)を介して、デジ
タルプリンタ部(300)に出力される。
【0050】クライアントコンピュータ(400)とス
キャナプリントサーバ(200)は相互に通信を行うた
めに、図6、7に示すようなパケットと呼ばれるデータ
列の集まりを1つのブロックとして使用し、パケットの
やり取りを行っている。
【0051】パケットの構造は、先頭に送信先のネット
ワークアドレス、次に送り元のネットワークアドレスを
セットし、そのパケットのフレームサイズの情報の後
に、実際のパケットデータが続き、最後にデータ転送の
信頼性をあげるためにテーラーと呼ばれるCRC等のエ
ラーチェックを付ける。このパケットデータ部(100
02)に関しては、任意のデータを入れることが可能だ
が、本実施例では、図6、7に示すようにヘッダ部(1
0003)とデータブロック部(10100)に分かれ
る。
【0052】パケットデータ部(10002)のヘッダ
部(10003)は、図6に示すように、まず先頭にヘ
ッダ情報であることを示すヘッダコードが入り、次にこ
のパケットデータがどんな機能を持つかを示すファンク
ションコード部(10020)、複数のパケットによ
り、1つのデータを構成する場合の連続NOを示す連続
パケットID(10030)、そのトータルのパケット
数を示すトータルパケットID(10031)、そし
て、実際のデータが入るデータブロック部(1010
0)のデータの長さをしめすデータ長(10032)に
より構成される。また、ファンクションコード部(10
020)は、スキャナ/プリンタサーバのタイプを示す
ファンクションID(10021)とサーバに対しての
ジョブのタイプを示すジョブタイプID(1002
2)、実行されるジョブを識別する、ジョブID(10
023)より構成される。
【0053】次に、パケットデータ部(10002)の
データブロック部(10100)は、図7に示すよう
に、ヘッダ部のファンクションコード部のジョブタイプ
ID(10022)の内容により、コマンドブロック
(10005)、ステータスブロック(10006)、
画像データブロック(10007)、画像情報ブロック
(10008)に分けられる。
【0054】また、コマンドブロック(10005)
は、図9に示すようにレイアウト位置、カラーバランス
データ等から構成されている。
【0055】図12は、上記構成のスキャナ/プリンタ
サーバシステムのプリント動作手順の大まかな流れを示
したものである。以下、同図に示された手順を詳細に説
明する。
【0056】<スキャナ/プリンタサーバの起動>スキ
ャナ/プリンタサーバ(200)を起動すると、先ず始
めに接続されているデジタル複写機(1000)に関す
る制限事項を検出するために、メインコントローラ(2
10)はデジタルインターフェイスコントローラ(79
0)を制御し、接続されている全てのデジタル複写機
(1000)に対して制限事項の通知を要求するコマン
ドを送出する。尚この制限事項とは、スキャナの最大画
像読み取り範囲/最大解像度、プリンタの最大出力範囲
/最大解像度/最大レイアウト数、使用可能な用紙サイ
ズなど、複写機の能力に依存するパラメータのことであ
る。このコマンドを受けたデジタル複写機(1000)
のインターフェイスコントローラ(104)は、各制限
事項の内容と一意的に対応しているコードをスキャナコ
ントローラ(101)及びプリンタ部コントローラ(3
01)から獲得し、このコードをスキャナ/プリンタサ
ーバ(200)に対して通知する。複写機側からの通知
を受けたデジタルインターフェイスコントローラ(79
0)は、獲得した制限事項に関する情報をメインコント
ローラ(210)に通知し、メインコントローラ(21
0)は、それをメインメモリ(260)にテーブルデー
タ(図10)として格納する(S1)。
【0057】なお、スキャナ/プリンタサーバ(20
0)が動作中に、デジタル複写機(1000)の電源が
落ちたり、またセットされている用紙カセット(32
3)の状態が変更される可能性があるため、上述の制限
事項の検知は定期的に行われる。
【0058】<クライアントコンピュータ上のレイアウ
ト処理>(図13)クライアントコンピュータ(40
0)上では、DTP(ディスク・トップ・パブリィッシ
ング)のソフトウェアがハードディスク(451)より
メインメモリ(460)上にロードされ、CPU(40
5)により実行される(S21)。ユーザは、ディスプ
レイ(412)上で確認しながらマウス(431)・キ
ーボード(441)を使用して文書と各種の画像データ
(ベクトルで形成されたイラスト/スキャナ等により取
り込まれた自然画等の多値画像)のレイアウトをディス
プレイ(412)上で確認しながら直接行う(S2
2)。
【0059】多値の自然画が文書イメージ上にレイアウ
トされた際に、その画像に対して2値のビットマップ画
像によって、マスクの処理を加えてクロッピングするこ
とも可能である。
【0060】その間作成された任意の文書イメージの加
工手順/多値画像データ/2値ビットマップマスク画像
等は、画像編集コントローラ(413)がメインメモリ
(460)上に随時登録し、(S23〜S25)1ペー
ジの体裁が完了した時点で、ハードディスクコントロー
ラ(450)を制御してハードディスク(451)上に
1ページ分の体裁として登録される(S26)。
【0061】 <ラスタ画像の生成> この間、これによってディスプレイメモリ(411)上
に展開された文書イメジがディスプレイ(412)を
通じて表示され、最終的に完成した時点で、ハードディ
スク上のレイアウトされた文書イメージの各種情報に基
づいて、ROM内のデバイスドライバ・ソフトウェアに
よって、レイアウトして作成した文書や画像を多値のラ
スタ画像に変換する(S28)。その際に、レイアウト
出力する際の位置情報、カラーの補正情報が、コマンド
データとして、画像データと一緒にハードディスク上に
登録される(S29)。
【0062】このように変換された多値のラスタ画像
は、文字やイラストなどのベクトル系の情報と、レイア
ウトされた自然画などの多値ラスタ画像のデータとマス
ク処理のマスクコマンドや、そのマスクデータの2値ビ
ットマップマスク画像データに基づいて、デバイスドラ
イバ・ソフトウェアで作成したものである。
【0063】<プリントキュー情報/制限事項情報の要
求>(図14)ラスタ画像が作成された時点で、ユーザ
はDTPソフトウェアに対してプリント要求を出す。こ
れを受けて、クライアントコンピュータ(400)はネ
ットワーク・コントローラ(420)に対して、スキャ
ナ/プリンタサーバ(200)のネットワーク・コント
ローラ(220)と通信を行う。
【0064】あらかじめクライアントコンピュータに登
録してあるスキャナ/プリンタサーバのネットワークア
ドレスを元に、ネットワーク・コントローラ(420)
は、パケットベース(10001)の相手先アドレスを
セットし、ヘッダ部のファンクションIDに機能を識別
するIDとして一意に決っているプリンタのIDをセッ
トする。ジョブのIDは、まだジョブが確定していない
ので、0をセットし、ジョブのタイプIDとして、コマ
ンドのデータブロックである事を示す一意的に決ってい
るコマンドのIDをセットする。
【0065】このときのデータブロック部は、スキャナ
/プリンタサーバ側の現在のプリントキュー状態情報、
及びプリンタの制限事項に関する情報を入手するため
の、プリンタステータス要求のコマンドをセットする。
【0066】クライアントコンピュータ(400)は、
このパケットデータを、ネットワーク・コントローラ
(420)を介して、スキャナ/プリンタサーバ(20
0)に転送する(S30)。
【0067】スキャナ/プリンタサーバ側では、メイン
コントローラ(210)が、そのパケットの内容をヘッ
ダ部とデータブロック部とに分離し、データブロック部
の内容がコマンドであることを解析し、そのコマンドに
沿った処理を行う。クライアント側からの要求は、プリ
ンタステータス要求のコマンドであるので、メインコン
トローラ(210)は、指定されたファンクションID
(10021)にあたるプリンタのキュー情報があるか
否かをキュー管理コントローラ(270)に対して要求
すると共に、メインメモリ(260)内に格納されてい
る制限事項情報テーブルデータ(図10)を参照する。
【0068】<キューイングテーブルの参照>キューイ
ングテーブルは、クライアントから要求されたプリント
/スキャンのジョブを複数登録できるような構成をとっ
ている(図8)。
【0069】キュー管理コントローラは、キューイング
テーブル内のキュータイプをチェックし、指定されたフ
ァンクションID(10021)に相当するものを捜
す。存在していた場合、そのキューイングテーブルデー
タから、全体のステータス情報を作成する。もし、複数
の対象があった場合、複数分の全体のステータス情報を
作成する。
【0070】全体ステータス情報のデータは、指定され
たファンクションID(10021)に相当するキュー
で、登録キューIDとそのキューの対象となるスキャナ
/プリンタサーバのサーバID/ネットワークIDと、
現在登録されているトータルのキュー数、エラーコード
で構成されている。
【0071】<制限事項情報の参照>続いてメインコン
トローラ(210)は、メインメモリ(260)内に格
納されている制限事項情報テーブルデータ(図10)を
参照し、指定されたファンクションID(10021)
に対応する制限事項情報を抜き出す。
【0072】そして、全体ステータス情報と制限事項情
報のデータは、パケットデータのデータブロック部にセ
ットされ、ヘッダ内のジョブタイプIDをステータスブ
ロックのIDにして、ステータス要求を発行したクライ
アントコンピュータに返送される(S31)。
【0073】その際に、キュー情報や制限事項情報が存
在しない場合、一意的に決っているエラーコードをパケ
ットデータのデータブロック部にセットし、ステータス
要求を発行したクライアントコンピュータに返送する。
【0074】<ユーザによるプリント設定>クライアン
トコンピュータは、ファイルサーバより返送されたパケ
ットデータの内容を前述したファイルサーバと同じ様に
分割/解析し、現在有効なスキャナ/プリンタサーバに
あたる登録キューIDと、指定したファンクションID
(10021)にあたるプリンタの制限事項情報を入手
する(S32)。
【0075】そしてクライアントコンピュータ上のデバ
イスドライバは、ユーザに対してプリントに関する設定
を促すために設定用の画面を表示する。この際、入手し
た制限事項情報を基に設定するパラメータの範囲を決
め、ユーザに対してその範囲内で設定を行うように促す
(S33)。
【0076】図11は、制限事項として最大解像度=2
00dpi、使用可能用紙サイズ=A4,B4、ソータ
ー無しの場合の設定画面である。この設定画面では、解
像度の設定範囲を指定していると共に、使用不可能な用
紙サイズ、及びソーター制御に関する設定項目をdim
化(キーやマウスでの入力をできなくすることで、図内
で網掛けしている部分)して、設定可能なパラメータの
範囲をユーザに対して指定している。
【0077】ユーザは、もしも自分が指定したプリンタ
の制限事項に満足していれば、各パラメータを設定した
後に「OK」ボタンをクリックして実際にプリント処理
を行うことが出来る。仮に自分が指定したプリンタの制
限事項に不満な場合は、「キャンセル」ボタンをクリッ
クしてこの設定画面を閉じ、別のプリンタを指定し直し
てから再度プリント要求を出す。
【0078】 <キューイングテーブルにジョブを登録
> クライアントコンピュータ上のデバイスドライバは、前
述したステータス要求コマンドの発行と同じ手順で、パ
ケットベース(10001)のファイルサーバの相手先
アドレスをセットし、ヘッダ部のファンクションIDに
機能を識別するIDとして一意的に決っているプリンタ
のIDをセットする。ジョブのIDには、まだジョブが
確定していないので0をセットし、ジョブのタイプID
には、コマンドのデータブロックである事を示す一意的
に決っているコマンドのIDをセットする。このときの
データブロック部は、ファイルサーバ側のプリントキュ
ーに新しいプリントジョブを登録するためのジョブ登録
コマンドをセットし、そのコマンド部に、決定した登録
キューIDのパラメータもセットし、前述したのと同様
にこのパケットをスキャナ/プリンタサーバに発行する
(S34)。
【0079】<スキャナ/プリンタサーバの新規ジョブ
ID発行>スキャナ/プリンタサーバ側では、メインコ
ントローラ(210)が、前述したのと同様にそのパケ
ットの内容をヘッダ部とデータブロック部とに分離し、
データブロック部の内容がコマンドであること解析し、
ジョブ登録コマンドに沿った処理を行う。メインコント
ローラ(210)は、キュー管理コントローラに対し
て、ジョブ登録コマンド内の指定された登録キューID
にあたるプリンタのキューイングテーブルに新しくジョ
ブを登録し、そのときのジョブIDを新しく発行する。
そのとき、ステータスとして、返送するパケットのステ
ータスブロック内にそのジョブIDをセットし、クライ
アントコンピュータに前述した手順で返送する。
【0080】これ以降、このジョブIDを識別キーとし
て、ネットワーク内でのスキャン/プリント処理をおこ
なう。
【0081】<クライアントのプリントジョブ登録/画
像データ転送>クライアントのデバイスドライバは、ス
キャナ/プリンタサーバより返送されたステータスのパ
ケットよりジョブIDを入手する(S35)。ハードデ
ィスク上に登録されているラスタ化した画像データと、
そのレイアウト情報が入っているコマンドデータを読み
込み、パケットベースのジョブIDを、入手したものと
同じ値をセットし、ジョブタイプIDとしてコマンドタ
イプをセットする。このときのデータブロック部は、プ
リント実行コマンドをセットし、そのコマンド部に、プ
リントするレイアウト情報と、カラーバランス情報、プ
リント枚数、プリントサイズ、倍率、出力解像度などの
プリント情報と、画像データの画像サイズ(幅、高
さ)、画像データのタイプ(RGB,CMYK,Bit
map,8bitPalette等)、画像データの転
送単位(線順次、面順次、点順次)、ソーター制御情報
などのパラメータをセットする。このとき、コマンドブ
ロックの後から画像データブロックを全体でいくつパケ
ットを送るかを、画像データのサイズと画像のタイプか
ら算出し、そのトータルのパケット数(コマンドパケッ
トも含む)を、ヘッダのトータルパケットIDにセット
する。これらのパケットを前述した手順によりクライア
ントコンピュータからスキャナ/プリンタサーバへ連続
転送する(S36)。
【0082】パケットの連続転送は、始めコマンドパケ
ットがいくつか転送され、それに続いて、画像データの
パケットが転送される(S37)。コマンド、画像デー
タ、それぞれの転送次のヘッダ内のジョブタイプID
は、それぞれのタイプをセットし、ジョブIDは、キュ
ー登録してあるものになっている。先頭からのパケット
から順に、ヘッダ部の連続パケットIDは、0から順に
トータルパケットID−1まで送られることになる(S
38)。
【0083】<スキャナ/プリンタサーバのキュー登録
>スキャナ/プリンタサーバ側では、前述したクライア
ントからのコマンドパケット/画像データパケットを受
け取り、指定されたジョブIDが存在するかチェック
し、存在する場合、キューイングファイルとして、スキ
ャナ/プリンタサーバ内のハードディスクに順次登録し
ていく(S39)。そして、このコマンドパケット内か
ら得られたジョブIDのキューに、スキャナ/プリンタ
サーバ内のハードディスクに登録されたキューイングフ
ァイルのIDを登録する(S40)。このジョブIDと
キューイングファイルIDは1セットでキューイングテ
ーブルで管理される。また、ハードディスク上に登録さ
れたコマンドパケット/画像データパケットは、1つの
ファイルデータとして、スキャナ/プリンタサーバ上で
は管理される。
【0084】<スキャナ/プリンタサーバのキューチェ
ック>(図15)スキャナ/プリンタサーバ(200)
のメインコントローラ(210)は、ROM(260)
上に登録されている一定時間ごとにキュー管理コントロ
ーラ(270)に対してキューイングテーブル情報を要
求する(S50)。そして、このキューイングテーブル
情報から新しく登録されたジョブを見つけると(S5
1)、それに対応するファイル情報(クライアントから
のパケットデータをファイルとして登録したもの)をハ
ードディスク(231)から読みだして、そのファイル
情報の中からコマンドパケット部だけを抽出する(S5
2)。
【0085】<画像ファイルID要求>スキャナ/プリ
ンタサーバ(200)のメインコントローラ(210)
は、前述したファイル管理モードで動作する様に、ラス
タ画像記憶部のイメージコントローラ(710)に対し
てバスコントローラ(740)を介してセットアップを
行う。これにより、イメージコントローラは、ファイル
管理モードで、ラスタイメージメモリを管理するため
に、メモリ管理コントローラを初期化し、キューイング
されている画像データをラスタイメージメモリ(76
0)に登録するために、メモリ管理コントローラに対し
て、登録する際の画像データの任意のファイルIDをセ
ットする(S53)。これをメモリ管理コントローラ
は、画像ファイルIDとして管理/識別用に使用する。
【0086】また、キューイング画像データのプリント
情報/画像属性パラメータ等を位置情報テーブル(77
0)にセットする(S54)。
【0087】<ラスタイメージメモリへの画像データ部
の転送>メインコントローラ(210)は、ハードディ
スク(231)上の先に入手したキューイングファイル
のファイル情報の中から画像データ部だけを抽出してそ
の画像データをラスタイメージメモリ(760)へ転送
する(S55)。転送された画像データは、画像ファイ
ルとしてラスタイメージメモリ(760)を複数に分割
して管理されており、メモリ上のスタートアドレスとそ
の画像データ長、画像データの属性、画像データのレイ
アウト出力の位置情報など、前述した画像ファイルID
に対応する位置/属性情報テーブル(770)に登録さ
れている情報に基づいて、ラスタイメージメモリ(76
0)に登録される。
【0088】<画像データのレイアウト出力>全画像デ
ータパケットを登録終了後、メインコントローラ(21
0)は、位置/属性情報テーブルのプリントする枚数、
レイアウト情報をレイアウト出力する際にレイアウトコ
ントローラ(750)にセットし(S56)、レイアウ
トコントローラは、指定された位置と大きさに拡大/縮
小/変形編集を行って(S57)ラスタ画像データをデ
ジタルインターフェイスコントローラ(790)を介し
て転送し、デジタルプリンタ部(300)に出力して
(S58)ユーザが要求した画像のプリントを行う。
【0089】<出力中/完了等のステータス情報設定>
このようにして、スキャナ/プリンタサーバが実行して
いるステータスは、キュー管理コントローラ(270)
に知らされ、モニタすることが可能となっている。なお
このステータスとは、現在のプリント出力の実行キュー
のジョブIDのセット、現在の出力枚数、出力終了のフ
ラグ等である。
【0090】ここで、このステータスの流れのみを以下
に説明する。
【0091】まず、コマンドパラメータをラスタ画像記
憶部に登録した時点で、キューイングテーブルの実行キ
ュー(10203)に実行するジョブのIDをセット
し、ジョブステータス(10215)をデータ転送中に
し、プリントのトータル枚数をプリントトータル(10
216)に、また、プリント実行済み枚数(1021
7)を1にセットする。
【0092】そして、ラスタ画像記憶部(700)がプ
リント出力を開始した時点で、メインコントローラ(2
10)はキューイングテーブルのジョブデータのジョブ
ステータス(10215)をプリント実行中にする。
【0093】プリントが開始された時点で、メインコン
トローラ(210)は一定間隔ごとにプリントの状況を
ラスタ画像記憶部(700)に問い合わせ、それによ
り、現在のプリント済み枚数と紙なし等のエラー状況を
確認し、その情報をキューイングテーブル内のプリント
実行済み(10311)のパラメータにセットする(S
59)。
【0094】<クライアントのステータス情報モニタリ
ング>クライアントコンピュータ(400)は、プリン
ト実行パケットを発行し、コマンドパケットと、画像デ
ータのパケットを全て発行した後は、スキャナ/プリン
タサーバ側のキューイングテーブルの状況をモニタする
ことになる。クライアントコンピュータ(400)のC
PU(405)は、ネットワーク・コントローラ(42
0)を介して、ジョブステータス要求コマンドのコマン
ドパケットを発行する。このコマンドパケットは、パラ
メータとして指定したジョブIDのキューイングテーブ
ルのジョブ情報をクライアント側に返すもので、これに
より、現在のジョブの情報がモニタリングすることが可
能である。
【0095】ジョブ情報のモニタリングは、クライアン
トコンピュータ(400)のCPU(405)が、スキ
ャナ/プリンタサーバより得られたステータス情報を基
に、プリント出力したデータのジョブIDと登録先のス
キャナ/プリンタサーバID、キューイングテーブルを
ディスプレイコントローラ(410)に対して表示させ
る。それぞれのIDは、スキャナ/プリンタサーバ/ク
ライアントコンピュータ上で管理するユニークな名前と
対照させて表示することも可能で、これにより、サーバ
に対する識別が見やすくすることも可能である。表示さ
れたスキャナ/プリンタサーバのキューイングテーブル
には、現在のスキャナ/プリンタサーバの実行プロセ
ス、プリント済み枚数、エラー状況を表示することが可
能で、ある一定間隔ごとに、その情報をステータスセッ
トコマンドのパケットによってスキャナ/プリンタサー
バ側から入手する。
【0096】クライアント側は、このモニタ機能によ
り、プリントの完了を知ることが可能となっている(S
60)。
【0097】
【発明の効果】本発明によれば、ネットワーク上のスキ
ャナやプリンタなどの画像処理装置に対して設定する項
目の、使用不可能なパラメータが選択できないことを報
知されるので、クライアントユーザは選択した画像処理
装置において使用できない機能が直ちに分かり、画像処
理装置の選択変更をしやすくなるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のスキャナ/プリンタシステムの構成
図。
【図2】実施例のデジタル複写機の構成図。
【図3】実施例のクライアントコンピュータの構成図。
【図4】実施例のスキャナ/プリンタサーバの構成図。
【図5】実施例のラスタ画像記憶部の構成図。
【図6】実施例のネットワークパケット部の構成図。
【図7】実施例のネットワークパケットのデータブロッ
ク部の構成図。
【図8】実施例のキューイングテーブルの構成図。
【図9】実施例のプリント実行コマンドのデータブロッ
ク部の構成図。
【図10】実施例のスキャナ/プリンタの制限事項情報
テーブルの構成図。
【図11】実施例のプリンタの設定画面。
【図12】実施例のサーバシステムのジェネラルフロー
チャート。
【図13】実施例のサーバシステムのフローチャート
1。
【図14】実施例のサーバシステムのフローチャート
2。
【図15】実施例のサーバシステムのフローチャート
3。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/12 B41J 29/38 H04N 1/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像処理装置に対する設定を行うための
    設定画面を表示させる情報処理装置であって、前記設定
    画面は設定項目のパラメータとを含み、 前記画像処理装置を指定する指定情報を受信する受信手
    段と、 前記指定情報により指定された画像処理装置の制限情報
    を取得する取得手段と、 前記取得された制限情報に基づいて、前記設定項目の使
    用不可能なパラメータが選択できないことを報知される
    よう制御する制御手段とを備えたことを特徴とする情報
    処理装置。
  2. 【請求項2】 前記画像処理装置への指定の解除を受け
    付ける受付手段とを備えたことを特徴とする請求項1に
    記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記取得手段は、前記制限情報を定期的
    に収集することを特徴とする請求項1に記載の情報処理
    装置。
  4. 【請求項4】 画像処理装置に対する設定を行うための
    設定画面を表示させる情報処理装置の制御方法であっ
    て、前記設定画面は設定項目のパラメータとを含み、 前記画像処理装置を指定する指定情報を受信するステッ
    プと、 前記指定情報により指定された画像処理装置の制限情報
    を取得するステップと、 前記取得された制限情報に基づいて、前記設定項目の使
    用不可能なパラメータが選択できないことを報知される
    よう制御するステップとを備えたことを特徴とする制御
    方法。
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