JP3507209B2 - 帯鋸盤 - Google Patents

帯鋸盤

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、メビウス帯鋸刃
を使ってワークに切断加工を行う帯鋸盤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、帯胴の両側に同一方向に向けて対
称に切断歯を設け、前記帯胴面の表裏を異相して円周形
に接合したメビウス帯鋸刃としては、実公昭52−37
48号公報でよく知られている。そして、この従来から
知られているメビウス帯鋸刃は帯鋸盤における鋸刃ハウ
ジングの左右両側に設けられた駆動ホィールと従動ホィ
ールとに巻回せしめて走行回転自在に設けてワークに切
断加工を行うようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のメビウス帯鋸刃は駆動ホィールと従動ホィールとに
巻回されて主分力(張力)を与えてワークに切断加工を
行っており、しかもメビウス帯鋸刃の胴部における長手
方向には適宜な間隔で複数の穴が形成されている。
【0004】この穴は前記駆動ホィール,従動ホィール
へのメビウス帯鋸刃の胴部の噛合いをよくするために形
成されたものであり、切断加工時に背分力をかけること
については何等検討されておらず、実際に実用化に際し
ては困難性が伴っていた。
【0005】この発明の目的は、切断加工時に適正な背
分力をかけてワークに実用的に切断加工を可能にした帯
鋸盤を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
発明の帯鋸盤は、帯胴の両側に同一方向に向けて対
称に切断歯を設け、前記帯胴の面の表裏を異相して円周
形に接合してなるメビウス帯鋸刃を、鋸刃ハウジングの
両側に設けた駆動ホィールと従動ホィールとに巻回せし
めると共に走行回転自在に設け、前記鋸刃ハウジングを
加工すべきワークに対して往復動自在に設け、前記メビ
ウス帯鋸刃に背分力をかける背分力調整装置を設けてな
り、前記背分力調整装置が、一対の背分力ベルト用プー
リと、この一対の背分力ベルト用プーリに巻回された背
分力ベルトと、前記一対の背分力ベルト用プーリ間にあ
って前記メビウス帯鋸刃の一方における切断歯を押える
べく前記背分力ベルトを押える押え自在な押え部材と、
前記一対の背分力ベルト用プーリ,押え部材を支持せし
める支持部材と、で構成されていることを特徴とするも
のである。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】上記の構成では、ワークに切断加工を行う
際に、支持部材に回転可能に支承された一対の背分力ベ
ルト用プーリに巻回された背分力ベルトが押え部材で、
メビウス帯鋸刃の一方における切断歯が押えられること
により、適正な背分力がかけられる。
【0013】 また、本発明は、帯胴の両側に同一方向
に向けて対称に切断歯を設け、前記帯胴の面の表裏を異
相して円周形に接合してなるメビウス帯鋸刃を、鋸刃ハ
ウジングの両側に設けた駆動ホィールと従動ホィールと
に巻回せしめると共に走行回転自在に設け、前記鋸刃ハ
ウジングを加工すべきワークに対して往復動自在に設
け、前記メビウス帯鋸刃に背分力をかける背分力調整装
置を設けてなり、前記背分力調整装置が、一対の背分力
チエン用スプロケットと、この一対の背分力チエン用ス
プロケットに巻回された背分力チエンと、前記一対の背
分力チエン用スプロケット間にあって前記メビウス帯鋸
刃の一方における切断歯を押えるべく前記背分力チエン
を押える押え自在な押え部材と、前記一対の背分力チエ
ン用スプロケット,押え部材を支持せしめる支持部材
と、で構成されていることを特徴とするものである。
【0014】上記の構成では、ワークに切断加工を行う
際に、支持部材に回転可能に支承された一対の背分力チ
エン用スプロケットに巻回された背分力チエンが押え部
材で、メビウス帯鋸刃の一方における切断歯を押えるこ
とにより、適正な背分力がかけられる。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】 また、本発明の帯鋸盤は、上記帯鋸盤に
おいて、前記背分力ベルト,背分力チエンの張力を調整
する調整部材を備えてなることを特徴とするものであ
る。
【0020】上記の構成では、調整部材を調整すること
により、背分力ベルト,背分力チエンの張力が容易に調
整される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態の例
を図面に基づいて詳細に説明する。
【0022】図1を参照するに、帯鋸盤としての例えば
横型帯鋸盤1は立設された箱形状のベッド3を備えてお
り、このベッド3上にはワークWをクランプするための
本体バイス装置5が設けられている。この本体バイス装
置5は固定本体バイスジョー5Fと可動本体バイスジョ
ー5Mとで構成されており、この可動本体バイスジョー
5Mは図示省略の流体シリンダによって、図1において
左右方向へ移動自在となっている。
【0023】上記構成により、加工すべきワークWをベ
ッド3上に載置せしめると共にワークWの一端を固定本
体バイスジョー5Fに当接して位置決めする。次いで可
動本体バイスジョー5Mを図1において左側から右側へ
移動せしめることにより、ワークWは固定本体バイスジ
ョー5Fと可動本体バイスジョー5Mとの協働でワーク
Wはクランプされることになる。
【0024】前記ベッド3上における左右両側には、ガ
イドポスト7L,7Rが立設されており、このガイドポ
スト7L,7Rには図示省略の駆動モータあるいは流体
シリンダなどによるアクチュエータで上下動自在な鋸刃
ハウジング9が設けられている。また、前記ベッド3上
の左側には円弧状の角度切り調整穴11が形成されてお
り、ガイドポスト7Rを支点としてガイドポスト7Lが
角度切り調整穴11内で回動されるようになっている。
【0025】前記鋸刃ハウジング9の右側にはブラケッ
ト13を介して図示省略の回転用駆動モータによって回
転される駆動ホィール15が固定して回転自在に支承さ
れていると共にブラケット17を介して従動ホィール1
9が回転可能に支承されている。前記ブラケット17の
上部には、図1において左右方向へ延伸したボールねじ
21が螺合されており、このボールねじ21の図1にお
いて左端にはハンドル23が取り付けられている。前記
駆動ホィール15と従動ホィール19とには、詳細を後
述するメビウス帯鋸刃MBLが巻回されている。
【0026】上記構成により、ハンドル23を廻すと、
ボールねじ21が回転され、ブラケット17が図1にお
いて左方向へ移動されることにより、従動ホィール19
も同方向へ移動されるから、メビウス帯鋸刃MBLに適
正な張力がかけられることになる。また、図示省略の回
転用駆動モータによって駆動ホィール15が回転される
ことによってメビウス帯鋸刃MBLが一定の張力下で、
かつ一定のスピードで走行回転されることになる。
【0027】前記鋸刃ハウジング9には、固定鋸刃ガイ
ド25Fと可動鋸刃ガイド25Mとが設けられており、
固定鋸刃ガイド25Fに対して可動鋸刃ガイド25Mが
図示省略の駆動モータなどのアクチュエータによって接
近離反自在に設けられている。また、ときとして固定鋸
刃ガイド25Fを可動鋸刃ガイドとし、鋸刃ガイド25
F,25Mをセンター中心に接近,離反することもあ
る。しかも、前記固定鋸刃ガイド25F,可動鋸刃ガイ
ド25Mの先端(下端)には背分力調整装置27が設け
られている。
【0028】前記メビウス帯鋸刃MBLは、図2に示さ
れているように、一定の長さを有した帯胴Dの一端DA
に対して他端DB を裏返して(180度に捩って)例え
ば溶接にて接合せしめて一体化しエンドレス状にする。
すなわち、帯胴Dの面における表裏を異相にして接合す
る。而して帯胴Dに面の表裏がクロスする部分DX が発
生する。このクロス部分DX を互いに反対側に前記固定
鋸刃ガイド25F,可動鋸刃ガイド25Mで90度捻り
起して垂直にする。
【0029】前記固定鋸刃ガイド25F,可動鋸刃ガイ
ド25Mは、例えば図3,図4に示されているように、
鋸刃ハウジング9に支持された支持フレーム29を備え
ており、この支持フレーム29の先端(下端)にはU字
形状をしたガイド部材31A,31Bが一体化されてい
る。このガイド部材31A,31Bの先端で前記メビウ
ス帯鋸刃MBLは互いに反対方向へ90度捻り起こされ
て垂直状態にガイドされれている。
【0030】前記ガイド部材31Aと31Bとには、上
下方向へ溝33が形成されており、この各溝33には背
分力調整装置27の一部を構成するアーム部材35が挿
入され、このアーム部材35の両端にはピン37で背分
力押えローラ39が回転可能に支承されている。前記ピ
ン37は前記ガイド部材31A,31Bに形成された長
孔41内に嵌り込んでおり、上下方向へ移動可能となっ
ている。
【0031】前記アーム部材35のほぼ中央部には上下
方向へ延伸したボールねじ43に螺合されて、このボー
ルねじ43はガイド部材31A,31Bを一体化せしめ
ている上部フレーム31Cに取り付けられている。前記
背分力押えローラ39は、例えばテフロンとカーボン繊
維からなる耐摩耗,高張力およびメビウス帯鋸刃MBL
に対して滑りのある材質からなっている。
【0032】上記構成により、例えば作業者がボールね
じ43を回転せしめてアーム部材35を上下方向に移動
させて調整をした後、ナット45で固定せしめる。この
調整で背分力押えローラ39がメビウス帯鋸刃MBLの
上部にある切断歯DT に喰い込ませるようにセットされ
る。
【0033】この状態でメビウス帯鋸刃MBLを図3に
おいて例えば矢印で示したごとく左側から右側へ走行回
転せしめると共に、メビウス帯鋸刃MBLを下降せしめ
ることにより、ワークに切断加工が行われる。
【0034】ワークに切断が行われる際に、背分力押え
ローラ39はメビウス帯鋸刃MBLの上部歯DT に喰い
込まれているので、メビウス帯鋸刃MBLの走行回転に
追随して従動的に回転されるから、適正な背分力をメビ
ウス帯鋸刃MBLにかけることができる。したがって、
切曲りの少ない良好な切断加工を行うことができる。
【0035】 背分力押えローラ39を有したアーム部
材35は支持部材であるガイド部材31A,3Bから
容易に取外しができるので、背分力押えローラ39が摩
耗して寿命がきた場合には、容易に交換をすることがで
きる。背分力押えローラ39は上述したごとき材質でで
きているから、長寿命化を図ることができる。
【0036】図5,図6および図7には前記背分力調整
装置27の他の実施の形態の例が示されている。図5,
図6および図7において、前記固定鋸刃ガイド25F,
可動ガイド25Mの一部を構成する支持フレーム29に
はU字形状のガイド部材31A,31Bが一体化されて
おり、このガイド部材31A,31Bの先端でメビウス
帯鋸刃MBLが互いに反対方向へ90度捻り起こされて
ガイドされている。
【0037】前記ガイド部材31A,31Bは図7にお
いてU字形状のガイドフレーム45A,45Bと上部フ
レーム45Cで構成されており、ガイドフレーム45B
には背分力調整装置27の一部を構成する支持部材47
がボルト49で着脱可能に取り付けられている。前記支
持部材47には一対の背分力ベルト用プーリ51A,5
1Bが回転可能に支承されている。この背分力ベルト用
プーリ51Aと51Bとには背分力ベルト53が巻回さ
れている。前記支持部材47には調整部材としてのベル
ト張り調整ローラ55が設けられている。前記支持部材
47には背分力ベルト押え部57が複数のボルト59で
取り付けられている。
【0038】上記構成により、背分力ベルト53を調整
すると、背分力ベルト53がメビウス帯鋸刃MBLにお
ける上部の切断歯DT を押える。この状態でメビウス帯
鋸刃MBLを図6において矢印で示した如く、左側から
右側へ走行回転せしめると共に、メビウス帯鋸刃MBL
を下降せしめることにより、ワークに切断加工が行われ
る。
【0039】ワークに切断加工が行われる際に、背分力
ベルト53はメビウス帯鋸刃MBLにおける上部の切断
歯DT を押えると共にメビウス帯鋸刃MBLの走行回転
に追随して従動的に回転されるから、適正な背分力をメ
ビウス帯鋸刃MBLにかけることができる。したがっ
て、切曲りの少ない良好な切断加工を行うことができ
る。
【0040】前記支持部材47はガイドフレーム45B
から容易に取外しできるので、背分力ベルト53が摩耗
して寿命がきた場合には容易に交換することができる。
また、背分力ベルト53は前記背分力押えローラ39と
同じ材質でできているから、長寿命化を図ることができ
る。また、背分力ベルト53はベルト張り調整ローラ5
5を調整することにより、背分力ベルト53の張力を容
易に調整することができる。
【0041】図8および図9には前記背分力調整装置2
7の別の実施の形態の例が示されている。図8および図
9において、前記固定ガイド25F,可動ガイド25M
の一部を構成する支持フレーム29にはU字形状のガイ
ド部材31A,31Bが一体化されており、このガイド
部材31A,31Bの先端でメビウス帯鋸刃MBLが互
いに反対方向へ90度捻り起こされてガイドされてい
る。
【0042】前記ガイド部材31A,31Bは図9にお
いてU字形状のガイドフレーム45A,45Bと上部フ
レーム45Cで構成されており、ガイドフレーム45B
には背分力調整装置27の一部を構成する支持部材47
がボルト49で着脱可能に取り付けられている。前記支
持部材47には一対の背分力チエン用スプロケット61
A,61Bが回転可能に支承されている。この背分力チ
エン用スプロケット61Aと61Bとには背分力チエン
63が巻回されている。前記支持部材47には調整部材
としてのチエン張り調整スプロケット65が設けられて
いる。前記支持部材47には背分力チエン押え部67が
複数のボルト69で取り付けられている。
【0043】上記構成により、背分力チエン押え部67
を調整すると、背分力チエン63がメビウス帯鋸刃MB
Lにおける上部の切断歯DT を押える。この状態でメビ
ウス帯鋸刃MBLを図8において矢印で示した如く、左
側から右側へ走行回転せしめると共に、メビウス帯鋸刃
MBLを下降せしめることにより、ワークに切断加工が
行われる。
【0044】ワークに切断加工が行われる際に、背分力
チエン63はメビウス帯鋸刃MBLにおける上部の切断
歯DT を押えると共にメビウス帯鋸刃MBLの走行回転
に追随して従動的に回転されるから、適正な背分力をメ
ビウス帯鋸刃MBLにかけることができる。したがっ
て、切曲りの少ない良好な切断加工を行うことができ
る。
【0045】前記支持部材47はガイドフレーム45B
から容易に取外しできるので、背分力チエン63が摩耗
して寿命がきた場合には容易に交換することができる。
また、背分力チエン63は前記背分力押えローラ39と
同じ材質でできているから、長寿命化を図ることができ
る。また、背分力チエン63はチエン張り調整スプロケ
ット65を調整することにより、背分力チエン63の張
力を容易に調整することができる。
【0046】図10には図5,図6および図7に示した
背分力調整装置27の変形例が示されている。図10に
おいて図5,図6および図7における部品と同じ部品に
は同一符号を符して重複する部分の説明を省略する。
【0047】すなわち、図10において、前記支持部材
47には、力を受けられて摩擦係数の小さい押圧部材6
9が設けられていると共に、この押圧部材69の回りに
は平ベルトやタイミングベルトのような凸部71を複数
有した巻回部材73を巻回されている。この巻回部材7
3は押圧部材69の回りを滑りながらメビウス帯鋸刃M
BLの背分力を受けるようにしてある。
【0048】上記構成により、巻回部材73はメビウス
帯鋸刃MBLの速度と同じにメビウス帯鋸刃MBLにひ
っかけられながら、押圧部材69の周囲を走行回転され
ることになる。
【0049】このように、背分力を受ける面積を大きく
してメビウス帯鋸刃MBLの切断歯DT が多く当るよう
にして1歯当りにも負荷がかかるようにすることによ
り、背分力をよくかけることができる。
【0050】なお、この発明は、前述した実施の形態の
例に限定されることなく、適宜な変更を行うことによ
り、その他の態様で実施し得るものである。
【0051】
【発明の効果】以上のごとき実施の形態の例より理解さ
れるように、発明によれば、鋸刃ハウジングの両側に
設けた駆動ホィールと従動ホィールとにメビウス帯鋸刃
を巻回せしめて走行回転せしめると共に鋸刃ハウジング
をワークに対して切り込むことにより、ワークに切断加
工が行われる。
【0052】したがって、ワークに切断加工を行う際
に、鋸刃ハウジングに設けた背分力調整装置でメビウス
帯鋸刃に背分力をかけることにより、切曲りの少ない良
好な切断加工を行うことができる。
【0053】
【0054】 また、本発明によれば、ワークに切断加
工を行う際に、支持部材に回転可能に支承された一対の
背分力ベルト用プーリに巻回された背分力ベルトが押え
部材で、メビウス帯鋸刃の一方における切断歯が押えら
れることにより、適正な背分力をかけることができる。
【0055】 また、本発明によれば、ワークに切断加
工を行う際に、支持部材に回転可能に支承された一対の
背分力チエン用スプロケットに巻回された背分力チエン
が押え部材で、メビウス帯鋸刃の一方における切断歯を
押えることにより、適正な背分をかけることができる。
【0056】
【0057】
【0058】 また、本発明によれば、調整部材を調整
することにより、背分力ベルト,背分力チエンの張力を
容易に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のメビウス帯鋸刃を用いた横型帯鋸盤
の正面図である。
【図2】この発明のメビウス帯鋸刃の平面図である。
【図3】背分力調整装置の一例を示す正面図である。
【図4】図4における側面図である。
【図5】背分力調整装置の他の実施の形態の例を示す斜
視図である。
【図6】図5における正面図である。
【図7】図6におけるVII−VII線に沿った断面図
である。
【図8】背分力調整装置の別の実施の形態の例を示す正
面図である。
【図9】図8におけるIX−IX線に沿った断面図であ
る。
【図10】図6の変形例を示した背分力調整装置の正面
図である。
【符号の説明】
1 横型帯鋸盤(帯鋸盤) 9 鋸刃ハウジング 15 駆動ホィール 19 従動ホィール 25F,25M 固定,可動鋸刃ガイド 27 背分力調整装置 35 アーム部材 39 背分力押えローラ 47 支持部材 51A,51B 背分力ベルト用プーリ 53 背分力ベルト 55 ベルト張り調整ローラ(調整部分) 57 背分力ベルト押え部 61A,61B 背分力チエン用スプロケット 63 背分力チエン 65 チエン張り調整スプロケット(調整部材) 67 チエン押え部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23D 55/08 B23D 61/12 B27B 13/10 B27B 33/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯胴の両側に同一方向に向けて対称に切
    断歯を設け、前記帯胴の面の表裏を異相して円周形に接
    合してなるメビウス帯鋸刃を、鋸刃ハウジングの両側に
    設けた駆動ホィールと従動ホィールとに巻回せしめると
    共に走行回転自在に設け、前記鋸刃ハウジングを加工す
    べきワークに対して往復動自在に設け、前記メビウス帯
    鋸刃に背分力をかける背分力調整装置を設けてなり、前
    記背分力調整装置が、一対の背分力ベルト用プーリと、
    この一対の背分力ベルト用プーリに巻回された背分力ベ
    ルトと、前記一対の背分力ベルト用プーリ間にあって前
    記メビウス帯鋸刃の一方における切断歯を押えるべく前
    記背分力ベルトを押える押え自在な押え部材と、前記一
    対の背分力ベルト用プーリ,押え部材を支持せしめる支
    持部材と、で構成されていることを特徴とする帯鋸盤。
  2. 【請求項2】 帯胴の両側に同一方向に向けて対称に切
    断歯を設け、前記帯胴の面の表裏を異相して円周形に接
    合してなるメビウス帯鋸刃を、鋸刃ハウジングの両側に
    設けた駆動ホィールと従動ホィールとに巻回せしめると
    共に走行回転自在に設け、前記鋸刃ハウジングを加工す
    べきワークに対して往復動自在に設け、前記メビウス帯
    鋸刃に背分力をかける背分力調整装置を設けてなり、
    記背分力調整装置が、一対の背分力チエン用スプロケッ
    トと、この一対の背分力チエン用スプロケットに巻回さ
    れた背分力チエンと、前記一対の背分力チエン用スプロ
    ケット間にあって前記メビウス帯鋸刃の一方における切
    断歯を押えるべく前記背分力チエンを押える押え自在な
    押え部材と、前記一対の背分力チエン用スプロケット,
    押え部材を支持せしめる支持部材と、で構成されている
    ことを特徴とする帯鋸盤。
  3. 【請求項3】 前記背分力ベルト,背分力チエンの張力
    を調整する調整部材を備えてなることを特徴とする請求
    1又は2に記載の帯鋸盤。
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