JP3506578B2 - 基板処理装置および気中濃度管理システム - Google Patents

基板処理装置および気中濃度管理システム

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JP3506578B2
JP3506578B2 JP00941197A JP941197A JP3506578B2 JP 3506578 B2 JP3506578 B2 JP 3506578B2 JP 00941197 A JP00941197 A JP 00941197A JP 941197 A JP941197 A JP 941197A JP 3506578 B2 JP3506578 B2 JP 3506578B2
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    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
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    • G03F7/708Construction of apparatus, e.g. environment aspects, hygiene aspects or materials
    • G03F7/70858Environment aspects, e.g. pressure of beam-path gas, temperature

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  • Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板処理装置の雰
囲気ガス中の所定の物質の濃度を管理する気中濃度管理
システムおよびそれを備えた基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウエハ、液晶表示装置用ガラス基
板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用ガラス基
板等の基板に種々の処理を行うために、基板処理装置が
用いられている。このような基板処理装置では、その雰
囲気中におけるアルカリ成分、酸性分等の種々の化学物
質の濃度(気中濃度)をできるだけ低く保つ必要があ
る。
【0003】特に、基板上に形成される素子の集積度を
上げるために化学増幅型レジストを用いる場合がある。
ここで、化学増幅型レジストとは、露光されると特定の
酸が発生し、この酸が触媒となり、露光部分の反応(分
解または重合)を増幅させ、効率よくパターン形成が可
能なレジストをいう。
【0004】このような化学増幅型レジストを用いる場
合には、雰囲気ガス中にアルカリ成分(特にアンモニ
ア)が含まれていると酸が中和されてしまうので、レジ
ストの品質が低下するという問題がある。したがって、
雰囲気ガス中のアンモニアの濃度を一定の基準値以下に
抑制する必要がある。このため、基板処理装置には雰囲
気ガス中のアンモニアを除去するためにフィルタ等から
なるアンモニア除去ユニットが用いられる。
【0005】図4はアンモニア除去ユニットを備えた従
来の基板処理装置の概略図である。基板処理装置100
aは、基板にレジスト等の塗布処理、現像処理、加熱処
理、冷却処理等の所定の処理を行う基板処理部60を備
える。基板処理部60上には、フィルタおよび送風機か
らなるアンモニア除去ユニット70が設けられている。
【0006】通常は、雰囲気ガスとして空気が基板処理
装置100aの上方から供給される。その空気はアンモ
ニア除去ユニット70のフィルタを通過して基板処理部
60内に供給される。それにより、基板処理部60内は
アンモニアが除去された清浄な空気の雰囲気に保たれ
る。
【0007】アンモニア除去ユニット70のフィルタの
能力が時間の経過とともに低下すると、基板処理部60
内のアンモニアの濃度が上昇する。基板処理部60内の
アンモニアの濃度が一定の基準値以上になると、化学増
幅型レジストの品質が低下するので、フィルタを交換す
ることが必要となる。フィルタの交換時期を把握するた
めには、基板処理部60内のアンモニア濃度を管理する
必要がある。
【0008】従来は、基板処理部60内のアンモニア濃
度を管理するためにアンモニア濃度測定器80を用いて
いる。このアンモニア濃度測定器80は、基板処理部6
0内の雰囲気ガスを導く配管61および通信線62によ
り基板処理装置100に接続されている。アンモニア濃
度測定器80としては、一般にイオンクロマトグラフ分
析システムが用いられている。
【0009】図5はイオンクロマトグラフ分析システム
の一例を示すブロック図である。図5のイオンクロマト
グラフ分析システムは、濃度分析部81、記憶部82、
演算処理部83、入力部84および出力部85を備え
る。
【0010】濃度分析部81は、基板処理部60から配
管61を通して導かれた雰囲気ガス中のアンモニア濃度
を測定する機能を有する。入力部84は例えばキーボー
ドからなり、出力部85はCRT等のモニタやプリンタ
等の出力機器からなる。記憶部82には、演算処理部8
3のための制御プログラムおよび各種データが格納され
る。
【0011】図5のイオンクロマトグラフ分析システム
においては、基板処理部60から配管61を通して導か
れた雰囲気ガス中のアンモニア濃度が濃度分析部81に
より測定され、測定結果が出力部85のモニタに表示さ
れ、または出力機器に出力される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記のアンモニア濃度
測定器80を用いれば、基板処理部60内のアンモニア
濃度を正確に測定することができる。しかしながら、こ
のアンモニア濃度測定器80は比較的大型であるため、
アンモニア濃度測定器80の分だけ基板処理装置100
aのフットプリント(設置面積)が増加するという問題
がある。また、アンモニア濃度測定器80は高価である
ため、基板処理のためのコストが高くなる。
【0013】本発明の目的は、設置面積を増加させるこ
となく雰囲気ガス中の所定の物質の濃度を安価に管理す
ることが可能な基板処理装置および気中濃度管理システ
ムを提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明に係る基板処理装置は、基板に所定の処理を行う基
板処理部と、基板処理部に清浄な雰囲気ガスを供給する
雰囲気ガス供給手段と、雰囲気ガス供給手段内を通過す
る雰囲気ガス中または基板処理部内の雰囲気ガス中の所
定の物質の濃度が所定の基準値以上であるか否かを判定
する判定手段とを備え、判定手段は、雰囲気ガス供給手
段内を通過する雰囲気ガスまたは基板処理部内の雰囲気
ガスをpH指示薬に導く雰囲気ガス導入手段と、pH指
示薬の色の変化を検出する検出手段と、検出手段により
検出された色の変化に基づいて所定の物質の濃度が基準
値以上であるか否かを判定する濃度判定手段とを含む
のである。
【0015】本発明に係る基板処理装置においては、判
定手段により雰囲気ガス供給手段内を通過する雰囲気ガ
ス中または基板処理部内の雰囲気ガス中の所定の物質の
濃度が所定の基準値以上であるか否かが判定される。そ
れにより、雰囲気ガス供給手段の保守または交換時期を
把握することができる。
【0016】雰囲気ガス供給手段内を通過する雰囲気ガ
スまたは基板処理部内の雰囲気ガスがpH指示薬に導か
れ、pH指示薬の色の変化が検出される。pH指示薬の
色は雰囲気ガス中の物質の濃度に応じて変化するので、
pH指示薬の色の変化に基づいて雰囲気ガス中の所定の
物質の濃度を判定することができる。
【0017】この場合、判定手段は、雰囲気ガス中の所
定の物質の濃度が基準値以上であるか否かのみを判定し
おり、また、pH指示薬の色の変化に基づいて所定の
物質の濃度が基準値以上であるか否かのみを判定してい
るので、構成が単純となり、かつ安価に製造可能であ
り、小型化が可能である。したがって、基板処理装置の
設置面積が増加しない。
【0018】第2の発明に係る基板処理装置は、基板に
所定の処理を行う基板処理部と、基板処理部に清浄な雰
囲気ガスを供給する雰囲気ガス供給手段と、雰囲気ガス
供給手段内を通過する雰囲気ガス中または基板処理部内
の雰囲気ガス中の所定の物質の濃度が所定の基準値以上
であるか否かを判定する判定手段とを備え、雰囲気ガス
供給手段が、雰囲気ガス中の所定の物質を除去する除去
手段と、除去手段を通過した雰囲気ガスを基板処理部に
送る送気手段とを含み、判定手段が、除去手段の下流側
の雰囲気ガスを採取する第1の測定ポートと、基板処理
部内の雰囲気ガスを採取する第2の測定ポートと、第1
または第2の測定ポー トにより採取された雰囲気ガス中
の所定の物質の濃度が基準値以上であるか否かを判定す
る濃度判定手段と、第1および第2の測定ポートのいず
れかを選択的に濃度判定手段に導通させる切替手段とを
含むものである。
【0019】本発明に係る基板処理装置においては、判
定手段により雰囲気ガス供給手段内を通過する雰囲気ガ
ス中または基板処理部内の雰囲気ガス中の所定の物質の
濃度が所定の基準値以上であるか否かが判定される。そ
れにより、雰囲気ガス供給手段の保守または交換時期を
把握することができる。
【0020】この場合、判定手段は、雰囲気ガス中の所
定の物質の濃度が基準値以上であるか否かのみを判定し
ているので、構成が単純となり、かつ安価に製造可能で
あり、小型化が可能である。したがって、基板処理装置
の設置面積が増加しない。
【0021】第1の測定ポートが濃度判定手段に導通す
るように切替手段を設定した場合には、雰囲気ガス供給
手段の除去手段の下流側の雰囲気ガスが採取され、その
雰囲気ガス中の濃度が基準値以上であるか否かが判定さ
れる。除去手段の下流側の雰囲気ガス中の濃度が基準値
よりも低いときには、基板処理部内の雰囲気ガス中の濃
度も基準値よりも低くなっている。
【0022】除去手段の下流側の雰囲気ガス中の濃度が
基準値以上になると、やがては基板処理部内の雰囲気ガ
ス中の濃度も基準値以上となるので、第2の測定ポート
が濃度判定手段に導通するように切替手段を設定する。
それにより、基板処理部内の雰囲気ガスが採取され、そ
の雰囲気ガス中の濃度が基準値以上であるか否かが判定
される。したがって、基板処理部内の雰囲気ガス中の濃
度が基準値以上になる前に雰囲気ガス供給手段の除去手
段を交換することができる。
【0023】第の発明に係る基板処理装置は、第1
よび第2の発明に係る基板処理装置の構成において、判
定手段により所定の物質の濃度が基準値以上であると判
定された場合に警報を発生する警報発生手段をさらに備
えたものである。これにより、作業者が雰囲気ガス供給
手段の保守または交換時期を容易に把握することができ
る。
【0024】第の発明に係る基板処理装置は、第1
第3のいずれかの発明に係る基板処理装置の構成におい
て、判定手段により所定の物質の濃度が基準値以上であ
ると判定された場合に基板処理部による処理を停止させ
る制御手段をさらに備えたものである。これにより、雰
囲気ガス中の所定の物質の濃度の上昇による基板処理の
質の低下を防止することができる。
【0025】第の発明に係る気中濃度管理システム
は、基板処理装置内の雰囲気ガス中の所定の物質の濃度
を管理する気中濃度管理システムであって、基板処理装
置内の雰囲気ガスを採取する採取手段と、採取手段によ
り採取された雰囲気ガスをpH指示薬に導く雰囲気ガス
導入手段と、pH指示薬の色の変化を検出する検出手段
と、検出手段により検出された色の変化に基づいて所定
の物質の濃度が基準値以上であるか否かを判定する濃度
判定手段とを含むものである。
【0026】本発明に係る気中濃度管理システムにおい
ては、基板処理装置内の雰囲気ガスが採取されてpH指
示薬に導かれる。pH指示薬の色は雰囲気ガス中の所定
の物質の濃度に応じて変化するので、pH指示薬の色の
変化に基づいて所定の物質の濃度を判定することができ
る。
【0027】この気中濃度管理システムでは、pH指示
薬の色の変化に基づいて所定の物質の濃度が基準値以上
であるか否かのみを判定しているので、構成が単純であ
り、かつ安価に製造可能であり、小型化が可能である。
したがって、基板処理装置にこの気中濃度管理システム
を設けても、基板処理装置の設置面積が増加しない。
【0028】第の発明に係る気中濃度管理システム
は、第の発明に係る気中濃度管理システムの構成にお
いて、検出手段が、pH指示薬に光を照射する光照射手
段と、pH指示薬に照射された光の反射光を受光する受
光手段とを含み、濃度判定手段が、受光手段の受光量に
基づいて所定の物質の濃度が基準値以上であるか否かを
判定するものである。
【0029】pH指示薬の色の濃度は雰囲気ガス中の所
定の物質の濃度に応じて変化するので、pH指示薬から
の反射光の光量に基づいて雰囲気ガス中の物質の濃度を
判定することができる。本発明に係る気中濃度管理シス
テムでは、受光手段の受光量に基づいて雰囲気ガス中の
物質の濃度が基準値以上であるか否かのみを判定してい
るので、構成が単純であり、かつ安価に製造可能であ
り、小型化が可能である。
【0030】第の発明に係る気中濃度管理システム
は、第の発明に係る気中濃度管理システムの構成にお
いて、pH指示薬が透明パイプ内に充填され、雰囲気ガ
ス導入手段が、採取手段により採取された雰囲気ガスを
透明パイプ内のpH指示薬の一端部に導き、検出手段
が、透明パイプに沿って配列されかつ透明パイプ内のp
H指示薬に光を照射してその反射光に基づいて色の変化
を検知する複数の検知手段を含み、濃度判定手段が、複
数の検知手段の検知タイミングの時間差に基づいて所定
の物質の濃度が基準値以上であるか否かを判定するもの
である。
【0031】透明パイプに充填されたpH指示薬の一端
部に所定の物質を含む雰囲気ガスを供給すると、pH指
示薬の色が一端部から他端部に向かって順に変化する。
この場合、pH指示薬の色の変化の速度は雰囲気ガス中
の濃度に対応する。したがって、透明パイプに沿って配
列された複数の検知手段の検知タイミングの時間差に基
づいて雰囲気ガス中の物質の濃度を判定することができ
る。本発明に係る気中濃度管理システムでは、複数の検
知手段の検知タイミングの時間差に基づいて雰囲気ガス
中の物質の濃度が基準値以上であるか否かのみを判定し
ているので、構成が単純であり、かつ安価に製造可能で
あり、小型化が可能である。
【0032】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例における
基板処理装置の構成を示す概略図である。
【0033】図1の基板処理装置100は、基板処理部
1、雰囲気調整部2および気中濃度管理システム3を含
む。基板処理部1は、基板にレジスト等を塗布する回転
式塗布ユニット(スピンコータ)、基板に現像処理を行
う回転式現像ユニット(スピンデベロッパ)、基板に洗
浄処理を行う回転式洗浄ユニット(スピンスクラバ)、
基板に加熱処理を行う加熱ユニット(ホットプレー
ト)、基板に冷却処理を行う冷却ユニット(クーリング
プレート)等の1または複数の基板処理ユニットからな
る。
【0034】雰囲気調整部2は、化学吸着フィルタから
なる1次フィルタ21、送風機22、化学吸着フィルタ
からなる2次フィルタ23、およびULPA(Ultra Lo
w Penetration Air)フィルタ24を含み、基板処理部
1上に装着される。
【0035】送風機22は、上方から供給される雰囲気
ガスを1次フィルタ21、2次フィルタ23およびUL
PAフィルタ24を通過させて基板処理部1内に導く。
1次フィルタ21および2次フィルタ23は所定の物質
を中和する粒子を含み、上方から供給された雰囲気ガス
中の上記所定の物質を除去する。ULPAフィルタ24
は、雰囲気ガス中のパーティクル(粉塵)を除去する。
これにより、基板処理部1内には、所定の物質およびパ
ーティクルが除去された清浄な雰囲気ガスが供給され
る。
【0036】雰囲気ガスは例えば空気である。また、雰
囲気ガス中の所定の物質は、所定のアルカリ成分または
所定の酸成分であり、本実施例ではアンモニアである。
【0037】気中濃度管理システム3は、基板処理部1
上に設けられ、第1の測定ポート31、第2の測定ポー
ト32、三方弁33および濃度判定器34を含む。第1
の測定ポート31は1次フィルタ21と2次フィルタ2
3との間、すなわち、1次フィルタ21の下流側に配置
されている。第2の測定ポート32は基板処理部1内に
配置されている。第1の測定ポート31および第2の測
定ポート32は雰囲気ガスを吸引するためのノズルから
なり、それぞれ配管35,36により三方弁33に接続
されている。
【0038】三方弁33は、第1の測定ポート31から
供給される雰囲気ガスおよび第2の測定ポート32から
供給される雰囲気ガスの一方を選択的に濃度判定器34
に導くように手動または自動により切替可能になってい
る。
【0039】濃度判定器34は、基板処理部1上に取り
外し可能に設けられている。この濃度判定34は、第1
の測定ポート31または第2の測定ポート32から供給
される雰囲気ガス中のアンモニア濃度が所定の基準値以
上であるか否かを判定し、アンモニア濃度が基準値以上
になったときに警報を発生する機能を有する。
【0040】気中濃度管理システム3は基板処理装置1
00から取り外した状態でも単独で機能することができ
る。
【0041】通常は、第1の測定ポート31と濃度判定
器34との間を導通させるように三方弁33を設定す
る。この場合、1次フィルタ21の下流側の雰囲気ガス
中のアンモニア濃度が基準値以上であるか否かが判定さ
れ、雰囲気ガス中のアンモニア濃度が基準値以上になる
と警報が発せられる。これにより、作業者は1次フィル
タ21が寿命に達したと判断することができる。
【0042】この場合には、第2の測定ポート31と濃
度判定器34との間を導通させるように三方弁33を切
り替える。それにより、基板処理部1内の雰囲気ガス中
のアンモニア濃度が基準値以上であるか否かを監視する
ことができる。このとき、基板処理部1に供給される雰
囲気ガス中のアンモニアは、2次フィルタ23のみによ
り除去される。その間に1次フィルタ21の交換を行
い、第1の測定ポート31と濃度判定器34との間を導
通させるように三方弁33を切り替える。なお、基板処
理部1は連続運転しているため、2次フィルタ24は定
期的に交換する。
【0043】本実施例では、雰囲気調整部2が雰囲気ガ
ス供給手段に相当し、気中濃度管理システム3が判定手
段に相当する。また、1次フィルタ21が除去手段に相
当し、送風機22が送気手段に相当する。さらに、第1
の測定ポート31および第2の測定ポート32が採取手
段に相当し、三方弁33が切替手段に相当し、濃度判定
器34が濃度判定手段に相当し、配管35,36が雰囲
気ガス導入手段に相当する。
【0044】本実施例の基板処理装置100における気
中濃度管理システム3によれば、基板処理装置100内
の雰囲気ガス中のアンモニア濃度が所定の基準以上であ
るか否かを容易に判定することができる。それにより、
作業者は、雰囲気調整部2の1次フィルタ21の交換時
期を容易に把握することができる。この場合、基板処理
装置100内のアンモニア濃度のリアルタイムなモニタ
は不必要である。
【0045】この気中濃度管理システム3は、モニタ等
の過剰な付加設備を有さないので、構成が単純であり、
コンパクトである。したがって、気中濃度管理システム
3を基板処理装置100に内蔵させることができ、基板
処理装置100のフットプリントが増加しない。また、
気中濃度管理システム3の構成が単純であるため、初期
コストおよび運転コストが低減される。
【0046】図2は濃度判定器34の構成の一例を示す
ブロック図である。図2の濃度判定器34は、透明パイ
プ41,42、pH試験紙(pH指示薬)43、光源4
4、受光素子45、比較部46および警報発生部47を
含む。制御部11は、図1の基板処理部1における基板
の処理を制御する。
【0047】pH試験紙43は、透明パイプ41の一端
部と透明パイプ42の一端部との間に挟み込まれてい
る。図1の第1の測定ポート31または第2の測定ポー
ト32により採取された定量の雰囲気ガスは三方弁33
を介して透明パイプ41,42間のpH試験紙43に導
かれる。
【0048】光源44から透明パイプ41,42間のp
H試験紙43に光が照射され、その反射光が受光素子4
5により受光される。受光素子45は受光量に対応した
出力信号を比較器46に与える。アンモニアを含む雰囲
気ガスが透明パイプ41,42間のpH試験紙43に供
給されると、pH試験紙43の色が変化する。pH試験
紙43の色の濃度は雰囲気ガス中のアンモニアの濃度に
応じて変化するので、pH試験紙43からの反射光の光
量に基づいて雰囲気ガス中のアンモニア濃度を判定する
ことができる。
【0049】比較部46は、受光素子45から与えられ
る出力信号のレベルを所定の値と比較し、受光素子45
の出力信号のレベルが所定の値以上になったときに警報
発生部47および制御部11に警報信号を与える。警報
発生部47は、比較部46から与えられる警報信号に応
答して警報音を発生する。制御部11は、第2の測定ポ
ート32と濃度判定器34とが導通状態に設定されてい
るときに、比較部46から与えられる警報信号に応答し
て基板処理部1における基板の処理を停止させる。図2
の濃度判定器34は、構成が単純であり、安価かつ小型
に製造可能となる。
【0050】図3は濃度判定器34の構成の他の例を示
すブロック図である。図3の濃度判定器34は、透明パ
イプ51、綿状のpH試験紙(pH指示薬)52、複数
の反射型センサ53〜57、データ処理部58および警
報発生部59を含む。
【0051】綿状のpH試験紙52は透明パイプ52内
に充填されている。図1の第1の測定ポート31または
第2の測定ポート32により採取された定量の雰囲気ガ
スは三方弁33を介して透明パイプ51の一方の端部に
導かれる。
【0052】複数の反射型センサ53〜57は、透明パ
イプ51の外部にpH試験紙52の一端部から他端部に
わたって配列されている。これらの反射型センサ53〜
57の各々は、透明パイプ51内のpH試験紙52に光
を照射し、その反射光を受光し、その反射光の受光量が
所定の値を越えるとオンする。反射型センサ53〜57
の出力はデータ処理部58に与えられる。
【0053】アンモニアを含む雰囲気ガスが透明パイプ
51に供給されると、pH試験紙52の色が一端部から
他端部に向かって順に変化する。雰囲気ガス中のアンモ
ニア濃度が低い場合には、pH試験紙52の色の変化速
度が遅く、雰囲気ガス中のアンモニア濃度が高い場合に
は、pH試験紙52の色の変化速度が速い。
【0054】データ処理部58は、複数の反射型センサ
53〜57がオンするタイミングの時間差を測定し、測
定した時間差に基づいて雰囲気ガス中のアンモニア濃度
が所定の基準値以上であるか否かを判定する。このデー
タ処理部58は、雰囲気ガス中のアンモニア濃度が所定
の基準値以上となったときに、警報発生部59および制
御部11に警報信号を与える。警報発生部59は、デー
タ処理部58から与えられる警報信号に応答して警報音
を発生する。制御部11は、第2の測定ポート32と濃
度判定器34とが導通状態に設定されているときに、デ
ータ処理部58から与えられる警報信号に応答して基板
処理部1における基板の処理を停止させる。図3の濃度
判定器34は、構成が単純であり、安価かつ小型に製造
可能である。
【0055】なお、図2および図3の警報発生部47,
59は警報として警報音を発生するが、警報発生部4
7,59が警報としてランプ等の表示器を点灯または点
滅させてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における基板処理装置の構成
を示す概略図である。
【図2】濃度判定器の構成の一例を示すブロック図であ
る。
【図3】濃度判定器の構成の他の例を示すブロック図で
ある。
【図4】従来の基板処理装置の概略図である。
【図5】イオンクロマトグラフ分析システムの一例を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1 基板処理部 2 雰囲気調整部 3 気中濃度管理システム 11 制御部 21 1次フィルタ 22 送風機 23 2次フィルタ 31 第1の測定ポート 32 第2の測定ポート 33 三方弁 34 濃度判定器 35,36 配管 41,42,51 透明パイプ 43,52 pH試験紙 44 光源 45 受光素子 46 比較部 47,59 警報発生部 53〜57 反射型センサ 58 データ処理部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−236814(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/02 H01L 21/68 B01D 53/34 G01N 31/22 H01L 21/027 H01L 21/66

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に所定の処理を行う基板処理部と、 前記基板処理部に清浄な雰囲気ガスを供給する雰囲気ガ
    ス供給手段と、 前記雰囲気ガス供給手段内を通過する雰囲気ガス中また
    は前記基板処理部内の雰囲気ガス中の所定の物質の濃度
    が所定の基準値以上であるか否かを判定する判定手段と
    を備え 前記判定手段は、 前記雰囲気ガス供給手段内を通過する雰囲気ガスまたは
    前記基板処理部内の雰囲気ガスをpH指示薬に導く雰囲
    気ガス導入手段と、 前記pH指示薬の色の変化を検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された色の変化に基づいて前記
    所定の物質の濃度が前記基準値以上であるか否かを判定
    する濃度判定手段とを含む ことを特徴とする基板処理装
    置。
  2. 【請求項2】 基板に所定の処理を行う基板処理部と、 前記基板処理部に清浄な雰囲気ガスを供給する雰囲気ガ
    ス供給手段と、 前記雰囲気ガス供給手段内を通過する雰囲気ガス中また
    は前記基板処理部内の雰囲気ガス中の所定の物質の濃度
    が所定の基準値以上であるか否かを判定する判定手段と
    を備え、 前記雰囲気ガス供給手段は、 雰囲気ガス中の所定の物質を除去する除去手段と、 前記除去手段を通過した雰囲気ガスを前記基板処理部に
    送る送気手段とを含み、 前記判定手段は、 前記除去手段の下流側の雰囲気ガスを採取する第1の測
    定ポートと、 前記基板処理部内の雰囲気ガスを採取する第2の測定ポ
    ートと、 前記第1または第2の測定ポートにより採取された雰囲
    気ガス中の前記所定の物質の濃度が前記基準値以上であ
    るか否かを判定する濃度判定手段と、 前記第1および第2の測定ポートのいずれかを選択的に
    前記濃度判定手段に導通させる切替手段とを含むことを
    特徴とする基板処理装置。
  3. 【請求項3】 前記判定手段により前記所定の物質の濃
    度が前記基準値以上であると判定された場合に警報を発
    生する警報発生手段をさらに備えたことを特徴とする請
    求項1または2記載の基板処理装置。
  4. 【請求項4】 前記判定手段により前記所定の物質の濃
    度が前記基準値以上であると判定された場合に前記基板
    処理部による処理を停止させる制御手段をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の基板
    処理装置。
  5. 【請求項5】 基板処理装置内の雰囲気ガス中の所定の
    物質の濃度を管理する気中濃度管理システムであって、 前記基板処理装置内の雰囲気ガスを採取する採取手段
    と、 前記採取手段により採取された雰囲気ガスをpH指示薬
    に導く雰囲気ガス導入手段と、前記pH指示薬の色の変
    化を検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された変化に基づいて前記所定
    の物質の濃度が所定の基準値以上であるか否かを判定す
    る濃度判定手段とを含むことを特徴とする気中濃度管理
    システム。
  6. 【請求項6】 前記検出手段は、前記pH指示薬に光を
    照射する光照射手段と、前記pH指示薬に照射された光
    の反射光を受光する受光手段とを含み、 前記濃度判定手段は、前記受光手段の受光量に基づいて
    前記所定の物質の濃度が前記基準値以上であるか否かを
    判定することを特徴とする請求項記載の気中濃度管理
    システム。
  7. 【請求項7】 前記pH指示薬は透明パイプ内に充填さ
    れ、 前記雰囲気ガス導入手段は、前記採取手段により採取さ
    れた雰囲気ガスを前記透明パイプ内のpH指示薬の一端
    部に導き、 前記検出手段は、前記透明パイプに沿って配列されかつ
    前記透明パイプ内のpH指示薬に光を照射してその反射
    光に基づいて色の変化を検知する複数の検知手段を含
    み、 前記濃度判定手段は、前記複数の検知手段の検知タイミ
    ングの時間差に基づいて前記所定の物質の濃度が前記基
    準値以上であるか否かを判定することを特徴とする請求
    記載の気中濃度管理システム。
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