JP3506506B2 - スプール弁 - Google Patents

スプール弁

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JP3506506B2
JP3506506B2 JP23378094A JP23378094A JP3506506B2 JP 3506506 B2 JP3506506 B2 JP 3506506B2 JP 23378094 A JP23378094 A JP 23378094A JP 23378094 A JP23378094 A JP 23378094A JP 3506506 B2 JP3506506 B2 JP 3506506B2
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本 三 郎 橋
開 諭 新
科 恵 司 山
田 正 広 増
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Nippon Valqua Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、スプール弁、特にスプ
ール弁内に設けられるシール用のパッキンを改良したス
プール弁に関する。 【0002】 【従来の技術】上記スプール弁は、円筒状で複数のポー
トを設けたバルブボディ内にスプールを摺動自在に収納
し、このスプールの移動に伴って、前記ポート間の流体
の流れを切り換えるようにしたものであるが、このスプ
ール弁としては、各ポート間をシールするパッキンの取
付け方によって、即ち、スプール側にパッキンを取付け
るタイプと、バルブボディ側にパッキンを取付けるタイ
プの2つのタイプのものがある。 【0003】このうち、バルブボディ側にパッキンを取
付けるタイプのものとして、従来、断面U字状の複数の
部分からなるハウジング・リングのリング空間内に、一
体構造型のパッキン(シールング要素)を半径方向に位
置調節可能に取付けて、ハウジング・リングとともに一
体に操作できる一部品を形成したもの(例えば、特開平
4−248072号公報参照)や、リング状のパッキン
の内部に、リングの軸方向にパッキンを貫通する複数の
孔を設け、この孔内にパッキン押えに突設した突起を嵌
入させるか、または前記孔内にピンを埋設して、パッキ
ンの装着時における潰れを防止したもの(例えば、特開
昭60−146970号公報参照)等が種々提案されて
いる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例において、例えば前者にあっては、部品点数が多い
ばかりでなく、パッキンの交換時にハウジング・リング
を分離(分解)する必要がある等、メンテナンスが面倒
であったり、また後者にあっては、パッキン装着時にパ
ッキンのパッキン押えに対する位置合わせを行うか、ま
たはパッキンに設けた孔内に予めピンを挿入する必要が
ある等、そのいずれもがパッキンの装着性に問題があ
り、しかも、パッキンは、一般にゴム状の弾性体のみで
構成されているため、この装着時に潰れが発生して、こ
の潰れに伴ってスプールとの間の摺動抵抗が大きくなっ
てしまうといった問題点があった。 【0005】本発明は上記に鑑み、パッキンの装着性が
良くて、容易且つ迅速にパッキンを所定の位置に正確に
装着することができ、しかもパッキン装着時におけるパ
ッキンの潰れを防止してスプールとの間の摺動抵抗を減
少させたものを提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るスプール弁は、バルブボディの内部
に、複数のパッキンをパッキン押えで挟持して装着する
とともに、このパッキンでシールされて軸方向に摺動す
るスプールを内蔵したスプール弁において、 硬質で中空円板状の板体の内周縁部及び外周縁部に該板
体の直径方向に膨出するシール用の弾性体を取付けて前
記パッキンを構成するとともに、前記パッキン押えのパッキンに対向する端面の直径方向
に沿ったほぼ中央に、突条部が形成され、 前記パッキンの前記板体の前記弾性体が取り付けられて
いない肉厚部分を、一対のパッキン押えの前記突条部で
挟持するとともに、 前記板体の外周縁側に位置する一対の弾性体を、前記一
対のパッキン押えで挟持するようにした ことを特徴とす
るスプール弁。 【0007】 【作用】上記のように構成した本発明によれば、パッキ
ンは、剛性の高い板体の肉厚部においてパッキン押えで
挟持されてバルブボディの内部に装着され、しかも単に
挟持した状態で配置することによって、パッキンの正確
な位置合わせを行うことができるばかりでなく、パッキ
ンの内周縁部に取付けたシール用の弾性体には、この装
着時に外力が作用しないため、パッキンの装着時におけ
るこのシール用の弾性体の潰れを防止して、この弾性体
とスプールとの間の摺動抵抗を減少させることができ長
期に渡り安定したシールを行える。 【0008】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。同図に示す実施例は、5ポート2位置電磁弁に適
用した例を示すものである。 【0009】同図において、付番1は、円筒状のバルブ
ボディで、このバルブボディ1の両開口端は、円板状の
蓋体2,3で閉塞されているとともに、長さ方向に沿っ
た所定の位置には、内外に連通する計5個のポート、即
ち、中央の給油ポート4、左右2個の負荷ポート5a,
5b及び同じく左右2個の戻りポート6a,6bがそれ
ぞれ形成されている。 【0010】前記バルブボディ1の内周面には、前記各
ポート4,5a,5b,6a,6bを軸方向にシールす
る複数のパッキン7がその前後方向からパッキン押え8
で挟持されて装着されているとともに、最外方に位置す
るパッキン押え8と前記各蓋体2,3との間には、円筒
状のスペーサ9が配置されている。 【0011】そして、前記パッキン7で大径部の外周面
をシールされて軸方向に摺動するスプール10が内蔵さ
れ、このスプール10の一端は、一方のスペーサ9内に
摺動自在に収納されたピストン11に連結されていると
ともに、他端と前記蓋体3との間には、圧縮コイルばね
12が介装されている。 【0012】これによって、図1に示すように、ピスト
ン11を介してスプール10が右側に位置する時には、
スプール10の各小径部を介して給油ポート4と負荷ポ
ート5a、及び負荷ポート5bと戻りポート6bがそれ
ぞれ連通し、図示しないが、圧縮コイルばね12の弾性
力でスプール10が左側に移動した時には、給油ポート
4と負荷ポート5b、及び負荷ポート5aと戻りポート
6aがそれぞれ連通するようになっている。 【0013】前記各パッキン7は、その外周側でバルブ
ボディ1の内周面に、内周側でスプール10の大径部の
外周面にそれぞれ接触して、ここを軸方向にシールする
ためのものであるが、この詳細を図2及び図3を参照し
て説明する。 【0014】この各パッキン7は、同図に詳細に示すよ
うに、例えば金属製等の剛性の高い硬質材料からなる中
空円板状の板体20と、この板体20の内周縁部に焼付
け等により一体に取付けられたゴム状の弾性体21と、
同じく外周縁部に焼付け等により一体に取付けられた一
対の弾性体22,22とから構成されている。 【0015】前記板体20の内周縁側に位置する弾性体
21は、リング状に形成され、この内周端に板体20の
直径方向の内方に該板厚のほぼ中央で円弧状に膨出する
突出部21aを有し、この突出部21aがスプール10
の大径部の外周面に圧接してここをシールするようにな
っている。 【0016】即ち、この突出部21aの内径が、スプー
ル10の大径部における外径より小さく設定されてい
る。一方、板体20の外周縁側に位置する一対の弾性体
22,22は、リング状に形成されて板体20の前後両
面にそれぞれ取付けられており、この各弾性体22は、
板体20の直径方向の外方に円弧状に膨出する突出部2
2aを有し、この突出部22aがバルブボディ1の内周
面に圧接して、ここを2重にシールするようになってい
る。 【0017】即ち、この突出部22aの外径が、バルブ
ボディ1の内径より大きく設定されている。図2および
図3に示したように、パッキン押え8のパッキン7に対
向する端面の直径方向に沿ったほぼ中央には、突条部8
aが形成され、パッキン7の板体20の弾性体21,2
2が取付けられていない肉厚部分7aを、一対のパッキ
ン押え8の突条部8aで挟持するように構成されてい
る。 【0018】即ち、一対のパッキン押え8でパッキン7
を挟持して固定した時、このパッキン7の内周側の弾性
体21は突条部8aの内方に位置し、外周側の弾性体2
2,22は突条部8aの外方に位置するようになってい
る。 【0019】そして、前記弾性体22の厚さは、突条部
8aの突出高さよりも大きく設定されているとともに、
弾性体21の板体20の表面からの高さは、突条部8a
の突出高さよりもやや小さく設定されている。 【0020】これによって、パッキン7を装着した時、
板体20の外周部に位置する弾性体22は、この突出部
22aでバルブボディ1の内周面に圧接し、かつパッキ
ン押え8に押圧されて変形して、ここを確実にシールす
るとともに、板体20の内周部に位置する弾性体21
は、スプール10の外周面と接触しない時、即ちスプー
ル10の小径部内に位置する時には変形することなく、
スプール10の外周面と接触する時、即ちスプール10
の大径部に対面する時に変形して、ここをシールするよ
うになっている。 【0021】このように、板体20の内周部側に位置す
る弾性体21の変形を抑えることによって、弾性体21
のパッキン押え8の挟持による潰れを防止して、弾性体
21とスプール10との間の摺動抵抗を低減させること
ができる。 【0022】しかも、各パッキン7は、単にパッキン押
え8で挟持した状態でバルブボディ1の内部に装着する
ことによって、この正確な位置合わせを行うことがで
き、これによって、この装着性を良くして、容易且つ迅
速にパッキンを所定の位置に正確に装着することができ
る。 【0023】なお、前記実施例は、ポートを5個備えた
5ポート切換弁に適用した例を示しているが、これ以外
の種々のスプール弁に適用できることは勿論である。 【0024】 【発明の効果】本発明は上記のような構成であるので、
パッキンの装着性を良くて、容易且つ迅速にパッキンを
所定の位置に正確に装着することができ、これによっ
て、この組み立て及びパッキンの交換等の便を図ること
ができる。 【0025】しかも、しかも、パッキンは、剛性の高い
板体の弾性体が取付けられていない肉厚部分においてパ
ッキン押えで挟持されて装着され、この内周縁部に取付
けたシール用の弾性体には、この装着時の外力が作用し
ないため、パッキンの装着時におけるシール用の弾性体
の潰れを防止して、摺動抵抗を減少させ長期に渡り安定
したシールを行えるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例を示す断面図。 【図2】同じく、図1の要部拡大図。 【図3】装着前のパッキンを示す断面図。 【符号の説明】 1 バルブボディ 4,5a,5b,6a,6b ポート 7 パッキン 8 パッキン押え 8a 突条部 10 スプール 20 板体 21,22 弾性体 21a,22a 突出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山 科 恵 司 大阪府大阪市西区江戸堀1−25−15 日 本バルカー工業株式会社大阪支店内 (72)発明者 増 田 正 広 大阪府大阪市西区江戸堀1−25−15 日 本バルカー工業株式会社大阪支店内 (56)参考文献 実公 昭48−43311(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 11/00 - 11/24,3/34 F16J 15/18

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】バルブボディの内部に、複数のパッキンを
    パッキン押えで挟持して装着するとともに、 このパッキンでシールされて軸方向に摺動するスプール
    を内蔵したスプール弁において、 硬質で中空円板状の板体の内周縁部及び外周縁部に該板
    体の直径方向に膨出するシール用の弾性体を取付けて前
    記パッキンを構成するとともに、前記パッキン押えのパッキンに対向する端面の直径方向
    に沿ったほぼ中央に、突条部が形成され、 前記パッキンの前記板体の前記弾性体が取り付けられて
    いない肉厚部分を、一対のパッキン押えの前記突条部で
    挟持するとともに、 前記板体の外周縁側に位置する一対の弾性体を、前記一
    対のパッキン押えで挟持するようにした ことを特徴とす
    るスプール弁。
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NZ583113A (en) 2007-08-08 2012-03-30 Norgren Gmbh Pneumatic actuator valve comprising one or more grooves with non-uniform cross-sectional areas
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