JP3506352B2 - 端末網制御装置及び端末網制御方法並びに端末網制御プログラム記憶媒体 - Google Patents

端末網制御装置及び端末網制御方法並びに端末網制御プログラム記憶媒体

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JP3506352B2
JP3506352B2 JP33129396A JP33129396A JP3506352B2 JP 3506352 B2 JP3506352 B2 JP 3506352B2 JP 33129396 A JP33129396 A JP 33129396A JP 33129396 A JP33129396 A JP 33129396A JP 3506352 B2 JP3506352 B2 JP 3506352B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は端末網制御装置及び
端末網制御方法並びに端末網制御プログラム記憶媒体に
係り、特に端末網制御装置に接続された電話回線におけ
る極性反転を検出する極性反転検出回路の改良技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】図10に従来の端末網制御装置の概要構
成ブロック図を示す。端末網制御装置100は、外部の
ガスメータ等の監視対象装置の動作状態(ガス流量や、
異常状態など)を検出して電話回線を介して外部のホス
トコンピュータに通報するための装置であり、電話回線
はユーザの電話と共用とされており、電話回線に接続さ
れる電話回線接続端子LLと、電話機が接続される電話
接続端子TTと、通常着信時の電話回線の極性反転、ノ
ーリンギング通信時の電話回線の極性反転及びオフフッ
ク検出を行う極性反転検出部101と、ノーリンギング
通信における着信を検出するノーリンギング着信検出部
102と、各種データの送受信を行うデータ送受信部1
03と、端末網制御装置100全体を制御するととも
に、外部のガスメータなどの監視対象装置に接続された
制御部104と、を備えて構成されている。
【0003】図11に極性反転検出部101の回路構成
を示す。電話回線に接続された電話回線接続端子LLを
構成する第1電話回線接続端子L1が第1入力端子に接
続され、第2電話回線接続端子L2が第2入力端子に接
続されたダイオードブリッジ回路DBと、第1電話回線
接続端子L1とダイオードブリッジ回路DBの第1入力
端子との間の中間接続点にカソード端子が接続されたツ
ェナーダイオードZD1 (ツェナー電圧;閾値電圧=3
0[V]相当)と、ベース端子に分圧抵抗群RG1 を介
してツェナーダイオードZD1 のアノード端子が接続さ
れ、コレクタ端子が制御端子LS1 及び分圧抵抗を介し
てダイオードブリッジの第1出力端子に接続されたトラ
ンジスタTR1と、第2電話回線接続端子L2とダイオー
ドブリッジ回路DBの第2入力端子との間の中間接続点
にカソード端子が接続されたツェナーダイオードZD2
(ツェナー電圧;閾値電圧=30[V]相当)と、ベー
ス端子に分圧抵抗群RG2を介してツェナーダイオード
ZD2 のアノード端子が接続され、コレクタ端子が制御
端子LS2 及び分圧抵抗を介してダイオードブリッジの
第1出力端子に接続されたトランジスタTR2と、を備
えて構成されている。
【0004】ところで、近年、インターネットの普及に
伴い、電話回線をアナログ回線からディジタル回線に変
更するユーザが増加しており、アナログ回線用の機器
(アナログ回線用電話機、アナログ回線用端末網制御装
置)をディジタル回線に接続するためには、ターミナル
アダプタ(TA)を介して接続する必要がある。
【0005】このターミナルアダプタには、24[V]
電圧系の機種と、48[V]電圧系の機種(従来機種)
と、が存在する。また、構内交換機(PBX)にも24
[V]電圧系の機種と、48[V]電圧系の機種(従来
機種)と、が存在している。
【0006】ここで、図12を参照して、48[V]電
圧系に適した従来の端末網制御装置の動作を説明する。 a) ノーリンギング通信時及び着信時の電話回線の極
性反転検出時 ノーリンギング通信時及び着信時において、電話回線の
極性が反転した場合には、図12(a)に示すように、
第1電話回線接続端子L1と、第2電話回線接続端子L2
との間の電圧は、−48[V]から+48[V]に徐々
に遷移する。
【0007】この結果、時刻t11までは、トランジスタ
TR1がオフ、トランジスタTR2がオンであるので、制
御端子LS1は“1”レベル、制御端子LS2は“0”レ
ベルとなり、図13の状態説明図に示すように、制御部
104は、定常時(極性非反転時)であることを検出す
ることができる。
【0008】次に時刻t11から時刻t12まで(遷移状
態)は、両トランジスタTR1、TR2の双方がオフとな
るので、制御端子LS1及び制御端子LS2は双方とも
“1”レベルとなり、状態としては、オフフック検出時
(図12(b)参照)と同一となるが、状態継続時間が
短いため、制御部104は、遷移状態であると検出す
る。
【0009】続いて時刻t12からは、トランジスタTR
1がオン、トランジスタTR2がオフとなるので、制御端
子LS1は“0”レベル、制御端子LS2は“1”レベル
となり、制御部104は、極性反転状態であることを検
出することができる。 b) 通常回線及び48[V]電圧系ターミナルアダプ
タ及び48[V]電圧系構内交換機におけるオフフック
時 図12(b)に示すように、オンフック時の第1電話回
線接続端子L1と、第2電話回線接続端子L2との間の電
圧は、−48[V]であり、時刻t21までは、トランジ
スタTR1がオフ、トランジスタTR2がオンであるの
で、制御端子LS1は“1”レベル、制御端子LS2は
“0”レベルとなり、図13の状態説明図に示すよう
に、制御部104は、オンフック状態(定常時;極性非
反転時)であることを検出することができる。
【0010】次に時刻t21において、ユーザが電話をか
けようとして、オフフック状態にしたとすると、第1電
話回線接続端子L1と、第2電話回線接続端子L2との間
の電圧は、−30[V]以上0[V]未満の所定の電圧
に上昇し、トランジスタTR2はオフとなり、制御端子
LS1、LS2の双方とも“1”レベルとなりその状態が
所定時間以上継続することとなり、制御部104は、オ
フフック状態にあることを検出することができる。
【0011】続いて、時刻t22において、相手先と接続
されたとすると、第1電話回線接続端子L1と、第2電
話回線接続端子L2との間の電圧は、再び上昇し、0
[V]以上30[V]未満の所定の電圧に上昇すること
となるが、第1トランジスタTR1がオフとなる閾値電
圧=30[V]を越えないため、制御端子LS1、LS2
の双方とも“1”レベルのままとなり、制御部104
は、オフフック状態が継続していることを検出すること
ができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
48[V]電圧系に適した端末網制御装置を24[V]
電圧系のターミナルアダプタあるいは構内交換機に接続
した場合のオフフック時の動作を図12(c)を参照し
て説明する。
【0013】c) 24[V]電圧系ターミナルアダプ
タ及び24[V]電圧系構内交換機におけるオフフック
時 図12(c)に示すように、オンフック時の第1電話回
線接続端子L1と、第2電話回線接続端子L2との間の電
圧は、−24[V]であり、時刻t31にオフフック状態
となるまでは、トランジスタTR1及びトランジスタT
R2が双方ともオフであるので、制御端子LS1は“1”
レベル、制御端子LS2は“1”レベルとなり、図13
の状態説明図に示すように、制御部104は、オフフッ
ク状態にあると誤検出することとなる。
【0014】次に時刻t31において、ユーザが電話をか
けようとして、オフフック状態にしたとすると、第1電
話回線接続端子L1と、第2電話回線接続端子L2との間
の電圧は、−24[V]以上0[V]未満の所定の電圧
に上昇するがトランジスタTR1及びトランジスタTR2
の状態は変化せず、相変わらず、制御部104は、オフ
フック状態にあると検出することとなる。
【0015】続いて、時刻t32において、相手先と接続
されたとすると、第1電話回線接続端子L1と、第2電
話回線接続端子L2との間の電圧は、再び上昇し、0
[V]以上30[V]未満の所定の電圧に上昇すること
となるが、第1トランジスタTR1がオフとなる閾値電
圧=30[V]を越えないため、制御端子LS1、LS2
の双方とも“1”レベルのままとなり、制御部104
は、オフフック状態が継続していることを検出すること
となる。
【0016】従って、オンフック時にオフフックである
と誤検出することとなるので、端末網制御装置がホスト
コンピュータ側へ電話回線を介して各種通報動作を行お
うとしても、回線を使用することができず、動作不能状
態となってしまうという問題点があった。
【0017】これを解決すべく、図14に示すように、
電話回線接続端子LLと電話接続端子TTとの間に流れ
る電流を検出する電流検出部105を設け、所定の電流
が流れるとオフフック状態にあると判断するように構成
していたが、装置構成が複雑となり、端末網制御装置の
コストも上昇してしまうという問題点があった。
【0018】そこで、本発明の目的は、複数の電圧系に
容易に対応することができるとともに、装置構成を複雑
化することなく安価に製造することができる端末網制御
装置及び端末網制御方法並びに端末網制御プログラム記
憶媒体を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
電話回線が接続される第1及び第2電話回線接続端子及
び外部の電話機が接続される電話接続端子並びに前記
1及び第2電話回線接続端子に印加される電圧の極性
反転を検出する極性反転検出回路を有する端末網制御装
置において、前記極性反転検出回路は、前記第1及び第
電話回線接続端子の各々に印加される電圧を検出し、
前記検出した電圧を前記極性反転を検出するための
準電圧とそれぞれ比較する比較手段と、前記第1及び第
2電話回線接続端子に印加されている電圧のうち何れか
一方のみが前記基準電圧を超えている状態から、他方の
みが前記基準電圧を超えている状態になったとの比較結
果が得られたとき、前記極性反転を検出する回線状態判
別手段と、前記基準電圧前記第1及び第2電話回線接
続端子に印加される電圧範囲に応じて予め設定する基準
電圧設定手段と、を備えて構成する。
【0020】請求項1記載の発明によれば、極性反転検
出回路の基準電圧設定手段は、基準電圧第1及び第2
電話回線接続端子に印加される電圧範囲に応じて予め設
定する。比較手段は、第1及び第2電話回線接続端子
各々に印加される電圧を検出し、検出した電圧を極性
反転を検出するための基準電圧とそれぞれ比較する。
【0021】回線状態判別手段は、第1及び第2電話回
線接続端子に印加されている電圧のうち何れか一方のみ
が基準電圧を超えている状態から、他方のみが基準電圧
を超えている状態になったとの比較結果が得られたと
き、極性反転を検出する。請求項2記載の発明は、請求
項1記載の端末網制御装置において、前記比較手段は、
前記電話回線側にカソードが接続され、グランド側に
ノードが接続された直列接続されたN(N:2以上の整
数)個のツェナーダイオードを有し、前記基準電圧設定
手段は、前記N個のツェナーダイオードのうち、X個
(X:N以下の自然数)の前記ツェナーダイオードを電
気的に接続状態とするとともに、(N−X)個の前記ツ
ェナーダイオードを電気的に非接続状態とし、前記X個
の前記ツェナーダイオードの合成ツェナー電圧を前記基
準電圧に設定する接続制御手段を備えて構成する。
【0022】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の作用に加えて、基準電圧設定手段の接続制御
手段は、比較手段のN個のツェナーダイオードのうち、
X個のツェナーダイオードを電気的に接続状態とすると
ともに、(N−X)個のツェナーダイオードを電気的に
非接続状態とし、X個のツェナーダイオードの合成ツェ
ナー電圧を基準電圧に設定する。
【0023】請求項3記載の発明は、電話回線が接続さ
れる第1及び第2電話回線接続端子及び外部の電話機が
接続される電話接続端子並びに前記第1及び第2電話回
線接続端子に印加される電圧の極性反転を検出する極
性反転検出回路を有する端末網制御装置において、前記
極性反転検出回路は、前記第1及び第2電話回線接続端
子の各々に印加される電圧を検出し、前記検出した各電
圧を前記極性反転を検出するための基準電圧とそれぞれ
比較する比較手段と、前記第1及び第2電話回線接続端
子に印加されている電圧のうち何れか一方のみが前記基
準電圧を超えている状態から、他方のみが前記基準電圧
を超えている状態になったとの比較結果が得られたと
き、前記極性反転を検出する回線状態判別手段と、前記
基準電圧を判別用電圧に仮設定する判別用電圧設定手段
と、前記判別用電圧に仮設定したときに得られる前記比
較手段の比較結果に基づいて、前記判別用電圧を前記基
準電圧として設定するか否かを判断する基準電圧設定手
段と、を備えて構成する。
【0024】請求項3記載の発明によれば、電話回線が
接続される第1及び第2電話回線接続端子及び外部の電
話機が接続される電話接続端子並びに電話回線接続端子
に印加される電圧の極性反転を検出する極性反転検出回
路を有する端末網制御装置において、極性反転検出回路
の判別用電圧設定手段は、基準電圧を判別用電圧に仮設
定する。
【0025】基準電圧設定手段は、判別用電圧に仮設定
したときに得られる比較手段の比較の結果に基づいて
判別用電圧に基準電圧を設定するか否かを判断する。そ
の後、比較手段は、第1及び第2電話回線接続端子の各
に印加される電圧を検出し、検出した電圧を極性反
転を検出するための基準電圧設定手段により設定された
基準電圧とそれぞれ比較する。
【0026】回線状態判別手段は、第1及び第2電話回
線接続端子に印加されている電圧のうち何れか一方のみ
が基準電圧を超えている状態から、他方のみが基準電圧
を超えている状態になったとの比較結果が得られたと
き、極性反転を検出する。請求項4記載の発明は、請求
項3記載の端末網制御装置において、前記比較手段は、
前記電話回線側にカソードが接続され、グランド側に
ノードが接続された直列接続されたN(N:2以上の整
数)個のツェナーダイオードを有し、前記判別用電圧設
定手段は、前記N個のツェナーダイオードを電気的に接
続状態とし、前記N個のツェナーダイオードの合成ツェ
ナー電圧を前記判別用電圧として、前記仮設定する判別
用接続制御手段を備え、前記基準電圧設定手段は、前記
N個の前記ツェナーダイオードのうち、X個(X:N以
下の自然数)の前記ツェナーダイオードを電気的に接続
状態とするとともに、(N−X)個の前記ツェナーダイ
オードを電気的に非接続状態とし、前記X個の前記ツェ
ナーダイオードの合成ツェナー電圧を前記基準電圧に設
定する比較用接続制御手段を構成する。
【0027】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の発明の作用に加えて、判別用電圧設定手段の判別用
接続制御手段は、比較手段のN個のツェナーダイオード
を電気的に接続状態とし、N個のツェナーダイオードの
合成ツェナー電圧を判別用電圧として、仮設定する。
【0028】基準電圧設定手段の比較用接続制御手段
、N個のツェナーダイオードのうち、X個のツェナー
ダイオードを電気的に接続状態とするとともに、(N−
X)個のツェナーダイオードを電気的に非接続状態と
し、X個のツェナーダイオードの合成ツェナー電圧を
準電圧に設定する。
【0029】
【0030】
【0031】請求項記載の発明は、電話回線が接続さ
れる第1及び第2電話回線接続端子及び外部の電話機が
接続される電話接続端子並びに前記第1及び第2電話回
線接続端子に印加される電圧の極性反転を検出する極
性反転検出回路を有する端末網制御装置の端末網制御方
法において、前記第1及び第2電話回線接続端子の各々
に印加される電圧を検出し、前記検出した電圧を前記
極性反転を検出するための基準電圧とそれぞれ比較する
比較工程と、前記第1及び第2電話回線接続端子に印加
されている電圧のうち何れか一方のみが前記基準電圧を
超えている状態から、他方のみが前記基準電圧を超えて
いる状態になったとの比較結果が得られたとき、前記極
性反転を検出する回線状態判別工程と、前記基準電圧
前記第1及び第2電話回線接続端子に印加される電圧範
囲に応じて予め設定する基準電圧設定工程と、を備えて
構成する。
【0032】請求項記載の発明によれば、基準電圧設
定工程は、基準電圧第1及び第2電話回線接続端子に
印加される電圧範囲に応じて予め設定する。比較工程
は、第1及び第2電話回線接続端子の各々に印加される
電圧を検出し、検出した電圧を前記極性反転を検出す
るための基準電圧とそれぞれ比較する。
【0033】回線状態判別工程は、第1及び第2電話回
線接続端子に印加されている電圧のうち何れか一方のみ
が基準電圧を超えている状態から、他方のみが基準電圧
を超えている状態になったとの比較結果が得られたと
き、極性反転を検出する。請求項記載の発明は、電話
回線が接続される第1及び第2電話回線接続端子及び外
部の電話機が接続される電話接続端子並びに前記第1及
び第2電話回線接続端子に印加される電圧の極性反転
を検出する極性反転検出回路を有する端末網制御装置の
端末網制御方法において、前記第1及び第2電話回線接
続端子の各々に印加される電圧を検出し、前記検出した
各電圧を前記極性反転を検出するための基準電圧とそれ
ぞれ比較する比較工程と、前記第1及び第2電話回線接
続端子に印加されている電圧のうち何れか一方のみが前
記基準電圧を超えている状態から、他方のみが前記基準
電圧を超えている状態になったとの比較結果が得られた
とき、前記極性反転を検出する回線状態判別工程と、
記基準電圧を判別用電圧に仮設定する判別用電圧設定工
程と、前記判別用電圧に仮設定したときに得られる前記
比較手段の比較結果に基づいて、前記判別用電圧を前記
基準電圧として設定するか否かを判断する基準電圧設定
工程と、を備えて構成する。
【0034】請求項記載の発明によれば、判別用電圧
設定工程は、基準電圧を判別用電圧に仮設定する。基準
電圧設定工程は、判別用電圧に仮設定したときに得られ
る比較手段の比較結果に基づいて、判別用電圧を基準電
圧として設定するか否かを判断する
【0035】比較工程は、第1及び第2の電話回線接続
端子の各々に印加される電圧を検出し、検出した各電圧
を極性反転を検出するための基準電圧とそれぞれ比較す
る。回線状態判別工程は、第1及び第2電話回線接続端
子に印加されている電圧のうち何れか一方のみが基準電
圧を超えている状態から、他方のみが基準電圧を超えて
いる状態になったとの比較結果が得られたとき、極性反
転を検出する
【0036】
【0037】
【0038】請求項記載の発明は、電話回線が接続さ
れる第1及び第2電話回線接続端子及び外部の電話機が
接続される電話接続端子並びに前記第1及び第2電話回
線接続端子に印加される電圧の極性反転を検出する極
性反転検出回路を有する端末網制御装置の端末網制御プ
ログラムを記憶した端末網制御プログラム記憶媒体にお
いて、前記極性反転を検出するための基準電圧を前記
1及び第2電話回線接続端子に印加される電圧範囲に応
じて予め設定させ、前記第1及び第2電話回線接続端子
の各々に印加される電圧を検出させ、前記検出させた
電圧を前記基準電圧とそれぞれ比較させ、前記第1及び
第2電話回線接続端子に印加されている電圧のうち何れ
か一方のみが前記基準電圧を超えている状態から、他方
のみが前記基準電圧を超えている状態になったとの比較
結果が得られたとき、前記極性反転を検出させる、端末
網制御プログラムを記憶して構成する。
【0039】請求項記載の発明によれば、端末網制御
プログラムは、端末網制御装置を制御し、極性反転を検
出するための基準電圧第1及び第2電話回線接続端子
に印加される電圧範囲に応じて予め設定させ、第1及び
第2電話回線接続端子の各々に印加される電圧を検出
させ、検出させた電圧を基準電圧とそれぞれ比較させ、
比較の結果に基づいて電話回線の状態を判別させる。
【0040】請求項記載の発明は、電話回線が接続さ
れる第1及び第2電話回線接続端子及び外部の電話機が
接続される電話接続端子並びに前記第1及び第2電話回
線接続端子に印加される電圧の極性反転を検出する極
性反転検出回路を有する端末網制御装置の端末網制御プ
ログラムを記憶した端末網制御プログラム記憶媒体にお
いて、前記極性反転を検出するための基準電圧を判別用
電圧に仮設定させ、前記第1及び第2電話回線接続端子
の各々に印加される電圧を検出させ、前記検出させた各
電圧を前記仮設定した判別用電圧とそれぞれ比較させ、
前記比較の結果に基づいて、前記判別用電圧を前記基準
電圧として設定するか否かを判断させ、前記基準電圧を
設定した後、前記第1及び第2電話回線接続端子の各々
に印加される電圧を検出させ、前記検出させた電圧
を前記基準電圧とそれぞれ比較させ、前記第1及び第2
電話回線接続端子に印加されている電圧のうち何れか一
方のみが前記基準電圧を超えている状態から、他方のみ
が前記基準電圧を超えている状態になったとの比較結果
が得られたとき、前記極性反転を検出させる端末網制御
プログラムを記憶して構成する。
【0041】請求項8記載の発明によれば、端末網制御
プログラムは端末網制御装置を制御し、極性反転を検出
するための基準電圧を判別用電圧に仮設定し、第1及び
第2電話回線接続端子の各々に印加される電圧を検出さ
せ、検出させた各電圧を仮設定した判別用電圧とそれぞ
れ比較させ、比較の結果に基づいて、判別用電圧を基準
電圧として設定するか否かを判断させる。基準電圧を設
定した後、第1及び第2電話回線接続端子の各々に印加
される電圧を検出させ、第1及び第2電話回線接続端
子に印加されている電圧のうち何れか一方のみが基準電
圧を超えている状態から、他方のみが基準電圧を超えて
いる状態になったとの比較結果が得られたとき、極性反
転を検出させる
【0042】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して本発明の好適
な実施形態を説明する。第1実施形態 図1に第1実施形態の端末網制御装置の概要構成ブロッ
ク図を示す。
【0043】端末網制御装置10は、電話回線に接続さ
れる電話回線接続端子LLと、電話機が接続される電話
接続端子TTと、通常着信時の電話回線の極性反転、ノ
ーリンギング通信時の電話回線の極性反転及びオフフッ
ク検出を行う極性反転検出部11と、ノーリンギング通
信における着信を検出するノーリンギング着信検出部1
2と、各種データの送受信を行うデータ送受信部13
と、極性反転検出部における検出電圧(基準電圧)を切
り換えるための検出電圧切換部14と、端末網制御装置
10全体を制御するとともに、外部のガスメータに接続
された制御部15と、を備えて構成されている。
【0044】図2に極性反転検出部11及び検出電圧切
換部14の回路構成を示す。極性反転検出部11は、電
話回線に接続された電話回線接続端子LLを構成する第
1電話回線接続端子L1が第1入力端子に接続され、第
2電話回線接続端子L2が第2入力端子に接続されたダ
イオードブリッジ回路DBと、第1電話回線接続端子L
1とダイオードブリッジ回路DBの第1入力端子との間
の中間接続点にカソード端子が接続されたツェナーダイ
オードZD11 (ツェナー電圧;閾値電圧=15[V]
相当)と、ツェナーダイオードZD11のアノード端子に
カソード端子が接続されたツェナーダイオードZD12
(ツェナー電圧;閾値電圧=15[V]相当)と、ベー
ス端子に分圧抵抗群RG1 を介してツェナーダイオード
ZD12のアノード端子が接続され、コレクタ端子が状態
監視用端子LS1 及び分圧抵抗を介してダイオードブリ
ッジの第1出力端子に接続されたトランジスタTR1
と、第2電話回線接続端子L2とダイオードブリッジ回
路DBの第2入力端子との間の中間接続点にカソード端
子が接続されたツェナーダイオードZD21(ツェナー電
圧;閾値電圧=15[V]相当)と、ツェナーダイオー
ドZD21のアノード端子にカソード端子が接続されたツ
ェナーダイオードZD22(ツェナー電圧;閾値電圧=1
5[V]相当)と、ベース端子に分圧抵抗群RG2を介
してツェナーダイオードZD22のアノード端子が接続さ
れ、コレクタ端子が状態監視用端子LS2 及び分圧抵抗
を介してダイオードブリッジの第1出力端子に接続され
たトランジスタTR2と、を備えて構成されている。
【0045】なお、分圧抵抗群RG1及びRG2の一端
は、それぞれ、共通電源(GND)に接続されている。
一方、検出電圧切換部14は、ツェナーダイオードZD
12に並列に接続された第1スイッチSW1と、ツェナー
ダイオードZD22に並列に接続された第2スイッチSW
2と、を備えて構成されており、48[V]電圧系の機
種を接続する場合には、両スイッチSW1、SW2の双方
ともオフ状態、24[V]電圧系の機種を接続する場合
には、両スイッチSW1、SW2の双方ともオン状態とし
て、対応するツェナーダイオードZD12、ZD22を電気
的に非接続状態と等価とする。
【0046】これらの結果、両スイッチSW1、SW2の
双方ともオフ状態の場合には、第1基準電圧VTH1=3
0[V]、第2基準電圧VTH2=−30[V]となり、
48[V]電圧系対応となる。また、両スイッチSW
1、SW2の双方ともオン状態の場合には、第1基準電圧
VTH1=15[V]、第2基準電圧VTH2=−15[V]
となり、24[V]電圧系対応となる。
【0047】ここで、動作説明に先立ち、図3を参照し
て、基準電圧を24[V]電圧系に適した電圧で固定で
きない理由について説明する。図3に、端末網制御装置
(自動通報装置)を電話回線及び電話機に接続している
場合の接続状態の等価回路図を示す。
【0048】図3に示すように、局交換機はE[V]の
電源に抵抗Rxが直列接続された回路と等価であり、電
話回線の回線抵抗は二つの抵抗R1と等価であり、電話
機はフックスイッチSWHに抵抗R2が接続された回路と
等価であるとみなすことができる。
【0049】この結果、端末網制御装置に印加される回
線電圧Vは、 V=(E×R2)/(Rx+2R1+R2) で表され、その値は、電話回線の距離、すなわち、回線
抵抗R1に依存することとなる。
【0050】例えば、局交換機の電源電圧E=48
[V]、抵抗Rx=440[Ω]、抵抗R2の最大値を
300[Ω]とすると、回線電圧V=15[V]を満た
す回線抵抗R1は、 R1=((E−V)・R2−V・Rx)/(2・V) =110[Ω] となり、およそ電話回線2[km]に相当する。
【0051】従って、電話回線が2[km]より短い場
合には、回線電圧Vが30[V]近くまで上昇すること
となり、基準電圧を±15[V]に設定しておくと、4
8[V]電圧系の機器を接続すると誤動作することとな
る。従って、48[V]電圧系あるいは24[V]電圧
系の一方に適した基準電圧に固定することはできないこ
とがわかる。
【0052】次に端末網制御装置の動作を説明する。 (A) 48[V]系機種接続時の動作 まず、図4を参照して、48[V]電圧系の機種を接続
した場合の端末網制御装置の動作を説明する。
【0053】この場合において、第1スイッチSW1及
び第2スイッチSW2は、予め双方ともオフ状態とさ
れ、第1基準電圧VTH1=30[V]、第2基準電圧VT
H2=−30[V]となる。 a) ノーリンギング通信時及び着信時の電話回線の極
性反転検出時 ノーリンギング通信時及び着信時において、電話回線の
極性が反転した場合には、図4(a)に示すように、第
1電話回線接続端子L1と、第2電話回線接続端子L2と
の間の電圧は、−48[V]から+48[V]に徐々に
遷移する。
【0054】この結果、時刻t11までは、トランジスタ
TR1がオフ、トランジスタTR2がオンであるので、状
態監視用端子LS1は“1”レベル、状態監視用端子L
S2は“0”レベルとなり、図5の状態説明図に示すよ
うに、制御部15は、定常時(極性非反転時)であるこ
とを検出することができる。
【0055】次に時刻t11から時刻t12まで(遷移状
態)は、両トランジスタTR1、TR2の双方がオフとな
るので、状態監視用端子LS1及び状態監視用端子LS2
は双方とも“1”レベルとなり、状態としては、オフフ
ック検出時(図4(b)参照)と同一となるが、状態継
続時間が短いため、制御部15は、遷移状態であると検
出する。
【0056】続いて時刻t12からは、トランジスタTR
1がオン、トランジスタTR2がオフとなるので、状態監
視用端子LS1は“0”レベル、状態監視用端子LS2は
“1”レベルとなり、制御部15は、極性反転状態であ
ることを検出することができる。
【0057】b) オフフック時 図4(b)に示すように、オンフック時の第1電話回線
接続端子L1と、第2電話回線接続端子L2との間の電圧
は、−48[V]であり、時刻t21までは、トランジス
タTR1がオフ、トランジスタTR2がオンであるので、
状態監視用端子LS1は“1”レベル、状態監視用端子
LS2は“0”レベルとなり、図5の状態説明図に示す
ように、制御部15は、オンフック状態(定常時;極性
非反転時)であることを検出することができる。次に時
刻t21において、ユーザが電話をかけようとして、オフ
フック状態にしたとすると、第1電話回線接続端子L1
と、第2電話回線接続端子L2との間の電圧は、−30
[V]以上0[V]未満の所定の電圧に上昇し、トラン
ジスタTR2はオフとなり、状態監視用端子LS1、LS
2の双方とも“1”レベルとなりその状態が所定時間以
上継続することとなり、制御部15は、オフフック状態
にあることを検出することができる。
【0058】続いて、時刻t22において、相手先と接続
されたとすると、第1電話回線接続端子L1と、第2電
話回線接続端子L2との間の電圧は、再び上昇し、0
[V]以上30[V]未満の所定の電圧に上昇すること
となるが、第1トランジスタTR1がオフとなる閾値電
圧=30[V]を越えないため、状態監視用端子LS
1、LS2の双方とも“1”レベルのままとなり、制御部
15は、オフフック状態が継続していることを検出する
ことができる。 (B) 24[V]系機種接続時の動作 次に図6を参照して、24[V]電圧系の機種を接続し
た場合の端末網制御装置の動作を説明する。
【0059】この場合において、第1スイッチSW1及
び第2スイッチSW2は、予め双方ともオン状態とさ
れ、ツェナーダイオードZD12、ZD22は、電気的に非
接続状態となるため、第1基準電圧VTH1=15
[V]、第2基準電圧VTH2=−15[V]となる。
【0060】a) ノーリンギング通信時及び着信時の
電話回線の極性反転検出時 ノーリンギング通信時及び着信時において、電話回線の
極性が反転した場合には、図6(a)に示すように、第
1電話回線接続端子L1と、第2電話回線接続端子L2と
の間の電圧は、−24[V]から+24[V]に徐々に
遷移する。
【0061】この結果、時刻t11までは、トランジスタ
TR1がオフ、トランジスタTR2がオンであるので、状
態監視用端子LS1は“1”レベル、状態監視用端子L
S2は“0”レベルとなり、図5の状態説明図に示すよ
うに、制御部15は、定常時(極性非反転時)であるこ
とを検出することができる。
【0062】次に時刻t11から時刻t12まで(遷移状
態)は、両トランジスタTR1、TR2の双方がオフとな
るので、状態監視用端子LS1及び状態監視用端子LS2
は双方とも“1”レベルとなり、状態としては、オフフ
ック検出時(図6(b)参照)と同一となるが、状態継
続時間が短いため、制御部15は、遷移状態であると検
出する。
【0063】続いて時刻t12からは、トランジスタTR
1がオン、トランジスタTR2がオフとなるので、状態監
視用端子LS1は“0”レベル、状態監視用端子LS2は
“1”レベルとなり、制御部15は、極性反転状態であ
ることを検出することができる。
【0064】b) オフフック時 図6(b)に示すように、オンフック時の第1電話回線
接続端子L1と、第2電話回線接続端子L2との間の電圧
は、−24[V]であり、時刻t21までは、トランジス
タTR1がオフ、トランジスタTR2がオンであるので、
状態監視用端子LS1は“1”レベル、状態監視用端子
LS2は“0”レベルとなり、図5の状態説明図に示す
ように、制御部15は、オンフック状態(定常時;極性
非反転時)であることを検出することができる。
【0065】次に時刻t21において、ユーザが電話をか
けようとして、オフフック状態にしたとすると、第1電
話回線接続端子L1と、第2電話回線接続端子L2との間
の電圧は、−15[V]以上0[V]未満の所定の電圧
に上昇し、トランジスタTR2はオフとなり、状態監視
用端子LS1、LS2の双方とも“1”レベルとなりその
状態が所定時間以上継続することとなり、制御部15
は、オフフック状態にあることを検出することができ
る。
【0066】続いて、時刻t22において、相手先と接続
されたとすると、第1電話回線接続端子L1と、第2電
話回線接続端子L2との間の電圧は、再び上昇し、0
[V]以上15[V]未満の所定の電圧に上昇すること
となるが、第1トランジスタTR1がオフとなる閾値電
圧=15[V]を越えないため、状態監視用端子LS
1、LS2の双方とも“1”レベルのままとなり、制御部
15は、オフフック状態が継続していることを検出する
ことができる。
【0067】以上の説明のように、本第1実施形態の端
末網制御装置によれば、簡易な構成の検出電圧切換部を
設けることにより、48[V]電圧系及び24[V]電
圧系の機器を接続して、極性反転検出、オフフック検
出、着信検出を行うことができる。
【0068】以上の説明においては、機器の電圧系が2
系統の場合について説明したが、N系統(N:2以上の
整数)の電圧系に接続するように構成することも可能で
ある。この場合においては、極性反転検出部に電話回線
側にカソードが接続され、共通電源側にアノードが接続
された直列接続されたN個のツェナーダイオードを設
け、このN個のツェナーダイオードのうち、X個(X:
N以下の自然数)のツェナーダイオードを電気的に接続
状態とするとともに、(N−X)個のツェナーダイオー
ドを電気的に非接続状態とし、X個のツェナーダイオー
ドの合成ツェナー電圧を第1基準電圧あるいは第2基準
電圧に設定するように構成すればよい。第2実施形態 以上の第1実施形態においては、検出電圧切換部におけ
る第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2の切換は、
予め(手動により)行うことにより基準電圧を設定して
いたが、本第2実施形態は、自動的に基準電圧を設定す
る場合の実施形態である。
【0069】図7に第2実施形態の端末網制御装置の概
要構成図、図8に第2実施形態の極性反転検出部12及
び検出電圧切換部14Aの回路構成を示す。図7及び図
8において、図1及び図2の第1実施形態と同一の部分
には同一の符号を付して説明する。
【0070】極性反転検出部11は、第1実施形態と同
一であるので、説明を省略する。検出電圧切換部14A
は、ツェナーダイオードZD12のカソード端子にエミッ
タ端子が接続され、アノード端子にコレクタ端子が接続
された第1スイッチSW1として機能するトランジスタ
TR11と、トランジスタTR11のベース端子に抵抗を介
してコレクタ端子が接続され、共通電源(GND)にエ
ミッタ端子が接続され、ベース端子が抵抗を介して制御
部15の第1制御端子LS1_CNTに接続された第1
駆動トランジスタDTR1と、ツェナーダイオードZD2
2のカソード端子にエミッタ端子が接続され、アノード
端子にコレクタ端子が接続された第2スイッチSW2と
して機能するトランジスタTR21と、トランジスタTR
21のベース端子に抵抗を介してコレクタ端子が接続さ
れ、共通電源(GND)にエミッタ端子が接続され、ベ
ース端子が抵抗を介して制御部15の第2制御端子LS
2_CNTに接続された第2駆動トランジスタDTR2
と、を備えて構成されている。
【0071】次に図9の処理フローチャートを参照して
制御部15及び検出電圧切換部14Aの動作について説
明する。まず、制御部15は、電源投入時または電話回
線を介してホストコンピュータ側に通常を行おうとする
際には、第1制御端子LS1_CNTを“0”レベルと
し、かつ、第2制御端子LS2_CNTを“0”レベル
とする(ステップS1)。すなわち、トランジスタTR
11及びトランジスタTR21をオフ状態として、基準電圧
を30[V](=15+15[V])とする。
【0072】この結果、当該端末網制御装置が対応可能
な最も高圧側の電圧系である48[V]電圧系の機器が
接続されている場合に相当する状態に仮設定されること
となる。次に制御部15は、状態監視用端子LS1は
“0”レベル、かつ、状態監視用端子LS2は“1”レ
ベル(あるいは状態監視用端子LS1=“1”レベル、
かつ、状態監視用端子LS2=“0”レベル)であるか
否かを判別する(ステップS2)。
【0073】ステップS2の判別において、状態監視用
端子LS1は“0”レベル、かつ、状態監視用端子LS2
は“1”レベルである場合(あるいは状態監視用端子L
S1=“1”レベル、かつ、状態監視用端子LS2=
“0”レベル)には(ステップS2;Yes)、電話回
線は定常状態で、かつ、48[V]電圧系の機器が接続
されていることが確定するので、第1制御端子LS1_
CNTを“0”レベルとしてトランジスタTR11をオフ
状態、かつ、第2制御端子LS2_CNTを“0”レベ
ルとしてトランジスタTR21をオフ状態のまま保持する
(ステップS7)。
【0074】ステップS2の判別において、状態監視用
端子LS1は“1”レベル、かつ、状態監視用端子LS2
は“1”レベルである場合には(ステップS2;N
o)、第1制御端子LS1_CNTを“1”レベルと
し、かつ、第2制御端子LS2_CNTを“1”レベル
とする(ステップS3)。すなわち、トランジスタTR
11及びトランジスタTR21をオン状態として、基準電圧
を15[V]とする。
【0075】次に制御部15は、状態監視用端子LS1
は“0”レベル、かつ、状態監視用端子LS2は“1”
レベル(あるいは状態監視用端子LS1=“1”レベ
ル、かつ、状態監視用端子LS2=“0”レベル)であ
るか否かを判別する(ステップS4)。
【0076】ステップS4の判別において、状態監視用
端子LS1は“0”レベル、かつ、状態監視用端子LS2
は“1”レベルである場合(あるいは状態監視用端子L
S1=“1”レベル、かつ、状態監視用端子LS2=
“0”レベル)には(ステップS4;Yes)、電話回
線は定常状態で、かつ、24[V]電圧系の機器が接続
されていることが確定するので、第1制御端子LS1_
CNTを“1”レベルとしてトランジスタTR11をオン
状態、かつ、第2制御端子LS2_CNTを“1”レベ
ルとしてトランジスタTR21をオン状態のまま保持する
(ステップS8)。
【0077】ステップS4の判別において、状態監視用
端子LS1は“1”レベル、かつ、状態監視用端子LS2
は“1”レベルである場合には(ステップS4;N
o)、第1制御端子LS1_CNTを“0”レベルと
し、かつ、第2制御端子LS2_CNTを“0”レベル
とし(ステップS5)、オフフック状態又は回線なしと
判断してリトライすることとなる(ステップS6)。
【0078】以上の説明のように、本第2実施形態の端
末網制御装置によれば、簡易な構成の検出電圧切換部を
設けることにより、48[V]電圧系及び24[V]電
圧系の機器何れが接続されたかを自動的に検出し、極性
反転検出、オフフック検出、着信検出を確実に行うこと
ができる。
【0079】以上の説明においては、機器の電圧系が2
系統の場合について説明したが、N系統(N:2以上の
整数)の電圧系に接続するように構成することも可能で
ある。この場合においては、極性反転検出部に電話回線
側にカソードが接続され、共通電源側にアノードが接続
された直列接続されたN個のツェナーダイオードを設
け、このN個のツェナーダイオードのうち、X個(X:
N以下の自然数)のツェナーダイオードを電気的に接続
状態とするとともに、(N−X)個のツェナーダイオー
ドを電気的に非接続状態とし、X個のツェナーダイオー
ドの合成ツェナー電圧を第1基準電圧あるいは第2基準
電圧に設定するとともに、制御部に状態監視用端子及び
制御端子を必要数だけ設け、同様に処理を行ように構成
すればよい。
【0080】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、極性反転
検出回路の基準電圧設定手段は、基準電圧第1及び第
電話回線接続端子に印加される電圧範囲に応じて予め
設定し、比較手段は、第1及び第2電話回線接続端子の
各々に印加される電圧を検出し、検出した各電圧を極性
反転を検出するための基準電圧とそれぞれ比較し、回線
状態判別手段は、第1及び第2電話回線接続端子に印加
されている電圧のうち何れか一方のみが基準電圧を超え
ている状態から、他方のみが基準電圧を超えている状態
になったとの比較結果が得られたとき、極性反転を検出
させるので、ターミナルアダプタ、構内交換機などを接
続した場合に、対応している電圧系(例えば、48
[V]電圧系、24[V]電圧系)が異なる場合でも、
対応する電圧系にあわせて極性反転を正確に判別でき
る。
【0081】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の作用に加えて、基準電圧設定手段の接続制御
手段は、比較手段のN個のツェナーダイオードのうち、
X個のツェナーダイオードを電気的に接続状態とすると
ともに、(N−X)個のツェナーダイオードを電気的に
非接続状態とし、X個のツェナーダイオードの合成ツェ
ナー電圧を基準電圧に設定するので、簡単な構成で、各
種電圧系に容易に対応することができる。
【0082】請求項3記載の発明によれば、極性反転検
出回路の判別用電圧設定手段は、基準電圧を判別用電圧
に仮設定し、基準電圧設定手段は、判別用電圧に仮設定
したときに得られる比較手段の比較の結果に基づいて
判別用電圧に基準電圧を設定するか否かを判断し、比較
手段は、第1及び第2電話回線接続端子の各々に印加さ
れる電圧を検出し、検出した電圧を極性反転を検出す
るための基準電圧設定手段により設定された基準電圧
それぞれ比較し、回線状態判別手段は、第1及び第2電
話回線接続端子に印加されている電圧のうち何れか一方
のみが基準電圧を超えている状態から、他方のみが基準
電圧を超えている状態になったとの比較結果が得られた
とき、極性反転を検出するので、ターミナルアダプタ、
構内交換機などを接続した場合に、対応している電圧系
(例えば、48[V]電圧系、24[V]電圧系)が異
なる場合でも、当該対応している電圧系を自動的に判別
し、対応する電圧系にあわせて極性反転を正確に判別で
きる。
【0083】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の発明の作用に加えて、判別用電圧設定手段の判別用
接続制御手段は、比較手段のN個のツェナーダイオード
を電気的に接続状態とし、N個のツェナーダイオードの
合成ツェナー電圧を判別用電圧として仮設定し、基準電
圧設定手段の比較用接続制御手段は、N個のツェナーダ
イオードのうち、X個のツェナーダイオードを電気的に
接続状態とするとともに、(N−X)個のツェナーダイ
オードを電気的に非接続状態とし、X個のツェナーダイ
オードの合成ツェナー電圧を基準電圧に設定するので、
簡単な構成で、自動的に各種電圧系に容易に対応するこ
とができる。
【0084】
【0085】請求項記載の発明によれば、基準電圧設
定工程は、基準電圧第1及び第2電話回線接続端子に
印加される電圧範囲に応じて予め設定し、比較工程は、
第1及び第2電話回線接続端子の各々に印加される電圧
を検出し、検出した電圧を前記極性反転を検出するた
めの基準電圧とそれぞれ比較し、回線状態判別工程は、
第1及び第2電話回線接続端子に印加されている電圧の
うち何れか一方のみが基準電圧を超えている状態から、
他方のみが基準電圧を超えている状態になったとの比較
結果が得られたとき、極性反転を検出するので、ターミ
ナルアダプタ、構内交換機などを接続した場合に、対応
している電圧系(例えば、48[V]電圧系、24
[V]電圧系)が異なる場合でも、対応する電圧系にあ
わせて極性反転を正確に判別できる。
【0086】請求項記載の発明によれば、判別用電圧
設定工程は、基準電圧を判別用電圧に仮設定し、基準電
圧設定工程は、判別用電圧に仮設定したときに得られる
比較手段の比較結果に基づいて、判別用電圧を基準電圧
として設定するか否かを判断し、比較工程は、第1及び
第2の電話回線接続端子の各々に印加される電圧を検出
し、検出した各電圧を極性反転を検出するための基準電
圧とそれぞれ比較し、回線状態判別工程は、第1及び第
2電話回線接続端子に印加されている電圧のうち何れか
一方のみが基準電圧を超えている状態から、他方のみが
基準電圧を超えている状態になったとの比較結果が得ら
れたとき、極性反転を検出するので、ターミナルアダプ
タ、構内交換機などを接続した場合に、対応している電
圧系(例えば、48[V]電圧系、24[V]電圧系)
が異なる場合でも、当該対応している電圧系を自動的に
判別し、対応する電圧系にあわせて極性反転を正確に判
別できる。
【0087】
【0088】請求項7記載の発明によれば、端末網制御
プログラムは、端末網制御装置を制御し、極性反転を検
出するための基準電圧第1及び第2電話回線接続端子
に印加される電圧範囲に応じて予め設定させ、第1及び
第2電話回線接続端子の各々に印加される電圧を検出
させ、検出させた電圧を基準電圧とそれぞれ比較させ、
比較の結果に基づいて電話回線の状態を判別させるの
で、ターミナルアダプタ、構内交換機などを接続した場
合に、対応している電圧系(例えば、48[V]電圧
系、24[V]電圧系)が異なる場合でも、当該対応し
ている電圧系を自動的に判別し、対応する電圧系にあわ
せて極性反転を正確に判別できる。
【0089】請求項記載の発明によれば、端末網制御
プログラムは端末網制御装置を制御し、極性反転を検出
するための基準電圧を判別用電圧に仮設定し、第1及び
第2電話回線接続端子の各々に印加される電圧を検出さ
せ、検出させた各電圧を仮設定した判別用電圧とそれぞ
れ比較させ、比較の結果に基づいて、判別用電圧を基準
電圧として設定するか否かを判断させる。基準電圧を設
定した後、第1及び第2電話回線接続端子の各々に印加
される電圧を検出させ、第1及び第2電話回線接続端
子に印加されている電圧のうち何れか一方のみが基準電
圧を超えている状態から、他方のみが基準電圧を超えて
いる状態になったとの比較結果が得られたとき、極性反
転を検出させるので、ターミナルアダプタ、構内交換機
などを接続した場合に、対応している電圧系(例えば、
48[V]電圧系、24[V]電圧系)が異なる場合で
も、当該対応している電圧系を自動的に判別し、対応す
る電圧系にあわせて極性反転を正確に判別できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の端末網制御装置の概要構成ブロ
ック図である。
【図2】第1実施形態の極性反転検出部及び検出電圧切
換部の回路構成図である。
【図3】端末網制御装置の接続状態の等価回路図であ
る。
【図4】第1実施形態の動作説明図(48[V]電圧
系)である。
【図5】第1実施形態の動作状態説明図である。
【図6】第1実施形態の動作説明図(24[V]電圧
系)である。
【図7】第2実施形態の端末網制御装置の概要構成ブロ
ック図である。
【図8】第2実施形態の極性反転検出部及び検出電圧切
換部の回路構成図である。
【図9】第2実施形態の動作処理フローチャートであ
る。
【図10】第1従来例の端末網制御装置の概要構成ブロ
ック図である。
【図11】第1従来例の極性反転検出部の回路構成図で
ある。
【図12】従来例の動作説明図である。
【図13】従来例の動作状態説明図である。
【図14】第2従来例の端末網制御装置の概要構成ブロ
ック図である。
【符号の説明】
10、10A 端末制御装置 11 極性反転検出部 12 ノーリンギング着信検出部 13 データ送受信部 14、14A 検出電圧切換部 15 制御部 LL 電話回線接続端子 L1 第1電話回線接続端子 L2 第2電話回線接続端子 LS1、LS2 状態監視用端子 LS1_CNT 第1制御端子 LS2_CNT 第2制御端子 SW1 第1スイッチ SW2 第2スイッチ TT 電話接続端子 T1 、T2 電話接続端子 ZD11、ZD12、ZD21、ZD22 ツェナーダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 1/00 H04M 1/24 - 1/253 H04M 1/58 - 1/62 H04M 1/66 - 1/82 H04M 11/00 - 11/10

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話回線が接続される第1及び第2電話
    回線接続端子及び外部の電話機が接続される電話接続端
    子並びに前記第1及び第2電話回線接続端子に印加さ
    れる電圧の極性反転を検出する極性反転検出回路を有す
    る端末網制御装置において、 前記極性反転検出回路は、前記第1及び第2電話回線接
    続端子の各々に印加される電圧を検出し、前記検出した
    電圧を前記極性反転を検出するための基準電圧とそれ
    ぞれ比較する比較手段と、前記第1及び第2電話回線接続端子に印加されている電
    圧のうち何れか一方のみが前記基準電圧を超えている状
    態から、他方のみが前記基準電圧を超えている状態にな
    ったとの比較結果が得られたとき、前記極性反転を検出
    する 回線状態判別手段と、前記基準電圧前記第1及び第2電話回線接続端子に印
    加される電圧範囲に応じて予め設定する基準電圧設定手
    段と、 を備えたことを特徴とする端末網制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の端末網制御装置におい
    て、 前記比較手段は、前記電話回線側にカソードが接続さ
    れ、グランド側にアノードが接続された直列接続された
    N(N:2以上の整数)個のツェナーダイオードを有
    し、 前記基準電圧設定手段は、前記N個のツェナーダイオー
    ドのうち、X個(X:N以下の自然数)の前記ツェナー
    ダイオードを電気的に接続状態とするとともに、(N−
    X)個の前記ツェナーダイオードを電気的に非接続状態
    とし、前記X個の前記ツェナーダイオードの合成ツェナ
    ー電圧を前記基準電圧に設定する接続制御手段を備えた
    ことを特徴とする端末網制御装置。
  3. 【請求項3】 電話回線が接続される第1及び第2電話
    回線接続端子及び外部の電話機が接続される電話接続端
    子並びに前記第1及び第2電話回線接続端子に印加さ
    れる電圧の極性反転を検出する極性反転検出回路を有す
    る端末網制御装置において、 前記極性反転検出回路は、前記第1及び第2電話回線接
    続端子の各々に印加される電圧を検出し、前記検出した
    各電圧を前記極性反転を検出するための基準電圧とそれ
    ぞれ比較する比較手段と、前記第1及び第2電話回線接続端子に印加されている電
    圧のうち何れか一方のみが前記基準電圧を超えている状
    態から、他方のみが前記基準電圧を超えている状態にな
    ったとの比較結果が得られたとき、前記極性反転を検出
    する 回線状態判別手段と、前記基準電圧を 判別用電圧に仮設定する判別用電圧設定
    手段と、前記判別用電圧に仮設定したときに得られる前記比較手
    段の比較結果に基づいて、前記判別用電圧を前記基準電
    圧として設定するか否かを判断する基準電圧設定手段
    と、 を備えたことを特徴とする端末網制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の端末網制御装置におい
    て、 前記比較手段は、前記電話回線側にカソードが接続さ
    れ、グランド側にアノードが接続された直列接続された
    N(N:2以上の整数)個のツェナーダイオードを有
    し、 前記判別用電圧設定手段は、前記N個のツェナーダイオ
    ードを電気的に接続状態とし、前記N個のツェナーダイ
    オードの合成ツェナー電圧を前記判別用電圧として、前
    仮設定する判別用接続制御手段を備え、 前記基準電圧設定手段は、前記N個の前記ツェナーダイ
    オードのうち、X個(X:N以下の自然数)の前記ツェ
    ナーダイオードを電気的に接続状態とするとともに、
    (N−X)個の前記ツェナーダイオードを電気的に非接
    続状態とし、前記X個の前記ツェナーダイオードの合成
    ツェナー電圧を前記基準電圧に設定する比較用接続制御
    手段を備えたことを特徴とする端末網制御装置。
  5. 【請求項5】 電話回線が接続される第1及び第2電話
    回線接続端子及び外部の電話機が接続される電話接続端
    子並びに前記第1及び第2電話回線接続端子に印加さ
    れる電圧の極性反転を検出する極性反転検出回路を有す
    る端末網制御装置の端末網制御方法において、 前記第1及び第2電話回線接続端子の各々に印加される
    電圧を検出し、前記検出した電圧を前記極性反転を検
    出するための基準電圧とそれぞれ比較する比較工程と、前記第1及び第2電話回線接続端子に印加されている電
    圧のうち何れか一方のみが前記基準電圧を超えている状
    態から、他方のみが前記基準電圧を超えている状態にな
    ったとの比較結果が得られたとき、前記極性反転を検出
    する 回線状態判別工程と、前記基準電圧前記第1及び第2電話回線接続端子に印
    加される電圧範囲に応じて予め設定する基準電圧設定工
    程と、 を備えたことを特徴とする端末網制御方法。
  6. 【請求項6】 電話回線が接続される第1及び第2電話
    回線接続端子及び外部の電話機が接続される電話接続端
    子並びに前記第1及び第2電話回線接続端子に印加さ
    れる電圧の極性反転を検出する極性反転検出回路を有す
    る端末網制御装置の端末網制御方法において、 前記第1及び第2電話回線接続端子の各々に印加される
    電圧を検出し、前記検出した各電圧を前記極性反転を検
    出するための基準電圧とそれぞれ比較する比較工程と、前記第1及び第2電話回線接続端子に印加されている電
    圧のうち何れか一方のみが前記基準電圧を超えている状
    態から、他方のみが前記基準電圧を超えている状態にな
    ったとの比較結果が得られたとき、前記極性反転を検出
    する 回線状態判別工程と、前記基準電圧を 判別用電圧に仮設定する判別用電圧設定
    工程と、前記判別用電圧に仮設定したときに得られる前記比較手
    段の比較結果に基づいて、前記判別用電圧を前記基準電
    圧として設定するか否かを判断する 基準電圧設定工程
    と、 を備えたことを特徴とする端末網制御方法。
  7. 【請求項7】 電話回線が接続される第1及び第2電話
    回線接続端子及び外部の電話機が接続される電話接続端
    子並びに前記第1及び第2電話回線接続端子に印加さ
    れる電圧の極性反転を検出する極性反転検出回路を有す
    る端末網制御装置の端末網制御プログラムを記憶した端
    末網制御プログラム記憶媒体において、 前記極性反転を検出するための基準電圧を前記第1及び
    第2電話回線接続端子に印加される電圧範囲に応じて予
    め設定させ、 前記第1及び第2電話回線接続端子の各々に印加される
    電圧を検出させ、前記検出させた電圧を前記基準電圧
    とそれぞれ比較させ、前記第1及び第2電話回線接続端子に印加されている電
    圧のうち何れか一方のみが前記基準電圧を超えている状
    態から、他方のみが前記基準電圧を超えている状態にな
    ったとの比較結果が得られたとき、前記極性反転を検出
    させる 、端末網制御プログラムを記憶したことを特徴と
    する端末網制御プログラム記憶媒体。
  8. 【請求項8】 電話回線が接続される第1及び第2電話
    回線接続端子及び外部の電話機が接続される電話接続端
    子並びに前記第1及び第2電話回線接続端子に印加さ
    れる電圧の極性反転を検出する極性反転検出回路を有す
    る端末網制御装置の端末網制御プログラムを記憶した端
    末網制御プログラム記憶媒体において、 前記極性反転を検出するための基準電圧を判別用電圧に
    仮設定させ、前記第1及び第2電話回線接続端子の各々に印加される
    電圧を検出させ、前記検出させた各電圧を前記仮設定し
    た判別用電圧とそれぞれ比較させ、 前記比較の結果に基づいて、前記判別用電圧を前記基準
    電圧として設定するか否かを判断させ、 前記基準電圧を設定した後、 前記第1及び第2電話回線
    接続端子の各々に印加される電圧を検出させ、前記検
    出させた電圧を前記基準電圧とそれぞれ比較させ、前記第1及び第2電話回線接続端子に印加されている電
    圧のうち何れか一方のみが前記基準電圧を超えている状
    態から、他方のみが前記基準電圧を超えている状態にな
    ったとの比較結果が得られたとき、前記極性反転を検出
    させる、 端末網制御プログラムを記憶したことを特徴と
    する端末網制御プログラム記憶媒体。
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