JP3506050B2 - 発熱素子の冷却装置 - Google Patents

発熱素子の冷却装置

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JP3506050B2 JP17390099A JP17390099A JP3506050B2 JP 3506050 B2 JP3506050 B2 JP 3506050B2 JP 17390099 A JP17390099 A JP 17390099A JP 17390099 A JP17390099 A JP 17390099A JP 3506050 B2 JP3506050 B2 JP 3506050B2
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  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、発熱素子の冷却
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、この種の発熱素子の冷却装置と
しては、液冷ヒートシンクの開口部に発熱素子であるI
GBT素子(スイッチング素子)により構成されるイン
バータを取り付けてIGBT素子を冷却するものが提案
されている(例えば、特開平9-121557号公報な
ど)。この装置では、IGBT素子により生じる熱を熱
伝導により液冷ヒートシンクに伝え、この熱を液冷ヒー
トシンクの開口部に形成される冷却媒体の流路に水等の
冷却媒体を流して除去することによりIGBT素子を冷
却している。
【0003】 他の発熱素子の冷却装置としては、半導
体素子をフレオンで液封すると共に半導体素子間に隔壁
を設けてなるものが提案されている(例えば、特開昭5
7-141945号公報など)。この装置では、フレオ
ンが沸騰する際の気化熱を半導体素子から奪うことによ
り半導体素子を冷却している。また、隔壁を設けること
により半導体素子間に気泡の膜が生じて冷却効果を低下
させることを防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、液冷
ヒートシンクを用いてIGBT素子を冷却する装置で
は、効果的で十分な冷却をすることができないといった
問題があった。近年、インバータ等を含むすべての機器
は小型化が要求されており、こうした小型化に伴いイン
バータのスイッチング素子も密集して配置される。した
がって、このスイッチング素子を十分に冷却する必要が
あるが、熱伝導による冷却では十分に熱を除去すること
ができない。
【0005】 半導体素子をフレオンで液封する装置で
は、装置が傾いたときに半導体素子の一部がフレオンに
よる液封から解除され、半導 素子が十分に冷却されな
い場合を生じるという問題があった。また、半導体素子
を長時間使用すると、フレオンが沸騰温度となって気化
が激しくなり、半導体素子の周囲に沸騰膜が生じて半導
体素子が十分に冷却されないという問題もあった。
【0006】 本発明の発熱素子の冷却装置は、発熱素
子を効率よく十分に冷却することを目的の一つとする。
また、本発明の発熱素子の冷却装置は、装置が傾いた状
態でも発熱素子を十分に冷却することを目的とする。さ
らに、本発明の発熱素子の冷却装置は、装置全体として
の小型化を目的の一つとする。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
本発明の発熱素子の冷却装置は、上述の目的の少なくと
も一部を達成するために以下の手段を採った。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】 本発明の第1の冷却装置はインバータ
回路の同相に接続された二組のスイッチング素子群から
各々一つずつのスイッチング素子が同一の区分に属する
ように区分けされ、所定の傾きのときに該区分けした区
分に属する発熱素子のすべての部位より上側に突出する
高さを有する隔壁部材と、前記発熱素子の許容動作雰囲
気温度より低い沸点を有し、前記所定の傾きのときに前
記隔壁部材により区分けされた区分に属する発熱素子の
すべてを浸漬させる量の冷却液体とを備えることを要旨
とする。これにより、インバータ回路の同相に接続され
た二組のスイッチング素子群は、スイッチング素子に大
電流が流れるのを防止するために同時にオンとすること
がないから、二つのスイッチング素子が同時にオンとな
り得る組み合わせに比して、各区分内の発熱を低くする
ことができる。
【0015】 この本発明の第1の冷却装置では、スイ
ッチング素子の許容動作雰囲気温度より低い沸点を有す
る冷却液体がスイッチング素子から気化熱を奪って気化
することによりスイッチング素子を冷却することができ
る。しかも、所定の傾きのときでも各区分に属する発熱
素子のすべてを冷却液体に浸漬させることができるか
ら、所定の傾きでも有効にスイッチング素子を冷却する
ことができる。ここで、「所定の傾き」は、例えば、こ
第1の冷却装置を車両に搭載する場合においては車両
に許容される最大傾斜になる。
【0016】 こうした本発明の第1の冷却装置におい
て、前記インバータ回路は6個のスイッチング素子で構
成され、前記隔壁部材は前記インバータの各相に接続さ
れる一対のスイッチング素子を一つの区分に区分けする
部材であるものとすることもできる。こうすれば、各区
分で発生する熱を略同一にすることができるから、均等
に複数のスイッチング素子を冷却することができる。
【0017】 また、本発明の第1の冷却装置におい
て、前記複数のスイッチング素子が並列に接続され同期
してスイッチングされることにより一つのスイッチング
素子として機能するスイッチング素子群が6組で構成さ
れるインバータの該スイッチング素子群を構成する各ス
イッチング素子であり、前記隔壁部材は、インバータの
各相に接続される2組のスイッチング素子群の各組に属
する少なくとも一つずつのスイッチング素子を一つの区
分に区分けする部材であるものとすることもできる。こ
うすれば、各区分で発生する熱を略同一にすることがで
きるから、均等に複数のスイッチング素子を冷却するこ
とができる。
【0018】 さらに、本発明の第1の冷却装置におい
て、前記隔壁部材は、前記発熱素子の制御回路基板の少
なくとも一部を用いて形成されてなるものとすることも
できる。こうすれば、隔壁と制御回路基板とを一体のも
のとすることができ、小型化を図ることができる。
【0019】 あるいは、本発明の第1の冷却装置にお
いて、前記区分上部に配置され、気化した前記冷却液体
が凝縮して液化し滴下する際の滴下位置をガイドするガ
イド部材を備えるものとすることもできる。こうすれ
ば、気化して凝縮した冷却液体を所望の位置に滴下させ
ることができる。
【0020】 このガイド部材を備える態様の本発明の
第1の冷却装置において、前記ガイド部材は、前記隔壁
部材により区分けされた各区分から気化した前記冷却液
体に相当する凝縮した前記冷却液体を対応する区分に滴
下するよう滴をガイドする部材であるものとすることも
できる。こうすれば、各区分の冷却液体の量を変化させ
ないようにすることができる。
【0021】 また、ガイド部材を備える態様の本発明
第1の冷却装置において、前記ガイド部材は、前記所
定の傾きのときでも、前記隔壁部材により区分けされた
各区分から気化した前記冷却液体に相当する凝縮した前
記冷却液体を対応する区分に滴下するよう滴をガイドす
る部材であるものとすることもできる。こうすれば、所
定の傾きが生じても各区分の冷却液体の量を変化させな
いようにすることができる。
【0022】 本発明の第1の冷却装置において、前記
ガイド部材に近接して配置され、該ガイド部材を放熱に
より冷却する冷却手段を備えるものとすることもでき
る。こうすれば、ガイド部材の表面で気化した冷却液体
を凝縮させることができる。
【0023】 本発明の第の発熱素子の冷却装置にお
いて、前記冷却液体はパーフロロカーボンであるものと
することもできる。
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【発明の実施の形態】 次に、本発明の第1の冷却装置
一実施例としてインバータを構成する複数のスイッチン
グ素子Tの冷却装置120について説明する。便宜上、
この冷却装置120を第1実施例と呼ぶ。図は第1実
施例の冷却装置120の構成の概略を示す構成図であ
り、図は第1実施例の冷却装置120のスイッチング
素子Tの配置の様子を示す配置図であり、図は第1実
施例の冷却装置120が冷却するスイッチング素子Tが
構成する回路を例示する回路図である。第1実施例の冷
却装置120は、図に示すように、ベース121と共
に密閉された収納部123を形成するケース122と、
スイッチング素子TとダイオードDとが一つずつ取り付
けられた12個の絶縁基板A11〜A16,A21〜A
26と、2個ずつの絶縁基板Aを属するように収納部1
23を区分するセパレータ126と、各区分に属する絶
縁基板Aに取り付けられたスイッチング素子Tを浸漬す
る冷却液体138と、気化した冷却液体138を凝縮さ
せると共にその液滴の滴下位置をガイドするガイド部材
140と、ガイド部材140に近接して取り付けられた
放熱フィン150とを備える。
【0035】 第1実施例の冷却装置120により冷却
される12個のスイッチング素子T11〜T16,T2
1〜T26は、図に示すように、二つのスイッチング
素子Tが並列に接続され同期してスイッチングされるこ
とにより一つのスイッチング素子として機能するよう配
列されて一つのインバータ回路を構成している。一つの
スイッチング素子として機能する二つのスイッチング素
子(例えば、T11とT21)は、図示しないコントロ
ーラにより同期して同一のスイッチングとなるよう制御
されている。したがって、容量の大きなスイッチング素
子を用いれば、二つのスイッチング素子を一つのスイッ
チング素子に置き換えることもできるが、この場合、各
スイッチング素子には大電流が流れ、それに伴って発熱
も大きくなる。第1実施例のように二つのスイッチング
素子を一つのスイッチング素子として機能させるものと
すれば、各スイッチング素子に流れる電流は半分になる
から、各スイッチング素子の発熱も小さくなりその冷却
は容易になる。第1実施例の冷却装置120では、こう
した目的から二つのスイッチング素子を組として一つの
スイッチング素子として機能させ、各スイッチング素子
を効率よく均等に冷却するものである。なお、図中の
ダイオードD11〜D16,D21〜D26は、フライ
ホイールダイオードである。
【0036】 インバータを構成する各スイッチング素
子T11〜T16,T21〜T26はすべて同一のIG
BTで構成されており、図に例示するように、インバ
ータ回路の同相に接続された二組のスイッチング素子群
(例えば、T11とT21とからなる群とT12とT2
2とからなる群)から各々一つずつのスイッチング素子
が同一の区分に属するようにセパレータ126により区
分けされている。即ち、セパレータ126により、u相
に接続されたスイッチング素子T11とスイッチング素
子T12とを区分S1に、同じくu相に接続されたスイ
ッチング素子T21とスイッチング素子T22とを区分
S4に、v相に接続されたスイッチング素子T13とス
イッチング素子T14とを区分S2に、同じくv相に接
続されたスイッチング素子T23とスイッチング素子T
24とを区分S5に、w相に接続されたスイッチング素
子T15とスイッチング素子T16とを区分S3に、同
じくw相に接続されたスイッチング素子T25とスイッ
チング素子T26とを区分S6に区分けされている。イ
ンバータ回路の同相に接続された二組のスイッチング素
子群は、スイッチング素子に大電流が流れるのを防止す
るために同時にオンとすることがないから、二つのスイ
ッチング素子が同時にオンとなり得る組み合わせに比し
て、各区分内の発熱を低くすることができる。即ち各区
分の発熱を均等なものとすることができるのである。
【0037】 セパレータ126には、図に示すよう
に、スイッチング素子Tの制御回路128が取り付けら
れている。このよう制御回路128をセパレータ126
に配置することにより、装置を小型化することができ
る。セパレータ126の高さHについては後述する。
【0038】 第1実施例でも冷却液体138として、
スイッチング素子Tが良好に動作することができる許容
動作雰囲気温度より低い沸点を有し、高い絶縁性を示す
液体としてパーフロロカーボンを用いており、この第1
実施例の冷却装置120の最大傾斜角度αのときでも各
区分に配置されたすべてのスイッチング素子Tが浸漬す
る量が各区分に充填されている。したがって、セパレー
タ126の高さHは、この最大傾斜角度αのときでもセ
パレータ126を越えて冷却液体138が隣接する区分
に流れ込まないだけの高さとして設定される。いま、冷
却液体138による冷却で必要な最低の深さをhとし、
区分の傾斜に沿った長さをwとすると、セパレータ12
6の高さHは、次式(1)により表わされる。
【0039】 H>h+w・sinα (1)
【0040】 ガイド部材140には、その表面に凝縮
した冷却液体138を重力を用いて集めて滴下させる滴
下部142が各区分の中央に相当する位置に形成されて
いる。滴下部142に至る傾斜βは、第1実施例の冷却
装置120の最大傾斜角度αより大きく設定されてお
り、各区分で気化した冷却液体138に相当する量がそ
の区分に滴下するようになっている。勿論、完全に気化
した量と滴下した量とが一致するものではないのは言う
までもない。
【0041】 放熱フィン150は、熱伝導性の高い材
料、例えばアルミニウムなどにより形成されており、ガ
イド部材140に近接して取り付けられている。したが
って、ガイド部材140は放熱フィン150により冷却
されるから、ガイド部材140の表面で気化した冷却液
体138が凝縮することになる。
【0042】 こうして構成された第1実施例の冷却装
置120の冷却の様子について説明する。図は、第1
実施例の冷却装置120の冷却の様子を模式的に例示す
る模式図である。図示するように、第1実施例の冷却装
置120では、発熱素子であるスイッチング素子Tは、
冷却液体138の沸騰に伴って気化熱が奪われることに
より冷却される。蒸気となった冷却液体138は、気相
中を上昇し、放熱フィン150により冷却されるガイド
部材140の表面で熱を奪われて凝縮する。凝縮して液
化した冷却液体138は、その重力により滴下部142
に集められ、区分の中央に滴下する。
【0043】 以上説明した第1実施例の冷却装置12
0によれば、スイッチング素子Tの許容動作雰囲気温度
より低い沸点を有する冷却液体138が気化する際の気
化熱をスイッチング素子Tから直接または間接に奪うこ
とにより、スイッチング素子Tを冷却することができ
る。また、第1実施例の冷却装置120によれば、セパ
レータ126の高さHを装置の最大傾斜角度αに応じて
設定するから、冷却装置120が傾いても各区分の冷却
液体138を同量に保持することができる。しかも、セ
パレータ126にスイッチング素子Tの制御回路128
を取り付けたから、装置全体を小型化することができ
る。更に、第1実施例の冷却装置120では、ガイド部
材140により各区分で気化した冷却液体138に相当
する量がその区分に滴下するようにしたから、気化した
冷却液体138を液化して再びスイッチング素子Tの冷
却に使用することができる。しかも、ガイド部材140
の傾斜βを装置の最大傾斜角度αより大きくしたから、
冷却装置120が傾いても適正な量の冷却液体138を
各区分に滴下することができる。したがって、各区分の
冷却液体138は増減することがない。もとより、冷却
液体138は高い絶縁性を示すから、電気的な短絡を生
じることもない。また、スイッチング素子Tの動作雰囲
気温度をその許容温度範囲内とすることができる。
【0044】 第1実施例の冷却装置120では、イン
バータ回路を構成する12個のスイッチング素子T11
〜T16,T21〜T26を冷却するものとして構成し
たが、インバータ回路を構成する6個のスイッチング素
子を冷却するものとして構成してもよい。この場合、セ
パレータにより6つの区分に区分けしてもよいし、3つ
の区分に区分けしてもよい。この3つの区分に区分けす
る場合には、各相に接続された2つのスイッチング素子
を1つの区分にするのが好ましい。また、3つ以上のス
イッチング素子を並列に接続し同期してスイッチングす
ることにより1つのスイッチング素子として機能させる
スイッチング素子群を6組備えて構成されるインバータ
回路の各スイッチング素子を冷却するものとして構成し
てもよい。この場合も、インバータ回路の各相に接続さ
れる2組のスイッチング素子群の各組に属する少なくと
も1つずつのスイッチング素子を1つの区分に区分けす
るのが好ましい。
【0045】 第1実施例の冷却装置120では、セパ
レータ126にスイッチング素子Tの制御回路128を
取り付けたが、制御回路128を取り付けない構成とし
ても差し支えない。また、第1実施例の冷却装置120
では、ガイド部材140を湾曲面で滴下部142に液滴
が集まるように構成したが、平面で滴下部142に至る
ように構成してもよい。
【0046】 第1実施例の冷却装置120では、セパ
レータ126の上部を開放端として各区分は密閉されな
いものとしたが、セパレータ126の上端をガイド部材
140に固定して各区分を密閉するものとしてもよい。
【0047】 第1実施例の冷却装置120では、ガイ
ド部材140に近接して放熱フィン150を取り付けた
が、第1実施例の冷却装置20の液体冷却装置50のよ
うな循環路に冷却媒体を循環させて冷却するものとして
もよい。
【0048】第実施例の冷却装置120では、冷却液
体28,138としてパーフロロカーボンを用いたが、
他の液体を用いるものとしてもよい。この場合、液体と
しては、スイッチング素子42,Tが良好に動作するこ
とができる許容動作雰囲気温度より低い沸点を有し、高
い絶縁性を示す液体であればよい。発熱体として電気的
な短絡を考慮しなくてもよい場合には、更に絶縁性を示
す必要もない。
【0049】 以上、本発明の実施の形態について実施
例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等
限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範
囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第実施例の冷却装置120の構成の概略
を示す構成図である。
【図2】 第実施例の冷却装置120のスイッチン
グ素子Tの配置の様子を示す配置図である。
【図3】 第実施例の冷却装置120が冷却するス
イッチング素子Tが構成する回路を例示する回路図であ
る。
【図4】 第実施例の冷却装置120の冷却の様子
を模式的に例示する模式図である。
【符号の説明】
120 冷却装置、121 ベース、122 ケース、
123 収納部、126 セパレータ、128制御回
路、138 冷却液体、140 ガイド部材、142
滴下部、150放熱フィン、A11〜A16,A21〜
A26 絶縁基板、T11〜T16,T21〜T26
スイッチング素子、D11〜D16,D21〜D26、
ダイオード、S1〜S6区分。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山川 崇尚 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 松木 務 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−115155(JP,A) 特開 平9−162579(JP,A) 特開 平4−23458(JP,A) 特開 昭59−29985(JP,A) 特開 昭58−35948(JP,A) 特開 平8−163877(JP,A) 実開 昭58−186796(JP,U) 実開 昭62−126844(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 23/427 H05K 7/20

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インバータ回路の同相に接続された二組の
    スイッチング素子群から各々一つずつのスイッチング素
    子が同一の区分に属するように区分けされ、所定の傾き
    のときに該区分けした区分に属するスイッチング素子
    すべての部位より上側に突出する高さを有する隔壁部材
    と、 前記スイッチング素子の許容動作雰囲気温度より低い沸
    点を有し、前記所定の傾きのときに前記隔壁部材により
    区分けされた区分に属するスイッチング素子のすべてを
    浸漬させる量の冷却液体とを備える冷却装置。
  2. 【請求項2】請求項に記載の冷却装置であって、前記インバータ回路は 6個のスイッチング素子で構成さ
    、 前記隔壁部材は、前記インバータの各相に接続される一
    対のスイッチング素子を一つの区分に区分けする部材で
    ある冷却装置。
  3. 【請求項3】請求項記載の冷却装置であって、前記イ
    ンバータ回路は複数のスイッチング素子が並列に接続さ
    れ同期してスイッチングされることにより一つのスイッ
    チング素子として機能するスイッチング素子群が6組で
    構成され、 前記隔壁部材は、前記インバータの各相に接続される2
    組のスイッチング素子群の各組に属する少なくとも一つ
    ずつのスイッチング素子を一つの区分に区分けする部材
    である冷却装置。
  4. 【請求項4】前記隔壁部材は、前記スイッチング素子
    制御回路基板の少なくとも一部を用いて形成されてなる
    請求項ないしいずれか記載の冷却装置。
  5. 【請求項5】前記区分上部に配置され、気化した前記冷
    却液体が凝縮して液化し滴下する際の滴下位置をガイド
    するガイド部材を備える請求項ないしいずれか記載
    の冷却装置。
  6. 【請求項6】前記ガイド部材は、前記隔壁部材により区
    分けされた各区分から気化した前記冷却液体に相当する
    凝縮した前記冷却液体を対応する区分に滴下するよう滴
    をガイドする部材である請求項記載の冷却装置。
  7. 【請求項7】前記ガイド部材は、前記所定の傾きのとき
    でも、前記隔壁部材により区分けされた各区分から気化
    した前記冷却液体に相当する凝縮した前記冷却液体を対
    応する区分に滴下するよう滴をガイドする部材である請
    求項記載の冷却装置。
  8. 【請求項8】前記ガイド部材に近接して配置され、該ガ
    イド部材を放熱により冷却する冷却手段を備える請求項
    ないしいずれか記載の冷却装置。
  9. 【請求項9】前記冷却液体はパーフロロカーボンである
    請求項ないしいずれか記載の冷却装置。
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Cited By (1)

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