JP3505995B2 - 熱転写記録用転写体 - Google Patents
熱転写記録用転写体Info
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Description
レ−ザ等の光ヘッド、通電ヘッド等の記録手段を用いた
感熱転写記録に使用される転写体に関し、昇華型熱転写
記録用転写体或は溶融型熱転写記録用転写体等に適する
特に滑性特性の良好な転写体を提供するものである。
おいては、転写体の基材にポリエチレンテレフタレ−ト
(以下PETと略称する)フイルムが一般に用いられて
いるが、サ−マルヘッド等の記録ヘッドに対してPET
フイルムの耐熱性及び走行滑性等が不十分なため、記録
ヘッドと接触する基材面側に通常耐熱滑性を有する滑性
耐熱層を形成して使用されている。
を有する熱可塑性樹脂とイソシアネ−トとの架橋硬化物
を用いる(特開昭58−187396号公報)、シリコ
−ン系グラフトポリマ−からなるステイック防止層を設
ける(特開平1−214475号公報)、アミノ変性ポ
リシロキサンとポリイソシアネ−トとからなる或は両者
の反応生成物からなる耐熱保護層を設ける(特開平5−
131770号公報)、オルガノポリシロキサン単位が
ブロック状またはグラフト状に結合しているビニル系重
合体を用いる(特開昭61−143195号公報)、シ
リコン変性ウレタン樹脂を用いる(特開昭62−820
86号公報)、熱可塑性樹脂と変性シリコ−ンオイル等
から構成する(特開平6−316172号公報)等の提
案が多数なされている。
H基を有する樹脂とイソシアネ−トとから形成された滑
性耐熱層は、架橋硬化物を形成することにより耐熱性が
付与されるが、サ−マルヘッドに対する走行滑性を得る
ため更にシリコ−ンオイル等のシリコ−ン系物質、或は
ワックス等の滑剤を添加する必要がある。しかしながら
OH基を有する樹脂とイソシアネ−トとから形成された
架橋硬化物は、例えば所謂ハ−ドコ−ト剤として知られ
るエポキシアクリレ−トと反応開始剤とから得られる硬
化物等に比較してあまり硬度が高くない硬化物であるこ
とから、走行滑性を得るために必要とされる量の滑剤を
添加した場合に、記録画像に微細な細線が発生する問題
が出て来る。
物に更に滑剤を添加して滑性耐熱層を構成した場合、こ
れらの滑剤として良好な物質は架橋硬化物を形成してい
る樹脂に対してかなり低分子量であるため滑性耐熱層全
体の耐熱性が低分子量の滑剤の添加により更に低下する
こと、或は滑剤を含有することにより滑剤含有部分の膜
強度が更に低下すること、或はシリコ−ン系滑剤又はフ
ッソ系の滑剤は表面支配力が大きいために滑性耐熱層表
面に支配的に存在することにより滑性耐熱層表面の硬化
が不十分になる等の理由により、サ−マルヘッド上を走
行させた場合に微細な走行傷が滑性耐熱層表面に発生し
記録画像に微細な細線となって現われるものと考えられ
る。
フトポリマ−から滑性耐熱層を構成した場合には、シリ
コ−ンをグラフトすることにより樹脂そのものが有して
いた膜形成能が相対的に低下するためにサ−マルヘッド
に対して樹脂が削り取られやすくなり削り取られた樹脂
がヘッドコンタミとなり、最終的に記録画像にドロップ
アウトを発生する問題がある。又シリコ−ン系グラフト
ポリマ−は、シリコ−ンがグラフト化されているために
滑性を有しているが、シリコ−ンの含有率が小さくサ−
マルヘッドに対して必要とされる走行滑性を得るには、
まだかなり不十分なものである。
性シリコ−ンオイル等から構成した滑性耐熱層は、転写
体を高温度高湿度条件下に巻回保存した場合に熱可塑性
樹脂の耐熱性が十分でないため、色材層と滑性耐熱層と
が融着を発生すること、又保存後に走行滑性特性が低下
するという問題点がある。本願発明は、記録画像に微細
な細線やドロップアウトを発生せず、十分な滑性特性に
より記録ヘッドとの走行安定性が優れており、高温度高
湿度条件下に巻回保存後も色材層と滑性耐熱層との融着
が無く、滑性特性の低下も小さく良好な保存特性を示す
滑性耐熱層を有する熱転写記録用転写体を得ることを目
的とする。
めに本願発明の熱転写記録用転写体は、基材の一方の面
に色材層を有し、前記基材の他方の面にヒドロキシル基
含有樹脂、熱可塑性樹脂、滑剤及び架橋剤を用いて構成
された滑性耐熱層を有し、前記熱可塑性樹脂の熱変形温
度或はガラス転移温度が70℃以上であり、前記滑性耐
熱層において前記ヒドロキシル基含有樹脂が架橋剤との
反応により架橋構造を形成しているものである。
転写記録用転写体(以下、転写体と略称する)の断面模
式図を示す。転写体は、基材1の一方の面に少なくとも
色材層2を有し、他方の面に少なくとも滑性耐熱層3を
有する構成である。
平8−337886に記載の基材を用いることができ
る。色材層2は、少なくとも色材と結着剤とから構成さ
れている。色材は顔料、染料等であり特に限定されな
い。熱溶融型転写体や昇華型転写体の色材層に提案され
ている各色材を使用することができる。顔料或は染料と
して例えば特願平8−337886に記載のものを使用
することができる。
着材に関し、例えば特願平8−337886に記載のも
の或は記載内容を本願に適用できる。滑性耐熱層3は、
少なくともヒドロキシル基含有樹脂、熱可塑性樹脂、滑
剤及び架橋剤を用いて構成されており、前記熱可塑性樹
脂の熱変形温度或はガラス転移温度が70℃以上であ
り、又滑性耐熱層において前記ヒドロキシル基含有樹脂
が架橋剤との反応により架橋構造を形成しているもので
ある。
ロキシル基(OH基)を有している樹脂であれば特に限
定されない。例えばアクリルポリオ−ル、ポリエステル
ポリオ−ル、ポリエ−テルポリオ−ル、ポリウレタンポ
リオ−ル、ポリカ−ボネ−トジオ−ル、エポキシ変性ポ
リオ−ル、ポリビニルアセタ−ル系樹脂等を用いること
ができる。
熱可塑性樹脂と組み合わせて用いられるため熱可塑性樹
脂の添加により滑性耐熱層全体の耐熱性を低下させない
ために特にOH価が大きい樹脂が望ましい。例えばヒド
ロキシル基含有樹脂として少なくとも0H価(ヒドロキ
シル基価)が10(mgKOH/g)以上の樹脂が特に
望ましい。特に良好であるのは0H価が50(mgKO
H/g)以上のものである。高速記録や高エネルギ−記
録におけるサ−マルヘッドに対する走行滑性特性に関し
ては、滑性耐熱層が高速記録や高エネルギ−記録状態に
おいても熱変形しにくい特性が有効であるため、Tgの
高いヒドロキシル基含有樹脂を用いると優れた滑性特性
を有する滑性耐熱層を構成することができる。特にTg
が30℃以上のヒドロキシル基含有樹脂が良好である。
移温度が70℃以上である樹脂であれば特に限定されな
い。熱変形温度とガラス転移温度との少なくとも一方の
値が70℃以上であれば本願の熱可塑性樹脂の範疇に入
るものである。熱変形温度はアメリカ材料試験協会の試
験方法(ASTM、D648、荷重標準:1820kP
a)によって得られる値である。
から構成された架橋構造を有する滑性耐熱層は、サ−マ
ルヘッド上を走行した場合に細線を発生する問題点があ
る。この問題点に対してこの系に種々の熱可塑性樹脂を
更に添加して検討した結果、熱可塑性樹脂の熱変形温度
が低い樹脂程細線防止特性が小さく、熱変形温度が高い
樹脂程細線防止特性が優れていることを見い出したもの
である。即ち熱変形温度が70℃以上の樹脂を用いた場
合に細線防止特性が良好になり、特に熱変形温度が80
℃以上の樹脂が特に優れていた。走行時にサ−マルヘッ
ドにより膜表面に微細な走行傷(記録画像に発生する細
線の要因)が発生しやすいのは、ヒドロキシル基含有樹
脂と架橋剤とからなる硬化物自身の膜強度があまり高い
ものではなく、更に滑剤の添加により膜強度が低下する
ため、或は膜表面の架橋度が十分でないため等と考えら
れるが、この系に熱変形温度の高い樹脂を添加すること
により膜表面の走行傷が著しく改善される。同様にガラ
ス転移温度が70℃以上の樹脂を用いることにより細線
の発生を著しく改善させることができる。
テンとの間に加えられている押圧条件下で走行し、転写
体がサ−マルヘッド上を走行する際に押圧の不均一によ
って発生すると考えられる滑性耐熱層表面の走行傷に対
して、熱変形温度或はガラス転移温度の高い樹脂は通常
分子量が大きいため膜強度も高く、且つ硬化物に比較し
て加熱時に適度な柔軟性を有しているため押圧の不均一
を十分吸収する膜強度と柔軟性を有しているためと考え
られる。
ラス転移点)が70℃以上の樹脂として例えば、アクリ
ロニトリル−スチレン樹脂、ポリスチレン、アクリロニ
トリル−ブタジエン−スチレン樹脂、メタクリル樹脂、
フェノキシ樹脂、塩化ビニル樹脂、塩素化塩化ビニル樹
脂等があり特に高分子量の樹脂が有用である。特にアク
リロニトリル−スチレン樹脂、メタクリル樹脂、フェノ
キシ樹脂が有用であり、又熱変形温度が80℃以上の樹
脂が細線防止に対して特に優れている。フェノキシ樹脂
は、高分子量の耐熱性に優れた樹脂であり又少なくとも
熱可塑性樹脂の範疇に入る樹脂であるが、OH基も有し
ているので架橋剤と反応することにより滑性耐熱層の耐
熱性やPETフイルム等の基材に対する接着強度が向上
し、又フェノキシ樹脂自身が有している硬くて延性に富
む特性により細線防止に対して特に優れた特性を示す。
反応するものであれば特に限定されない。例えばイソシ
アネ−ト化合物、ジアルデヒド化合物、フェノ−ル樹
脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂等がある。イソシアネ
−ト化合物として、例えばトリレンジイソシアネ−ト、
ヘキサメチレンジイソシアネ−ト、1モルのトリメチロ
−ルプロパンと3モルのトリレンジイソシアネ−トとを
反応させて得られるポリイソシアネ−ト等がある。ヒド
ロキシル基含有樹脂に対する架橋剤の配合比率は、特に
限定されるものでない。ヒドロキシル基含有樹脂の反応
基であるOH基量と架橋剤の反応基量とが等量となる配
合比で通常用いるが、例えば(ヒドロキシル基含有樹脂
のOH基量/架橋剤の反応基量)=(10/1)〜(1
/4)の範囲で使用することができる。
良好である。即ち滑性耐熱層がヒドロキシル基含有樹
脂、熱可塑性樹脂、滑剤及び架橋剤を用いて構成されて
いる場合に熱変形温度或はTgの高い熱可塑性樹脂は基
材に対する接着強度があまり大きくないため更に接着剤
を添加することが望ましい。接着剤は、少なくとも熱可
塑性樹脂と基材との接着力を増す機能を有するものであ
る。接着剤は、滑性耐熱層に用いる前記熱可塑性樹脂の
熱変形温度或はTgよりも低い熱変形温度或はTgを有
している樹脂が望ましい。接着剤として例えば飽和ポリ
エステル樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステルウレタン樹
脂等が良好である。
なお良好である。損傷防止剤として、各種シリコ−ン変
性樹脂、各種フッ素変性樹脂等を用いることができる。
シリコ−ン変性樹脂として、例えばシリコ−ングラフト
アクリル樹脂、シリコ−ングラフトポリエステル樹脂、
シリコ−ングラフトポリウレタン樹脂等の各種シリコ−
ングラフト共重合体(2元以上の多元共重合体を含む)
を用いることができる。例えば、シリコ−ン系グラフト
ポリマ−〔商品名:SYMAC、東亜合成化学工業
(株)〕、シリコ−ングラフトアクリル樹脂〔品番:X
−22−8004、X−22−8009、X−22−8
053、X−22−8015、X−22−8084、X
−22−8019、X−22−8033、X−22−8
095X等、信越化学工業(株)〕、シリコ−ン−アク
リル共重合体〔商品名:ダイカラック、品番:560
0、大同化成工業(株)〕等がある。フッ素変性樹脂と
してパ−フルオロアルキル基を有するフッ素変性樹脂等
がある。
リコ−ン変性樹脂であり、これらの樹脂は滑性耐熱層表
面に滑性を付与することができるため、相対的に滑剤と
して有用な液体系滑剤の添加量を少なくすることができ
る。損傷防止剤は固体の樹脂で結着剤機能を有している
ため液体系の滑剤の添加に比較して滑性耐熱層表面の膜
強度の低下をあまり発生せず、且つ滑性を有する樹脂で
あるため少量の添加でも滑性耐熱層表面に損傷防止の機
能を付加しやすい特性を示す。即ち損傷防止剤は、シリ
コ−ン等が付加されているためシリコ−ン量が多いもの
程単独樹脂として被膜形成能が小さく使用しにくいもの
であるが、被膜強度の高いヒドロキシル基含有樹脂と熱
可塑性樹脂と一緒に用いることによりこれらの樹脂マト
リックス中に強く保持させることができ、又滑性を有す
る樹脂であるためサ−マルヘッドに対する滑性耐熱層表
面の損傷を防ぐ効果が大きいと考えられる。以上のこと
から損傷防止剤はTgの高いもの程良好であり、Tgが
50℃以上のものが特に良好である。特に滑性耐熱層に
接着剤のように耐熱性の低い樹脂を添加した場合に、こ
の接着剤のTgより高いTgを有する損傷防止剤を組み
合わせて用いると良好である。
シリコ−ンオイル、フェニルメチルシリコ−ンオイル、
フロロシリコ−ンオイル等のシリコ−ンオイル、各種変
性シリコ−ンオイル(エポキシ変性、アミノ変性、カル
ボキシル変性、ポリエ−テル変性、アルコ−ル変性、ア
ルキル変性、アミド変性、SiH変性、シラノ−ル変
性、アルコキシ変性等)、ステアリン酸モノグリセライ
ド、ステアリルステアレ−ト、ペンタエリスリト−ルテ
トラステアレ−ト等の脂肪酸エステル、カプロン酸アミ
ド等の脂肪酸アミド等を用いることができる。
応性シリコ−ンオイルとを組み合わせて用いるとなお良
好である。即ち、反応性シリコ−ンオイルを用いること
により相対的に非反応性シリコ−ンオイルの添加量を小
さくすることができる。例えば液体系反応性シリコ−ン
オイルは反応物を形成することにより固体化或は分子量
が増加するので滑性耐熱層の耐熱性の低下への影響が小
さく、又転写体を巻回保存した場合に滑性耐熱層に接触
している色材層側にシリコ−ンオイルが拡散転移しにく
くなり、保存後においても滑性耐熱層表面の滑性の低下
が小さい効果を有する。例えば反応性シリコ−ンオイル
として、同一の反応基を有する反応性シリコ−ンオイル
を触媒等を介して反応させて用いることができ、又相互
に反応する反応基を有する反応性シリコ−ンオイルを組
み合せて用いることができる。例えば相互反応性シリコ
−ンオイルとしてエポキシ変性シリコ−ンオイルとアミ
ノ変性シリコ−ンオイルとを用い、非反応性シリコ−ン
オイルとしてジメチルシリコ−ンオイルを用い、滑性耐
熱層中にエポキシ変性シリコ−ンオイルとアミノ変性シ
リコ−ンオイルとの反応硬化物とジメチルシリコ−ンオ
イルとを含有させることができる。又ヒドロキシル基含
有樹脂、熱可塑性樹脂、架橋剤と反応性のある反応性シ
リコ−ンオイルを用いることができる。例えば各変性シ
リコ−ンオイル(エポキシ変性、アミノ変性、アルコ−
ル変性等)を単独或は組み合わせて用いることができ
る。非反応性シリコ−ンオイルは、分子量が小さいもの
は巻回保存時に色材層側にシリコ−ンオイルが拡散転移
しやすいが、分子量が大きいものほど拡散転移しにくく
なる。
ン−ポリオキシアルキレンブロック共重合体は高分子量
の滑剤として用いることができるため有用である。滑剤
として特願平8−337886に記載のポリシロキサン
−ポリオキシアルキレンブロック共重合体を用いること
ができる。なお、式中a及びbはそれぞれ2以上の整数
であり、R1は水素原子又は一価の炭化水素基、R2は
一価の炭化水素基であり、各R1及びR2はそれぞれ同
一域は異なっていても良く、nは2〜4の整数であり、
(CnH2n−O)b単位は、n値の異なる(CnH2n−
O)b単位を2以上有しても良く、この時b値は同一域
は異なっていても良い。
基含有樹脂、熱変形温度或はガラス転移温度が70℃以
上の熱可塑性樹脂、滑剤及び架橋剤を用いて構成されて
おり、前記ヒドロキシル基含有樹脂が架橋剤との反応に
より架橋構造を形成しているものであるため、滑性耐熱
層の結着材が熱可塑性樹脂であるものに比較して優れた
巻回保存特性を示す。即ち滑性耐熱層が架橋構造を形成
しているため例え液体系の滑剤を含有していても結着材
が熱熱可塑性樹脂のみからのものに比較して滑性耐熱層
から接触相手の色材層側への滑剤の拡散転移は著しく小
さく、又熱可塑性樹脂が添加されているとしても熱変形
温度或はガラス転移温度が70℃以上の耐熱性の高い熱
可塑性樹脂を用いているため、巻回保存条件下における
滑性耐熱層の特性低下や色材層側への液体滑剤転移によ
り発生する染料再結晶等の問題を殆ど発生しないか小さ
い。
活性剤等を含有することができる。又、滑性耐熱層にカ
−ボンブラック等の導電剤を含有させて通電記録用の導
電層として使用することもできる。微粒子は、有機系微
粒子、無機系微粒子を用いることができ特に限定されな
い。 例えば特開昭60−82385号公報、同60−
219094号公報、特開平2−8087号公報、同5
−16548号公報、同5−177962号公報、同6
−65396号公報等に記載の微粒子が特に有用であ
る。微粒子、特に一次粒子の平均粒子径が0.5μm以
下の超微粒子は、滑性耐熱層が記録ヘッドで削り取られ
るのを防止する効果や記録ヘッドにホコリや樹脂等が付
着した場合に付着物を除去(クリ−ニング)する特性が
優れているので特に有用である。シリコ−ン系粒子、フ
ッ素系粒子、グラファイト、二硫化モリブデン等の滑性
微粒子を使用することもできる。
ば、特開昭59−196291号公報記載の各種界面活
性剤を使用することができる。特にリン酸エステル系界
面活性剤は、滑性又は/及び帯電防止性に優れているの
で望ましい。例えば、商品名フォスファノ−ル(品番:
RS−410、RS−710、RL−210、RD−5
10Y、GB−520、東邦化学工業株式会社)が有用
である。界面活性剤は、転写体が記録ヘッド上を走行す
る時に発生する静電気による走行音や走行摩擦抵抗の増
大を低減するのに有効である。
常0.01μm〜5μmの範囲で使用される。ヒドロキ
シル基含有樹脂に対する熱可塑性樹脂の配合比は、特に
限定されないが通常ヒドロキシル基含有樹脂量20〜9
5重量部に対して熱可塑性樹脂量が80〜5重量部の範
囲で使用される。
の合計樹脂量に対する滑剤の配合比は、特に限定されな
いが通常合計樹脂量100重量部に対して滑剤量が30
重量部以下の範囲で使用される。熱可塑性樹脂に対する
接着剤の配合比は、特に限定されないが通常熱可塑性樹
脂量100重量部に対して接着剤量が100重量部以下
の範囲で使用される。
の合計樹脂量に対する損傷防止剤の配合比は、特に限定
されないが通常合計樹脂量100重量部に対して損傷防
止剤量が100重量部以下の範囲で使用される。ヒドロ
キシル基含有樹脂と熱可塑性樹脂との合計樹脂量に対す
る微粒子の配合比は、特に限定されないが通常合計樹脂
量100重量部に対して微粒子量が50重量部以下の範
囲で使用される。
の合計樹脂量に対する界面活性剤の配合比は、特に限定
されないが通常合計樹脂量100重量部に対して界面活
性剤量が30重量部以下の範囲で使用される。
−ト層(厚さ約0.1μm)を有するPETフイルム
(厚さ4.5μm)のアンカ−コ−ト層上に下記の色材
層塗料をマイクログラビアコ−タ−で塗工後、100℃
で熱風乾燥して色材層を形成した。次にこのPETフイ
ルムの下面に下記の滑性耐熱層塗料を同様にマイクログ
ラビアコ−タ−にて塗工後、100℃で熱風乾燥して滑
性耐熱層を形成し更に45℃、10日間熱処理して十分
に滑性耐熱層を硬化させ転写体を作製した。膜厚は色材
層が0.8μm、滑性耐熱層が約1μmである。 (色材層塗料) アクリロニトリル−スチレン共重合体 8重量 部 (AS−S、電気化学工業株式会社) 化学構造式
番:VW−MPS50、松下電器産業(株)〕とを重ね
合わせ、サ−マルヘッドとプラテンとの間にこの両者を
挟み下記の記録条件にて記録を行なった。
った結果3回共シワを発生せずサ−マルヘッド上を良好
に走行し又記録画像に細線やドロップアウトを全く発生
しなかった。シワを発生しない記録エネルギ−の上限値
は、6.72J/cm2であった。作製した新しい転写
体を外径約17mmの試験管に巻回し、60℃、60%
RHの恒温恒湿度槽に7日間保存後も色材層表面に染料
の再結晶は殆ど発生せず、色材層と滑性耐熱層との融着
も全く発生しなかった。又、上記条件下に2週間保存後
のシワを発生しない記録エネルギ−の上限値は、6.6
J/cm2であった。 (実施例2)実施例1の上面に色材層が形成されたPE
Tフイルムの下面に、下記の滑性耐熱層塗料を塗工し実
施例1と同様にして転写体を作製した。滑性耐熱層の膜
厚は約1.2μmである。 (滑性耐熱層塗料) アクリル樹脂溶液 14重量部 〔アクリデイックAL−1157、固形分(50wt%、Tg:約69℃)、 固形分のOH価:20、大日本インキ化学工業株式会社〕 アクリロニトリル−スチレン共重合体 3重量部 (AS−S) ポリシロキサン−ポリオキシアルキレンブロック共重合体 0.6重量部 〔化学式(化4)、平均分子量:約52000〕 ジメチルシリコ−ンオイル 0.1重量部 〔L−45(500)〕 ポリイソシアネ−ト 0.81重量部 (コロネ−トL) 2−ブタノン 30重量部 トルエン 30重量部 実施例1と同様に記録熱量6J/cm2で、同一記録を
3回繰り返し行なった結果3回共シワを発生せずサ−マ
ルヘッド上を良好に走行し又記録画像に細線やドロップ
アウトを全く発生しなかった。シワを発生しない記録エ
ネルギ−の上限値は、6.6J/cm2であった。又実
施例1と同様に60℃、60%RHの恒温恒湿度槽に7
日間保存した後の結果も実施例1と同様に良好であり、
2週間保存後のシワを発生しない記録エネルギ−の上限
値は、6.6J/cm2であった。 (実施例3)実施例1の上面に色材層が形成されたPE
Tフイルムの下面に、下記の滑性耐熱層塗料を塗工し実
施例1と同様にして転写体を作製した。滑性耐熱層の膜
厚は約1.2μmである。 (滑性耐熱層塗料) アクリルポリオ−ル溶液 13重量部 〔アクリデイック46−315、固形分(60wt%)、固形分のOH価:1 50、大日本インキ化学工業株式会社〕 フェノキシ樹脂 2重量部 (PKHC、Tg:約98℃、巴工業株式会社) ポリシロキサン−ポリオキシアルキレンブロック共重合体 0.6重量部 〔化学式(化4)、平均分子量:約52000〕 ジメチルシリコ−ンオイル 0.1重量部 〔L−45(500)〕 ポリイソシアネ−ト 6.8重量部 (コロネ−トL) 2−ブタノン 30重量部 トルエン 30重量部 テトラヒドロフラン 15重量部 実施例1と同様に記録熱量6J/cm2で、同一記録を
3回繰り返し行なった結果3回共シワを発生せずサ−マ
ルヘッド上を良好に走行し又記録画像に細線やドロップ
アウトを全く発生しなかった。シワを発生しない記録エ
ネルギ−の上限値は、6.72J/cm2であった。又
実施例1と同様に60℃、60%RHの恒温恒湿度槽に
7日間保存した後の結果も実施例1と同様に良好であ
り、2週間保存後のシワを発生しない記録エネルギ−の
上限値は、6.72J/cm2であった。 (実施例4)実施例1の上面に色材層が形成されたPE
Tフイルムの下面に、下記の滑性耐熱層塗料を塗工し実
施例1と同様にして転写体を作製した。滑性耐熱層の膜
厚は約1μmである。 (滑性耐熱層塗料) アクリルポリオ−ル溶液 18重量部 〔アクリデイックA−810−45、固形分(45wt%、Tg:60℃)、 固形分のOH価:33.3、大日本インキ化学工業株式会社〕 メタクリル樹脂 2重量部 (アクリペットVH、熱変形温度:102℃、三菱レイヨン株式会社) ポリシロキサン−ポリオキシアルキレンブロック共重合体 0.6重量部 〔化学式(化4)、平均分子量:約52000〕 ジメチルシリコ−ンオイル 0.1重量部 〔L−45(500)〕 ポリイソシアネ−ト 1.6重量部 (コロネ−トL) 2−ブタノン 20重量部 トルエン 20重量部 アセトン 20重量部 実施例1と同様に記録熱量6J/cm2で、同一記録を
3回繰り返し行なった結果3回共シワを発生せずサ−マ
ルヘッド上を良好に走行し又記録画像に細線やドロップ
アウトを全く発生しなかった。シワを発生しない記録エ
ネルギ−の上限値は、6.72J/cm2であった。又
実施例1と同様に60℃、60%RHの恒温恒湿度槽に
7日間保存した後の結果も実施例1と同様に良好であ
り、2週間保存後のシワを発生しない記録エネルギ−の
上限値は、6.6J/cm2であった。 (実施例5)実施例1の上面に色材層が形成されたPE
Tフイルムの下面に、下記の滑性耐熱層塗料を塗工し実
施例1と同様にして転写体を作製した。滑性耐熱層の膜
厚は約1μmである。 (滑性耐熱層塗料) アクリルポリオ−ル溶液 16重量部 (アクリデイックA−801) アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂 2重量部 (GR−3000、熱変形温度:85℃、電気化学工業株式会社) ポリシロキサン−ポリオキシアルキレンブロック共重合体 0.6重量部 〔化学式(化4)、平均分子量:約52000〕 ジメチルシリコ−ンオイル 0.1重量部 〔L−45(500)〕 ポリイソシアネ−ト 4.61重量部 (コロネ−トL) 2−ブタノン 30重量部 アセトン 15重量部 酢酸エチル 15重量部 実施例1と同様に記録熱量6J/cm2で、同一記録を
3回繰り返し行なった結果3回共シワを発生せずサ−マ
ルヘッド上を良好に走行し又記録画像に細線やドロップ
アウトを全く発生しなかった。シワを発生しない記録エ
ネルギ−の上限値は、6.72J/cm2であった。又
実施例1と同様に60℃、60%RHの恒温恒湿度槽に
7日間保存した後の結果も実施例1と同様に良好であ
り、2週間保存後のシワを発生しない記録エネルギ−の
上限値は、6.6J/cm2であった。 (実施例6)実施例1の上面に色材層が形成されたPE
Tフイルムの下面に、下記の滑性耐熱層塗料を塗工し実
施例1と同様にして転写体を作製した。滑性耐熱層の膜
厚は約1μmである。 (滑性耐熱層塗料) アクリルポリオ−ル溶液 16重量部 (アクリデイックA−801) ポリスチレン樹脂 2重量部 (GP−1、熱変形温度:80℃、電気化学工業株式会社) ポリシロキサン−ポリオキシアルキレンブロック共重合体 0.5重量部 〔化学式(化4)、平均分子量:約52000〕 ジメチルシリコ−ンオイル 0.2重量部 〔L−45(500)〕 ポリイソシアネ−ト 4.61重量部 (コロネ−トL) 2−ブタノン 30重量部 トルエン 30重量部 実施例1と同様に記録熱量6J/cm2で、同一記録を
3回繰り返し行なった結果3回共シワを発生せずサ−マ
ルヘッド上を良好に走行し又記録画像に細線やドロップ
アウトを全く発生しなかった。シワを発生しない記録エ
ネルギ−の上限値は、6.6J/cm2であった。又実
施例1と同様に60℃、60%RHの恒温恒湿度槽に7
日間保存した後の結果も実施例1と同様に良好であり、
2週間保存後のシワを発生しない記録エネルギ−の上限
値は、6.6J/cm2であった。 (実施例7)実施例1の上面に色材層が形成されたPE
Tフイルムの下面に、下記の滑性耐熱層塗料を塗工し実
施例1と同様にして転写体を作製した。滑性耐熱層の膜
厚は約1μmである。 (滑性耐熱層塗料) ポリエステルポリオ−ル 6重量部 〔ニッポラン800、OH価:290、日本ポリウレタン工業株式会社〕 アクリロニトリル−スチレン共重合体 3重量部 (AS−S) メタクリル樹脂 1重量部 (アクリペットUT100、熱変形温度:120℃、三菱レイヨン株式会社) ポリシロキサン−ポリオキシアルキレンブロック共重合体 0.6重量部 〔化学式(化4)、平均分子量:約52000〕 ジメチルシリコ−ンオイル 0.1重量部 〔L−45(500)〕 ポリイソシアネ−ト 3.4重量部 (コロネ−トL) 2−ブタノン 20重量部 トルエン 20重量部 アセトン 20重量部 実施例1と同様に記録熱量6J/cm2で、同一記録を
3回繰り返し行なった結果3回共シワを発生せずサ−マ
ルヘッド上を良好に走行し又記録画像に細線やドロップ
アウトを全く発生しなかった。シワを発生しない記録エ
ネルギ−の上限値は、6.6J/cm2であった。又実
施例1と同様に60℃、60%RHの恒温恒湿度槽に7
日間保存した後の結果も実施例1と同様に良好であり、
2週間保存後のシワを発生しない記録エネルギ−の上限
値は、6.48J/cm2であった。 (実施例8)実施例1の上面に色材層が形成されたPE
Tフイルムの下面に、下記の滑性耐熱層塗料を塗工し実
施例1と同様にして転写体を作製した。滑性耐熱層の膜
厚は約1μmである。 (滑性耐熱層塗料) アクリルポリオ−ル溶液 15重量部 (アクリデイックA−801) アクリロニトリル−スチレン共重合体 2.5重量部 (AS−S) ポリエステル樹脂 0.3重量部 (プラスデイックExp−30T−100、Tg:56℃、大日本インキ化学 工業株式会社) ポリシロキサン−ポリオキシアルキレンブロック共重合体 0.4重量部 〔化学式(化4)、平均分子量:約52000〕 エポキシ変性シリコ−ンオイル 0.2重量部 (KF101、信越化学工業株式会社) ジメチルシリコ−ンオイル 0.1重量部 〔L−45(500)〕 ポリイソシアネ−ト 4.4重量部 (コロネ−トL) 2−ブタノン 30重量部 トルエン 30重量部 実施例1と同様に記録熱量6J/cm2で、同一記録を
3回繰り返し行なった結果3回共シワを発生せずサ−マ
ルヘッド上を良好に走行し又記録画像に細線やドロップ
アウトを全く発生しなかった。シワを発生しない記録エ
ネルギ−の上限値は、6.72J/cm2であった。
層のケズレは全く発生しなかった。又実施例1と同様に
60℃、60%RHの恒温恒湿度槽に7日間保存した後
の結果も実施例1と同様に良好であり、2週間保存後の
シワを発生しない記録エネルギ−の上限値は、6.6J
/cm2であった。 (実施例9)実施例1の上面に色材層が形成されたPE
Tフイルムの下面に、下記の滑性耐熱層塗料を塗工し実
施例1と同様にして転写体を作製した。滑性耐熱層の膜
厚は約1.2μmである。 (滑性耐熱層塗料) アクリル樹脂溶液 16重量部 (アクリデイックA−801) フェノキシ樹脂 2重量部 (PKHC) シリコ−ングラフトアクリル樹脂溶液 1.25重量部 〔X−22−8095X、固形分(40wt%、Tg:136℃)、信越化学 工業株式会社〕 ポリシロキサン−ポリオキシアルキレンブロック共重合体 0.6重量部 〔化学式(化4)、平均分子量:約52000〕 ジメチルシリコ−ンオイル 0.1重量部 〔L−45(500)〕 ポリイソシアネ−ト 4.6重量部 (コロネ−トL) 2−ブタノン 30重量部 トルエン 30重量部 実施例1と同様に記録熱量6J/cm2で、同一記録を
3回繰り返し行なった結果3回共シワを発生せずサ−マ
ルヘッド上を良好に走行し又記録画像に細線やドロップ
アウトを全く発生しなかった。シワを発生しない記録エ
ネルギ−の上限値は、6.72J/cm2であった。
J/cm2においても記録画像に細線は、全く発生しな
かった。又実施例1と同様に60℃、60%RHの恒温
恒湿度槽に7日間保存した後の結果も実施例1と同様に
良好であり、2週間保存後のシワを発生しない記録エネ
ルギ−の上限値は、6.72J/cm2であった。 (実施例10)実施例1の上面に色材層が形成されたP
ETフイルムの下面に、下記の滑性耐熱層塗料を塗工し
実施例1と同様にして転写体を作製した。滑性耐熱層の
膜厚は約1.2μmである。 (滑性耐熱層塗料) アクリル樹脂溶液 10重量部 (アクリデイックA−801) アクリロニトリル−スチレン共重合体 3.5重量部 (AS−H、熱変形温度:93℃、電気化学工業株式会社) 飽和ポリエステル樹脂 1.5重量部 (バイロン200、Tg:67℃、東洋紡績株式会社) シリコ−ングラフトアクリル樹脂溶液 1.5重量部 (X−22−8095X) ポリシロキサン−ポリオキシアルキレンブロック共重合体 0.6重量部 〔化学式(化4)、平均分子量:約52000〕 エポキシ変性シリコ−ンオイル 0.1重量部 (KF101) アミノ変性シリコ−ンオイル 0.2重量部 (KF857、信越化学工業株式会社) ジメチルシリコ−ンオイル 0.1重量部 〔L−45(500)〕 ポリイソシアネ−ト 2.9重量部 (コロネ−トL) 2−ブタノン 30重量部 トルエン 30重量部 実施例1と同様に記録熱量6J/cm2で、同一記録を
3回繰り返し行なった結果3回共シワを発生せずサ−マ
ルヘッド上を良好に走行し又記録画像に細線やドロップ
アウトを全く発生しなかった。シワを発生しない記録エ
ネルギ−の上限値は、6.84J/cm2であった。
J/cm2においても記録画像に細線は、全く発生しな
かった。又実施例1と同様に60℃、60%RHの恒温
恒湿度槽に7日間保存した後の結果も実施例1と同様に
良好であり、2週間保存後のシワを発生しない記録エネ
ルギ−の上限値は、6.72J/cm2であった。 (実施例11)実施例1の上面に色材層が形成されたP
ETフイルムの下面に、下記の滑性耐熱層塗料を塗工し
実施例1と同様にして転写体を作製した。シリカは超音
波発生装置により溶剤中に分散処理してから滑性耐熱層
塗料を調合した。滑性耐熱層の膜厚は約1.2μmであ
る。 (滑性耐熱層塗料) アクリル樹脂溶液 10重量部 (アクリデイックA−801) アクリロニトリル−スチレン共重合体 3.5重量部 (AS−S) 飽和ポリエステル樹脂 1.5重量部 (バイロン200) シリコ−ングラフトアクリル樹脂溶液 1.5重量部 (X−22−8095X) シリカ 0.8重量部 (R972、日本アエロジル株式会社) ポリシロキサン−ポリオキシアルキレンブロック共重合体 0.6重量部 〔化学式(化4)、平均分子量:約52000〕 エポキシ変性シリコ−ンオイル 0.1重量部 (KF101) アミノ変性シリコ−ンオイル 0.2重量部 (KF857) ジメチルシリコ−ンオイル 0.1重量部 〔L−45(500)〕 ポリイソシアネ−ト 2.9重量部 (コロネ−トL) 2−ブタノン 30重量部 トルエン 30重量部 実施例1と同様に記録熱量6J/cm2で、同一記録を
3回繰り返し行なった結果3回共シワを発生せずサ−マ
ルヘッド上を良好に走行し又記録画像に細線やドロップ
アウトを全く発生しなかった。シワを発生しない記録エ
ネルギ−の上限値は、6.84J/cm2であった。
J/cm2においても記録画像に細線は、全く発生しな
かった。又実施例1と同様に60℃、60%RHの恒温
恒湿度槽に7日間保存した後の結果も実施例1と同様に
良好であり、2週間保存後のシワを発生しない記録エネ
ルギ−の上限値は、6.72J/cm2であった。 (実施例12)実施例1の上面に色材層が形成されたP
ETフイルムの下面に、下記の滑性耐熱層塗料を塗工し
実施例1と同様にして転写体を作製した。シリカ及びシ
リコ−ン粒子は超音波発生装置により溶剤中に分散処理
してから滑性耐熱層塗料を調合した。滑性耐熱層の膜厚
は約1.2μmである。 (滑性耐熱層塗料) アクリル樹脂溶液 10重量部 (アクリデイックA−801) アクリロニトリル−スチレン共重合体 3.5重量部 (AS−S) 飽和ポリエステル樹脂 1.5重量部 (バイロン200) シリコ−ングラフトアクリル樹脂溶液 1.5重量部 (X−22−8095X) シリカ 0.4重量部 (R972) シリコ−ン粒子 0.4重量部 (R−930、東レ・ファインケミカル株式会社) ポリシロキサン−ポリオキシアルキレンブロック共重合体 0.6重量部 〔化学式(化4)、平均分子量:約52000〕 エポキシ変性シリコ−ンオイル 0.1重量部 (KF101) アミノ変性シリコ−ンオイル 0.2重量部 (KF857) ジメチルシリコ−ンオイル 0.1重量部 〔L−45(500)〕 ポリイソシアネ−ト 2.9重量部 (コロネ−トL) 2−ブタノン 30重量部 トルエン 30重量部 実施例1と同様に記録熱量6J/cm2で、同一記録を
3回繰り返し行なった結果3回共シワを発生せずサ−マ
ルヘッド上を良好に走行し又記録画像に細線やドロップ
アウトを全く発生しなかった。シワを発生しない記録エ
ネルギ−の上限値は、6.84J/cm2であった。
J/cm2においても記録画像に細線は、全く発生しな
かった。又実施例1と同様に60℃、60%RHの恒温
恒湿度槽に7日間保存した後の結果も実施例1と同様に
良好であり、2週間保存後のシワを発生しない記録エネ
ルギ−の上限値は、6.72J/cm2であった。 (実施例13)実施例1の上面に色材層が形成されたP
ETフイルムの下面に、下記の滑性耐熱層塗料を塗工し
実施例1と同様にして転写体を作製した。シリカ及びシ
リコ−ン粒子は超音波発生装置により溶剤中に分散処理
してから滑性耐熱層塗料を調合した。滑性耐熱層の膜厚
は約1.2μmである。 (滑性耐熱層塗料) アクリル樹脂溶液 12重量部 (アクリデイックA−801) フェノキシ樹脂 3重量部 (PKHC) 飽和ポリエステル樹脂 1重量部 (バイロン200) シリコ−ングラフトアクリル樹脂溶液 1.25重量部 (X−22−8095X) シリカ 0.4重量部 (R972) シリコ−ン粒子 0.4重量部 (R−930) カルボキシル変性シリコ−ンオイル 0.6重量部 (BY16−880) エポキシ変性シリコ−ンオイル 0.1重量部 (KF101) アミノ変性シリコ−ンオイル 0.2重量部 (KF857) ジメチルシリコ−ンオイル 0.1重量部 〔L−45(500)〕 ポリイソシアネ−ト 3.5重量部 (コロネ−トL) 2−ブタノン 30重量部 トルエン 30重量部 実施例1と同様に記録熱量6J/cm2で、同一記録を
3回繰り返し行なった結果3回共シワを発生せずサ−マ
ルヘッド上を良好に走行し又記録画像に細線やドロップ
アウトを全く発生しなかった。シワを発生しない記録エ
ネルギ−の上限値は、6.72J/cm2であった。
J/cm2においても記録画像に細線は、全く発生しな
かった。又実施例1と同様に60℃、60%RHの恒温
恒湿度槽に7日間保存した後の結果も実施例1と同様に
良好であり、2週間保存後のシワを発生しない記録エネ
ルギ−の上限値は、6.72J/cm2であった。 (実施例14)実施例1の上面に色材層が形成されたP
ETフイルムの下面に、下記の滑性耐熱層塗料を塗工し
実施例1と同様にして転写体を作製した。シリカ及びシ
リコ−ン粒子は超音波発生装置により溶剤中に分散処理
してから滑性耐熱層塗料を調合した。滑性耐熱層の膜厚
は約1.2μmである。 (滑性耐熱層塗料) アクリル樹脂溶液 10重量部 (アクリデイックA−801) アクリロニトリル−スチレン共重合体 3.5重量部 (AS−S) 飽和ポリエステル樹脂 1.5重量部 (バイロン200) シリコ−ングラフトアクリル樹脂溶液 1.5重量部 (X−22−8095X) シリカ 0.4重量部 (R972) シリコ−ン粒子 0.4重量部 (R−930) ポリシロキサン−ポリオキシアルキレンブロック共重合体 0.5重量部 〔化学式(化4)、平均分子量:約52000〕 カルボキシル変性シリコ−ンオイル 0.2重量部 (BY16−880、東レ・ダウコ−ニングシリコ−ン株式会社) ジメチルシリコ−ンオイル 0.1重量部 〔L−45(500)〕 ポリイソシアネ−ト 2.9重量部 (コロネ−トL) 2−ブタノン 30重量部 トルエン 30重量部 実施例1と同様に記録熱量6J/cm2で、同一記録を
3回繰り返し行なった結果3回共シワを発生せずサ−マ
ルヘッド上を良好に走行し又記録画像に細線やドロップ
アウトを全く発生しなかった。シワを発生しない記録エ
ネルギ−の上限値は、6.84J/cm2であった。
J/cm2においても記録画像に細線は、全く発生しな
かった。又実施例1と同様に60℃、60%RHの恒温
恒湿度槽に7日間保存した後の結果も実施例1と同様に
良好であり、2週間保存後のシワを発生しない記録エネ
ルギ−の上限値は、6.72J/cm2であった。 (実施例15)PETフイルム(厚さ4μm)上面に下
記の色材層塗料をマイクログラビアコ−タ−で塗工後、
100℃で熱風乾燥して色材層を形成した。次にこのP
ETフイルムの下面に下記の滑性耐熱層塗料を同様にマ
イクログラビアコ−タ−にて塗工後、100℃で熱風乾
燥して滑性耐熱層を形成し転写体を作製した。膜厚は、
色材層が3μm、滑性耐熱層が1μmである。 (色材層塗料) ワックス 3.5重量部 (HAD−5090、日本精蝋株式会社) 炭化水素樹脂 0.25重量部 (P−70、荒川化学工業株式会社) テルペン樹脂 0.25重量部 (Px100、安原油脂工業株式会社) カ−ボンブラック粉末 0.75重量部 2−プロパノ−ル 8重量部 トルエン 30重量部 (滑性耐熱層塗料)滑性耐熱層塗料の組成は実施例1と
同一。
アルプリンタ用カセットに組み込み市販のワ−ドプロセ
ッサ(U1pro701、松下電器産業株式会社)にて
普通紙に印字した結果、シリアルヘッドが良好に走行し
細線やドロップアウトのない文字を鮮明に記録すること
ができた。 (比較例1)実施例1の上面に色材層が形成されたPE
Tフイルムの下面に、下記の滑性耐熱層塗料を塗工し実
施例1と同様にして転写体を作製した。滑性耐熱層の膜
厚は約1.2μmである。 (滑性耐熱層塗料) アクリルポリオ−ル溶液 20重量部 (アクリデイックA−801) ポリエ−テル変性シリコ−ンオイル 0.6重量部 (L−7602、側鎖にエ−テル基含有、日本ユニカ−株式会社) ジメチルシリコ−ンオイル 0.1重量部 〔L−45(500)〕 ポリイソシアネ−ト 5.76重量部 (コロネ−トL) 2−ブタノン 30重量部 トルエン 30重量部 実施例1の記録条件においてと同様に記録熱量6J/c
m2で、同一記録を3回繰り返し行なった結果3回共シ
ワを発生せずサ−マルヘッド上を良好に走行したが、各
記録画像において細線が1〜3本発生した。 (比較例2)実施例1の上面に色材層が形成されたPE
Tフイルムの下面に、下記の滑性耐熱層塗料を塗工し実
施例1と同様にして転写体を作製した。滑性耐熱層の膜
厚は約1.2μmである。 (滑性耐熱層塗料) アクリル樹脂溶液 18重量部 (アクリデイックAL−1157) 飽和ポリエステル樹脂 2重量部 (バイロン500、Tg:4℃、東洋紡績株式会社) ポリエ−テル変性シリコ−ンオイル 0.6重量部 (L−7602) ジメチルシリコ−ンオイル 0.1重量部 〔L−45(500)〕 ポリイソシアネ−ト 1重量部 (コロネ−トL) 2−ブタノン 30重量部 トルエン 30重量部 実施例1と同様に記録熱量6J/cm2で、同一記録を
3回繰り返し行なった結果3回共シワを発生せずサ−マ
ルヘッド上を良好に走行したが、各記録画像において細
線が2〜10本発生し、3回目の記録画像には細線の太
い部分がドロップアウトになっていた。 (比較例3)実施例1の上面に色材層が形成されたPE
Tフイルムの下面に、実施例1と同様に下記の滑性耐熱
層塗料を塗工後、100℃で熱風乾燥して滑性耐熱層を
形成し転写体を作製した。滑性耐熱層の膜厚は約1.2
μmである。 (滑性耐熱層塗料) ポリビニルアセタ−ル樹脂 10重量部 (KS−1、Tg:110℃以上、積水化学工業株式会社〕 ポリエ−テル変性シリコ−ンオイル 0.6重量部 (L−7607、側鎖にエ−テル基含有、日本ユニカ−株式会社) 2−ブタノン 30重量部 トルエン 30重量部 実施例1と同様に記録熱量6J/cm2で、同一記録を
3回繰り返し行なった結果3回共シワを発生した。 (比較例4)実施例1の上面に色材層が形成されたPE
Tフイルムの下面に、実施例1と同様に下記の滑性耐熱
層塗料を塗工後、100℃で熱風乾燥して滑性耐熱層を
形成し転写体を作製した。滑性耐熱層の膜厚は約1.2
μmである。 (滑性耐熱層塗料) アクリル樹脂溶液 25重量部 〔BR53、固形分(40wt%、Tg:56℃)、三菱レイヨン株式会社〕 ポリエ−テル変性シリコ−ンオイル 1重量部 (L−7602) ジメチルシリコ−ンオイル 0.3重量部 〔L−45(500)〕 2−ブタノン 30重量部 トルエン 30重量部 実施例1と同様に記録熱量6J/cm2で、同一記録を
3回繰り返し行なった結果3回共シワを発生せずサ−マ
ルヘッド上を良好に走行し、又シワを発生しない記録エ
ネルギ−の上限値は、6.12J/cm2であった。実
施例1と同様に60℃、60%RHの恒温恒湿度槽に7
日間保存した結果、色材層表面の染料の再結晶が大きい
所で色材層の一部分が滑性耐熱層に軽く融着していた。
又上記条件下に2週間保存後色材層の融着部分を滑性耐
熱層から剥がした後測定した結果、シワを発生しない記
録エネルギ−の上限値は5.64J/cm2であった。
に色材層を有し、前記基材の他方の面にヒドロキシル基
含有樹脂、熱可塑性樹脂、滑剤及び架橋剤を用いて構成
された滑性耐熱層を有し、前記熱可塑性樹脂の熱変形温
度或はガラス転移温度が70℃以上であり、前記滑性耐
熱層において前記ヒドロキシル基含有樹脂が架橋剤との
反応により架橋構造を形成している熱転写記録用転写体
を用いることにより、記録画像に微細な細線やドロップ
アウトを発生せず、十分な滑性特性により記録ヘッドと
の走行安定性が優れており、高温度高湿度条件下に巻回
保存後も色材層と滑性耐熱層との融着が無く、滑性特性
の低下も小さく良好な保存特性を示す滑性耐熱層を有す
る熱転写記録用転写体を提供するものである。
断面模式図
Claims (7)
- 【請求項1】基材の一方の面に色材層を有し、前記基材
の他方の面にヒドロキシル基含有樹脂、熱可塑性樹脂、
滑剤及び架橋剤を用いて構成された滑性耐熱層を有し、
前記熱可塑性樹脂の熱変形温度或はガラス転移温度が7
0℃以上であり、前記滑性耐熱層において前記ヒドロキ
シル基含有樹脂が架橋剤との反応により架橋構造を形成
している熱転写記録用転写体であって、滑剤が一般式 【化1】 で示される構成単位を有するポリシロキサン−ポリオキ
シアルキレンブロック共重合体であり、式中a及びbは
それぞれ2以上の整数であり、R1は水素原子又は一価
の炭化水素基、R2は一価の炭化水素基であり、各R1
及びR2はそれぞれ同一或は異なっていても良く、nは
2〜4の整数であり、(C n H 2n −O) b 単位は、n値
の異なる(C n H 2n −O) b 単位を2以上有しても良
く、この時b値は同一或いは異なっていても良い熱転写
記録用転写体。 - 【請求項2】ヒドロキシル基含有樹脂が10(mgKO
H/g)以上のOH価を有するものである請求項1記載
の熱転写記録用転写体。 - 【請求項3】滑性耐熱層が接着剤を含有している請求項
1又は2記載の熱転写記録用転写体。 - 【請求項4】滑性耐熱層が損傷防止剤を含有している請
求項1、2又は3記載の熱転写記録用転写体。 - 【請求項5】ヒドロキシル基含有樹脂がアクリルポリオ
−ル、ポリエステルポリオ−ル、ポリウレタンポリオ−
ルから選択される少なくとも一つである請求項1、2、
3又は4記載の熱転写記録用転写体。 - 【請求項6】熱可塑性樹脂がアクリル系樹脂あるいは/
そしてフェノキシ樹脂である請求項1、2、3、4又は
5記載の熱転写記録用転写体。 - 【請求項7】滑剤が反応性シリコ−ンオイルと非反応性
シリコ−ンオイルとの組み合せからなるものである請求
項1、2、3、4、5又は6記載の熱転写記録用転写
体。
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