JP3505450B2 - 竹 垣 - Google Patents

竹 垣

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JP3505450B2
JP3505450B2 JP27106999A JP27106999A JP3505450B2 JP 3505450 B2 JP3505450 B2 JP 3505450B2 JP 27106999 A JP27106999 A JP 27106999A JP 27106999 A JP27106999 A JP 27106999A JP 3505450 B2 JP3505450 B2 JP 3505450B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、古くなっ
たコンクリートブロック塀などの改装用竹垣に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、特開平11−101027
号公報において、図14に示すように、例えば、古くな
ったコンクリートブロック塀や建物壁などの支持体100
に、横長の固定部材110 を介して、断面ほぼ円弧状の縦
長の人工割竹(以下、単に割竹という)120 を、互いに
隣接して並列状態に配設固定してなる竹垣を提案した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】その提案に係る竹垣に
おいては、固定部材110 の長手方向に間隔をおいて断面
ほぼ矢じり状の係合部111 を設けるとともに、割竹120
の幅方向両端部に長手方向に連続する被係合部121 を設
け、支持体100 の上下に隔てて横長状態に固定した固定
部材110 の隣合う係合部111 の間に割竹120 を支持体10
0 方向に押圧して嵌合し、被係合部121 を係合部111 に
係合して止め、割竹の幅方向両端部同志を接触させた状
態で、割竹を固定していた。従って、固定部材の係合部
は、固定部材の長手方向に対して直角な方向に連続する
ものであるため、固定部材に型材を用いる場合は、製造
可能な長さに限度があり、その結果、固定部材の取付け
工数が多く、施工に時間がかかるという問題がある。ま
た、上記提案に係る竹垣の割竹は、被係合部を除くほか
の主要部は、断面円弧状のもの(円弧部)だけであっ
て、隣り合う割竹は、幅方向端部を単に接触させた状態
で取付けられる。しかし、割竹は、製造精度や経時変化
や環境温度などの影響で、幅や断面形状が長手方向全長
に渡って完全に均一であるとは限らず、とくに幅方向両
側の端縁は、完全な平行状態を保持しない場合が少なく
ない。従って、このような割竹をその幅方向端部を単に
接触させた状態で取付ける先の提案に係る竹垣には、隣
合う割竹の間に不均一な幅を有する隙間が露呈されて、
竹垣の外観が低下する場合があるという問題があった。
【0004】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その課題は、長い固定部材の生産が容易
で、しかも、割竹の固定部材に対する固定作業が簡単
で、隣合う割竹の間に隙間が生じずに、外観が向上され
る竹垣を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明による竹垣は、縦長の人工割竹の背面中央に
先端が断面ほぼ矢じり状の被係合部を突設し、先端に対
向する爪を有する一対の係止板からなる係合部を有する
固定コマを長尺の固定部材に前記係合部を前記固定部材
の表面から突出させた状態で前記固定部材の長手方向に
所定の間隔をもって取付けて、その固定コマを取付けた
固定部材を横長状態で支持体に固定し、前記人工割竹の
被係合部を前記支持体に固定された固定部材に取付けら
れた固定コマの係合部の一対の係止板の間に押圧係合さ
せて互いに隣接して並列状態に取付けてなることを特徴
としている。上記構成により、固定コマを取付けた横長
の固定部材を支持体の上下に隔てて固定し、その固定コ
マの係合部の一対の係止板の間に縦長の割竹の背面中央
に形成された被係合部を押圧して係合することにより、
割竹を互いに隣接して並列状態に取付けることができ
る。また、割竹を支持体に向けて押圧して固定コマに係
合させる構成において、割竹の断面形状を簡素化して、
割竹の製造を容易にすることができ、しかも、割竹を固
定コマに簡単に、かつ、しっかり固定することができ
る。さらに、固定部材と固定コマとを分離したので、固
定部材を容易に長尺に成形することができる。固定コマ
を取付けた固定部材を支持体に固定し、その固定コマの
係合部に割竹の背面中央に形成した被係合部を押圧して
係合するので、割竹の取付け作業が容易である。
【0006】固定部材は裏面にリブを有する板状に形成
されているとともに、長手方向に所定間隔をおいて固定
コマ取付け孔を有し、固定コマは係合部の基部に前記リ
ブの高さと等しい厚みを有する鍔部を有し、固定部材の
背面から固定コマ取付け孔に嵌合されて前記係合部を固
定部材の表面側に突出させた状態で前記鍔部において固
定コマ取付け孔の周縁に係止されるように構成すること
ができる。上記構成により、固定コマは固定部材の背面
側から固定コマ取付け孔に単に嵌合するだけで取付ける
ことができ、固定部材を支持体に固着すると、固定コマ
も堅固に固定される。ねじ止めなどの手間がかからな
い。
【0007】固定コマは、鍔部から係合部の先端方向に
固定部材の板厚と等しい距離を隔てた位置に固定部材を
前記鍔部と共同して嵌合挟持する弾性を有する係止突起
を有していることが望ましい。上記構成により、固定コ
マを固定部材の固定コマ取付け孔に嵌合し、強く押すこ
とにより、固定コマは鍔と係止突起の間で固定部材を挟
持して固定されるので、固定部材の支持体への取付け時
に固定コマが脱落する心配がない。従って、施工能率が
向上する。
【0008】割竹は、断面円弧状の長尺材で形成され、
その円弧部の幅方向両端から幅方向に延出する重なり縁
を有し、隣合う割竹は、前記重なり縁を重ねて配置され
ていることが望ましい。上記構成により、割竹に製造時
又は経年変化により多少の変形が生じても、その変形分
は重なり縁を重ね合わせることにより吸収されるため、
隣接する割竹の間に隙間が露呈されないので、竹垣の外
観が向上する。
【0009】人工割竹は、円弧部が硬質樹脂で成形さ
れ、重なり縁が軟質樹脂で成形されていることが望まし
い。円弧部が硬質樹脂製であるので、割竹が所要の強度
を備え、かつ、重なり縁が軟質樹脂製であるので、重な
り縁が各種条件の中で柔軟な重なりにより割竹間の隙間
発生を有効に防止する。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。図1は支持体がコン
クリートブロックである場合に、その支持体に取付けら
れた竹垣の一部の正面図、図2は本発明による竹垣の基
本的構成要素を示す分解斜視図、図3は支持体に固定部
材が固着された状態を示す断面図、図4は割竹の2種類
の形状を示す端面図、図5は固定部材の固定コマに割竹
を固定した状態の正面図、図6は図5のX−X線断面
図、図7は割竹の製造公差の最大時と最小時の割竹の重
なり縁による吸収作用を説明する略式断面図である。
【0011】本発明による竹垣Aは、図2に示されてい
るように、固定部材10と、固定コマ20と、割竹30
とを基本的構成要素としている。固定部材10は、長尺
の平板状に形成され、背面の幅方向両端部及び中間部に
高さがいずれも等しく、互いに平行なリブ11が設けら
れている。従って、この固定部材10は、押出形成によ
り量産可能である。そして、長手方向に所定の等間隔を
おいて、縦長方形の固定コマ取付け孔12が開設されて
いる。また、固定部材10を支持体Bに固着するねじな
どの固着具を貫通するための孔13が、適宜の間隔をも
って設けられている。
【0012】固定コマ20は、基部21に、先端に爪2
2を有する一対の係止板23を、爪22を対向させた状
態で所定の間隔をもって設けてなる係合部24を有し、
また、基部3から左右方向に突出する鍔部25を有して
いる。そして、係合部24の断面輪郭形状は、固定部材
10の固定コマ取付け孔12の形状とほぼ等しくしてあ
り、係合部24を固定コマ取付け孔12に緊密に嵌合さ
せることができる。また、固定コマ20の基部21から
左右両方向に突出する鍔部25の厚みは、固定部材10
のリブ11の突出高さと等しくされている。さらに、係
合部24の係止板23のほぼ中央の基部21に近い位置
において係止板23の先端から基部21の方向に向かっ
て斜めに突出する係止突起26が設けられている。鍔部
25から係止突起26までの距離は、固定部材10のリ
ブ11の存在しない部分の肉厚と等しくされている。鍔
部25の切欠27は、固定部材10の中間のリブ11を
逃げるためのものである。
【0013】こうして、固定コマ20の係合部24を固
定部材10の背面側から固定コマ取付け孔12に通す
と、両側の係止突起26が固定コマ取付け孔12の開口
縁に徐々に強く押されて一対の係止板23の間の距離を
縮小し、係止突起26の斜面の頂上が固定コマ取付け孔
12の開口縁を通過すると同時に、固定コマ取付け孔1
2の開口縁が係止突起26と鍔部25の間に嵌まり込ん
で固定コマ20が固定コマ取付け孔12にピッタリ嵌合
し、鍔部25が固定コマ取付け孔12の周縁に係止され
る。従って、固定部材10には、これを支持体Bに固着
する前に、ねじなどの止着具を用いずに予め固定コマ2
0を取付けておくことができる。固定コマ20を取付け
た時の鍔部25の背面は、固定部材10のリブ11の先
端と共通の平面上に存在する。従って、固定コマ20を
取付けた固定部材10は、図3に示すように、ねじ貫通
孔13からねじSを支持体Bにねじ込むことにより、固
定コマ20の鍔部25に邪魔されずに、かつ、リブ11
の安定作用により、支持体Bの表面に安定して、水平状
態に固着することができる。固定部材10は、上下方向
に適宜の間隔をもって、各固定コマ20の係合部24が
平行な垂直線上に存在するように、固着される。
【0014】割竹30は、合成樹脂で成形され、天然の
割竹の主幹部と同一の外観を有する断面円弧状の円弧部
31と、その円弧部の内面中央から背面方向に突出す
る、断面ほぼ矢じり状の被係止部32とを一体に有して
いる。また、円弧部31の表面には、円弧部の長手方向
に適宜の間隔をおいて表面にわずかに隆起する節部33
が形成されている。なお、節部10は、一例として、円
弧部31の押出し成形直後の柔らかい状態の時に、押し
型により成形される。
【0015】さらに、本発明においては、図2及び図4
に詳細に示すように、割竹30の円弧部31の幅方向両
端部に外側に延出するヒレ状の重なり縁34が割竹の全
長に渡って形成されている。割竹30は、被係合部32
を含む円弧部31が硬質合成樹脂で、重なり縁34が軟
質合成樹脂で成形されている。重なり縁34の円弧部3
1に対する結合強度を高めるため、また、割竹30の幅
方向両端部の固定部材10の表面に対する座りを安定化
するため、円弧部31の先端延長上に比較的厚肉の着座
部35を形成し、その着座部35に重なり縁34を一体
に成形することが望ましい。
【0016】割竹30は、幅が1種類のものを用いるよ
りは、図4に示すように、少なくとも幅の小さいもの3
0aと幅の大きいもの30bの2種類を用いることが、
完成する竹垣の趣向が豊かになるので、好ましい。しか
し、割竹の種類は、幅の異なる3種類以上のものを用い
てもよい。図1、図4及び図5の例は、等間隔で配置さ
れた固定コマ20に、幅が異なる2種類の割竹30a,
30bを任意の順序で配置し、同じ要領で取付けること
ができるように、割竹30bは割竹30aの幅の2倍の
幅とされ、かつ、割竹30bの被係合部32は、割竹3
0bの幅方向両端部から隣合う係合部24の間の距離の
半分の距離だけ中央に寄った位置に設けられている。
【0017】上記の割竹30(30a,30b)の構成
により、垂直状態にして、支持体Bに固着された上下の
固定部材10の固定コマ20のうち、垂直線上に存在す
る固定コマに向けて近付け、割竹30の被係合部32を
その固定コマ20の係合部24を構成する一対の係止板
23の間に押し込むと、被係合部32の矢じりが係合部
24の両側の爪22を押しやり、その爪の間を進入す
る。その際に、割竹30の幅方向両端部の着座部35が
弾力的に固定部材10の表面に当接し、その直後に着座
部35の復元により被係合部32の矢じりが係合部24
の両側の爪22に係止されて、割竹30が固定部材10
に抜脱不能な状態で固定される。
【0018】続いて、その固定された割竹の隣に別の割
竹を同様にして装着すると、図5及び図6に示すよう
に、先に固定された割竹の重なり縁34の表面に、後に
固定された割竹の重なり縁34が重なる。従って、隣合
う割竹の間には、固定部材10又は支持体Bが露見され
るような隙間が生じない。
【0019】図6には、割竹の寸法が設計通りの場合の
装着状態が示され、隣合う割竹の重なり縁が均等に重な
っている。しかし、割竹30は、上述のように、合成樹
脂製である場合は、成形条件の違いなどにより、円弧部
31の幅寸法に製造公差がある。また、割竹装着後に、
屋外温度条件などにより、割竹の装着状態に変化が生じ
る場合がある。図7(a)は、公差が最大時の装着状態
を、(b)は公差が最小時の装着状態を示している。同
図に示すように、重なり縁34が設けてあるため、重な
り縁においてその公差が吸収され、割竹本体である円弧
部の装着状態に影響を与えないことができる。従って、
竹垣は外観を維持する。
【0020】上記割竹を、図1に示すように、支持体B
の表面に配設して建任寺垣風の竹垣を構築する場合、全
ての割竹は上端部が上方に開口することとなり、割り桁
の中に雨水や砂塵などが侵入して好ましくないし、割竹
の上端部の外観的な治まりも好ましくない。そこで、本
発明の好ましい実施例では、各割竹の上端部に、その開
口を閉塞するキャップ40が装着されている。キャップ
40は、図2及び図8に例示するように、ほぼ半円状の
閉塞板41とをその閉塞板の前部下面から垂下する一対
の断面レ字形の脚部42とを有し、閉塞板の円弧状の外
周に割竹30の節部33と同一外観を有する節部43が
備えられている。一対の脚部42は、レ字の垂直部分を
対向させ、かつ、その間に割竹30の被係合部32の肉
厚とほぼ等しい隙間を有している。そして、レ字の跳ね
の部分(円弧部分)は、割竹の円弧部と同じ曲率を有し
ている。こうして、キャップ40は、図9に示すよう
に、割竹の上端部から脚部42を挿入し、その脚部のレ
字の垂直部分の間に割竹30の被係合部を嵌合し、か
つ、レ字の円弧部分を割竹の円弧部31の内面に接触さ
せた状態で割竹に固定され、閉塞板41により割竹の上
端部の開口が閉塞される。
【0021】割竹30を隣接固定して構築される竹垣A
には、図1のように、割竹の高さを一つ又は複数の水平
線に沿って揃える場合のほか、図10に示すように、そ
れぞれの割竹の高さを任意に異ならせる場合がある。後
者の場合は、図11,12に例示するように、最上位の
固定部材10からの上方延長距離が大きい割竹30tに
ついては、その延長部分が支持体Bに対して強風などに
より振動して騒音を発生したり、高温により変形して支
持体から反り返ったりすることを防止することが望まし
い。
【0022】図11及び図12において、20aは、図
13(a)に示すような固定コマであり、固定部材10
に取付けられる固定コマ20とほぼ同様に、基部21か
ら平行に起立する一対の爪22付きの係止板23からな
る係合部24を有し、基部21の上下方向に延長する固
着部28にねじ貫通孔29が設けてある。すなわち、こ
の場合の固定コマは、固定部材10を用いずに、ねじ貫
通孔29から支持体Bにねじ込まれるねじにより単独で
固着される。固定コマを支持体Bに対して固着するため
の構造は任意であり、図13(b)に示されるような固
定コマ20bでもよい。単独使用型の固定コマ20a
(又は20b)は、図11,12に例示するように、固
定部材10からの延長量の大きい割竹30tの上端部に
対応する位置に予めねじNなどで固着しておき、その割
竹の上端部を固定コマ20aに向けて押し付けることに
より、容易に上端部を固定することができる。
【0023】
【発明の効果】上述のように、請求項1の発明によれ
ば、固定部材と固定コマとを分離長尺の固定部材に
固定コマをその係合部を固定部材の表面から突出させた
状態で固定部材の長手方向に所定の間隔をもって取付け
るようにしたので、固定部材を容易に長尺に成形するこ
とができる。割竹の背面に先端が断面ほぼ矢じり状の被
係合部を突設し、その被係合部を支持体に固定された固
定部材に取付けられた固定コマの係合部の一対の係止板
の間に押圧係合させて互いに隣接して並列状態に取付け
るようにしたので、割竹を支持体に向けて押圧して固定
コマに係合させる構成において、割竹の断面形状を簡素
化して、割竹の製造を容易にすることができ、しかも、
割竹を固定コマに簡単に、かつ、しっかり固定すること
ができる。さらに、固定コマを取付けた固定部材を支持
体に固定し、その固定コマの係合部に割竹の背面中央に
形成した被係合部を押圧して係合するので、割竹の取付
け作業が容易である。
【0024】請求項2に記載された発明によれば、固定
部材の長手方向に所定間隔をおいて形成された固定コマ
取付け孔に固定コマを固定部材の背面から嵌合されて前
記係合部を固定部材の表面側に突出させた状態で鍔部に
おいて固定コマ取付け孔の周縁に係止されるようにした
ので、固定コマの取付けが容易にでき、固定部材を支持
体に固着すると、固定コマも堅固に固定されるので、手
間がかからない。
【0025】請求項3に記載された発明によれば、固定
コマを固定部材の固定コマ取付け孔に嵌合し、強く押す
ことにより、固定コマは鍔と係止突起の間で固定部材を
挟持して固定されるので、固定部材の支持体への取付け
時に固定コマを脱落させることがなく、施工能率が向上
する。
【0026】請求項4に記載された発明によれば、隣合
う割竹が重なり縁を重ねて配置されるので、割竹に製造
時又は経年変化により多少の変形が生じても、その変形
分は重なり縁により吸収されるため、隣接する割竹の間
に隙間が露呈されないので、竹垣の外観が向上する。
【0027】請求項に記載された発明によれば、割竹
は円弧部が硬質樹脂で成形され、重なり縁が軟質樹脂で
成形されているので、円弧部は所要の強度を備え、か
つ、重なり縁は合成樹脂製の割竹の製造公差や熱変形な
どを有効に吸収し、割竹間の隙間発生を有効に防止す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】支持体がコンクリートブロックである場合に、
その支持体に取付けられた竹垣の一部の正面図。
【図2】本発明による竹垣の基本的構成要素を示す分解
斜視図。
【図3】支持体に固定部材が固着された状態を示す断面
図。
【図4】割竹の2種類の形状を示す端面図。
【図5】固定部材の固定コマに割竹を固定した状態の正
面図。
【図6】図5のX−X線断面図。
【図7】割竹の製造公差の最大時と最小時の割竹の重な
り縁による吸収作用を説明する略式断面図。
【図8】キャップの展開図。
【図9】同キャップを装着した状態の要部の断面図。
【図10】他の態様の竹垣の正面図。
【図11】図10の一部の拡大正面図。
【図12】図11のY−Y線断面図。
【図13】単独使用型の固定コマの斜視図。
【図14】従来の竹垣の断面図。
【符号の説明】
A 竹垣 B 支持体(コンクリートブロック) 10 固定部材 11 リブ 12 固定コマ取付け孔 20 固定コマ 21 基部 22 爪 23 係止板 24 係合部 25 鍔部 26 係止突起 30 割竹 31 円弧部 32 被係合部 33 節部 34 重なり縁 35 着座部 40 キャップ 41 閉塞板 42 脚部 43 節部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】縦長の人工割竹の背面に先端が断面ほぼ矢
    じり状の被係合部を突設し、先端に対向する爪を有する
    一対の係止板からなる係合部を有する固定コマを長尺の
    固定部材に前記係合部を前記固定部材の表面から突出さ
    せた状態で前記固定部材の長手方向に所定の間隔をもっ
    て取付けて、その固定コマを取付けた固定部材を横長状
    態で支持体に固定し、前記人工割竹の被係合部を前記支
    持体に固定された固定部材に取付けられた固定コマの係
    合部の一対の係止板の間に押圧係合させて互いに隣接し
    て並列状態に取付けてなる竹垣。
  2. 【請求項2】固定部材は裏面にリブを有する板状に形成
    されているとともに長手方向に所定間隔をおいて固定コ
    マ取付け孔を有し、固定コマは係合部の基部に鍔部を有
    し、前記固定部材の背面から前記固定コマ取付け孔に嵌
    合されて前記係合部を固定部材の表面側に突出させた状
    態で前記鍔部において前記固定コマ取付け孔の周縁に係
    止されることを特徴とする請求項1に記載された竹垣。
  3. 【請求項3】固定コマは、鍔部から係合部の先端方向に
    固定部材の板厚と等しい距離を隔てた位置に前記固定部
    材を前記鍔部と共同して嵌合挟持する弾性を有する係止
    突起を有していることを特徴とする請求項1又は2に記
    載された竹垣。
  4. 【請求項4】人工割竹は断面円弧状の長尺材で形成さ
    れ、その円弧部の幅方向両端から幅方向に延出する重な
    り縁を有し、隣合う割竹は前記重なり縁を重ねて配置さ
    れていることを特徴とする請求項1,2又は3に記載さ
    れた竹垣。
  5. 【請求項5】人工割竹は、円弧部が硬質樹脂で成形さ
    れ、重なり縁が軟質樹脂で成形されていることを特徴と
    する請求項1,2,3又は4に記載された竹垣。
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