JP3505112B2 - 電気洗濯機 - Google Patents

電気洗濯機

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JP3505112B2
JP3505112B2 JP22689699A JP22689699A JP3505112B2 JP 3505112 B2 JP3505112 B2 JP 3505112B2 JP 22689699 A JP22689699 A JP 22689699A JP 22689699 A JP22689699 A JP 22689699A JP 3505112 B2 JP3505112 B2 JP 3505112B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気洗濯機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】外枠内に懸垂支持した外槽内に洗濯兼脱
水槽を回転自在に設置し、更に、この洗濯兼脱水槽の底
に撹拌翼を回転自在に設置した電気洗濯機において、給
水は、外枠の上端部に取り付けた上カバーとバックパネ
ルの間に形成したバックパネルボックスに内蔵した給水
電磁弁から注水部を介して洗濯兼脱水槽の上方から該洗
濯兼脱水槽内にシャワー状に注水するように行ってい
る。
【0003】また、この注水部には、給水と一緒に洗剤
や柔軟剤を自動的に流し込む洗剤投入部や柔軟剤投入部
を設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】注水部は、洗濯開始時
には、洗剤を確実に流し込むことができるようにするこ
とが必要であり、濯ぎ工程では可及的に細かい水滴にし
て勢い良く広範囲にシャワー注水できるようにすること
が望ましい。特に、粉末状の洗剤を使用する洗濯におい
ては、洗剤が洗剤投入部に残らないように確実に流し込
むことが必要である。
【0005】しかしながら、1つの給水電磁弁によって
制御する給水を洗剤を流し込むための水とシャワー注水
のための水に分配するように構成すると、それぞれの水
流量が少なくなるために、水源(例えば水道)の水圧が
低下したときには洗剤の流し残しやシャワー注水の勢い
が減少する問題がある。特に、水道水に含まれる洗濯に
有害なイオン成分をイオン交換樹脂で除去して軟水化す
る軟水化給水装置を備えた電気洗濯機においては、軟水
化給水装置による水圧損失が大きいために前記問題が顕
著になる。
【0006】洗剤投入のために専用の給水電磁弁を設置
することにより、洗剤を確実に流し込むために十分な水
流量を確保することができるが、構成部品数が増加して
構造が複雑になる問題がある。
【0007】また、洗剤には、粉末洗剤と液体洗剤があ
るので、何れの洗剤も簡単に使用することができるよう
にすることが望ましい。
【0008】本発明の1つの目的は、1つの給水電磁弁
からの給水を有効に利用して洗剤の流し込みとシャワー
注水を確実に行うことができるようにすることにある。
【0009】本発明の他の目的は、比較的広範囲にシャ
ワー注水することができるようにすることにある。
【0010】本発明の更に他の目的は、低水圧の水源か
らの給水においても十分なシャワー注水することができ
るようにすることにある。
【0011】本発明の更に他の目的は、粉末洗剤と液体
洗剤を簡単に使用することができるようにすることにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、給水電磁弁を
介して給水する洗濯水をシャワー注水部および洗剤投入
部に供給して洗濯兼脱水槽に対するシャワー注水およ
剤投入部に設置した粉末洗剤投入皿に載置した粉末洗
剤の流し込みを行うようにした電気洗濯機において、前
記シャワー注水部と洗剤投入部を隣接して設置し、前記
洗剤投入部に設置される前記粉末洗剤投入皿を粉末洗剤
載置部が上向きまたは下向きとなるように選択的に設置
可能とし、前記粉末洗剤投入皿を前記粉末洗剤載置部が
上向きとなるように設置した場合には前記粉末洗剤投入
皿のシャワー注水部側が高くなるように傾斜して、供給
される洗濯水によって前記粉末洗剤載置部に載置されて
いる粉末洗剤を流し込み、前記粉末洗剤投入皿を前記粉
末洗剤載置部が下向きとなるように設置した場合には前
記粉末洗剤投入皿のシャワー注水部側が低くなるように
傾斜して、供給される洗濯水を前記シャワー注水部に流
し込むことができるようにした。
【0013】前記粉末洗剤投入皿は、前側端部分に形成
した受水部と該受水部の後側に連なる粉末洗剤載置部を
備え、前記受水部の先端部分の両側にシャワー給水枠部
を突設した。
【0014】また、前記受水部には、給水される洗濯水
をシャワー給水枠部側と粉末洗剤載置部側に分ける分水
突条を設けた。
【0015】また、前記洗剤投入部は粉末洗剤投入皿に
代えて液体洗剤投入容器を設置可能にした。
【0016】また、前記洗剤投入部に柔軟剤投入部を
接して設置し、洗剤投入部と柔軟剤投入部を合わせた幅
に対してシャワー注水部の幅を広くした。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施の形態を
示す電気洗濯機の縦断側面図である。
【0018】1は、内部機構の周囲を内包する枠体であ
る。2は、洗濯兼脱水槽であり、その上縁部に流体バラ
ンサー3を備え、底部の内側には回転自在に撹拌翼4を
備える。5は、前記洗濯兼脱水槽2を回転自在に内包す
る外槽であり、その底部の外側には電動駆動装置6を鋼
板製の取り付けベース7を介して取り付け、外枠1の上
端四隅から防振支持装置8によって懸垂支持している。
【0019】衣類投入開口9aを設けた上カバー9は、
枠体1の上部開口を覆うように該開口端縁に嵌め込み、
フロントパネル10およびバックパネル11と共に取り
付けねじ(図示省略)によって枠体1に取り付ける。
【0020】上カバー9とフロントパネル10の間に形
成されるフロントパネルボックス12には、電源スイッ
チ13と入力スイッチ群14と表示素子群15と外槽5
内の水位に応じた水位信号を発生する水位センサー16
と主制御装置17とを内蔵する。
【0021】上カバー9とバックパネル11の間に形成
されるバックパネルボックス18には、入水側を水道栓
接続口19に接続し、軟水出水側を注水部20に対向さ
せた軟水化給水装置21を内蔵する。また、このバック
パネルボックス18内には洗濯水給水電磁弁(図示省
略)および柔軟剤投入給水電磁弁(図示省略)を内蔵す
る。
【0022】上カバー9に形成した衣類投入開口9a
は、蓋22によって開閉自在に覆うようにする。
【0023】外槽5の底部に形成した排水口5aは、排
水電磁弁23を介して排水ホース24に接続し、エアー
トラップ5bは、エアーチューブ25を介して前記水位
センサー16に接続する。
【0024】枠体1の下端縁には、四隅に脚26を取り
付けた合成樹脂製のベース27を装着する。
【0025】また、前記電動駆動装置6はカバー28に
より覆って防水し、この電動駆動装置6の電動機への給
電を前記主制御装置17からの指示に従って制御する電
力制御回路である補助制御装置29は、ベース27上に
設置する。
【0026】この実施の形態においては、制御装置を主
制御装置17と補助制御装置29に分けたが、これらを
一緒にした1つの制御装置として構成することもでき
る。
【0027】次に、前記注水部20について詳細に説明
する。
【0028】図2は、注水部20を洗剤および柔軟剤を
補給可能な状態に引き出した状態を示す斜視図である。
【0029】この注水部20は、軟水化給水装置21か
らの給水の一部を洗濯兼脱水槽2内に向けてシャワー状
に注水するシャワー部220と、軟水化給水装置21か
らの給水の他の一部によって洗剤を洗濯兼脱水槽2内に
流し込む洗剤投入部240と、他の給水によって液体柔
軟剤を洗濯兼脱水槽2内に流し込む柔軟剤投入部260
とを備え、洗剤投入部240は、粉末洗剤投入用と液体
洗剤投入用と洗剤投入なしの構成に切り替え可能にして
いる。
【0030】この注水部20は、上カバー9の衣類投入
開口9aの側壁に形成した窓口9bに進退可能に設置す
る本体200を主体にして構成し、その前側部分に幅広
のシャワー部220を配置し、その後側部分に幅狭の洗
剤投入部240と柔軟剤投入部260を並置している。
並置した洗剤投入部240と柔軟剤投入部260を総合
した幅は、シャワー部220の幅よりも狭くしている。
【0031】本体200を上カバー9内に押し込んで後
退させた状態にすると、シャワー部220が前記窓口9
bに嵌合して該窓口9bを塞ぎ、後側の洗剤投入部24
0と柔軟剤投入部260は、衣類投入開口9aの側壁の
奥側に隠れるように位置して軟水化給水装置21からの
給水と柔軟剤投入用給水電磁弁(図示省略)からの給水
を受け入れる体勢になる。また、本体200を衣類投入
開口9a内に引き出して前進させた状態にすると、洗剤
投入部240と柔軟剤投入部260が衣類投入開口9a
内に露出して洗剤と柔軟剤の補給が可能な体勢になる。
【0032】図3〜図6は、注水部21の本体200を
示している。図3はこの本体200の平面図、図4は同
正面図、図5は同縦断側面図、図6は同斜視図である。
【0033】この本体200は、樹脂成形部品であり、
その前側部分には、前記シャワー部220を構成するた
めの幅広で奥行きが狭く、底部側を衣類投入開口9aお
よび洗濯兼脱水槽2の開口周縁に沿うように湾曲させた
シャワー箱側枠221を備え、その後側部分に前記洗剤
投入部240を構成するための粉末洗剤投入皿と液体洗
剤投入容器を選択的に載置する載置枠241と柔軟剤投
入部260を構成するための柔軟剤容器261を一体的
に備える。シャワー箱側枠221における後側の載置枠
241との境界部分は、軟水化給水装置21からの給水
を受ける部分であり、シャワー箱側枠221の縁の背丈
を低くして粉末洗剤投入皿または液体洗剤投入容器の前
側部分を係合するときの回避凹部222を形成する。そ
して、この回避凹部222を跨ぐように粉末洗剤投入皿
または液体洗剤投入容器の前側部分を係合させて載置す
ることにより、給水をシャワー部220と洗剤投入部2
40に分水するようにする。
【0034】シャワー箱側枠221は、その底部を多数
の注水穴を形成した底板を嵌着して塞ぐことによりシャ
ワー注水室221aを完成する。嵌着した底板を係止す
るために、シャワー箱側枠221の内側壁には、複数個
の係合凹部223を形成している。
【0035】図7は、シャワー箱外枠221に嵌着する
底板を示すものであり、(a)は平面図、(b)は背面
図、(c)は斜視図である。
【0036】この底板224は、全体的にはシャワー箱
側枠221と同様に湾曲し、多数の注水穴225aを満
遍なく形成した底壁部225と、シャワー箱側枠221
の下端部に嵌入するように周縁に起立した嵌入部226
と、係合穴223に係合して係止(抜け止め)する複数
の係止爪227を備える。
【0037】水源の水圧(給水量)が低下してもシャワ
ー注水形態が乱れないようにするためには、図8に示す
ように、底板部225は、左右方向における中央部22
5bを低くし、両端部225cを高くするように形成し
たものを使用するようにすると良い。
【0038】この底板224は、シャワー箱側枠221
の底部に着脱可能に嵌着することによりシャワー注水室
221aを形成するように構成し、注水穴225aの形
態が異なる底板に交換することによりシャワー注水形状
を変えたり水道水圧の高低に対応することができるよう
にしているが、シャワー注水形状を固定してしまうとき
には嵌合面を接着するようにしても良い。
【0039】この実施の形態では、注水穴225aの大
きさや配列を変えてシャワー注水形態の異なる複数種類
の注水部20を共通の本体200を使用して経済的に作
ることができるように、本体200と底板224を別体
にしたが、一体的に成形することもできる。
【0040】図3〜図6において、載置枠241は、前
後方向に伸びた両側の側板242,243と、この側板
242,243の間に粉末洗剤投入皿を載置するための
前部支え板244と後部支え突起245,246と後部
支え板247を備え、更に、液体洗剤投入容器を載置す
るための後部支え板248を備える。前記後部支え突起
245,246と後部支え板247は、段違いに配置す
る。また、前記前部支え板244は、液体洗剤投入容器
の前部支えに共用する。
【0041】図9は、粉末洗剤投入皿の斜視図であり、
(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は縦断側面図
である。
【0042】この粉末洗剤投入皿249は、前側端部分
に形成した受水部250に分水突条251を備え、更
に、受水部250の先端部分の両側に突出したシャワー
給水枠部252を備える。また、この粉末洗剤投入皿2
49の大部分は、前記受水部250よりも低くした粉末
洗剤載置部253を該受水部250に連なるように形成
し、その両端縁には洗剤落下防止縁253aを起立させ
る。粉末洗剤載置部253の表面には、縦方向に伸びる
断面が3角形状の多数の溝を形成して粉末洗剤が流れ易
くしている。
【0043】図10〜図14は、液体洗剤投入容器を示
しており、図10は正面図、図11は平面図、図12は
斜視図、図13は図11におけるA−A断面図、図14
は図11におけるB−B断面図である。
【0044】この液体洗剤投入容器254は、液体洗剤
収容容器255とその前部に設けたシャワー給水枠部2
56を備える。液体洗剤収容容器255は、その前部に
設けたシャワー給水枠部256との間の前壁の背丈を低
くした凹部255aを形成して分流縁とする。液体洗剤
収容容器255は、その中ほどにサイフォンパイプ25
7を起立させるように突設し、このサイフォンパイプ2
57にサイフォンキャップ(後述する)を嵌着すること
によりサイフォンを構成し、液体洗剤収容容器255に
給水することにより該液体洗剤収容容器255内に収容
した液体洗剤を薄めて水位を高めることによりサイフォ
ン作用によって該液体洗剤をサイフォンパイプ257か
ら流出させるものである。また、液体洗剤収容容器25
5の後壁には係止鉤258を突設する。
【0045】図15および図16は、サイフォンキャッ
プを示すもので、図15は平面図、図16は縦断側面図
である。このサイフォンキャップ259は、鍔部259
aに液体洗剤収容レベルを表示するようにしている。
【0046】また、図3〜図6において、柔軟剤容器2
61は、その中ほどにサイフォンパイプ262を起立す
るように突設している。そして、このサイフォンパイプ
262に、図17および図18に示すようなサイフォン
キャップ263を嵌着することによりサイフォンを構成
し、柔軟剤容器261に給水することにより該柔軟剤容
器261内に収容した液体柔軟剤を薄めて水位を高める
ことによりサイフォン作用によって該液体柔軟剤をサイ
フォンパイプ262から流出させるものである。このサ
イフォンキャップ263にも鍔部263aを形成した柔
軟剤収容レベルを表示する。
【0047】この電気洗濯機は、タイマー予約により粉
末洗剤を自動投入するようにして洗濯するときには、図
2に示すように、注水部20の本体200を衣類投入口
9a内に引き出し、図19〜図21に示すように、粉末
洗剤投入皿249を上向きにして載置枠241上に設置
する。この粉末洗剤投入皿249の設置は、シャワー給
水枠部252をシャワー箱側枠221のシャワー注水室
221a内に嵌め込むように係合させて粉末洗剤載置部
253の底面を前部支え板244と後部支え板247に
載置することにより行う。この設置状態において、粉末
洗剤載置部253は後側が低くなるように傾斜して粉末
洗剤が流れ落ち易くする。そして、この粉末洗剤載置部
253に粉末洗剤301を載置する。
【0048】また、柔軟剤容器261は、サイフォンパ
イプ262にサイフォンキャップ263を嵌着し、必要
に応じて、柔軟剤容器261内に液体柔軟剤を入れる。
【0049】このようにして粉末洗剤301と液体柔軟
剤を入れた本体200を上カバー9内に押し込んで洗濯
の準備が完了する。
【0050】そして、洗濯を開始すると、主制御装置1
7は、先ず、洗濯水給水電磁弁を開いて給水を実行す
る。この給水は、水道栓接続口19から供給される水道
水を軟水化給水装置21を通して軟水化した後に注水部
20を介して洗濯権脱水槽2(外槽5)内に注水する。
このとき、注水部20では、図20に示すように、軟水
化給水装置21から供給される洗濯水を分水突条251
によりシャワー給水枠部252側と粉末洗剤載置部25
3側に分水する。そして、シャワー給水枠部252側に
分水された洗濯水は、シャワー注水室221a内に流れ
込んで注水穴225aから洗濯兼脱水槽2に向けてシャ
ワー状に降り注ぎ、粉末洗剤載置部253側に分水され
た洗濯水は、この粉末洗剤載置部253に載置された粉
末洗剤301を該粉末洗剤載置部253の傾斜に沿って
押し流して該粉末洗剤載置部253の後端から洗濯兼脱
水槽2に流し込む。
【0051】この粉末洗剤自動投入において、粉末洗剤
載置部253は受水部250に対して低い位置にあって
傾斜しているので、受水部250に当って拡散する比較
的少量の水で押し流すことができ、従って、シャワー注
水室221a内に流し込んで注水穴225aからシャワ
ー状に降り注ぐ水量を比較的多くすることができる。
【0052】また、図8に示すような底板224を使用
した構成においては、水道の水圧が低下してシャワー注
水室221aに流れ込む水量が少ないときには、シャワ
ー注水室221aに流れ込んだ水は底板部の低い中央部
225bに集まって該部分の注水穴225aから集中的
にシャワー注水するようになるので、シャワー注水形態
が乱れるのを抑制することができる。
【0053】このようにして洗濯兼脱水槽2の水位が所
定の値に達すると、主制御装置17は洗濯水給水電磁弁
を閉じ、補助制御装置29に指示して撹拌翼4を正逆回
転させるように電動駆動装置6を制御することにより、
洗い工程を実行する。
【0054】次に、濯ぎ工程に入ると、主制御装置17
は、排水電磁弁23を開いて外槽5(洗濯兼脱水槽2)
内の汚れた洗濯水を排水し、排水電磁弁23を閉じた後
に給水電磁弁を開いて洗濯兼脱水槽2内に給水する。こ
のときの給水は、洗い工程における給水と同様に分水さ
れてその一部がシャワー注水室221a内に流れ込んで
注水穴225aから洗濯兼脱水槽2に向けてシャワー状
に降り注ぐ。このシャワー注水量は、前述したように比
較的多くすることができるので、濯ぎ効率を高めること
ができる。そして、主制御装置17は、補助制御装置2
9に指示して撹拌翼4を正逆回転させるように電動駆動
装置6を制御し、次いで、排水電磁弁23を開いて濯ぎ
水を排水しながら洗濯兼脱水槽2を回転させて軽く脱水
することにより汚れた濯ぎ水の排水効率を高める制御を
行う。
【0055】このような濯ぎを必要回数繰り返し行い、
最後の濯ぎにおける給水時に柔軟剤投入給水電磁弁を開
いて柔軟剤容器261に給水することにより該柔軟剤容
器261内に収容した液体柔軟剤の水位を高めてサイフ
ォンパイプ262とサイフォンキャップ263によるサ
イフォン作用によって該液体柔軟剤をサイフォンパイプ
262から洗濯兼脱水槽2内に流出させる。
【0056】そして、脱水工程に入ると、主制御装置1
7は、排水電磁弁23を開いて外槽5(洗濯兼脱水槽
2)内の濯ぎ水を排水し、次いで、補助制御装置29に
指示して洗濯兼脱水槽2を高速回転させて脱水するよう
に電動駆動装置6を制御する。
【0057】また、粉末洗剤を手作業で洗濯兼脱水槽2
に直に投入して洗濯するときには、図2に示すように、
注水部20の本体200を衣類投入口9a内に引き出
し、図22〜図24に示すように、粉末洗剤投入皿24
9を下向きにして載置枠241上に設置する。この粉末
洗剤投入皿249の設置は、シャワー給水枠部252を
シャワー箱側枠221のシャワー注水室221a内に嵌
め込むように係合させて粉末洗剤載置部253の後端部
を後部支え突起245,246に載置することにより行
う。この設置状態において、シャワー給水枠部252
は、低位置になり、粉末洗剤載置部253は後側が高く
なるように傾斜する。
【0058】また、柔軟剤容器261は、サイフォンパ
イプ262にサイフォンキャップ263を嵌着し、必要
に応じて、柔軟剤容器261内に液体柔軟剤を入れる。
【0059】その後、本体200を上カバー9内に押し
込んで洗濯の準備が完了する。
【0060】そして、洗濯を開始すると、主制御装置1
7は、先ず、洗濯水給水電磁弁を開いて給水を実行す
る。この給水は、水道栓接続口19から供給される水道
水を軟水化給水装置21を通して軟水化した後に注水部
20を介して洗濯兼脱水槽2(外槽5)内に注水する。
このとき、注水部20では、粉末洗剤投入皿249は、
図22〜図24に示すように、軟水化給水装置21から
供給される洗濯水の総てをシャワー注水室221a内に
流し込むように作用する。従って、注水穴225aから
シャワー状に降り注ぐ水量を著しく多くすることができ
る。
【0061】そして、前述した洗い工程,濯ぎ工程およ
び脱水工程と同様な洗濯を実行するが、シャワー注水量
を著しく多くすることができるので、洗い工程の給水に
おいては洗濯物に満遍なく振り掛けて効率良く吸水させ
ることができ、濯ぎ工程においては泡の消滅を早めて濯
ぎ効率を大幅に向上することができる。
【0062】また、タイマー予約により液体洗剤を自動
投入して洗濯するときには、図2に示すように、注水部
20の本体200を衣類投入口9a内に引き出して粉末
洗剤載置皿249を取り外し、図25〜図27に示すよ
うに、サイフォンパイプ257にサイフォンキャップ2
59を嵌着した液体洗剤投入容器254を載置枠241
上に設置する。この液体洗剤投入容器254の設置は、
シャワー給水枠部256をシャワー箱側枠221のシャ
ワー注水室221a内に嵌め込むように係合させて液体
洗剤収容容器255の底面を前部支え板244に載置
し、後壁の係止鉤258を後部支え板248に係止する
ことにより行う。そして、この液体洗剤収容容器255
に液体洗剤を入れる。
【0063】また、柔軟剤容器261は、サイフォンパ
イプ262にサイフォンキャップ263を嵌着し、必要
に応じて、柔軟剤容器261内に液体柔軟剤を入れる。
【0064】このようにして液体洗剤と液体柔軟剤を入
れた本体200を上カバー9内に押し込んで洗濯の準備
が完了する。
【0065】そして、洗濯を開始すると、主制御装置1
7は、先ず、洗濯水給水電磁弁を開いて給水を実行す
る。この給水は、水道栓接続口19から供給される水道
水を軟水化給水装置21を通して軟水化した後に注水部
20を介して洗濯権脱水槽2(外槽5)内に注水する。
このとき、注水部20では、図21〜図24に示すよう
に、軟水化給水装置21から供給される洗濯水を液体洗
剤収容容器255の前壁の凹部255aにおいてシャワ
ー給水枠部256側と該液体洗剤収容容器255内側に
分水する。そして、シャワー給水枠部256側に分水さ
れた洗濯水は、シャワー注水室221a内に流れ込んで
注水穴225aから洗濯兼脱水槽2に向けてシャワー状
に降り注ぎ、液体洗剤収容容器255内側に分水された
洗濯水は、この液体洗剤収容容器255内に収容された
液体洗剤を薄めて水位を上昇させ、サイフォンパイプ2
57から洗濯兼脱水槽2に向けて流出させる。
【0066】この液体洗剤自動投入において、液体洗剤
収容容器255内への給水量は、この給水中に水位がサ
イフォンパイプ257の流出開始水位を越えるようにす
れば足りるので、比較的少量にすることができ、従っ
て、シャワー注水室221a内に流し込んで注水穴22
5aからシャワー状に降り注ぐ水量を比較的多くするこ
とができる。
【0067】このようにして洗濯兼脱水槽2の水位が所
定の値に達すると、主制御装置17は、前述した粉末洗
剤を使用する洗濯と同様に、洗い工程,濯ぎ工程および
脱水工程を順次に実行する。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、1つの給水電磁弁から
の給水を有効に利用して洗剤の流し込みとシャワー注水
を確実に行うことができる。特に、比較的広範囲にシャ
ワー注水することができ、また、低水圧の水源からの給
水においても十分なシャワー注水することができる。
【0069】また、粉末洗剤と液体洗剤を簡単に使用す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す電気洗濯機の縦断
側面図である。
【図2】図1に示した電気洗濯機の注水部を引き出した
状態を示す斜視図である。
【図3】図1に示した電気洗濯機の注水部における本体
の平面図である。
【図4】図3に示した注水部の本体の正面図である。
【図5】図3に示した注水部の本体の縦断側面図であ
る。
【図6】図3に示した注水部の本体の斜視図である。
【図7】図1に示した電気洗濯機の注水部における底板
であり、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は斜
視図である。
【図8】図7に示した注水部の底板の変形例を示す斜視
図である。
【図9】図1に示した電気洗濯機の注水水部における粉
末洗剤投入皿であり、(a)は平面図、(b)は背面
図、(c)は縦断側面図である。
【図10】図1に示した電気洗濯機の注水部における液
体洗剤投入容器の正面図である。
【図11】図10に示した液体洗剤投入容器の平面図で
ある。
【図12】図10に示した液体洗剤投入容器の斜視図で
ある。
【図13】図10に示した液体洗剤投入容器のA−A断
面図である。
【図14】図10に示した液体洗剤投入容器のB−B断
面図である。
【図15】図10〜図14に示した液体洗剤投入容器に
使用するサイフォンキャップの平面図である。
【図16】図15に示したサイフォンキャップの縦断側
面図である。
【図17】図3〜図6に示した注水部の本体における柔
軟剤容器に使用するサイフォンキャップの平面図であ
る。
【図18】図17に示したサイフォンキャップの縦断側
面図である。
【図19】図1に示した電気洗濯機の注水部に粉末洗剤
自動投入形態に粉末洗剤投入皿を設置した状態を示す平
面図である。
【図20】図19に示した注水部の粉末洗剤投入皿に粉
末洗剤を載置した状態の縦断側面図である。
【図21】図19に示した注水部の斜視図である。
【図22】図1に示した電気洗濯機の洗濯兼脱水槽に洗
剤を手作業で投入するように粉末洗剤投入皿を設置した
注水部の平面図である。
【図23】図22に示した注水部の縦断側面図である。
【図24】図22に示した注水部の斜視図である。
【図25】図1に示した電気洗濯機の注水部に液体洗剤
容器を設置した状態の平面図である。
【図26】図25に示した注水部の縦断側面図である。
【図27】図25に示した注水部の斜視図である。
【符号の説明】
20…注水部、200…本体、220…シャワー部、2
21a…シャワー注水室、225a…注水穴、240…
洗剤投入部、241…載置枠、249…粉末洗剤投入
皿、250…受水部、251…分水突条、252…シャ
ワー給水枠部、253…粉末洗剤載置部、254…液体
洗剤投入容器、260…柔軟剤投入部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−117591(JP,A) 特開 平3−41997(JP,A) 実開 昭63−103581(JP,U) 実開 昭56−6389(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 41/00 D06F 39/02 D06F 39/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給水電磁弁を介して給水する洗濯水をシャ
    ワー注水部および洗剤投入部に供給して洗濯兼脱水槽に
    対するシャワー注水および洗剤投入部に設置した粉末洗
    剤投入皿に載置した粉末洗剤の流し込みを行うようにし
    た電気洗濯機において、 前記シャワー注水部と洗剤投入部を隣接して設置し、
    記洗剤投入部に設置される前記粉末洗剤投入皿を粉末洗
    剤載置部が上向きまたは下向きとなるように選択的に設
    置可能とし、前記粉末洗剤投入皿を前記粉末洗剤載置部
    が上向きとなるように設置した場合には前記粉末洗剤投
    入皿のシャワー注水部側が高くなるように傾斜して、供
    給される洗濯水によって前記粉末洗剤載置部に載置され
    ている粉末洗剤を流し込み、前記粉末洗剤投入皿を前記
    粉末洗剤載置部が下向きとなるように設置した場合には
    前記粉末洗剤投入皿のシャワー注水部側が低くなるよう
    に傾斜して、供給される洗濯水を前記シャワー注水部に
    流し込むことができるようにしたことを特徴とする電気
    洗濯機。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記洗剤投入部は粉末
    洗剤投入皿に代えて液体洗剤投入容器を設置可能にした
    ことを特徴とする電気洗濯機。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記洗剤投入部に柔軟
    剤投入部を隣接して設置し、洗剤投入部と柔軟剤投入部
    を合わせた幅に対してシャワー注水部の幅を広くしたこ
    とを特徴とする電気洗濯機。
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