JP3503737B2 - モータの回転子 - Google Patents

モータの回転子

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JP3503737B2 JP15818498A JP15818498A JP3503737B2 JP 3503737 B2 JP3503737 B2 JP 3503737B2 JP 15818498 A JP15818498 A JP 15818498A JP 15818498 A JP15818498 A JP 15818498A JP 3503737 B2 JP3503737 B2 JP 3503737B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、モータの回転子の
改良に関する。 【0002】 【従来の技術】ラジコンなどの模型用のモータでは、ト
ルクよりも回転速度を重視する場合に、回転子1の成層
鉄心2の間に間隙5を設けることがある(図3)。
た、所望のトルク、回転速度を得るために成層鉄心に使
用する鋼板の珪素含有量を変えたものを用意していた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】成層鉄心2の間に間隙
5を設けたモータでは、巻線の締付け力で成層鉄心2が
間隙5の側に押されて変形したり、また使用中に成層鉄
心2が折損するなどのおそれがあった。また、既製の鋼
板として所望のトルク、回転速度を得るのに適したもの
がない場合には、珪素の含有量が所望の値となる鋼板を
わざわざ製造してもらう必要があった。 【0004】本発明は、上記の問題点を解消するもの
で、成層鉄心が変形したり折れたりしない高速回転用の
モータを提供すること、及び珪素の含有量が所望の値で
はない既製の鋼板を使用して所望のトルク、回転速度を
得ることを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するため鋭意研究の結果、成層鉄心の間に鉄心と同
じ形状の弱磁性体製のスペーサを挟むと、従来の間隙が
ふさがれて機構的に強固になるだけでなく、間隙を設け
た場合と同様に、回転速度が上昇することを知見した。
さらに、珪素の含有量が成層鉄心と異なる鋼板(鋼板製
スペーサ)を成層鉄心の間に挟むと、成層鉄心と鋼板製
スペーサとの中間の珪素含有量の鋼板を成層鉄心に使用
したのと同様のトルク、回転速度が得られることを知見
し、本発明に至った。 【0006】すなわち本発明のモータの回転子は、成層
鉄心と同じ形状の2種類のスペーサを挟んでこれらの外
周に巻線を巻き、しかして2種類のスペーサのうち一方
は弱磁性体製で、他方は成層鉄心と珪素の含有量が異な
る鋼板製であることを特徴とする。 【0007】 【発明の実施の形態】以下図を参照し、本発明の参考例
を説明する。図1は回転子1の要部の斜視図である。
2,2は、鋼板を複数枚重ねて形成した成層鉄心で、こ
の成層鉄心2,2間に、外形が成層鉄心2と同じ形状の
アルミニウム製のスペーサ3を複数枚挟み込む。4は回
転軸で、これに図示しない整流子を取付ける。成層鉄心
2,2及びスペーサ3の外周に、巻線を巻いて回転子1
を構成する。 【0008】この回転子1は、スペーサ3により間隙が
塞がれているので、巻線を巻いてもその締付け力で成層
鉄心2は従来の間隙側に折れ曲がることはない。また、
回転中に成層鉄心2が折れるという事故も発生しない。
さらに、スペーサ3は弱磁性体のアルミニウム製である
ため、成層鉄心2間に間隙を設けた従来の回転子と同程
度に磁束が低下し、回転速度が上昇する。 【0009】図2は本発明の実施形態で、ここでは成層
鉄心2間に2種類のスペーサ3a,3bを分散して挟み
込む。一方のスペーサ3aはアルミニウム製で、他方の
スペーサ3bは成層鉄心2とは珪素の含有量が異なる鋼
板製を使用する。このようにスペーサ3bに、成層鉄心
(珪素の含有量がA%)と異なる材質の鋼板(珪素の
含有量がB%)を使用すると、珪素の含有量がA%とB
%の中間の鋼板を成層鉄心に使用した場合と同様の効果
が得られる。従って、既製の鋼板として、所定のもの
(例えば珪素含有量がA%とB%)のものしかない場合
でも、異なる性質のものの組み合わせにより所望のトル
ク,回転速度が得られる。また、スペーサ3aはアルミ
ニウム製であるため、成層鉄心間に間隙を設けたものと
同様に回転速度が上昇する。 【0010】以上の参考例や実施形態ではスペーサ3、
3aまたは3bを、1または3ヵ所に挿入したが、本発
明はこれに限るものではなく、2個所あるいは4個所以
上に挿入してもよい。また、スペーサに使用する板も、
アルミ板や鋼板に限るものではなく、各種金属板や合成
樹脂製の板を使用してもよい。 【0011】 【発明の効果】以上のように本発明は、成層鉄心の間
に、成層鉄心と同じ形状の弱磁性体製スペーサを挟むの
で、巻線の締付け力が加わっても成層鉄心は変形しな
い。また、使用中に成層鉄心が折損するという事故もな
い。さらに、間隙を設けたものと同様モータの回転速度
が上昇する。また、成層鉄心と珪素の含有量が異なる鋼
板製スペーサを挟むことにより、既製の鋼板として珪素
の含有量が所望の値となるものがない場合でも、所望の
トルク,回転速度を得られる
【図面の簡単な説明】 【図1】回転子の斜視図である。 【図2】別の実施形態の回転子の要部断面図である。 【図3】従来の回転子の側面図である。 【符号の説明】 1 回転子 2 成層鉄心 3 スペーサ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 1/30 H02K 1/18

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 成層鉄心の間に、成層鉄心と同じ形状の
    2種類のスペーサを挟んでこれらの外周に巻線を巻き、
    しかして2種類のスペーサのうち一方は弱磁性体製で、
    他方は成層鉄心と珪素の含有量が異なる鋼板製であるこ
    とを特徴とするモータの回転子。
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