JP3502994B2 - オイルミスト搬送方法 - Google Patents
オイルミスト搬送方法Info
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- JP3502994B2 JP3502994B2 JP34953893A JP34953893A JP3502994B2 JP 3502994 B2 JP3502994 B2 JP 3502994B2 JP 34953893 A JP34953893 A JP 34953893A JP 34953893 A JP34953893 A JP 34953893A JP 3502994 B2 JP3502994 B2 JP 3502994B2
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- Japan
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- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明が属する技術分野】本発明は、工作機械（旋盤，
フライス盤，ドリル盤，冷間圧造機等）から発生するオ
イルミストの搬送方法に関するものである。 【０００２】 【従来技術とその問題点】従来、オイルミストの処理装
置への搬送は、工場の天井に取り付けたダクトを通して
行うのが一般的であるが、ダクト内に溜ったオイルの処
置やダクトと天井クレーンとの取り合わせの点等で問題
があった。 【０００３】 【発明の目的】本発明は、前記従来例のような問題点が
伴わないオイルミストの搬送方法を提供することにあ
る。 【０００４】 【発明の構成】本発明のオイルミスト搬送方法の構成上
の特徴は、工場内の工作機械をオイルミスト飛散防止用
のフードで覆うとともに、工場の地下に、オイル溜めを
具えたコンクリート製のダクトを設け、前記フード内の
オイルミストを、工場の空調システムの還気で誘引し、
前記ダクトを通して、処理装置に搬送する点にある。 【０００５】 【図面による説明】本発明の一実施態様の説明図である
図１において、Ａは工場内空間の下方部の空調ゾーン、
Ｂは同じく上方部の換気ゾーン、Ｃは屋外の空調機械部
であり、空調機械部Ｃから工場内に延びる送気管路１の
端末の空気吹出口２は、空調ゾーンＡの上方部に位置し
ている。 【０００６】図示の空気吹出口２は、正多角形の短筒状
で、工場建屋の柱に取り付けることができ、設置に場所
を取らないようになっている。 【０００７】工場の床に設置した工作機械はその全体が
フード３で覆われ、工作機械から発生するオイルミスト
が工場内に飛散しないようになっている。 【０００８】４は還気入口、５は還気管路であり、フー
ド３内のオイルミストは、還気管路５を通る還気に誘引
されて、工場の地下に設けたコンクリート製のダクト６
に送られるようになっている。 【０００９】ダクト６は、工場の長手方向に所定間隔
（工作機械の配置間隔）で複数列設けられ、各ダクト６
の一端は工場の長手方向に延びるコンクリート製のダク
ト６’に開口し、ダクト６’にはオイル溜め７が形成さ
れている。 【００１０】ダクト６’には還気管路８が連結され、オ
イルミストは還気管路８を通って空調機械部Ｃに組み込
まれた処理装置（電気集塵式が好ましい）に送られるよ
うになっている。 【００１１】なお、換気ゾーンＢには換気装置９が設け
られ、捕捉漏れのオイルミストを工場外に排出するため
に間欠運転されるようになっている。 【００１２】 【発明の効果】本発明のオイルミスト搬送方法は、以上
のようなものであるから、次のような諸効果が期待でき
る。すなわち、工場の天井に設けたダクトを通してオイ
ルミストの搬送を行う従来例に比べてダクト内の掃除が
容易である。ダクト内に溜ったオイルによる火災の危険
性が少なく、また、ダクト内のオイルが漏れて工場内を
汚すような事態は全く生じない。天井クレーンとの取り
合わせを顧慮する必要が全くない。搬送に空調システム
の還気を利用することにより、作業環境を合理的に良く
することができる。
フライス盤，ドリル盤，冷間圧造機等）から発生するオ
イルミストの搬送方法に関するものである。 【０００２】 【従来技術とその問題点】従来、オイルミストの処理装
置への搬送は、工場の天井に取り付けたダクトを通して
行うのが一般的であるが、ダクト内に溜ったオイルの処
置やダクトと天井クレーンとの取り合わせの点等で問題
があった。 【０００３】 【発明の目的】本発明は、前記従来例のような問題点が
伴わないオイルミストの搬送方法を提供することにあ
る。 【０００４】 【発明の構成】本発明のオイルミスト搬送方法の構成上
の特徴は、工場内の工作機械をオイルミスト飛散防止用
のフードで覆うとともに、工場の地下に、オイル溜めを
具えたコンクリート製のダクトを設け、前記フード内の
オイルミストを、工場の空調システムの還気で誘引し、
前記ダクトを通して、処理装置に搬送する点にある。 【０００５】 【図面による説明】本発明の一実施態様の説明図である
図１において、Ａは工場内空間の下方部の空調ゾーン、
Ｂは同じく上方部の換気ゾーン、Ｃは屋外の空調機械部
であり、空調機械部Ｃから工場内に延びる送気管路１の
端末の空気吹出口２は、空調ゾーンＡの上方部に位置し
ている。 【０００６】図示の空気吹出口２は、正多角形の短筒状
で、工場建屋の柱に取り付けることができ、設置に場所
を取らないようになっている。 【０００７】工場の床に設置した工作機械はその全体が
フード３で覆われ、工作機械から発生するオイルミスト
が工場内に飛散しないようになっている。 【０００８】４は還気入口、５は還気管路であり、フー
ド３内のオイルミストは、還気管路５を通る還気に誘引
されて、工場の地下に設けたコンクリート製のダクト６
に送られるようになっている。 【０００９】ダクト６は、工場の長手方向に所定間隔
（工作機械の配置間隔）で複数列設けられ、各ダクト６
の一端は工場の長手方向に延びるコンクリート製のダク
ト６’に開口し、ダクト６’にはオイル溜め７が形成さ
れている。 【００１０】ダクト６’には還気管路８が連結され、オ
イルミストは還気管路８を通って空調機械部Ｃに組み込
まれた処理装置（電気集塵式が好ましい）に送られるよ
うになっている。 【００１１】なお、換気ゾーンＢには換気装置９が設け
られ、捕捉漏れのオイルミストを工場外に排出するため
に間欠運転されるようになっている。 【００１２】 【発明の効果】本発明のオイルミスト搬送方法は、以上
のようなものであるから、次のような諸効果が期待でき
る。すなわち、工場の天井に設けたダクトを通してオイ
ルミストの搬送を行う従来例に比べてダクト内の掃除が
容易である。ダクト内に溜ったオイルによる火災の危険
性が少なく、また、ダクト内のオイルが漏れて工場内を
汚すような事態は全く生じない。天井クレーンとの取り
合わせを顧慮する必要が全くない。搬送に空調システム
の還気を利用することにより、作業環境を合理的に良く
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施態様の説明図である。
【符号の説明】
Ａ：空調ゾーン、Ｂ：換気ゾーン、Ｃ：空調機械部、
１：送気管路、２：空気吹出口、３：フード、４：還気
入口、５：還気管路、６，６’：ダクト、７：オイル溜
め、８：還気管路、９：換気装置。
１：送気管路、２：空気吹出口、３：フード、４：還気
入口、５：還気管路、６，６’：ダクト、７：オイル溜
め、８：還気管路、９：換気装置。
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭49−105312（ＪＰ，Ａ)
特開 昭61−197927（ＪＰ，Ａ)
実開 平２−134435（ＪＰ，Ｕ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
F24F 7/04 - 7/06
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 工場内の工作機械をオイルミスト飛散防
止用のフードで覆うとともに、工場の地下に、オイル溜
めを具えたコンクリート製のダクトを設け、前記フード
内のオイルミストを、工場の空調システムの還気で誘引
し、前記ダクトを通して、処理装置に搬送することを特
徴とするオイルミスト搬送方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34953893A JP3502994B2 (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | オイルミスト搬送方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34953893A JP3502994B2 (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | オイルミスト搬送方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07174381A JPH07174381A (ja) | 1995-07-14 |
| JP3502994B2 true JP3502994B2 (ja) | 2004-03-02 |
Family
ID=18404404
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34953893A Expired - Lifetime JP3502994B2 (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | オイルミスト搬送方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3502994B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6325508B2 (ja) * | 2015-11-11 | 2018-05-16 | ファナック株式会社 | ミスト除去システム、およびその方法 |
-
1993
- 1993-12-16 JP JP34953893A patent/JP3502994B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07174381A (ja) | 1995-07-14 |
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