JP3502895B2 - 埋め立て工法 - Google Patents
埋め立て工法Info
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A10/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE at coastal zones; at river basins
Description
陸地を築造する埋め立て工法に関する。
埋め立て工法の一つに図5に示すような工法がある。こ
の工法は、基礎1の上に護岸用函体2を連続させて載置
し、その連続する護岸用函体2によって築造する陸地側
に砕石等によって裏込め部3を形成する。この裏込め部
3の表面の大きな凹凸をなくすために潜水作業によって
表面の均し作業を行う。
全域にわたって織布等によるシート4を敷き拡げて覆
い、その上に埋め立て土砂5を投入して陸地を築造して
いる。このシートは連続する護岸用函体の隙間から埋め
立て土砂が漏出しないように敷設するものであり、土圧
等の上載荷重の条件からシートの引張強度に対応できる
ように設計されている。
よると、使用されるシートは限界伸長率が一般に25〜
30%であるために裏込め部の表面に大きな凹凸がある
と、図6に示す如く凹凸が連続したり深い凹部だったり
するとシートはその凹凸の表面に沿って追従しきれず中
空部が生じてしまうことになる。そのためにこのような
連続した凹凸や深い凹部をなくすための潜水作業が必要
である。
よる上載荷重によってシートに大きな張力が作用してシ
ートがその深い凹部の個所に引き寄せられて集中してシ
ートの端部が揃わずシートの連続部に隙間が生じてしま
うか、シートが破損する等の結果となり、それらのいず
れの場合にせよその隙間や破損部から埋め立て土砂が流
出して護岸用函体の隙間から漏出してしまうという問題
がある。
業であり、しかもその潜水作業は広大な面積について行
うために非常に大変な作業である。特に近時は水深の深
い海域での埋め立てが多く、そのような海域においては
このような潜水作業を行うことができなくなっているの
が現状である。
上に護岸用函体を連続して載置し、その連続する護岸用
函体によって陸地側に裏込め部を形成し、この裏込め部
の表面全域を、シート材の上面もしくは下面に、可撓性
があり、シート材より伸びの少ない材料により多角形や
縞状に形成した支持材を配置し、この支持材にシート材
を所定間隔に結束材で結束し、その結束状態を埋め立て
土砂の荷重が設定荷重を越えて作用した際にその結束材
の結束を解除可能にすると共にシート材にブロック状の
たるみをもたせるように構成したシートで覆い、このシ
ートで覆われた裏込め部上に埋め立て土砂を投入して陸
地を築造することを特徴とする。
面の凹凸に対して埋め立て土砂による上載荷重が作用し
た場合に、シートは部分的な凹部において、凹部をブロ
ック状のたるみで密着させて覆うことができる場合には
それで凹部を覆って埋め立て土砂はその上に搭載され、
また、シート材のたるみでは達しきれないで凹部表面に
密着しない場合には、その部分は凹部表面とシートとの
間に隙間が生じるが、シートは、支持材によってブロッ
ク状に支えられるシート材の各ブロックによって埋め立
て土砂の荷重を支えることになり、全体の積載荷重は支
持材とシート材とによって支えることになる。
で凹部表面に密着しない場合には、支持材とシート材と
の結束状態を設定荷重を越えると解除できるようにして
おくと、その箇所の結束状態が解除されて大きなブロッ
クとなって凹部に密着するようになる。
る。なお、以下の説明において上記従来技術と同様な部
位は同一符号を用いて説明する。図1はシートの説明
図、図2はシートの要部を示す説明図、図3はシートの
要部を示す断面図、図4はシートの敷設状態を示す説明
図である。
置し、その連続する護岸用函体2によって築造する陸地
側に砕石等によって裏込め部3を形成する。この裏込め
部3の表面の大きな凹凸をなくすために潜水作業によっ
て表面の均し作業を行う。なお、均し作業が可能でない
場合にはそのままの状態で以下の作業を行う。このよう
にして均された裏込め部3の表面全域にわたって織布に
よるシートを敷き拡げて覆う。
面(本実施例では上面)に、可撓性があり、シート材6
より伸びの少ない材料、例えばチェーン、ワイヤーロー
プ、合成繊維ロープ等の支持材7を三角形、格子状、亀
甲状等の多角形や縞状にして配置し、シート材6にブロ
ック状にたるみをもたせるように所定間隔例えば多角形
のものはその各交差点においてその支持材7をシート材
6に結束材8で結束してシートを構成する。従って、図
2、図3に示す如く、シート材6は支持材7に結束材8
で結束された箇所によって釣られたような状態になる。
ート材6に取り付けた結束体に支持材7を結束するもの
で、その結束材8はロープや金属等から成る結束治具で
あり、シート材6と支持材7を確実且つ迅速に連結でき
るものならどのような構造のものでもよい。なお上記説
明は、シート材6全体を支持材7に結束したものとして
説明をしたが、シート材6の一部を支持材7と結束して
部分的にたるませた状態を構成してもよい。
の表面全域にわたって敷き拡げて覆い、図4に示す如
く、その上に埋め立て土砂5を投入して陸地を築造す
る。この際、シートはシート材6の面積ではなく支持材
7で支持された面積で覆うためにシート材6のブロック
状のたるんだ部分はそのたるんだ状態で裏込め部3を覆
うことになり、裏込め部3の表面に沿ってシートは敷設
され、しかも表面の凹凸にシート材6の支持材7で支持
されたブロック状のたるんだ部分が入り込んだ状態で密
着して覆って埋め立て土砂5を支えることになる。
凹部が大きかったり深かったりしてシート材6ある設定
以上の埋め立て土砂の荷重がかかった場合にシート材6
と支持材7との結束状態が解除されてブロック状態が大
きくなって凹部に沿うようにしておくともできる。した
がって、シート上に埋め立て土砂5を投入すると、埋め
立て土砂5はシート材6上に積載されるが、部分的な凹
部においてはシート材6のたるみでは達しきれないで凹
部表面に密着しない場合があり、その部分は凹部表面と
シートとの間に隙間が生じることがあるが、そのような
場合に上記のように、シート材6ある設定以上の埋め立
て土砂の荷重がかかった場合にシート材6と支持材7と
のその箇所の結束状態が解除される構造としておくとブ
ロック状態が大きくなって凹部に沿うことができる。こ
のようにならなくとも、一般的にはシートは、支持材7
によってブロック状に支えられるシート材6の各ブロッ
クによって埋め立て土砂の荷重を支えることになり、全
体の積載荷重は支持材7とシート材6とによって支える
ことができる。
部分的には各ブロックのたるみおよび支持材7の支持力
により、裏込め部3凹部へシートが引き寄せられて接続
部に隙間が発生したりシート材6が破損したりすること
がないために投入した埋め立て土砂の流出がなく、裏込
め部3を通って護岸用函体2の連続する隙間から漏出す
るようなことがない。したがって築造された陸地は長期
にわたって安定を保つことができる。
を敷設する場合で説明したが、裏込め部を設けずに、基
礎1の上に護岸用函体2を載置し、その陸地側に埋め立
て土砂を投入する場合がある。その場合には基礎1の斜
面に上記シートを敷設してその陸地側内に埋め立て土砂
を投入することになる。このようにすることにより、基
礎の隙間に投入した埋め立て土砂がしみ込んでしまうよ
うなことがない。
礎の上に護岸用函体を連続させて載置し、その連続する
護岸用函体によって築造する陸地側に裏込め部を形成
し、この裏込め部の表面全域にわたって、シート材の上
面もしくは下面に可撓性があり、シート材より伸びの少
ない材料により多角形や縞状にして配置して所定間隔に
結束した支持材によりシート材にブロック状にたるみを
もたせるように構成したシートで覆い、このようなシー
トで覆われた裏込め部上に埋め立て土砂を投入して陸地
を築造するようにしたことにより、シートの敷設面の凹
凸に対して埋め立て土砂による上載荷重が作用した場合
に、シートは部分的な凹部において、凹部がブロック状
のたるみで密着させて覆うことができる場合にはそれで
凹部を覆って埋め立て土砂はその上に搭載され、また、
シート材のたるみでは達しきれないで凹部表面に密着し
ない場合には、その部分は凹部表面とシートとの間に隙
間が生じるが、シートは、支持材によってブロック状に
支えられるシート材の各ブロックによって埋め立て土砂
の荷重を支えることになり、全体の積載荷重は支持材と
シート材とによって支えることになる。したがって、凹
部へシートが引き寄せられて接続部に隙間が発生したり
シート材が破損したりすることがないために投入した埋
め立て土砂の流出がなく、裏込め部や基礎にしみ込んだ
り護岸用函体の連続する隙間から漏出するようなことが
ない。したがって築造された陸地は長期にわたって安定
を保つことができることになる。
ないために、潜水作業の軽減をはかることができ、さら
に、水深の深い個所での潜水作業をなくすことができる
効果を有する。
Claims (2)
- 【請求項1】 基礎の上に護岸用函体を連続して載置
し、その連続する護岸用函体によって陸地側に裏込め部
を形成し、この裏込め部の表面全域を、シート材の上面
もしくは下面に、可撓性があり、シート材より伸びの少
ない材料により多角形や縞状に形成した支持材を配置
し、この支持材にシート材を所定間隔に結束材で結束
し、その結束状態を埋め立て土砂の荷重が設定荷重を越
えて作用した際にその箇所の結束材の結束を解除可能に
すると共にシート材にブロック状のたるみをもたせるよ
うに構成したシートで覆い、このシートで覆われた裏込
め部上に埋め立て土砂を投入して陸地を築造することを
特徴とする埋め立て工法。 - 【請求項2】 基礎の上に護岸用函体を連続して載置
し、その連続する護岸用函体による陸地側の基礎斜面の
表面全域を、シート材の上面もしくは下面に、可撓性が
あり、シート材より伸びの少ない材料により多角形や縞
状に形成した支持材を配置し、この支持材にシート材を
所定間隔に結束材で結束し、その結束状態を埋め立て土
砂の荷重が設定荷重を越えて作用した際にその箇所の結
束材の結束を解除可能にすると共にシート材にブロック
状のたるみをもたせるように構成したシートで覆い、こ
のシートで覆われた基礎上に埋め立て土砂を投入して陸
地を築造することを特徴とする埋め立て工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08658195A JP3502895B2 (ja) | 1995-04-12 | 1995-04-12 | 埋め立て工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08658195A JP3502895B2 (ja) | 1995-04-12 | 1995-04-12 | 埋め立て工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08284133A JPH08284133A (ja) | 1996-10-29 |
JP3502895B2 true JP3502895B2 (ja) | 2004-03-02 |
Family
ID=13890980
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08658195A Expired - Fee Related JP3502895B2 (ja) | 1995-04-12 | 1995-04-12 | 埋め立て工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3502895B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5685795B2 (ja) * | 2011-02-04 | 2015-03-18 | 東洋建設株式会社 | 水中敷設シート |
-
1995
- 1995-04-12 JP JP08658195A patent/JP3502895B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08284133A (ja) | 1996-10-29 |
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