JP3502886B2 - 毛羽伏せ装置 - Google Patents

毛羽伏せ装置

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    • B65H54/00Winding, coiling, or depositing filamentary material
    • B65H54/70Other constructional features of yarn-winding machines
    • B65H54/705Arrangements for reducing hairyness of the filamentary material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/30Handled filamentary material
    • B65H2701/31Textiles threads or artificial strands of filaments

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  • Textile Engineering (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、給糸ボビ
ンの紡績糸を巻取パッケージに巻き返す自動ワインダー
に設けられ、紡績糸の毛羽を伏せるのに好適な毛羽伏せ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、リング紡績での紡績糸の生産
は、原綿や羊毛などの繊維を撚って紡績糸を形成して、
給糸ボビンに巻き取る。紡績糸を巻いた給糸ボビンは、
自動ワインダーに搬送され、自動ワインダーにおいて、
紡績糸の欠陥を検出しつつ、多数本の給糸ボビンを糸継
してコーンやチーズ状のパッケージに巻き返される。自
動ワインダーでは、給糸ボビンの紡績糸を解舒して、テ
ンサーにより張力を付与しつつ、紡績糸を多数の糸ガイ
ドで案内しながらパッケージに巻き返している。この巻
き返しにおいて、紡績糸がテンサーや糸ガイドを通過す
る度に摩擦を受け、巻き返し前の紡績糸に存在する毛羽
が巻き返し後に増加するという傾向にある。また、紡績
糸の毛羽は、糸の風合に関係し、毛羽がない方が良いと
いうものではないが、毛羽が多すぎると、後工程で糸を
ガイドに通す時に引っ掛りが生じる等という問題が起こ
る。
【0003】そのため、自動ワインダーでは、紡績糸の
毛羽の発生を抑制する毛羽伏せ装置を備えることが行わ
れている。紡績糸の毛羽を良好に抑制することができる
従来の毛羽伏せ装置として、紡績糸が通過する糸通路内
へのエア噴射により旋回流を起こすノズル手段と、旋回
流により紡績糸に施される撚りの伝播を止める撚り止め
ガイドから構成したものが知られている。この毛羽伏せ
装置において、撚り止めガイドは、ノズル手段から紡績
糸の上下流側に夫々配置されている。この毛羽伏せ装置
では、旋回流により、各撚り止めガイドを撚り止め点
(節)として、紡績糸をバルーニングして解撚、追撚す
ることで、毛羽を紡績糸を構成する繊維に撚り込むこと
により、毛羽伏せ処理を行うものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
毛羽伏せ装置では、3〜4mm長以上の毛羽の抑制を期
待する場合に、その効果が期待通りに得られないという
問題があった。また、同様のことであるが、紡績糸の繊
維長が長くなり、必然的に毛羽も長くなると、紡績糸の
毛羽を伏せるという効果が期待通りに得られないという
問題があった。特に、剛性が高く、毛羽長さも長くなる
羊毛糸(ウール)では、毛羽伏せが困難であった。
【0005】本発明は、紡績糸の剛性や繊維長に関係な
く、紡績糸の毛羽伏せ機能を充分発揮することのできる
毛羽伏せ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の毛羽伏せ装置
(請求項1)は、糸通路内への気体噴射にて旋回流を起
こすノズル手段と、ノズル手段から紡績糸の走行方向の
上下流側に夫々配置され、旋回流により紡績糸に施され
る撚りの伝播を止める撚り止め手段とを備えている。そ
して、毛羽伏せ装置では、ノズル手段の旋回流を、上流
側の紡績糸に解撚するように作用させ、ノズル手段から
上流側の撚り止め手段までの距離を、下流側の撚り止め
手段までの距離より長くしたものである。ノズル手段の
下流側の追撚区間で、長い毛羽を撚り込むためには、紡
績糸の構成繊維や毛羽を充分に解撚する必要性から、少
なくとも毛羽長さ以上の解撚長さが必要となり、ノズル
手段の上流側の解撚区間は長い方が望ましいことにな
る。また、追撚区間では、紡績糸のバルーニングによ
り、紡績糸が振り回され、毛羽に遠心力が作用し、毛羽
の先端が撚り込むべき方向と反対側に広げられる傾向と
なる。従って、毛羽の遠心力を小さくすると同時に、追
撚効果を高めるため追撚区間は短くすることが望ましい
ことになる。以上の理由から、本発明の毛羽伏せ装置
(請求項1)では、上記解撚区間及び追撚区間における
条件を満たすべく、ノズル手段から上流側(解撚側)の
撚り止め手段までの距離を、下流側(追撚側)の撚り止
め手段までの距離より長くした。これにより、長い毛羽
を効果的に抑制することができる。このため、繊維長が
長く、毛羽も長くなる紡績糸の毛羽抑制にも好適であ
る。
【0007】本発明の毛羽伏せ装置(請求項2)では、
ノズル手段から上流側の撚り止め手段までの間に、その
間に形成される紡績糸のバルーンの径を絞る手段を設け
たものである。追撚区間のみならず、解撚区間において
も、紡績糸のバルーンの径が大きくなると、毛羽の先端
が遠心力により撚り込む方向と反対側に広げられる傾向
になり、解撚区間での毛羽伏せ効果が小さくなる。これ
を解消するため、解撚区間において、紡績糸のバルーン
の径を絞る手段を設けて、紡績糸のバルーンを潰すこと
で、解撚区間を長くしても、毛羽の先端に作用する遠心
力が小さく抑えられるようにする。これにより、解撚区
間で毛羽が広がることなく、十分な解撚が行われ、追撚
区間での毛羽伏せ効果を高めることができる。
【0008】本発明の毛羽伏せ装置(請求項3)では、
バールンの径を絞る手段が、ノズル手段から上流側の撚
り止め手段までの紡績糸に接して、紡績糸のバルーンの
径を規制する1個又は複数個の部材である。バルーンの
径を絞る手段の具体例としては、紡績糸に接し、紡績糸
のバルーンの径を規制する1個又は複数個の部材が挙げ
られる。複数個の部材でバルーンの径を規制すると、各
部材による撚り止め効果の発生がなくなり好ましい。
【0009】本発明の毛羽伏せ装置(請求項4)では、
上流側の撚り止め手段及びバルーンの径を絞る手段を、
複数の櫛刃を有し、櫛刃と紡績糸との接触により紡績糸
に張力を付与するゲート式テンサーとしてものである。
ノズル手段より上流側の撚り止め手段及びバルーンの径
を絞る手段をゲート式テンサーとすることにより、紡績
糸のバルーンに径方向から適切なテンションを付与し、
解撚区間の長さを短くすることなく、紡績糸のバルーン
の径方向の広がりを抑えることができる。これにより、
解撚区間を長くした効果とバルーンの径の広がりを抑え
る効果との相乗効果により、毛羽を効果的に抑えること
ができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の毛羽伏せ装置について、
図面を参照して説明する。なお、毛羽伏せ装置として
は、図5に示す自動ワインダーXに適用した例について
説明する。
【0011】図5において、毛羽伏せ装置1は、自動ワ
インダーXに設けられている。この自動ワインダーX
は、多数錘の巻取ユニット65を並設して構成される。
各巻取ユニット65は、ガイドプレート52、張力付与
装置53、毛羽伏せ装置1及びヤーントラップ54から
なるテンサーボックスTを備えている。これら各巻取ユ
ニット65は、所定位置に供給される給糸ボビンBから
解舒する紡績糸Yを、バルーンブレーカ66、テンサー
ボックスT、及び紡績糸Yの欠陥を検出するスラブキャ
ッチャ67等を経て、綾振ドラム68にて回転されるパ
ッケージPに巻き返す。また、各巻取ユニット65に
は、パッケージ側の糸端を糸継装置69へ案内する上糸
吸引部材70と、給糸ボビンB側の糸端を糸継装置69
へ案内する下糸吸引部材71とが設けられている。
【0012】次に、毛羽伏せ装置1の具体的な構成を、
図1〜図4により説明する。図1及び図2に示す毛羽伏
せ装置1は、巻取ユニット65の糸走行路d中に設けら
れている。なお、紡績糸Yは、羊毛(ウール)や綿など
の繊維を撚って形成されたものである。そして、毛羽伏
せ装置1は、巻取ユニット65のテンサーボックスTに
配置されている。この毛羽伏せ装置1は、ノズル手段2
と、ノズル手段2から紡績糸Yの走行方向の下流側及び
上流側に配置される撚り止め手段3,4とを備え、張力
付与装置として巻取ユニット65に備えられたゲート式
テンサー53を上流側の撚り止め手段4として兼用した
ものである。詳しくは、ゲート式テンサー53を構成す
る複数の櫛刃の一つを上流側の撚り止め手段4としてい
る。
【0013】ノズル手段2は、図3及び図4にも示す如
く、セラミックス製のノズル本体5と、ノズル本体5を
嵌め込んだホルダー6とからなる。ノズル本体5には、
紡績糸Yを通過させる糸通路7と、糸通路7内に圧縮エ
ア等を噴射する複数の気体噴射穴8等が形成されてい
る。糸通路7は、ノズル本体5の糸走行方向に貫通する
円柱状に形成されている。この糸通路7内には、該糸通
路7の軸心Sから平行に偏心した位置に糸導入用スリッ
ト9が開口しており、糸導入用スリット9に連続して糸
導入口10が形成されている。糸導入口10は、スリッ
ト9から扇状に広がって、スリット9とともにノズル本
体5の軸方向に貫通している。各気体噴射穴8は、糸通
路7内に開口しており、該糸通路7の軸方向(糸走行方
向)の中程に形成されている。これら各気体噴射穴8
は、糸通路7内周回りに形成され、接線方向に糸通路7
内に開口している。このノズル手段2は、各気体噴射穴
8から糸通路7内に圧縮エアを噴射することで、糸通路
7の内周に沿った旋回流を起こして、紡績糸Yを旋回さ
せバルーニングさせる。ノズル手段2の旋回流は、ノズ
ル手段2の上流側(給糸ボビンB側)で紡績糸Yに解撚
を施し、連続してノズル手段の下流側(パッケージP
側)で紡績糸Yに追撚を施す方向に形成されている。な
お、ノズル手段2の旋回流の方向は、各気体噴射穴8が
糸通路7内に開口する方向で決定され、紡績糸Yの撚り
方向が逆になれば、図3に示す気体噴射穴8の開口方向
も逆になる。
【0014】下流側の撚り止め手段3は、ノズル手段2
の旋回流により紡績糸Yに施される撚りの伝播を止める
もので、ノズル手段2から紡績糸Yの下流側(パッケー
ジP側)に配置されている。この撚り止め手段3は、図
4にも示す如く、撚り止めガイド15と、押えガイド1
6とでなる。撚り止めガイド15は、ノズル手段2の気
体噴射穴8から距離aをもって糸通路7の下流側(パッ
ケージP側)に位置して、ノズル手段2のホルダー6の
側面に固定されている〔図2参照〕。この撚り止めガイ
ド15は、糸通路7の軸心Sから糸導入口10上に向か
って開放されたV字状のガイド溝17を有している。ガ
イド溝17の底は、糸通路7の軸心S上の近傍に位置し
ている〔図4参照〕。押えガイド16は、撚り止めガイ
ド15から更に紡績糸Yの糸走行方向の下流側(パッケ
ージP側)に位置して、該撚り止めガイド15に並設さ
れている。この押えガイド16は、レバー18によりシ
ャフト19に支持され、該シャフト19を中心として旋
回自在にされている。これで、押えガイド16は、紡績
糸Yを撚り止めガイド15のガイド溝17内に導入可能
な退避位置〔図6参照〕と、紡績糸Yを撚り止めガイド
15で屈曲させた状態でガイド溝17内に保持する作動
位置〔図7参照〕にされる。
【0015】上流側の撚り止め手段4は、ノズル手段2
の旋回流により紡績糸Yに施される撚りの伝播を止める
もので、ノズル手段2から紡績糸Yの糸走行方向の上流
側(給糸ボビンB側)に配置されている。この撚り止め
手段4は、紡績糸Yとの接触により張力を付与するゲー
ト式テンサー53で兼用されている。ゲート式テンサー
53は、固定櫛刃56、及び可動櫛刃57のそれぞれを
複数備えて構成される。各櫛刃56,57は、糸走行路
dの上下で間隔をもって糸走行経路dを挟んで交互に設
けられ、可動櫛刃57を固定櫛刃56の各間に挿入可能
に配置されている。また、上記複数の櫛刃56,57の
1つ(本実施形態ではq点の櫛刃56)が撚り止め手段
4となっている。固定櫛刃56は、プレート58により
テンサーボックスTに固定されている。可動櫛刃57
は、アーム59によりシャフト19に支持され、該シャ
フト19を中心として旋回自在にされている〔図1参
照〕。そして、可動櫛刃57は、図示省略したばねによ
り固定櫛刃56側に付勢されている。また、各櫛刃5
6,57の先端には、紡績糸Yに接触される円弧状のガ
イド部60が形成されている。これで、各櫛刃56,5
7のガイド部60の間(糸走行路d)に紡績糸Yを通し
た状態で、紡績糸Yを走行させることによって、紡績糸
Yに走行による張力が生じ、可動櫛刃57がばねの付勢
力に抗して固定櫛刃56から離れる方向に若干動くよう
になっている。
【0016】このゲート式テンサー53の撚り止め手段
4となるq点の櫛刃56は、ノズル手段2の気体噴射穴
8から距離bをもって糸通路7の上流側(給糸ボビンB
側)に配置されている〔図2参照〕。この距離bは、気
体噴射穴8から撚り止めガイド15までの距離a、紡績
糸Yの平均繊維長Lなどの条件により決定される。
【0017】具体的な条件として、 (1)長い毛羽を撚り込むには、少なくとも毛羽長さや
平均繊維長以上の紡績糸Yの解撚長さが必要であり、解
撚区間長さである距離bは長い方が望ましい。 (2)紡績糸Yの追撚では、紡績糸Yのバルーニングに
より、紡績糸Yが振り回され、毛羽に遠心力が作用し、
毛羽の先端が撚り込むべき方向と反対側に向けられる傾
向となる。従って、毛羽の遠心力を小さくすると同時
に、追撚区間長さである距離aを短くすることが望まし
い。 上記(1)及び(2)記載の条件により、上記距離bを
上記距離aより長くするとともに、上記距離aと距離b
とを合わせた距離を紡績糸Yの平均繊維長より長くする
ことが好ましく、上記距離bを紡績糸Yの平均繊維長よ
り長くすることがより好ましい。なお、平均繊維長と
は、糸を構成する多数の繊維の長さの平均値をいう。
【0018】また、ノズル手段2から撚り止め手段4で
あるq点の櫛刃56までの間には、ゲート式テンサー5
3の複数の櫛刃56,57が存在する。上記複数の櫛刃
56,57は、ノズル手段2から撚り止め手段4までの
間の紡績糸Yに接して、ノズル手段2の旋回流により生
じる紡績糸Yのバルーニングに、可動櫛刃57に掛かる
ばねの付勢力によって径方向から適切なテンションを与
え、バルーンの径方向の広がりを抑えるようになってい
る。すなわち、上記複数の櫛刃56,57は、紡績糸Y
のバルーンの径を絞る手段となっている。
【0019】次に、毛羽伏せ装置1の作動を、自動ワイ
ンダーXにおける巻き返しとの関係において、図5〜図
7により説明する。なお、図5においては、紡績糸Yが
巻き返されている状態、即ち、給糸ボビンBとパッケー
ジPとの間で紡績糸Yがつながっている状態を示してい
るが、ここでは、紡績糸Yのつながっていない状態、即
ち、紡績糸Yの巻き返し開始前から説明する。
【0020】図5において、紡績糸Yの巻き返し前で
は、各巻取ユニット65の綾振ドラム68を停止してい
る。そして、撚り止め手段3の押えガイド16を旋回さ
せることで、撚り止めガイド15から退避する位置にす
る。また、ゲート式テンサー53の可動櫛刃57を旋回
させることで、固定櫛刃56の各間から退避させる。こ
の状態で、給糸ボビンBから紡績糸Yを解舒し、各固定
櫛刃56のガイド部60内、及びノズル手段2の糸通路
7内に導入した後〔図6参照〕、綾振ドラム68上の巻
取管Bfにつなげる。紡績糸Yを巻取管Bfにつなげた
後、押えガイド16を旋回させることで、紡績糸Yを撚
り止めガイド15のV字溝17内に押し込む。また、可
動櫛刃57を固定櫛刃56に向けて旋回させることで、
紡績糸Yを可動櫛刃57と固定櫛刃56とでジグザグ状
に挟む。この状態で、ノズル手段2の各気体噴射穴8か
ら圧縮エアを糸通路7内に噴射させ、糸通路7内に旋回
流を起こさせる〔図7参照〕。
【0021】続いて、綾振ドラム68を駆動して、給糸
ボビンBから紡績糸Yを解舒して走行させることで、紡
績糸Yの巻き返しを開始する。これで、走行される紡績
糸Yは、撚り止めガイド15のV字溝17、及びテンサ
ー53を撚り止め点p,q(節)としてバルーニングを
開始する。この紡績糸Yのバルーニングは、糸通路7内
に噴射される旋回流により、ノズル手段2の糸走行方向
の上流側で紡績糸Yに解撚を施し、連続してノズル手段
2の糸方向方向の下流側で紡績糸Yに追撚を施すようさ
れる。
【0022】バルーニングが開始されると、走行する紡
績糸Yは、ゲート式テンサー53の各櫛刃56,57と
の接触により、張力を付与されるとともに、バルーンの
広がりが規制される。これにより、紡績糸Yのバルーン
は、ゲート式テンサー53の各櫛刃56,57内の複数
点で、紡績糸Yの下流側(ノズル手段2側)に向かって
潰される(絞られる)状態となり、該各櫛刃56,57
内に撚り止め点qが形成される。また、紡績糸Yのバル
ーンを複数点で潰すことにより、撚り止め点p,qとの
間で、2つのバルーンB1,B2が形成される。この現
象は、テンサー53によりバルーンを複数点で潰す(絞
る)効果に加えて、上記距離b,aの関係に起因するも
のと考えられる〔図7参照〕。なお、ゲート式テンサー
53の固定櫛刃56に対する可動櫛刃57の付勢力を制
御して、テンサー53によるバルーンの径方向からの絞
り度合を調整することで、紡績糸Yのバルーンの広が
り、即ち絞り効果を制御できる。
【0023】走行される紡績糸Yは、バルーニングに伴
って、仮撚りが施される。仮撚りは、ノズル手段2より
紡績糸Yの上流側(テンサー53側)で解撚を形成し、
ノズル手段2より紡績糸Yの下流側(撚り止めガイド1
5側)で追撚を形成する。この仮撚りは、撚り止めガイ
ド15及びテンサー53の撚り止め点p,qにより伝播
が止められ、各撚り止め点p,qの間に限定される。そ
して、解撚区間においては、紡績糸Yの平均繊維長より
上記距離bを長くすることにより、長い毛羽を繊維に撚
り込ませるために充分な解撚が施される。また、解撚区
間においては、紡績糸YのバールンB2を絞る効果によ
り、毛羽に作用する遠心力を小さくして、毛羽の先端が
撚り込むべき方向に対して反対側に広がらないよう抑制
される。また、追撚区間においては、上記距離aを距離
bより短くすることにより、毛羽に作用する遠心力を小
さくして、毛羽の先端が撚り込むべき方向に対して反対
側に広がらないよう抑制される。これにより、紡績糸Y
は、毛羽伏せ処理を施すのに充分な解撚が施され、続く
追撚により長い毛羽が糸を構成する繊維に撚り込まれ、
毛羽伏せ処理が行われることになる。
【0024】走行する紡績糸Yは、毛羽伏せ装置1によ
り毛羽伏せ処理が行われた後、巻取管Bfにパッケージ
Pとして巻き返される。
【0025】また、各巻取ユニット65は、紡績糸Yの
巻き返し中に、紡績糸Yの欠陥を発見等すると、紡績糸
Yを切断し、欠陥を除去し糸継を行う。このときは、毛
羽伏せ装置1における気体噴射を停止して、給糸ボビン
B側の糸端をサクションノズル54で吸引・捕捉する。
そして、下糸吸引部材71をバルーンブレーカ66の近
傍まで旋回させ、サクションノズル54で捕捉されてい
る糸端を吸引して糸継装置69へ案内する。このとき、
ゲート式テンサー53の可動櫛刃57及びノズル手段2
の押えガイド16等は退避位置〔図6参照〕にあり、給
糸ボビンB側の糸端はテンサー53、ノズル手段2及び
下流側の撚り止め手段3に通される。同時に、上糸吸引
部材70にてパッケージP側の糸端を吸引して、糸継装
置69に案内することで、糸継装置69により糸継ぎを
実行する。糸継ぎが終わると、テンサーボックスTのテ
ンサー53、毛羽伏せ装置1等を作動位置〔図7参照〕
にして、紡績糸Yの毛羽伏せ処理を付加した巻き返しが
開始される。
【0026】本発明の毛羽伏せ装置1によれば、紡績糸
Yの平均繊維長に応じて、上記(1)及び(2)記載の
条件により上記距離a,bを決定し、ゲート式テンサー
53により紡績糸YのバルーンB2に径方向から適切な
張力を付与し、バルーンB2を1点又は複数点で絞るよ
うにすれば、紡績糸Yの平均繊維長が長く、長い毛羽が
存在する紡績糸Yであっても、毛羽伏せ処理を効果的に
実施することが可能となる。また、この毛羽伏せ装置1
では、剛性が高い紡績糸Yに対しても、毛羽伏せ処理を
効果的に実施できる。
【0027】なお、本発明の毛羽伏せ装置1では、上流
側の撚り止め手段4をゲート式テンサー53で兼用した
ものを示したが、これに限定されるものでない。例え
ば、上流側の撚り止め手段4を、下流側の撚り止め手段
3と同様な、撚り止めガイド及び押えガイドとで構成で
きる。この構成においても、紡績糸Yを解撚するための
距離を充分に確保できるので、短繊維の紡績糸のみなら
ず、繊維長が長く、長い毛羽が混在する紡績糸の毛羽伏
せ処理を効果的に実施できる。なお、この場合、張力付
与装置を別途設ける必要があるが、その張力付与装置は
ゲート式テンサーを用いても、ディスク式テンサーを用
いてもよい。また、上流側の撚り止め手段4は、種々の
手段が採用できる。例えば、1枚の撚り止めガイドで紡
績糸Yを撚り止めする手段、2枚のプレートを突き合わ
せて紡績糸Yを挟持して撚り止めする手段であったり、
2枚のプレートの間に1枚のプレートを挿入して、紡績
糸Yのバルーンを複数点で絞りつつ撚り止めする手段で
あってもよい。
【0028】そして、本発明の毛羽伏せ装置1を、自動
ワインダーXに適用することで、給糸ボビンBの解舒
時、或いはテンサー53での張力付与時に発生する毛羽
を効果的に伏せることができ、毛羽の発生を抑制した紡
績糸Yの巻き返しが可能となる。また、毛羽伏せ装置1
の適用としては、自動ワインダーXに限定されものでな
く、例えば、合糸機、合撚糸機等に適用することもでき
る。
【0029】また、毛羽伏せ装置1の出口側近傍にサク
ションノズル54を配置しておけば、毛羽伏せ装置1か
ら出る毛羽を飛散させずに回収することもできる。さら
に、毛羽伏せ装置1の下流に紡績糸Yのワックスを付与
するワキシング装置を付設することもできる。さらに、
繊維を撚った紡績糸Yに撚りを施す旋回流を起こさせる
気体としては、圧縮エアの他に、蒸気又は水滴を含む加
湿エアを用いることができる。蒸気を用いると、糸通路
17を通過する紡績糸Y及び糸通路7の内周を加熱する
ことができ、糸通路7内周との接触でアイロン掛けと同
様な状態となって、毛羽の少ない形態を維持するヒート
セットができる。また、加湿エアや蒸気に晒すことによ
り、紡績糸Yの毛羽を柔らかくできる。これによって、
糸通路7で撚りが施される紡績糸Yは、解撚と追撚によ
る仮撚にて柔らかくされた毛羽を効果的に繊維に絡ませ
て巻き込むことができる。また、旋回流を起こさせる気
体としては、乾燥加熱エアを用いることもできる。
【0030】
【実施例】自動ワインダーXにより紡績糸Yを巻き返し
た実験結果を図8に示す。図8の実験結果は、巻き返し
前後の毛羽増加率を毛羽長さとの関係において示したも
のである。
【0031】実験条件としては、剛性の高い羊毛(ウー
ル)を撚った紡績糸であって、平均繊維長L=64mm
であった。また、自動ワインダーによる巻き返し速度V
を、V=800m/minとしたものである。
【0032】実験態様は、本発明となる実施例、比較例
1,2の3タイプについて実施したものである。本発明
となる実施例は、本発明の毛羽伏せ装置1を設けて、自
動ワインダーにより紡績糸を巻き返したものである。そ
して、図2に示す如く、上流側の撚り止め手段4をゲー
ト式テンサー53で兼用し、上記距離bを距離a及び紡
績糸の平均繊維長Lより長くしたものである。比較例1
は、毛羽伏せ装置を設けず、自動ワインダーにより紡績
糸を巻き返したものである。比較例2は、毛羽伏せ装置
を設けて、自動ワインダーにより紡績糸を巻き返したも
のである。そして、ノズル手段の上下流側に撚り止めガ
イドを夫々配置し、ノズル手段から各撚り止めガイドま
での距離a,bを等しくしたものである。
【0033】図8において、本発明となる実施例では、
比較例1,2に比して、毛羽増加率が抑えられているこ
とが判る。このことは、自動ワインダーにより紡績糸の
巻き返しにおいて、テンサー等との接触により毛羽が増
加しても、本発明の毛羽伏せ装置により毛羽伏せ処理が
効果的に行われていることを意味する。特に、本発明と
なる実施例では、比較例1,2に比して、毛羽の長さが
3〜4mmの範囲内で有効である。このように、本発明
となる実施例において、毛羽伏せ処理を効果的に実施で
きるのは、上記距離bを距離a及び紡績糸の平均繊維長
より長くすること、距離b間の紡績糸のバルーンを絞る
ことに起因すると考えられる。このように、本発明とな
る実施例では、短繊維の紡績糸のみならず、紡績糸の繊
維長が長く、長い毛羽が存在する紡績糸の毛羽伏せ処理
にも最適である。しかも、剛性が高く、平均繊維長の長
い紡績糸の毛羽伏せ処理にも最適である。
【0034】
【発明の効果】本発明の毛羽伏せ装置では、ノズル手段
から上流側(解撚側)の撚り止め手段までの距離を、下
流側(追撚側)の撚り止め手段までの距離より長くした
ので、長い毛羽を効果的に抑制することができる。この
ため、繊維長が長く、毛羽も長くなる紡績糸の毛羽伏せ
に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】毛羽伏せ装置を設置した巻取機のテンサーボッ
クスを示す斜視図である。
【図2】図1の毛羽伏せ装置の拡大斜視図である。
【図3】図1の毛羽伏せ装置のノズル手段の断面図であ
る。
【図4】図1の毛羽伏せ装置の上面図である。
【図5】図1の毛羽伏せ装置を適用した自動ワインダー
を示す構成図である。
【図6】押えガイド及びゲート式テンサーの可動櫛刃が
退避位置となった毛羽伏せ装置の側面断面図である。
【図7】押えガイド及びゲート式テンサーの可動櫛刃が
作動位置となった毛羽伏せ装置の側面断面図である。
【図8】自動ワインダーにより紡績糸を巻き返した実験
結果を示すグラフ図である。
【符号の説明】
1 毛羽伏せ装置 2 ノズル手段 3 撚り止め手段 4 撚り止め手段 7 糸通路 53 ゲート式テンサー 56 固定櫛刃 57 可動櫛刃 X 自動ワインダー(巻取機) Y 紡績糸 d 糸走行路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開2001−139231(JP,A) 特開 平8−27636(JP,A) 特開 平8−277067(JP,A) 特開 平3−211171(JP,A) 特開2000−191236(JP,A) 特開 平10−265129(JP,A) 特開2000−272832(JP,A) 特開2002−68594(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D01H 13/00 B65H 54/70

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紡績糸の糸走行路中に設けられる毛羽伏
    せ装置であって、 前記紡績糸を通過させる糸通路を有し、該糸通路内への
    気体噴射にて旋回流を起こさせるノズル手段と、 前記ノズル手段から前記紡績糸の走行方向の上下流側に
    夫々配置され、前記旋回流により前記紡績糸に施される
    撚りの伝播を止める撚り止め手段とを備え、 前記ノズル手段の旋回流が、上流側の前記紡績糸に解撚
    を施すように作用し、前記ノズル手段から上流側の前記
    撚り止め手段までの距離を、該ノズル手段から下流側の
    前記撚り止め手段までの距離より長くしたことを特徴と
    する毛羽伏せ装置。
  2. 【請求項2】 前記ノズル手段から上流側の前記撚り止
    め手段までの間に、その間に形成される前記紡績糸のバ
    ルーンの径を絞る手段を設けたことを特徴とする請求項
    1に記載の毛羽伏せ装置。
  3. 【請求項3】 前記バルーンの径を絞る手段が、前記ノ
    ズル手段から前記上流側の撚り止め手段までの紡績糸に
    接して、該紡績糸のバルーンの径を規制する1個又は複
    数個の部材であることを特徴とする請求項2に記載の毛
    羽伏せ装置。
  4. 【請求項4】 前記上流側の撚り止め手段及び前記バル
    ーンの径を絞る手段が、複数の櫛刃を有し、該櫛刃と紡
    績糸との接触により該紡績糸に張力を付与するゲート式
    テンサーであることを特徴とする請求項3に記載の毛羽
    伏せ装置。
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