JP3502736B2 - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

Info

Publication number
JP3502736B2
JP3502736B2 JP233597A JP233597A JP3502736B2 JP 3502736 B2 JP3502736 B2 JP 3502736B2 JP 233597 A JP233597 A JP 233597A JP 233597 A JP233597 A JP 233597A JP 3502736 B2 JP3502736 B2 JP 3502736B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
deflection mirror
image forming
mirror
color image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP233597A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10197810A (ja
Inventor
信夫 岩田
貢 杉山
敏哉 佐藤
賢史 篠原
豊 塩
知典 薮田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP233597A priority Critical patent/JP3502736B2/ja
Publication of JPH10197810A publication Critical patent/JPH10197810A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3502736B2 publication Critical patent/JP3502736B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等のカラー画像形成装置に関し、詳し
くは、複数の色のトナー像を重ね合わせる方式のカラー
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、この種のカラー画像形成装置の全
体構成を、2つのタイプに基づいて説明する。図3は、
感光体ドラム上に色重ねするタイプのカラー画像形成装
置の全体構成を示している。同図に示すように、回転す
る感光体ドラム1の周囲には、帯電器2、露光器9、4
つの異なる色のトナー(ブラックBk、イエローY、マ
ゼンタM、シアンC)を保持した各現像器3、転写器
4、感光体クリーナ5が配置されている。感光体ドラム
1は時計回りに回転しており、帯電器2によって一様に
帯電される。露光器9は、画像書き込み信号に応じたレ
ーザ変調光10を出力し、感光体ドラム1上に走査させ
る。レーザ光によって露光された感光体ドラム1には静
電潜像が形成される。ここで、露光される画像パターン
は、カラー画像をイエロー、マゼンタ、シアン、ブラッ
クに色分解した単色の画像パターンである。
【0003】形成された第1色目の静電潜像は、第1色
目の現像器によって現像され、これによって第1色目の
トナー像が得られる。次に、帯電器2によって帯電され
た感光体ドラム1をレーザ光が照射し、第2色目の露光
が行われる。形成された第2色目の静電潜像は、第2色
目の現像器によって現像され、感光体ドラム1上に第2
色目のトナー像が得られる。以下、第3色目、第4色目
も同様な処理が行われ、感光体ドラム1上に4色重ね合
わせのトナー像が得られる。この後、転写紙8に転写器
4によってトナー像が転写され、定着器7を経て4色フ
ルカラーのカラー画像が得られる。
【0004】図4は、搬送ベルトに沿って画像形成部が
並置された、いわゆるタンデムタイプのカラー画像形成
装置の全体構成を示している。各々異なる色(イエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラック)の画像を形成する画
像形成部50Y、50M、50C、50Kは、転写紙5
8を搬送する搬送ベルト61に沿って一列に配置されて
いる。搬送ベルト61は、その一方が駆動回転する駆動
ローラで他方が従動回転する従動ローラである搬送ロー
ラ62、63によって架設されており、搬送ローラ6
2、63の回転により矢印方向に回転駆動される。搬送
ベルト61の下部には、転写紙58が格納された給紙ト
レイ64が備えられている。格納された転写紙58のう
ち最上位置にある転写紙は、画像形成時には給紙され、
静電吸着によって搬送ベルト61上に吸着される。吸着
された転写紙58は、第1の画像形成部50Y(イエロ
ー)に搬送され、ここでイエローの画像形成が行われ
る。第1の画像形成部50Yは、感光体ドラム51Y
と、感光体ドラム51Yの周囲に配置された帯電器52
Y、露光器59Y、現像器53Y、感光体クリーナ55
Yから構成されている。感光体ドラム51Yの表面は、
帯電器52Yで一様に帯電された後、露光器59Yによ
りイエローの画像に対応したレーザ光60Yで露光さ
れ、静電潜像が形成される。形成された静電潜像は、現
像器53Yで現像され、感光体ドラム51Y上にトナー
像が形成される。このトナー像は、感光体ドラム51Y
と搬送ベルト61上の転写紙58と接する位置(転写位
置)で転写器54Yによって転写され、転写紙58上に
は単色(イエロー)の画像が形成される。転写が終わっ
た感光体ドラム51Yは、ドラム表面に残ったトナーを
感光体クリーナ55Yによってクリーニングされ、次の
画像形成に備えることになる。
【0005】このように、第1の画像形成部50Yで単
色(イエロー)の画像を転写された転写紙58は、搬送
ベルト61によって第2の画像形成部50M(マゼン
タ)に搬送される。ここでも、同様に、感光体ドラム5
1M上に形成されたトナー像(マゼンタ)は、転写紙5
8上に重ねて転写される。転写紙58は、更に、第3の
画像形成部50C(シアン)、第4の画像形成部50K
(ブラック)に搬送され、同様に形成されたトナー像を
転写される。第4の画像形成部50Kを通過してカラー
画像が形成された転写紙58は、搬送ベルト61から剥
離され、定着器57で定着された後、排紙トレイ65に
排紙される。
【0006】上記2つのタイプのカラー画像形成装置に
おいては、感光体ドラムを駆動する図示しない駆動モー
タの回転速度変動や回転軸の偏心などによる感光体ドラ
ムの速度変動によって、レーザ光が感光体ドラムを走査
する際に副走査方向の間隔にムラが生じてしまうことが
あった。この時、走査位置(書き込み位置)の速度変動
によって副走査方向の書き込みライン間隔が一定でなく
なるため、画像ピッチムラなどの画像濃度の濃淡現象が
生じ、画像品質が著しく落ちてしまうことがあった。
【0007】また、タンデムタイプのカラー画像形成装
置においては、感光体ドラムの速度変動に加え、搬送ベ
ルトの速度変動によっても同様に副走査方向のピッチム
ラや副走査方向の位置ズレが生じ、画像品質が落ちてし
まうことがあった。
【0008】そこで、この種のカラー画像形成装置にお
いては、ドット位置ズレをより一層なくして高画質なカ
ラー画像を得るために、定常的(静的)なレジスト位置
ズレを補正するのみでなく、副走査方向の動的位置ズレ
についても積極的に位置補正を行う方式が採用されつつ
ある。具体的な補正方式としては、ポリゴンモータの回
転速度を制御する方式や、露光器内の偏向ミラーの位置
を制御する方式等がある。
【0009】ここでは、感光体ドラムや搬送ベルトの速
度変動に対して副走査方向のピッチムラがない画像を得
るための対策法、すなわち、上記タンデムタイプにおけ
る問題に対する対策法について述べる。図5は、図3、
図4で説明したカラー画像形成装置の一部、すなわち、
感光体ドラム、露光器及びその周辺部を模式的に示した
図である。なお、図4においては感光体ドラムが4つあ
るが、その一つの感光体ドラムに注目して示したもので
ある。図5において、破線で囲まれた領域として表示さ
れた露光器19の内部に備えられたレーザダイオード
(LD)20よりレーザ光30が出力される。このレー
ザ光30は、入力される画像信号に基づいて動作するL
D駆動回路32によって変調され、感光体ドラム31を
走査して露光することによって感光体ドラム31上に静
電潜像を形成する。レーザ光30は、ポリゴンモータ2
1に支持された回転多面鏡としてのポリゴンミラー22
によって反射され、fθレンズ25を介して偏向ミラー
23で反射され、感光体ドラム31の周上を主走査方向
に走査する。
【0010】偏向ミラー23の一端には、同期検知セン
サ24が置かれており、この同期検知センサ24は、ポ
リゴンミラー22の1面毎にレーザ光30を受光し、主
走査方向ラインの書き込み基準信号DETを発生する。
この書き込み基準信号DETは、LD駆動回路32に入
力され、LD駆動回路32内でレーザ光30の主走査方
向ラインの書き込み開始タイミングを決める。また、感
光体ドラム31の回転軸31aには、その回転速度V1
を検出するためのエンコーダ26が備えられている。こ
のエンコーダ26は、感光体ドラム31の回転に応じて
パルス信号としてのエンコーダ信号ENCを発生するも
のであり、そのエンコーダ信号ENCの周波数を検出す
ることにより、感光体ドラム31の回転速度を得ること
ができる。エンコーダ信号ENCは、周波数/速度変換
器27に入力され、周波数/速度変換器27では速度信
号V1を出力する。
【0011】得られた速度信号V1は、偏向ミラー制御
回路33に入力され、偏向ミラー制御回路33は検出し
た速度変動に応じたパルス信号PLS-1、PLS-2を出
力する。パルス信号PLS-1、PLS-2は、各々対応す
るパルスモータドライバ34a,34bに送られ、パル
スモータドライバ34a,34bは対応するパルスモー
タ28a、28bを回転駆動させる。パルスモータ28
a、28bには対応する偏心カム29a、29bが取付
けられており、偏心カム29a、29bを押圧する態様
で偏向ミラーホルダ38a、38bが備え付けられてい
る。偏向ミラーホルダ38a、38bは偏向ミラー23
を保持している。
【0012】偏心カム29a、29bが回転すると、偏
心カム29a、29bの回転軸と、偏向ミラーホルダ3
8a、38bと接触している外周部の距離が変化するた
め、偏向ミラーホルダ38a、38bに保持されている
偏向ミラー23が移動する。この偏心カム29a、29
bによる偏向ミラー23の移動を偏向ミラー23の両端
で同時に同量ずつ行うことによって、偏向ミラー23は
矢印で示すような方向に平行移動をすることになる。偏
向ミラー23の平行移動量は、周波数/速度変換器27
によって検出された速度変動V1のうちの低周波成分の
速度変動に基づいて偏向ミラー制御回路33内で決めら
れる。
【0013】このように、従来においては、感光体ドラ
ム(や搬送ベルト)の速度変動に応じて生じる副走査方
向のピッチ変動に対して、露光器内部の偏向ミラーを平
行に移動させることによって、感光体ドラムを露光する
位置を変化させ、そのピッチ変動を補正していた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような、露光器内部の偏向ミラーを平行移動させて副走
査方向のピッチ変動を補正する方法では以下のような問
題がある。すなわち、感光体ドラム等の速度変動に応じ
て偏向ミラーの位置を平行に移動させる場合、その移動
によって、ポリゴンミラーから反射されるレーザ光が感
光体ドラムに照射されるまでの距離(光路長)が変化し
てしまう。図6はその様子を示している。図6におい
て、偏向ミラー23をΔMだけ平行に移動させた時、感
光体ドラム31上のレーザ光30の照射位置PもΔLだ
け移動するとともに、レーザ光30の光路長もΔMだけ
変化してしまう。このような光路長の変動は、その主走
査方向のラインの長さの変動となってしまうという不具
合が生じる。図7は、この不具合を説明する図である。
実際には偏向ミラー23によってレーザ光30はその進
路を変えるが、判り易いように平面的に示している。図
7から、偏向ミラー23の平行移動によって光路長がΔ
Mだけ変わる場合、感光体ドラム31上での主走査方向
の長さ(主走査ライン長)がΔLだけ変化してしまうこ
とが分かる。
【0015】これを具体例をもって説明する。図7に示
すように、fθレンズ25から感光体ドラム31の照射
位置Pまでの距離を300mm 、そのビームの広がり幅を80
mmとして考えてみる。偏向ミラー23がΔM=0.1mm だ
け平行移動した場合、光路長は300.1mm となり、主走査
ライン長も80/300×300.1=80.027mm となる。すなわ
ち、主走査ライン長が約ΔL=27μm 長くなってしまう
ことになる。図7でも分かるように、このライン長の変
動は主走査ラインの両端で生じるため、全体では2×Δ
L分、すなわち、54μm 相当のライン長の変動が生じる
ことになる。この変動量は、例えば画素密度600(dpi)の
画像の場合には1ドットは約42μm であるから、1ドッ
ト以上の位置ズレとなってしまうことになる。
【0016】偏向ミラー制御回路33は、検出速度V1
から速度の変動分ΔV1を求め、その速度変動から生じ
る副走査ラインのピッチ変動を算出する。更に、そのピ
ッチ変動に応じて偏向ミラー23の位置を平行移動させ
るようにパルスモータドライバ34a,34bにパルス
信号を出力する。図8では、この偏向ミラー23の速度
変動V1に対するミラー平行移動量ΔMを示している。
また、このように偏向ミラー23の平行移動を行った場
合の主走査ラインのライン長の変動(2×ΔL)も示し
ている。
【0017】本発明は、感光体ドラム等の速度変動に応
じて生じる副走査方向のピッチ変動を偏向ミラーを平行
移動させて補正する場合に、主走査方向のライン長の変
動を抑制することができ、よって副走査方向のピッチズ
レはもとより、主走査方向の位置ズレもない高品質なカ
ラー画像を得ることができるカラー画像形成装置の提供
を、その目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】副走査方向のピッチ変動
に対する偏向ミラーの位置補正と、この補正量に応じ
て、書き込みの基準クロックの変調制御を同時に行う、
というのが本発明の趣旨である。具体的には、請求項1
記載の発明では、回転多面鏡により反射された露光ビー
ムを偏向ミラーで偏向して感光体ドラム上に照射し、静
電潜像を形成して現像する動作を複数回繰り返し、複数
の色のトナー像を感光体ドラム上に重ねることによりカ
ラー画像を得るカラー画像形成装置において、出力画像
の周期的に変動する副走査方向の動的なピッチ変動を検
出するピッチ変動検出手段と、検出したピッチ変動量に
応じて、露光ビームを偏向している偏向ミラーの位置を
定常的に補正することによって出力画像の副走査方向の
ピッチ変動を補正する偏向ミラー補正手段と、その偏向
ミラーの補正量に応じて、露光ビームの書き込みタイミ
ングを決める基準クロックの周波数を補正する基準クロ
ック補正手段を備えている、という構成を採っている。
【0019】請求項2記載の発明では、回転多面鏡によ
り反射された露光ビームを偏向ミラーで偏向して感光体
ドラム上に照射し静電潜像を形成して現像する画像形成
手段が搬送ベルトに沿って複数個配設され、各々の画像
形成手段によって形成される複数色のトナー像を搬送ベ
ルト上の転写紙に各々転写することによってカラー画像
を形成するカラー画像形成装置において、出力画像の周
期的に変動する副走査方向の動的なピッチ変動を検出す
るピッチ変動検出手段と、検出したピッチ変動量に応じ
て、露光ビームを偏向している偏向ミラーの位置を定常
的に補正することによって出力画像の副走査方向のピッ
チ変動を補正する偏向ミラー補正手段と、その偏向ミラ
ーの補正量に応じて、露光ビームの書き込みタイミング
を決める基準クロックの周波数を補正する基準クロック
補正手段を備えている、という構成を採っている。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1及び図2に基
づいて説明する。本発明は、従来例において図3又は図
4で示した2つのタイプに適用可能であるので、その全
体的構成は省略する。また、従来例と同一部分は同一符
号で示しており、同じ動作をするものとして特に必要が
ない限り、その動作・機能説明は省略する。図1におい
て、エンコーダ26と、周波数/速度変換器27は、副
走査方向の動的なピッチ変動を検出する手段を構成して
いる。偏向ミラー補正手段の主要部をなす偏向ミラー制
御回路36と、LD駆動回路37との間には、画周波数
制御回路35が設けられており、偏向ミラー制御回路3
6の設定信号SETは、画周波数制御回路35に入力し
ている。画周波数制御回路35は、市販の周波数シンセ
サイザ等で構成された回路であり、入力される設定信号
SETによって、出力するクロック信号WCLKの周波
数(画周波数)を可変する機能を有している。偏向ミラ
ー補正手段は、上述の偏向ミラー制御回路36の他に、
パルスモータドライバ34a,34b、パルスモータ2
8a、28b、偏心カム29a、29bから構成されて
いる。
【0021】画周波数制御回路35より出力されたクロ
ック信号WCLKは、LD駆動回路37に入力し、LD
駆動回路37はこのクロック信号WCLKを基準クロッ
クとしてレーザ光30の光変調を行う。このように、書
き込みの基準クロックを変調制御することによって、設
定した画周波数に応じて主走査方向のドットのピッチが
微小量変動し、主走査ライン長も変動する。偏向ミラー
制御回路36と、画周波数制御回路35とによって基準
クロック補正手段が構成されている。偏向ミラー制御回
路36は、偏向ミラー23の位置を平行移動させるとと
もに、書き込みタイミングを決めている基準クロックの
画周波数も変調させ、副走査方向のピッチ変動の補正と
ともに主走査方向のライン長の変動も抑制する。主走査
方向のライン長に変動がないということは、主走査方向
のドットの位置ズレがないということと同じである。
【0022】このような基準クロックの変調制御によっ
て、副走査方向の位置ズレを補正できるとともに、主走
査方向の位置ずれも補正でき、高品質な画像を得ること
ができる。
【0023】次に、偏向ミラー制御回路33が行う動作
を説明する。図2に示すように、感光体ドラム31の速
度変動ΔV1に対して、偏向ミラー23の位置をΔMの
ように平行移動させるのは従来技術と同様である。この
時、主走査のライン長が2×ΔLだけ変動するので、こ
のライン長の変動を抑制するために、主走査ライン長が
理想値より長くなってしまう場合には画周波数を高く設
定し、主走査ライン長が理想値より短くなってしまう場
合には画周波数を低く設定する。これを具体的な例で説
明する。理想的な場合、主走査方向のドット数を7010(
ドット) 、レーザ光30が主走査方向に走査する速度を
1 ×106(mm/sec) 、画周波数を23.60(MHz)とする。この
時の主走査ライン長Lは、L=7010×(1×106)/(23.60
×106)=297.034(mm)となる。偏向ミラー23を100(μ
m)平行移動する場合、主走査ラインが54( μm)長くなっ
てしまうので、これを打ち消すべく、主走査ラインが54
( μm)短くなるように、画周波数を設定すれば主走査ラ
イン長は理想と一致することになる。この時、画周波数
=7010×(1 ×106)/(297.037-0.054)=23.6040(MHz)と
なる。
【0024】偏向ミラー制御回路36は、偏向ミラー2
3の平行移動とともに、このような演算を行い、偏向ミ
ラー23の移動量に対応する画周波数を求め、画周波数
制御回路35に設定信号SETを送ることになる。な
お、画周波数制御回路35としてシンセサイザを用いる
場合、その設定分解能は、23.6040-23.6=0.004(MHz)=
4(kHz)より充分小さくすることが必要となる。
【0025】上記実施例では感光体ドラムの速度変動を
検出し、その速度変動に応じて露光器内の偏向ミラーの
位置を補正し、副走査方向のラインのピッチ変動を補正
するとともに、主走査方向のライン長変動を抑制するた
めに画周波数を制御する方法を述べたが、搬送ベルトの
速度変動に対しても同様に実施でき、また感光体ドラム
と搬送ベルトの速度変動が複合的に生じている場合にも
同様に実施できるものである。このような方法によっ
て、副走査方向のピッチ変動及び主走査方向のドット位
置ズレもなくなり、画質のよいカラー画像を得ることが
できる。なお、上記実施例では、感光体ドラム(や搬送
ベルト)の速度変動データから偏向ミラーの位置補正を
することを述べたが、この副走査方向のピッチ変動の検
出方法としては、実際の出力画像のピッチ変動を直接検
出したり、感光体ドラムや搬送ベルト上に形成された画
像からピッチ変動のデータを求める方式としてもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、偏向ミラーの位置補正
によって副走査方向のピッチ変動を補正するとともに、
この補正量に応じて書き込みタイミングを決める基準ク
ロックの周波数を補正する構成としたので、主走査ライ
ン長の変動を抑制することができ、副走査方向の位置ズ
レを補正できるとともに、主走査方向のドット位置ずれ
も補正でき、高品質な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す露光器及びその周辺部
の模式図である。
【図2】偏向ミラー制御回路の機能を説明するためのグ
ラフである。
【図3】従来におけるカラー画像形成装置の全体構成図
である。
【図4】従来における他のカラー画像形成装置の全体構
成図である。
【図5】従来における露光器及びその周辺部の模式図で
ある。
【図6】従来における偏向ミラーの平行移動による感光
体ドラム照射位置のズレを示す概要側面図である。
【図7】従来における主走査ライン長の変動を示す平面
図である。
【図8】従来における偏向ミラー制御回路の機能を説明
するためのグラフである。
【符号の説明】
22 回転多面鏡としてのポリゴンミラー 23 偏向ミラー 30 露光ビームとしてのレーザ光 31 感光体ドラム 35 基準クロック補正手段の一部としての画周波数制
御回路 36 偏向ミラー補正手段としての、又は基準クロック
補正手段の一部としての偏向ミラー制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 篠原 賢史 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株 式会社リコー内 (72)発明者 塩 豊 鳥取県鳥取市北村10−3・リコーマイク ロエレクトロニクス株式会社内 (72)発明者 薮田 知典 鳥取県鳥取市北村10−3・リコーマイク ロエレクトロニクス株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 26/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転多面鏡により反射された露光ビームを
    偏向ミラーで偏向して感光体ドラム上に照射し、静電潜
    像を形成して現像する動作を複数回繰り返し、複数の色
    のトナー像を感光体ドラム上に重ねることによりカラー
    画像を得るカラー画像形成装置において、 出力画像の周期的に変動する副走査方向の動的なピッチ
    変動を検出するピッチ変動検出手段と、検出したピッチ
    変動量に応じて、露光ビームを偏向している偏向ミラー
    の位置を定常的に補正することによって出力画像の副走
    査方向のピッチ変動を補正する偏向ミラー補正手段と、
    その偏向ミラーの補正量に応じて、露光ビームの書き込
    みタイミングを決める基準クロックの周波数を補正する
    基準クロック補正手段を備えたことを特徴とするカラー
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】回転多面鏡により反射された露光ビームを
    偏向ミラーで偏向して感光体ドラム上に照射し静電潜像
    を形成して現像する画像形成手段が搬送ベルトに沿って
    複数個配設され、各々の画像形成手段によって形成され
    る複数色のトナー像を搬送ベルト上の転写紙に各々転写
    することによってカラー画像を形成するカラー画像形成
    装置において、 出力画像の周期的に変動する副走査方向の動的なピッチ
    変動を検出するピッチ変動検出手段と、検出したピッチ
    変動量に応じて、露光ビームを偏向している偏向ミラー
    の位置を定常的に補正することによって出力画像の副走
    査方向のピッチ変動を補正する偏向ミラー補正手段と、
    その偏向ミラーの補正量に応じて、露光ビームの書き込
    みタイミングを決める基準クロックの周波数を補正する
    基準クロック補正手段を備えたことを特徴とするカラー
    画像形成装置。
JP233597A 1997-01-09 1997-01-09 カラー画像形成装置 Expired - Fee Related JP3502736B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP233597A JP3502736B2 (ja) 1997-01-09 1997-01-09 カラー画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP233597A JP3502736B2 (ja) 1997-01-09 1997-01-09 カラー画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10197810A JPH10197810A (ja) 1998-07-31
JP3502736B2 true JP3502736B2 (ja) 2004-03-02

Family

ID=11526447

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP233597A Expired - Fee Related JP3502736B2 (ja) 1997-01-09 1997-01-09 カラー画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3502736B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7532227B2 (en) 2002-07-02 2009-05-12 Ricoh Company, Ltd. Optical scanner and image forming apparatus
JP4401797B2 (ja) 2004-01-30 2010-01-20 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2005338630A (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Ricoh Co Ltd 光ビーム走査方法、装置および画像形成装置
JP5242940B2 (ja) * 2007-04-24 2013-07-24 三鷹光器株式会社 非接触形状測定装置
JP5605108B2 (ja) * 2010-01-21 2014-10-15 株式会社リコー 画像形成装置および画像形成方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10197810A (ja) 1998-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7576763B2 (en) Hybrid imager printer using reflex writing to color register an image
JP3606029B2 (ja) 画像形成装置
JP2007144667A (ja) 画像形成装置及び形成画像補正方法
JP5028076B2 (ja) 画像形成装置
US7405743B2 (en) Image forming method and apparatus
JP3130034B2 (ja) 画像形成装置
JPH11227252A (ja) 画像形成装置
JPH04195071A (ja) 画像形成装置
JP3502736B2 (ja) カラー画像形成装置
JP5515893B2 (ja) 光書き込み装置、画像形成装置及び光書き込み装置の制御方法
JP2000071522A (ja) 画像形成装置
EP0907113A2 (en) Colour registration correction method of image formation device
US6172696B1 (en) Image forming apparatus having photosensitive drum driven by stepping motor
JPS6366580A (ja) カラ−プリンタ−
US5716744A (en) Dual beam color electrophotographic apparatus
JP3906613B2 (ja) 多色画像形成装置
JPH06130871A (ja) カラー画像形成装置
JP3307105B2 (ja) カラー画像形成装置
EP1895367B1 (en) Image forming apparatus to form an image using a display unit, and printing method thereof
JPH04340563A (ja) カラー画像形成装置
JP4622209B2 (ja) 画像形成装置
JP5258184B2 (ja) 画像形成装置
JP3583650B2 (ja) 画像形成装置
JPH10119355A (ja) カラー画像形成装置
JPH06127037A (ja) カラー画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20031125

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20031208

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071212

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 5

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081212

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 5

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081212

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091212

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101212

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101212

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121212

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees