JP3502177B2 - 液体輸送車両の液面検出装置 - Google Patents

液体輸送車両の液面検出装置

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JP3502177B2
JP3502177B2 JP02985595A JP2985595A JP3502177B2 JP 3502177 B2 JP3502177 B2 JP 3502177B2 JP 02985595 A JP02985595 A JP 02985595A JP 2985595 A JP2985595 A JP 2985595A JP 3502177 B2 JP3502177 B2 JP 3502177B2
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清臣 力丸
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タンクローリー車や航
空機給油車等の液体輸送車両の液面検出装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、液体輸送車両、例えば、タンクロ
ーリー車や航空機給油車には、貯油タンクに油面検出装
置を設けており、同貯油タンクは前後方向に伸延させて
形成し、同貯油タンク内に複数の仕切壁を設けて複数の
貯油室を形成する一方、同油面検出装置は、その一形態
として各貯油室の底部に連通パイプの基端をそれぞれ連
通連結し、各連通パイプの先端を貯油タンクの後方位置
まで伸延させて、各連通パイプの先端部を二又状に分岐
させて分岐パイプを形成し、各分岐パイプの先端に油圧
レベルの上限と下限とを検出するためのレベルセンサを
それぞれ取付け、上限検出用のレベルセンサは貯油タン
クの後方上部に配置すると共に、下限検出用のレベルセ
ンサは貯油タンクの後方下部に配置したものがある。
【0003】そして、かかる油面検出装置では、貯油タ
ンク内に給油している際に、上限検出用のレベルセンサ
により上限を検出した場合には給油停止を行ない、ま
た、下限検出用のレベルセンサが下限を検出した場合に
は、補給の必要性をオペレータに喚起するようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した油
面検出装置では、貯油タンク内に前後方向に隣接させて
形成した複数の貯油室内の油圧を検出する各レベルセン
サを、全て貯油タンクの後方に集中配置しているため
に、車体が前低後高又は前高後低の傾斜状態となってい
る場合には、各レベルセンサによる油面の検出が正確に
行なえず、精度良くタンク内への補給を行なうことがで
きないという不具合があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、
液タンク内に形成した貯液室に、上下方向に伸延する筒
状のセンサ収容ケースを架設し、同センサ収容ケース内
と貯液室内とを連通部を介して連通させ、同センサ収容
ケース内に液面レベルを検出するレベルセンサを設けた
液体輸送車両の液面検出装置において、貯液タンクの天
井壁にセンサ収容ケースの上端部を取付けると共に、直
下方へ向けて垂下させた同センサ収容ケースの下端を貯
液タンクの底部に固定した底蓋体に当接させ、貯液タン
クとセンサ収容ケースと底蓋体は、導電性素材により成
形したことを特徴とする液体輸送車両の液面検出装置を
提供するものである。
【0006】 また、本発明は、以下の構成にも特徴を
有する。 (1)貯液タンクの天井壁に形成したマンホールにマン
ホール蓋を着脱自在に取付け、同マンホール蓋にセンサ
収容ケースの上端部を取付けたこと。 (2)センサ収容ケース内の上部に液面レベルの上限を
検出する上限レベルセンサを設け、同センサ収容ケース
内の下部に液面レベルの下限を検出する下限レベルセン
サを設け、同センサ収容ケース内の上部で、上限レベル
センサよりも上方位置に、上限レベルセンサバックアッ
プ用のバックアップセンサを設けたこと。 (3)各センサは、上下方向に位置調節自在としたこ
と。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0008】 図1及び図2に示すAは、液体輸送車両
としての航空機給油車であり、同航空機給油車Aは、車
体フレーム1の前部に運転部2を設け、その直後方位置
に給油作業部3を配設し、その直後方位置に貯液タンク
としての貯油タンク4を配設し、その直後方位置に制御
部5を配設しており、車体フレーム1の前後部下方位置
にそれぞれ前後車輪6,7,8,9を取付けている。
【0009】貯油タンク4は、図1〜図3に示すよう
に、前後方向に伸延させて形成したタンク本体10内に四
つの仕切壁11,11,11,11 を前後方向に間隔を開けて立設
して、同タンク本体10内に五つの貯液室としての貯油室
12,12,12,12,12を形成している。なお、タンク本体10
は、導電性素材により成形している。
【0010】そして、図2及び図4に示すように、各貯
油室12の天井壁10a にそれぞれマンホール13を形成する
と共に、各マンホール13にマンホール蓋14を着脱自在に
取付け、各マンホール蓋14に本発明に係る液面検出装置
15と計量尺16と安全弁37とを取付けると共に、各マンホ
ール蓋14に視認窓17を形成し、各視認窓17に開閉蓋18を
着脱自在に取付け、また、各マンホール蓋14に近接する
天井壁10a の部分に強制開放弁19を取付けている。な
お、マンホール蓋14は、導電性素材により成形してい
る。
【0011】また、図3に示すように、各貯油室12の底
部10b に、流入・流出パイプ20より各貯油室12の底部10
b へ向けて分岐させて形成した分岐パイプ20a,20a,20a,
20a,20a の先端をそれそぞれ開閉弁21,21,21,21,21を介
して接続し、同流入・流出パイプ20に、基端を燃料油供
給源22に接続した流入パイプ23の先端と、先端部に形成
した流出分岐パイプ24b,24b に給油用ノズル24a,24a を
接続した流出パイプ24の基端と、基端を流出パイプ24の
中途部に第1三方弁25を介して接続した戻しパイプ26の
先端とをそれぞれ接続しており、第1三方弁25の上流側
に位置する流出パイプ24の部分に給油用ポンプPを設
け、同第1三方弁25の下流側に位置する流出パイプ24の
部分に戻し用バイパスパイプ27の基端を接続すると共
に、同戻し用バイパスパイプ27の先端を給油用ポンプP
の上流側に位置する流出パイプ24の部分に第2三方弁28
を介して接続している。29,30 はそれぞれドレーンパイ
プ、31,32,33,34,35はそれぞれ開閉弁、36は流量計であ
る。
【0012】このようにして、流入パイプ23の中途部に
取付けた開閉弁31を開放すると共に、各分岐パイプ20a
に取付けた開閉弁21を開放して、燃料油供給源22より航
空機燃料油を圧送することにより、流入パイプ23→流入
・流出パイプ20→分岐パイプ20a より貯油タンク4の各
貯油室12内に航空機燃料油を補給することができるよう
にしている。
【0013】そして、流入パイプ23の中途部に取付けた
開閉弁31を閉塞すると共に、各分岐パイプ20a に取付け
た開閉弁21、及び流入・流出パイプ20に取付けた開閉弁
32を開放し、かつ、流出パイプ24に取付けた第1・第2
三方弁25,28 を同流出パイプ24が給油用ノズル24a,24a
と連通する側に流路切換作動させ、かつ、流出分岐パイ
プ24b,24b に取付けた開閉弁33,33 を開放して、給油用
ポンプPを駆動させることにより、貯油室12内の航空機
燃料油を分岐パイプ20a →流入・流出パイプ20→流出パ
イプ24→流出分岐パイプ24b,24b →給油用ノズル24a,24
a より航空機の燃料タンク内に供給することができるよ
うにしている。
【0014】また、各強制開放弁19には、基端を加圧空
気供給源41に接続した加圧空気供給パイプ40の先端に分
岐させて形成した分岐パイプ40a,40a,40a,40a,40a の先
端を着脱自在に接続して、加圧空気供給源41より加圧空
気供給パイプ40→分岐パイプ40a →強制開放弁19に加圧
空気を圧送することにより、各強制開放弁19を開放作動
させて、各貯油室12内を外気と連通させることができる
ようにしている。
【0015】このようにして、貯油室12内の航空機燃料
を航空機の燃料タンク内に供給する際には、上記した各
強制開放弁19に分岐パイプ40a の先端を接続することに
より、同強制開放弁19を開放作動させて、各貯油室12内
を外気と連通させることにより、貯油室12内の航空機燃
料油の流出にともなって、各貯油室12内が減圧され、各
貯油室12が外気圧により変形・破損等されるのを防止す
ることができるようにしている。
【0016】上記のような構成において、本発明の要旨
は、各貯油室12内に設けた液面検出装置15の構造にあ
り、以下に同液面検出装置15の構造について説明する。
【0017】すなわち、液面検出装置15は、図1に示す
ように、各貯油室12内の略中央部に配置しており、図4
に示すように、マンホール蓋14に、上下方向に伸延する
円筒状のセンサ収容ケース45の上端部を取付用リング46
を介して取付けると共に、直下方へ向けて垂下させた同
センサ収容ケース45の下端をタンク本体10の底部10bに
固定した底蓋体47に嵌合して当接させ、取付用リング46
にセンサ取付体48を着脱自在に取付け、同センサ取付体
48に、液面レベルの上限を検出する上限レベルセンサ49
と、液面レベルの下限を検出する下限レベルセンサ50と
を取付けて構成している。
【0018】そして、センサ収容ケース45には、図4に
示すように、連通部としての連通孔51を複数形成して、
各連通孔51を通してセンサ収容ケース45内と貯油室12内
とを連通させている。
【0019】また、上限レベルセンサ49は、図4に示す
ように、センサ取付体48に取付けたセンサ支持体52と、
同センサ支持体52の下端に取付けたセンサ本体53とから
形成しており、センサ支持体52は、センサ取付体48に上
下方向に伸延する外管52a の上端を取付け、同外管52a
中に上下方向に伸延する内管52b を締付けリング52cを
介して上下スライド位置調節自在に取付け、同内管52b
の下端にセンサ本体53を取付けている。
【0020】このようにして、センサ本体53は、センサ
収容ケース45内の上部において、内管52b の上下スライ
ド量の範囲内で任意のセンシングレベルに上下位置調節
して配置することにより、あらかじめ設定した航空機燃
料油の油面の上限を確実に検出することができるように
しており、センサ本体53は、航空機燃料油より浮力を受
けると、制御部5に検出信号を通電して、同制御部5よ
り開放作動している開閉弁21,31 を閉塞作動させる制御
信号を送るようにしている。従って、貯油室12内への航
空機燃料油の補給は自動的に停止される。
【0021】一方、下限レベルセンサ50は、図4に示す
ように、上限レベルセンサ49と同様に形成しており、セ
ンサ取付体48に取付けたセンサ支持体54と、同センサ支
持体54の下端に取付けたセンサ本体55とから形成してお
り、センサ支持体54は、センサ取付体48に上下方向に伸
延する外管54a の上端を取付け、同外管54a 中に上下方
向に伸延する内管54b を締付けリング54c を介して上下
スライド位置調節自在に取付け、同内管54b の下端にセ
ンサ本体55を取付けている。
【0022】このようにして、センサ本体55は、センサ
収容ケース45内の下部において、内管54b の上下スライ
ド量の範囲内で任意のセンシングレベルに上下位置調節
して配置することにより、あらかじめ設定した航空機燃
料油の油面の下限を確実に検出することができるように
しており、センサ本体55は、航空機燃料油より受けてい
た浮力がなくなると、制御部5に検出信号を通電して、
同制御部5より閉塞作動している開閉弁21,31 を開放作
動させる制御信号を送るようにしている。従って、貯油
室12内には、燃料油供給源22より自動的に航空機燃料油
が随時補給されて、航空機の燃料タンク内に空給油する
ことにより生じる空気の混入を防止することができる。
【0023】また、センサ取付体48は、取付用リング46
に取付ボルト71により着脱自在に取付けており、同取付
ボルト71を取外して、センサ取付体48を上方へ引上げる
ことにより、同センサ取付体48と一体的に上・下限レベ
ルセンサ49,50 をセンサ収容ケース45より取出すことが
できるようにして、各レベルセンサ49,50 のセンシング
レベルの上下位置調節やメンテナンス等を楽に行なうこ
とができるようにしている。なお、図4中、72は取付ボ
ルトである。
【0024】本発明に係る液面検出装置15は、上記のよ
うに構成しているものであり、同液面検出装置15では、
各貯油室12内の略中央部に配置して、同液面検出装置15
のセンサ収容ケース45内と貯油室12内とを複数の連通孔
51を通して連通させているために、貯油室12内の航空機
燃料油の油面と、センサ収容ケース45内の航空機燃料油
の油面とを同一レベルに保つことができると共に、車体
が前低後高又は前高後低の傾斜姿勢にある場合にも、各
貯油室12内の略中央部において上・下限レベルセンサ4
9,50 が正確に油面を検出することができるようにして
いる。
【0025】しかも、上・下限レベルセンサ49,50 は、
センサ収容ケース45内に配置しているために、車体の振
動により、貯油室12内の航空機燃料油の油面が大きく波
打った際にも、変化の小さいセンサ収容ケース45内の油
面を精度良く検出することができるようにしている。
【0026】また、センサ収容ケース45と、同センサ収
容ケース45の上端部をタンク本体10のマンホール蓋14に
接続しているセンサ取付体48と、センサ収容ケース45の
下端部をタンク本体10の底部10b に接続している底蓋体
47は、タンク本体10及びマンホール蓋14と同様にそれぞ
れ導電性素材により成形して、貯油室12内の航空機燃料
油に発生する静電気をタンク本体10の外部に除去するこ
とができるようにして、帯電を防止し、静電気による爆
発事故の防止を図っている。
【0027】計量尺16は、図4に示すように、上下方向
に伸延させて形成した計量尺本体16a と、同計量尺本体
16a の上端に取付けた把持部16b とから形成して、前記
液面検出装置15の近傍に配置しており、マンホール蓋14
に計量尺挿入孔60を形成し、同計量尺挿入孔60に上下方
向に伸延する筒状の計量尺収容ケース61の上端を連通連
結すると共に、タンク本体10の底部10b に固定した接続
体63に同計量尺収容ケース61の下端を着脱自在に接続
し、同計量尺収容ケース61内に計量尺本体16a を計量尺
挿入孔60より出入れ自在に挿入し、把持部16b をマンホ
ール蓋14の上面に係止させて、垂下させた計量尺本体16
a の下端をタンク本体10の底部10b に当接させている。
【0028】そして、計量尺収容ケース61には複数の連
通孔62を形成して、同計量尺収容ケース61内と貯油室12
内とを連通させている。
【0029】このようにして、計量尺16は、貯油室12内
の略中央部に配置した液面検出装置15の近傍に配置し
て、同液面検出装置15と同様に車体の傾斜姿勢や貯油室
12内の航空機燃料油の波打ち現象等から受ける悪影響を
少なくして、正確な計量が行なえるようにしている。
【0030】また、マンホール蓋14は、タンク本体10の
天井壁10a に形成したマンホール13に取付用リング65を
介して取付ボルト70により着脱自在に取付けており、マ
ンホール蓋14を取外すことにより、同マンホール蓋14に
取付けている液面検出装置15と計量尺16と計量尺収容ケ
ース61とを一体的にタンク本体10より取外すことができ
るようにしている。
【0031】このようにして、液面検出装置15と計量尺
16と計量尺収容ケース61の全体的なメンテナンス等を楽
に行なうことができるようにしている。
【0032】この際、液面検出装置15は、センサ収容ケ
ース45の下端が当接していた底蓋体47より離れ、また、
計量尺収容ケース61の下端が嵌入して接続していた接続
体63より離れて、これらを容易に取外すことができる一
方、再度取付ける場合にも、各下端を容易に当接又は嵌
入して接続することができる。
【0033】また、計量尺収容ケース61と、同計量尺収
容ケース61の下端部をタンク本体10の底部10b に接続し
ている接続体63は、タンク本体10及びマンホール蓋14と
同様にそれぞれ導電性素材により成形して、貯油室12内
の航空機燃料油に発生する静電気をタンク本体10の外部
に除去することができるようにして、帯電を防止し、静
電気による爆発事故の防止を図っている。
【0034】安全弁37は、貯油室12内の圧力が一定値
(たとえば、0.05kg/cm2 ) 以下に減圧されると、閉
弁用スプリングにより閉弁されている弁体が、同閉弁用
スプリングの押圧付勢力に抗して開弁動作して、貯油室
12内と外気とを自動的に連通させることができるように
構成している。
【0035】このようにして、給油作業時以外に貯油室
12内が減圧された場合にも、同貯油室12内の内壁等が外
気圧により変形・損傷等されないようにしている。
【0036】制御部5は、入力側に液面検出装置15の上
・下限レベルセンサ49,50 と流量計36とを接続する一
方、出力側に給油ポンプPの駆動部、第一・第二三方弁
25,28、各開閉弁21,31,32,33,34,35 の駆動部をそれぞ
れ接続して、各駆動部を制御可能としている。
【0037】図5は、第二実施例としての液面検出装置
15を示しており、同液面検出装置15では、センサ収容ケ
ース45内の上部で、上限レベルセンサ49よりも上方位置
に上限レベルセンサ49をバックアップするためのバック
アップセンサ75を設けている。
【0038】そして、バックアップセンサ75は、図5に
示すように上限レベルセンサ49と同様に形成しており、
センサ取付体48に取付けたセンサ支持体76と、同センサ
支持体76の下端に取付けたセンサ本体77とから形成して
おり、センサ支持体76は、センサ取付体48に上下方向に
伸延する外管76a の上端を取付け、同外管76a 中に上下
方向に伸延する内管76b を締付けリング76c を介して上
下スライド位置調節自在に取付け、同内管76b の下端に
センサ本体77を取付けている。
【0039】このようにして、センサ本体77は、センサ
収容ケース45内の上部において、内管76b の上下スライ
ド量の範囲内で少なくとも上限レベルセンサ49のセンサ
本体53よりも上方に位置するセンシングレベルに上下位
置調節して配置することにより、上限レベルセンサ49が
何らかの故障等により、センシング機能を果さない場合
には、同センサ本体77が航空機燃料油の油面を確実に検
出することができるようにしており、センサ本体77は、
航空機燃料油より浮力を受けると、制御部5に検出信号
を通電して、同制御部5より開放作動している開閉弁2
1,31 を閉塞作動させる制御信号を送るようにしてい
る。従って、貯油室12内への航空機燃料油の自動補給停
止をより確実に行なうことができて、上限レベルセンサ
49の不慮の故障等にも対応できるようにしている。
【0040】また、上記した液面検出装置15では、セン
サ収容ケース45内に下限レベルセンサ50を設けていない
が、第一実施例としての液面検出装置15と同様に下限レ
ベルセンサ50を設けて、上限レベルセンサ49による液面
の上限レベルの検出と、下限レベルセンサ50による液面
の下限レベルの検出と、バックアップセンサ75による上
限レベルセンサ49のバックアップ検出が行なえるように
することもできる。
【0041】なお、本実施例では、液体輸送車両として
の航空機給油車Aについて説明してきたが、他に液体を
輸送するための貯液タンクを具備するものであれば、本
発明に係る液面検出装置15を適用することができる。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。
【0043】 (1)請求項1記載の本発明では、貯液
タンクの天井壁にセンサ収容ケースの上端部を取付ける
と共に、直下方へ向けて垂下させた同センサ収容ケース
の下端を貯液タンクの底部に固定した底蓋体に当接さ
せ、貯液タンクとセンサ収容ケースと底蓋体は、導電性
素材により成形しているため、貯液室内の液体に発生す
る静電気を貯液タンクの外部に除去することができて、
帯電を防止し、静電気による爆発事故の防止を図ること
ができる。
【0044】 (2)請求項2記載の本発明では、貯液
タンクの天井壁に形成したマンホールにマンホール蓋を
着脱自在に取付け、同マンホール蓋にセンサ収容ケース
の上端部を取付けているため、同マンホール蓋を取外す
ことにより、同マンホール蓋に取付けているセンサ収容
ケースと、同センサ収容ケース内に設けているレベルセ
ンサを一体的に貯液タンクより取外すことができて、こ
れらのメンテナンス等を楽に行うことができる。
【0045】 (3)請求項3記載の本発明では、セン
サ収容ケース内の上部に液面レベルの上限を検出する上
限レベルセンサを設け、同センサ収容ケース内の下部に
液面レベルの下限を検出する下限レベルセンサを設け、
同センサ収容ケース内の上部で、上限レベルセンサより
も上方位置に、上限レベルセンサバックアップ用のバッ
クアップセンサを設けているため、上限レベルセンサが
何らかの故障等によりセンシング機能を果さない場合に
は、同バックアップセンサが液面を検出して、同検出結
果にもとづいて確実に貯液室内への補給停止を行なうこ
とができる。
【0046】 (4)請求項4記載の本発明では、各セ
ンサを、上下方向に位置調節自在としているために、貯
液室内に貯留する液体の種類やタンクの容積等に適応さ
せるべく液面の検出レベルを適宜変更することができ
て、液面検出精度を良好に確保することができる。
【0047】
【0048】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液面検出装置を具備する航空機給
油車の側面図。
【図2】同航空機給油車の平面図。
【図3】給油配管説明図。
【図4】液面検出装置の断面正面図。
【図5】第二実施例としての液面検出装置の断面正面
図。
【符号の説明】
A 航空機給油車 1 車体フレーム 2 運転部 3 給油作業部 4 貯油タンク 5 制御部 15 液面検出装置 19 強制開放弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01F 23/00 G01F 23/56 B60P 3/24 B67D 5/32

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯液タンク内に形成した貯液室に、上下
    方向に伸延する筒状のセンサ収容ケースを架設し、同セ
    ンサ収容ケース内と貯液室内とを連通部を介して連通さ
    せ、同センサ収容ケース内に液面レベルを検出するレベ
    ルセンサを設けた液体輸送車両の液面検出装置におい
    て、 貯液タンクの天井壁にセンサ収容ケースの上端部を取付
    けると共に、直下方へ向けて垂下させた同センサ収容ケ
    ースの下端を貯液タンクの底部に固定した底蓋体に当接
    させ、 貯液タンクとセンサ収容ケースと底蓋体は、導電性素材
    により成形した ことを特徴とする液体輸送車両の液面検
    出装置。
  2. 【請求項2】 貯液タンクの天井壁に形成したマンホー
    ルにマンホール蓋を着脱自在に取付け、同マンホール蓋
    にセンサ収容ケースの上端部を取付けたことを特徴とす
    る請求項1記載の液体輸送車両の液面検出装置。
  3. 【請求項3】 センサ収容ケース内の上部に液面レベル
    の上限を検出する上限レベルセンサを設け、同センサ収
    容ケース内の下部に液面レベルの下限を検出する下限レ
    ベルセンサを設け、同センサ収容ケース内の上部で、上
    限レベルセンサよりも上方位置に、上限レベルセンサバ
    ックアップ用のバックアップセンサを設けたことを特徴
    とする請求項1又は2記載の液体輸送車両の液面検出装
    置。
  4. 【請求項4】 各センサは、上下方向に位置調節自在と
    したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
    液体輸送車両の液面検出装置。
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