JP3502094B2 - 迅速な料理用オーブン - Google Patents

迅速な料理用オーブン

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JP3502094B2
JP3502094B2 JP50617793A JP50617793A JP3502094B2 JP 3502094 B2 JP3502094 B2 JP 3502094B2 JP 50617793 A JP50617793 A JP 50617793A JP 50617793 A JP50617793 A JP 50617793A JP 3502094 B2 JP3502094 B2 JP 3502094B2
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マッキー、フィリップ・アール
ウィンケルマン、アール・アール
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ターボシェフ・テクノロジーズ・インコーポレイテッド
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/64Heating using microwaves
    • H05B6/80Apparatus for specific applications
    • H05B6/808Microwave heating adapted for vending machines
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/64Heating using microwaves
    • H05B6/647Aspects related to microwave heating combined with other heating techniques
    • H05B6/6473Aspects related to microwave heating combined with other heating techniques combined with convection heating

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【開示の要約】
熱風の吹き当てとマイクロ波の両方で調理するための
複合型オーブンは、食物調理品を受け入れるために利用
する調理室を形成するハウジングと、調理室に対して大
量の空気を保持するために構成され、かつ寸法づけられ
ている加熱空気室と、そして、それらの間に気体通路を
選択的に提供するための導管部とからなっている。加熱
空気室に関連して、加熱空気室の空気に対する高い比熱
と高い熱容量の貯熱器があり、この貯熱器を高い温度に
保つために作動できる加熱用ヒータがある。また、調理
室の調理品をマイクロ波で調理するために作動できるマ
グネトロンと、調理室の調理品に加熱空気室からの空気
を吹き当てるために作動できるブロワーとが設けられて
いる。このブロワー作動に先立って加熱空気室の貯熱器
やその周りの空気を予め加熱するためにヒータを作動
し、マグネトロンを作動し、マグネトロンの作動に関連
して所定の時間ブロワーを作動するために制御手段が設
けられ、それによって、ブロワーの作動が加熱空気室か
ら導管部を通して、調理室の調理品上に加熱空気を吹き
当てるものである。
【0002】
【発明の背景】
本発明は、加熱空気の吹き当てとマイクロ波の両方で
調理するための複合型オーブンおよび加熱空気の吹き当
てのみで調理する非複合型オーブンに関し、さらに詳し
くは、迅速に食物調理品を調理できるオーブンに関する
ものである。
【0003】 “ファーストフード”産業は、予想されるピーク時の
売上量により、食物がそれに注文がなされる前に準備さ
れることの前提で成り立っている。その結果、食物は既
に準備されているので、食物は、客に対して、常に、注
文から30秒以内に提供される。なお、その品質を劣化さ
せないために、最後の5分間に準備される。しかしなが
ら、このことは、客の入りが予想より少ない場合には実
質的な残量損失をもたらし、同様に、客の入りが予想よ
り多い場合、特にオフピーク時に多い場合には、その準
備が遅延することになる。
【0004】 “注文されてから調理する”という受け入れ可能な時
間内での高品質な食物提供の企ては、完全には成功して
いない。実際、正確には、この欠陥が、良く知られたソ
フトドリンクの自動販売機に対する考え方と方法が似て
いる、受け入れ可能な加熱食品の自動販売機の創出を妨
げ、国家的なファーストフードチェーンの高級食物の提
供を自動装置から遠ざけている。
【0005】 満足できる迅速調理用オーブンは、冷凍の、冷蔵の、
あるいは常温状態にある食物調理品が、それらが既に調
理されている(例えば、冷凍フライドチキンナゲッ
ト)、半調理である(例えば、“パーベークド(par−b
aked)”ピザ)や生物である(例えば、ビスケット、
魚)場合にも、30秒より少ない時間で工程がほぼ完成
し、加熱または調理をすることができねばならない。30
秒内で工程を完成させることのできるオーブンは、ピー
ク時に食物を、1分間を要する装置より2倍売り上げる
ことができ、オーブンがファーストフードレストランに
配置されるか、自動販売機の役割を果たすかの判断が容
易になるだろう。さらに、提供される食物調理品に対し
て、殆どの客が待てる時間の限界値がある。時間の限界
値が何であるかについては議論があるが、より少ない客
は彼等への食物の提供のために、それを知ってから30秒
間ではなく90秒間待つだろう。この限界の客のグループ
が付加的な売上をもたらすだろう。
【0006】 迅速調理用オーブンは、調理中に変えられる種々の特
性(感触、風味、香り、外観など)が調理の方法の異な
ることによって影響されるので、多くの食品のために好
ましく、これが意味するところは、より迅速な調理用時
間は、ある場合は、遅い調理時間に比べて全体としてよ
り高い品質の食物調理品を提供することとなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来のマイクロ波オーブンは、短い加熱時間で大量に
提供することができるが、焼いた色やぱりぱり感のない
“再生(synthetic)”調理品をもたらすものである。
これは、ベークドポテトなどのある調理品については受
け入れられるが、一般的に、ピザ、フライドチキン、ト
ーストなどの広範囲の食物調理品では受け入れることが
できない。従来の熱風吹き当てオーブンは、高速で食物
調理品上に加熱空気を強制することによって、熱を食物
調理品の中に“強制(driving)”し、食物調理品を迅
速に調理することができる。従来の熱風吹き当てとマイ
クロ波調理技術を組み合わせた複合型オーブンは、それ
ぞれの調理方法に比してより迅速に調理することができ
る。しかしながら、既知の複合型オーブンは、(例え
ば、冷凍ピザを調理するために5分間程度の長い時間を
必要とし)余りにも遅すぎるか、あるいは、それが220
ボルトで作動しおよび/または実質的なウォームアップ
時間(しばしば15秒かそれ以上)が設けられているなら
ば、それらは同じ食物調理品をより早く調理することが
できるけれども、なお、受け入れ難いゆっくりとした時
間(例えば、90秒)である。90秒オーブンは、典型的
に、加熱要素として、ヘヤドライヤと同様な加熱コイル
を使用し、それはピーク温度に達するのに数秒を要し、
それから加熱コイル上の空気を加熱するに過ぎない。か
くして、このようなオーブンは、コイルをそのピーク温
度に加熱するための実質的なウォームアップ時間を必要
とし、さらに、加熱すべき空気をコイルの上に通過させ
るために、オーブンの中に既にある空気を加熱するため
の付加的な時間が必要である。(加熱用コイル上から出
る加熱された空気の最初のバッチは、冷たい食物調理品
に接し、また調理室に既にある空気と混じるので、急速
に冷却されることに留意しなければならない。)ファー
ストフードのレストランは、一般的に、オーブンに利用
できる。220ボルトの電力供給があるのに対し、自動販
売機の設置場所は、それに利用できる110ボルトの電力
供給を得られるにすぎず、したがって、220ボルトの電
力供給を必要とする90秒オーブンを使用することができ
ない。110ボルトの電極供給で同時に操作できる加熱用
コイルとマグネトロンが、効率的に操作されるために基
本的に専用の110ボルトの電力供給を必要とする加熱用
コイルやマグネトロンと比較して、実質的に能力の低下
を来すので、既知の複合型オーブンにおいては、220ボ
ルトの電極供給が同様の調理用エネルギを提供するため
に必要とされるだろう。
【0008】 非複合型加熱空気吹き当て用オーブンは、客に対する
迅速な調理や提供を必要とする場合には使用されない。
それは、加熱空気の吹き当ては、食品内部、特に調理品
の実質的な大きさの内部を調理する能力を制限されてい
る。そうであっても、従来のデザインの非複合型の加熱
空気吹き当てオーブンは、多くの複合型オーブンの同じ
不利益を有し、特に、加熱空気の吹き当てのみによって
食物を調理するためには数分間を必要とする。これらの
オーブンは、90秒オーブンのように、加熱コイルのピー
ク温度に達するために数秒のウォームアップ時間を必要
とし、そして、なお、加熱用コイルの上を通すことによ
って装置内に既にある空気を加熱するためにより多くの
時間を必要とするものである。
【0009】 したがって、本発明の目的は、一般的に最高の冷凍食
物を30秒以内に調理することのできる複合型オーブンの
ような、迅速な調理品オーブンを提供することである。
【0010】 本発明の他の目的は、加熱空気吹き当ておよびマイク
ロ波調理の両方に利用できるようなオーブンを提供する
ことである。
【0011】 さらに、本発明の他の目的は、110ボルトの電力供給
で操作できるようなオーブンを提供することである。ま
た、加熱空気吹き当てのみで調理する迅速な調理用の非
複合型オーブンを提供することも本発明の目的である。
【0012】 一般的に、最も冷凍された食物調理品を1分以内に調
理することのできる迅速な調理用の非複合型オーブンを
提供することが本発明の別の目的である。さらに、製
造、使用および維持管理において安全で、簡単で、経済
的であるオーブンを提供することが本発明の目的であ
る。
【0013】
【発明の要約】
上述の目的および関連の目的は、本発明の迅速な調理
用オーブンによって達成される。 本発明の第1実施例は、加熱空気吹き当てとマイクロ
波の両方で調理するための複合型オーブンである。オー
ブンは調理のために食物調理品を受け入れるための調理
室を形成するハウジングと、調理室の容積に実質的に関
連する大量の空気を保持するために構成し、かつ寸法づ
けられた加熱空気室と、そして、それらの間に気体通路
を選択的に提供するための手段とからなっている。ま
た、調理室の調理品のマイクロ波調理のために作動可能
な手段と、調理室の調理品の上に加熱空気室から空気を
吹き当てさせるために作動可能な手段とが設けられてい
る。加熱空気室に関連して、加熱空気室の空気に対する
高い比熱と高い熱容量の貯熱器があり、この貯熱器を高
温に維持するための加熱手段がある。マイクロ波調理用
手段と熱風吹き当て調理用手段とを相互の関係時間で作
動するために、制御手段が設けられている。
【0014】 オーブンの好適な実施例において、加熱空気室は、貯
熱器に加えて少なくとも0.425立方屡メートル(1.5立方
フィート)の容積と加熱手段とを有し、そして、貯熱器
は銅のような金属の少なくとも27.2キログラム(60ポン
ド)から構成されている。加熱手段は加熱空気室の空気
を少なくとも371℃(700゜F)にまで予熱するための能
力を有している。オーブンは、110ボルトの電力供給で
作動し、貯熱器と加熱空気室の空気が予熱されている時
に、30秒以内に、最も冷凍され、凍ったかまたは冷蔵さ
れた食物調理品を調理し、焼いた色をつける能力によっ
て特徴づけられる。
【0015】 好適には、制御手段が、熱風吹き当て手段の作動の少
なくとも1時間前に、加熱手段に加熱空気室内の貯熱器
と空気の予熱を開始させる。制御手段は、作動に先立っ
てのみ、加熱空気室の貯熱器と空気の予熱をために加熱
手段を作動し、必要なときには、マイクロ波調理手段と
熱風吹き当て調理手段の非作動化の後にも作動させる。
制御手段は、典型的には、熱風吹き当て手段とマイクロ
波調理手段を実質的に同時に作動させる。
【0016】 加熱空気室と調理室との間に気体通路を選択的に提供
するための手段は、調理室がシールされていない時に、
加熱空気室から調理室への加熱空気の連通を防止し、そ
れによって、オーブンから逃げる加熱空気室からの加熱
空気を防止できる。
【0017】 調理室は、加熱空気が加熱空気室から調理室の調理品
の少なくとも一方の表面上を(好ましくは、調理品の側
部へも)指向するように構成し、かつ寸法づけられ、そ
して、この加熱空気は、調理品の一方の表面で反転して
から、調理品の反対側の表面を実質的に横切る。調理室
は、調理室から加熱空気室への空気通路を加熱空気が調
理品の反対側の実質的に半径に沿って通過するまで加熱
空気の通路を制限するために、中央に穴のあけられた耐
熱ディスクのような手段を有している。マイクロ波は、
調理品の反対側の表面を指向する。すなわち、吹き当て
空気が最初に指向する調理品の一方の表面の反対側の表
面を指向する。
【0018】 好適な具体例において、オーブンは、調理室の中の調
理位置と調理室外の装入/取出し位置の間に(制御手段
の制御の下に)移動可能な調理用トレイをさらに有して
いる。調理用トレイは、支持表面が調理品を取り外し可
能に支持する調理品支持位置と、支持表面がその上に調
理品を支持せず、したがって調理品を落下させる放出位
置との間に(制御手段の制御の下に)移動可能な表面を
有している。支持表面は、調理用トレイが装着/取出し
位置にある場合にのみ、調理品支持位置から放出位置へ
移動可能である。好適には、オーブンは、さらに、調理
用トレイが装入/取外し位置にある時に、調理用トレイ
の上方に配置された装入皿を有している。装入皿は、調
理品受け面が調理品を支持する調理品支持位置と、調理
品受け面が調理品を支持せず、調理品を落下させる調理
品放出位置との間を(制御手段の制御の下に)移動可能
な調理品受け面を有している。調理品受け面は、調理用
トレイが装入/取出し位置にあるときのみ、調理品支持
位置から調理品放出位置に移動することができる。
【0019】 本発明は、また、マイクロ波によって調理品の少なく
とも一部を調理するためのオーブンを含んでおり、オー
ブンは、調理品の食物調理品を受け入れるための調理室
を形成するハウジングと、調理室の調理品をマイクロ波
調理するために作動可能な手段と、そして、マイクロ波
調理手段を作動するための制御手段とからなっている。
マイクロ波調理手段は、一対のマグネトロンと直角を形
成する一対の脚部を有する共通の環状ウェーブ案内とを
有し、マグネトロンは、相互に直角に配置され、そのマ
イクロ波の出力を共通の環状ウェーブ案内のそれぞれの
脚部に供給する。
【0020】 本発明の第2実施例は、熱風吹き当てによって調理す
るためのオーブンである。このオーブンは、調理のため
の食物調理品を受け入れる調理室を形成するハウジング
と、調理室の空気量と実質的に関連する空気量を保持す
るために構成され、かつ寸法づけられた加熱空気室と、
そして、それらの間に気体通路を選択的に提供するため
の装置とからなっている。また、加熱空気室から調理室
の調理品上に加熱空気を吹き当てるための手段が設けら
れている。加熱空気室と関連して、加熱空気室の空気に
対して高い比熱と高い熱容量の貯熱器があり、この貯熱
器を高温に維持するために加熱手段がある。制御手段
が、加熱空気吹き当て手段を作動するためと、加熱空気
吹き当て手段の作動に先立って、加熱空気室の貯熱器と
空気とを予熱ための加熱手段を作動するために設けられ
ている。
【0021】 オーブンは、貯熱器と加熱空気室の空気が予熱されて
いるときに、1分以内に、調理室に置かれた最も冷凍さ
れ、凍った調理品を調理し、焼いた色にする能力によっ
て特徴づけされている。
【0022】 本発明は、また、加熱空気吹き当て調理によって少な
くとも一部を調理するためのオーブンを含み、このオー
ブンは、調理のための食物調理品を受け入れるための調
理品を形成するハウジングと、空気の量を保持するため
に構成され、かつ寸法づけられた加熱空気室と、そし
て、それらの間に気体通路を選択的に提供するための装
置とからなっている。調理室は調理室の調理品の一方の
表面上に加熱空気室からの加熱空気を指向させて反転さ
せ、この反転した空気を偏向させて、調理品の反対側の
表面の実質的な表面を横切らせるように構成され、かつ
寸法づけられている。また、加熱空気室から調理室の調
理品上に加熱空気を提供する手段と、この加熱空気を調
理品に吹き当てる手段とを作動させるための制御手段
と、そして、加熱空気室と関連して、貯熱器とこの貯熱
器を高温に維持するための加熱手段とが設けられてい
る。
【0023】 調理室は、加熱空気室からの空気が調理室の調理品の
少なくとも一方の表面上(好適には調理品の側部にも)
を指向してそこで反転し、この反転した加熱空気が加熱
空気室に戻るように偏向され、調理品の反対側の表面の
実質的な部分を横切るように構成され、かつ寸法づけら
れている。調理室は、調理室から加熱空気室への空気
を、空気が調理品の反対側の表面の実質的に半径に沿っ
て通過するまで、空気通路を制限する、中央に穴のあい
た耐熱ディスクのような空気通路制限装置を含んでい
る。
【0024】
【発明の実施の形態】
この発明は、セルフサービスの小売市場(コンビニエ
ンスストアのような)において見られるような独立の迅
速な調理用オーブンについて説明されるけれども、自動
販売機の専門家にとって、この発明によるオーブンがソ
フトドリンクやタバコの自動販売機に類似する独立の自
動販売機に容易に組み入れられることは自明である。そ
の自動販売機で利用者が従来方法で取りだす特定の食物
を選択し、支払うと、この食物は調理室に運ばれ、選択
された食物に対して適する指令に従って迅速に調理さ
れ、調理室から出され、購入者に提供される。全ては人
手の介在もなく、自動販売機の分野における専門家にと
ってよく知られた自動販売機の技術を使用して行われ
る。代りにこの迅速な調理用オーブンはレストランや職
業的なサービス会社において使用されることもできる。
【0025】 図において、特に図1と図4には、加熱空気吹き当て
とマイクロ波の両方によって食物調理品12(図3に一点
鎖線で示されている)を調理するための、この発明によ
る複合型オーブンが例示され、一般的符号10によって示
されている。 オーブン10は、調理するための食物調理品12を受け入
れるための調理室16を形成する、符号14で示されるハウ
ジングと、大量の空気を保持するように構成され、寸法
づけられた符号18で示される加熱空気室と、そして、調
理室16と加熱空気室18との間で気体の通路を選択的に提
供するための手段とから成っている。加熱空気室18は、
オーブンの好ましい外径(利用できる空間に適合するよ
うに個別化される)によって調理室16の後に位置づけら
れているように例示されているけれども、調理室16に対
して加熱空気18の位置に代えて使用することができる。
さらに詳しくは、気体通路手段は、加熱空気室18から調
理室16への加熱空気の通路のための進入導管部22と、調
理室16から加熱空気18への冷却された空気通路のための
退出導管部24の両方を有している。
【0026】 図10と11とを参照するに、加熱空気室18は調理室16と
少なくとも同じ寸法かまたはそれより大きいのが好まし
く、好適には、加熱空気18は、少なくとも0.425立方メ
ートル(1.5立方フィート)の空気を保持するように、
さらに典型的には(必ずということではないが)両方が
加熱空気室内に配置される、貯熱器26とこの貯熱器26を
高温に維持するために作動する加熱手段28に対して構成
され、かつ寸法づけられている。貯熱器26は、好適には
少なくとも27.2キログラム(60ポンド:その周囲の加熱
空気室ハウジングを除いて)の鋼や銅のような金属から
作られ、加熱空気室18内の貯熱器26と周囲の空気との迅
速な熱伝達を可能とするように、熱交換器の形状(すな
わち、最大の表面積を有する)に配置されている。貯熱
器26は、ヒートシンクまたは熱交換器として機能し、従
って、貯熱器26から空気への熱の伝達を容易にするよう
に、フィン27の間や周りの空気の移動を容易にするため
に約1.27cm(0.5インチ)の間隔を設けるようにスペー
サ29によって離され、互いに平行に走る一連のフィン27
やプレートによって適当に形成されることができる。熱
の伝達は加熱空気室18内の空気の量に対して貯熱器の表
面面積の割合を大きくすることによって大きくされる。
【0027】 貯熱器26の構成と寸法は、加熱空気室18内の空気に対
する高い比熱と高い熱容積の両方を提供するように選定
される。高い比熱は、貯熱器の単位質量が加熱空気室の
空気の多数の単位質量のウォームアップに充分な熱を渡
すことができることを確定にし、また、高い容積は、貯
熱器内に貯えられる全熱量が、それ自身が過度に冷却さ
れることなく、加熱空気室内の空気の大質量を加熱でき
ることが確実にするものである。貯熱器26は、それを構
成する材料に不利な影響を与えることなく、長時間にわ
たって所望の高温に支持することができる材料から形成
されねばならない。これらの目的に対して、銅や鋼は好
ましいものである。
【0028】 選択される材料は、また、周囲の温度から好ましくは
少なくとも370℃(700゜F)の高さの温度に耐えねばな
らない。この発明によれば、このような熱循環は、貯熱
器が典型的に殆ど1日に1回(作業日の終りに)上昇し
た予熱温度から室温にまで冷却され、実際に(冷蔵庫が
低くした冷却温度に一定に維持されるように)いつも使
用できる上昇した予熱温度に一定に維持されるのが好ま
しいので、厳しく制限されていることが理解されるだろ
う。従って、貯熱器26に使用される金属は、食物が調理
室に置かれる度毎に冷却(周囲温度)から加熱温度にま
で循環するわけでなく、一度予熱された加熱状態にある
ので、長い作業寿命を有する。貯熱器26は、勿論、好ま
しくは調理の間に、所望の温度にそれを維持することが
必要なときに周期的に再加熱され、調理特性(すなわ
ち、マグネトロンと加熱用ブロワー)を駆動するのに必
要な電力は貯熱器を加熱するための電力として同時に使
用されることはない。
【0029】 61cm(24″)×61cm(24″)×61cm(24″)の寸法を
有するオーブン10に対して、加熱空気室18は約0.057立
方メートル(2立方フィート)(空気のために利用され
るのは約0.042立方メートル(1.5立方フィート)の全体
容積のために、55.9cm(22″)×51.0cm(20″)×20.0
cm(8″)の寸法を有することができ、調理室16は、最
大直径30.5cm(12″)で最高7.6cm(3″)高さの食物
調理品12の調理のために、直径35.6cm(14″)高さ20.0
cm(8″)で全容積約0.021立方メートル(0.75立方フ
ィート)のシリンダ寸法を有する。加熱空気室18の容積
は調理室16の容積に対して大きく、加熱空気室18には充
分な予熱空気の量があることを確実にしている。従っ
て、最初に冷たい空気が調理室16内で混合しても、所望
の操作レベルにまで調理室16の空気を迅速に持って来る
ことは充分できる。好ましくは、空気のために利用でき
る加熱空気室の容積(すなわち、貯熱器26とヒータ28を
除いて)は、調理室の容積を超え、理想的には少なくと
も後者の2倍である。
【0030】 加熱手段28は、貯熱器26が加熱空気室18内の空気を加
熱し、好ましくは、少なくとも371℃(700゜F)の上昇
温度に維持するように選定し、従って、加熱空気室18
は、一度予熱されてからは、ウォームアップの時間なし
で、需要に応じて調理室16に加熱空気を供給するキルン
のように作用し、それによって、予熱されているオーブ
ン10を加熱空気吹き当てとマイクロ波の両方で調理を直
ぐにできるようにさせる。加熱手段28は、円柱状のセラ
ミックロッドの周りをワイヤが包むような従来の加熱用
コイルでよく、延長時間(典型的には1から2時間程)
にわたって電気的エネルギが与えられる場合には、貯熱
器26と加熱空気室18の空気を所望の操作温度にまで充分
に持って来ることができる。加熱手段28の円柱状のセラ
ミックロッドは、典型的には水平方向に配置されるのに
対し、貯熱器26のフィンまたはプレート27は、加熱空気
室内の空気の循環の干渉を最小にするために、典型的に
は垂直方向に配置され、コイル28の周りの電気的断熱材
28′に間隔を置いて固定される。
【0031】 予めの加熱は典型的には1日に1回起きるのみなの
で、少なくとも1時間か2時間位ゆっくりと予熱をする
ことができ、110ボルトの電力供給のみを使用するのが
好ましい。しかしながら、予熱のために必要なスタート
の時間を減少させるためにより強力な加熱用要素を使用
し、レストランのように220ボルトまたはそれ以上の電
力供給を利用することができる。加熱手段28の操作は後
述の制御装置250(図6参照)によって制御される。
【0032】 制御装置250は、サーモスタットと加熱手段28への電
力をカットオフするカットオフスイッチとを有してい
る。カットオフスイッチは、供給電力がマグネトロンに
使用される場合または加熱空気用ブロワーに使用される
場合に作用して、マグネトロンまたは加熱空気用ブロワ
ーモータへの電力供給を不充分とし、加熱手段28を同時
に作用させ、または、加熱空気室の実際の温度が“設
定”温度を超えた場合に作用する。
【0033】 図4,5および8を参照するに、加熱空気用ブロワー40
は加熱空気室18と調理室16との間の閉じたシステムで空
気を循環させるために提供され、加熱空気吹き当て機能
を提供する。ブロワー40は柔軟なベルト44によってブロ
ワーシャフト46に連結され、ブロワー42によって駆動さ
れる。ベルト連結はブロワー40からブロワーモータ42へ
の熱伝達を最小にするために、固いかまたは直接的な連
結が好ましい。なお、熱伝達はブロワーモータ42の過熱
をもたらすだろう。ブロワーモータ42は、好適には110
ボルトの電力供給で作動するが、220ボルトの電力供給
の利用性とブロワーのサイズによって220ボルトの電力
供給も使用することができる。61cm(24″)×61cm(2
4″)×61cm(24″)のオーブンに対して、12.28立方メ
ートル/min(610cu、ft/min)(10.2cm(4インチ)水
頭)の能力をもつブロワーが適当である。
【0034】 ブロワー40は、調理室16から使用された加熱空気を吸
い込み、それを再加熱と再循環のために退出導管24を通
して加熱空気室18に吹き出している。図4において、ブ
ロワー40が作動する場合には進入導管22に近接して位置
つけられたダンパー50は開放方向(実線で示されてい
る)にあり、加熱空気室18から調理室16への空気の連通
を可能としている。
【0035】 ブロワー40が操作されていない場合には、ダンパー50
は閉鎖方向(点線で示されている)にあり、加熱空気室
18から調理室16への連通を防止している(安全予防とし
て、ダンパー50は調理室のカバー80に操作的に連結され
ているので、ダンパー50はカバー80が閉じられている場
合にだけその開放方向に移動することができ、かくし
て、調理室の開口を通ってオーブンから熱の不意の逃散
を防止する)。ダンパー50は、ダンパーモータ51(図5
と6を参照)によってその両端方向の間を移動させられ
る。気体通路である進入導管22を通る加熱空気は、加熱
空気用ダクト52によって、ほぼ垂直方向に配置された吹
き当て用チューブ54を通り、食物調理品12の上部表面が
近接しているそれらのチューブ54によって調理室16に供
給される。
【0036】 加熱空気吹き当て調理の操作の原理はこの分野ではよ
く知れているので、ここでは詳細に説明する必要がない
だろう。しかしながら、加熱空気が食物調理品の近くの
冷たい空気を効率的に追い払い(特に、食物調理品が最
初に凍っている場合)そして食物調理品の表面に形成さ
れる水分を最適かつ連続的に拭い去るのに充分な圧力
で、加熱空気はブロワー40によって制限された吹き当て
チューブ54を通して吹き付けられ、これによって、加熱
空気による食物調理品の迅速な焼いた色づけやトースチ
ングが可能であるということが理解されるだろう。食物
調理品12が吹き当てチューブ54のアレイに対して直径に
おいて充分小さい場合(または、円形でない場合には、
長さと幅において)には、加熱空気の吹き当て効果は食
物調理品12の上部表面(すなわち、吹き当てチューブ54
に向き合っている表面)ばかりでなく、食物調理品12の
側部にも得ることができる。
【0037】 しかしながら、加熱空気の吹き当て調理に対しては良
く知られた問題点がある。すなわち、加熱空気の吹き当
てチューブに直接さらされた表面のみ迅速に調理され、
残りの表面(反対側の表面と恐らくは側部も)それほど
迅速には調理されない点である。このような問題点は、
食物調理品12が特別に厚いとか、食物調理品の直接さら
されない表面に対して直接さらされた表面と同じかまた
はそれ以上の加熱を要求される場合(例えば、厚い皮を
有するピザが皮の実質的な調理を必要とし、トッピング
がそれより少ない調理にしか耐えられず、トッピングが
乾燥したり、焦げたりする場合)には厳しいものであ
る。本発明は、加熱空気がその一方の表面、すなわち、
吹き当てチューブ54の側の表面のみから調理品に向けら
れるけれども、この問題を最小にしあるいは完全に避け
ることができる。
【0038】 特に、図3を参照するに、調理室16は、加熱空気室18
と吹き当てチューブ54からの加熱空気を食物調理品の第
1表面(ここでは上部表面)上に向け、それから、加熱
空気を反転させて戻し、食物調理品12の第1表面とは反
対側の第2表面(ここでは、下部底面)の実質的な部分
を横切らせるように構成しかつ寸法づけられている。食
物調理品12の水準の上方で調理室16の壁の下向き外方へ
の傾斜は、長方形や円筒形の調理室内に起こる立ち上が
り波を減少しマイクロ波の調理効率を増加させ、また、
加熱空気調理の効率(すなわち、食物調理品に対する吹
き当て加熱空気からの熱伝達)が、長方形や円筒形の調
理室内で典型的に生じるデッドゾーンを最少化すること
によって増加させられる。
【0039】 マイクロ波透過性で耐熱材料(セラミックのような)
の耐熱ディスク64は、中央の穴66を形成し、食物調理品
12の第2表面(ここでは下部表面)に接近しかつ間隔を
置く関係に配置されており、反転した加熱空気は、その
加熱空気がセラミックの耐熱ディスク64の中央の穴66に
達する前に、調理品の側部と実質的に下部表面の全半径
にわたって通過するように強制され、結局、加熱空気の
戻しダクト120とブロワー40とによって再加熱と再循環
のために加熱空気室18に導かれる。
【0040】 さらに、断面で円形または多角形(例えば、12角形)
である調理室16は、上部側壁60と下部側壁62とを有し、
この上部側壁60と下部側壁62は、食物調理品の下部表面
とセラミックディスク64の上部表面の中間において鋭角
(好ましくは60゜)を形成するように結合されている。
代替として、上部および下部側壁60,62は外側に湾曲し
た単一の側壁を形成してもよい。セラミックの耐熱ディ
スク64は、それが配置されている調理室の平面の全直径
に基本的に広がっており、その中央の穴66は、使用され
た加熱空気がそこを通り調理室から逃げ出すことがで
き、調理室16の食物調理品12の実質的な部分を横切って
通過した後、加熱空気室に戻ることができる一つだけの
通路である。正確な部分の大きさは、殆ど常に、食物調
理品12の下部表面の面積の50%より大きく、好ましくは
75%より大きく、中央の穴66と食物調理品の下部底面の
相対的な大きさに依存するものである。
【0041】 図3の左側に点線の矢印68によって例示されるよう
に、吹き当てチューブ54を出た加熱空気は食物材料12の
上部表面に突き当たり、上部側壁60に向けて上方に反転
され、それから下部側壁62に向けて下方に偏向される。
セラミックの耐熱ディスク64の上部表面は上部側壁60に
よって下方に偏向された加熱空気を妨害し、その加熱空
気が食物調理品12の下部表面とセラミックの耐熱ディス
ク64との中間を中央の穴66に達するまで径方向内側へ通
過するように、加熱空気が直ちに調理室16を出ることを
妨害している。加熱空気の食物調理品12の下部表面に沿
っての通過の間に、加熱空気は食物調理品12の底面を調
理し、このようにして、下部表面から増進された調理を
提供することができる。セラミックの耐熱ディスク64の
中央の穴66を通る加熱空気は、結局、後述の種々の空気
戻りスロット112や空気戻り孔114を経てブロワー40に戻
り、ブロワー40から退出導管24を通って再加熱と再循環
のために加熱空気室18に入る。中央の穴66、空気戻りス
ロット112および空気戻り孔114は、好ましくは、矢印の
展開状態の流れからボトルネックの流れを防止するのに
充分な大きさである。
【0042】 図3に最も良く見られるように、耐熱ディスク64は、
食物調理品12を支持する調理用トレイ82と平行に広がる
つば部と、空気戻りダクト120内の環状ウェーブ案内106
に配置され、ブロワー40に加熱空気を導く空気戻りダク
ト120の戻り孔114と連通している空気戻りスロット112
を形成している、下方に延びるクラウン部とからなる逆
さ帽子の形状を有している。好適には、セラミックの耐
熱ディスク64は、単に、棚部88(ハウジングから容易に
持ち上げて出せる)を取り外し、カバー80を持ち上げ、
調理用トレイ82を取り出し、セラミックのディスク64を
持ち上げ(したがって、そのクラウン部は環状ウェーブ
案内106の上である)、それを調理室16の開口16a(図5
参照)を通して横側へ移動させることによって、オーブ
ン内から容易に取り外し、置き換えることができる。こ
のことは、その調理の際に食物調理品12から脱落し、オ
ーブン10の外側に容易に取り外せるセラミックのディス
ク64の上に落ちるような破片状や液状物の清掃を許容す
る。
【0043】 オーブンの技術分野の専門家は、特定の調理されるべ
き食物調理品12にとって、オーブン10の全操作構造を逆
にし、したがって、加熱空気吹き当てチューブ54は、食
物調理品12の下部表面に対して加熱空気を直接強制する
ように、食物調理品12の下に配置し、セラミックの耐熱
ディスク64は、食物調理品の上部表面の半径を横切って
流れるように反転した加熱空気を強制するように、食物
調理品12の頂部の上方に配置するだろう。実際に、この
特殊な場合には、他方の表面の犠牲において一方の表面
の調理を最高にすることが望ましく、最高に調理される
べき表面が吹き当てチューブ54に直接対向して配置さ
れ、セラミックのディスク64は除去されるので、他方の
表面は軽度に調理されるに過ぎない。また、例示される
多数の吹き当てチューブ54は単なる例示にすぎず、より
多くのあるいはより少ない吹き当てチューブ54が使用さ
ること、調理品12の近接する表面からの吹き当てチュー
ブ54とセラミックのディスク64までの垂直方向の間隔
(例えば、それぞれ約10.2cm(4インチ)と約2.5cm
(1インチ))は、実際の間隔としての寸法で例示され
たものでなく、適用しようとする特定のオーブンによっ
て左右されるということが、容易に理解されるであろ
う。
【0044】 レストランのように、互いに近接して本発明による多
数のオーブンがある場合には、吹き当て調理のための加
熱空気をそれらに提供するために、種々のオーブンの調
理室を相互連結する共通の加熱空気室を有する種々のオ
ーブンを提供することによって経済的であるという目的
が達成される。共通の加熱空気室は、勿論、その貯熱器
26や加熱手段28がそうであるように、単一のオーブン10
の加熱空気室18に比して大きなサイズとされる。しか
し、種々の個々の調理室に対する共通の加熱空気室18の
要求は、多分、全ての時間にわたって平均される場合
に、共通の加熱空気室は、いかなる時にも加熱空気の極
端に高い需要に会うことが殆どないときには、単一の調
理室に対する低下した単一の加熱空気室の実体よりも
“リザーブ(reserve)”する加熱能力をより少なくす
ることができる。
【0045】 調理の際や必要でないアクセスをする時に、全面開口
16aを通じて、調理室16の内部から熱の逃散を最少とす
るために、調理室16には、調理室用カバー80(逆ボウル
形に形づけられている。)が設けられ、その下方の位置
で(図3,6および9に示され、後者では仮想線で示され
ている。)、そこを通る熱の逃散を防止するために、ド
アのように、その開口16aを閉じるように調理室16の頂
部と側部とを覆っており、その上昇位置(図4,5,8およ
び9、後者では実線)では、食物調理品12を調理室16に
装入したり取出したりするために開口が開けられてい
る。カバー80には、調理用トレイ82とその枢動機構84を
連結するアーム90の通路として穴または凹部80aが設け
られている。カバー80の上昇/下降機構81(図5,6およ
び8参照)は、その2点位置間でカバー80を移動させる
ために、制御手段250によって制御される。
【0046】 食物調理品12を調理室16に容易、安全かつ迅速に置く
ために、好適には、オーブン10には、調理用トレイ82が
設けられ、この調理用トレイ82は、ハウジング14の中に
枢動機構84によって枢動可能に装着されたり、したがっ
て、調理用トレイ82は、元来全体がオーブンの外側にあ
る棚部88(図1および4に例示されている)の装入/取
出し位置から、カバー80が開放したとき(すなわち、上
昇)に、中間位置を通って(図5に例示)調理位置(図
6に例示)に回動することができる。調理位置では、調
理用トレイ82は全体が調理室16内にあり、カバーは閉じ
られる(すなわち、下降される)。
【0047】 調理用トレイ82の支持面は、好適には、耐熱性材料で
できているスポーク付のホイールの形状をなしている。
かくして、調理用トレイ82は、好適には、複数のセラミ
ック製スポーク86に設けられた金属リングまたはホイー
ル85からなっている。この調理用トレイ82は、両端位置
のどちらかおよびその間の移動中に、同時に、食物調理
品12の下部表面とセラミックディスクの上面との間を流
れる加熱空気に対する食物調理品の下部表面の暴露に対
して最小の干渉を提供しながら、食物調理品12を支持す
る支持面を形成している。スポーク86は、ほぼ平らな方
向とほぼ垂直な方向の間で回動することができ、スポー
クが水平方向にある場合には、スポーク86が食物調理品
12を受け取って支持し、スポーク86が垂直方向に回動さ
れたときには、棚部88'に置かれたプレート99上に調理
された食物調理品を供給する(すなわち、落下させ
る)。スポーク86が調理室16内で水平位置にある場合
に、それらは、また、加熱空気が食物調理品12の下部表
面を横切らせるバッフルとして作用するものである。
【0048】 調理用トレイ82が調理室16の外側の装入/取り出し位
置に配置される時には、調理用トレイ82はハウジング14
から外方に突出する棚部88内に配置され、利用者が不用
意に触れることが出来ないが、保守と掃除のためには棚
部88全体を簡単に取り外すことが出来る。調理用トレイ
の枢動機構84と調理用トレイ82を連結するアーム90は特
別な構成のオーブンに好適な様に普通に伸縮自在に、或
は一定の長さにすることが出来るし、調理用トレイ82の
スポーク86を枢動するために制御装置250に応答する枢
動装置を有するようにすることが出来る。
【0049】 いま、図1と図4Aとを参照するに、装入皿92は、ハウ
ジング14の外方に延びる棚部88の上方の大きな中央開口
の上に配置される。装入皿92は調理用トレイ82と形状お
よび寸法が似ており、リングまたは中空車95とスポーク
96とを有しているが、調理用トレイ82と同様にオーブン
ハウジング14内に枢動することは出来ない。利用者は、
調理すべき食物製品、すなわち調理品12を装入皿92の受
け面上に置く。調理を開始するよう、例えば開始(スタ
ート)ボタン206(図2参照)が押されると、装入皿92
のスポーク96が制御装置250によって下方に枢動され、
これによって調理品12が調理用トレイ82の上に落下され
る。上述した様に、調理用トレイ82は次いで調理室16内
に回動されて、調理品12が調理され、調理用トレイ82が
次に外方に回動されて棚部88に戻される。いま、図4Bを
参照するに、調理用トレイ82のスポーク86が下方に回動
されて、棚部88の下の第2の突出部88'の上に予め置か
れた皿99の上に調理された調理品12が供給、すなわち落
下される。
【0050】 図4に明示される様に、調理用トレイ82(アーム90と
枢動機構84を介した)と装入皿92は、ハウジング14に固
着された共通のほゞ円柱状の取付支柱97によって支持さ
れている。
【0051】 この発明がオーブン10に特に適する時には、一層簡単
な調理品供給装置が関連して使用するよう説明される。
併し、この様なオーブン10を用いる自動販売機におい
て、調理品12を調理品供給部から直接に調理用トレイ82
の上に供給して調理された調理品12を調理用トレイ82か
ら利用者に供給するための装置を設けるように出来るこ
とが販売機等の当業者には明らかであろう。更に、フラ
イポテトの様な小さな調理品は耐熱マイクロ波透過調理
用トレイ内に入れることが出来るので、フライポテトが
スポーク86、96の間から落ちることが無い。
【0052】 いま、この発明のマイクロ波調理の特長に就いて考え
るに、マイクロ波オーブンは当業者に良く知られてお
り、こゝに詳細に説明する必要が無い。特に、図4と図
7〜9を参照するに、一対のマグネトロン100が設けら
れるとともに、各マグネトロン100に対応する一対の脚
部を同一水平面において有する共通のウェーブ案内102
が設けられ、各マグネトロン100が共通のウェーブ案内1
02に垂直に配置されているので、マイクロ波出力がアン
グル材のウェーブ案内102である共通の環状ウェーブ案
内の脚部内に照射される。2つのマグネトロン100のイ
ンピーダンスは、一方のマグネトロン100の出力が他方
のマグネトロン100の出力に伝達されるのを防ぐために
故意に一致しないようにされている。マグネトロン100
は110ボルトの供給電力で好適に作動されるが、レスト
ランや商店等の様に220ボルトまたはそれ以上高い供給
電力が利用できる処では、高圧の供給電力が使用できる
ので、実際に、2つのマグネトロンを単一の大きなマグ
ネトロンと取り換えて、環状のウェーブ案内102とマグ
ネトロンの間のアングル材のウェーブ案内を省略でき
る。ブロワーの様なマグネトロン冷却装置103は、冷却
空気ダクトを介してマグネトロン100に冷却空気を供給
する。
【0053】 図7に明示される様に、各ウェーブ案内102は相互に
直角な構造を成しており、各脚部は矩形のウェーブ案内
を形成しており、連結部として作用する頂部、すなわち
接続部はアングル材のウェーブ案内102の各脚部、すな
わち矩形のウェーブ案内の上に有る共通の環状のウェー
ブ案内106にマイクロ波を供給することを可能にしてい
る。各ウェーブ案内102と環状のウェーブ案内106は1つ
に溶接されていて両ウェーブ案内102と106間の放電、す
なわち両ウェーブ案内間からのマイクロ波の漏出を阻止
している。環状のウェーブ案内106はウェーブ案内106に
供給されるマイクロ波を、図3の右手の点線の矢印109
により示される様に調理用トレイ82の調理品12に向けて
上方に照射する。
【0054】 特に、接続部104とアングル材のウェーブ案内102の矩
形のウェーブ案内脚部によってマグネトロン100に連結
されている環状のウェーブ案内106の基部にヒートシー
ル110が設けられているのは、調理室106からの加熱空気
が比較的繊細なマグネトロン100に到達することはでき
ない。ヒートシールすなわち熱障壁110は、セラミック
の様なマイクロ波透過性耐熱材から造られている。この
発明の推奨実施例において、製造の場所で、マグネトロ
ン100と共通のウェーブ案内102と熱障壁110と環状のウ
ェーブ案内106とを含むマイクロ波発生伝達装置は、調
理用トレイ82の上の仮の調理品にマイクロ波を集中する
よう調理用トレイ82に対して垂直方向に上下に動くこと
が出来る。上述したマイクロ波発生伝達装置と、環状の
ウェーブ案内106が貫通して延びる戻り空気ダクト120と
の間の交差部からのマイクロ波の漏洩を防止するため
に、約12.7〜15.2cm(5〜6インチ)の金属板が周りに
延びている形のマイクロ波シール116、118が夫々設けら
れている。マイクロ波伝達装置のマイクロ波シール116
は、戻り空気ダクト120の固定のマイクロ波シール118に
接近、離反するように動くことが出来る。
【0055】 いま、図2を参照するに、同図にはオーブン制御パネ
ル200が示されており、このオーブン制御パネル200は、
発光ダイオードパネルの様な状態表示部202と、標準的
電話のプッシュボタンと同じであるが、×印と#印をM
印とA印とに夫々書き換えたデータ入力装置204と、
“開始”、“停止”、“温度”、“持続”が夫々印され
た4つのボタン206、208、210、212とを有している。
【0056】 状態表示部202は、キーすなわちプッシュボタンを介
してデータ入力装置204により入力されたデータを表示
して情報とオーブンの現状を利用者に伝える。データ入
力装置204は、数として作用する10個のデジタルキーま
たは数字キーを有している。
【0057】 データ入力装置204のM(マイクロ波の時間モード)
キーはマイクロ波照射時間の入力状態の表示を状態表示
部202に要求するもので、従って、利用者はMキーを再
び押す(キーに誤った情報を入力する)ことによって、
新しいマイクロ波時間モードを表示する前に、デジタル
キーまたは数字キーを用いて99秒までのマイクロ波照射
時間を入力できる。データ入力装置204のA(加熱空気
時間モード)キーは、加熱空気吹当て時間の入力状態の
表示を状態表示部202に要求するもので、従って、利用
者はAキーを再び押す(キーに誤った情報を入力する)
ことによって、新しい加熱空気時間モードを表示する前
に、デジタルキーまたは数字キーを用いて99秒までの加
熱空気吹当て時間を入力できる。従って、MおよびAキ
ーはシフトキーとして作用して、データ入力装置204の
デジタルキーから数字データを入力するためにオーブン
制御パネル200が特別モードを入力するように出来る。
【0058】 開始ボタン206と停止ボタン208はファンクションキー
で、他の入力を必要としない。開始ボタン206は調理サ
イクルを開始し、入力された或は実行されないマイクロ
波および加熱空気吹当て時間を使用する。実行されない
加熱空気吹当て時間は30秒であり、実行されないマイク
ロ波時間は30秒である。停止ボタン208は調理サイクル
を停止し、零に向けて秒読みするサイクル時間、すなわ
ち、他の時間として使用できる。
【0059】 残りの温度ボタン210と主調理ボタン212はシフトキー
として作用し、オーブン制御パネル200に特別モードを
入力することが出来る。温度ボタン210の作動はオーブ
ン制御パネル200に温度入力モードを入力し、これによ
って状態表示部202が第1の線上に“オーブン温度”
(すなわち、調理室内の実際のオーブン温度)を示すと
共に、第2の線上に“設定温度”(すなわち、利用者に
よって設定された温度)を示す。最初に表示されている
設定温度、利用者によって最後に入力された温度すなわ
ち実行されない温度343℃(650゜F)である場合に、利
用者は、データ入力装置204のデジタルキーを用いて−1
8℃〜537℃(0゜F〜999゜F)の範囲の好適な温度、例
えば、427℃(800゜F)を新しく入力できる。利用者
は、温度ボタン210を再び押して温度入力モードを表示
し、そして、データ入力装置204のキーにより新しい情
報を入力する。“持続”ボタン212の作動は、オーブン
制御パネル200に接続モードを入力し、これによって状
態表示部202にはオーブンが“持続モード”に有ること
が表示される。データ入力装置204のキーは、シフトモ
ードによって、管理、輸送や同様なこと等に有効な種々
な診断および関連した作用を実行できるように決められ
る。
【0060】 オーブン制御パネル200に関連した制御装置250(図
5、6参照)は、互いに時間的に関連したマイクロ波調
理装置(すなわち、マグネトロン100)を作動する装置
と吹当て発生装置(すなわち、ブロワー40)を作動する
装置とを制御する。調理品のための推奨される調理サイ
クルに基づいて、吹当て発生装置とマイクロ波調理装置
は実際に同時に作動することが出来る。しかし、マグネ
トロン100の作動と同時のブロワー40の作動は、出力波
動の原因となり、この様な出力波動を検出するために適
当に設けられた種々の安全装置を作動するので、マグネ
トロン100の作動の前に、少なくとも約2秒間ブロワー4
0を作動するのが好適である。特別な調理品に対して
は、マイクロ波と加熱空気吹当ての両調理が同時に出来
るし、1つの調理作用を他の調理作用の前に開始したり
或は後に終わるようにすることも出来る。例えば、或る
調理品(冷凍しない調理品)は加熱空気吹当て調理時間
に対してマイクロ波調理時間が比較的短いので、加熱空
気吹当て調理時間をマイクロ波調理の実施の前に開始し
て、マイクロ波調理の終わった後にまで続けることが出
来る。一般的に、両方の作用を少なくとも所定の時間同
時に行うことが出来る。
【0061】 制御装置250は、調理品12に必要とされる調理時間よ
りも実質的に長い時間、吹当て発生装置40の作動の前
(好適にはマイクロ波調理装置100と吹当て発生装置40
の作動の前)に、貯熱器26と加熱空気室18内の周囲空気
を加熱装置28に予熱させることが出来る。加熱空気室18
の寸法、加熱装置28が使用できる電力供給、加熱空気室
18内の周囲空気の所定温度および同様なもの等の種々な
要因に基づいて、オーブン10は予熱される。すなわち、
オーブン10が調理のために実際に使用される前に、加熱
装置28は所要の時間作動される。110ボルトの電力が加
熱装置28に供給されるだけの場合には、一般的に予熱時
間はオーブン10の使用の前の約1〜2時間である。予熱
の開始はタイマーによって行うことが出来るので、オー
ブン10を実際に使用するために、人が触れる前にオーブ
ン10の予熱が行われる。しかし、最も一般的には、冷蔵
庫と同様に、オーブン10をいつでも使用できるように準
備、すなわち予熱状態とすることもできる。
【0062】 貯熱器26が加熱空気室18内の空気に対して高い比熱と
高い熱容量を有しているために、貯熱器内の温度は、オ
ーブンの繰り返し使用にも拘わらず、大体一定に維持さ
れる。制御装置250による温度制御は、加熱空気室18内
の空気を監視し、この空気温度が設定温度以下に成った
時に、加熱装置28を作動させて貯熱器26を更に加熱す
る。110ボルトの制限された電力供給の場合には、加熱
装置は、マグネトロン100(或は好適にはマグネトロン1
00とブロワー40の両方)が不作動である時にだけ作動す
るように適切に制御され、これによって不都合な電力浪
費を防止することができる。代わりに、制御装置は、加
熱装置の再作動によって生じる電力浪費を最小にする目
的で、予熱の間に使用されるよりも低電圧を加熱装置の
再作動のために使用できる。
【0063】 ブロワー40とマグネトロン100の作動と不作動に加え
て、制御装置250は、調理室16への調理品の装入/取出
し、すなわち調理品の出し入れに対して種々な制御を行
う。調理品を出し入れする機構(例えば、カバーを上下
動する機構と調理用トレイの枢動機構84)の制御におい
て、制御装置250は、調理品の出し入れの際に、カバー8
0を持ち上げ、調理室外の出し入れ位置と内部の生理位
置との間で調理用トレイ82を動かす前に、ダンパー50が
閉じられることを確実にする。先に注意される様に、制
御装置250は、調理品の装入作用の後を互いに時間的に
関連してブロワー40とマグネトロン100とを作動し、調
理品を取り出す作用の前に、ブロワー40とマグネトロン
100の不作動を確実にする。また、制御装置250は、装入
皿92と調理用トレイ82の装入用のスポーク96、86の枢動
を制御する。
【0064】 110ボルトの供給電力を用いて、この発明によって達
成できる迅速な調理の例は、冷凍した調理前のピザ、冷
凍した生の薄皮ピザ、冷凍した調理前の鶏、生のハンバ
ーガー等に対する30秒間の調理であり、冷凍した調理前
のフレンチフライおよび生のビスケットに対する15秒間
の調理である。他方、生のステーキに対しては45秒間程
度とすることが出来る。従って、ファーストフードレス
トランで販売されている種類の殆どの冷蔵および冷凍調
理品は、30秒以内で調理することができる。
【0065】 図示される様に、エネルギー源(すなわち、マイクロ
波と空気加熱)は、上下両側から調理室16内に入り、マ
イクロ波が入る時に同じ側(例えば、この場合には下
部)から空気が流入する。当業者に明らかな様に、別の
実施例では、エネルギー源は同一方向または直角方向か
ら入ることが出来る。
【0066】 この発明に従ったオーブンの作動は、一般的なファー
ストフードレストランにおいて、比較的馴れていない利
用者が使用するのに十分に簡単である。利用者は装入用
の装入皿92の上に調理すべき冷蔵または冷凍した調理品
12を置く。もし、必要ならば、利用者はデータ入力装置
204のデジタルまたは数字キーのMキーを使ってマイク
ロ波調理時間を変えるか、或はAキーを用いて加熱空気
吹当て時間を変える。同様に、利用者は工場で設定され
た不実行値を入力する。多分、制御パネル200の温度ボ
タン210を用いて、予定された“設定”温度にオーブン
が既に設定されていたり、データ入力装置204のデジタ
ルキーは不実行値の設定に限られる。利用者は開始ボタ
ン206を押すだけで、全処理の作動が自動的に設定され
るようにする。
【0067】 次いで、カバー80がカバー昇降装置81によって開放持
ち上げ位置に動かされ、枢動機構84によって調理用トレ
イ82が調理室16から突出する棚部88へと外方に回動され
る。装入皿92のスポーク96が次に垂直方向に回動して、
調理品12を装入皿92から棚部88内の調理用トレイ82の支
持面すなわち水平に置かれたスポーク86の上に落下され
る。調理用トレイ82は次に枢動機構84によって調理室16
へと内方に回動される。調理品12と調理用トレイ82が調
理室16内に一旦置かれると、カバー80は下方の閉鎖位置
に動かされ、加熱空気室と連通する気体通路すなわち進
入導管内のダンパー50は開放方向に枢動される。
【0068】 次いで、制御パネル200に入力されたサイクル時間
(不実行値)に従って、マグネトロン100と加熱空気ブ
ロワー40とが作動される。マグネトロン100によって発
生するマイクロ波は、アングル材のウェーブ案内102で
ある矩形のウェーブ案内脚部に向けられ、次いで、セラ
ミック製のヒートシール110に向けられてヒートシール1
10を通り、環状のウェーブ案内106内に向けられる。こ
の環状のウェーブ案内106は、このウェーブ案内106から
放射されるマイクロ波がセラミック円板すなわち耐熱デ
ィスク64を通って調理品12に集中するのを確実にするよ
うに、工場で予め調節されている。ブロワー40は、加熱
空気室18の既に予熱された空気が加熱空気ダクト52を通
して加熱空気吹当て管54から吹き出されるように作動す
る。
【0069】 加熱空気吹当て管54からの加熱空気の噴流は、調理品12
の上面に当たって反転し、(一部は側部に当たり、)こ
の反転した加熱空気の流れは、調理室16の調理品12の上
方の上部側壁60を指向し、この上部側壁60の傾斜面によ
り下部側壁62に向けて下方に偏向される。更に、偏向さ
れた加熱空気は、セラミック円板である耐熱ディスク64
によって遮られて、その中央の開口66を通って調理室16
から流出する迄、調理品12の下部表面に沿って径方向内
方に耐熱ディスク64により案内される。中央の開口66か
ら流入した加熱空気は、ヒートシール110によりマグネ
トロン100方向に向けての進入は遮断され、従って、セ
ラミック製耐熱性ディスク64の戻りスロット112を通っ
て戻しダクト20の戻り孔114に入り、ブロワー40を介し
て再加熱および再サイクルのために加熱空気室18に戻
る。吹当て管54が調理品12の上部表面と側部を吹当て空
気に調節に露呈しない場合でも、ブロワー40は調理品12
の上部表面60から反転された加熱空気が調理品12の側部
の周りから下方に引かれ、次いで、調理品12の下部表面
を横切るように成すものである。
【0070】 調理品12が調理された時に、調理装置を終了するよう
最後の部分によって(或は利用者によって押される停止
ボタンにより)決められた様に、ダンパー50が閉鎖位置
に動かされ、カバー80が上方の開放位置に持ち上げら
れ、調理用トレイ82が調理室16から棚部88に戻るように
外方に回動されること等によって装入作用が逆に行われ
る。調理用トレイ82が棚部88に一旦返されると、調理用
トレイ82のスポーク86は垂直方向を回動し、調理された
調理用12が棚部88から棚部88'上の皿99の上に落とされ
る。調理用トレイ82は、次いで調理室16内の元の位置に
戻され、調理用16内に熱を蓄えるように、カバー80が閉
じた位置である下方に下げられる。
【0071】 調理用トレイ82自体に利用者が触れることがないの
で、利用者が火傷する危険が避けられる。同様に、ダン
パー50とカバー80がオーブン10からの加熱空気の漏出を
最小にするので、オーブンの作動が経済的である。各調
理の後に、加熱空気室が、サイクルを再開はしないが、
加熱装置により昇温された温度(1日に1度だけは冷却
される)に維持されているために、オーブンの管理は最
小化される。
【0072】 制御装置250により、マグネトロン100とブロワー40が
不作動にされ、加熱空気室18が閉鎖位置に戻ったダンパ
ー50によって封止されると、制御装置250は加熱空気室1
8内の空気を必要な“設定”温度に戻すように加熱装置
を作動するように制御することが理解されよう。
【0073】 また、この発明のオーブンがマイクロ波と加熱空気吹
当てとの両方を用いる複合調理や、マイクロ波調理だけ
(単にブロワー40を作動しないことによる)、或は加熱
空気吹当て調理だけ(単にマグネトロン100を作動しな
いことによる)に利用できることが当業者には容易に明
らかであろう。オーブンが複合利用を意図しない時に
は、意図した部分に適さない部分は製造費用を安くする
よう除去できるし、或は代わりに、別の作動モード(他
の単一作用か複合作用のいずれか)にオーブンを後日に
切り換え出来るように維持できる。
【0074】 例えば、冷凍された調理品が、実質的な内部加熱を必
要とする加熱空気吹当てだけを用いる非複合オーブンに
拡張された調理サイクルを必要とするだろう。併し、内
部調理よりも一層の外部調理を必要とする調理品は、マ
イクロ波の削除を受けない。例えば、調理品が予調理し
た冷凍フレンチフライ等の大きな表面積対体積比を有す
る場合に、急速に移動する加熱空気は、約30秒(マイク
ロ波調理する場合に行われる時間の約2倍)でマイクロ
波なしで歯切れのよい外側面を持ったフレンチフライを
造ることが出来る。従って、特に、大きな表面積対体積
比を有した冷凍調理品はこの様なオーブンに多量に使用
できるが、非複合オーブンは、専らではないが、冷凍し
ない調理品に主に有効である。
【0075】 要約すると、この発明は、多くの冷凍または冷蔵調理
品を30秒以内で調理するために、加熱空気吹当ておよび
マイクロ波調理を用いる複合オーブンの様な迅速調理オ
ーブンや、或はほとんどの冷蔵調理品を1分以内で一般
的に調理できる非複合オーブンを提供するものである。
推奨実施例では、オーブンは110ボルトの電力供給で作
動でき、製造、使用、管理等に対して安全で、簡単で且
つ経済的である。また、複合オーブンは、加熱空気吹当
てだけで調理する迅速調理非複合オーブンや、加熱空気
吹当て調理だけを行うよう用いる別個の非複合オーブン
として使用することも出来る。
【0076】 さて、この発明の推奨実施例が詳細に図示説明された
が、種々の変形および改良が当業者には容易であること
が明らかであろう。従って、この発明は、その保護の範
囲と精神は広く構成されて、添付の請求の範囲によって
のみ制限されるべきであり、上述の説明によっては制限
されない。 [図面の簡単な説明]
【図1】 図1は、この発明に従うオーブンの斜視図である。
【図2】 図2は、図1のオーブンの制御パネルの正面図であ
る。
【図3】 図3は、調理室と使用の際の加熱空気とマイクロ波の
通路を点線で示したその関連する周辺の部分正面図であ
る。
【図4】 図4は、図1の先4−4に沿った断面図である。
【図4A】 図4Aは、装入を示す装入/取出し機構の部分断面図で
ある。
【図4B】 図4Bは、取り出しを示す装入/取出し機構の部分断面
図である。
【図5】 図5は,図4の線5−5に沿った断面図である。
【図6】 図6は、図4の線6−6に沿った断面図である。
【図7】 図7は、図4の7−7に沿った断面図である。
【図8】 図8は、図4の線8−8に沿った断面図である。
【図9】 図9は、図4の線9−9に沿った部分断面図である。
【図10】 図10は、加熱空気室のみの前からの正面図である。
【図11】 図11は、図10の線11−11に沿った断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウィンケルマン、アール・アール アメリカ合衆国、テキサス州 75044、 ガーランド、ウォーターサイド・コート 3009 (56)参考文献 特開 昭63−193491(JP,A) 特開 平3−144220(JP,A) 実開 平1−131901(JP,U) 実開 昭56−47403(JP,U) 米国特許4154861(US,A) 米国特許4338911(US,A) 欧州公開358344(EP,A1) 欧州特許437344(EP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24C 1/02 310 F24C 1/00 360

Claims (39)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】調理するための食物調理品を受け入れるた
    めに採用される所定の容積の調理室と、多量の空気を保
    持するように構成され、かつ寸法付けられた加熱空気室
    と、両室間に気体通路を選択的に提供する装置とを形成
    するハウジング、 調理室内の調理品をマイクロ波調理すべく作動可能なマ
    イクロ波調理装置、 調理室内の調理品に加熱空気室からの空気の吹当てを発
    生させるために作動可能な吹当て発生装置、 加熱空気室と関連している貯熱器とこの貯熱器を高温に
    維持する加熱装置、 調理時間中、マイクロ波調理装置と吹当て発生装置とを
    作動する相互の時間を制御する制御装置、 加熱空気室からの空気が調理室内の調理品の1つの面だ
    けとその両側に向けられ、その後、この空気が調理品の
    前記1つの面と反対側の面の実質的部分を横切って加熱
    空気室への戻しダクトに入るように構成され、かつ寸法
    付けられた調理室、 から成る加熱空気吹当てとマイクロ波調理の両方によっ
    て調理するオーブン。
  2. 【請求項2】前記マイクロ波調理装置は、一対のマグネ
    トロンと、同一水平面において直角を成す一対の脚部を
    有する共通の環状のウェーブ案内とを有し、これらのマ
    グネトロンは相互に直角をなす位置に配置されかつマイ
    クロ波出力を共通の環状ウェーブ案内の各脚部に供給す
    る請求項1記載のオーブン。
  3. 【請求項3】前記調理室は、加熱空気が調理品の前記反
    対側の面を半径方向に沿って通過するまで、調理室から
    加熱空気室への空気の通路を制限するための通路制限装
    置を有する請求項1記載のオーブン。
  4. 【請求項4】前記マイクロ波装置は、調理品の前記反対
    側の面に向けてマイクロ波を指向させる請求項1記載の
    オーブン。
  5. 【請求項5】前記通路制限装置は、中央に孔が穿けられ
    た耐熱ディスクである請求項4記載のオーブン。
  6. 【請求項6】前記調理室は、調理品の上に下向き外方に
    延びる上部側壁と、調理品の下に下向き内方に延びる下
    部側壁とを有し、この上部および下部側壁は、加熱空気
    が調理品の1つの面で反転してからその反対側の面を横
    切る前に、この反転した少なくとも幾らかの加熱空気が
    この上部および下部側壁の両方において偏向するように
    構成され、かつ寸法付けられている請求項1記載のオー
    ブン。
  7. 【請求項7】前記加熱空気室は、貯熱器と加熱装置に加
    えて少なくとも0.425立方メール(1.5立方フィート)の
    容積を有している請求項1記載のオーブン。
  8. 【請求項8】前記加熱空気室は、貯熱器と加熱装置に加
    えて調理室の容積よりも大きな容積を有している請求項
    1記載のオーブン。
  9. 【請求項9】前記貯熱器は、少なくとも27.2キログラム
    (60ポンド)の金属からなる請求項1記載のオーブン。
  10. 【請求項10】前記制御装置が、マイクロ波調理装置の
    作動とほゞ同時に吹当て発生装置を作動させる請求項1
    記載のオーブン。
  11. 【請求項11】前記制御装置が、所定時間同時に作動す
    るように吹当て発生装置とマイクロ波調理装置とを作動
    させる請求項1記載のオーブン。
  12. 【請求項12】前記制御装置が、マイクロ波調理装置の
    作動の前に、少なくとも約2秒間吹当て発生装置を作動
    させる請求項1記載のオーブン。
  13. 【請求項13】前記制御装置が、吹当て発生装置の作動
    の前に、少なくとも1時間貯熱器と加熱空気室内の空気
    の予熱を加熱装置に行わせる請求項1記載のオーブン。
  14. 【請求項14】加熱空気室と調理室間に気体通路を選択
    的に設ける装置は、調理室がシールされない時に、加熱
    空気室から調理室への加熱空気の移動を防止し、これに
    よって調理室を経て加熱空気室から逃げる加熱空気を防
    止する請求項1記載のオーブン。
  15. 【請求項15】貯熱器と加熱空気室内の空気とが予熱さ
    れている時には、30秒以内で調理室内に置かれた冷凍食
    品を調理し、こんがりと焼く能力を有することを特徴と
    する請求項1記載のオーブン。
  16. 【請求項16】前記加熱装置は、加熱空気室内の空気を
    少なくとも371℃(700゜F)に予熱できる能力を有して
    いる請求項1記載のオーブン。
  17. 【請求項17】110ボルトの電力供給で作動する能力を
    有することを特徴とする請求項1記載のオーブン。
  18. 【請求項18】前記制御装置は、吹当て発生装置を作動
    する前と、マイクロ波調理装置の不作動の後にだけ、貯
    熱器と加熱空気室内の空気とを予熱するように加熱装置
    を作動させる請求項1記載のオーブン。
  19. 【請求項19】前記制御装置は、吹当て発生装置を作動
    する前と、マイクロ波調理装置と吹当て発生装置との不
    作動の後にだけ、貯熱器と加熱空気室内の空気とを予熱
    するように加熱装置を作動させる請求項1記載のオーブ
    ン。
  20. 【請求項20】調理室内の調理位置と調理室外の装入/
    取出し位置との間を移動できる調理用トレイを有し、こ
    の調理用トレイは調理品を支持したり、支持しないで調
    理品を落下することが出来るように支持位置と放出位置
    との間を動くことの出来る支持面を有し、この支持面は
    調理皿が装入/取出し位置に在る時にだけ、調理品の支
    持位置から放出位置に動くことが出来る請求項1記載の
    オーブン。
  21. 【請求項21】前記調理用トレイが装入/取出し位置に
    在る時に、その上方に配置される装入皿を有し、この装
    入皿は、調理品を支持する支持位置と調理品を支持しな
    いで調理品を落下することの出来る調理品放出位置との
    間を動くことが出来る調理品受け面を有し、この調理品
    受け面は調理用トレイが装入/取出し位置に在る時にだ
    け、調理品支持位置から調理品放出位置に動くことが出
    来る請求項20記載のオーブン。
  22. 【請求項22】調理するための食物調理品を受け入れる
    ために採用される所定の容積の調理室と、調理室の容積
    と実質的に関連する多量の空気を保持するように構成さ
    れ、かつ寸法付けられた加熱空気室と、両室間に気体通
    路を選択的に提供する装置とを形成し、調理室が、加熱
    空気室からの加熱空気が調理室内の調理品の1つの面に
    おいて反転し、この反転した空気が調理品の反対側の面
    に向けて偏向し、この面を横切って加熱空気室に戻るよ
    うに構成され、かつ寸法付けられているところのハウジ
    ング、 一対のマグネトロンと、同一水平面において直角に成っ
    た一対の脚部を有する共通の環状ウェーブ案内とを有
    し、これらのマグネトロンは相互に直角をなす位置に配
    置されかつマイクロ波出力を共通の環状ウェーブ案内の
    各脚部に供給し、調理品の反対側の面に向けてマイクロ
    波を指向させる、調理室内の調理品をマイクロ波調理す
    るための作動可能なマイクロ波調理装置、 調理室内の調理品へ加熱空気室の空気の吹当てを発生さ
    せるために作動可能な吹当て発生装置、 加熱空気室内の空気に対して高い比熱と高い熱容量の貯
    熱器およびこの貯熱器を少なくとも371℃(700゜F)に
    維持するための加熱装置、 マイクロ波調理装置を作動するために、吹当て発生装置
    作動の前に貯熱器と空気加熱室内の空気とを予熱するた
    めに加熱装置を作動すると共に、このマイクロ波調理装
    置と吹当て発生装置を所定時間同時に作動させるための
    制御装置、 から成り、これによって、前記吹当て発生装置の作動
    で、加熱空気室から気体通路を介して調理室内の調理品
    に予熱された加熱空気の吹当てを生じさせ、貯熱器と加
    熱空気室内の空気とが予熱されている時には、調理室内
    に置かれた殆どの冷凍調理品を調理してこんがりと焼く
    能力を有することを特徴とする、加熱空気吹当てとマイ
    クロ波調理との両方により調理するための複合オーブ
    ン。
  23. 【請求項23】調理するための調理品を受け入れること
    が出来る調理室であって、加熱空気室からの加熱空気が
    調理室内の調理品の1つの面において反転し、この反転
    した空気が調理品の反対側の面に向けて偏向し、この面
    を横切って加熱空気室に戻るように構成され、かつ寸法
    付けられている調理室を形成するハウジング、 一対のマグネトロンと、同一水平面において直角を成す
    一対の脚部を有する共通の環状ウェーブ案内とを有し、
    これらのマグネトロンは相互に直角をなす位置に配置さ
    れ、かつマイクロ波出力を共通の環状ウェーブ案内の各
    脚部に供給し、調理室内の調理品をマイクロ波調理する
    ために作動可能なマイクロ波調理装置、 マイクロ波調理装置を作動するための制御装置、 から成る、マイクロ波調理によって調理品の少なくとも
    一部を有するオーブン。
  24. 【請求項24】調理するための調理品を受け入れること
    が出来る所定の容積を有する調理室であって、加熱空気
    室からの加熱空気が調理室内の調理品の1つの面におい
    て反転し、この反転した空気が調理品の反対側の面に向
    けて偏向し、この面を横切って加熱空気室に戻るように
    構成され、かつ寸法付けられている調理室と、多量の空
    気を保持するよう構成され、かつ寸法付けられた加熱空
    気室と、両室間に気体通路を選択的に提供する装置とを
    形成するハウジング、 調理室内の調理品に加熱空気室からの加熱空気の吹当て
    を発生させるように作動可能な吹当て発生装置、 加熱空気内と連動していて加熱空気室内の空気に対して
    高い比熱と高い熱容量の貯熱器およびこの貯熱器を高温
    に維持する加熱装置、 吹当て発生装置を作動すると共に、この吹当て発生装置
    の作動の前に、貯熱器と加熱空気室内の空気の予熱を始
    めるように加熱装置を作動するための制御装置、 から成る、加熱空気吹当てによって調理するオーブン。
  25. 【請求項25】加熱空気が調理品の反対側の面の半径に
    沿って通過するまで、調理室から加熱室への空気通路を
    制限する通路制限装置を更に有する請求項24記載のオー
    ブン。
  26. 【請求項26】前記通路制限装置は、中央に孔が穿けら
    れた耐熱ディスクである請求項25記載のオーブン。
  27. 【請求項27】前記調理室は、調理品の上に下向き外方
    に延びる上部側壁を有している請求項24記載のオーブ
    ン。
  28. 【請求項28】前記空気加熱室は、貯熱器と加熱装置に
    加えて、少なくとも0.425立方メートル(1.5立方フィー
    ト)の容積を有している請求項24記載のオーブン。
  29. 【請求項29】前記空気加熱室は、貯熱器と加熱装置に
    加えて、調理室の容積よりも大きな容積を有している請
    求項24記載のオーブン。
  30. 【請求項30】前記貯熱器は、少なくとも27.2キログラ
    ム(60ポンド)の金属からなる請求項24記載のオーブ
    ン。
  31. 【請求項31】前記制御装置は、吹当て発生装置の作動
    の前に、貯熱器と空気加熱室内の空気とを予熱するよう
    に加熱装置を作動させる請求項24記載のオーブン。
  32. 【請求項32】加熱空気室と調理室間に気体通路を選択
    的に設ける気体連通装置は、調理室がシールされない時
    に、加熱空気室から調理室への加熱空気の連通を防止し
    て、これによって調理室を経て加熱空気室からの加熱空
    気の漏出を減少させるところの請求項24記載のオーブ
    ン。
  33. 【請求項33】貯熱器と加熱空気室内の空気とが予熱さ
    れる時に、1分以内で調理室内に置かれた冷凍または冷
    蔵調理品を調理して、こんがりと焼く能力を有すること
    を特徴とする請求項24記載のオーブン。
  34. 【請求項34】前記加熱装置は加熱空気室内の空気を少
    なくとも371℃(700゜F)に予熱する能力を有している
    請求項24記載のオーブン。
  35. 【請求項35】110ボルトの電力供給で作動する能力を
    有することを特徴とする請求項24記載のオーブン。
  36. 【請求項36】調理室内の調理位置と調理室外の装入/
    取出し位置との間を移動できる調理用トレイを有し、こ
    の調理用トレイは調理品を支持したり、支持しないで調
    理品を落下することが出来る支持面を有し、この支持面
    は調理用トレイが装入/取出し位置に在る時にだけ、調
    理品の支持位置から放出位置に動くことが出来る請求項
    24記載のオーブン。
  37. 【請求項37】調理用トレイが装入/取出し位置に在る
    時に、調理用トレイの上方に位置する装入皿を有し、こ
    の装入皿は、調理品受け面が調理品を支持する支持位置
    と、調理品受け面が調理品を支持しないで調理品を落下
    することが出来る調理品放出位置との間を動くことが出
    来る調理品受け面を有し、この調理品受け面は、調理用
    トレイが装入/取出し位置に在る時にだけ調理品支持位
    置から調理品放出位置に動くことが出来る請求項36記載
    のオーブン。
  38. 【請求項38】調理するための食物調理品を受け入れる
    ことが出来る所定の容積の調理室であって、加熱空気室
    からの加熱空気が調理品の1つの面において反転し、こ
    の反転した空気が調理品の反対側の面に向いて偏向し、
    この面を横切って加熱空気室に戻るように構成され、か
    つ寸法付けられている調理室と、多量の空気を保持する
    よう構成されて寸法付けられた加熱空気室と、両室間に
    気体通路を選択的に提供する装置とを形成するハウジン
    グ、 調理室内の調理品へ加熱空気室からの空気の吹当てを発
    生させるために作動可能な吹当て発生装置、 加熱装置内に配置された、空気に対して高い比熱と高い
    熱容量の貯熱器、およびこの貯熱器を少なくと317℃(7
    00゜F)に維持するために110ボルトの電力供給で作動可
    能な加熱装置、 吹当て発生装置の作動の前に、少なくとも1時間貯熱器
    と空気加熱室内の空気を予熱するように加熱装置を作動
    するための制御装置、 から成り、これによって、前記吹当て発生装置の作動
    で、加熱空気室から連通装置を介して調理室内の調理品
    に予熱された空気の吹当てを生じさせ、貯熱器と加熱空
    気室内の空気とが予熱されている時に、1分以内で調理
    室内に置かれた殆どの冷凍または冷蔵調理品を調理して
    こんがりと焼く能力を有することを特徴とする、加熱空
    気吹当てにより調理するためのオーブン。
  39. 【請求項39】調理するための食物調理品を受け入れる
    ことが出来る調理室と、多量の空気を保持するように構
    成され、かつ寸法付けられている加熱空気室と、両室間
    に気体通路を選択的に提供する気体連通装置とを形成
    し、前記調理室は、加熱空気室からの加熱空気を調理室
    内の調理品の1つの面に吹当てて反転させ、その後に、
    この反転した空気を調理品の反対側の面を横切らせて、
    加熱空気室に戻すように構成され、かつ寸法付けられ、
    更に、空気が調理品の反対側の面の半径に沿って通過す
    るまで、調理室から加熱空気室への空気の通路を制限す
    る中央に孔が穿けられた耐熱ディスクを有しているとこ
    ろのハウジング、 加熱空気室から調理室内への調理品への空気の吹当てを
    発生するための作動可能な吹当て発生装置、 加熱空気室と連動した貯熱器、および該貯熱器を高温度
    に維持する加熱装置、 吹当て発生装置を作動するための制御装置、 から成る、加熱空気吹当て調理によって調理品の少なく
    とも一部を調理するためのオーブン。
JP50617793A 1991-09-17 1992-09-15 迅速な料理用オーブン Expired - Fee Related JP3502094B2 (ja)

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